JP2556808Y2 - 可変共鳴型消音器 - Google Patents

可変共鳴型消音器

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JP2556808Y2
JP2556808Y2 JP1991028586U JP2858691U JP2556808Y2 JP 2556808 Y2 JP2556808 Y2 JP 2556808Y2 JP 1991028586 U JP1991028586 U JP 1991028586U JP 2858691 U JP2858691 U JP 2858691U JP 2556808 Y2 JP2556808 Y2 JP 2556808Y2
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JP1991028586U
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Inventor
浩之 川俣
Original Assignee
株式会社テネックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はエンジンに装着される
可変共鳴型消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来エンジンの吸気又は排気用のエアダ
クトに共鳴箱を連結した共鳴型消音器が用いられてい
る。一方、エンジンの回転数が変化すれば騒音の周波数
が変化し、共鳴させて消音すべき周波数が異ってくるの
で、例えば特開昭63ー179174号公報に開示され
たように、エアダクトと共鳴箱を連結する連通管を2本
設け、その一方に開閉弁を設け、これを開閉させて連通
管の全断面積を2段に切替えて、共鳴する周波数を2種
類にして対応させようとするものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の消音器では共鳴
する周波数が2種に限られるうえ、連通管を2本設けな
ければならない。また仮に2本の連通管の断面積を異な
らせてそれぞれ開閉することとすれば開閉弁機構を2組
設けなければならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案の可変共鳴型消
音器は共鳴型消音器の連通管を、管軸方向に設けた仕切
壁によって、断面積の異なる第1、第2通路に区両し、
仕切壁の端に沿って設けた回動軸に断面積の大きな方
の通路を開閉可能な大きさの板弁を固定し、板弁の回
動によって第1、第2両通路を開放、および第1、第2
通路が個別に閉塞されるようにしたものである。
【0005】
【作用】板弁は回動することにより第1第2通路
開、第1通路開第2通路閉および第1通路閉第2通
路開の3位置をとって、連通管断面積を3段階に切り替
える。共鳴消音器は連通管の断面積を変化させれば共鳴
周波数が対応して変化するものであるから、板弁の位置
の切替えをエンジン回転数に応動させることにより、エ
ンジン回動数に応じて消音に適した共鳴周波数を選択で
きる。しかも弁機構は1組でよい。
【0006】
【実施例】図1のようにエンジンのエアクリーナ20の
インレットパイプ21にエアダクト22を接続する。合
成樹脂製の共鳴箱2を連通管3でエアダクト22に連通
させ、連通管3内に仕切壁4、板弁5を設けて可変共鳴
型消音器1を形成する。仕切壁4は合成樹脂製の連通管
3と一体に成形され軸方向に連通管3内を第1通路6、
第2通路7に区分する。第1通路6の断面積は第2通路
7の断面積より大である。仕切壁4の下端に沿い、連通
管3の管壁の軸孔に軸支される回動軸8を設け、板弁5
の基部を固定する。図2のように連通管3の断面形状は
ほぼ矩形をなし、板弁5は第1通路6内面に内接する形
状である。板弁5は図1のA,B,Cの3位置によって
連通管3内の断面積を、広(全開)、狭、中間広さ、の
3段階に切り替える。図3に示す仕切壁10のように下
端が連通管の内方になっていてもよい。この場合板弁1
1は、図3Dのように傾斜位置で第2通路7を閉じる。
また、図4のように連通管12が円形の場合は板弁13
は半円より大なる形状となり、図5に示すように仕切壁
4の延長上の位置Eで連通管12を全開とする。以上の
例の他、板弁の形状とその3位置の姿勢は特に限定され
るものではない。
【0007】板弁5は回動軸8の回動により作動する。
図2のように回動軸8の一端にギヤ14を設け、ステッ
プモータ16に取付けたピニオン15と噛み合わせて駆
動する。ステップモータ16は、回転数センサ(図示せ
ず)の信号入力を受けて板弁の位置を選定する電子制御
装置17によって制御される。この他、吸気管負圧で作
動する負圧モータの作動をロッドに取り出し、ロッドと
回動軸の間にリンク装置を設けて回動軸を作動させるよ
うにしてもよく、任意の切替手段でよい。
【0008】
【考案の効果】この考案の可変共鳴型消音器は1本の連
通管を仕切壁で区切り、一つの弁で3段階の共鳴周波数
を選択できるようにしたのでエンジン回転数に応じて変
わる騒音に対し、共鳴周波数を3種類から選択して広域
な騒音周波数に対し消音作用を適合させることができ
る。しかも構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案の実施例を示す図である。
【図2】図1の例の板弁を示す図である。
【図3】他の実施例の要部を示す図である。
【図4】連通管の他の例を示す図である。
【図5】図4の例の板弁の位置を示す図である。
【符号の説明】
2 共鳴箱 3、12 連通管 4、10 仕切壁 5、11、13 板弁 6 第1通路 7 第2通路 8 回動軸 22 エアダクト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気又は排気が流通するエア
    ダクトと共鳴箱とを連通管で連通させた消音器におい
    て、連通管を管軸方向に仕切り断面積の異なる第1、第
    2通路に区画する仕切壁を設け、仕切壁の端に沿って
    設けられた回動軸に断面積の大きな方の通路を開閉可能
    な大きさの板弁を固定し、板弁の回動によって第1、
    第2両通路を開放、および第1、第2通路を個別に閉塞
    可能にした可変共鳴型消音器。
JP1991028586U 1991-03-29 1991-03-29 可変共鳴型消音器 Expired - Lifetime JP2556808Y2 (ja)

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JPH04117131U JPH04117131U (ja) 1992-10-20
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JPS592912U (ja) * 1982-06-29 1984-01-10 日野自動車株式会社 オイルレベルゲ−ジのガイド装置
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