JPH0755322B2 - 溝形鋼の製造方法 - Google Patents

溝形鋼の製造方法

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JPH0755322B2
JPH0755322B2 JP25831285A JP25831285A JPH0755322B2 JP H0755322 B2 JPH0755322 B2 JP H0755322B2 JP 25831285 A JP25831285 A JP 25831285A JP 25831285 A JP25831285 A JP 25831285A JP H0755322 B2 JPH0755322 B2 JP H0755322B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/095U-or channel sections

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱間孔型圧延加工と冷間成形加工とを組合わせ
て、ビレット又は板材から溝形鋼を製造する方法に関す
る。
(従来の技術) 一般に普通鋼などの素材として溝形鋼を製造する場合、
熱間孔型圧延によって所望の最終形状の溝形鋼に成形し
ていた。しかしステンレス鋼なかでもSUS304などのオー
ステナイト系ステンレス鋼などにおいては、前記鋼に比
較して変形能が小さく、高温での変形抵抗が大きく、焼
付きが発生し易いため、前記熱間孔型圧延において成形
した場合、製品に表面疵が多く発生するとともに圧延ロ
ールが早期に摩耗するなどの欠点が有り、実用に供し得
ないものであった。
したがって、従来SUS304などのステンレス鋼を素材とし
て溝形鋼を製造する場合、一般には大変非能率ではある
が、2本のアングルを長手方向に平行に並べ、突合わせ
溶接を行い、ついで表裏に形成されたビードを切削によ
って除去し、溝形鋼を製造している。
また、成形されたオーステナイ系ステンレス鋼からなる
溝形鋼は、加工によって生じた内部応力を除去し、かつ
熱間加工により析出した炭化物を固溶させるため固溶化
熱処理を行い、その後矯正を行い、ついで端部を切断し
出荷されている。
しかしながら、前記の固溶化熱処理によって長尺の溝形
鋼は変形したり大きな曲がりが生じたりし、後工程の矯
正で多大の人工を要していた。
(解決しようとする問題点) このように、従来のステンレス溝形鋼の製造方法におい
ては生産性が悪く、かつコスト的にも非常に高いものに
なるにもかかわらず溶接により製造されており、また、
熱処理後の矯正に多大の人手を要しており、近年、ステ
ンレス溝形鋼が建築用材料、装飾材料としての需要が増
加していることと併せて、安価なステンレス溝形鋼の製
造法の開発が強く要望されていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は従来の孔型圧延、ニュバーサル圧延における上
記欠点に鑑みてなしたもので、本発明者等はオーステナ
イト系ステンレス鋼が他鋼種に比べて変形能が悪く、か
つ高温での変形抵抗が高く容易に焼付きが発生し易いと
いう材料的要因と、圧延時フランジ部においてロール周
速に大きな差が生じ、フランジ部に焼付きが発生し易い
という成形上の要因および熱処理時の曲りについて考慮
し、本発明は溝形鋼の製造方法において、互いに配設さ
れ、少なくとも一方が駆動装置によって回転させられる
所定の孔型を形成した二重圧延ロールでもって、所定温
度に加熱された圧延素材に孔型熱間圧延加工を施し、一
対のフランジ部およびウエブ部が直線状で、かつフラン
ジ部とウエブ部とが連結する隅角部に相当する箇所に直
角な突出部を形成し、さらに突出部の裏面側に曲率半径
がフランジ部の板厚の2倍以上の凹部を形成し、フラン
ジ部およびウエブ部の肉厚が製品寸法と同一の厚さであ
る中間製品を成形する。そして、前記中間製品を直ちに
連続して巻取るまでの一連の工程を第1工程として施
す。ついでコイル状態のまま固溶化熱処理を施した後、
冷却するまでの一連の工程を第2工程として施す。つい
で冷間成形により互いに平行に配設された複数組の冷間
成形ロールでもって、前記中間製品のウエブ部と直線状
の一対のフランジ部をすくなくとも2パス以上冷間成形
し、フランジ部をウエブ部と直角とし、かつ平行なフラ
ンジ部と平坦なウエブ部に成形する冷間成形加工による
第3工程を施すことにより、溝形鋼を形成することを特
徴とするものである。
そして本発明はビレット、平鋼などの圧延素材から横断
面が前記のような中間素材を孔型圧延によって成形する
に、互いに平行に配設され、少なくとも一方が駆動装置
によって回転させられる圧延ロールを用いて、フランジ
部におけるロール周速差を小さくするため、一対のフラ
ンジ部をウエブ部と同様に直線状となすものである。
かつ、本発明は熱間圧延加工により成形された中間製品
を直ちに巻取り、コイル化することにより、固溶化熱処
理による変形、曲りを防止し、かつ矯正における材料の
供給、取出しを容易にするものである。
さらに本発明は前記中間製品から互いに平行なフランジ
部と、フランジ部と直角で平坦なウエブ部を有する溝型
鋼を冷間ロール加工するに、被加工材であるオーステナ
イト系ステンレス鋼は冷間加工により著しく加工硬化す
る特性があり、1パスで所望の加工量が得られ難しいこ
とを考慮し、互いに平行に配設させられた冷間ロールに
よるパス回数を少なくとも2パス以上とし、ウエブと同
様に直線形状のフランジ部を段階的に成形し、一対のフ
ランジ部をウエブ部と直角となすもので、不適当な加工
により中間製品が部分的に厚み変化を生じたり、製品に
疵が生じるのを防止するものである。
また、熱間孔型圧延加工において中間製品の一対のフラ
ンジ部をウエブ部と直線状としたのは、圧延時フランジ
部におけるロール周速差を小さくし、フランジ部に焼付
が発生するのを防止するためである。
さらに、中間製品の一対のフランジ部とウエブ部とが連
結する隅角部に相当する箇所に直角な突出部を形成した
のは、冷間成形においては肉の張り出しが少なく成形が
困難であるためであり、また突出部の裏面側に曲率半径
がフランジ部の板厚の2倍以上の凹部を形成したのは、
これ以下では、冷間ロール加工においてフランジ部をウ
エブ部に対して直角に加工する時に、成形初期に局部的
に加工硬化が生じ、良好な隅角部を得られないためであ
る。
また、冷間ロール加工において、必要に応じて冷間ロー
ルの前後にピンチローラを設けるものである。
これは中間製品の噛み込みを改善したり、成形ローラの
スリップを防止するものである。
(実施例) 以下に本発明をその一実施例に基づいて説明する。
本発明は、はじめに互いに平行に配設され、少なくとも
一方が駆動装置によって回転させられる所定の孔型を形
成した複数組の圧延ローラを用いて、ビレットから第1
図に示した中間製品を成形するものである、1はビレッ
トで、2は一対のフランジ部3およびウエブ部4が直線
状で、かつフランジ部3とウエブ部4とが連結する隅角
部5に相当する箇所に直角な突出部6と、突出部6の裏
面側に凹部7を形成した中間製品である。
第2図は、前記中間製品2を成形する互いに平行に配設
され、下部が図示しない駆動装置によって回転させられ
る所定の孔型を形成した最終圧延ロールを示したもの
で、8は上ロールで、9は駆動ローラで、10は孔型であ
る。
第3図は中間製品2を冷間ロール加工するに用いる、互
いに平行に配設され、所望のロール形状をした複数組の
成形ローラを配設した概略図であり、11は入側のピンチ
ローラ、12は出側のピンチローラで、13は上方に設けた
凸型ローラで、14は下方に設けた凹型ローラである。
そして、50×50×3×4000mmの溝形鋼を製造するに、は
じめに断面が50角、長さ1000mmのSUS304のビレット1を
1050℃に加熱し、ついでビレット1を図示しないローラ
で圧延ローラ8、9まで移送し、ビレット1を順次加工
し、フランジ部3に焼付が発生することなくフランジ部
3およびウエブ部4の肉厚が製品寸法と同一の厚さ3mm
で、一対のフランジ部3およびウエブ部4が直線状で、
かつフランジ部3とウエブ部4とが連結する隅角部5に
相当する箇所に直角な突出部6を形成し、かつ突出部6
の裏面側に曲率半径がフランジ部3の板厚の2.5倍の凹
部7を形成した中間製品2を製造した。
そして、直ちに前記中間製品を巻取り、コイル化した
後、加熱炉に装入し、1050℃で1時間固溶化熱処理を施
した。
本発明においては中間製品を巻取り、コイル化状態で熱
処理を施したことによって厚さ3mmの中間製品が変形し
たり曲りが生じることはなかった。
ついで、前記工程で熱処理を施した中間製品2をピンチ
ローラ11で挾持し、上、下に配設した凸型ローラ13と、
凹型ローラ14間に噛み込ませて、フランジ部3を段階的
に成形し、厚み変化を生じることなくウエブ部4に対し
て直角となし互いに平行なフランジ部3を有する溝形鋼
を製造した。
(発明の効果) 上述のように、本発明は熱間孔型圧延加工において横断
面が直線状の中間製品を製造することによって、オース
テナイト系ステンレス鋼のように変形能が悪く、かつ非
常に焼付きが発生し易い鋼においても表面疵が発生する
ことなく、熱間圧延加工ができ、かつ熱間圧延後、直ち
に巻取り、ついでコイル状態の中間製品を直ちに加熱炉
に熱入し、固溶化熱処理を施すものであり、中間製品の
変形や曲りの防止と、省エネルギー化が図られ、さらに
冷間ロール成形加工により中間製品に厚み変化を与える
ことなくウエブ部に対して直角なフランジ部を有する溝
形鋼を製造でき、従来のアングルを溶接して溝形鋼とし
たものに比べて大幅に安価に製造し得るものである。
さらに、通常、普通鋼を素材として孔型圧延法により溝
形鋼を製造する場合、仕上孔型では肉の張り出しを良く
するため、フランジ部に側圧をかけるのが一般的である
が、この側圧によりフランジ部にかじりが発生し易くな
り、これを防止するため、通常フランジ部に若干テーパ
を付けて圧延しており、上記圧延法により製造された溝
形鋼のフランジ部にはテーパがそのまま残っているもの
である。
これに対して本発明法では、フランジ部をウエブ部と直
線状としたものであり、フランジ部にかじりが発生する
心配がなく、従来法のようにフランジ部にテーパを付け
る必要がないものであり、このように本発明法は高い実
用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例にして、第1図は中間製品の横
断面を示したもので、第2図は最終圧延ロール形状を示
したもので、第3図は冷間ロール成形加工に用いロール
およびピンチローラを示した概略図で、第4図は冷間ロ
ール成形加工に用いる凸型ローラと凹型ローラ形状を示
したものである。 第5図はビレットである。 1:ビレット、2:中間製品、3:フランジ部 4:ウエブ部、5:隅角部、6:突出部 7:凹部、8:上ロール、9:下ロール 10:孔型、11、12:ピンチローラ 13:凸型ローラ、14:凹型ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ部とウエブ部とより形成される溝
    形鋼を製造するにあたり、互いに平行に配設され、少な
    くとも一方が駆動装置によって回転させられる所定の孔
    型を形成した二重圧延ロールでもって、所定温度に加熱
    された圧延素材に孔型熱間圧延加工を施し、その横断面
    の形状を、一対のフランジ部およびウエブ部が直線状
    で、かつフランジ部とウエブ部とが連結する隅角部に相
    当する箇所に直角な突出部を形成し、さらに突出部の裏
    側に曲率半径がフランジ部の板厚の2倍以上の凹部を形
    成した形状とし、かつフランジ部およびウエブ部の肉厚
    が製品寸法と同一の厚さである中間製品を成形して、前
    記中間製品を直ちに連続して巻取る第1工程と、 ついでコイル状態のまま固溶化熱処理を施し、その後冷
    却する第2工程と、 ついで互いに平行に配設された複数組の成形ロールでも
    って、前記中間製品のウエブ部と直線状の一対のフラン
    ジ部を少なくとも2パス以上、冷間ロール成形加工し、
    ウエブ部に対して直角なフランジ部と平坦なウエブ部を
    有する溝形鋼に仕上げる第3工程とからなることを特徴
    とする溝形鋼の製造方法。
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