JPH0755198B2 - コーヒー抽出装置 - Google Patents
コーヒー抽出装置Info
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- JPH0755198B2 JPH0755198B2 JP2219616A JP21961690A JPH0755198B2 JP H0755198 B2 JPH0755198 B2 JP H0755198B2 JP 2219616 A JP2219616 A JP 2219616A JP 21961690 A JP21961690 A JP 21961690A JP H0755198 B2 JPH0755198 B2 JP H0755198B2
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- hot water
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- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は自動販売機の機体内などに設けられホットコ
ーヒー用やアイスコーヒー用などの二種以上のコーヒー
液を抽出するコーヒー抽出装置に関する。
ーヒー用やアイスコーヒー用などの二種以上のコーヒー
液を抽出するコーヒー抽出装置に関する。
（従来の技術） 自動販売機の機体内に設けられるコーヒー抽出装置とし
ては、特開昭58−197589号公報や特開昭58−221914号公
報に見られるように、受け台の上にフィルタを設け、こ
のフィルタを挟んで受け台の上にシリンダを設け、この
シリンダ内に上下に摺動可能にピストンを設け、前記シ
リンダ内にコーヒーの原料粉を収容し、このシリンダ内
を前記ピストンにより密閉し、この密閉したシリンダ内
に加圧ポンプを通して熱湯を供給し、この熱湯により前
記フィルタを通してコーヒー液を抽出するようにしたも
のが知られている。
ては、特開昭58−197589号公報や特開昭58−221914号公
報に見られるように、受け台の上にフィルタを設け、こ
のフィルタを挟んで受け台の上にシリンダを設け、この
シリンダ内に上下に摺動可能にピストンを設け、前記シ
リンダ内にコーヒーの原料粉を収容し、このシリンダ内
を前記ピストンにより密閉し、この密閉したシリンダ内
に加圧ポンプを通して熱湯を供給し、この熱湯により前
記フィルタを通してコーヒー液を抽出するようにしたも
のが知られている。
ところで、味覚の異なる二種以上のコーヒーを抽出する
場合、自動販売機の機体内にそれに応じた二種以上の専
用のコーヒー抽出装置を設けることは不経済であるか
ら、一つの抽出装置を使用して異なる味覚のコーヒー液
を抽出するようにしている。そしてコーヒー液の味覚を
異ならせる手段として、コーヒーの原料粉の量やその原
料粉に供給する熱湯の量を増減し、このような手段で味
覚を調整するようにしている。
場合、自動販売機の機体内にそれに応じた二種以上の専
用のコーヒー抽出装置を設けることは不経済であるか
ら、一つの抽出装置を使用して異なる味覚のコーヒー液
を抽出するようにしている。そしてコーヒー液の味覚を
異ならせる手段として、コーヒーの原料粉の量やその原
料粉に供給する熱湯の量を増減し、このような手段で味
覚を調整するようにしている。
（発明が解決しようとする課題） ところで、例えばホットコーヒー用のコーヒー液では、
渋味、酸味、苦味が弱く、ソフトな口当りとなることが
望ましいのに対し、アイスコーヒー用のコーヒー液で
は、渋味、酸味、苦味が適度に強く、ハードな口当りと
なることが望ましいが、しかしこのような相反する性質
を原料粉の量や熱湯の量の調整で出そうとしても、同一
の抽出装置を用いる関係上、そのいずれかの傾向にかた
よってしまい、明確に区分して抽出することが困難であ
った。
渋味、酸味、苦味が弱く、ソフトな口当りとなることが
望ましいのに対し、アイスコーヒー用のコーヒー液で
は、渋味、酸味、苦味が適度に強く、ハードな口当りと
なることが望ましいが、しかしこのような相反する性質
を原料粉の量や熱湯の量の調整で出そうとしても、同一
の抽出装置を用いる関係上、そのいずれかの傾向にかた
よってしまい、明確に区分して抽出することが困難であ
った。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、同一の抽出装置で味覚が明確に
異なるようにコーヒー液を抽出することが可能なコーヒ
ー抽出装置を提供することにある。
の目的とするところは、同一の抽出装置で味覚が明確に
異なるようにコーヒー液を抽出することが可能なコーヒ
ー抽出装置を提供することにある。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明はこのような目的を達成するために、受け台の
上にフィルタを設け、このフィルタを挟んで受け台の上
にシリンダを設け、このシリンダ内に上下に摺動可能に
ピストンを設け、前記シリンダ内にコーヒーの原料粉を
収容し、このシリンダ内を前記ピストンにより密閉し、
この密閉したシリンダ内に加圧ポンプを通して熱湯を供
給し、この熱湯により前記フィルタを通してコーヒー液
を抽出するものにおいて、前記ピストンをシリンダ内の
原料粉を圧縮する位置と、圧縮しない位置とに駆動して
停止させる駆動機構と、この駆動機構により前記ピスト
ンをシリンダ内の原料粉を圧縮する位置にまで駆動して
停止させ、この状態のもとで前記加圧ポンプによりシリ
ンダ内に熱湯を供給する場合と、駆動機構により前記ピ
ストンをシリンダ内の原料粉を圧縮しない位置にまで駆
動して停止させ、この状態のもとで前記加圧ポンプによ
りシリンダ内に熱湯を供給する場合とに選択的に制御す
る制御手段とを設けたものである。
上にフィルタを設け、このフィルタを挟んで受け台の上
にシリンダを設け、このシリンダ内に上下に摺動可能に
ピストンを設け、前記シリンダ内にコーヒーの原料粉を
収容し、このシリンダ内を前記ピストンにより密閉し、
この密閉したシリンダ内に加圧ポンプを通して熱湯を供
給し、この熱湯により前記フィルタを通してコーヒー液
を抽出するものにおいて、前記ピストンをシリンダ内の
原料粉を圧縮する位置と、圧縮しない位置とに駆動して
停止させる駆動機構と、この駆動機構により前記ピスト
ンをシリンダ内の原料粉を圧縮する位置にまで駆動して
停止させ、この状態のもとで前記加圧ポンプによりシリ
ンダ内に熱湯を供給する場合と、駆動機構により前記ピ
ストンをシリンダ内の原料粉を圧縮しない位置にまで駆
動して停止させ、この状態のもとで前記加圧ポンプによ
りシリンダ内に熱湯を供給する場合とに選択的に制御す
る制御手段とを設けたものである。
（作 用） ハードな口当りの例えばアイスコーヒー用のコーヒー液
を抽出する際には、第１図（Ａ）に示すように、ピスト
ン８でシリンダ７内の原料粉ａを緻密に圧縮し、このよ
うな状態で位置検出機構の検出信号に基づいて加圧ポン
プを駆動し、湯沸しタンク内の熱湯をシリンダ７内に供
給してコーヒー液を抽出する。
を抽出する際には、第１図（Ａ）に示すように、ピスト
ン８でシリンダ７内の原料粉ａを緻密に圧縮し、このよ
うな状態で位置検出機構の検出信号に基づいて加圧ポン
プを駆動し、湯沸しタンク内の熱湯をシリンダ７内に供
給してコーヒー液を抽出する。
このような抽出の場合においては、原料粉ａが緻密に圧
縮されているため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が大となり、抽出動作中の圧力が加圧
ポンプの能力限界値近くにまでなる。そしてこのように
高圧の状態でコーヒー液が抽出されるため、原料粉中の
微細な原料粒子がフィルタ６を通して抽出されてやや濁
りが生じ、渋味、酸味、苦味の強いハードな口当りのコ
ーヒー液が得られる。
縮されているため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が大となり、抽出動作中の圧力が加圧
ポンプの能力限界値近くにまでなる。そしてこのように
高圧の状態でコーヒー液が抽出されるため、原料粉中の
微細な原料粒子がフィルタ６を通して抽出されてやや濁
りが生じ、渋味、酸味、苦味の強いハードな口当りのコ
ーヒー液が得られる。
これに対してソフトな口当りの例えばホットコーヒー用
のコーヒー液を抽出する際には、第１図（Ｂ）に示すよ
うに、ピストン８がシリンダ７内の上段部分で停止し、
シリンダ７内に余裕の空間が残り、シリンダ７内の原料
粉ａが自然に堆積する状態のもとで、位置検出機構によ
る検出信号に基づいて加圧ポンプを駆動し、シリンダ７
内に熱湯を供給してコーヒー液を抽出する。
のコーヒー液を抽出する際には、第１図（Ｂ）に示すよ
うに、ピストン８がシリンダ７内の上段部分で停止し、
シリンダ７内に余裕の空間が残り、シリンダ７内の原料
粉ａが自然に堆積する状態のもとで、位置検出機構によ
る検出信号に基づいて加圧ポンプを駆動し、シリンダ７
内に熱湯を供給してコーヒー液を抽出する。
このような抽出の場合においては、原料粉ａが自然に堆
積状態にあるため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が小さく、加圧ポンプで同一の条件で
シリンダ７内に熱湯を供給しても、シリンダ７内の圧力
はそれほど上昇せず、低圧の状態でコーヒー液が抽出さ
れる。このため抽出されるコーヒー液は、色が澄んで渋
味、酸味、苦味の弱いソフトな口当たりのものとなる。
積状態にあるため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が小さく、加圧ポンプで同一の条件で
シリンダ７内に熱湯を供給しても、シリンダ７内の圧力
はそれほど上昇せず、低圧の状態でコーヒー液が抽出さ
れる。このため抽出されるコーヒー液は、色が澄んで渋
味、酸味、苦味の弱いソフトな口当たりのものとなる。
（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第１図および第２図に抽出装置の構成を示し、符号1,1
が互いに対向して配置した一対の側板で、これら側板1,
1間の下部に受け台２が設けられている。この受け台２
はロート状に形成され、下端部には流出口３を有し、ま
た上面の開口部に液体の透過が可能な液体透過部材４が
水平に装着されている。そしてこの受け台２の上面に、
ロール５から引き出されたテープ状のフィルタ６が走行
可能に配置し、このフィルタ６を挟んで受け台２の上に
円筒状のシリンダ７が上下動可能に設けられ、このシリ
ンダ７内にピストン８が上下に摺動可能に収納されてい
る。ピストン８の上面には支持棒９が取り付けられ、ま
たこのピストン８にその下面側に連通する熱湯供給パイ
プ10が接続されている。そして前記ピストン８を駆動す
る駆動機構が設けられ、この駆動機構について述べる
と、すなわち側板1,1間に第１および第２のレバー13,14
が設けられ、これらレバー13,14はそれぞれその一端が
ピン15,16を介して上下に回動自在に枢着されている。
第１のレバー13の他端は前記シリンダ７の側面に回動自
在に連結され、この連結により第１のレバー13の回動動
作に伴ってシリンダ７が上下に移動するようになってい
る。また第２のレバー14の他端には連結孔17が形成さ
れ、この連結孔17が前記ピストン８の支持棒９の上端部
分に摺動自在に嵌合されている。そして支持棒９の上端
にレバー14の離脱を防止するロックナット18が設けら
れ、またレバー14とピストン８との間に、これらを互い
に反対側に弾性的に押圧するスプリング19が介装され、
このような状態で第２のレバー14が支持棒９に連結し、
この連結により第２のレバー14の回動動作に伴ってピス
トン８が上下に移動するようになっている。
が互いに対向して配置した一対の側板で、これら側板1,
1間の下部に受け台２が設けられている。この受け台２
はロート状に形成され、下端部には流出口３を有し、ま
た上面の開口部に液体の透過が可能な液体透過部材４が
水平に装着されている。そしてこの受け台２の上面に、
ロール５から引き出されたテープ状のフィルタ６が走行
可能に配置し、このフィルタ６を挟んで受け台２の上に
円筒状のシリンダ７が上下動可能に設けられ、このシリ
ンダ７内にピストン８が上下に摺動可能に収納されてい
る。ピストン８の上面には支持棒９が取り付けられ、ま
たこのピストン８にその下面側に連通する熱湯供給パイ
プ10が接続されている。そして前記ピストン８を駆動す
る駆動機構が設けられ、この駆動機構について述べる
と、すなわち側板1,1間に第１および第２のレバー13,14
が設けられ、これらレバー13,14はそれぞれその一端が
ピン15,16を介して上下に回動自在に枢着されている。
第１のレバー13の他端は前記シリンダ７の側面に回動自
在に連結され、この連結により第１のレバー13の回動動
作に伴ってシリンダ７が上下に移動するようになってい
る。また第２のレバー14の他端には連結孔17が形成さ
れ、この連結孔17が前記ピストン８の支持棒９の上端部
分に摺動自在に嵌合されている。そして支持棒９の上端
にレバー14の離脱を防止するロックナット18が設けら
れ、またレバー14とピストン８との間に、これらを互い
に反対側に弾性的に押圧するスプリング19が介装され、
このような状態で第２のレバー14が支持棒９に連結し、
この連結により第２のレバー14の回動動作に伴ってピス
トン８が上下に移動するようになっている。
第１のレバー13はスプリング22により上方に弾性的に付
勢され、第２のレバー14はスプリング23により下方に弾
性的に付勢されている。また側板1,1間には第１のレバ
ー13を介してシリンダ７を連動するシリンダカム24、お
よび第２のレバー14を介してピストン８を連動するピス
トンカム25が設けられ、これらシリンダカム24およびピ
ストンカム25は軸26で支持され、この軸26に減速歯車機
構27を介してモータ28が連結されている。そしてこれら
シリンダカム24およびピストンカム25がモータ28により
駆動されて一方向に徐々に回転し、この回転に応じてシ
リンダ７およびピストン８が第３図に示すようなシリン
ダカム24およびピストンカム25の外周形状に応じるスト
ロークで上下に移動するようになっている。そして前記
軸26の途中にピストンカム25の回転角度からピストン８
の位置を検出する位置検出機構29が設けられている。す
なわちピストン８は第３図に示すように、ピストンカム
25の回転に応じて上限位置から徐々に下降するが、その
途中にシリンダ７内の上段の位置で停止する第一次の停
止区間H1、およびシリンダ７内の下段の位置で停止する
第二次の停止区間H2が定められ、これら各停止区間H1,H
2の位置にピストン８が達した際にそれが位置検出機構2
9によりそれぞれ検出されるようになっている。
勢され、第２のレバー14はスプリング23により下方に弾
性的に付勢されている。また側板1,1間には第１のレバ
ー13を介してシリンダ７を連動するシリンダカム24、お
よび第２のレバー14を介してピストン８を連動するピス
トンカム25が設けられ、これらシリンダカム24およびピ
ストンカム25は軸26で支持され、この軸26に減速歯車機
構27を介してモータ28が連結されている。そしてこれら
シリンダカム24およびピストンカム25がモータ28により
駆動されて一方向に徐々に回転し、この回転に応じてシ
リンダ７およびピストン８が第３図に示すようなシリン
ダカム24およびピストンカム25の外周形状に応じるスト
ロークで上下に移動するようになっている。そして前記
軸26の途中にピストンカム25の回転角度からピストン８
の位置を検出する位置検出機構29が設けられている。す
なわちピストン８は第３図に示すように、ピストンカム
25の回転に応じて上限位置から徐々に下降するが、その
途中にシリンダ７内の上段の位置で停止する第一次の停
止区間H1、およびシリンダ７内の下段の位置で停止する
第二次の停止区間H2が定められ、これら各停止区間H1,H
2の位置にピストン８が達した際にそれが位置検出機構2
9によりそれぞれ検出されるようになっている。
熱湯供給パイプ10には加圧ポンプ30を介して湯沸しタン
ク31が接続され、またシリンダ７の斜め上方にはコーヒ
ーの原料粉が収容されたキャニスタ32が設けられ、この
キャニスタ32とシリンダ７との間にシュート33が設けら
れ、このシュート33はピン34を介して側板1,1間に回動
自在に支持されている。
ク31が接続され、またシリンダ７の斜め上方にはコーヒ
ーの原料粉が収容されたキャニスタ32が設けられ、この
キャニスタ32とシリンダ７との間にシュート33が設けら
れ、このシュート33はピン34を介して側板1,1間に回動
自在に支持されている。
コーヒーの抽出工程について第４図を参照して述べる
と、モータ28の起動に伴い、まず（イ）に示すように、
ピストン８が上限位置に待機する状態において、シリン
ダ７が下降し、フィルタ６を挟んで受け台２の上に接
し、この状態でキャニスタ32からシュート33を通して所
定量のコーヒーの原料粉ａがシリンダ７内に供給され
る。ついでピストンカム25の回動により（ロ）に示すよ
うにピストン８が下降してシリンダ７内が密閉され、こ
の状態で湯沸しタンク31内の熱湯が加圧ポンプ30を介し
て所定量供給され、この熱湯が原料粉ａに浸透し、フィ
ルタ６を通してコーヒー液が抽出され、このコーヒー液
が流出口３を通して自動販売機の販売口にセットされた
カップ内に送り込まれる。
と、モータ28の起動に伴い、まず（イ）に示すように、
ピストン８が上限位置に待機する状態において、シリン
ダ７が下降し、フィルタ６を挟んで受け台２の上に接
し、この状態でキャニスタ32からシュート33を通して所
定量のコーヒーの原料粉ａがシリンダ７内に供給され
る。ついでピストンカム25の回動により（ロ）に示すよ
うにピストン８が下降してシリンダ７内が密閉され、こ
の状態で湯沸しタンク31内の熱湯が加圧ポンプ30を介し
て所定量供給され、この熱湯が原料粉ａに浸透し、フィ
ルタ６を通してコーヒー液が抽出され、このコーヒー液
が流出口３を通して自動販売機の販売口にセットされた
カップ内に送り込まれる。
コーヒー液の抽出後には、シリンダカム24の回動により
スプリング22の付勢力でレバー13が上方に回動し、この
回動により（ハ）に示すようにシリンダ７が上昇して原
料粉のかすａ′の周囲が開放され、さらにピストンカム
25の回動によりピストン８が（ニ）に示すように上昇し
て原料粉のかすａ′から離脱し、ついでフィルタ６が走
行し、原料粉のかすａ′が所定の廃棄部に廃棄され、こ
ののちピストン８が上昇して待機位置に戻る。
スプリング22の付勢力でレバー13が上方に回動し、この
回動により（ハ）に示すようにシリンダ７が上昇して原
料粉のかすａ′の周囲が開放され、さらにピストンカム
25の回動によりピストン８が（ニ）に示すように上昇し
て原料粉のかすａ′から離脱し、ついでフィルタ６が走
行し、原料粉のかすａ′が所定の廃棄部に廃棄され、こ
ののちピストン８が上昇して待機位置に戻る。
ここで、例えばアイスコーヒー用のコーヒー液の抽出時
には、ピストン８が第二次の停止区間H2に達して第１図
（Ａ）に示すように、ピストン８によりシリンダ７内の
原料粉ａが緻密に圧縮されたときに、位置検出機構29に
よる検出信号に基づいて加圧ポンプ30が駆動され、これ
により湯沸しタンク31内の熱湯が熱湯供給パイプ10を通
してシリンダ７内に供給されてコーヒー液が抽出され
る。
には、ピストン８が第二次の停止区間H2に達して第１図
（Ａ）に示すように、ピストン８によりシリンダ７内の
原料粉ａが緻密に圧縮されたときに、位置検出機構29に
よる検出信号に基づいて加圧ポンプ30が駆動され、これ
により湯沸しタンク31内の熱湯が熱湯供給パイプ10を通
してシリンダ７内に供給されてコーヒー液が抽出され
る。
このような抽出の場合においては、原料粉ａが緻密に圧
縮されているため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が大となり、抽出動作中の圧力が加圧
ポンプ30の能力限界値近くにまでなる。そしてこのよう
に高圧の状態でコーヒー液が抽出されるため、原料粉中
の微細な原料粒子がフィルタ６を通して抽出されてやや
濁りが生じ、渋味、酸味、苦みの強いハードな口当りの
コーヒー液が得られ、したがってアイスコーヒー用に適
合する。
縮されているため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が大となり、抽出動作中の圧力が加圧
ポンプ30の能力限界値近くにまでなる。そしてこのよう
に高圧の状態でコーヒー液が抽出されるため、原料粉中
の微細な原料粒子がフィルタ６を通して抽出されてやや
濁りが生じ、渋味、酸味、苦みの強いハードな口当りの
コーヒー液が得られ、したがってアイスコーヒー用に適
合する。
一方、ホットコーヒー用のコーヒー液の抽出時には、第
１図（Ｂ）に示すように、ピストン８が第一次の停止区
間H1に達した際、すなわちシリンダ７内に余裕の空間が
残り、シリンダ７内の原料粉ａが自然に堆積する状態の
もとで、位置検出機構29による検出信号に基づいて加圧
ポンプ30が駆動され、シリンダ７内に熱湯供給パイプ10
を通して熱湯が供給されてコーヒー液が抽出される。
１図（Ｂ）に示すように、ピストン８が第一次の停止区
間H1に達した際、すなわちシリンダ７内に余裕の空間が
残り、シリンダ７内の原料粉ａが自然に堆積する状態の
もとで、位置検出機構29による検出信号に基づいて加圧
ポンプ30が駆動され、シリンダ７内に熱湯供給パイプ10
を通して熱湯が供給されてコーヒー液が抽出される。
このような抽出の場合においては、原料粉ａが自然に堆
積状態にあるため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が小さく、加圧ポンプ30で同一の条件
でシリンダ７内に熱湯を供給しても、シリンダ７内の圧
力はそれほど上昇せず、低圧の状態でコーヒー液が抽出
される。このため抽出されるコーヒー液は、色が澄んで
渋味、酸味、苦味の弱いソフトな口当たりのものとな
り、したがってホットコーヒー用に適合する。
積状態にあるため、この原料粉ａに熱湯が浸透して通過
する際の流通抵抗が小さく、加圧ポンプ30で同一の条件
でシリンダ７内に熱湯を供給しても、シリンダ７内の圧
力はそれほど上昇せず、低圧の状態でコーヒー液が抽出
される。このため抽出されるコーヒー液は、色が澄んで
渋味、酸味、苦味の弱いソフトな口当たりのものとな
り、したがってホットコーヒー用に適合する。
このような抽出状態の切り換えにより、同一の原料粉で
アイスコーヒー用とホットコーヒー用に適合するコーヒ
ー液を抽出することができるものである。なお、一般に
アイスコーヒー用においては煎りの深い原料粉が、ホッ
トコーヒー用においては煎りの浅い原料粉が使用される
から、このように原料粉を使い別けて抽出するようにし
てもよく、このような場合にはより一層味覚の差を大き
く隔てることができる。またシリンダ７内に供給する熱
湯の圧力を変化させることも可能で、この場合には例え
ば第５図に示すように、加圧ポンプ30の熱湯吐出側に並
列的に第１および第２の電磁弁37a,37bを設け、これら
電磁弁37a,37bの選択的な開閉によりシリンダ７内への
熱湯の供給圧力を変化させる。さらにピストン８の位置
を検出する手段として、第６図に示すように、ピストン
８を連動するレバー14の側方に上下に一対のマイクロス
イッチ39a,39bを設け、ピストン８の上下動に応じてこ
れらマイクロスイッチ39a,39bにレバー14を順次接触さ
せ、このような接触に基づいてピストン８の位置を検出
するような構成を採用することも可能である。
アイスコーヒー用とホットコーヒー用に適合するコーヒ
ー液を抽出することができるものである。なお、一般に
アイスコーヒー用においては煎りの深い原料粉が、ホッ
トコーヒー用においては煎りの浅い原料粉が使用される
から、このように原料粉を使い別けて抽出するようにし
てもよく、このような場合にはより一層味覚の差を大き
く隔てることができる。またシリンダ７内に供給する熱
湯の圧力を変化させることも可能で、この場合には例え
ば第５図に示すように、加圧ポンプ30の熱湯吐出側に並
列的に第１および第２の電磁弁37a,37bを設け、これら
電磁弁37a,37bの選択的な開閉によりシリンダ７内への
熱湯の供給圧力を変化させる。さらにピストン８の位置
を検出する手段として、第６図に示すように、ピストン
８を連動するレバー14の側方に上下に一対のマイクロス
イッチ39a,39bを設け、ピストン８の上下動に応じてこ
れらマイクロスイッチ39a,39bにレバー14を順次接触さ
せ、このような接触に基づいてピストン８の位置を検出
するような構成を採用することも可能である。
［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明によれば、原料粉を圧縮し
た状態で熱湯を供給するか、圧縮しないで熱湯を供給す
るかの選択により、一つの抽出装置を用いて味覚が明確
に異なるコーヒー液を抽出することができる利点があ
る。
た状態で熱湯を供給するか、圧縮しないで熱湯を供給す
るかの選択により、一つの抽出装置を用いて味覚が明確
に異なるコーヒー液を抽出することができる利点があ
る。
第１図はこの発明一実施例による抽出装置の要部の断面
図、第２図は同じく全体の構成図、第３図はシリンダカ
ムおよびピストンカムの回転とシリンダおよびピストン
のストロークとの関係を示すカム線図、第４図はコーヒ
ーの抽出工程を順に示す工程図、第５図はシリンダ内に
圧力を変えて熱湯を供給する場合の例を示す構成図、第
６図はピストンの位置を検出する手段の変形例を示す断
面図である。 ２……受け台、６……フィルタ、７……シリンダ、８…
…ピストン、30……加圧ポンプ。
図、第２図は同じく全体の構成図、第３図はシリンダカ
ムおよびピストンカムの回転とシリンダおよびピストン
のストロークとの関係を示すカム線図、第４図はコーヒ
ーの抽出工程を順に示す工程図、第５図はシリンダ内に
圧力を変えて熱湯を供給する場合の例を示す構成図、第
６図はピストンの位置を検出する手段の変形例を示す断
面図である。 ２……受け台、６……フィルタ、７……シリンダ、８…
…ピストン、30……加圧ポンプ。
Claims (1)
- 【請求項１】受け台の上にフィルタを設け、このフィル
タを挟んで受け台の上にシリンダを設け、このシリンダ
内に上下に摺動可能にピストンを設け、前記シリンダ内
にコーヒーの原料粉を収容し、このシリンダ内を前記ピ
ストンにより密閉し、この密閉したシリンダ内に加圧ポ
ンプを通して熱湯を供給し、この熱湯により前記フィル
タを通してコーヒー液を抽出するものにおいて、 前記ピストンをシリンダ内の原料粉を圧縮する位置と、
圧縮しない位置とに駆動して停止させる駆動機構と、こ
の駆動機構により前記ピストンをシリンダ内の原料粉を
圧縮する位置にまで駆動して停止させ、この状態のもと
で前記加圧ポンプによりシリンダ内に熱湯を供給する場
合と、駆動機構により前記ピストンをシリンダ内の原料
粉を圧縮しない位置にまで駆動して停止させ、この状態
のもとで前記加圧ポンプによりシリンダ内に熱湯を供給
する場合とに選択的に制御する制御手段とを設けたこと
を特徴とするコーヒー抽出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2219616A JPH0755198B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | コーヒー抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2219616A JPH0755198B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | コーヒー抽出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04102416A JPH04102416A (ja) | 1992-04-03 |
| JPH0755198B2 true JPH0755198B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=16738323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2219616A Expired - Fee Related JPH0755198B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | コーヒー抽出装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JPH0755198B2 (ja) |
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-
1990
- 1990-08-21 JP JP2219616A patent/JPH0755198B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH04102416A (ja) | 1992-04-03 |
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