JPH075514A - 補正光学装置 - Google Patents
補正光学装置Info
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- JPH075514A JPH075514A JP17091793A JP17091793A JPH075514A JP H075514 A JPH075514 A JP H075514A JP 17091793 A JP17091793 A JP 17091793A JP 17091793 A JP17091793 A JP 17091793A JP H075514 A JPH075514 A JP H075514A
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- driving
- lens
- drive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 補正レンズ駆動時の摩擦を低減させてその駆
動精度を向上させると共に、組立性、小型軽量化、省電
化を達成する。 【構成】 鏡筒部11に対して相対的に駆動され、該鏡
筒部に保持されるレンズ群の光軸を偏心させる補正レン
ズ16を、前記光軸と直交する平面内で、互いに異なる
複数の方向に各々を従属的に移動可能に支持し且つ少な
くとも一方の駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとす
る支持手段13、15を備え、また、該支持手段を、光
軸と平行な軸まわりに回転可能に鏡筒部11に軸支され
る支持アーム13と、前記光軸と直交する軸方向に摺動
可能に前記支持アームに支持され、補正レンズを保持す
る支持枠15とにより構成し、補正レンズの少なくとも
一方の駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとすると共
に、異なる方向への駆動を従属的に行う構造としてい
る。
動精度を向上させると共に、組立性、小型軽量化、省電
化を達成する。 【構成】 鏡筒部11に対して相対的に駆動され、該鏡
筒部に保持されるレンズ群の光軸を偏心させる補正レン
ズ16を、前記光軸と直交する平面内で、互いに異なる
複数の方向に各々を従属的に移動可能に支持し且つ少な
くとも一方の駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとす
る支持手段13、15を備え、また、該支持手段を、光
軸と平行な軸まわりに回転可能に鏡筒部11に軸支され
る支持アーム13と、前記光軸と直交する軸方向に摺動
可能に前記支持アームに支持され、補正レンズを保持す
る支持枠15とにより構成し、補正レンズの少なくとも
一方の駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとすると共
に、異なる方向への駆動を従属的に行う構造としてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光学機器に加わ
る振動を検出してそれを補正レンズを駆動することによ
って抑制する防振装置等に具備される、補正光学装置の
改良に関するものである。
る振動を検出してそれを補正レンズを駆動することによ
って抑制する防振装置等に具備される、補正光学装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の対象となる従来技術を以下に説
明する。
明する。
【0003】現代のカメラでは、露出決定やピント合せ
等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されている
ため、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起す可能
性は非常に少なくなっているが、カメラ振れによる撮影
の失敗だけは自動的に防ぐことが困難とされていた。
等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されている
ため、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起す可能
性は非常に少なくなっているが、カメラ振れによる撮影
の失敗だけは自動的に防ぐことが困難とされていた。
【0004】そこで、近年このカメラ振れに起因する撮
影失敗をも防止することを可能とするカメラが意欲的に
研究されており、特に、撮影者の手振れによる撮影失敗
を防止することのできるカメラについての開発、研究が
進められている。
影失敗をも防止することを可能とするカメラが意欲的に
研究されており、特に、撮影者の手振れによる撮影失敗
を防止することのできるカメラについての開発、研究が
進められている。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起していても像
振れのない写真を撮影可能とするための基本的な考えと
して、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検
出値に応じて補正レンズを変位させてやらなければなら
ない。従って、カメラの振れが生じても像振れを生じな
い写真を撮影できることを達成するためには、第1にカ
メラの振動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変
化を補正することが必要となる。
通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起していても像
振れのない写真を撮影可能とするための基本的な考えと
して、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検
出値に応じて補正レンズを変位させてやらなければなら
ない。従って、カメラの振れが生じても像振れを生じな
い写真を撮影できることを達成するためには、第1にカ
メラの振動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変
化を補正することが必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、角加速度、角速度、角変位等を検出する振動
センサと該センサの出力信号を電気的或は機械的に積分
して角変位を出力するカメラ振れ検出手段をカメラに搭
載することによって行うことができる。そして、この検
出情報に基づき補正光学装置に備わった撮影光軸を偏心
させる補正レンズを駆動させて像振れ抑制が行われる。
にいえば、角加速度、角速度、角変位等を検出する振動
センサと該センサの出力信号を電気的或は機械的に積分
して角変位を出力するカメラ振れ検出手段をカメラに搭
載することによって行うことができる。そして、この検
出情報に基づき補正光学装置に備わった撮影光軸を偏心
させる補正レンズを駆動させて像振れ抑制が行われる。
【0007】ここで、角変位検出装置を用いた防振シス
テムについて、図9を用いてその概要を説明する。
テムについて、図9を用いてその概要を説明する。
【0008】図9の例は、図示矢印41方向のカメラ縦
振れ41p及びカメラ横振れ41yに由来する像振れを
抑制するシステムの図である。
振れ41p及びカメラ横振れ41yに由来する像振れを
抑制するシステムの図である。
【0009】同図中、42はレンズ鏡筒、43p,43
yは各々カメラ縦振れ角変位、カメラ横振れ角変位を検
出する角変位検出手段(振動検出手段)で、それぞれの
角変位検出方向を44p,44yで示してある。45は
補正レンズ等を有する補正光学装置(46p,46yは
各々補正レンズに推力を与えるコイル、47p,47y
は補正レンズの位置を検出する位置検出素子)であり、
該補正光学装置45には後述する位置制御ループが設け
られており、角変位検出手段43p,43yの出力を目
標値として駆動され、像面48での安定を確保する。
yは各々カメラ縦振れ角変位、カメラ横振れ角変位を検
出する角変位検出手段(振動検出手段)で、それぞれの
角変位検出方向を44p,44yで示してある。45は
補正レンズ等を有する補正光学装置(46p,46yは
各々補正レンズに推力を与えるコイル、47p,47y
は補正レンズの位置を検出する位置検出素子)であり、
該補正光学装置45には後述する位置制御ループが設け
られており、角変位検出手段43p,43yの出力を目
標値として駆動され、像面48での安定を確保する。
【0010】図10は上記補正光学装置の機械的構成の
一例を示す分解斜視図である。
一例を示す分解斜視図である。
【0011】補正レンズ71がカシメられた支持枠72
に軸受73yが圧入されている。そして、軸受73yに
は支持軸74yが軸方向に摺動可能に支持されている。
そして、支持軸74yの凹部74yaは支持アーム75
の爪75aに嵌込まれる。又、支持アーム75にも軸受
73pが圧入され、支持軸74pが軸方向に摺動可能に
支持されている。
に軸受73yが圧入されている。そして、軸受73yに
は支持軸74yが軸方向に摺動可能に支持されている。
そして、支持軸74yの凹部74yaは支持アーム75
の爪75aに嵌込まれる。又、支持アーム75にも軸受
73pが圧入され、支持軸74pが軸方向に摺動可能に
支持されている。
【0012】なお、図10に支持アーム75の裏面図も
併記すると共に、爪75aを明示する為の一部正面図も
併記している。
併記すると共に、爪75aを明示する為の一部正面図も
併記している。
【0013】支持枠72の投光器取付穴72pa,72
yaにはIRED等の投光素子76p,76yを接着
し、接着基板を兼ねた蓋77p,77y(支持枠72に
接着される)にその端子が半田付けされる。また、支持
枠72にはスリット72pb,72ybが設けられてお
り、投光素子76p,76yの投光はスリット72p
b,72ybを通し、後述するPSD78p,78yに
入射する。又、支持枠72にはコイル79p,79yも
接着され、端子は蓋77p,77yに半田付けされる。
yaにはIRED等の投光素子76p,76yを接着
し、接着基板を兼ねた蓋77p,77y(支持枠72に
接着される)にその端子が半田付けされる。また、支持
枠72にはスリット72pb,72ybが設けられてお
り、投光素子76p,76yの投光はスリット72p
b,72ybを通し、後述するPSD78p,78yに
入射する。又、支持枠72にはコイル79p,79yも
接着され、端子は蓋77p,77yに半田付けされる。
【0014】鏡筒710には支持球711が嵌入(3か
所)され、また支持軸74pの凹部74paが嵌込まれ
る爪部710aを有している。
所)され、また支持軸74pの凹部74paが嵌込まれ
る爪部710aを有している。
【0015】ヨーク712p1 ,712p2 ,712p
3 、マグネット713p1 ,713p2 は重ねて接着さ
れ、同様にヨーク712y1 ,712y2 ,712y
3 、マグネット713y1 ,713y2 も重ねて接着さ
れる。尚、マグネットの曲性は矢印713pa,713
yaの配置となる。
3 、マグネット713p1 ,713p2 は重ねて接着さ
れ、同様にヨーク712y1 ,712y2 ,712y
3 、マグネット713y1 ,713y2 も重ねて接着さ
れる。尚、マグネットの曲性は矢印713pa,713
yaの配置となる。
【0016】ヨーク712p2 ,712y2 は鏡筒71
0の凹部710pb,710ybにネジ止めされる。
0の凹部710pb,710ybにネジ止めされる。
【0017】センサ座714p,714y(714yは
不図示)にPSD等の位置検出素子78p,78yを接
着し、センサマスク715p,715yを被せてフレキ
シブル基板716に位置検出素子78p,78yの端子
が半田付けされる。センサ座714p,714yの凸部
714pa,714ya(714yaは不図示)を鏡筒
710の取付穴710pc,710ycに嵌入し、フレ
キシブル基板ステイ717にてフレキシブル基板716
は鏡筒710にネジ止めされる。フレキシブル基板71
6の耳部716pa,716yaは各々鏡筒710の穴
710pd,710ydを通り、ヨーク712p1 ,7
12y1 上にネジ止めされ、蓋77p,77y上のコイ
ル端子、投光素子端子は各々フレキシブル基板716の
耳部716pa,716yaのランド部716pb,7
16ybとポリウレタン銅線(3本縒り線)に接続され
る。
不図示)にPSD等の位置検出素子78p,78yを接
着し、センサマスク715p,715yを被せてフレキ
シブル基板716に位置検出素子78p,78yの端子
が半田付けされる。センサ座714p,714yの凸部
714pa,714ya(714yaは不図示)を鏡筒
710の取付穴710pc,710ycに嵌入し、フレ
キシブル基板ステイ717にてフレキシブル基板716
は鏡筒710にネジ止めされる。フレキシブル基板71
6の耳部716pa,716yaは各々鏡筒710の穴
710pd,710ydを通り、ヨーク712p1 ,7
12y1 上にネジ止めされ、蓋77p,77y上のコイ
ル端子、投光素子端子は各々フレキシブル基板716の
耳部716pa,716yaのランド部716pb,7
16ybとポリウレタン銅線(3本縒り線)に接続され
る。
【0018】メカロックシャーシ718にはプランジャ
719がネジ止めされ、バネ720をチャージしたメカ
ロックアーム721にプランジャ719が嵌込まれ、軸
ビス722によりメカロックシャーシ718に回転可能
にネジ止めされる。
719がネジ止めされ、バネ720をチャージしたメカ
ロックアーム721にプランジャ719が嵌込まれ、軸
ビス722によりメカロックシャーシ718に回転可能
にネジ止めされる。
【0019】メカロックシャーシ718は鏡筒710に
ネジ止めされ、プランジシャ719の端子はフレキシブ
ル基板716のランド部716bに半田付けされる。
ネジ止めされ、プランジシャ719の端子はフレキシブ
ル基板716のランド部716bに半田付けされる。
【0020】先端球状の調整ネジ723(3か所)はヨ
ーク712p1 、メカロックシャーシ718にネジ込み
貫通され、調整ネジ723と支持球711で支持枠72
の摺動面(斜線部72c)を挟んでいる。調整ネジ72
3は摺動面に僅かなクリアランスで対向する様にネジ込
み調整されている。
ーク712p1 、メカロックシャーシ718にネジ込み
貫通され、調整ネジ723と支持球711で支持枠72
の摺動面(斜線部72c)を挟んでいる。調整ネジ72
3は摺動面に僅かなクリアランスで対向する様にネジ込
み調整されている。
【0021】カバー724は鏡筒710に接着され、上
記した補正光学装置の前面をカバーしている。
記した補正光学装置の前面をカバーしている。
【0022】図11は上記図10の補正光学装置の駆動
制御系について説明するための図である。
制御系について説明するための図である。
【0023】位置検出素子78p,78yの出力を増幅
回路727p,727yで増幅してコイル79p,79
yに入力すると、支持枠72が駆動されて位置検出素子
78p,78yの出力が変化する。ここでコイル79
p,79yの駆動方向(極性)を位置検出素子78p,
78yの出力が小さくなる方向に設定すると(負帰
還)、コイル79p,79yの駆動力により位置検出素
子78p,78yの出力がほぼ零になる位置で支持枠7
2は安定する。尚、加算回路731p,731yは位置
検出素子78p,78yからの出力と外部からの指令信
号730p,730yを加算する回路であり、補償回路
728p,728yは制御系をより安定させる回路であ
り、駆動回路729p,729yはコイル79p,79
yへの印加電流を補う回路である。
回路727p,727yで増幅してコイル79p,79
yに入力すると、支持枠72が駆動されて位置検出素子
78p,78yの出力が変化する。ここでコイル79
p,79yの駆動方向(極性)を位置検出素子78p,
78yの出力が小さくなる方向に設定すると(負帰
還)、コイル79p,79yの駆動力により位置検出素
子78p,78yの出力がほぼ零になる位置で支持枠7
2は安定する。尚、加算回路731p,731yは位置
検出素子78p,78yからの出力と外部からの指令信
号730p,730yを加算する回路であり、補償回路
728p,728yは制御系をより安定させる回路であ
り、駆動回路729p,729yはコイル79p,79
yへの印加電流を補う回路である。
【0024】そして、図11の系に外部から指令信号7
30p,730yを加算回路731p,731yを介し
て与えると、支持枠72は指令信号730p,730y
に極めて忠実に駆動される。
30p,730yを加算回路731p,731yを介し
て与えると、支持枠72は指令信号730p,730y
に極めて忠実に駆動される。
【0025】図11の制御系のように位置検出出力を負
帰還してコイルを制御する手法を位置制御手法と云い、
指令信号730p,730yとして手振れの量を与える
と支持枠72は手振れ量に比例して駆動される。
帰還してコイルを制御する手法を位置制御手法と云い、
指令信号730p,730yとして手振れの量を与える
と支持枠72は手振れ量に比例して駆動される。
【0026】図12は上記図11に示した補正光学装置
の駆動制御系の詳細に示した回路図であり、ここではピ
ッチ方向725pについてのみ説明する(ヨー方向72
5yも同様であるため)。
の駆動制御系の詳細に示した回路図であり、ここではピ
ッチ方向725pについてのみ説明する(ヨー方向72
5yも同様であるため)。
【0027】電流−電圧変換アンプ727a,727b
は投光素子76pにより位置検出素子78p(抵抗R
1,R2より成る)に生じる光電流727i1 ,727
i2 を電圧に変換し、差動アンプ727cは各電流−電
圧変換アンプ727a,727bの差(支持枠72のピ
ッチ方向725pの位置に比例した出力)を求めるもの
である。以上、電流−電圧変換アンプ727a,727
b、差動アンプ727c及び抵抗R3〜R10にて図1
1の増幅器727pを構成している。
は投光素子76pにより位置検出素子78p(抵抗R
1,R2より成る)に生じる光電流727i1 ,727
i2 を電圧に変換し、差動アンプ727cは各電流−電
圧変換アンプ727a,727bの差(支持枠72のピ
ッチ方向725pの位置に比例した出力)を求めるもの
である。以上、電流−電圧変換アンプ727a,727
b、差動アンプ727c及び抵抗R3〜R10にて図1
1の増幅器727pを構成している。
【0028】指令アンプ731aは外部より入力される
指令信号730pを差動アンプ727cの差信号に加算
するもので、抵抗R11〜R14とで図11の加算回路
731pを構成している。
指令信号730pを差動アンプ727cの差信号に加算
するもので、抵抗R11〜R14とで図11の加算回路
731pを構成している。
【0029】抵抗R15,16及びコンデンサC1は公
知の位相進み回路であり、これが図11の補償回路72
8pに相当する。
知の位相進み回路であり、これが図11の補償回路72
8pに相当する。
【0030】前記加算回路731pの出力は補償回路7
28pを介して駆動アンプ729aへ入力し、ここでピ
ッチコイル79pの駆動信号が生成され、補正レンズ7
1が変位する。該駆動アンプ729a、抵抗R17及び
トランジスタTR1,TR2にて図11の駆動回路72
9pを構成している。
28pを介して駆動アンプ729aへ入力し、ここでピ
ッチコイル79pの駆動信号が生成され、補正レンズ7
1が変位する。該駆動アンプ729a、抵抗R17及び
トランジスタTR1,TR2にて図11の駆動回路72
9pを構成している。
【0031】加算アンプ732aは電流−電圧変換アン
プ727a,727bの出力の和(位置検出素子78p
の受光量総和)を求め、この信号を受ける駆動アンプ7
32bはこれにしたがって投光素子76pを駆動する。
以上、加算アンプ732a,駆動アンプ732b、抵抗
R18〜R22及びコンデンサC2により投光素子76
pの駆動回路を構成している(図11では不図示)。
プ727a,727bの出力の和(位置検出素子78p
の受光量総和)を求め、この信号を受ける駆動アンプ7
32bはこれにしたがって投光素子76pを駆動する。
以上、加算アンプ732a,駆動アンプ732b、抵抗
R18〜R22及びコンデンサC2により投光素子76
pの駆動回路を構成している(図11では不図示)。
【0032】上記の投光素子76pは温度等に極めて不
安定にその投光量が変化し、それに伴い差動アンプ72
7cの位置感度が変化するが、上記の様に受光量総和一
定となる様に前述の駆動回路によって投光素子76pを
制御すれば、位置感度変化は少なくなる。
安定にその投光量が変化し、それに伴い差動アンプ72
7cの位置感度が変化するが、上記の様に受光量総和一
定となる様に前述の駆動回路によって投光素子76pを
制御すれば、位置感度変化は少なくなる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した補正光学
装置において、補正レンズ71は光軸と直角な平面内の
2方向725p,726y(図11参照)に同時に駆動
可能に支持しなければならず、したがって、支持軸74
p,74y(図10参照)を必要とし、更に支持軸74
p,74y回りの回転を防ぐ為に支持球711,調整ネ
ジ723で支持枠72(斜線部72c)を挟む必要があ
る。
装置において、補正レンズ71は光軸と直角な平面内の
2方向725p,726y(図11参照)に同時に駆動
可能に支持しなければならず、したがって、支持軸74
p,74y(図10参照)を必要とし、更に支持軸74
p,74y回りの回転を防ぐ為に支持球711,調整ネ
ジ723で支持枠72(斜線部72c)を挟む必要があ
る。
【0034】この様な構成では以下の様な問題を含んで
いる。
いる。
【0035】1)支持枠72,支持アーム75は支持軸
74y,74p上を摺動するが、摺動時の摩擦が補正レ
ンズ71の駆動精度を劣化させる。
74y,74p上を摺動するが、摺動時の摩擦が補正レ
ンズ71の駆動精度を劣化させる。
【0036】2)調整ネジ723,支持球711と支持
枠72間の摩擦も駆動精度を劣化させ、特に重力が光軸
と平行の時(鏡筒が上向き、或は、下向き時)、補正光
学装置の自重が総て調整ネジ723或は支持球711に
加わり、上記摩擦が増大する。つまり、鏡筒の姿勢差で
駆動精度が変化する。更に、調整ネジ723の調整工程
も煩雑な作業である。
枠72間の摩擦も駆動精度を劣化させ、特に重力が光軸
と平行の時(鏡筒が上向き、或は、下向き時)、補正光
学装置の自重が総て調整ネジ723或は支持球711に
加わり、上記摩擦が増大する。つまり、鏡筒の姿勢差で
駆動精度が変化する。更に、調整ネジ723の調整工程
も煩雑な作業である。
【0037】また、防振範囲を広げる為(極めて大きな
手振れでも十分抑制させる)に補正レンズ71の駆動ス
トロークを広げていくと、以下の問題も生じる。
手振れでも十分抑制させる)に補正レンズ71の駆動ス
トロークを広げていくと、以下の問題も生じる。
【0038】3)位置検出センサ(図10,図11の受
光素子78p,78y)の検出ストロークを駆動ストロ
ーク以上に確保する必要があり、その事は位置検出セン
サの選択肢を小さくしてしまい、位置検出センサの小型
化,省電力化を妨げる。
光素子78p,78y)の検出ストロークを駆動ストロ
ーク以上に確保する必要があり、その事は位置検出セン
サの選択肢を小さくしてしまい、位置検出センサの小型
化,省電力化を妨げる。
【0039】4)コイル79p,79y、ヨー712
p,712yも大型化させる必要があり、重くなってし
まう。
p,712yも大型化させる必要があり、重くなってし
まう。
【0040】以上の1)〜4)の問題が補正光学装置の
駆動精度(補正レンズの)向上,組立性,小型軽量化,
省電力化を妨げていた。
駆動精度(補正レンズの)向上,組立性,小型軽量化,
省電力化を妨げていた。
【0041】上述した問題点は補正レンズを駆動方向に
シフトさせる構造故に生じたものであり、例えば、光軸
と平行の、光軸以外の軸を中心として補正レンズを回転
させ、その時の回転成分の中の該補正レンズのシフト成
分を用いて振れ補正を行う構成にした場合を考えてみ
る。
シフトさせる構造故に生じたものであり、例えば、光軸
と平行の、光軸以外の軸を中心として補正レンズを回転
させ、その時の回転成分の中の該補正レンズのシフト成
分を用いて振れ補正を行う構成にした場合を考えてみ
る。
【0042】このとき、回転中心近傍に位置検出センサ
を設けると、検出ストロークは少なくて済み、又補正レ
ンズの駆動を回転中心で(モータで)行えば、磁気回路
も大型化しない。また、スライド軸の摩擦等の問題も少
なくなる。
を設けると、検出ストロークは少なくて済み、又補正レ
ンズの駆動を回転中心で(モータで)行えば、磁気回路
も大型化しない。また、スライド軸の摩擦等の問題も少
なくなる。
【0043】ここで、この様な回転式の補正光学装置の
一例を図13に示す。
一例を図13に示す。
【0044】図13はその構造をレンズ正面から見た図
であり、図13において、回転枠93p,93yは各々
不図示の鏡筒に設けられた軸95p,95yに回転可能
に軸支され、その他端には磁性板94p,94yが固着
されており、鏡筒に支持されるステータ96pa,96
pb,96ya,96yb上のコイル97pa,97p
b,97ya,97ybへの通電量を調整する事で、各
々軸95p,95y回りに駆動される。
であり、図13において、回転枠93p,93yは各々
不図示の鏡筒に設けられた軸95p,95yに回転可能
に軸支され、その他端には磁性板94p,94yが固着
されており、鏡筒に支持されるステータ96pa,96
pb,96ya,96yb上のコイル97pa,97p
b,97ya,97ybへの通電量を調整する事で、各
々軸95p,95y回りに駆動される。
【0045】前記回転枠93p,93yには各々長孔が
形成されており、該長孔の長手方向とは垂直方向の側の
辺93pa,93pb,93ya,93ybでレンズ9
1の支持枠92を挟んでいる。したがって、回転枠93
pのみを回転させると、支持枠92は辺93ya,93
ybに規制され、ピッチ方向98pのみに移動し、反対
に回転枠93yのみを回転させると、支持枠92は辺9
3pa,93pbに規制され、ヨー方向98yのみに移
動する。つまり、2つの回動が互いに独立して支持枠9
2に伝達される。
形成されており、該長孔の長手方向とは垂直方向の側の
辺93pa,93pb,93ya,93ybでレンズ9
1の支持枠92を挟んでいる。したがって、回転枠93
pのみを回転させると、支持枠92は辺93ya,93
ybに規制され、ピッチ方向98pのみに移動し、反対
に回転枠93yのみを回転させると、支持枠92は辺9
3pa,93pbに規制され、ヨー方向98yのみに移
動する。つまり、2つの回動が互いに独立して支持枠9
2に伝達される。
【0046】しかしながら、以上の構成では、2軸回転
駆動力を互いに独立して伝達させる機構故に、以下の問
題を生じている。
駆動力を互いに独立して伝達させる機構故に、以下の問
題を生じている。
【0047】第1に、支持枠92と長孔の辺93pa,
93pb,93ya,93yb間で発生する摩擦による
駆動力低下,騒音、又、この間のガタによる駆動精度の
低下を招くといった問題があり、第2に、例えば回転枠
93yが傾いていた時に回転枠93pを回転させると、
支持枠92はピッチ方向98pより傾いた方向に駆動さ
れてしまうといった問題がある。
93pb,93ya,93yb間で発生する摩擦による
駆動力低下,騒音、又、この間のガタによる駆動精度の
低下を招くといった問題があり、第2に、例えば回転枠
93yが傾いていた時に回転枠93pを回転させると、
支持枠92はピッチ方向98pより傾いた方向に駆動さ
れてしまうといった問題がある。
【0048】(発明の目的)本発明の第1の目的は、補
正レンズ駆動時の摩擦を低減させてその駆動精度を向上
させると共に、組立性、小型軽量化、省電化を達成する
ことのできる補正光学装置を提供することである。
正レンズ駆動時の摩擦を低減させてその駆動精度を向上
させると共に、組立性、小型軽量化、省電化を達成する
ことのできる補正光学装置を提供することである。
【0049】本発明の第2の目的は、補正レンズの少な
くとも一方の駆動方向を光軸と平行な軸まわりとした構
成にした際の、それぞれの方向への駆動誤差を無くし、
精度の良い駆動を実現することのできる補正光学装置を
提供することである。
くとも一方の駆動方向を光軸と平行な軸まわりとした構
成にした際の、それぞれの方向への駆動誤差を無くし、
精度の良い駆動を実現することのできる補正光学装置を
提供することである。
【0050】
【課題を解決するための手段】本発明は、鏡筒部に対し
て相対的に駆動され、該鏡筒部に保持されるレンズ群の
光軸を偏心させる補正レンズと、該補正レンズを、前記
光軸と直交する平面内で、互いに異なる複数の方向に各
々を従属的に移動可能に支持し且つ少なくとも一方の駆
動方向を前記光軸と平行な軸まわりとする支持手段とを
備え、また、前記支持手段を、光軸と平行な第1の軸ま
わりに回転可能に鏡筒部に軸支される支持アームと、前
記光軸と平行な第2の軸まわりに回転可能に前記支持ア
ームに軸支され、補正レンズを保持する支持枠とにより
構成したり、光軸と直交する軸方向に摺動可能に鏡筒部
に支持される支持アームと、前記光軸と平行な軸まわり
に回転可能に前記支持アームに軸支され、補正レンズを
保持する支持枠とにより構成したり、或は、光軸と平行
な軸まわりに回転可能に鏡筒部に軸支される支持アーム
と、前記光軸と直交する軸方向に摺動可能に前記支持ア
ームに支持され、補正レンズを保持する支持枠とにより
構成し、補正レンズの少なくとも一方の駆動方向を前記
光軸と平行な軸まわりとすると共に、異なる方向への駆
動を従属的に行う構造、つまりそれぞれの方向へ単独的
に駆動する(移動させる)のではなく、一方の方向へ補
正レンズを駆動する部材上に他方の方向(例えば前記方
向と直交する方向)へ該補正レンズを駆動する部材を連
結した構造としている。
て相対的に駆動され、該鏡筒部に保持されるレンズ群の
光軸を偏心させる補正レンズと、該補正レンズを、前記
光軸と直交する平面内で、互いに異なる複数の方向に各
々を従属的に移動可能に支持し且つ少なくとも一方の駆
動方向を前記光軸と平行な軸まわりとする支持手段とを
備え、また、前記支持手段を、光軸と平行な第1の軸ま
わりに回転可能に鏡筒部に軸支される支持アームと、前
記光軸と平行な第2の軸まわりに回転可能に前記支持ア
ームに軸支され、補正レンズを保持する支持枠とにより
構成したり、光軸と直交する軸方向に摺動可能に鏡筒部
に支持される支持アームと、前記光軸と平行な軸まわり
に回転可能に前記支持アームに軸支され、補正レンズを
保持する支持枠とにより構成したり、或は、光軸と平行
な軸まわりに回転可能に鏡筒部に軸支される支持アーム
と、前記光軸と直交する軸方向に摺動可能に前記支持ア
ームに支持され、補正レンズを保持する支持枠とにより
構成し、補正レンズの少なくとも一方の駆動方向を前記
光軸と平行な軸まわりとすると共に、異なる方向への駆
動を従属的に行う構造、つまりそれぞれの方向へ単独的
に駆動する(移動させる)のではなく、一方の方向へ補
正レンズを駆動する部材上に他方の方向(例えば前記方
向と直交する方向)へ該補正レンズを駆動する部材を連
結した構造としている。
【0051】また、本発明は、第1の方向の駆動により
生じる第2の方向の駆動誤差量も検出する構成の、第2
の方向の位置検出手段であり、第2の方向への駆動は、
位置制御ループ内に配置された該位置検出手段の出力に
基づいて行う位置補償制御手段、第1の方向の駆動量か
ら該第1の方向の駆動により生じる第2の方向の駆動誤
差量を算出し、該駆動誤差量に基づいて第2の方向への
移動量を指示する位置補償制御手段、或は、第1の方向
の駆動量に伴う駆動誤差量を予め記憶した記憶手段を具
備し、第1の方向への駆動毎に前記記憶手段より該第1
の方向への駆動に伴う駆動誤差量を求め、該駆動誤差量
に基づいて第2の方向への駆動量を指示位置補償制御手
段を設け、補正レンズの少なくとも一方の駆動方向を前
記光軸と平行な軸まわりとする構成故に生じる駆動誤差
量を、例えば、第1の方向の駆動量に伴う駆動誤差量を
予め記憶した記憶手段を具備し、第1の方向への駆動毎
に前記記憶手段より該第1の方向への駆動に伴う駆動誤
差量を求め、該駆動誤差量を考慮して第2の方向への駆
動量を指示して打ち消すようにしている。
生じる第2の方向の駆動誤差量も検出する構成の、第2
の方向の位置検出手段であり、第2の方向への駆動は、
位置制御ループ内に配置された該位置検出手段の出力に
基づいて行う位置補償制御手段、第1の方向の駆動量か
ら該第1の方向の駆動により生じる第2の方向の駆動誤
差量を算出し、該駆動誤差量に基づいて第2の方向への
移動量を指示する位置補償制御手段、或は、第1の方向
の駆動量に伴う駆動誤差量を予め記憶した記憶手段を具
備し、第1の方向への駆動毎に前記記憶手段より該第1
の方向への駆動に伴う駆動誤差量を求め、該駆動誤差量
に基づいて第2の方向への駆動量を指示位置補償制御手
段を設け、補正レンズの少なくとも一方の駆動方向を前
記光軸と平行な軸まわりとする構成故に生じる駆動誤差
量を、例えば、第1の方向の駆動量に伴う駆動誤差量を
予め記憶した記憶手段を具備し、第1の方向への駆動毎
に前記記憶手段より該第1の方向への駆動に伴う駆動誤
差量を求め、該駆動誤差量を考慮して第2の方向への駆
動量を指示して打ち消すようにしている。
【0052】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0053】図1は本発明の第1の実施例における補正
光学装置の要部構成を示す機構図である。
光学装置の要部構成を示す機構図である。
【0054】モータ12yは鏡筒11の凹部11aに孔
11bを介してネジ止めされる。このモータ12yの
(回転)軸12yaには支持アーム13が取付けられて
おり、該支持アーム13はこの軸12yaまわり(第1
の軸まわり13y)に回転駆動される。支持アーム13
の他端にはモータ12pが取付けられており、該モータ
12pの(回転)軸12paには支持枠15が取付けら
れ、該支持枠15はこの軸12paまわり(第2の軸ま
わり13p)に回転駆動される。
11bを介してネジ止めされる。このモータ12yの
(回転)軸12yaには支持アーム13が取付けられて
おり、該支持アーム13はこの軸12yaまわり(第1
の軸まわり13y)に回転駆動される。支持アーム13
の他端にはモータ12pが取付けられており、該モータ
12pの(回転)軸12paには支持枠15が取付けら
れ、該支持枠15はこの軸12paまわり(第2の軸ま
わり13p)に回転駆動される。
【0055】つまり、支持枠15は2つの方向(軸12
ya,軸12paまわり)に各々が従属(尚、ここで従
属とは、駆動される可動部上に別の駆動される部材が載
る事を示す)して駆動される。そして、この支持枠15
にはレンズ16が組込まれている。また、支持枠15に
はスリット板14が取付けられており、スリット板14
には後述するスリット110p,110yが設けられて
いる。又、支持枠15には投光素子18を保持したホル
ダ19部が前記スリット板14に対向して組込まれる。
ya,軸12paまわり)に各々が従属(尚、ここで従
属とは、駆動される可動部上に別の駆動される部材が載
る事を示す)して駆動される。そして、この支持枠15
にはレンズ16が組込まれている。また、支持枠15に
はスリット板14が取付けられており、スリット板14
には後述するスリット110p,110yが設けられて
いる。又、支持枠15には投光素子18を保持したホル
ダ19部が前記スリット板14に対向して組込まれる。
【0056】位置検出素子17p,17yは鏡筒11に
取付けられる。更に詳述すると、図1は補正レンズ16
の中心0が光軸と一致している時であるが、その時に位
置検出素子17yの検出方向が軸12yaと投光素子1
8の中心(スリット110yの中心に殆ど等しい)を結
ぶ線分12ybと直角な方向に、位置検出素子17yは
鏡筒11に取付けられ、又位置検出素子17pの検出方
向が軸12paと投光素子18の中心(スリット110
pの中心に殆ど等しい)を結ぶ線分12pbと直角な方
向に、位置検出素子17pは鏡筒11に取付けられる。
鏡筒11の切欠き11cはモータ12pが入り込む為の
逃げである。
取付けられる。更に詳述すると、図1は補正レンズ16
の中心0が光軸と一致している時であるが、その時に位
置検出素子17yの検出方向が軸12yaと投光素子1
8の中心(スリット110yの中心に殆ど等しい)を結
ぶ線分12ybと直角な方向に、位置検出素子17yは
鏡筒11に取付けられ、又位置検出素子17pの検出方
向が軸12paと投光素子18の中心(スリット110
pの中心に殆ど等しい)を結ぶ線分12pbと直角な方
向に、位置検出素子17pは鏡筒11に取付けられる。
鏡筒11の切欠き11cはモータ12pが入り込む為の
逃げである。
【0057】補正光学装置の駆動制御系は図11と同様
の構成から成り、指令信号730p,730yの入力が
無い時には、補正レンズ16は位置検出素子17p,1
7yの出力信号が共にゼロになる点(レンズの中心Oと
光軸が一致する点)で安定している。
の構成から成り、指令信号730p,730yの入力が
無い時には、補正レンズ16は位置検出素子17p,1
7yの出力信号が共にゼロになる点(レンズの中心Oと
光軸が一致する点)で安定している。
【0058】次に、スリット板14に形成されるスリッ
ト110pの開口形状について述べる。
ト110pの開口形状について述べる。
【0059】図1において、モータ12yを駆動する
と、補正レンズ16は矢印726y方向に駆動される
が、回転駆動故に矢印725p方向にも移動が生じ誤差
となってしまう。その為、この誤差量を検出してその量
だけ矢印725p方向にモータ12pを駆動して打消す
必要が有る。そこで、スリット110pの開口形状は、
駆動方向の検出ばかりでなく、この誤差量も検出する形
状に形成されている。
と、補正レンズ16は矢印726y方向に駆動される
が、回転駆動故に矢印725p方向にも移動が生じ誤差
となってしまう。その為、この誤差量を検出してその量
だけ矢印725p方向にモータ12pを駆動して打消す
必要が有る。そこで、スリット110pの開口形状は、
駆動方向の検出ばかりでなく、この誤差量も検出する形
状に形成されている。
【0060】図2はこれについて説明する為の図であ
り、図2において、補正レンズ16の中心Oが軸12y
aを中心に駆動する(軌跡0a)。このとき、支持アー
ム13(図2では不図示)にて補正レンズ16が角度θ
だけ駆動されると、該補正レンズ16はx方向にLだけ
駆動されるが、y方向にもδだけ誤差を生む。この誤差
δをモータ12p用の位置検出素子17pで検出する事
を考える。
り、図2において、補正レンズ16の中心Oが軸12y
aを中心に駆動する(軌跡0a)。このとき、支持アー
ム13(図2では不図示)にて補正レンズ16が角度θ
だけ駆動されると、該補正レンズ16はx方向にLだけ
駆動されるが、y方向にもδだけ誤差を生む。この誤差
δをモータ12p用の位置検出素子17pで検出する事
を考える。
【0061】今、スリット形状が実線で示す様に軸12
yaを中心とする円(軸12yaを中心とし、投光素子
18の中心と軸12yaを半径とする円13y:第1の
円)に沿った形状であると、スリット110p’が軸1
2yaまわりに補正レンズ16と共に動いても位置検出
素子17pの出力は全く変化しない。
yaを中心とする円(軸12yaを中心とし、投光素子
18の中心と軸12yaを半径とする円13y:第1の
円)に沿った形状であると、スリット110p’が軸1
2yaまわりに補正レンズ16と共に動いても位置検出
素子17pの出力は全く変化しない。
【0062】ここで、このときのスリット各点の座標は
スリットから軸12yaの半径をrとすると (x’,y’)=(rsin θ, rcos θ) で表される。
スリットから軸12yaの半径をrとすると (x’,y’)=(rsin θ, rcos θ) で表される。
【0063】又、誤差量δは補正レンズ16の中心Oと
軸12yaの半径をRとすると δ=R(1−cos θ) よって、スリット座標を (x,y)=〔rsin θ, rcos θ+R(1−cos
θ)〕 に設定すると、位置検出素子17pは誤差δだけを検出
し、それを補正すべくモータ12pを駆動する(位置制
御故に位置検出素子の出力が変化すると、それをゼロに
する様に駆動される)。
軸12yaの半径をRとすると δ=R(1−cos θ) よって、スリット座標を (x,y)=〔rsin θ, rcos θ+R(1−cos
θ)〕 に設定すると、位置検出素子17pは誤差δだけを検出
し、それを補正すべくモータ12pを駆動する(位置制
御故に位置検出素子の出力が変化すると、それをゼロに
する様に駆動される)。
【0064】破線で示したスリット110pが求めるス
リット形状となるが、求めるスリット形状はRとrの関
係の変化により点110pa(殆ど投光素子18の中
心)を通る曲線110p'',110p''' ,110
p''''へ変化してゆく。しかし、スリット110pの曲
線が円13y(第1の円)の内側に存在する(スリット
の曲線が点110pa以外で円13yと交わる)ことは
無い。つまり、スリット110pの曲線は円13yの外
側に存在し、点110paを通り、y軸に対称な曲線に
設定すると、駆動誤差量δを減少させることが可能にな
る。同様にしてスリット110yの形状も決定される。
リット形状となるが、求めるスリット形状はRとrの関
係の変化により点110pa(殆ど投光素子18の中
心)を通る曲線110p'',110p''' ,110
p''''へ変化してゆく。しかし、スリット110pの曲
線が円13y(第1の円)の内側に存在する(スリット
の曲線が点110pa以外で円13yと交わる)ことは
無い。つまり、スリット110pの曲線は円13yの外
側に存在し、点110paを通り、y軸に対称な曲線に
設定すると、駆動誤差量δを減少させることが可能にな
る。同様にしてスリット110yの形状も決定される。
【0065】この様に回転系で補正レンズ16を駆動さ
せると、従来例の摺動系に比べて摩擦が極めて少なく出
来、又、支持アーム13,支持枠15は光軸と平行な軸
12ya,12paの回転方向以外には強固に支持され
ている為に従来例の支持球,調整ピンは必要なく、それ
に伴う摩擦及び調整を無くすことができる。
せると、従来例の摺動系に比べて摩擦が極めて少なく出
来、又、支持アーム13,支持枠15は光軸と平行な軸
12ya,12paの回転方向以外には強固に支持され
ている為に従来例の支持球,調整ピンは必要なく、それ
に伴う摩擦及び調整を無くすことができる。
【0066】又、位置検出素子は補正レンズ16の中心
Oの回軸半径より内側に設けられている為に、該中心O
の駆動ストロークよりも検出ストロークを小さくでき、
位置検出素子の選択肢を広げることが可能となり、小型
化,低電力化を達成することができる。
Oの回軸半径より内側に設けられている為に、該中心O
の駆動ストロークよりも検出ストロークを小さくでき、
位置検出素子の選択肢を広げることが可能となり、小型
化,低電力化を達成することができる。
【0067】(第2の実施例)図3は本発明の第2の実
施例における補正光学装置の機構図であり、図1,図2
と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
施例における補正光学装置の機構図であり、図1,図2
と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0068】この第2の実施例は、上記第1の実施例に
比べ、投光素子18が鏡筒11から伸びた腕11dの孔
11eに取付けられ固定される例であるが、この様な場
合にもスリットの形状が図2と同様に決定することによ
り、2軸方向の駆動干渉を減少させる事が可能となる。
比べ、投光素子18が鏡筒11から伸びた腕11dの孔
11eに取付けられ固定される例であるが、この様な場
合にもスリットの形状が図2と同様に決定することによ
り、2軸方向の駆動干渉を減少させる事が可能となる。
【0069】(第3の実施例)図4は本発明の第3の実
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
3と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
3と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0070】この実施例は位置検出手段としてロータリ
エンコーダを用いた例であり、図4において、モータ1
2y,12pの回転軸12ya,12paにはパルス板
113y,113pが取付けられており、該パルス板1
13yを挟むフォトインタラプタ114yは鏡筒11の
溝11fに接着され、パルス板113pを挟むフォトイ
ンタラプタ114pはモータ12pに接着されている。
エンコーダを用いた例であり、図4において、モータ1
2y,12pの回転軸12ya,12paにはパルス板
113y,113pが取付けられており、該パルス板1
13yを挟むフォトインタラプタ114yは鏡筒11の
溝11fに接着され、パルス板113pを挟むフォトイ
ンタラプタ114pはモータ12pに接着されている。
【0071】したがって、モータ12y,12pの回転
量はパルス板113y,113pの回転を介してフォト
インタラプタ114y,114pにて検出され、各々位
置演算回路115p,115yに入力される。
量はパルス板113y,113pの回転を介してフォト
インタラプタ114y,114pにて検出され、各々位
置演算回路115p,115yに入力される。
【0072】支持枠15にホルダ19を介して取付けら
れた投光素子18の投光は、孔111p,111yを通
して受光素子112p,112yに入射される。尚、受
光素子112p,112yは受光素子17p,17yの
様に位置を検出する為の高価、且つ、大型な位置検出素
子(PSD)である必要が無く、SPC等を用いて方向
判別のみ正確に行えるセンサであれば良く、更には図3
の様に光学式では無く、磁気式センサを用いても良い。
れた投光素子18の投光は、孔111p,111yを通
して受光素子112p,112yに入射される。尚、受
光素子112p,112yは受光素子17p,17yの
様に位置を検出する為の高価、且つ、大型な位置検出素
子(PSD)である必要が無く、SPC等を用いて方向
判別のみ正確に行えるセンサであれば良く、更には図3
の様に光学式では無く、磁気式センサを用いても良い。
【0073】前記受光素子112p,112yの出力も
位置演算回路115p,115yに入力され、これによ
り、該位置演算回路115p,115yは受光素子11
2p,112yの駆動方向の情報とフォトインタラプタ
114y,114pの回転量情報により補正光学装置の
位置情報を算出し、演算回路116p,116yを介し
て指令信号730p,730yに加える。
位置演算回路115p,115yに入力され、これによ
り、該位置演算回路115p,115yは受光素子11
2p,112yの駆動方向の情報とフォトインタラプタ
114y,114pの回転量情報により補正光学装置の
位置情報を算出し、演算回路116p,116yを介し
て指令信号730p,730yに加える。
【0074】図4では受光素子112p,112yで駆
動方向の判別を行っているが、フォトインタラプタ11
4y,114pの隣りにパルス板113y,113pの
パルスと位相をズラせてもう1つフォトインタラプタを
設け、2つのフォトインタラプタの出力により方向を求
める公知の方法により位置情報を求めても良い。
動方向の判別を行っているが、フォトインタラプタ11
4y,114pの隣りにパルス板113y,113pの
パルスと位相をズラせてもう1つフォトインタラプタを
設け、2つのフォトインタラプタの出力により方向を求
める公知の方法により位置情報を求めても良い。
【0075】この方法によると、パルス出力により位置
検出が可能な為、温度,経時的な位置検出出力の変動が
無くなり精度良い位置検出が可能になるばかりでなく、
補正光学装置を公知のディジタルで制御する手法を用い
る場合には位置検出出力をA/Dする必要が無く、回路
処理が極めて簡単にできる。
検出が可能な為、温度,経時的な位置検出出力の変動が
無くなり精度良い位置検出が可能になるばかりでなく、
補正光学装置を公知のディジタルで制御する手法を用い
る場合には位置検出出力をA/Dする必要が無く、回路
処理が極めて簡単にできる。
【0076】尚、上記のモータ12y,12pは、コア
レスモータ,コアドモータ,或は電流,電圧計のメータ
の様なムービングコイル型式等色々なものを用いること
ができる(第1及び第2の実施例においても同様であ
る)。
レスモータ,コアドモータ,或は電流,電圧計のメータ
の様なムービングコイル型式等色々なものを用いること
ができる(第1及び第2の実施例においても同様であ
る)。
【0077】(第4の実施例)図5は本発明の第4の実
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
4と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
4と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0078】この実施例はステップモータを用いて補正
レンズ16を駆動する例を示したものであり、図1と異
なるのは、モータの変更の他に、投光素子,位置検出素
子,スリットを無くしている点である。
レンズ16を駆動する例を示したものであり、図1と異
なるのは、モータの変更の他に、投光素子,位置検出素
子,スリットを無くしている点である。
【0079】ステップモータ41y,41pは指令信号
730p,730yに基づいて駆動回路42p,42y
で駆動される。該ステップモータ41y,41pの特徴
として指令駆動量に対してモータの駆動量は正確に再現
される(ステップ送りの為)為、駆動位置検出素子は必
要無くなり、小型,軽量化が可能になる。
730p,730yに基づいて駆動回路42p,42y
で駆動される。該ステップモータ41y,41pの特徴
として指令駆動量に対してモータの駆動量は正確に再現
される(ステップ送りの為)為、駆動位置検出素子は必
要無くなり、小型,軽量化が可能になる。
【0080】尚、ステップモータ41yで補正レンズ1
6を726y方向に駆動する際、図1に例と同様に72
5p方向にも駆動量に見合う誤差量δが生じる。この誤
差量δは図2で示した様にモータの回転角θに対して δ1 =R(1−cos θ) である。
6を726y方向に駆動する際、図1に例と同様に72
5p方向にも駆動量に見合う誤差量δが生じる。この誤
差量δは図2で示した様にモータの回転角θに対して δ1 =R(1−cos θ) である。
【0081】今、ステップモータ41pの中心と補正レ
ンズ16の中心Oの距離をR’とすると、ステップモー
タ41pを R’sin θ’=δ1 ∴θ’=sin-1 〔R/R’・
(1−cos θ)〕 となる様にθ’だけ駆動すると、725p方向の誤差δ
1 は補正される。
ンズ16の中心Oの距離をR’とすると、ステップモー
タ41pを R’sin θ’=δ1 ∴θ’=sin-1 〔R/R’・
(1−cos θ)〕 となる様にθ’だけ駆動すると、725p方向の誤差δ
1 は補正される。
【0082】尚、ステップモータ41pのこの駆動によ
り726y方向に δ2 =R’(1−cos θ’) の誤差が生じる。この誤差量δ2 を補正する為にステッ
プモータ41yを θ''=sin-1 〔R’/R・(1−cos θ')〕 =√〔1−(R/R’・(1−cos θ)〕2 となる様にθ''だけ駆動すれば良い。
り726y方向に δ2 =R’(1−cos θ’) の誤差が生じる。この誤差量δ2 を補正する為にステッ
プモータ41yを θ''=sin-1 〔R’/R・(1−cos θ')〕 =√〔1−(R/R’・(1−cos θ)〕2 となる様にθ''だけ駆動すれば良い。
【0083】実際には、上記の演算 θ’=sin-1 〔R/R’・(1−cos θ)〕 を(駆動回路42p,42yに対応する駆動量を)演算
回路43p,43yにて行い、互いの方向の駆動回路4
2p,42yに入力する事で、上記の繰返し計算は一連
の動作で行うことが出来、互いの誤差量は極めて小さく
できる。
回路43p,43yにて行い、互いの方向の駆動回路4
2p,42yに入力する事で、上記の繰返し計算は一連
の動作で行うことが出来、互いの誤差量は極めて小さく
できる。
【0084】以上の様にステップモータを用いる事で、
位置検出素子を必要する事は無く、簡素な補正光学装置
を構成することができる。尚、図4の例では、駆動誤差
を打消す手段が示されていないが、図5の演算回路43
p,43yと同様な構成の回路を設け、位置演算回路1
15p,115yの出力を基に位置補償を行うようにし
ても良い。
位置検出素子を必要する事は無く、簡素な補正光学装置
を構成することができる。尚、図4の例では、駆動誤差
を打消す手段が示されていないが、図5の演算回路43
p,43yと同様な構成の回路を設け、位置演算回路1
15p,115yの出力を基に位置補償を行うようにし
ても良い。
【0085】(第5の実施例)図6は本発明の第5の実
施例における補正光学装置の機構図であり、図1と同様
の部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
施例における補正光学装置の機構図であり、図1と同様
の部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0086】この実施例は、上記の第乃至第4の実施例
と異なり、725p方向は回転では無く、スライド移動
方式としている。
と異なり、725p方向は回転では無く、スライド移動
方式としている。
【0087】図6において、45は図に示す様に2極着
磁された永久磁石、46は鏡筒11の溝11gに取付け
られる樹脂性のケースであり、前記永久磁石45が嵌込
まれ、外側にコイル46aが巻かれている。これらによ
り、該コイル46aに電流を流す事で永久磁石45が回
転する、ムービングマグネットモータを形成している。
46bはケース46に接着される(ホール素子等の)磁
気式位置検出素子であり、永久磁石45の回転量を検出
して増幅回路727yに送る。
磁された永久磁石、46は鏡筒11の溝11gに取付け
られる樹脂性のケースであり、前記永久磁石45が嵌込
まれ、外側にコイル46aが巻かれている。これらによ
り、該コイル46aに電流を流す事で永久磁石45が回
転する、ムービングマグネットモータを形成している。
46bはケース46に接着される(ホール素子等の)磁
気式位置検出素子であり、永久磁石45の回転量を検出
して増幅回路727yに送る。
【0088】永久磁石45には支持アーム13が取付け
られ、支持アーム13の他端にはヨーク48がネジ止め
されている。ヨーク48には支持軸410が固定されて
おり、支持枠15は支持軸410上をピッチ方向725
pに摺動する。支持枠15には永久磁石47a,47b
が取付けられ、ヨーク48に巻かれたコイル49に電流
を流し、その極性で永久磁石47a,47bの吸収,反
発の方向が変化し、支持枠15はピッチ方向725pに
駆動される。一対のストッパ411は支持枠15に固定
され、支持アーム13を挟んで該支持枠15の支持軸4
10回りの回転を抑制している。
られ、支持アーム13の他端にはヨーク48がネジ止め
されている。ヨーク48には支持軸410が固定されて
おり、支持枠15は支持軸410上をピッチ方向725
pに摺動する。支持枠15には永久磁石47a,47b
が取付けられ、ヨーク48に巻かれたコイル49に電流
を流し、その極性で永久磁石47a,47bの吸収,反
発の方向が変化し、支持枠15はピッチ方向725pに
駆動される。一対のストッパ411は支持枠15に固定
され、支持アーム13を挟んで該支持枠15の支持軸4
10回りの回転を抑制している。
【0089】スリット板14のスリット44pは、図2
のスリット形状110p’の様に、支持枠15が永久磁
石45により回転駆動されても、その対向する位置検出
素子78pの出力は変化せず、支持枠15がピッチ方向
725pに駆動された時のみ出力を変化させる。
のスリット形状110p’の様に、支持枠15が永久磁
石45により回転駆動されても、その対向する位置検出
素子78pの出力は変化せず、支持枠15がピッチ方向
725pに駆動された時のみ出力を変化させる。
【0090】尚、スリット板14は、図3と同様に、位
置検出素子78pと鏡筒11の腕11dの孔11eの間
に挟まれ、孔11eには投光素子18が取付けられる。
置検出素子78pと鏡筒11の腕11dの孔11eの間
に挟まれ、孔11eには投光素子18が取付けられる。
【0091】以上の構成において、ピッチ方向725p
の駆動制御は図11の例と同様であるが、ヨー方向72
6yに駆動するとき、永久磁石45が補正レンズ16を
回転駆動させることで行われる。このとき、前述した様
に位置検出素子78pは出力変動を生じないが、実際に
はピッチ方向725pにも誤差δが永久磁石45の回転
量に応じて生じている。
の駆動制御は図11の例と同様であるが、ヨー方向72
6yに駆動するとき、永久磁石45が補正レンズ16を
回転駆動させることで行われる。このとき、前述した様
に位置検出素子78pは出力変動を生じないが、実際に
はピッチ方向725pにも誤差δが永久磁石45の回転
量に応じて生じている。
【0092】したがって、増幅回路727yの出力より
演算回路43yで誤差量δを求め、ピッチ方向725p
の駆動に入力して、その分ピッチ方向に駆動させて誤差
を打消している。
演算回路43yで誤差量δを求め、ピッチ方向725p
の駆動に入力して、その分ピッチ方向に駆動させて誤差
を打消している。
【0093】(第6の実施例)図7は本発明の第6の実
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
6と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
6と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0094】上記の第4及び第5の実施例では、誤差量
δを演算回路43p,43yで駆動毎に求めていたが、
予めピッチ,ヨー駆動量に応じた誤差量を記憶してお
き、駆動量に見合った誤差量を記憶手段から読み出し、
誤差修正を行っても良い。
δを演算回路43p,43yで駆動毎に求めていたが、
予めピッチ,ヨー駆動量に応じた誤差量を記憶してお
き、駆動量に見合った誤差量を記憶手段から読み出し、
誤差修正を行っても良い。
【0095】この実施例はその様な構成を示しており、
機械的な構成は図6と同じであるが、演算手段43yの
代わりに記憶手段51を設けており、指令信号730y
の駆動指令出力が記憶手段51に入力され、指令駆動量
に対応する誤差量δを記憶手段51より読み出してピッ
チ方向の駆動指令730pに加算し、誤差を打消す構成
にしている。
機械的な構成は図6と同じであるが、演算手段43yの
代わりに記憶手段51を設けており、指令信号730y
の駆動指令出力が記憶手段51に入力され、指令駆動量
に対応する誤差量δを記憶手段51より読み出してピッ
チ方向の駆動指令730pに加算し、誤差を打消す構成
にしている。
【0096】(第7の実施例)図8は本発明の第7の実
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
7と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
施例における補正光学装置の機構図であり、図1乃至図
7と同様の部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0097】この実施例はピッチ方向を回転駆動で構成
し、ヨー方向は摺動構成とした例であり、鏡筒11の凹
部11iにL型の支持軸61が固定され、支持軸61は
ヨー方向に延出し、支持アーム13が嵌合してヨー方向
に摺動する構成になっている。支持アーム13の板状舌
13aは鏡筒11の支持球711と腕11dの調整ピン
723に挟まれて矢印66の回転止めが構成されてい
る。
し、ヨー方向は摺動構成とした例であり、鏡筒11の凹
部11iにL型の支持軸61が固定され、支持軸61は
ヨー方向に延出し、支持アーム13が嵌合してヨー方向
に摺動する構成になっている。支持アーム13の板状舌
13aは鏡筒11の支持球711と腕11dの調整ピン
723に挟まれて矢印66の回転止めが構成されてい
る。
【0098】支持アーム13の凹部13b,13dには
支持枠15に取付けられた板バネ(弾性支持部材)64
が入り込み接着される。この様にバネ支持にすると、軸
支持に伴う摩擦も無くす事ができる。
支持枠15に取付けられた板バネ(弾性支持部材)64
が入り込み接着される。この様にバネ支持にすると、軸
支持に伴う摩擦も無くす事ができる。
【0099】支持枠15にはコイル62pが取付けられ
ており、支持アーム13の板状舌13aに取付けられた
永久磁石63pとの関連により、支持枠15は板バネ6
4を中心に弧13pの様に回転駆動される。支持枠15
上のスリット14yと支持枠15にホルダ19を介して
取付けられる投光素子18と支持アーム13上の位置検
出素子78pの関連により、この回転駆動の位置検出が
行われる。
ており、支持アーム13の板状舌13aに取付けられた
永久磁石63pとの関連により、支持枠15は板バネ6
4を中心に弧13pの様に回転駆動される。支持枠15
上のスリット14yと支持枠15にホルダ19を介して
取付けられる投光素子18と支持アーム13上の位置検
出素子78pの関連により、この回転駆動の位置検出が
行われる。
【0100】支持アーム13にもコイル62yが取付け
られ、鏡筒11に取付けられた永久磁石63yとの関連
により、支持アーム13はヨー方向に駆動される。
られ、鏡筒11に取付けられた永久磁石63yとの関連
により、支持アーム13はヨー方向に駆動される。
【0101】65はうず電流を利用した非接触式の位置
検出素子であり、鏡筒11の突出部11jに取付けら
れ、支持枠15のターゲット面15aと対向して該ター
ゲット面15aと位置検出素子65間の間隔を測長して
いる。つまり、ヨー方向の位置検出を行い、コイル62
yに帰還する位置制御を行っている。
検出素子であり、鏡筒11の突出部11jに取付けら
れ、支持枠15のターゲット面15aと対向して該ター
ゲット面15aと位置検出素子65間の間隔を測長して
いる。つまり、ヨー方向の位置検出を行い、コイル62
yに帰還する位置制御を行っている。
【0102】ここで、ターゲット面15aの面形状は弧
13pに沿わせるのでは無く、図2で説明したのと同様
に、支持枠15が回転した時に生ずるヨー方向の誤差量
もターゲット面15aと位置検出素子65の間隔変化と
なる面形状(弧13pと逆の弧形状)になっており、誤
差量も含まれた位置制御が成される為にピッチ方向の回
転駆動時に生ずるヨー方向の誤差はヨー方向の駆動で打
消される。
13pに沿わせるのでは無く、図2で説明したのと同様
に、支持枠15が回転した時に生ずるヨー方向の誤差量
もターゲット面15aと位置検出素子65の間隔変化と
なる面形状(弧13pと逆の弧形状)になっており、誤
差量も含まれた位置制御が成される為にピッチ方向の回
転駆動時に生ずるヨー方向の誤差はヨー方向の駆動で打
消される。
【0103】尚、位置検出素子65はうず電流センサに
限られるものではなく、例えば静電容量等他の非接触式
測長器を用いても良い。
限られるものではなく、例えば静電容量等他の非接触式
測長器を用いても良い。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鏡筒部に対して相対的に駆動され、該鏡筒部に保持され
るレンズ群の光軸を偏心させる補正レンズと、該補正レ
ンズを、前記光軸と直交する平面内で、互いに異なる複
数の方向に各々を従属的に移動可能に支持し且つ少なく
とも一方の駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとする
支持手段とを備え、また、前記支持手段を、光軸と平行
な第1の軸まわりに回転可能に鏡筒部に軸支される支持
アームと、前記光軸と平行な第2の軸まわりに回転可能
に前記支持アームに軸支され、補正レンズを保持する支
持枠とにより構成したり、光軸と直交する軸方向に摺動
可能に鏡筒部に支持される支持アームと、前記光軸と平
行な軸まわりに回転可能に前記支持アームに軸支され、
補正レンズを保持する支持枠とにより構成したり、或
は、光軸と平行な軸まわりに回転可能に鏡筒部に軸支さ
れる支持アームと、前記光軸と直交する軸方向に摺動可
能に前記支持アームに支持され、補正レンズを保持する
支持枠とにより構成し、補正レンズの少なくとも一方の
駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとすると共に、異
なる方向への駆動を従属的に行う構造、つまりそれぞれ
の方向へ単独的に駆動する(移動させる)のではなく、
一方の方向へ補正レンズを駆動する部材上に他方の方向
(例えば前記方向と直交する方向)へ該補正レンズを駆
動する部材を連結した構造としている。
鏡筒部に対して相対的に駆動され、該鏡筒部に保持され
るレンズ群の光軸を偏心させる補正レンズと、該補正レ
ンズを、前記光軸と直交する平面内で、互いに異なる複
数の方向に各々を従属的に移動可能に支持し且つ少なく
とも一方の駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとする
支持手段とを備え、また、前記支持手段を、光軸と平行
な第1の軸まわりに回転可能に鏡筒部に軸支される支持
アームと、前記光軸と平行な第2の軸まわりに回転可能
に前記支持アームに軸支され、補正レンズを保持する支
持枠とにより構成したり、光軸と直交する軸方向に摺動
可能に鏡筒部に支持される支持アームと、前記光軸と平
行な軸まわりに回転可能に前記支持アームに軸支され、
補正レンズを保持する支持枠とにより構成したり、或
は、光軸と平行な軸まわりに回転可能に鏡筒部に軸支さ
れる支持アームと、前記光軸と直交する軸方向に摺動可
能に前記支持アームに支持され、補正レンズを保持する
支持枠とにより構成し、補正レンズの少なくとも一方の
駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりとすると共に、異
なる方向への駆動を従属的に行う構造、つまりそれぞれ
の方向へ単独的に駆動する(移動させる)のではなく、
一方の方向へ補正レンズを駆動する部材上に他方の方向
(例えば前記方向と直交する方向)へ該補正レンズを駆
動する部材を連結した構造としている。
【0105】よって、補正レンズ駆動時の摩擦を低減さ
せてその駆動精度を向上させると共に、組立性、小型軽
量化、省電化を達成することが可能となる。
せてその駆動精度を向上させると共に、組立性、小型軽
量化、省電化を達成することが可能となる。
【0106】また、本発明によれば、第1の方向の駆動
により生じる第2の方向の駆動誤差量も検出する構成
の、第2の方向の位置検出手段であり、第2の方向への
駆動は、位置制御ループ内に配置された該位置検出手段
の出力に基づいて行う位置補償制御手段、第1の方向の
駆動量から該第1の方向の駆動により生じる第2の方向
の駆動誤差量を算出し、該駆動誤差量に基づいて第2の
方向への移動量を指示する位置補償制御手段、或は、第
1の方向の駆動量に伴う駆動誤差量を予め記憶した記憶
手段を具備し、第1の方向への駆動毎に前記記憶手段よ
り該第1の方向への駆動に伴う駆動誤差量を求め、該駆
動誤差量に基づいて第2の方向への駆動量を指示位置補
償制御手段を設け、補正レンズの少なくとも一方の駆動
方向を前記光軸と平行な軸まわりとする構成故に生じる
駆動誤差量を、例えば、第1の方向の駆動量に伴う駆動
誤差量を予め記憶した記憶手段を具備し、第1の方向へ
の駆動毎に前記記憶手段より該第1の方向への駆動に伴
う駆動誤差量を求め、該駆動誤差量を考慮して第2の方
向への駆動量を指示して打ち消すようにしている。
により生じる第2の方向の駆動誤差量も検出する構成
の、第2の方向の位置検出手段であり、第2の方向への
駆動は、位置制御ループ内に配置された該位置検出手段
の出力に基づいて行う位置補償制御手段、第1の方向の
駆動量から該第1の方向の駆動により生じる第2の方向
の駆動誤差量を算出し、該駆動誤差量に基づいて第2の
方向への移動量を指示する位置補償制御手段、或は、第
1の方向の駆動量に伴う駆動誤差量を予め記憶した記憶
手段を具備し、第1の方向への駆動毎に前記記憶手段よ
り該第1の方向への駆動に伴う駆動誤差量を求め、該駆
動誤差量に基づいて第2の方向への駆動量を指示位置補
償制御手段を設け、補正レンズの少なくとも一方の駆動
方向を前記光軸と平行な軸まわりとする構成故に生じる
駆動誤差量を、例えば、第1の方向の駆動量に伴う駆動
誤差量を予め記憶した記憶手段を具備し、第1の方向へ
の駆動毎に前記記憶手段より該第1の方向への駆動に伴
う駆動誤差量を求め、該駆動誤差量を考慮して第2の方
向への駆動量を指示して打ち消すようにしている。
【0107】よって、補正レンズの少なくとも一方の駆
動方向を光軸と平行な軸まわりとした構成にした際の、
それぞれの方向への駆動誤差を無くし、精度の良い駆動
を実現することができる。
動方向を光軸と平行な軸まわりとした構成にした際の、
それぞれの方向への駆動誤差を無くし、精度の良い駆動
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における補正光学装置を
示す機構図である。
示す機構図である。
【図2】図1のスリット板に設けられるスリットの開口
形状について説明する為の図である。
形状について説明する為の図である。
【図3】本発明の第2の実施例における補正光学装置を
示す機構図である。
示す機構図である。
【図4】本発明の第3の実施例における補正光学装置を
示す機構図である。
示す機構図である。
【図5】本発明の第4の実施例における補正光学装置を
示す機構図である。
示す機構図である。
【図6】本発明の第5の実施例における補正光学装置を
示す機構図である。
示す機構図である。
【図7】本発明の第6の実施例における補正光学装置を
示す機構図である。
示す機構図である。
【図8】本発明の第7の実施例における補正光学装置を
示す機構図である。
示す機構図である。
【図9】従来の防振システムの概略機構を示す斜視図で
ある。
ある。
【図10】従来のシフト式の補正光学装置の機械的機構
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図11】従来の補正光学装置の駆動制御系を含んだ機
構図である。
構図である。
【図12】図11の駆動制御系の具体的な構成例を示す
回路図である。
回路図である。
【図13】従来の回転式の補正光学装置の機械的機構を
示す正面図である。
示す正面図である。
11 鏡筒 12p,12y モータ 13 支持アーム 14 スリット板 15 支持枠 16 補正レンズ 12p,12y モータ 110p,110y スリット 113p,113y パルス板 114p,114y フォトインタラプタ
Claims (11)
- 【請求項1】 鏡筒部に対して相対的に駆動され、該鏡
筒部に保持されるレンズ群の光軸を偏心させる補正レン
ズと、該補正レンズを、前記光軸と直交する平面内で、
互いに異なる複数の方向に各々を従属的に移動可能に支
持し且つ少なくとも一方の駆動方向を前記光軸と平行な
軸まわりとする支持手段とを備えた、前記鏡筒部内に配
置される補正光学装置。 - 【請求項2】 支持手段は、補正レンズを、少なくとも
一方の駆動方向を前記光軸と平行な軸まわりに弾性支持
する手段であることを特徴とする請求項1記載の補正光
学装置。 - 【請求項3】 支持手段は、前記光軸と平行な第1の軸
まわりに回転可能に鏡筒部に軸支される支持アームと、
前記光軸と平行な第2の軸まわりに回転可能に前記支持
アームに軸支され、補正レンズを保持する支持枠とを備
えた手段であることを特徴とする請求項1記載の補正光
学装置。 - 【請求項4】 支持手段は、前記光軸と直交する軸方向
に摺動可能に鏡筒部に支持される支持アームと、前記光
軸と平行な軸まわりに回転可能に前記支持アームに軸支
され、補正レンズを保持する支持枠とを備えた手段であ
ることを特徴とする請求項1記載の補正光学装置。 - 【請求項5】 支持手段は、前記光軸と平行な軸まわり
に回転可能に鏡筒部に軸支される支持アームと、前記光
軸と直交する軸方向に摺動可能に前記支持アームに支持
され、補正レンズを保持する支持枠とを備えた手段であ
ることを特徴とする請求項1記載の補正光学装置。 - 【請求項6】 前記光軸と直交する平面内の第1の方向
駆動時に生じる該第1の方向以外の駆動誤差量を、第2
の方向への駆動により減少させる位置補償制御手段を設
けたことを特徴とする請求項1記載の補正光学装置。 - 【請求項7】 位置補償制御手段は、第1の方向の駆動
により生じる第2の方向の駆動誤差量も検出する構成
の、第2の方向の位置検出手段であり、第2の方向への
駆動は、位置制御ループ内に配置された該位置検出手段
の出力に基づいて行われることを特徴とする請求項6記
載の補正光学装置。 - 【請求項8】 位置補償制御手段は、第1の方向の駆動
による駆動量から該第1の方向の駆動により生じる第2
の方向の駆動誤差量を算出し、該駆動誤差量に基づいて
第2の方向への駆動量を指示する手段であることを特徴
とする請求項6記載の補正光学装置。 - 【請求項9】 位置補償制御手段は、第1の方向の駆動
量に伴う誤差量を予め記憶した記憶手段を具備し、第1
の方向への駆動毎に前記記憶手段より該第1の方向への
駆動に伴う駆動誤差量を求め、該駆動誤差量に基づいて
第2の方向への駆動量を指示する手段であることを特徴
とする請求項6記載の補正光学装置。 - 【請求項10】 位置検出手段は、前記光軸に直交する
平面内に移動不能に設けられ、第2の方向に位置検出感
度を持つ光学式位置検出器と、前記光軸に直交する平面
内に移動不能に、或は、支持手段上に設けられ、前記光
学式位置検出器に投光する投光器と、支持手段上に設け
られ、前記投光器から光学式位置検出器への投光を絞り
込むスリットとを具備しており、前記スリットの形状
を、補正レンズの回転軸と投光器間を半径とし、前記回
転軸を中心として前記光軸と直交する平面内に出来る円
の外側に存在する、前記投光器上を通る直線或は曲線よ
り成る形状としたことを特徴とする請求項7記載の補正
光学装置。 - 【請求項11】 位置検出手段は、前記光軸に直交する
平面内に移動不能に設けられ、補正レンズを支持する支
持手段に対向して、該対向距離を測長する非接触式変位
検出器と、支持手段上に設けられ、前記非接触式変位検
出器と対向するターゲット面を具備しており、前記ター
ゲット面の形状を、補正レンズの回転軸と該ターゲット
面間を半径とし、前記回転軸を中心として前記光軸と直
交する平面内に出来る円の外側に存在する、直線或は曲
線より成る面形状としたことを特徴とする請求項7記載
の補正光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17091793A JPH075514A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 補正光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17091793A JPH075514A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 補正光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075514A true JPH075514A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15913749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17091793A Pending JPH075514A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 補正光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075514A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007241254A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 像振れ補正装置およびカメラ |
US7760996B2 (en) | 2006-02-08 | 2010-07-20 | Panasonic Corporation | Image blur correction device and camera |
JP2011133708A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 像振れ補正機構及び撮像装置 |
US8059951B2 (en) | 2007-06-20 | 2011-11-15 | Panasonic Corporation | Image stabilizing device and camera |
WO2013132795A1 (en) * | 2012-03-08 | 2013-09-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image stabilization apparatus, optical apparatus, and image capturing apparatus |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17091793A patent/JPH075514A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104160330A (zh) * | 2012-03-08 | 2014-11-19 | 佳能株式会社 | 图像稳定设备、光学设备和摄像设备 |
GB2514507A (en) * | 2012-03-08 | 2014-11-26 | Canon Kk | Image stabilization apparatus, optical apparatus, and image capturing apparatus |
GB2514507B (en) * | 2012-03-08 | 2015-08-05 | Canon Kk | Image stabilization apparatus, optical apparatus, and image capturing apparatus |
US9277131B2 (en) | 2012-03-08 | 2016-03-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image stabilization apparatus, optical apparatus, and image capturing apparatus |
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