JPH0755104B2 - マルチ用フイルムの巻取り回収機 - Google Patents

マルチ用フイルムの巻取り回収機

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JPH0755104B2
JPH0755104B2 JP3293960A JP29396091A JPH0755104B2 JP H0755104 B2 JPH0755104 B2 JP H0755104B2 JP 3293960 A JP3293960 A JP 3293960A JP 29396091 A JP29396091 A JP 29396091A JP H0755104 B2 JPH0755104 B2 JP H0755104B2
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一見 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畦に被覆されたいろい
ろな幅のマルチ用フイルムを巻取るため、巻取幅を変え
ることができるようにした人力操縦のマルチ用フイルム
の巻取り回収機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチ栽培には、各種幅のマルチ用フイ
ルムを用いるが、これらは圃場から除去する際に再使用
できるように巻取り回収することが要望されている。従
来から、畦に被覆されたマルチ用フイルムを巻取るもの
には、多くの提案がある。例えば、「マルチング栽培に
おける被覆シート自動剥取り機」(特許出願公開昭61
−104726)は、畦をまたぐ大径車輪を取り付けた
歩行用トラクタの前方に連結したフレームの前部上側
に、シート巻取りロールを着脱自在に軸承し、この巻取
りロールを前記大径車輪の車軸に固着した駆動スプロケ
ットに連係した伝動機構を介し前記大径車輪の回転によ
って回転させ、被覆シートを巻取りロールに巻取るよう
にしたものである。
【0003】また、フイルムを人手で巻取り回収するこ
とも行われている。その方法は、風で剥がされないよう
フイルムの両縁を適当間隔で地面に固定しているクリ
ップピンを、フイルムの端末から前方へ適当な距離だけ
抜取り、フイルムの端末を購入時にフイルムが巻かれて
いた厚紙製芯材の中空ロールに二、三回巻き付け、中空
ロールに棒を通し、二人の作業者が一人ずつ畦の両側で
棒の端を持ち、中空ロールを手で回しフイルムを巻取り
ながら前進し回収するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した「マルチング
栽培における被覆シート自動剥取り機」及び従来から提
案されているマルチ用フイルムの巻取り機は、巻取幅が
一定のものである。したがって、巻取幅より幅の広いフ
イルムを巻取ることができないし、幅の広いものを巻取
るようにすると、幅の狭いものに対しては幅が大きす
ぎ、無駄な部分が多くなるという問題点がある。また、
移動式の場合は歩行用トラクタ等を必要とし、巻取り機
が高価になる力で回収する方法は、少なくとも二人
の作業者が必要であり、作物を踏みつけないように神経
を使いながらの作業なので、多大の労力と手間がかかっ
ている。
【0005】以上の事情から、本発明が解決しようとす
る課題は、種々な幅のマルチ用フイルムを、簡単に巻取
幅を変えて巻取ることができるマルチ用フイルムの巻取
り回収機(以下、本機という)を、安価に提供すること
である。また、幅の広いマルチ用フイルムを巻取るよう
にすると、本機の幅がフイルム幅よりも大きくなり、圃
場への運搬が困難になる。したがって、簡単に分解して
圃場に運び、組み立てができるものにすることも、本発
明が解決しようとする課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者は、本機を安価に
することに関し、フイルムの両縁が地面に固定されてい
る場合には、前方に適当長だけ固定を外してフイルムを
巻取ることによって、巻取り回収機がフイルムで引っ張
られ、歩行用トラクタ等を用いなくても前進させること
が出来ると考え、次のように手段を講じたものである。
なお、以下の説明での前後、左右は、本機を前進方向に
見ての表示である。
【0007】即ち、種々な幅のフイルムに対し巻取幅を
変えるために、機枠を、上、下の横桁両端部に縦桁を固
着した横長矩形状の左機枠と右機枠を、立設状にして左
右に対向させ前記上、下の横桁にそれぞれ棒体を水平
連通し、この棒体にそれぞれを内、外方に摺動、固定
自在に取り付け、両外側になる前記縦桁の下端部から前
進方向にそれぞれブラケットを突設したものにした。ま
た、この機枠を、縦桁を横桁の一端部に直交に固着した
左機枠と右機枠を、前記縦桁を外側にかつ立設状にして
左右に対向させ、それぞれの前記横桁に棒体を水平に連
通し、この棒体にそれぞれを内、外方に摺動、固定自在
に取り付け、それぞれの前記縦桁の下端部からブラケッ
トを前進方向に突設したものにしてもよい。
【0008】そして、操縦のために、前記機枠両外側の
縦桁下端部にそれぞれ水平回動自在にかつ着脱可能に基
端部を取り付け、先端部を握り部に枢着し、前進方向の
後方に逆V形に突設した左右の棒体から成るハンドルを
設けた。また、走行のために、支持輪を前記左機枠と
機枠にそれぞれ内、外方に摺動、固定自在に取り付け
と共に、前記機枠の下方に同高に突設した。
【0009】さらに、フイルムを巻取るた右機枠の
前記ブラケットの前端部に着脱自在に設けた固定横軸受
に一端部を軸支し、左機枠の前記ブラケットの前端部に
立設した開閉自在軸受に中間部を左右に滑動自在に軸支
すると共に、前記機枠の棒体よりも長くし前記機枠前方
に前進方向と直交かつ水平に巻取り軸を横架した。そし
て、前記巻取り軸に前述の厚紙製芯材の中空ロールを付
け替え可能に装着するため、円形フランジの中心部にコ
ーン体を突設した左右一対の巻取りロール受け コー
ン体を内向きに対向させ中心部を摺動、固定自在に前記
巻取り軸に外嵌した。さらに、前記巻取り軸を回転及び
停止するために、原動Vベルト車を直結した遠心クラッ
チ付きエンジン及び前記原動Vベルト車に連動するもの
にした巻取り軸回転伝動装置を、前記固定横軸受を設け
右機枠に配設した。
【0010】
【作用】以上のように構成した機枠は、左右の機枠の
固定を緩め、棒体に対し内方及外方に摺動すると、両
者の間隔が縮小及び拡大取るフイルム幅に対し適
当な位置で左、右の機枠を固定すれば、本機を各種幅の
フイルムの巻取りに対応できるものにる。このとき、
ハンドルは、基端部の水平回動と前端部の握り部への枢
着を介し逆V形の挾角が変形し(図1、図4参照)、ま
た開閉自在軸受も巻取り軸に対し左右に滑動し、左、右
の機枠を内、外方に支障なく摺動させ、機枠の棒体より
長い巻取り軸は、左、右の機枠を棒体の外端部に摺動し
ても、開閉自在軸受から外れることがない。そして、ハ
ンドルは、基端部を機枠の両側下端部から取り外すと、
機枠から分解され。また、ハンドルを機枠から分解す
ると、左、右の機枠固定を緩めて棒体の外方に摺動し
棒体と分解ができ、さらに支持輪も固定を緩めて左、
の機枠から取り外すことができるようになる。
【0011】左右の支持輪は、機枠を圃場面と平行に支
持すると共に、固定を緩め内方または外方に摺動し固定
することによって、本機を作物を踏まないものにする
ハン ドルは、人力でこれを押し、引き及び握り部を
るいは右に振ると、支持輪によって本機を前進、後退及
び右あるいは左に旋回させる。巻取り軸は、定横軸受
によって左右の移動が固定され、また、中間部を閉自
在軸受を開放し持ち上げると、固定横軸受の軸受外径
球面が内径球面に対して回動し左端部が旋回上昇する
(図8参照)。このように、巻取り軸の左端部を旋回上
させ巻取り軸の一端部を軸支したまま固定横軸受を
ブラケットから取り外すと、巻取り軸は機枠から分解さ
れる。
【0012】前述のように巻取り軸を旋回上昇すると
上昇側の巻取りロール受けを、固定を緩めて巻取り軸の
左端から外方に抜き取ることができるようになる
のように、巻取りロール受けを巻取り軸から抜き取り
前述した厚紙製中空ロールを巻取り軸の左端末から巻取
り軸に外嵌し、巻取り軸に固定したままのもう一方の巻
取りロール受けのコーン体に先端部を押し込んで外嵌
し、前記抜き取った巻取りロール受けを再びコーン体か
ら巻取り軸に外嵌し、中空ロールの後端部にコーン体を
押し込んで巻取り軸に固定すると、中空ロールが左、右
の巻取りロール受けの間に装着される。巻取りロール受
けは、上述のように中空ロールの両端部内周にコーン体
を押し込むと、コーン体外周面のテーパにより中空ロー
ル両端部の内周面を外方に押圧し、中空ロールの両端部
内周との間に摩擦力を生じ、中空ロールを簡単には空回
りしないように装着することを可能にする
【0013】上述のように中空ロールを左右の巻取りロ
ール受けの間に装着し、巻取り軸の中間部を既に開いて
いる開閉自在軸受に載せ、開閉自在軸受を閉じると、巻
取り軸が旋回上昇前の状態に復元し、中空ロールが巻取
りロール受けを介し巻取り軸と一体に機枠前方に前進方
向と直交かつ水平に横架され取りロール受けに装
着された中空ロールは、前述のように巻取り軸を旋回上
させ上昇側の巻取りロール受けを巻取り軸から抜き
取れば、巻取り軸から取り外すことができる。さらに、
左右一対の巻取りロール受けは、固定を緩め巻取り軸に
対し内、外方に摺動すると、その間に種々な長さの中空
ロールを装着すること可能にする
【0014】圃場において、マルチ用フイルムを巻取り
回収するには、ハンドルを持ち人力で本機を走行させ、
フイルムの端末部に移動し、巻取り軸をフイルムと直交
にその上方を横断させて停止する。そして、左、右の機
枠外側部のブラケット間の間隔をフイルム幅よりも若干
広くなるように、左、右の機枠を固定を緩めて摺動し、
棒体に固定する。次に、左、右の支持輪を、作物を踏ま
ない位置に固定を緩めて摺動し、機枠に固定する。
【0015】そして、フイルムの端末を中空ロールの外
周に二、三回巻き付けておき、前述したようにして左右
の巻取りロール受けの間に中空ロールを装着方に
適当な距離だけクリップピンを取り除く。次いで、遠心
クラッチ付きエンジンを原動Vベルト車が回転しない低
速に調節して始動し、ハンドルの握り部を持ち前記エン
ジンの回転を上げる。そうすると、自動的に遠心クラッ
チが入り、原動Vベルト車が回転すると共に、巻取り軸
回転伝動装置を介し巻取り軸が回転し、中空ロールにフ
イルムを巻取る。
【0016】フイルムが巻取られると、フイルムがクリ
ップピンで地面に固定されているので、本機がフイルム
に引っ張られ左右の支持輪を介し前進する。やがて、ま
だ抜き取っていないクリップピンの若干手前までフイル
ムを巻取ったら、遠心クラッチが自動的に切れるまで
ンジンの回転を下げる。そうする動Vベルト車の
回転が停止し、フイルムの巻取りと前進が停止する。そ
こで、再び前方へ適当な距離だけクリップピンを抜き取
り、ハンドルを持ち、エンジンの回転を上げると、本機
は再びフイルムを中空ロールに巻取りながら前進する。
【0017】このようにして、クリップピンの抜取りと
フイルムの巻取りを順次繰り返し、所定長さだけフイル
ムを巻取ったら、エンジンの回転を下げ本機を停止し、
開閉自在軸受を開き、巻取り軸の中間部を持ち上げ、前
述のようにしてフイルムを巻取った中空ロールを巻取り
軸から抜き取るそして、前方に適当な距離だけクリッ
プピンを抜き取り、新たに巻取るフイルムの端末部を
たな中空ロールの外周に巻き付け、この中空ロールを左
右の巻取りロール受けの間に装着する。次に、ハンドル
を持ち、エンジンの回転を上げると、本機はフイルムを
巻取ると共に前進する。本機は、以上のことを繰り返
し、圃場に被覆されたマルチ用フイルムを順次に巻取り
回収するものである。
【0018】
【実施例】次に、実施例について図面を参照して説明す
る。図1ないし図4において、機枠1は、左機枠2と右
機枠3、棒体4、4及びブラケット5、6を主な構成要
素にしている。左機枠2は、図2のように、横桁2aを
上下平行に並べ、内端側及び外端側にそれぞれ縦桁2b
及び縦桁2cを固着し、横長の矩形枠に形成する。右機
枠3も、左機枠2と同様に、横桁3a、縦桁3b及び縦
桁3cで、横長の矩形枠に形成する。横桁2a、3a、
縦桁2b、3b及び棒体4は、本機を軽いものにするた
め、規格鋼材の角パイプを用いる。縦桁2c、3cは、
後述のハンドル8を取り付けるため、上、下端をそれぞ
れ横桁2a及び3aから上方及び下方に若干突出する。
【0019】そして、機枠1は、同じ長さの棒体4を上
下の横桁2a及び3aにそれぞれ水平に連通し、左機枠
2と機枠3を棒体4、4に対し内、外方に摺動し、左
右両端部に貫通に固設した止めねじ7で固定するように
なっている。さらに、機枠1は、縦桁2c及び3cの下
端部からそれぞれ前進方向に斜め下向き及び水平に角パ
イプのブラケット5及び6を突設する(図3参照)。な
お、以下の説明における角パイプ及び丸パイプは鋼材で
ある。
【0020】現在、一般的に用いられているマルチ用フ
イルムは、幅80cmから360cmまでの間に種々な
幅のものがある。本機は、これらの幅のフイルムをすべ
て巻取ることができるように、棒体4の長さを320c
m、左機枠2と右機枠3の正面幅を70cmにした。す
なわち、左機枠2と右機枠3を棒体4、4の両端部にそ
れぞれ40cmずつ係合し、両棒体の外端から30cm
ずつ跳ね出して固定すると、左、右の機枠2、3それぞ
れの外側間の正面幅が380cmにな機枠2と右
機枠3を内端面が当接するまで内方に摺動して固定する
と、連接した左、右の機枠正面幅が140cmにな
り、上記種々な幅のマルチ用フイルムの巻取りに対応で
きるようにしたものである。図4は、左機枠2と右機枠
3を上述のように棒体4、4の端末から外方に跳ね出
し、止めねじ7で固定した場合の本機の平面図である。
【0021】8はハンドルであり、同じ長さの棒体8
a、8aを、それぞれ縦桁2c、3cの下端部に基端部
を水平回動自在にかつ着脱可能にピン止め8bし、先端
部を握り部8cに枢着8dし、前進方向の後方に逆V形
に突設している。棒体8a、8aは丸パイプであり、ピ
ン止め8b、枢着8dを介し左機枠2、機枠3上述
の正面幅380cmになるように外方へ摺動可能に逆V
形が開く長さである。ハンドル8の先端部下面に固着し
たU形片8eは、握り部8cを地上に置いたとき、再び
持ち易いように地面との間に若干の間隙を形成するため
のものである。8f、8fはブレースであり、基端部の
ナックルジョイント8gをそれぞれ縦桁2c及び3cの
上端部に止着8hし、先端部のねじ部aを棒体8a、8
aの中間部に取り付けた筒形ナット8iに螺着し、ナッ
クルジョイント8gによって、左機枠2、右機枠3の摺
動時に棒体8a、8aと一体に動くようになっている。
【0022】さらに、左、右の機枠2及び3には、それ
ぞれ支持輪9を内、外方に摺動、固定自在に設けてい
る。図5は、左機枠2に支持輪9を取り付ける要領を示
した要部の分解斜視図である。図5において輪ヨー
ク9aは、上辺部と中間横桁9bとの間隔を左機枠2の
上下の横桁2aの間隔に等しくし、横桁2aと同じ角パ
イプで門形に形成し、両側の下端部に左右対向に軸受9
c、9cを固着している。そして、軸受9c、9cに
は、前進方向と直交かつ水平に車軸10を連通し、軸受
9c、9cから外方に突出した両端部に止めカラー11
を小ねじ12で固定し、車軸10を左右に動かないよう
に軸支している。
【0023】13、13はコ形枠金であり、開口部を前
方から上下の横桁2aを通過させ、車輪ヨーク9aの上
辺部と中間横桁9bにそれぞれ外嵌し、ボルト14、1
4をボルト孔16、17に連通してナット15、15で
固定し、車輪ヨーク9aを左機枠2に摺動自在に取り付
けている。また、コ形枠金13の閉塞部の前面に止めね
じ18を貫通に螺着し、これを締め付け車輪ヨーク9
aを上下の横桁2aに固定するようになっている。支持
輪9は、図2に示すように、図示省略の車輪ボスに車軸
10を貫通してその中央部に固定し、車輪ヨーク9aの
内側中央部に軸支している。右機枠3にも、左機枠2と
同様に支持輪9を取り付けている。
【0024】前述したブラケット6は、図1のように、
角パイプの棒体19を前端部に出退自在に挿入し、上面
に貫通に固設した止めねじ20で固定している。21は
巻取り軸であり、棒体19の下面に取り付けた公知の固
定横軸受(英語名、ピロー・ブロック)22に一端部を
軸支し、ブラケットの前端部に立設した開閉自在軸受
23に中間部を軸支すると共に、機枠1の前方に前進方
向Fと直交かつ水平に横架している。巻取り軸21は、
厚さ2.9mm、外径30mm、長さ4mの丸パイプで
あり、図4のように、左、右の機枠2、3を棒体4、4
から外方に30cmずつ跳ね出しても、左端部が開閉自
在軸受23から外れないようになっている。
【0025】図6は、開閉自在軸受23に軸支した巻取
り軸21の中間部を示した斜視図である。開閉自在軸受
23は、図6のように、板体25をブラケットの前端
部に立設し、ローラ26、26を板体25の後端面から
前進方向Fの後方に外周の一部を突出させ、板体25に
前進方向Fと直交に固設した丸軸27、28を介し上下
対向に軸支してい29は角パイプで形成したソケッ
ト体であり、ローラ26、26より後方のブラケット
の上面に、前端部をローラ26、26の間の中間部に対
向させて立設し、ソケット体29に出退自在に挿通した
角棒体30を止めねじ31で固定し、角棒体30の前端
部に前進方向と直交に固設した丸軸32にローラ26を
回動自在に取り付けている。
【0026】そして、上述の3個のローラ26の外周で
巻取り軸21の外周を3点で支持し、止めねじ31を緩
め角棒体30を引っ込めると、前方のローラ26、26
と後方のローラ26との間隙が、巻取り軸21の外径よ
りも大きく開くように構成している。33はL形棒で、
丸軸28の内方側の先端部から巻取り軸21の後方に斜
め上向きに突設し、開閉自在軸受23を開き巻取り軸2
1を軸支するとき、巻取り軸21の中間部を一時支え、
軸支を容易にするものである。
【0027】図7は図1の要部背面図である。巻取り軸
21は、図7のように、固定横軸受22に付設されてい
止めねじ24で左右の移動が固定され、固定横軸受2
2から外方への突出端部にVベルト車73を固設してい
る。図8は、開閉自在軸受23を開き、巻取り軸21の
中間部を手で持ち上げると、固定横軸受22の軸受外径
球面が回動し、固定横軸受22を中心に巻取り軸21の
左端部が旋回上昇する状態を示したものである。なお、
図示を省略したが、固定横軸受22は棒体19をブラケ
ット6に回動自在に挿入して止めねじ20で固定し、一
般的な軸受を棒体19の下面に取り付け、巻取り軸21
を前記軸受の両側に当接する止めカラーで左右の移動を
止めて軸支し、止めねじ20を緩めて棒体19をブラケ
ット6に対し回動し、図8のように巻取り軸21を棒体
19を中心軸に旋回上昇するものにしてもよい。
【0028】図9、図10は、別な実施例の開閉自在軸
受34を示したものである。即ち、上半部軸受35と下
半部軸受36の一端部をピン37で回動自在に結合し、
下半部軸受36をブラケット5の前端部上面にボルト止
め38、38したものである。上半部軸受35は、前端
部に切込み溝が刻設され、ブラケット5に貫通に止着し
たボルト39の上端部を前記切込み溝にはめ込み、ボル
ト39に螺着した蝶ナット40を締め付けるとブラケッ
ト5に固定され、蝶ナット40を取り外すと、図10中
の一点鎖線のように、ピン37の回りに上向き反転でき
るものである。41はすべり軸受部で、上半部軸受35
と下半部軸受36の中央部に前進方向Fと直交に形成し
ている。
【0029】図1、図4において、42、42は巻取り
ロール受けであり、一点鎖線で示す43は前述した厚紙
芯材の中空ロールである。左、右の巻取りロール受け
42、42は、コーン体44を内向きに対向させ、その
中心部を巻取り軸21に摺動、固定自在に外嵌し、ブラ
ケット5と6の間に左右一対に設ける。図11、図12
を参照し、巻取りロール受け42の細部を説明すると、
コーン体44は、コーンの頂角を約10度にし、段部を
介し大径端側を一段小径のボス45に削成し、中心部に
巻取り軸21を摺動自在に貫通する孔を穿設し、中空ロ
ール43の端末部に押し込んで内嵌したとき、中空ロー
ル43が簡単には空回りしないようにするため、外周を
ローレット加工でギザギザ面bにしている。円形フラン
ジ46は、プラスチック円板で外径約30cmの突円弧
面に形成し、中心部にボス45がちょうど嵌入する孔を
設けている。
【0030】そして、巻取りロール受け42は、円形フ
ランジ46をコーン体44の大径端面に突面を当接させ
てボス45に外嵌し、次いで丸座金47をボス45に外
嵌し、両者を適当数の小ねじ48で大径端面に固定し、
ボス45に設けた止めねじ49で巻取り軸21に固定す
るようになっている。円形フランジ46は、中空ロール
43にフイルムを巻取る際フイルムの案内になる。
【0031】図1、図3において、50及び51は機枠
スタンドであり、巻取りロール受け42及び中空ロール
43を巻取り軸21に一人で容易に着脱できるように、
ブラケット5及び6の前端面から下方へ同じ高さに突設
し、ハンドル8を持ち上げると、下端面が地面に当接し
て機枠1を支え、フイルムの巻取り時には、図16のよ
うに下端面が地面と接触しないものである。
【0032】図1、図2において、52は右機枠3の内
端側下方に取り付けた公知の遠心クラッチ付エンジン
(以下、エンジンと略す)であり、先端部にギヤケース
54を付設した筒形軸受53を前方に水平に突設し、ハ
ンドル8の棒体8aの中間部に取り付けたスロットルレ
バー55を作動し、スロットルワイヤー56を介し回転
速度を変えるようになっている。筒形軸受53は、内部
に図示省略の遠心クラッチに連結した回転軸を軸支し、
ギヤケース54は、筒形軸受53の前端部に設けられ
内部に前記回転軸で回転されるベベルギヤ機構を収容
し、このベベルギヤ機構で回転される出力軸を筒形軸受
53の右側に突出し、前記出力軸の突出部に原動Vベル
ト車57を前進方向Fと平行に固設していンジン
52は、回転速度の高低によつて遠心クラッチを介し原
動Vベルト車57を自動的に回転および停止するもので
ある。
【0033】さらに、図2A−A線矢視の要部縦断面図
を示した図13を参照して説明すると、エンジン52
は、原動Vベルト車57を前方かつ前進方向Fと平行に
し、丸パイプ棒60(図7参照)の下端部に、筒形軸受
53の締付金具58で取り付けている。丸パイプ棒60
は、右機枠3の縦桁3bの前面に沿い下方に突設し、締
め付け金具58は、二つ割にした円筒体をクランプボル
ト59で上下、左右を締め付けるて結合し、筒形軸受5
3の中間部左側に垂直に形成したものである。なお、エ
ンジン52は、固定横軸受22を設けた右機枠3に設け
るものである。
【0034】図1、図2において、61は巻取り軸回転
伝動装置であり、Vベルト伝動装置62と63で構成し
ている。図3、図13も参照し、Vベルト伝動装置62
を説明すると、く形に折り曲げたブラケット64を、前
述の丸パイプ軸60の前面中間部に下端部を固着し、上
端部を丸パイプ軸60と平行に上方に突出し、ブラケッ
ト6の上面に台形枠65を立設し、その上面に平鋼板6
6を垂設する(図3参照)。そして、ブラケット64及
び平鋼板66の上端部前面に、それぞれ軸受67及び6
8を固設し、両軸受に中間軸69を回動自在に支持する
と共に、右機枠3の斜め上前方に右機枠3と平行かつ水
平に横架し、中間軸69に固設したVベルト車70と原
動Vベルト車57との間にVベルト71を巻掛け、Vベ
ルト伝動装置62にしている。Vベルト伝動装置63
は、軸受68から外方に突出した中間軸69の右端部に
Vベルト車72を固設し、巻取り軸21の右端部に固設
したVベルト車73との間にVベルト74を巻掛け、弾
機76を介しVベルト74に接する張り車75(図3参
照)でVベルト74を緊張したものである。
【0035】そして、巻取り軸回転伝動装置61は、中
空ロール43の外径が5.5cm、エンジン52でピッ
チ円径9cmの原動Vベルト車57を毎分1000回転
したとき、中空ロール43の初期巻取り速度が毎時1.
8kmになるように、各Vベルト車のピツチ円径を設定
したものである。また、巻取りにより次第に巻取られる
フイルムの外径が大きくなり、巻取り速度が増加するこ
とに対しては、エンジン52の回転速度を低下させて対
応するようにした。なお、図8のように、巻取り軸21
左端部を旋回上昇する際、Vベルト車73の上部が外
方に傾斜するが、張り車75が弾機76の伸びによって
Vベルト74の緊張を緩めるので、巻取り軸21の旋回
上昇には支障がない。
【0036】次に、図14、図15な実施例の
枠1Aを示したものである。機枠1Aは、左機枠2A及
び右機枠3Aを、それぞれ横桁78の外端部縦桁77
その中間部を介し直交に固着したものにし、縦桁77
を外側にかつ立設状にして左機枠2Aと右機枠3Aを左
右に対向させ、棒体4Aを横桁78、78に水平に連通
し、それぞれを棒体4Aに内、外方に摺動自在に取り付
け、横桁78の両端部に貫通に設けた止めねじ79で固
定するようになっている。そして、機枠1と同様に、機
枠1Aは両外側の縦桁77の下端部からブラケット5及
び6を前進方向に突設し、左機枠2A、右機枠3Aの正
面幅が70cm、棒体4Aの長さが320cmである。
【0037】機枠1Aの場合にも、機枠1の場合と全く
同様に、左右の縦桁77の下端部からハンドル8を前進
方向の後方に逆V形に突設し、支持輪9、9を、角パイ
プで門形に形成した車輪ヨーク80の下端部に軸支し、
車輪ヨーク80の上辺部を、コ形枠金81、ボルト・ナ
ット82で、左右の横桁78にそれぞれ内、外方に摺
動、固定自在に取り付けるものである。また、機枠1A
のブラケット5に開閉自在軸受23または34を設け、
ブラケット6に着脱、固定自在に挿通した棒体19に固
定横軸受22を取り付け、巻取り軸21を固定横軸受2
2及び開閉自在軸受23または34に軸支し、機枠1A
の前方に前進方向と直交かつ水平に横架し、巻取り軸2
1には、左右一対の巻取りロール受け42を内、外方に
摺動、固定自在に外嵌することも、機枠1の場合と同様
である。
【0038】さらに、右機枠3Aには、内端部前面に垂
下に固着した丸パイプ棒83の下端部付具58を
介し前記遠心クラッチ付エンジン52を取り付ける。ま
た、丸パイプ棒83の前面に、く形に折り曲げたブラケ
ット84をその下端部を固着して立設し、ブラケット6
の上面に立設した台形枠85の上面に平鋼板86を
する。そして、ブラケット84及び平鋼板86の前面に
それぞれ軸受を固設し、この軸受を介し中間軸87を右
機枠3Aの斜め上前方に機枠と平行かつ水平に横架する
と共に、Vベルト伝動装置88及び89で構成した巻取
り軸回転伝動装置90を、エンジン52に直結した原動
Vベルト車57で回転するように設けることも、機枠1
の場合と同様である。
【0039】図16は、本機のフイルム巻取り状況を模
式的に示した側面図である。同図において、既に本機の
作用を説明したように、フイルムAを中空ロール43に
巻取ると、フイルムAがクリッピンCで土に固定されて
いるので、本機がフイルムAに引っ張られ左右の支持輪
の回転を介し矢印F方向にフイルム巻取り速度と同速
度で前進する。このとき、作業者は、支持輪が作物Bを
踏まないように、ハンドル8で本機を操縦し、またハン
ドル8の握り部8cを上下動し、支持輪9を支点にフイ
ルムAの張り具合を調節し、フイルムが中空ロール43
に堅く巻かれるようにする。そして、本機は、クリップ
ピンCの抜取りとフイルムAの巻取りを順次繰り返し、
畦を被覆しているマルチ用フイルムを巻取り回収するも
のであることは、前述したとおりである。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載する効果を奏する。左機枠と
機枠を、棒体に対しそれぞれを内、外方に摺動して固
定するという簡単な操作で、本機を各種幅のマルチ用フ
イルムを巻取り可能なものにできる。また、巻取り軸を
固定横軸受と開閉自在軸受に軸支したことにより、開閉
自在軸受を開き固定横軸受を中心に巻取り軸の左端部
旋回上昇させることができるので、前記旋回上昇側の巻
取りロール受けを固定を緩めて巻取り軸から抜取り、中
空ロールを巻取り軸に外嵌し、前記の抜き取った巻取り
ロール受けを巻取り軸に戻して固定すれば、各種長さの
中空ロールを左右一対の巻取りロール受けの間に装着す
ることができる。そして、中空ロールを装着した巻取り
軸を下降して開閉自在軸受に載せ、開閉自在軸受を閉
じ、巻取るフイルムの端末部を中空ロールに巻き付け、
遠心クラッチ付エンジンを回転することにより、各種幅
のマルチ用フイルムを巻取ることができる。フイルムを
巻取った中空ロールは、上述のように巻取り軸の左端部
を旋回上昇させ、上昇側の巻取りロール受けを巻取り軸
から抜き取るという簡単な操作取り軸から取り外
し回収することができる。
【0041】そして、両縁をクリップピン等で地面に固
定し畦を被覆しているフイルムを、機枠に配設した原
動Vベルト車を直結した遠心クラッチ付エンジン及び前
記原動Vベルト車に連動する巻取り軸回転装置の回転で
中空ロールに巻取り、この巻取り作用により本機を前進
させるものにしたことにより、前進のために高価な歩行
用トラクタや走行用の駆動装置の必要がなくなり、マル
チ用フイルムの巻取り回収機を安価に提供することがで
きる。また、遠心クラッチ付エンジンを用いたことによ
り、エンジンの回転を上げ下げするだけのきわめて簡単
な操作で、前進速度とフイルムの巻取り速度の調節を行
うことができるので、マルチ用フイルムの巻取り回収機
を取り扱いが容易で、作業性の良いものにすることがで
きる。
【0042】機枠に関しては、左機枠と右機枠の上、下
の横桁に水平に連通した棒体にそれぞれ内、外方に摺
動固定自在に取り付けた場合は、棒体が2本なので機枠
の強度を大きくすることができる。一方、左、右の機枠
を、縦桁を横桁の一端に直交に固着したものにし、それ
ぞれの横桁に水平に連通した棒体に摺動、固定自在に取
り付けた場合は、機枠の構成を簡単にすることができ
る。
【0043】支持輪を左、右の機枠に対しそれぞれ内、
外方に摺動し固定することにより、支持輪の位置を作物
を傷めない位置にできると共に、機枠を圃場面と平行に
走行させることができる。したがって、畦を被覆してい
るマルチ用フイルムを、作物を傷めないで中空ロール
ムースに巻取ることができる。また、ハンドルを左、
右の機枠の外側下端部から前進方向の後方に逆V形に突
設したので、ハンドルの握り部を上下動することによ
り、中空ロールが支持輪を支点に上下動する。したがっ
て、ハンドルの握り部を上下動するという簡単な操作
で、フイルムの張り具合いを調節し、フイルムを中空ロ
ールに緊密に巻取ることができる。
【0044】また、本機の分解に関しては、止めねじを
緩めて開閉自在軸受を開き、巻取り軸の開閉軸受側の端
末部を旋回上昇し、固定横軸受を一方のブラケットの前
端部から取り外すと、巻取り軸を左右の巻取りロール受
けを取り付けたまま機枠から分解することができる。ハ
ンドルも左、右の棒体の基端部のピン止め及び左、右の
ブレースを機枠から取り外すと、機枠から分解すること
ができ、ンドルを取り外すと、左機枠と遠心クラッチ
付エンジン及び巻取り軸回転伝動装置を取り付けたまま
の右機枠止めねじの固定を緩め棒体の外方に摺動して
抜き取ることができる。さらに、左、右の支持輪も、コ
形枠金の止めねじを緩めることによって、左、右の機枠
の横桁から抜き取って分解することができ以上のよ
うに、各部に分解することは、止めねじあるいはピン止
めによる結合を外すという簡単な操作で行うことができ
。したがって、本機は、幅の広いフイルムを巻取り可
能にしたものでありながら、上述のように各部に分解す
ることにより、小型トラック等に積み込んで圃場に運搬
し、簡単に組み立ててフイルムを回収することができ
る。
【0045】さらに、作物が繁茂したために、本機を畦
内に入れることができない場合に中に打ち込んだ
杭にハンドルの握り部を結合し、支持輪の前部に車止め
を差し込んで、本機を地上に固定すれば、定置用として
マルチ用フイルムを巻取り回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す平面図。
【図2】図1の拡大正面図。
【図3】図1の右側面図。
【図4】左右の機枠を外方に摺動した態様を示す平面
図。
【図5】支持輪要部の分解斜視図。
【図6】開閉自在軸受に軸支した巻取軸の一部を示す斜
視図。
【図7】図1の要部背面図。
【図8】巻取軸の一端部を旋回上昇した図1要部の背面
図。
【図9】機枠に別な実施例の開閉自在軸受を設けた一部
分の平面図。
【図10】図9B−B線矢視の拡大断面図。
【図11】巻取りロール受けの一部破断の平面図。
【図12】図11の右側面図。
【図13】図2のA−A線矢視要部の拡大縦断面図。
【図14】機枠が別な実施例の場合を示す本発明機の一
部省略の正面図。
【図15】図14の一部省略の右側面図。
【図16】図1に示す実施例の作業時の態様を模式的に
示した右側面図。
【符号の説明】
1、1A 機枠 2、2A 左機枠2a 横桁 2b、2c 縦桁 3、3A 右機枠3a 横桁 3b、3c 縦桁 4、4A 棒体 5、6 ブラケット 8 ハンドル 8a 棒体 8c 握り部 9 支持輪 21 巻取り軸 22 固定横軸受 23、34 開閉自在軸受 42 巻取りロール受け 44 コーン体46 円形フランジ 52 遠心クラッチ付エンジン 57 原動Vベルト車 61、90 巻取り軸回転伝動装置77 縦桁 78 横桁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上、下の横桁両端部に縦桁を固着した横
    長矩形状の左機枠と右機枠を、立設状にして左右に対向
    させ前記上、下の横桁にそれぞれ水平に連通した棒体
    にそれぞれ内、外方に摺動、固定自在に取り付け、その
    両外側の前記縦桁の下端部から前進方向にそれぞれブラ
    ケットを突設した機枠この機枠両外側の前記縦桁の
    下端部にそれぞれ基端部を水平回動自在にかつ着脱可能
    に取り付け、先端部を握り部に枢着し、前進方向の後方
    に逆V形に突設した左、右の棒体から成るハンドルと、
    前記左機枠及び右機枠にそれぞれ内、外方に摺動、固定
    自在に取り付けると共に、前記機枠下方に同高に突設し
    た支持輪と、前記右機枠の前記ブラケットの前端部に着
    、固定自在に設けた固定横軸受に一端部を軸支し、
    記左機枠の前記ブラケットの前端部に立設した開閉自在
    軸受に中間部を左右に滑動自在に軸支すると共に、前記
    機枠の棒体より長くし前記機枠前方に前進方向と直交
    つ水平に横架した巻取り軸と、円形フランジの中心部に
    コーン体を突設し、このコーン体を内向きに対向させ
    中心部を摺動、固定自在に前記巻取り軸に外嵌した左右
    一対の巻取りロール受けと、前記右機枠にそれぞれ配設
    した、原動Vベルト車を直結した遠心クラッチ付エンジ
    ン及び前記原動Vベルト車に連動するものにした巻取り
    軸回転伝動装置とから成ることを特徴とするマルチ用フ
    ルムの巻取り回収機。
  2. 【請求項2】 請求項1の機枠を、縦桁を横桁の一端部
    に直交に固着した左機枠と右機枠を、前記縦桁を外側に
    かつ立設状にして左右に対向させ、記横桁に水平に連
    通した棒体にそれぞれ内、外方に摺動、固定自在に取り
    付け、それぞれの前記縦桁下端部から前進方向にブラケ
    ットを突設したものにしたことを特徴とする請求項1記
    載のマルチ用フイルムの巻取り回収機。
JP3293960A 1991-08-20 1991-08-20 マルチ用フイルムの巻取り回収機 Expired - Lifetime JPH0755104B2 (ja)

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JPH0614658A JPH0614658A (ja) 1994-01-25
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JP3005358U (ja) * 1994-06-17 1994-12-20 株式会社ショウエイ ろ過器

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