JPH0755094Y2 - 背貼りテープを仮止めする背貼り製本装置 - Google Patents

背貼りテープを仮止めする背貼り製本装置

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JPH0755094Y2
JPH0755094Y2 JP9068791U JP9068791U JPH0755094Y2 JP H0755094 Y2 JPH0755094 Y2 JP H0755094Y2 JP 9068791 U JP9068791 U JP 9068791U JP 9068791 U JP9068791 U JP 9068791U JP H0755094 Y2 JPH0755094 Y2 JP H0755094Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、重ね合わされた紙(以
下、積層紙という)の背面部分に貼着された背貼りテー
プを、積層紙の表面及び裏面に強固に貼着させ、積層紙
が容易にばらけないようにするための背貼り製本装置に
関し、より詳細には、キャリッジから送り出された背貼
りテープを積層紙の表面及び裏面に折曲貼着するまで、
この背貼りテープを一時的に保持できるような仮止め杆
を具えた背貼り製本装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15及び図16は、実公昭53-30323号
公報に記載された従来の製本装置を示している。この製
本装置では、積層紙200の裏面(又は表面)に背貼り
テープ202の一方の縁を貼着し、L字型の押え板20
4を利用して背貼りテープ202を折り曲げるとともに
背面に押圧し、次いで、別の形状のL字型押え板206
を利用して、背貼りテープ202を再度折り曲げるとと
もに表面(又は裏面)に押圧し、このようにして粘着テ
ープ202を積層紙200に貼着することによって製本
作業を行なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の製本装置では、
積層紙200の背面の長さに合わせて、背貼りテープ2
02を予め切断しなければならない。また、切断された
背貼りテープ片を積層紙200に貼着するには、背貼り
テープ202の始端と積層紙200の背面の始点を正確
に位置合わせしなければならず、粘性のあるこのような
背貼りテープ202を積層紙200に正確に貼着するこ
とは困難である。また、一時的ではあるが、このような
背貼りテープ202を保管するために、背貼りテープ自
体が丸まらないようにしなければならず、作業者は面倒
な作業を強いられることになる。そして、上記の製本装
置では、背貼りテープ202が長手方向から順次折り曲
げられるため、始端では背貼りテープ202が比較的充
分に背面に貼着されるが、積層紙200が移動するに従
って背貼りテープ202が捻れ、終端近傍では背貼りテ
ープ202に浮き上がりが生じて充分な粘着力を得るこ
とができないという欠点がある。また、捻れることによ
り、背面に貼着される背貼りテープ202の幅が始他と
終端で異なることになり、表面に貼着される背貼りテー
プ202の幅が終端になるほど細くなって貼着完了時に
見栄えが悪いという欠点がある。
【0004】本考案の目的は、積層紙の背面の長さに合
わせて背貼りテープを切断することができ、切断された
背貼りテープを積層紙の背面に仮止めしておくことによ
り、容易に積層紙の表面及び裏面に背貼りテープを貼着
することのできる背貼り製本装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、キャリッジか
ら送り出される背貼りテープを積層紙の背面の始端から
終端に向って仮貼着し且つ切断し、前記背面から厚み方
向にはみ出した前記背貼りテープの余剰部分を前記積層
紙の表面及び裏面に折曲貼着する背貼り製本装置であっ
て、前記積層紙の背面と略々同一平面上で前記背面の長
手方向に延び前記背貼りテープを一時的に貼着するため
の平行に離間した一対の仮止め杆を有する背貼り製本装
置により前記課題を解決するものである。
【0006】
【作用】積層紙は一対の仮止め杆の間に配置される。背
貼りテープは、積層紙の始端から終端に向ってキャリッ
ジから送り出される。背貼りテープは、積層紙の背面に
貼着されるとともに、仮止め杆にも貼着される。そし
て、背貼りテープは積層紙の長さに対応して切断され
る。その後、積層紙の背面から厚み方向にはみ出した背
貼りテープの余剰部分は、積層紙の表面及び裏面に折曲
貼着される。
【0007】仮止め杆を、積層紙の始端近傍に形成され
た強着部と、この強着部から積層紙の終端側に延びる軽
着部とから形成し、強着部における背貼りテープの接触
面積を軽着部における背貼りテープとの接触面積より大
きくすると、キャリッジから送り出される背貼りテープ
は、仮止め杆の始端においてそれに確実に仮貼着され、
しかも、始端以降では接触面積を小さくしたことから、
背貼りテープを積層紙の表面及び裏面に折曲貼着すると
きには、背貼りテープは容易に仮止め杆から剥がれる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案による背貼り製
本装置の実施例を説明する。図1及び図2は、各々、製
本装置10の異なった方向から見た斜視図である。10
0は背貼りテープ12が格納されたキャリッジである。
【0009】キャリッジは100、第1の位置P1と、
第2の位置P2との間を往復動する。第1の位置P1と
はホームポジションをいう。第2の位置P2とは、キャ
リッジ100の往復動の限界における位置をいう。ま
た、第2の位置P2において、カートリッジ単位で背貼
りテープ12の交換が行なわれる。図1及び図2は、構
造を詳細に示すため、キャリッジ100を第2の位置P
2に移動した状態を示している。また、製本装置10
は、多数のセンサS1〜S7と、コントロールユニット
14とを有する。コントロールユニット14は、種々の
過程の動作指令を、センサS1〜S7からの信号によっ
て制御する。
【0010】理解を容易にするため、まず最初に、製本
作業が完了するまでの過程を簡単に説明する。図1に示
されるように、積層紙16を載置台28上で押し込む。
積層紙16は、図2において仮想線で示されるように、
起立したストッパレバー30に当接する。上下に対向す
る挟圧腕34,36が積層紙16を挟んで保持するとと
もに、その厚みを検出する。第1の位置(ホームポジシ
ョン)P1にあるキャリッジ100が、第2の位置P2
に向って移動しながら背貼りテープ12を送り出す。背
貼りテープ12は積層紙16の背面18と仮止め杆4
0,42に貼着される。上下に離間する押えローラ6
0,62,64,66が旋回して、積層紙16の背面1
8から上下に突出する背貼りテープ12の余剰部分を積
層紙16の表面及び裏面に押し付ける。押えローラ6
0,62,64,66が回転駆動されて積層紙16が前
進する。背貼りテープ12が積層紙16の表面及び裏面
に強固に挟圧される。そして、押えローラ60,62,
64,66が反転し、背貼りテープ12は再度押えロー
ラ60,62,64,66により積層紙16に押圧され
る。載置台28の上には、製本作業の完了した積層紙1
6が排出される。キャリッジ100は第1の位置(ホー
ムポジション)P1に復帰する。
【0011】次に、製本装置10の構造について、上記
の過程を追いながら説明を加える。まず、図1及び図2
に示されるように、製本装置10は、ベース20に配設
されており、このベース20にはサイドフレーム22,
24が対向離間して立設されている。サイドフレーム2
2,24には、積層紙16を保持する手段、背貼りテー
プ12を積層紙16の表面及び裏面に挟圧する手段等
(これらの手段は、以下に詳細に説明される)が取付け
られている。また、ベース20には、キャリッジ100
のための一対のレール26が敷設されている。キャリッ
ジ100は、レール26に沿って第1の位置P1と第2
の位置P2とを往復動する。
【0012】センサS1は(図2参照)、キャリッジ1
00が第1の位置(ホームポジション)P1にあること
確認する。センサS1からの信号はコントロールユニッ
ト14に送られる。コントロールユニット14は、キャ
リッジ100が第1の位置P1にあることを確認して、
図2に示されるように、ストッパレバー30を起立させ
る。挟圧腕34,36は上下に開口した位置にある。押
えローラ60,62,64,66を支持する横設杆5
0,52,54,56も上下に拡開した位置にある。以
上の条件を満たした状態で積層紙16の受け入れ態勢が
整う。
【0013】積層紙16が載置台28の左端及び前端で
正確な位置に揃っていることが確認される。積層紙16
は、図2に示されるように、ベース20に回動可能に取
付けられた複数のストッパレバー30と、一方のサイド
フレーム22の内側を基準にして整列させられる。そし
て、一方のサイドフレーム22に取付けられたセンサS
3と(図1参照)、ストッパレバー30の先端と載置台
28の下方との設けられたフォトカプラからなるセンサ
S4(図2参照)が積層紙16の正確な位置を検出す
る。ストッパレバー30の先端の発光器は、載置台28
の下方の受光器に向って光を斜めに投光する。センサS
4は、複数の並列位置において、積層紙16の背面18
がストッパレバー30に接していることを確認する。
【0014】載置台28上において、積層紙16を一方
のサイドフレーム22に沿って押し込んでストッパレバ
ー30に当接させると、センサS3は積層紙16の1辺
がサイドフレーム22に接していることを検出し、セン
サS4は積層紙16の他の1辺がストッパレバー30に
接していることを検出する。センサS3及びセンサS4
は、積層紙16が正規の位置にあるという信号をコント
ロールユニット14に送る。
【0015】載置台28上で積層紙16がばらけないよ
うにするために、一時的に積層紙16を保持する手段が
必要である。そのため、図1及び図2に示されるよう
に、複数の上側挟圧腕34と複数の下側挟圧腕36が設
けられている。上側挟圧腕34は、サイドフレーム2
2,24の長孔に上下動可能に嵌挿された支持杆32に
軸支されている。下側挟圧腕36は載置台28の下面に
固定されている。積層紙16が正規の位置に揃っている
ことが確認されると、コントロールユニット14は駆動
手段(図示せず)を起動させてリンク38(図2参照)
を回動させる。支持杆32は下方に移動し、挟圧腕3
4,36が積層紙16を上下で挟む。
【0016】図2に示されるように、他方のサイドフレ
ーム24にはセンサS5が設けられている。センサS5
は、支持杆32の上下位置を検出して、載置台28上の
積層紙16の厚みを電気信号としてコントロールユニッ
ト14に送る。
【0017】次いで、キャリッジ100が移動し、積層
紙16の背面18に背貼りテープ12が貼着される。キ
ャリッジ100は、図3乃至図5に詳細に示されてい
る。背貼りテープ12はカートリッジ102に格納され
ており、背貼りテープ12の交換はカートリッジ単位で
行なわれる。
【0018】キャリッジ100はベース20の一対のレ
ール26,26間において、第1の位置P1と第2の位
置P2とを往復動する。レール26,26の間にはラッ
ク(図示せず)が取付けられている。キャリッジ100
は、図5に示されるように、下面において、モータ10
8と、ウオームギア104を介してモータ108によっ
て駆動されるピニオン106を有する。これにより、キ
ャリッジ100が往復動する。モータ108の回転は、
ロータリーエンコーダにより検知され、コントロールユ
ニット14にその信号が送られる。
【0019】キャリッジ100はカートリッジベース1
01を有する。カートリッジベース101はキャリッジ
100と同じ方向に移動可能である。このカートリッジ
ベース101の上面に、ギア110,112を回して回
転する一対の立軸114,116が設けられている。カ
ートリッジ102は、これらの立軸114,116を基
準にして嵌め込まれる。カートリッジ102の背貼りテ
ープのキャリアは立軸114,116に係合する。カー
トリッジ用モータの回転によりギア110,112が回
転駆動され、背貼りテープ12はカートリッジ102か
ら送り出される。
【0020】キャリッジ100は、さらに、図1及び図
3に示されるように、カートリッジ102から送り出さ
れた背貼りテープ12を積層紙16の背面18に向って
押し付ける押圧ローラ120を有する。また、キャリッ
ジ100は、カートリッジ102と押圧ローラ120と
の間にカッタ122を具えている。押圧ローラ120
は、ソレノイドで作動し、キャリッジ100が第1の位
置P1にあるとき、積層紙16に向って進退動を行な
う。また、カッタ122もソレノイドで作動し、カート
リッジ102から送り出される背貼りテープ12を適切
な長さに切断する。S6はセンサであって、キャリッジ
100が第1位置P1から第2の位置P2に移動する際
に、載置台28上の積層紙16の背面18の長さを検出
するためのものである。
【0021】サイドフレーム22,24には、図2に示
されるように、上下に離間する一対の仮止め杆40,4
2が平行に設けられている。仮止め杆40,42はサイ
ドフレーム22,24に対して回転可能に支持されてい
る。図6は、上側仮止め杆40を示している。下側仮止
め杆42も形状は同じである。仮止め杆40は、強着部
44と、この強着部44から積層紙16の背面18の長
手方向に連続して延びる軽着部46を有してなる。強着
部44は円筒状接触表面45を有し、その周囲には先端
の尖った突起47が多数形成されている。軽着部46に
は、等間隔で離間する環状突起48が形成されている。
環状突起48を設けることにより、軽着部46に凹凸が
形成される。
【0022】挟圧腕34,36によって積層紙16を挟
んだ後、カートリッジ102から送り出された背貼りテ
ープ12は、キャリッジ100に設けられた押圧ローラ
120が進退動することにより、その端部が仮止め杆4
0,42の強着部44に比較的強く圧着される。背貼り
テープ12と積層紙16の背面18との始点合わせが行
なわれる。次いで、キャリッジ100が第1の位置P1
から第2の位置P2に向って移動する。キャリッジ10
0の移動速度と、背貼りテープ12の送り出し速度は、
コントロールユニット14が制御する。キャリッジ10
0が移動するに従い、背貼りテープ12は積層紙16の
背面18と、上下の仮止め杆40,42に貼着される。
背貼りテープ12は弛緩を防止される。押圧ローラ12
0は背貼りテープ12の裏面を積層紙16方向に押圧す
る。同時に、センサS6が積層紙16の背面18の長さ
を検出し、コントロールユニット14にその信号を送
る。ストッパレバー30は、キャリッジ100により押
圧され、図2において実線で示されるように倒伏姿勢と
なる。
【0023】仮止め杆40,42には、背貼りテープ1
2が強着部44において比較的強く、軽着部46におい
て比較的弱く圧着される。これは、強着部44と軽着部
46との接触面積の差による。特に、強着部44におけ
る先端の尖った突起47は、背貼りテープ12のずれを
確実に防止する。このような形状にしたのは、キャリッ
ジ100から背貼りテープ12を送り出すときに、背貼
りテープ12が仮止め杆40,42から容易に剥がれな
いようにするためと、後述する積層紙16の表面及び裏
面への背貼りテープ12の貼着時において、軽着部46
において剥がれやすくするためである。背貼りテープ1
2と仮止め杆40,42との接触面積を強着部44と軽
着部46とで異ならせることにより、積層紙16の表面
及び裏面に背貼りテープ12を折曲貼着する作業を円滑
に行なうことができる。
【0024】図7及び図8は他の形状の仮止め杆を示し
ている。図7の仮止め杆40aは、断面が矩形の強着部
44aを有するものである。図8の仮止め杆40bは、
断面が切欠円の強着部44bを有するものである。各々
の平坦な接触表面は45a,45bは積層紙16の背面
18と略々同一平面内に位置する。
【0025】コントロールユニット14は、センサS6
により積層紙16の背面18の長さを確認すると、キャ
リッジ100のモータ108を停止させ、カッタ122
を作動させる。その結果、背貼りテープ12は適切な長
さで積層紙16の背面18に貼着される。コントロール
ユニット14は再度キャリッジ100を起動させる。第
2の位置P2に設けられたセンサS2はキャリッジ10
0の到来を検出し、コントロールユニット14はキャリ
ッジ100を停止させる。図9は、このようにして積層
紙16の背面18と仮止め杆40,42に貼着された背
貼りテープ12を示している。
【0026】次に、積層紙16の背面18に貼着された
背貼りテープ12を、積層紙16の表面及び裏面にも貼
着する。このための機構は、図1、図2、及び図10乃
至図14に示されている。70,72は上側旋回腕,7
4,76は下側旋回腕である。各々の旋回腕70,7
2,74,76は、支持軸80,82,84,86を中
心に回動する。上側旋回腕70,72は第1横設杆50
及び第2横設杆52を、下側旋回腕74,76は第1横
設杆54及び第2横設杆56を有する。第1横設杆5
0,54は、各々、等間隔で離間する複数の押えローラ
60,64を具えている。第2横設杆は52,56、各
々、円筒状の第2押えローラ62,66を具えている。
一方のサイドフレーム22の下方には、駆動機構(図示
せず)が設けられており、ベルト及びギアにより、4本
の横設杆50,52,54,56が連動回転される。
【0027】上側旋回腕70,72の支持軸80,82
は、図10に示されるように、6本のリンク91,9
2,93,94,95,96の各々の端部に枢支されて
いる。また、上側旋回腕70の支持軸80は支持軸補正
機構88に取付けられている。コントロールユニット1
4は、上側挟圧腕34の支持杆32の上下位置を検出す
るセンサS5の信号を受けて、上側旋回腕70,72の
支持軸80の上下位置を補正する。これにより、上側旋
回杆70は積層紙16の厚みに対応して旋回動作を行な
うことになる。
【0028】旋回腕70,72,74,76は、他方の
サイドフレーム24の下方に設けられた駆動機構(図示
せず)により作動を受ける。図7において、中心の水平
リンク92が前進することにより、旋回腕70,72,
74,76は、実線位置から鎖線位置へ対向間隔を狭め
るように回動させられる。コントロールユニット14
は、センサS2によりキャリッジ100が第2位置にあ
ることを確認すると、支持軸補正機構88を作動させ、
次いで、押えローラ60,62,64,66の駆動機構
を起動させて旋回腕70,72,74,76を回動させ
る。
【0029】図12乃至図14は、押えローラ60,6
2,64,66が背貼りテープ12を挟圧する過程を示
している。まず、図12に示されるように、背貼りテー
プ12は積層紙16の背面18と仮止め杆40,42に
貼着されている。旋回杆が回動し、押えローラ60,6
4が積層紙16と仮止め杆40,42の間の背貼りテー
プ12の裏面に接する。図13に示されるように、積層
紙16は押えローラ60,64間に導入される。押えロ
ーラ60,64は、積層紙16を前進させるとともに、
積層紙16の上下に突出する余剰部分を積層紙16の表
面及び裏面に同時に折り曲げる。仮止め杆40,42は
背貼りテープ12を強着部44の円筒状接触表面45と
突起48により保持しており且つ回転可能であるため、
押えローラ60,64が背貼りテープ12の裏面を押圧
することにより、この背貼りテープ12は簡単に仮止め
杆40,42から剥がれ、積層紙16の表面及び裏面に
折曲げられる。
【0030】押えローラ60,62,64,66の上下
の間隔は、センサS5によって、積層紙16の厚みより
僅かに小さく保たれており、押えローラ60,64は背
貼りテープ12を挟圧する。さらに、第2押えローラ6
2,66が背貼りテープ12の全面に亘って裏面から押
圧する。
【0031】S7(図1、図13及び図14参照)は、
積層紙16が一定量前進したことを検出するセンサであ
る。このセンサS7はコントロールユニット14に積層
紙16の前進限位置であることを知らせる。コントロー
ルユニット14は、押えローラ60,62,64,66
の駆動機構に反転信号を出す。図14に示されるよう
に、積層紙16は、後退時に再度第1押えローラ60,
64及び第2押えローラ62,66から上下で挟圧され
る。駆動機構が一定量回転すると、コントロールユニッ
ト14はこの駆動機構を停止させる。背面、表面及び裏
面に背貼りテープ12が貼着された積層紙16は、載置
台28上に排出される。
【0032】次いで、コントロールユニット14は、キ
ャリッジ100のモータ108に起動信号を発し、第2
の位置P2から第1の位置P1にキャリッジ100を復
帰させる。また、コントロールユニット14は、ストッ
パレバー30を起立させるとともに、横設杆50,5
2,54,56を拡開姿勢に復帰させる。製本装置10
は、次の製本作業の待機状態となる。
【0033】
【考案の効果】本考案によれば、背貼りテープを積層紙
の長さに合わせてその積層紙及び仮止め杆に仮貼着する
ことにより、積層紙と背貼りテープとの始点合わせを正
確に行うことができるとともに、キャリッジから送り出
された背貼りテープを拡げた状態で一時的に保持して背
貼りテープを積層紙の表面及び裏面に折曲貼着すること
が容易である。そして、請求項2の製本装置では、仮止
め杆の始端近傍において比較的接触面積の大きい強着部
を設けることにより、キャリッジから送り出された背貼
りテープはこの強着部において保持されて、キャリッジ
からの背貼りテープの送り出し操作を確実にするととも
に、軽着部では比較的接触面積を小さくしたことから、
積層紙の表面及び裏面への折曲貼着操作時では仮止め杆
から背貼りテープが容易に剥がれるようになり、容易に
折曲貼着作業を行なうことができる。その結果、背貼り
テープは積層紙の背面はいうまでもなく、表面及び裏面
にも綺麗に貼着され、仕上がり状態の良好な製本作業を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による背貼り製本装置の斜視図である。
【図2】図1の背貼り製本装置の逆方向から見た斜視図
である。
【図3】キャリッジの正面図である。
【図4】キャリッジの背面図である。
【図5】キャリッジの底面図である。
【図6】仮止め杆の斜視図である。
【図7】他の仮止め杆の斜視図である。
【図8】さらに他の仮止め杆の斜視図である
【図9】仮止め杆に背貼りテープが貼着された状態を示
す製本装置の斜視図である。
【図10】製本装置の要部右側面図である。
【図11】製本装置の要部左側面図である。
【図12】仮止め杆及び積層紙に貼着された背貼りテー
プを示す側面図である。
【図13】積層紙に貼着された背貼りテープを押えロー
ラが挟圧する状態を示し、積層紙が押えローラ間に挿入
されるときの側面図である。
【図14】積層紙に貼着された背貼りテープを押えロー
ラが挟圧する状態を示し、積層紙が押えローラ間から排
出されるときの側面図である。
【図15】従来の製本装置の動作説明図である。
【図16】従来の製本装置の動作説明図であって、図1
2に次いで行なわれる貼着過程を示す斜視図である。
【符号の説明】
P1 第1の位置(ホームポジション) P2 第2の位置 S1 センサ(キャリッジが第1の位置にあることを検
出するセンサ) S2 センサ(キャリッジが第2の位置にあることを検
出するセンサ) S3 センサ(積層紙が左端位置にあることを検出する
センサ) S4 センサ(積層紙の背面が適正位置にあることを検
出するセンサ) S5 センサ(積層紙の厚みを検出するセンサ) S6 センサ(積層紙の背面の長さを検出するセンサ) S7 センサ(積層紙の前進限位置を検出するセンサ) 10 製本装置 12 背貼りテープ 14 コントロールユニット 16 積層紙 18 積層紙の背面 20 ベース 22,24 サイドフレーム 26 レール 28 載置台 30 ストッパレバー 32 支持杆 34,36 挟圧腕 38 支持杆作用リンク 40,42 仮止め杆 44,44a,44b 強着部 45,45a,45b 接触表面 46 軽着部 47 先端の尖った突起 48 環状突起 50,52,54,56 横設杆 60,62,64,66 押えローラ 70,72,74,76 旋回腕 80,82,84,86 支持軸 88 支持軸補正機構 91,92,93,94,95,96 リンク 100 キャリッジ 101 カートリッジベース 102 カートリッジ 104 ウオームギア 106 ピニオン 108 モータ 110,112 ギア 114,116 立軸 120 押圧ローラ 122 カッタ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジから送り出される背貼りテー
    プを積層紙の背面の始端から終端に向って仮貼着し且つ
    切断し、前記背面から厚み方向にはみ出した前記背貼り
    テープの余剰部分を前記積層紙の表面及び裏面に折曲貼
    着する背貼り製本装置であって、前記積層紙の背面と略
    々同一平面上で前記背面の長手方向に延び前記背貼りテ
    ープを一時的に貼着するための平行に離間した一対の仮
    止め杆を有することを特徴とする、背貼り製本装置。
  2. 【請求項2】 前記仮止め杆は、前記積層紙の始端近傍
    に形成された強着部と該強着部から前記積層紙の終端側
    に延びる軽着部からなり、前記強着部は前記軽着部より
    も前記背貼りテープとの接触面積が大きいことを特徴と
    する、請求項1記載の背貼り製本装置。
JP9068791U 1991-10-09 1991-10-09 背貼りテープを仮止めする背貼り製本装置 Expired - Lifetime JPH0755094Y2 (ja)

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