JPH0754941B2 - 周波数ドリフト補償方式 - Google Patents

周波数ドリフト補償方式

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JPH0754941B2
JPH0754941B2 JP4104704A JP10470492A JPH0754941B2 JP H0754941 B2 JPH0754941 B2 JP H0754941B2 JP 4104704 A JP4104704 A JP 4104704A JP 10470492 A JP10470492 A JP 10470492A JP H0754941 B2 JPH0754941 B2 JP H0754941B2
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英明 大森
章 杉山
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株式会社小電力高速通信研究所
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル無線通信に
おける遅延検波で用いる周波数ドリフトを補償する方式
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常周波数ドリフトの影響を除くため、
AFC (自動周波数制御)回路が用いられる。この方式は
簡単であるが初期設定の精度や温度変動等の影響を受け
易い欠点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル信号の遅延
検波においては受信搬送波信号を2つに分岐し、一方を
直接にミキサの片方の入力端子に、他方を情報ベースバ
ンド信号の1ビット分あるいは数ビット分遅延させ、さ
らに位相を正確に制御してからミキサのもう一方の入力
端子に印加する。通常、温度等の環境条件の変化あるい
は経年変化等により送信部の発振周波数および受信局発
周波数が変動して、検波器入力の搬送周波数が初期設定
値からドリフトする。さらに、遅延ディバイスの遅延量
にも変化が生じることがある。この結果、上記の正確さ
を必要とする位相条件が満足されなくなるため、検波出
力のレベル低下や出力波形歪を招いたりする。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、送信側発振器、及び受信側局部発振器の総合の周波
数変動に加えて、遅延ディバイスの遅延変動をも合わせ
て補償し得る周波数ドリフト補償方式を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、通常の遅延検波回路およびこれと直交方向
に遅延検波を行う回路を接続し、両検波出力の乗算結果
の信号を局部発振器用電圧制御発振器(局部発振器用VC
O )の制御信号として、あるいは遅延ディバイスとして
用いる多段シフトレジスタを駆動するクロック発振器の
発振周波数制御信号として用いることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、周波数のドリフト量と遅延ディバイ
スの変動量に比例した信号成分を検出し、それを用いて
変動量が小さくなるように受信局部発振器の発振周波数
を制御したり、多段シフトレジスタの遅延変動量を小さ
くするように駆動クロック発振器の発振周波数を制御す
ることを特徴とする。
【0007】
【実施例】(第1実施例)以下図を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0008】図1は本発明に係る請求項1の実施例で、
1は受信RF(無線周波数)信号を局部発振周波数と混
合してIF(中間周波数)信号に周波数変換させるミキ
サ、2は前記ミキサ1で周波数混合後の不要なイメージ
周波数を除去するための帯域フィルタ(BPF)、3は
遅延検波のための遅延ディバイス、4は検波のための第
1のミキサ、5はπ/2移相器、6は第1のミキサ4と直
交方向で検波するためのミキサ、7は検波ベースバンド
信号以外の不要な周波数成分を除去するための低域通過
フィルタよりなるベースバンドフィルタ(LPF)、8
はベースバンドフィルタ7同様の低域通過フィルタより
なるベースバンドフィルタ(LPF)、9はベースバン
ドフィルタ7とベースバンドフィルタ8の出力同士を乗
算する第3のミキサ、10は低域通過フィルタよりなる
ベースバンドフィルタ(LPF)、11は直流アンプ、
12はRF信号をIF信号に変換するための局部発振信
号を発生するための電圧制御発振器(VCO )である。ミ
キサ1に入力される受信角度変調信号は下記のように表
すことが出来る。r(t) =cos {2πfc t+ψ(t)+θ} ここで fc ;搬送周波数 ψ(t) ;情報により角度変調された成分 θ ;位相 VCO12からの局部発振信号とミキサ1で混合されて
帯域フィルタ2を通過しIFに変換された信号は次式で
表される。 ri (t) =cos {2π fi t+ψ(t)+θ} (1) 遅延ディバイス3で lビット遅延された信号は次によう
になる。 ri (t- lTb )=cos [2π fi (t- lTb )+ψ(t- lTb )+θ] (2) 式(1) と式(2) の信号が第1のミキサ4で乗算され、ベ
ースバンドフィルタ7を通過した出力信号をLI (t) で
表すと次式のようになることは明らかである。 LI (t)=1/2 cos[ 2πfi Tb + { ψ(t)-ψ(t- lTb )}] (3) さて、BPSK変調信号の場合には l=1 ψ(t)=g(t)・π g(t)=0/1:送信情報信号 と表される。ここで 2π fi Tb = 2nπと調整すると次
のようにBPSKに対する通常の遅延検波出力が得られる。 LI (t)=1/2 cos[{g(t)-g(t- Tb )}π] 周波数及び遅延ディバイスのドリフトを次のように置く δf:送信側発振器及び受信側局部発振器の周波数ドリフ
トの総合されたもの δT:遅延ディバスの遅延時間ドリフト これより、上記各式において IF周波数: fi → fi +δf 遅延時間 : Tb → Tb +δT と置き換えれば良い。したがって、式(3) は次のように
なる。 LI (t)=1/2 cos[ 2π(fi + δf)(Tb + δT)+{g(t) -g(t-(Tb + δT))}π] ここで問題にしている遅延時間のドリフトは搬送波位相
の大きさのレベルであるから、一次情報信号の周期より
はるかに小さい。従って g{t-(Tb + δT)}=g(t- Tb ) として差し支えない。この関係を用いて式(3) を整理す
ると LI (t)=1/2 cos[ 2π fi Tb (1+ △)+{g(t)-g(t-Tb )}π] (4) ここで△は次式で表される。 △= δf / fi +δT / Tb +(δf / fi )×(δT / Tb ) (5)
【0009】遅延検波での回路調整は受信中心周波数及
び遅延ディバイスの中心遅延時間でなされるから、前と
同じく 2π fi Tb = 2nπである。従って、ベースバン
ドフィルタ7の検波出力式(4) は次のようになる。 LI (t)=1/2 cos[ 2π fi Tb △+{g(t)-g(t-Tb )}π] =1/2 cos( 2π fi Tb △)cos[{g(t)-g(t-Tb )}π] -1/2 sin(2π fi Tb △)sin[{g(t)-g(t-Tb )}π] BPSKが正確になされていれば、{g(t)-g(t- Tb )}πは 0
あるいはπであり、 sin[{g(t)-g(t- Tb )}π]=0 となり、第2項は0 となるから LI (t)=1/2 cos( 2π fi Tb △)cos[{g(t)-g(t-Tb )}π] (6)
【0010】他方、ベースバンドフィルタ8の出力信号
は、遅延ディバイス3の出力がπ/2の位相シフトを受け
るからドリフトがない場合には式(2) の代わり次のよう
に置けば良い ri (t-Tb )=-sin[2π fi (t-Tb )+g(t- Tb ) π+ θ] 周波数ドリフト及び遅延ドリフトがある場合のベースバ
ンドフィルタ8の出力をLQ (t) と置くと、式(4) と類
似で次のようになる。 LQ (t)=1/2 sin[ 2π fi Tb (1+ △)+{g(t)-g(t- Tb )}π] 前述のようにBPSKでは 2π fi Tb = 2nπと調整されて
いるから LQ (t)=1/2 sin[ 2π fi Tb △+{g(t)-g(t-Tb )}π] =1/2 sin( 2π fi Tb △)cos[{g(t)-g(t-Tb )}π] +1/2 cos(2π fi Tb △)sin[{g(t)-g(t-Tb )}π] 前記同様第2項は0 、よって LQ (t)=1/2 sin( 2π fi Tb △)cos[{g(t)-g(t-Tb )}π] (7) 第3のミキサ9の出力は式 (6)と式(7) の乗算であるか
ら、これをV[t, δf,δT]とおくと V[t, δf,δT]= LI (t) ×LQ (t) =1/4 sin(2π fi Tb △)cos(2π fi Tb △) ×cos 2 [{g(t)-g(t-Tb )}π] =(1/8)sin( 2・2 π fi Tb △)cos2 [{g(t)-g(t-Tb )}π] (8)
【0011】cos2 [ …] の項はBPSKの場合“1”であ
り、他方sin ( 2 ・2 π fi Tb △) は△の正弦波関数
になっている。△は式(5) で表されるように周波数ドリ
フトδf と遅延時間ドリフトδT の関数になっている。
第1項は周波数に関して増加関数、第2項は遅延時間に
関して増加関数である。遅延時間が延びることは遅延デ
ィバイス内の搬送波の波数が増加することであるから、
等価的に搬送周波数が増加する事である。第3項は周波
数と遅延時間の関数であるから同一方向に作用するが、
第1項及び2項と比べて影響は非常に小さく、ここでは
無視して良い。結局、周波数の正の方向へのドリフト
と、遅延時間の増加方向へのドリフトは周波数領域で等
価的に扱うことが出来、局部発振器の周波数を減少する
様に制御すれば良いことになる。
【0012】局発に用いるVCOの周波数が受信搬送波
に対して低域側であるならば、電圧に関して増減が逆に
なっているVCOを用いればドリフトを減少する方向に
周波数がシフトして補償動作を示す。電圧に関して周波
数が増加する特性の場合にはVCO制御電圧の極性を反
転すれば良い。局部発振器に用いるVCOの周波数が高
域側の場合にはこれと逆になる。
【0013】MSK 信号に関しては主に遅延ビット数l =
1or2の検波法が検討されているが、ここでは、l =1
の1ビット遅延sin 検波を例に採る。この場合には回路
調整は式(3) において 2π fi t=(2n-1/2)πとすること
である。式(3) は次のようになる。 LI (t)=1/2 sin [{ψ(t)-ψ(t-Tb )}] 時刻t=kTの標本化時点の出力は以下のようになる。 LI (kT)=1/2 sin [ψ (kTb )-ψ{(k-1) Tb }] MSK の変調部では以下のように調整されている。 ψ (kTb )-ψ(k-1)Tb }=±π/2 +:マーク、 −:スペース 即ち、MSK では隣接するサンプリング間で±π/2の
位相差になるように調整するから、 sin[ψ (kTb )-ψ{(k-1)T b }]= ±1 となり遅延検波が可能になることは良く知られている。
ここで周波数及び遅延時間にドリフトを生ずると式(3)
は、BPSKの場合と同様にして以下のようになる。 LI (t)=1/2 cos[ 2π fi Tb ( 1+△)+ {ψ(t)-ψ(t-Tb )}] ここで 2π fi Tb = (2n-1/2)πであるから、 LI (t)=1/2 sin[ 2π fi Tb △+{ψ(t)-ψ(t-Tb )}] =1/2 sin( 2π fi Tb △)cos {ψ(t)-ψ(t-Tb )} +1/2 cos(2π fi Tb △)sin {ψ(t)-ψ(t-Tb )} ここで、先に記したようにMSK ではψ( kTb )-ψ{(k-1)
Tb }=±π/2であるから cos [{ψ( kTb )-ψ{(k-1) Tb }]=0 となり、第1項は0 、よってベースバンドフィルタ7か
らの出力は LI ( kTb )=1/2 cos( 2π fi Tb △)sin {ψ( kTb )-ψ(k-1)Tb } (9) 他方、ベースバンドフィルタ8からの出力はこれと直交
方向に検波するから
【0014】 LQ ( kTb )=-1/2 sin(2π fi Tb △)sin [ψ( kTb )-ψ{(k-1) Tb }](10) 第3のミキサ9からの出力は式(9),(10)の乗算されたも
のであるからこれをV[ kTb , δf,δT]と置くと以下の
ようになる。 V [kTb , δf,δT]=-(1/8)sin(2・2 π fi Tb △) × sin2 [{ψ( kTb )-ψ{(k-1) Tb t}] (11) 先ほど述べたように、ψ( kTb )-ψ{(k-1) Tb } = ±π
/2であるから、 sin2 [{ψ( kTb )-ψ{(k-1) Tb t}]=1 よって、ドリフトの正弦関数に負符号を付けた出力を得
ることが出来る。従って、BPSKとは逆特性の制御をすれ
ば良い。
【0015】なお、角度変調信号は原理的に定振幅であ
るが変調ベースバンド信号の状態変換点で受信信号に振
幅変動を生じることがあるので、これによる復調後の高
周波成分を除去するためにベースバンドフィルタ10を
挿入する。以上示したように、本発明の方式により送受
総合の周波数ドリフトと遅延ディバイスの変動分を補償
することが可能である。
【0016】(第2実施例)図2は本発明に係る請求項
2の実施例で、13は受信局部発振器(OSC)、14
は波形変換回路、15は遅延ディバイスを構成する多段
シフトレジスタ、16はシフトレジスタ15を駆動する
電圧制御クロック発振器(CLK VCO)、17およ
び18は排他的論理和回路(Ex or)である。本実
施例の動作は以下の通りである。ミキサ1に入力された
RF信号は局部発振器13の周波数と混合され帯域フィ
ルタ2を通過し所望のIF信号に変換される。波形変換
回路14では、交流信号である帯域フィルタ2の出力を
十分増幅して矩形ベースバンド信号に変換する。通常波
形変換回路14の出力信号としてTTL信号を用いる。
この出力信号は3分岐され、1つの信号は排他的論理和
回路17、他の1つの信号は排他的論理和回路18の一
つの入力端子に印加される。残りの信号はシフトレジス
タ15に入力される。ここで、シフトレジスタ15、排
他的論理和回路17及びバンドパスフィルタ7はディジ
タル素子のみで構成されるところの通常良く用いられて
いる遅延検波回路の動作を行う。即ち、多段シフトレジ
スタ15は電圧制御クロック発振器16で発生した高速
のクロック信号で駆動されて入力信号は遅延検波に必要
な遅延時間だけ遅延され、さらに遅延検波に必要な位相
調整される。例えば、BPSK信号に対しては1ビット
分の遅延と排他的論理和回路17に直接入力された先の
信号と同相にさせられる。このまま、排他的論理和回路
17に印加されベースバンドフィルタ7を通過した信号
は式(3) と同じになることは、周知の事実である。
【0017】さて、ここで送信周波数と受信局部発振周
波数にドリフトが発生すると、ベースバンドフィルタ7
の出力は、第1の実施例と同じく式(6) と同型になるこ
とは容易に理解できる。
【0018】一方、シフトレジスタ15の出力信号を移
相器5で、排他的論理和回路17の入力とは直交するよ
うに調整して排他的論理和回路18に印加し、その出力
信号をベースバンドフィルタ8を通過させるとその出力
は式(7) と同型になることも当然である。従って、ミキ
サ9の出力は式(8) と同じになる。BPSKの場合は第
1の実施例で述べたように回路は以下の条件を満たすよ
うに調整されている。 2π fi Tb = 2nπ (fi Tb =n: 整数) ここで今、送受総合の周波数が△f だけ変化したとす
る、即ち IF周波数: fi → fi +δf そうすると回路条件は以下のようになる。 2π( fi + δf) Tb =2πfi Tb + 2n△fTb = 2nπ+ 2n△fTb
【0019】となり、2n△fTb だけ遅延検波の条件から
外れることになる。ここでシフトレジスタの駆動クロッ
クを変えて元の条件を満足するようにしようとするのが
本請求項2の目的である。
【0020】ここでシフトレジスタの段数をM 、周波数
変動がない場合の駆動クロックの速度を fdcと置くと駆
動クロック1ビットでの遅延時間は 1/fdcで、M 段での
総遅延時間は M/fdcとなる。即ち M/fdc= Tb となるようにシフトレジスタの段数Mと、シフトレジス
タの駆動クロックの周波数 fdcを調整する。駆動クロッ
ク1ビット当たりの移相量は次のようになる。 2π×fi / fdc
【0021】従って、周波数ドリフトが高い方向に生じ
ると、 fi → fi +δf となりシフトレジスタ15によ
る遅延時間は大きくなるから、式(8) の出力を用いてシ
フトレジスタを駆動するクロック発振器16の周波数 f
dcを高くするように制御すれば良い。以上の動作で周波
数ドリフトを吸収することが出来る。
【0022】さらに、MKS信号の場合も第1の実施例
と同様に動作し、ミキサ9の出力はBPSKとは逆にな
るので誤差出力の式(11)によって、正の出力に対しては
クロック周波数を高くするように、負の出力に対しては
低くするように制御すれば良い。
【0023】図3は本発明に係る遅延検波器の一例を示
し、図1と同一部分は同一符号を付してその説明を省略
する。図3中、19は受信アンテナ、20は帯域フィル
タ(BPF)、21はミキサ、22は受信局部発振器
(OSC)、23は帯域フィルタ(BPF)、24は増
幅器(アンプ)、25は識別再生回路、26はクロック
(CLK)再生回路である。即ち、受信アンテナ19、
帯域フィルタ20、ミキサ21、受信局部発振器22、
帯域フィルタ23および増幅器24により、ミキサ1に
入力される受信角度変調信号が得られる。ベースバンド
フィルタ7から出力された遅延検波信号は識別再生回路
25およびクロック再生回路26に供給される。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は送受総合
の周波数ドリフトと遅延ディバイスの変動量を自動的に
キャンセルするように働き、遅延検波出力のレベル低下
等の歪を取り去る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路構成図である。
【図3】本発明に係る遅延検波器の一例を示す回路構成
図である。
【符号の説明】
1…ミキサ、2…帯域フィルタ、3…遅延ディバイス、
4…第1のミキサ、5…π/2移相器、6…第2のミキ
サ、7…ベースバンドフィルタ、8…ベースバンドフィ
ルタ、9…第3のミキサ、10…ベースバンドフィル
タ、11…直流アンプ、12…電圧制御発振器、13…
受信局部発振器、14…波形変換回路、15…遅延ディ
バイスを構成する多段シフトレジスタ、16…電圧制御
クロック発振器、17…排他的論理和回路、18…排他
的論理和回路、19…受信アンテナ、20…帯域フィル
タ、21…ミキサ、22…受信局部発振器、23…帯域
フィルタ、24…増幅器(アンプ)、25…識別再生回
路、26…クロック(CLK)再生回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角度変調された信号の受信部において、受
    信信号が、電圧制御発振器を局部発振器とする周波数変
    換器を経て一つの中間周波数に変化された後、3つに分
    岐され、その内の二つはそれぞれ第1のミキサ及び第2
    のミキサに印加され、残りの1つは遅延ディバイスによ
    り所定時間だけ遅延された後二つに分岐されて、一方は
    上記第1のミキサの残りの入力端子に印加された後ベー
    スバンドフィルタを経て検波信号が取り出され、遅延後
    分岐されたもう一つの信号は移相器によりπ/2の位相シ
    フトを受けた後、上記第2のミキサの残りの入力端子に
    印加され、ベースバンドフィルタを経て、前記検波信号
    と共に第3のミキサに入力されて、ベースバンドフィル
    タを経た後前記電圧制御発振器の制御端子に印加するよ
    うにしたことを特徴とする周波数ドリフト補償方式。
  2. 【請求項2】周波数変換器の局部発振器としてクリスタ
    ル発振器を用い、遅延ディバイスとして高速のクロック
    信号で駆動する多段のシフトレジスタを用いる遅延検波
    回路において、シフトレジスタ駆動用クロック発振器に
    電圧制御発振器を用いて、中間周波数変換器の局部発振
    器用電圧制御発振器の制御信号を、該シフトレジスタ駆
    動用電圧制御発振器の制御端子に印加するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の周波数ドリフト補償方
    式。
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