JPH07336397A - キャリア補正回路 - Google Patents

キャリア補正回路

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Publication number
JPH07336397A
JPH07336397A JP12636094A JP12636094A JPH07336397A JP H07336397 A JPH07336397 A JP H07336397A JP 12636094 A JP12636094 A JP 12636094A JP 12636094 A JP12636094 A JP 12636094A JP H07336397 A JPH07336397 A JP H07336397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
mixer
signal
carrier
delay circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP12636094A
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English (en)
Inventor
Zenichiro Nagasawa
善一郎 長沢
Yoshio Fukazawa
芳雄 深沢
Mitsuo Osada
三雄 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsuken Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Tsuken Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsuken Electric Industrial Co Ltd filed Critical Tsuken Electric Industrial Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、キャリア変動があっても、誤り率
を大きく劣化させないキャリア補正回路を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明は、IF周波数を2ビット遅延させる
ための遅延回路3と、このIF周波数を2ビット遅延さ
せた信号とIF周波数とを論理演算させるためのミキサ
2と、このミキサ2の出力信号から不要成分を取り除く
ローパスフィルタ6と、前記IF周波数を2ビット遅延
させた信号をπ/2移相させるための遅延回路4と、こ
の遅延回路4の出力信号とIF周波数を混合するミキサ
5と、このミキサ5の出力信号から不要成分を取り除く
ローパスフィルタ7と、このローパスフィルタ7の出力
信号とローパスフィルタ6の出力信号が供給されベース
バンド信号を2逓倍するための演算を行なって電圧制御
局部発振器を制御する誤差関数信号を得るミキサ8とを
具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル無線受信機に
おけるMSK(minimum phaseshift
keying)方式のキャリア補正回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル無線通信においては、
キャリアの変動が誤り率を大きく劣化させる。この為、
キャリア変動の範囲を極力小さくすることが必要にな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、キャリア変動があっても、誤り
率を大きく劣化させないキャリア補正回路を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明のキャリア補正回路は、ディジタル無
線受信機において、キャリア周波数を変換したIF周波
数から検波回路を通して得られたベースバンド信号を2
逓倍し、変調成分を取り除き誤差関数信号を得る手段
と、この手段より得られた誤差関数信号でIF周波数に
変換する為の局部発振器を制御しキャリア変動を補正す
る手段とを具備することを特徴とするものである。
【0005】また本発明のキャリア補正回路は、ディジ
タル無線受信機において、キャリア周波数を電圧制御局
部発振器からの局部発振周波数と混合してIF周波数に
変換するための第1のミキサと、この第1のミキサで変
換されたIF周波数を2ビット遅延させるための第1の
遅延回路と、この第1の遅延回路によりIF周波数を2
ビット遅延させた信号と前記第1のミキサで変換された
IF周波数とを論理演算させるための第2のミキサと、
この第2のミキサの出力信号から不要成分を取り除く第
1のローパスフィルタと、前記第1の遅延回路によりI
F周波数を2ビット遅延させた信号をπ/2移相させる
ための第2の遅延回路と、この第2の遅延回路の出力信
号と第1のミキサで変換されたIF周波数を混合する第
3のミキサと、この第3のミキサの出力信号から不要成
分を取り除く第2のローパスフィルタと、この第2のロ
ーパスフィルタの出力信号と前記第1のローパスフィル
タの出力信号が供給されベースバンド信号を2逓倍する
ための演算を行なって前記電圧制御局部発振器を制御す
る誤差関数信号を得る第4のミキサとを具備することを
特徴とするものである。
【0006】すなわち本発明のキャリア補正回路は、I
F周波数から検波回路を通して得られたベースバント信
号を2逓倍し、変調成分を取り除き誤差関数信号を得、
この誤差関数信号でIF周波数に変換する為の局部発振
器を制御しキャリア変動を補正するようにしたので、キ
ャリア変動があっても、誤り率を大きく劣化させない。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明に基づきGMSK(gauss
ian−filtered minimum phas
e shift keying)2ビット遅延検波回路
に採用した場合の構成例を示す図で、1はキャリア周波
数を電圧制御局部発振器(VCO)11からの局部発振
周波数と混合して例えば455KHzのIF周波数に変
換するための第1のミキサ、2は第1の遅延回路3によ
りIF周波数を2ビット遅延させた信号と前記第1のミ
キサ1で変換されたIF周波数とを論理演算させるため
の第2のミキサ、3は第1のミキサ1で変換されたIF
周波数を2ビット遅延させるための第1の遅延回路、4
は前記第1の遅延回路3によりIF周波数を2ビット遅
延させた信号をπ/2移相させるための第2の遅延回
路、5は第1の遅延回路3によりIF周波数を2ビット
遅延させた信号と前記第1のミキサ1で変換されたIF
周波数とを論理演算させるための第2のミキサ、6は第
2のミキサ2の出力信号から不要成分を取り除いて復調
データを得る第1のローパスフィルタ(ブランチ1)、
7は第3のミキサ5の出力信号から不要成分を取り除く
第2のローパスフィルタ(ブランチ2)、8は第2のロ
ーパスフィルタ7の出力信号と前記第1のローパスフィ
ルタ6の出力信号が供給されベースバンド信号を2逓倍
するための演算を行なって電圧制御局部発振器11を制
御する誤差関数信号を得る第4のミキサ、9は第3のロ
ーパスフィルタ、10は増幅器、11は電圧制御局部発
振器である。
【0008】即ち、IF周波数をfi 、情報を表す角度
変調信号をφ(t) とすると、キャリア周波数からミキサ
1によってIF周波数に変換された信号s(t)は次のよう
に表すことができる。
【0009】 s(t)=A(t)cos{2πfi t+φ(t) } …(1) Tb を2ビット遅延時間とすると、s(t)信号を遅延回路
3によって2ビット遅延させた信号は次のように表すこ
とができる。
【0010】 s(t-Tb ) =A(t-Tb )cos{2πfi (t-Tb )+φ(t-Tb )} …(2) ミキサ2による遅延検波信号Vd1は、式(1)と式
(2)の積信号であるから次のように表すことができ
る。
【0011】 Vd1=s(t)・s(t-Tb ) =(1/2)A(t) ・A(t-Tb ) [ cos{2πfib +φ(t) -φ (t-Tb )}+ sin{2πfi (2t-Tb ) +φ(t)-φ(t-Tb )}] …(3) A(t) =A(t-Tb ) としローパスフィルタ6通過後の
遅延検波信号をLPF[・]と表すと、次のように表す
ことができる。
【0012】 LPF[Vd1]=(1/2)・A2 (t) ・ cos{2πfib +φ(t)-φ(t-Tb )} …(4) 次にキャリア周波数変動、シフトレジスタクロック変動
の影響を検討する。
【0013】fi 及びTb を変動成分を各々δfi 、δ
b として次のように置くと fi →fi +δfib →Tb +δTb 式(4)はΔ=(fi δTb +δfib +δfi δT
b )/fib 、又、δTb はTb に対して無視できる
のでTb +δTb =Tb とおくと、次のように表すこと
ができる。
【0014】 LPF[Vd ]=(1/2)・A2 (t) ・ cos{2πfib (1+Δ)+φ(t)-φ(t-Tb )} …(5) 2πfib =2nπと設定するので、式(5)は次の
ように表すことができる。
【0015】 LPF[Vd1]=(1/2)・A2 (t) ・ cos{2πfib Δ+φ(t)-φ(t-Tb )} …(6) 一方、ブランチ2の信号は、遅延回路3による2ビット
遅延後、遅延回路4により−π/2の位相シフトを受け
ることを考慮した式(2)の類似で s(t-Tb )=A(t-Tb )cos{2πfi ( t-Tb )-π/2+φ(t-Tb )} =A(t-Tb )sin{2πfi (t-Tb )+φ(t-Tb )} …(7) 従って、ローパスフィルタ7通過後の遅延検波信号LP
F[Vd2]は、次のように表すことができる。
【0016】 Vd2=(1/2)A2 (t) [-sin{2πfib +φ(t)-φ(t-Tb )} + sin{2πfi (2t-Tb )+φ(t) +φ(t-Tb )} ] であるから LPF[Vd2]=(-1/2)A2 (t)sin{2πfib +φ(t)-φ(t-Tb )} …(8) ブランチ1同様に変動成分を考慮したLPF[Vd2
は、次のように表すことができる。
【0017】 LPF[Vd2]=(-1/2)・A2 (t) ・sin {2πfib Δ+φ(t)-φ(t-Tb )} …(9) 次に、ミキサ8によるブランチ1の信号とブランチ2の
信号の積を計算する。即ち、式(6)×式(9)は次の
ように表すことができる。
【0018】 LPF[Vd1]×LPF[Vd2]=(-1/8)・A4 (t) ・〔sin(4πfib Δ)cos[2{φ(t)-φ(t-Tb )}] +cos(4πfib Δ)sin[2{φ(t)-φ(t-Tb )}]〕 …(10) GMSK2ビット遅延検波方式であるので2{φ(t)-φ
(t-Tb )}は0又は±2πであるから、式(10)の1
項の cos[2{φ(t)-φ(t-Tb )} ]は1、2項の sin
[2{φ(t)-φ(t-Tb )} ]は0となり、又δfi δT
b /fibは非常に小さいので無視できるものとする
と、式(10)は次のように表すことができる。
【0019】 LPF[Vd1]×LPF[Vd2] =(-1/8)・A4 (t) ・ sin{4π(fi δTb +δfib )} …(11) 式(11)はδfi に注目すると、−sinの関数にな
っている。従ってキャリア周波数変動検出電圧が検出で
きる。
【0020】ローパスフィルタ9及び増幅器10によ
り、キャリア周波数変動検出電圧を増幅して制御電圧を
得る。この制御電圧によりIF周波数変換を行なう電圧
制御局部発振器11の周波数を変動させ、キャリア周波
数変動に対応した周波数制御を行ない補正を行なう。
【0021】図2にキャリア周波数(Center f
req.)300MHz、フェージングピッチ(fd)
160Hzの場合の実験結果を示す。図2に示すよう
に、本発明の原理に従って構成したキャリア補正回路で
十分な補正効果が得られているのがわかる。
【0022】以上、実験結果を交えて説明したように本
実施例に述べたような検波回路構成を用いればキャリア
変動があっても、誤り率を大きく劣化させない無線受信
器の復調器を構成できる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、キャ
リア変動があっても、誤り率を大きく劣化させないキャ
リア補正回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な回路構成の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明を、GMSK2ビット遅延検波回路に適
用して、キャリア周波数300MHzとして実験した結
果得られた特性の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
1…キャリア周波数をIF周波数に変換する為のミキ
サ、2…IF周波数とIF周波数を2ビット遅延させた
信号を論理演算させるためのミキサ、3…IF周波数を
2ビット遅延させる為の遅延回路、4…IF周波数をπ
/2移相させる為の遅延回路、5…ミキサ、6,7…不
要成分を取り除くローパスフィルタ、8…ベースバンド
信号を2逓倍する為の演算を行なうミキサ、9…ローパ
スフィルタ、10…増幅器、11…電圧制御局部発振
器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル無線受信機において、 キャリア周波数を変換したIF周波数から検波回路を通
    して得られたベースバンド信号を2逓倍し、変調成分を
    取り除き誤差関数信号を得る手段と、 この手段より得られた誤差関数信号でIF周波数に変換
    する為の局部発振器を制御しキャリア変動を補正する手
    段とを具備することを特徴とするキャリア補正回路。
  2. 【請求項2】 ディジタル無線受信機において、 キャリア周波数を電圧制御局部発振器からの局部発振周
    波数と混合してIF周波数に変換するための第1のミキ
    サと、 この第1のミキサで変換されたIF周波数を2ビット遅
    延させるための第1の遅延回路と、 この第1の遅延回路によりIF周波数を2ビット遅延さ
    せた信号と前記第1のミキサで変換されたIF周波数と
    を論理演算させるための第2のミキサと、 この第2のミキサの出力信号から不要成分を取り除く第
    1のローパスフィルタと、 前記第1の遅延回路によりIF周波数を2ビット遅延さ
    せた信号をπ/2移相させるための第2の遅延回路と、 この第2の遅延回路の出力信号と第1のミキサで変換さ
    れたIF周波数を混合する第3のミキサと、 この第3のミキサの出力信号から不要成分を取り除く第
    2のローパスフィルタと、 この第2のローパスフィルタの出力信号と前記第1のロ
    ーパスフィルタの出力信号が供給されベースバンド信号
    を2逓倍するための演算を行なって前記電圧制御局部発
    振器を制御する誤差関数信号を得る第4のミキサとを具
    備することを特徴とするキャリア補正回路。
JP12636094A 1994-06-08 1994-06-08 キャリア補正回路 Pending JPH07336397A (ja)

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