JPH0754935A - 内接噛合形遊星歯車減速機を使用した制御装置 - Google Patents

内接噛合形遊星歯車減速機を使用した制御装置

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JPH0754935A
JPH0754935A JP28419291A JP28419291A JPH0754935A JP H0754935 A JPH0754935 A JP H0754935A JP 28419291 A JP28419291 A JP 28419291A JP 28419291 A JP28419291 A JP 28419291A JP H0754935 A JPH0754935 A JP H0754935A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御装置に適した遊星歯車減速機の構造を提
供すると同時に、必要に応じて該遊星歯車減速機におけ
る角度バックラッシュを除去し、高精度の伝動制御を可
能にすること。 【構成】 入力軸と、ピニオンと、伝動歯車と、偏心体
軸と、外歯歯車と、内歯歯車とからなる内接噛合形遊星
歯車減速機であって、前記入力軸を回転駆動する原動部
がサーボモータであり、前記内歯歯車が該サーボモータ
の出力部であると同時に必要に応じて角度バックラッシ
ュ低減手段を設けること。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、偏心体軸に設けられた
偏心体に保持される円弧歯形あるいはトロコイド形歯形
を有する外歯歯車と、この外歯歯車と内接噛合する外ピ
ン等の円弧歯形からなる内歯を有する内歯歯車とを内接
噛合させることによって外歯歯車と内歯歯車とが相対的
に減速回転を行う内接噛合形遊星歯車減速機に関し、更
に詳しくは該内接噛合形遊星歯車減速機を使用した制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、制御動作を行なうロボットが多数
実用化されており、該ロボットの関節駆動機構として1
次側の回転を減速して2次側へ伝動する機構が設けられ
ている。1次側の回転を減速して2次側へ伝動する理由
は、減速によって2次側の出力やトルクを増大させると
同時に、1次側の制御誤差が減速比分だけ縮小されて2
次側へ現われるために2次側の回転制御あるいは位置制
御が精密に行なわれるからである。
【0003】通常のロボットの関節伝動機構は、減速機
付きのモータを1次側の関節に設け、該減速機付きモー
タの出力回転を2次側の関節に入力伝動し、モータの出
力回転を制御することにより2次側の関節の回転(ある
いは位置)を制御している。ロボット関節の減速機構に
使用されている減速機は、外歯歯車同士を外接噛合させ
た通常の歯車減速機、太陽歯車と遊星歯車とを外接噛合
させ、遊星歯車を固定内歯歯車に内接噛合させた単純遊
星歯車減速機、ハーモニックドライブ(登録商標)と称さ
れる弾性リング状の内歯歯車と外歯歯車を内接噛合させ
た減速機、等々である。
【0004】一方、円弧歯形を有する内歯歯車とトロコ
イド系歯形を有する外歯歯車とを内接噛合させてなる内
接噛合形遊星歯車減速機は知られている。以下に、従来
の公知の内接噛合形遊星歯車機構を図3および図4を参
照して説明する。
【0005】入力軸1の端部にはピニオン2が設けられ
ている。ピニオン2は、入力軸1の回りに等角度に設け
られた3つの伝動歯車3と噛み合っている。伝動歯車3
は、偏心体軸4の端部に設けられている。偏心体軸4
は、軸受け5A、5Bにより回転可能に支持されてい
る。偏心体軸4の中間には偏心体6A、6Bが設けられ
ている。偏心体軸4に設けられた偏心体6A、6Bは、
それぞれ外歯歯車7A、7Bを偏心体軸受9A、9Bを
介して保持している。外歯歯車7A、7Bの歯8A、8
Bは、円弧またはトロコイド形などの歯形に形成されて
いる。内歯歯車10は外ケース11と兼用になってお
り、その内周面に設けられた外ピン12からなる内歯を
有している。前記外歯歯車7A、7Bには、曲線からな
る内周面13を有する貫通口が形成されており、この内
周面13の中に支持ブロック14の一部が遊嵌されてい
る。支持ブロック14の端部にはキャリア15がピン1
6とボルト17によって固定されている。キャリア15
と外ケ−ス11の間に軸受18Bが設けられ、支持ブロ
ック14と外ケ−ス11の間に軸受18Aが設けられて
いる。そして内歯歯車10(外ケ−ス11)の回転は、
回転取り出し部19から取り出される。外歯歯車7A、
7Bの中心OBは、入力軸1の回転中心OAと比べてe
だけ偏心している。
【0006】上記の内接噛合形遊星歯車減速機の作用を
説明すると、偏心体軸4が1回転するごとに外歯歯車7
A、7Bは中心OAの回りを1回だけ公転する。そうす
ると、外歯歯車7Aの歯8Aおよび外歯歯車7Bの歯8
Bと内歯歯車10の外ピン12との噛み合いが1歯づつ
ずれるように内歯歯車10(外ケ−ス11)が自転す
る。
【0007】このような内接噛合形遊星歯車装置は、相
対的に小形、軽量であるにも拘わらず大減速比が得られ
ると言う特徴を有する上、大トルクの伝達が可能である
ため、モータの出力回転を減速して大回転トルクを得る
種々の駆動機構の減速機として使用されている。その代
表的な使用例が産業車両のクローラの駆動装置である。
【0008】又、一般に歯車伝動機構では、噛み合う歯
車の間にガタや遊びが生じることは避けられない。この
ガタや遊びのため、一方の回転方向から他方の回転方向
に変換するときに、駆動側の回転が直ちに被動側の回転
となってあらわれない。このため、例えば内接噛合遊星
歯車機構では、実開昭58−102855号公報あるい
は実開昭59−3048号公報、特平昭56ー3934
1号公報等にみられるように、並行に複数個の噛み合い
を行わせ、伝動トルクの増大、強度の維持、バランスの
保持等を行なっているが、このような伝動機構では個々
の噛み合い部分でのガタや遊びは互いに干渉されて小さ
くなるが、本来、噛み合い部分で力の伝達が行われるは
ずのものであるから、このものでも正転から逆転時にガ
タや遊びが生ずる。上記ガタや遊びは、噛み合い部分が
複数個あるときは相対的なものとなる。このような相対
的なガタや遊びによる一方の回転から他方の回転への伝
達の遅れを角度バックラッシュという。
【0009】このような角度バックラッシュは、前述の
従来公知の内接噛合形遊星歯車減速機においても、その
噛み合い部分の総和として存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前出の公知の歯車減速
機を小形の制御装置用として用いた場合、それぞれ下記
のような難点があった。
【0011】まず、前記通常の歯車減速機を小形の制御
装置の減速機として使用した場合、大減速比を得るため
には大径の歯車を用いなければならず、減速機構が大形
化してしまうという欠点がある。又、通常の歯車減速機
では大トルクの伝動が出来ないので、大トルクの伝動を
可能とするには軸径や歯車を大形化しなければならず、
この点においても減速機構が大形化してしまう。
【0012】又、単純遊星歯車減速機は、それ自身大減
速比を得られるが、内接噛合形遊星歯車減速機と比べる
と相対的に大形化する上、大トルクの伝動が不可能であ
る。従って、単純遊星歯車減速機によっても減速機構が
大形化してしまう。
【0013】次に、前述のハーモニックドライブと称さ
れる機構は、本来小トルクの伝動しか行なわないので、
小形であったとしても大トルクの伝動を必要とする制御
機構には不向きである。
【0014】これに対して、本来前記ロボット関節のよ
うな制御装置用の減速機は、大出力や大伝動トルクが必
要であるから、1台で大減速比の得られる内接噛合形遊
星歯車減速機は該制御装置用の減速機として非常に有利
なものであるはずである。ところが、内接噛合形遊星歯
車減速機は、小形の制御用減速機として使用されること
はなかった。その理由は、主として以下の2点にあっ
た。
【0015】第1点として、内接噛合形遊星歯車減速機
には、角度バックラッシュという避けられない技術的課
題がある。このため、内接噛合形遊星歯車減速機をその
まま正転、逆転の繰り返しの多い制御装置用減速機とし
て使用するには支障が有った。即ち、角度バックラッシ
ュは噛合部分の製造誤差や取り付け部分の誤差によって
生ずるものであるが、前述の内接噛合形遊星歯車減速機
は偏心体、外歯歯車、内歯歯車、内ピン等の取り付け部
品が多く、どうしても角度バックラッシュが大きくなっ
てしまう。このような角度バックラッシュの大きい減速
機構を制御機構の減速機として使用すると、入力回転が
直ぐに出力回転として現われないので、これを制御装置
に使用すると制御精度の低下を来たしてしまう。特に、
正転から逆転への回転変換が頻繁に行なわれるような制
御装置に使用すると、その都度角度バックラッシュによ
る遅れが生じてしまうので、このような回転変換の頻繁
な制御態様を採る制御方式には一層使用することが困難
である。
【0016】上記角度バックラッシュを除きかつ縮める
ためには部品の加工精度を上げたり、部品の選択や組み
合わせに時間を浪費したり、部品の取り付けに工夫を凝
らして正転時の伝動機構と逆転時の伝動機構とをそれぞ
れ分担させると良いことが分かっている。しかしなが
ら、このようなことを行うには、製造コストや、組付け
時間、メンテナンス等の面で余りにもマイナスが多すぎ
る。この理由により、公知の実開昭59ー3048号公
報、特開昭56ー39341号公報の内接噛合形遊星歯
車減速機は角度バックラッシュを余り考慮しなくとも良
いクローラ車両の走行装置用として使われていたのであ
る。
【0017】第2点として、ロボット関節等の制御装置
用として用いられる減速機は、サーボモータ等の駆動源
をコンパクトに収容できると同時に、結合される相手側
機械との取り付け、取外しが簡単でなければならず、更
には減速機の構造自体が組付け、分解作業に手間取らな
いことが必要である。又、種々の制御装置に使用可能と
するには駆動部分と出力部分がユニットとして完全に一
体的に結合されていると同時に組付け、分解作業を容易
としてメンテナンスに困難のない構造とする必要があ
る。
【0018】本発明者は内接噛合形遊星歯車減速機を制
御装置に適用することを鋭意研究した結果、小形コンパ
クトであるとともに慣性力の小さい内接噛合形遊星歯車
減速機の構造、及び内接噛合形遊星歯車減速機に効果的
な角度バックラッシュの低減手段を得ることができた。
【0019】そこで、本発明の目的は、制御装置に適し
た遊星歯車減速機の構造を提供すると同時に、該遊星歯
車減速機における角度バックラッシュを除去し、高精度
の伝動制御を可能にすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、支持ブロックと、該支持ブロックから突出して設
けられた入力軸と、該入力軸に設けられたピニオンと、
前記入力軸の軸心を中心として同半径位置に複数個設け
られ、前記ピニオンと外接噛合する伝動歯車と、該伝動
歯車を回転自在に支持するとともに、前記支持ブロック
に軸支された偏心体軸と、該偏心体軸に設けられた偏心
体と、前記入力軸及び偏心体軸が貫通し、前記偏心体に
よって保持されて自転することなく公転のみを行う外歯
歯車と、該外歯歯車の外周に設けられ、前記外歯歯車と
内接噛合して自転のみを行う内歯歯車とからなる内接合
形遊星歯車減速機において、前記入力軸を回転駆動する
原動部がサーボモータであり、前記内歯歯車が該サーボ
モータの出力部であるところにあり、更には、前記内接
噛合形遊星歯車減速機に角度バックラッシュ低減手段を
設けたところにある。
【0021】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。入力軸1は支持ブロック14から突
出して設けられており、該入力軸1の端部にはピニオン
2が設けられている。ピニオン2は伝動歯車3と外接し
て噛み合っている。伝動歯車3は偏心体軸4の端部に設
けられており、該偏心体軸4は入力軸1の軸心OAを中
心として同半径位置に等角度に3本設けられている。偏
心体軸4は、伝動歯車3を回転自在に支持するととも
に、支持ブロック14及びキャリア15との間に設けら
れた軸受5A、5Bを介してそれ自体が回転可能に支持
されている。偏心体軸4の中間には偏心体6A、6Bが
一体あるいは別体に設けられている。偏心体6A、6B
の外周には、外歯歯車7A、7Bが偏心体軸受け9A、
9Bを介して保持されている。外歯歯車7A、7Bの歯
8A、8Bは、円弧またはトロコイド形などの歯形に形
成されている。内歯歯車10A、10Bは、外ケース1
1と兼用となっており、その内周面に外ピン12A、1
2Bからなる内歯を有している。前記外歯歯車7A、7
Bには、曲線からなる内周面13を有する貫通口が形成
されており、該内周面13を貫通して支持ブロック14
の一部が遊嵌されている。支持ブロック14の端部には
キャリア15がピン16とボルト17によって固定され
ている。キャリア15と外ケ−ス11の間に軸受13B
が設けられ、支持ブロック14と外ケ−ス11の間に軸
受13Aが設けられている。そして内歯歯車10(外ケ
−ス11)の回転は、外ケース11の外周に設けられた
回転取り出し部19から取り出される。外歯歯車7A、
7Bの中心OBは、入力軸1の回転中心OAと比べてe
だけ偏心している。
【0022】入力軸1を回転駆動する原動部がサーボモ
ータMとなっており、該サーボモータMは支持ブロック
14に収容されている。支持ブロック14は固定された
ものとなっている。
【0023】本発明のこの実施例においては、偏心体6
A、6B、外歯歯車7A、7Bおよび内歯歯車10A、
10Bからなる組み合わせが、軸方向に2組設けられて
いる。外ピンは、12A、12Bの2つに分割されてお
り、一方の外ピン12Aは外ケ−ス11に保持されて内
歯歯車10Aを形成し、他方の外ピン12Bは外ケ−ス
11に設けられた中間枠20に保持されて内歯歯車10
Bを形成している。つまり、偏心体6A、外歯歯車7A
および内歯歯車10Aにより1組の歯車組が構成され、
更に又、偏心体6B、外歯歯車7Bおよび内歯歯車10
Bにより他の1組の歯車組が構成されている。前記中間
枠20はノックピン21により外ケ−ス11に固定され
る。ピニオン2と噛合う伝動歯車3は3A、3Bに歯車
2分割あるいは2個1組の組み合わせ歯車となってお
り、相対的に円周方向に調整可能となっており、かつ止
めボルト22によって一体的によって固定されている。
【0024】これらの組み立ては、次のように行われ
る。まず、一方の回転方向に対して1組、すなわち内歯
歯車10A(外ケ−ス11に保持された外ピン12
A)、外歯歯車7Aおよび偏心体軸受け9Aのガタや遊
びが詰まった状態、すなわち角度バックラッシュをなく
した状態にして取り付ける。この状態において、他方の
回転方向に対しては他の1組、すなわち内歯歯車10B
(中間枠20に保持された外ピン12B)、外歯歯車7
Bおよび偏心体軸受け9Bのガタや遊びが詰まるまで、
角度θだけ中間枠20を外ケ−ス11内で回転させて、
ノックピン21により外ケ−ス11に固定する。このよ
うに外ケ−ス11内を中間枠20を回転させて固定する
方法は、組み立てを容易なものとする。
【0025】これによって、一方の回転方向において、
内歯歯車10Aの外ピン12Aと外歯歯車7Aの歯8A
のガタや遊びによる角度バックラッシュが除去され、ま
た、他方の回転方向において、内歯歯車10Bの外ピン
12Bと外歯歯車7Bのガタや遊びによる角度バックラ
ッシュが除去されるので正、逆いずれの回転においても
角度バックラッシュが除去される。
【0026】さらに、伝動歯車3とピニオン2との間の
ガタや遊びによる角度バックラッシュをも除去する構造
となっている。すなわち、伝動歯車を3A、3Bの2つ
に分割あるいは2個1組とし、互いに角度バックラッシ
ュ分だけ位相をずらして一体に固定してある。この作用
は、上記した内歯歯車10A、10Bと外歯歯車7A、
7Bの場合と同様である。さらに、ピニオンを2分割あ
るいは2個1組とし、これと噛み合う伝動歯車を1個と
してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の効果を
挙げると以下のとおりである。外歯歯車が公転のみを行
い、該外歯歯車と噛み合う内歯歯車(外ケース)が自転
のみを行うものとなっているので、総合的な慣性力が低
減し、高速、高精度な位置決めが可能となり、制御装置
の伝動機構として効果的なものとなる。全体的に小形、
コンパクトな構造であり、かつ組立て、分解が簡単であ
る。支持ブロックにサーボモータを予め組み込むととも
に、入力軸を回転駆動する原動部と大トルクを伝動する
出力部が完結した伝動機構となっているので、小形コン
パクトである上、相手機械との取り付け、取外しが容易
で、メンテナンス性の良いものとなっている。遊星歯車
機構における角度バックラッシュを除去でき、これによ
り正確な回転制御が可能となり、特に、制御装置の回転
伝達機構としての精度を向上させることができる。すな
わち、動力の伝達が行われる外歯歯車と内歯歯車との
間、及びピニオンと伝動歯車との間のいずれの角度バッ
クラッシュもなくすことができるので、正転、逆転時の
角度バックラッシュを確実に除去でき、制御装置の回転
伝達機構としての精度を一層向上させることができるも
のとなる。角度バックラッシュの低減構造が簡単であ
り、低コストである上、該角度バックラッシュ低減手段
の組付け、調整に手間取ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例にかかる遊星歯車機
構の断面図である。
【図2】図2は、図3における2組の外ピンと外歯歯車
を示す図である。
【図3】図3は、従来の遊星歯車機構の断面図である。
【図4】図4は、図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1:入力軸 2:ピニオン 3A、3B:伝動歯車 4:偏心体軸 6A、6B:偏心体 7A、7B:外歯歯車 10A、10B:内歯歯車 11:外ケ−ス 12A、12B:外ピン 20:中間枠 M:サーボモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持ブロックと、該支持ブロックから突出
    して設けられた入力軸と、該入力軸に設けられたピニオ
    ンと、前記入力軸の軸心を中心として同半径位置に複数
    個設けられ、前記ピニオンと外接噛合する伝動歯車と、
    該伝動歯車を回転自在に支持するとともに、前記支持ブ
    ロックに軸支された偏心体軸と、該偏心体軸に設けられ
    た偏心体と、前記入力軸及び偏心体軸が貫通し、前記偏
    心体によって保持されて自転することなく公転のみを行
    う外歯歯車と、該外歯歯車の外周に設けられ、前記外歯
    歯車と内接噛合して自転のみを行う内歯歯車とからなる
    内接噛合形遊星歯車減速機であって、 前記入力軸を回転駆動する原動部が支持ブロックに設け
    られたサーボモータであり、前記内歯歯車が該サーボモ
    ータの出力部であることを特徴とする内接噛合形遊星歯
    車減速機を使用した制御装置。
  2. 【請求項2】支持ブロックと、該支持ブロックから突出
    して設けられた入力軸と、該入力軸に設けられたピニオ
    ンと、前記入力軸の軸心を中心として同半径位置に複数
    個設けられ、前記ピニオンと外接噛合する伝動歯車と、
    該伝動歯車を回転自在に支持するとともに、前記支持ブ
    ロックに軸支された偏心体軸と、該偏心体軸に設けられ
    た偏心体と、前記入力軸及び偏心体軸が貫通し、前記偏
    心体によって保持されて自転することなく公転のみを行
    う外歯歯車と、該外歯歯車の外周に設けられ、前記外歯
    歯車と内接噛合して自転のみを行う内歯歯車とからなる
    内接噛合形遊星歯車減速機であって、 前記入力軸を回転駆動する原動部が支持ブロックに設け
    られたサーボモータであり、前記内歯歯車が該サーボモ
    ータの出力部であり、前記遊星歯車減速機に角度バック
    ラッシュ低減手段を設けたことを特徴とする内接噛合形
    遊星歯車減速機を使用した制御装置。
  3. 【請求項3】角度バックラッシュ低減手段が、偏心体と
    該偏心体に保持される外歯歯車および該外歯歯車と噛み
    合う内歯歯車からなる歯車の組合せが複数組設けられ、
    該複数組の外歯歯車と内歯歯車の組み合わせの内、1つ
    の組み合わせの外歯歯車と内歯歯車との位相を互いに角
    度バックラッシュ分だけずらして取り付けると共に、互
    いに噛み合うピニオンと伝動歯車のいずれか一方を軸方
    向に2個または2分割して互いに角度バックラッシュ分
    だけ位相をずらせて噛み合わせてなることを特徴とする
    請求項2記載の内接噛合形遊星歯車減速機を使用した制
    御装置。 【0001】
JP3284192A 1991-10-04 1991-10-04 内接噛合形遊星歯車減速機構を使用した制御装置 Expired - Lifetime JP2676286B2 (ja)

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