JPH0754908A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH0754908A
JPH0754908A JP5195885A JP19588593A JPH0754908A JP H0754908 A JPH0754908 A JP H0754908A JP 5195885 A JP5195885 A JP 5195885A JP 19588593 A JP19588593 A JP 19588593A JP H0754908 A JPH0754908 A JP H0754908A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分割部分によって開閉可能な環状に形成され
た仕切部材により、部品点数の削減、製造工程の簡略化
及び部品形状の簡略化を図る。 【構成】 外筒金具12に中間筒16が嵌合され、円管
状に形成される内筒金具18が外筒金具12と同軸状に
位置する。中間筒16と内筒金具18との間に、ゴム製
の弾性体24が加硫接着されて配置される。弾性体24
の下側にダイヤフラム30が位置し、外筒金具12に嵌
合された嵌合リング32にダイヤフラム30が連結され
る。弾性体24とダイヤフラム30との間に、それぞれ
円弧状に形成された一対の仕切部材構成材35A、35
Bを組み合わせた仕切部材34が配置される。従って、
一対の仕切部材構成材35A、35Bにより分割されて
いる為、仕切部材34を容易に配設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動発生部からの振動
を吸収する防振装置に関し、例えばメンバーマウント、
ボディマウント及びストラットマウント等の自動車のサ
スペンションなどに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車体に連結される外筒の内側
にゴム等の弾性体を介して内筒を取り付けると共に液室
を内蔵し、さらに、内筒の上下端部がボディに取り付け
られるような構造の防振装置が知られている。
【0003】この種の防振装置として、図7に示す第1
の防振装置及び図8に示す第2の防振装置等が知られて
おり、以下にこれらの図に基づき従来の防振装置を説明
する。
【0004】つまり、内筒に沿って切断した断面を表す
図7に示すように、第1の防振装置は、外筒110に嵌
合された中間筒116の内部に、ゴム製の弾性体112
を介して内筒114が上下動可能に取り付けられると共
に、液室126を挟んだ弾性体112の下側に、外側リ
ング120と内側リング122との間を繋ぐように配置
されたダイヤフラム124が位置する構造となってい
る。そして、弾性体112とダイヤフラム124との間
に円環状の仕切部材128が配置され、液室126を上
下に区分している。
【0005】一方、内筒を直交して切断した断面を表す
図8(a)に示すように、第2の防振装置は、内筒14
2とこの内筒142の周りに配設した外筒144との間
に弾性体146を加硫接着すると共に、外筒144及び
弾性体146の円周方向の一部を切り欠いて一対の液室
148を設ける構造となっている。そして、図8(b)
に示すように、これら液室148内に、円弧状であって
オリフィス152を設けるための凹部154を有した仕
切部材150がそれぞれ装着され、この仕切部材150
が液室148を紙面と垂直方向に沿って二分している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の防振
装置では、弾性体112とダイヤフラム124との間に
仕切部材128を配置しなければならない為、前述のよ
うに弾性体112がそれぞれ加硫接着される内筒114
及び中間筒116とは別に、両端部がそれぞれ外側リン
グ120及び内側リング122に加硫接着されたダイヤ
フラム124が必要とされ、仕切部材128を中間筒1
16の下側に組付けた後、このダイヤフラム124を組
付けるようにしていた。この為、第1の防振装置では、
防振装置を構成する部品点数が増えると共に製造工程が
複雑化して、製造コストが増大するという欠点を有す
る。
【0007】また、第2の防振装置では、弾性体146
及び外筒144の切り欠いて仕切部材150を装着する
構造とした為、弾性体146及び外筒144の形状が複
雑化して生産性が低下するという欠点を有する。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、分割部分によ
って開閉可能な環状に形成された仕切部材により、部品
点数の削減、製造工程の簡略化及び部品形状の簡略化を
図った防振装置を提供することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による防振装置
は、振動発生部及び振動受け部の一方に連結される筒状
の外筒と、振動発生部及び振動受け部の他方に連結され
且つ前記外筒の内側に位置する内筒と、前記内筒側と前
記外筒側とを連結するように前記内筒と前記外筒との間
に配設される弾性体と、環状に形成され且つ前記内筒と
前記外筒との間に配設されるダイヤフラムと、前記弾性
体と前記ダイヤフラムとの間に位置して前記弾性体及び
前記ダイヤフラムにより内壁面の少なくとも一部が構成
され且つ内部に液体が封入された液室と、少なくとも一
つの分割された部分を有すると共に前記ダイヤフラムの
外径より内径が小さい環状に形成され且つ前記弾性体と
前記ダイヤフラムとの間に配設されて前記液室を複数の
小液室に区分する仕切部材とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】弾性体が内筒側と外筒側とを連結し、振動発生
部に外筒あるいは内筒が連結され、振動受け部に内筒あ
るいは外筒が連結されている。また、ダイヤフラムと弾
性体とで液体が封入された液室の内壁面の少なくとも一
部を形成し、仕切部材が液室を複数の小液室に区分す
る。
【0011】この為、振動発生部側から振動が外筒ある
いは内筒に伝達されると、弾性体が変形すると共に液体
が小液室間を流動しあるいは共振する。この結果とし
て、弾性体の内部摩擦に基づく抵抗によって振動が吸収
される他、液体が小液室間を流動する際の液体の摩擦抵
抗、あるいは液体の小液室間での共振によって振動が吸
収されて振動が減衰し、内筒あるいは外筒に連結される
振動受け部側に振動が伝達され難くなる。
【0012】また、本発明の防振装置の組み立てに際し
ては、ダイヤフラムの外径より仕切部材の内径が小さく
形成されているものの、少なくとも一つの分割された部
分を有する為、この分割された部分より仕切部材を広げ
て弾性体とダイヤフラムとの間に仕切部材を容易に配設
することができる。
【0013】従って、ダイヤフラムを直接内筒に取り付
けることが可能となる為、弾性体とダイヤフラムとを個
々に成形した後でこれらを組み合わせる必要がなくな
り、防振装置を構成する部品点数を削減することができ
ると共に、製造工程を簡略化することができる。
【0014】さらに、仕切部材が方向性を有さない環状
に形成されているため、限定された方向から弾性体とダ
イヤフラムとの間に仕切部材を装着する必要がなくな
り、弾性体及び外筒等を円筒形などの簡素化した形状に
でき、防振装置の生産性が向上する。
【0015】
【実施例】本発明の第1実施例に係る防振装置を図1か
ら図4に示し、これらの図に基づき本実施例を説明す
る。
【0016】図1及び図2に示すように、本実施例に係
る防振装置10の外周側には、自動車の車体を構成する
部材であるクロスメンバ(図示せず)側に圧入されて連
結されると共に円筒状に形成された外筒金具12が、備
えられている。この外筒金具12の下端部に全周にわた
って内側に屈曲された係止部12Aが設けられており、
この係止部12Aの下側には、係止部12Aに全周にわ
たって加硫接着されたゴム製のストッパ14が、固着さ
れている。
【0017】外筒金具12の内周側には、円筒状に形成
されると共に上端部が屈曲されてフランジ状とされた中
間筒16の円筒状の部分が嵌合されており、さらに、こ
の中間筒16内の外筒金具12及び中間筒16と同軸状
の位置には、円管状に形成される内筒金具18が配置さ
れている。
【0018】この内筒金具18の上端部に、内筒金具1
8の中程の部分より外径が若干大きく形成された支持部
18Aを有しており、この支持部18Aがボディ20の
下側に当接してボディ20の荷重を支持しつつボディ2
0と内筒金具18とが連結される構造となっている。一
方、内筒金具18の下端部には、ストッパ14と対向す
るように外周側に広がって形成される金属製のストッパ
受け部22が溶接等の手段で固着されている。従って、
このストッパ14及びストッパ受け部22が緩衝材とな
り、ストッパ14がストッパ受け部22に当接した際の
衝撃を吸収すると共に、必要以上の外筒金具12と内筒
金具18との間の変位を制限する。
【0019】さらに、中間筒16と内筒金具18との間
には、ゴム製の弾性体24が中間筒16及び内筒金具1
8にそれぞれ加硫接着されて配置されており、図2に示
すよう、内筒金具18を挟んで弾性体24の左右対象の
位置にそれぞれ穴部26が設けられている。従って、こ
れら穴部26により、外筒金具12に対する内筒金具1
8の左右方向への大きな変位を可能としている。
【0020】一方、弾性体24の図1上、下側には、内
筒金具18の周りを薄く覆う連結部28を挟んで弾性体
24と一体的に形成されたダイヤフラム30(本実施例
では厚さ5mm)が位置しており、ダイヤフラム30が
連結部28を介して弾性体24に繋がっていることにな
る。そして、円環状に形成されて外周面側が外筒金具1
2に嵌合されると共に下端部が係止部12Aに係止され
た金属製の嵌合リング32に、ダイヤフラム30の一端
が加硫接着されて、ダイヤフラム30が連結されてい
る。
【0021】さらに、弾性体24が加硫接着される中間
筒16とダイヤフラム30が加硫接着される嵌合リング
32との間には、それぞれ一対の円弧状に形成された仕
切部材構成材35A、35Bを一対組み合わせて円環状
に形成される合成樹脂製の仕切部材34が、外筒金具1
2に嵌合されつつ配置されており、その上下端部には、
空気を逃がすためのエア抜き溝部42が放射状に延びる
ように形成されている。一方、この仕切部材34の内周
面側上下方向の中央部には、内周側に突出する突部34
Aが形成されている。そして、この突部34Aの先端部
により構成される仕切部材34の内周部分の直径である
内径D1は、嵌合リング32に加硫接着される端部によ
り構成されるダイヤフラム30の外周部分の直径である
外径D2より、小さく構成されている。
【0022】また、外筒金具12の内周面、弾性体24
の下面、連結部28の外周面及び、ダイヤフラム30の
上面等により区画された空間がリング状の液室36を構
成する。さらに、中間筒16と嵌合リング32との間で
外筒金具12に嵌合された仕切部材34の突部34Aの
先端部とダイヤフラム30の端部との間の寸法関係が前
述のようになっている為、液室36内に突部34Aが突
出して、この液室36を小液室である上液室36Aと下
液室36Bとに区分すると共に、突部34Aの先端側に
対向する部分が、通路となるオリフィス38を構成する
こととなる。
【0023】従って、上液室36Aと下液室36Bと
は、オリフィス38を介して常に連通しており、また、
これら上液室36A、下液室36B及びオリフィス38
内には、水、シリコンオイル、エチングリコール等の液
体が充填されている。
【0024】尚、本実施例の防振装置10が本来的に振
動の低減を目的とする主振動方向は図1上の上下方向で
ある矢印Pに沿った方向であるが、この防振装置10
は、矢印Pとそれぞれ直交する方向である図2上の上下
方向である矢印Rに沿った方向及び、図2上の左右方向
である矢印Qに沿った方向からの振動をも、弾性体24
の変形により、低減可能とされている。
【0025】次に本実施例の防振装置10の組み立てを
説明する。この防振装置10の組立に際しては、まず、
弾性体24及びダイヤフラム30を一体的に加硫接着で
きるように、中間筒16、嵌合リング32及び内筒金具
18を配置して、図3に示すように、弾性体24及びダ
イヤフラム30をこれらの間に成形し、加硫接着する。
この後、図3及び図4に示すように、一対の仕切部材構
成材35A、35Bを矢印A方向に沿って移動して、弾
性体24とダイヤフラム30との間に仕切部材構成材3
5A、35Bから成る仕切部材34を装着する。この
際、仕切部材34は上下、左右がそれぞれ対称の円環状
に形成されている為、装着の際に方向性を考慮する必要
がなくなり、組み立てが容易となる。また、エア抜き溝
部42を有している為、エア抜き溝部42から空気が外
部に逃げ出して、容易に仕切部材34を取り付けること
ができる。
【0026】そして、液室36内に液体を充填すべく液
体中において、予め内径を大きめに作製しておいた外筒
金具12内に、中間筒16、弾性体24、嵌合リング3
2及び仕切部材34を一体的に挿入し、図1上、上下方
向よりの圧縮しつつ、外筒金具12の内外径を縮小する
ようにプレス加工等でかしめ加工して、中間筒16、嵌
合リング32及び仕切部材34と、外筒金具12とを嵌
合する。従って、かしめ加工前に、弾性体24と仕切部
材34との間、ダイヤフラム30と仕切部材34との
間、あるいは仕切部材構成材35A、35Bの端部間に
若干の隙間を有していても、上下方向よりの圧縮及びか
しめ加工により隙間がなくなって、図1に示すような状
態で防振装置10が完成され、自動車内に装着されるこ
とになる。
【0027】また、以上のような本実施例による防振装
置10の組み立てに際しては、ダイヤフラム30の外径
D2より仕切部材34の内径D1が小さく形成されてい
るものの、仕切部材34が一対の仕切部材構成材35
A、35Bにより分割されて構成されている為、弾性体
24とダイヤフラム30との間に仕切部材34を容易に
配設することができる。
【0028】従って、ダイヤフラム30を直接内筒金具
18に取り付けることが可能となる為、弾性体24とダ
イヤフラム30とを個々に成形した後でこれらを組み合
わせる必要がなくなり、防振装置10を構成する部品点
数を削減することができると共に、製造工程を簡略化す
ることができる。
【0029】さらに、仕切部材34が方向性を有さない
環状に形成されているため、仕切部材34を弾性体24
とダイヤフラム30との間に限定された方向から装着す
る必要がなくなり、弾性体24及び外筒金具12等の形
状を簡素化できて、防振装置10の生産性が向上する。
【0030】次に本実施例の防振装置10による作用を
説明する。エンジンの振動あるいは路面からの振動がク
ロスメンバを介して外筒金具12に伝達されると、弾性
体24が変形すると共に、液体が上下液室36A、36
B間で流動しあるいは共振する。この結果として、弾性
体24の内部摩擦に基づく抵抗によって振動が吸収され
る他、液体が上下液室36A、36B間を流動する際の
液体の突部34との間の摩擦抵抗、あるいは液体の上下
液室36A、36B間での共振によって振動が吸収され
て振動が減衰し、内筒金具18に連結されるボディ20
側に振動が伝達され難くなる。
【0031】すなわち、弾性体24だけでなく上下液室
36A、36Bを有したことにより、特にQ、R方向の
高周波領域(例えば100Hz〜1000Hz程度)の
振動が以下のように減衰される。
【0032】例えば、クロスメンバからの振動が高速こ
もり音による400Hz程度の振動の場合には、液体が
オリフィス38を介して上液室36Aと下液室36Bと
の間を行き来し、大きな減衰力を発生して振動が吸収さ
れる。また、エンジンの燃焼伝搬音による800Hz程
度の振動の場合には、上下液室36A、36B間で液体
が共振し、絶対ばね定数が低減される。
【0033】一方、クロスメンバ側から大振幅の振動が
伝達されたり、高荷重が加わった場合は、仕切部材34
がその際の変位を規制するだけでなく、外筒金具12の
係止部12Aに取り付けられたストッパ14が、外筒金
具12と内筒金具18との間の相対的な変位に伴って、
ストッパ14と対向して配置されるストッパ受け部22
に当接して変位を規制する。つまり、この当接により、
ゴム製のストッパ14が変形して衝撃を吸収しつつ変位
を制限し、外筒金具12と内筒金具18との間の必要以
上の変位を防止する。
【0034】次に、本発明の第2実施例に係る防振装置
を図5及び図6に示し、この図に基づき本実施例を説明
する。尚、第1実施例と同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
【0035】第1実施例と同様に外筒金具12、中間筒
16、内筒金具18、弾性体24及び嵌合リング32等
を有しているものの、仕切部材34が一対の仕切部材構
成材35A、35Bにより構成されのでなく、仕切部材
34が図5上、上部側で完全に分離される分割部54を
有すると共に、下部側に内周側から外周側に向かって延
びるスリット58が形成されて変形可能となるヒンジ部
56を有している。従って、この分割部54から左右の
円弧部52A、52Bが開かれるものの、ヒンジ部56
により円弧部52A、52Bが常時繋がっているという
構造上の相違を、第1実施例との間に有する。
【0036】この為、この仕切部材34を弾性体24と
ダイヤフラム30との間に装着する際には、図6に示す
ように、ヒンジ部56廻りに一対の円弧部52A、52
Bを開くように回動した状態としてから、装着する。
【0037】従って、本実施例も第1実施例と同様の効
果を奏することになるだけでなく、仕切部材34が単一
の部材により構成される為、より一層の部品点数の削減
及び製造工程の簡略化が可能となる。また、分割部54
及びスリット58内の隙間は、外筒金具12をかしめ加
工する際に押圧されて、無くなる。
【0038】尚、上記実施例において、振動発生部とな
るクロスメンバに外筒金具12を連結し、振動受け部と
なるボディ20に内筒金具18を連結するようにした
が、この逆に、クロスメンバに内筒金具18を連結し、
ボディ20に外筒金具12を連結するような構造として
もよいことは、言うまでもない。
【0039】また、仕切部材34の材質を製造コストと
の兼ね合いから合成樹脂としたが、例えば鋼、アルミニ
ウム等の他の材料により形成してもよく、仕切部材34
以外の部材の材質も上記実施例の記載に限定されるもの
ではない。
【0040】さらに、上記実施例において、自動車のボ
ディの防振を目的としたが、本発明の防振装置は例えば
自動車のエンジンの防振を目的とすることとしてもよ
く、また、自動車以外の他の用途にも用いられることは
いうまでもない。一方、外筒金具、内筒金具及び弾性体
等の形状、寸法なども実施例のものに限定されるもので
はない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防振装置
は、分割部分によって開閉可能な環状に形成された仕切
部材により、部品点数の削減、製造工程の簡略化及び部
品形状の簡略化が図れるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る防振装置を示す図で
あって、図2の1−1矢視断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る防振装置の平面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例に係る防振装置の組み立て
手順を説明する断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る防振装置の組み立て
手順を説明する平面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る防振装置に適用され
る仕切部材の平面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る防振装置の組み立て
手順を説明する平面図である。
【図7】従来技術に係る第1の防振装置の断面図であ
る。
【図8】従来技術に係る第2の防振装置の断面図であっ
て、(a)は仕切部材の装着前を表す図であり、(b)
は仕切部材の装着後を表す図である。
【符号の説明】
10 防振装置 12 外筒金具(外筒) 18 内筒金具(内筒) 20 ボディ(振動受け部) 24 弾性体 30 ダイヤフラム 34 仕切部材 36 液室 36A 上液室(小液室) 36B 下液室(小液室) D1 内径 D2 外径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
    される筒状の外筒と、振動発生部及び振動受け部の他方
    に連結され且つ前記外筒の内側に位置する内筒と、前記
    内筒側と前記外筒側とを連結するように前記内筒と前記
    外筒との間に配設される弾性体と、環状に形成され且つ
    前記内筒と前記外筒との間に配設されるダイヤフラム
    と、前記弾性体と前記ダイヤフラムとの間に位置して前
    記弾性体及び前記ダイヤフラムにより内壁面の少なくと
    も一部が構成され且つ内部に液体が封入された液室と、
    少なくとも一つの分割された部分を有すると共に前記ダ
    イヤフラムの外径より内径が小さい環状に形成され且つ
    前記弾性体と前記ダイヤフラムとの間に配設されて前記
    液室を複数の小液室に区分する仕切部材とを備えたこと
    を特徴とする防振装置。
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