JPH0754891A - ディスクブレーキ用摩擦ライニング及びその製造方法 - Google Patents

ディスクブレーキ用摩擦ライニング及びその製造方法

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JPH0754891A
JPH0754891A JP3036743A JP3674391A JPH0754891A JP H0754891 A JPH0754891 A JP H0754891A JP 3036743 A JP3036743 A JP 3036743A JP 3674391 A JP3674391 A JP 3674391A JP H0754891 A JPH0754891 A JP H0754891A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクブレーキ用摩擦ライニングにおい
て、担持板の腐食防止の改善と、担持板への摩擦材料の
完全な付着を達成すること及び亀裂の発生が少なく且つ
騒音の発生の少ない担持板を提供すること。 【構成】 ディスクブレーキ用摩擦ライニングは、担持
板10と担持板に固着された圧縮された摩擦材料ブロッ
ク16とから成っていて、担持板の摩擦材料ブロックの
固着される側の面には、摩擦材料ブロックを確実に固着
するための多数の独立した形状部材(13)から成る焼
結−融合された表装用ベッド(12)が形成されてお
り、担持板には、腐食保護のため、表装用ベッド上に摩
擦材料ブロックを押し付ける前に、動電気的方法,熱的
方法又はその他の適宜の方法により生成される金属膜
(50)が付着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一個又は数個の部品で
構成されていて担持板に固着された圧縮摩擦材料から成
るブロックを含み、担持板の該ブロックを支持している
側の面には完全な摩擦結合をなし且つアンダーカット
部,くびれ部又はこれと同様の形状部を有する独特の形
をした部材から成る焼結−融合された表装用ベッドが形
成されており、該表装用ベッドにはブロック状に圧縮摩
擦部材が上記アンダーカット部,くびれ部又はこれと同
様の形状部に充填された状態で取付けられている、特に
路上車及び軌道車用のディスクブレーキ用摩擦ライニン
グに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
ブレーキ用ライニングはドイツ国実用新案第82014
04号から公知である。この種摩擦ライニングは、長い
間の実際的使用によりその価値は既に証明されており、
表装用ベッドと摩擦材料ブロックとの間に中間層を使用
することがしばしば要求される。この中間層は今までボ
ンド接着フィルム又は接着剤の形で構成されていたが、
種々の欠点があるため中間層なしで済ませる可能性を提
供することが望まれている。更に、公知の表装用ベッド
と担持板との間又は表装用ベッドと摩擦材料ブロックと
の間に割れ目や腐食が発生して、摩擦材料ブロックの膜
の下部がブレーキ効果の減退−極端な場合には−ブレー
キライニングの破損につながる側から除々に錆びるよう
になることが分かった。
【0003】ブレーキライニングの製造において、担持
板への摩擦材料のボンド接着は、接着剤の熱処理のため
に、比較的時間が掛り生産性が低い。摩擦材料を担持板
に十分に接着させるのには、比較的長い待ち時間を必要
とする。この待ち時間を短縮すると、接着剤を通しての
熱の伝達が不十分であるため、着きが悪い。その上、接
着剤が使用される場合は、担持板を前処理しなければな
らないと云う条件が加わる。即ち、接着面を研磨するか
或いは接着剤を塗布する粗地を形成しなければならな
い。更に、摩擦材料を担持板に押し付けた後、摩擦材料
ブロックの側部領域まで延びるワニス層を形成すること
が知られている。この処理工程においては、ワニスをス
プレーする人即ちワニススプレー装置の操作者を保護す
るため、特別の配慮が払われなければならない。然し、
スプレー作業で生じるワニスの残りと使用できなくなっ
た分の量は可成りのものとなり、そのための処理装置が
必要となる。更に、塗布されるべきワニス層には多くの
要求がなされるが、それでも、担持板が鉄や鋼で作られ
る場合には十分な腐食保護にはならない。担持板の動電
気処理即ち電気メッキにより耐腐食性を改善することを
目的とした多くの試みも、平滑な担持板上での金属メッ
キ膜が接着剤のための適当な接着地とならない限り、失
敗に終わっていた。例えば、亜鉛メッキされた金属シー
トには接着剤は付着しない。
【0004】本発明は、担持板又は担持用金属シートに
金属メッキ膜その他の適宜の被膜を形成した場合でも、
担持板又は担持用金属シートの腐食保護の改善と同時に
摩擦材料と担持板又は担持用金属シートとの間の十分な
付着が達成される、冒頭に記載した形式の摩擦ライニン
グを提供することを目的としており、さらに割れ目の発
生が少なく同時に騒音の発生の少ない改良された担持板
又は担持用金属シートを得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的は、特
許請求の範囲の請求項1及び2において特徴付けられた
特徴により達成される。
【0006】驚くべきことに、ワニスの層の形成によっ
て生じる諸欠点は、担持板の粗地上に摩擦材料が押し付
けられる前に、銅,銀,錫,カドミウム,亜鉛,クロム
又は他の適宜金属から成る動電気的な金属膜が形成され
ると、回避されるということが分かった。この場合、担
持板の粗地上に例えばトリフロロエチレン,ポリテトラ
フロロエチレン,ポリシロキサン又はシリコンゴムの如
き耐高温プラスチックの被膜を形成しても同様の結果が
得られるうることが分かった。上記粗地(表装用ベッ
ド)と動電気的被膜との相互作用によって担持板に対す
る高度の腐食保護性がもたらされる一方、この粗地は、
動電気的な被膜が該粗地の外形に応じて形成されるた
め、摩擦材料と担持板との間に付着力をもたらす。この
仕方で、摩擦ライニングの環境的に矛盾のない製造方法
が提供される。これに、摩擦ライニングのための製造方
法が改良され且つ簡素化されるという情況が、付加され
る。一片の摩擦ライニングの製造において、接着剤の硬
化時間やワニス層の乾燥時間による長い待ち時間は不要
となる。
【0007】更に、表装用ベッドが低融点成分(A)と
高融点成分(B)とで作られた混合材料から成る冒頭で
述べた形式の摩擦ライニングを提供することが提案され
ている。
【0008】表装用ベッドを或る構造形式に構成するた
めに、上記の混合材料即ちアンダーカット部やくびれ部
等を以って確実な摩擦結合を構成する形状部材を使用す
ることにより、その構造表面が完全に一風変わった不規
則な構成をなすようにすることが可能であり、既知の球
面に較べて夫々独立した焼結−融合せしめられた形状部
材が球状をなすことなしに大きな表面積を持つように、
焼結−融合せしめられた粒子に対し微視構造だけでなし
に巨視構造においても、表面を一風変わった不規則な構
成にすることが可能である。それにより非常に大きい機
械的な強度と高い温度安定性が得られ、その結果担持板
上への摩擦材料ブロックの協力な付着と大きな付着安定
性が得られる。
【0009】好適実施例によれば、低融点成分(A)と
して錫,柔らかいか又は迅速に溶ける半田等の如き低融
点金属又は青銅や黄銅等の如き低融点合金が提供され、
又高融点成分(B)として鉄や砂やセラミックの粉末等
から成るものが提供されており、その場合高融点成分
(B)の溶融点は担持板の溶融点以下であるべきであ
る。担持板又は担持用シートは、鋼,V2A−鋼(ニッ
ケル−クロム鋼),セラミック材料,アルミニウム又は
他の適宜材料から成っている。成分(A)は低融点のも
のであり、成分(B)の溶融点及び担持板の材料の溶融
点は高くなければならないが、それらは違っていても良
いし、同じであってもよい。
【0010】動電気的処理による金属膜であっても、摩
擦材料から焼結−融合された材料の表装用ベッドひいて
は担持板への力と熱の直接的な移動は可能である。従来
品における如き追加の連結層は不要となる。特に、青銅
が使用されるときには、膜の下側が錆びたり最初から錆
びたりすることが回避されて、共使寿命が延び且つ極端
な環境条件においても腐食傾向が小さくなる。
【0011】その上、この摩擦ライニングは、組合せ材
料を使用しているために、焼結−融合された表装用ベッ
ド内で最適の緊急走行特性を有する。一方、ブレーキ盤
の接触領域内が一風変わった表面構造になっているため
に、混合材料はブレーキ盤と一定の接触状態にあって、
ブレーキ作用は摩擦材料の残りの部分によって今まで通
り遂行され得るようになっている。使用されている組合
せ材料のためにブレーキ盤の破損が回避され得るので、
同時にブレーキ盤が保護される。それは、この構造によ
り、緊急走行特性が発揮されるように強力な付着力と摩
擦力が最後まで正しく提供されるようになっているため
である。一風変わった構造の表面と摩擦材料ブロックと
の間の結合のために、残ったライニングを挾み取ること
はできないが、その結合の安定性は膜の下側が錆びるの
が確実に回避できるという事情から更に増大せしめられ
る。
【0012】最後まで安全性が保たれるため、確実な急
止を行うために今日まで提供されて来たような孔なしの
摩擦ライニングを担持板に使用することも可能である。
それにより大きな剛性が得られるので、同じ強度を保持
しながら担持板を薄くすることができ、軽量化が達成さ
れる。
【0013】更に、この構造表面を使用することによ
り、摩擦材料ブロックと焼結−融合された表装用ベッド
との間のアンダーカット部及びくびれ部又は凹部が摩擦
材料で十分に満たされ、摩擦材料にそれによって発生す
る空洞内へ広がる可能性を付与して発生する熱応力が減
らされるようになるという追加の利点があることが分か
った。この結果、摩擦ライニングの一層の保護と共使寿
命の改善が達成される。
【0014】好適実施例によれば、低融点成分(A)は
約30%の青銅を含み、高融点成分(B)は約70%の
鉄粉を含んでいて、青銅は10%の割合で錫を含んでい
る。かかる混合物を使用すると、耐摩耗性,騒音の低減
及び腐食の抑制等の所望の総ての特性について最適の結
果が得られる。
【0015】好ましくは、焼結−融合された表装用ベッ
ドは、全体又は一部がアンダーカット部,くびれ部等を
有する確実な摩擦結合を形成する独立した形状部材から
成る摩擦材料収容領域内の担持板を被服する基層を含む
ように構成される。この場合、グリップ要素は、円柱
状,円錐台柱状,円錐台状又は底面が三角形,正方形又
は多角形のピラミッド状に構成されて、互いに離間配置
される。どの形式のグリップ要素を選択するかは、望ま
れる摩擦ライニングの特性に依存する。グリップ要素を
柱状構造にした場合には、表装用ベッド材料と摩擦材料
との割合は摩耗が大きい場合でも一定に維持されるが、
他の形状のグリップ要素を使用する場合には、その割合
は増加せしめられて、摩擦ライニングに作用する応力が
大きい時でもブレーキ特性が二つの検査値の間に維持さ
れるように摩耗を減らすことが可能である。
【0016】かかる摩擦材料の製造のために、焼結−融
合された表装用ベッドを有する担持板上に摩擦材料を押
し付ける前に、担持板上に腐食保護用として銅,銀,
錫,カドミウム,亜鉛,クロムその他の適宜金属の動電
気的に生成された金属膜又は耐高温プラスチックの膜を
形成する方法が提供されている。
【0017】他の方法は、適当な材料を焼結−融合させ
ることによって自体公知の担持板が使用に供されるが、
低融点の一つの成分(A)と高融点の一つの成分(B)
との混合粉末が用意されて、その混合粉末を担持板上に
置かれたすき網又は穿孔板に通した後そのすき網又は穿
孔板を持ち上げて担持板上に細い粉末状混合物を堆積さ
せそして焼結処理を行うか、又は上記の粉末状混合物を
円錐状に広がる多数の盲孔を有する黒鉛鋳型内へ該盲孔
に向けて導入した後その黒鉛鋳型の盲孔を有する側面上
に担持板を置きそして焼結処理を行うか、又は上記粉末
状混合物を縦横に交差して好ましくは三角形の横断面を
有する多数の溝を該設した型板上に撒いて粉末状混合物
が担持板上に蜂の巣格子状に広げられるようにした後担
持板を上記型板の溝の設けられている側の面上に置いて
焼結処理を行うか、するようにしたものである。
【0018】この製造方法により次の諸点が達成され
る。即ち、 (a) 各焼結体が−球面に較べて−球状の外形をなさ
ずに大きな表面積を持つような独特な形の焼結−融合粒
子からなる構造体; (b) 大きな機械的強度と耐熱性; (c) 強力な付着性; (d) 非常走行特性を有する付着ベットの使用による
良好な非常走行特性;及び (e) 層を少なくしたことにより割れ目の発生が少な
いこと。
【0019】多数の盲孔を有する黒鉛鋳型の代わりに、
良好な滑り特性を有する他の適宜材料で作られた鋳型を
使用することも可能である。個々の盲孔はその開口方向
に円錐状に広がっている。又、多数の孔を有していてそ
の孔内に嵌合する多数のピンを有する一枚の板によりそ
の一側が閉じられているような鋳型を使用することもで
きる。各盲孔内へ投入される粉末の量はピンの挿入長さ
の範囲までである。それによって正確な投入とグリップ
要素の構造が可能ならしめられる。この場合、材料の最
適量は、独特な構造が温度と圧力の扱い方の相互作用に
おいて溶融点が異なることによって創生されるため、焼
結工程の枠内で適当に熱処理される混合物の結合作用に
より決められる。
【0020】表装用ベッドに摩擦特性を賦与するため
に、表装ベッドに成分(A)と(B)の他に炭素成分
(C)を含めても良い。この場合、摩擦値は炭素成分に
より調節される。
【0021】本発明の更に有利な実施例及び展開は特許
請求の範囲の幾つかの従属請求項において特徴づけられ
ている。
【0022】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。図1乃至5において、金属その他の適宜材
料で作られ自体公知の方法で構成された担持板又は担持
用金属シートが符号10で示されており、その上には、
略示された摩擦材料を圧縮して成る混合物のブロック1
6が載置されている。図1及び2に示された実施例にお
いて、ブロック16を担持している面11には、成形さ
れた複数の部材13から成る基層12aを含む組織的に
構成された外観形状をなす表装用ベッド12が設けられ
ており、部材13は、夫々アンダーカット部,くびれ部
又はこれと同様の形状部14をもつような具合に、高溶
融成分と低溶融成分とを含む材料を混合・圧縮及び熱処
理することにより作られている。
【0023】図3に示された実施例において、表装用ベ
ッド12は、取付け領域内にアンダーカット部14を形
成している担持板10に焼結−融合された複数の球状部
材13′を含んでいる。表装用ベッド12には、各球状
部材13′を包囲し且つ該球状部材13′により形成さ
れる外形となるように被着された金属メッキ膜50が設
けられており、一方、この金属メッキ膜50はアンダー
カット部,くびれ部又はこれと同様の形状部14にも連
続的に形成されて、担持板10を腐食から十分保護する
ようになっている。金属メッキ膜50は、銅,銀,錫,
カドミウム,亜鉛,クロム又は他の適宜材料から成って
いればよい。金属メッキ膜による他の利点は膜厚の寸法
精度を正確に保持できるということである。この寸法精
度は、うわ塗り膜や振りかけ膜によっては得られない。
更に、金属メッキ膜は、他の塗膜法では達成し得ない均
一性を確保できるという利点がある。又、表装用ベッド
12の外形は、金属メッキ膜50が圧縮された摩擦材料
とでこぼこした基部との間にあるにも拘らず高水準の摩
擦作用と高水準の確実な結合が実現されるように、完全
に保たれる。
【0024】金属メッキ膜50の他に、同じ特性を有す
るプラスチック膜を使用することも出来る。かかるプラ
スチック膜は図3に符号50′で示されている。プラス
チックとしては、特に高温においても安定な例えばシリ
コンゴム,トリフロロエチレン,ポリテトラフロロエチ
レン,ポリシロキサン等が適している。
【0025】摩擦材料の混合物は、適当な鋳型部材の助
けをかりて、押圧操作中に摩擦材料混合物がアンダーカ
ット部,くびれ部又はこれと同様の形状部14によって
形成される空間内へは勿論(図6の(D)にその表面形
状が示されている)部材13間の隙間内へ流れ込むよう
な場合に、表装用ベッド12の設けられた担持板10上
に押し付けられる。このように、部材13の助けをかり
て、所謂互いに掴み合うように、変形された摩擦材料の
ブロック16と表装用ベッド12との間の親密な結合が
行われる。然しながら、材料の性質によっては、表装用
ベッド12と基層12aに、摩擦材料が表装用ベッドに
より充填されない領域11aの表面部分に作用するよう
に、変形が起こり、領域11aの総てが摩擦材料により
完全に充填されて、空いている領域や開放されているス
ペースが皆無となるか又は極く少なくなったり、それに
より水分の浸透やそれによる腐食が防止される。
【0026】図4及び5には、別の実施例が示されてい
る。この実施例の基本的な構造は図1及び2に示した実
施例の構造に対応しており、グリップ要素15は、基層
12a上に、図6の(B)に示す如く円筒状,円錐台状
又は先端を切った円錐状に形成されている。この場合、
グリップ要素15は巨視的に見て円柱状に起立し、細部
を拡大した場合は図6の(B)又は図6の(C)に示さ
れた如く、アンダーカット部,くびれ部又はこれと同様
の形状部14を有する一風変わった形に成形されてい
る。
【0027】図6の(A)には更に別の実施例が示され
ている。この実施例においては、図5の実施例とは違っ
て、グリップ要素115は基部が三角形,正方形又は多
角形をなすピラミッド形に成形されている。この場合、
最適の載置及び付着特性を得るために、ピラミッドの基
部115aとピラミッドの側面115bとのなす角αは
図6の(C)に示した如く約60゜になるように選定さ
れる。
【0028】図7及び8には、表装用ベッドの形に焼結
−融合された後材料の性質によって、変わった構成の基
層12a及びグリップ要素が実際上どのように起立して
いるかを、電子顕微鏡により拡大して示されている。
【0029】図9及び10には更に別の実施例が示され
ている。この実施例においては、表装用ベッドは格子状
に配列されたグリップ要素の列17を含んでおり、各グ
リップ要素区域18は各交差点において重ねられてい
て、追加のグリップ要素ユニットを形成している。
【0030】図11及び12には、図1及び2に示した
実施例における表装用ベッドの顕微鏡拡大図が示されて
いる。これらの図においては、ほぼ半球状又は半楕円状
の基部外形を有するグリップ要素が基層上に形成されて
いる。
【0031】図7乃至12に示された各実施例は、本発
明に従う表装用ベッドのための材料成分から成る混合物
を使用するか或いは本発明に従う方法を利用すれば、所
望の性質を有するどんな形の表面構造でも得ることがで
きるので、単なる幾つかの実施例として考慮されなけれ
ばならない。
【0032】以上、実施例では動電気的に生成された被
膜を金属メッキ膜として説明したが、この金属膜は、熱
的方法や真空蒸着或いは陰極スパッタ法により形成する
こともできる。粗面化処理に先立って或いは表装用ベッ
ドを形成する前に、担持板上に例えば銅の金属膜を形成
することも可能であって、でこぼこの基部はその金属膜
を加工することにより得るようにしてもよい。
【0033】担持板10が薄い金属シートから成ってい
る場合は、該担持板10の本来の剛性を増大させるよう
に、例えば、うね状等の外形が形成される。
【0034】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、作動時の騒
音が少なく優れたブレーキ特性を賦与し得る、軽量且つ
長寿命のディスクブレーキ用摩擦ライニングを提供する
ことができる。又本発明方法によれば、この種摩擦ライ
ニングを簡単,低廉且つ比較的短時間に大量生産するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表装用ベッドの一実施例を適用した担持板の平
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】形状部材が球形をなしている表装用ベッドを設
けた担持板の拡大断面図である。
【図4】表装用ベッドの他の実施例を適用した担持板の
平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】表装用ベッドの更に他の実施例を適用した担持
板の図5と同様の断面図であって、(A)はその全体図
を、(B)は図5のA部の拡大図を、(C)は図6のB
部の拡大図を、(D)はグリップ要素の表面形状の拡大
図を夫々示している。
【図7】図6の(A)に示した表装用ベッドを有する担
持板の断面の顕微鏡拡大写真である。
【図8】図7による担持板の表面の顕微鏡拡大写真であ
る。
【図9】格子状をなす表装用ベッドを有する担持板の断
面の顕微鏡拡大写真である。
【図10】図9による担持板の表面の顕微鏡拡大写真で
ある。
【図11】半楕円状のグリップ要素を有する担持板の断
面の顕微鏡拡大写真である。
【図12】図11による担持板の表面の顕微鏡拡大写真
である。
【符号の説明】
10 担持板 12 表装用ベッド 12a 基層 13 部材 13′ 球状部材 14 アンダーカット部 15,115,215 グリップ要素 16 ブロック 18 グリップ要素区域 50 金属膜 50′ プラスチック膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】表装用ベッドの一実施例を適用した担持板の平
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】形状部材が球形をなしている表装用ベッドを設
けた担持板の拡大断面図である。
【図4】表装用ベッドの他の実施例を適用した担持板の
平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】表装用ベッドの更に他の実施例を適用した担持
板の図5と同様の断面図であって、(A)はその全体図
を、(B)は図5のA部の拡大図を、(C)は図6のB
部の拡大図を、(D)はグリップ要素の表面形状の拡大
図を夫々示している。
【図7】基板上に形成された微細なパターンを表してい
るものの顕微鏡拡大写真である。
【図8】基板上に形成された微細なパターンを表してい
るものの顕微鏡拡大写真である。
【図9】基板上に形成された微細なパターンを表してい
るものの顕微鏡拡大写真である。
【図10】基板上に形成された微細なパターンを表して
いるものの顕微鏡拡大写真である。
【図11】基板上に形成された微細なパターンを表して
いるものの顕微鏡拡大写真である。
【図12】基板上に形成された微細なパターンを表して
いるものの顕微鏡拡大写真である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一個又は数個の部品で構成されていて担
    持板(10)に固着された圧縮摩擦材料から成るブロッ
    ク(16)を含み、該担持板の上記ブロックを支持して
    いる側の面には完全な摩擦結合をなし且つアンダーカッ
    ト部,くびれ部又はこれと同様の形状部(14)を有す
    る独特の形をした部材(13)から成る焼結−融合され
    た表装用ベッド(12)が粗地として形成されており、
    上記表装用ベッド(12)にはブロック状に上記圧縮摩
    擦材料が上記のアンダーカット部,くびれ部又はこれと
    同様の形状部(14)に充填された状態で取付けられて
    いる、特に路上車及び軌道車用のディスクブレーキ用摩
    擦ライニングにおいて、摩擦材料が上記担持板(10)
    上に焼結−融合された上記表装用ベッド(12)と共に
    或いは該表装用ベッド(12)なしに押し付けられる前
    に、動電気その他適宜の方法で生成される金属膜(5
    0)が腐食保護用として上記担持板上に形成され、該金
    属膜(50)は銅,銀,錫,カドミウム,亜鉛,クロム
    又は他の適宜材料から成っていることを特徴とする、デ
    ィスクブレーキ用摩擦ライニング。
  2. 【請求項2】 一個又は数個の部品で構成されていて担
    持板(10)に取付けられた圧縮摩擦材料から成るブロ
    ック(16)を含み、上記担持板の上記ブロックを支持
    している側の面には粗地としてアンダーカット部,くび
    れ部又はこれと同様の形状部(14)を持つ摩擦材料か
    ら成る上記ブロック(16)と共に完全な摩擦結合をな
    す独特の形をした部材(13)から成る焼結−融合され
    た表装用ベッド(12)が形成されており、且つ上記表
    装用ベッド(12)にはブロック状に上記圧縮摩擦材料
    が上記のアンダーカット部,くびれ部又はこれと同様の
    形状部(14)に充填された状態で取付けられている、
    特に路上車及び軌道車用のディスクブレーキ用摩擦ライ
    ニングにおいて、摩擦材料が焼結−融合された上記表装
    用ベッド(12)と共に上記担持板(10)に押し付け
    られる前に、例えば耐高温プラスチックから成る非金属
    膜(50)が金属製の上記担持板(10)の腐食保護用
    として形成されることを特徴とする、ディスクブレーキ
    用摩擦ライニング。
  3. 【請求項3】 表装用ベッド(12)が低融点成分
    (A)と高融点成分(B)とを含む混合材料から成って
    いることを特徴とする、請求項1又は2に記載の摩擦ラ
    イニング。
  4. 【請求項4】 上記低融点成分(A)は錫等の如き低溶
    融金属であるか、或いは青銅,黄銅等の如き低溶融合金
    であることを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記
    載の摩擦ライニング。
  5. 【請求項5】 上記高融点成分(B)は砂,セラミック
    粉末等を含んでいることを特徴とする、請求項1乃至3
    の何れかに記載の摩擦ライニング。
  6. 【請求項6】 上記高融点成分(B)の溶融点は金属製
    の上記担持板(10)の溶融点より低いことを特徴とす
    る、請求項1乃至5の何れかに記載の摩擦ライニング。
  7. 【請求項7】 上記低融点成分(A)は約30%の青銅
    から成り、上記高融点成分(B)は約70%の鉄粉から
    成っていることを特徴とする、請求項1乃至6の何れか
    に記載の摩擦ライニング。
  8. 【請求項8】 青銅は10%の錫成分を含んでいること
    を特徴とする、請求項7に記載の摩擦ライニング。
  9. 【請求項9】 上記焼結−融合された表装用ベッド(1
    2)は、摩擦材料収容領域(11a)内で、上記担持板
    を完全又は部分的に覆い、確実な摩擦結合を形成し且つ
    アンダーカット部,くびれ部又はそれと同様の形状部
    (14)を形成した独特の形状をなす部材(13)から
    成る基層(12a)を含んでいることを特徴とする、請
    求項1乃至8の何れかに記載の摩擦ライニング。
  10. 【請求項10】 上記基層(12a)上に、グリップ要
    素(15,115,215)が離間配置されていること
    を特徴とする、請求項9に記載の摩擦ライニング。
  11. 【請求項11】 上記グリップ要素(15)は円柱,円
    錐台柱又は先端を切った円錐の形の外形を有しているこ
    とを特徴とする、請求項10に記載の摩擦ライニング。
  12. 【請求項12】 上記グリップ要素(115)は底部が
    三角形,正方形又は多角形をなすピラミッド形の外形を
    有していることを特徴とする、請求項10に記載の摩擦
    ライニング。
  13. 【請求項13】 上記円錐又はピラミッドの底面と側面
    とのなす角(α)は約60゜であることを特徴とする、
    請求項11又は12に記載の摩擦ライニング。
  14. 【請求項14】 上記焼結−融合された表装用ベッド
    (12)は、摩擦材料収容領域(11a)内で上記担持
    板(10)上に形成されていて該摩擦材料収容領域を完
    全に又は部分的に覆い且つグリップ要素区域(18)に
    よって形成された格子状配列(17)を含んだ基層(1
    2a)を含み、該グリップ要素区域(18)はアンダー
    カット部,くびれ部又はそれと同様の形状部(14)を
    有する独特の形をした部材(13)を含んでいることを
    特徴とする、請求項1乃至8に記載の摩擦ライニング。
  15. 【請求項15】 表装用ベッド(12)は、前記成分
    (A)と(B)の他に、カーボンから成る成分(C)を
    含んでいることを特徴とする、請求項1乃至14の何れ
    かに記載の摩擦ライニング。
  16. 【請求項16】 担持板(10)に、完全な摩擦結合を
    なし且つアンダーカット部,くびれ部又はこれと同様の
    形状部を有する独特の形をした部材(13)から成る表
    装用ベッド(12)を構成する目的で粗地を形成するの
    に適する材料を焼結−融合させて成る摩擦ライニングの
    製造方法において、焼結−融合された表装用ベッド(1
    2)を有する上記担持板上に摩擦材料を押し付ける前
    に、該担持板上に、腐食保護用として、銅,銀,錫,カ
    ドミウム,亜鉛,クロム又は他の適宜金属の動電気的に
    生成された金属膜(50)又は耐高温プラスチック膜
    (50′)を形成するようにした、摩擦ライニングの製
    造方法。
  17. 【請求項17】 低融点成分(A)と高融点成分(B)
    の粉末状混合物を準備し、且つ該粉末状混合物を担持板
    上に置かれたすき網又は穿孔板に通した後該すき網又は
    穿孔板を持ち上げて担持板上に細かい粉末状混合物を堆
    積させそして焼結処理を行うか、該粉末状混合物を円錐
    状に広がる多数の盲孔を有する黒鉛鋳型内へ該盲孔に向
    けて導入した後該黒鉛鋳型の該盲孔を有する側面上に担
    持板を置きそして焼結処理を行うか、該粉末状混合物を
    縦横に交差して好ましくは三角形の横断面を有する多数
    の溝を刻設した型板上に撒いて粉末状混合物が担持板上
    に蜂の巣格子状に広げられるようにした後担持板を上記
    型板の溝の設けられている側の面上に置きそして焼結処
    理を行うか、するようにしたことを特徴とする請求項1
    6に記載の方法。
  18. 【請求項18】 金属製の担持板の腐食保護用としての
    動電気的生成膜又はプラスチック膜用の粗地としてアン
    ダーカット部,くびれ部又はそれと同様の形状部(1
    4)を備えた摩擦材料ブロック(16)と完全な摩擦結
    合をなす形状部材(13)を焼結−融合して成る表装用
    ベッド(12)を有する金属製の担持板(10)への、
    銅,銀,錫,カドミウム,亜鉛,クロム又は他の適宜金
    属の動電気的に生成した金属膜又は耐高温プラスチック
    膜の利用法。
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