JPH0754724B2 - コネクタのロック機構 - Google Patents

コネクタのロック機構

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JPH0754724B2
JPH0754724B2 JP1300146A JP30014689A JPH0754724B2 JP H0754724 B2 JPH0754724 B2 JP H0754724B2 JP 1300146 A JP1300146 A JP 1300146A JP 30014689 A JP30014689 A JP 30014689A JP H0754724 B2 JPH0754724 B2 JP H0754724B2
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locking
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pressing
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幸文 町田
博文 井口
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菱星電装株式会社
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一対の電気コネクタの接続状態を保持するコ
ネクタのロック機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、接続端子を収容した電気コネクタのロック機構と
しては、合成樹脂製のハウジングに一体に成型された爪
状のロック機構が多用されている。しかし、この種の合
成樹脂製のロック機構は高熱によって塑成変形し易いた
め、例えば自動車のエンジンの近傍などの高温個所での
使用は不可能である。
従って、これらの高温個所で用いられる電気コネクタの
ロック手段としては、雄型コネクタを雌型コネクタに嵌
合するに際して、雌型コネクタに周設された金属製のリ
ング状ワイヤを用いて、雄型コネクタの係止爪に引っ掛
けるものが知られている。
しかし、この従来のロック手段はワイヤのばね性を利用
して錠止・解除を行っており、ロックを解除することが
容易ではなく、コネクタ同志の接続・解離を頻繁に行う
場合に作業性が極めて悪いという欠点がある。また、解
除を容易にするためにワイヤが引っ掛かる係止爪の傾斜
度を緩くすると、ロック強度が弱くなり信頼性が問題に
なる。
そこで、例えば実公昭54-31916号公報及び特公昭63-508
19号公報等に開示されているように、ロック手段として
金属板のばね部材を用い、このばね部材の端部を押圧す
ることによって、ロック解除を行うようにしたものが提
案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ばね部材を用いたこの従来のロック機構
は、ばね部材を組み込む場合に、ハウジングの後方から
ハウジングの挿脱方向に押し込んで固定するようになっ
ているため、組立時の作業性が悪く、コストが割高にな
り、またロック解除がし難い等の問題を有している。
本発明の目的は、このような問題を改善し、組立時の作
業性が良好で、ロック解除を極めて簡易に行えるように
したコネクタのロック機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本発明に係るコネクタの
ロック機構においては、第1のハウジングに固定したば
ね性を有する金属板から成るロッキングアームによっ
て、第2のハウジングとの結合を保持するコネクタのロ
ック機構において、前記ロッキングアームは、前記第2
のハウジングのロック用凸部に結合するロック孔を設け
た先端部に続く中間部と、該中間部に続く押圧部及び該
押圧部から折り返した取付部とを有し、該取付部は前記
第1のハウジングの挿脱方向に対して抜け止めとなる抜
止部と位置決め用孔とを有し、前記第1のハウジング
は、前記ロッキングアームの先端部及び中間部を覆うカ
バー部と、前記第1のハウジングの側面方向から前記取
付部を挿入可能とする取付用溝と、前記取付部に設けた
位置決め用孔に係合し前記ロックアームの側面方向への
抜け出しを防止する位置決め用凸部と、前記押圧部を押
圧したとき前記中間部を挟着して支持する第1の支点部
と前記取付部を支持する第2の支点部とを有することを
特徴とする。
[作用] 上述の構成を有するコネクタのロック機構は、ばね部材
であるロッキングアームをハウジングの側面方向から組
み込んで固定することができ、またロック解除の場合に
押圧部を押すと、ロッキングアームは2つの支点部を中
心とするてこ作用によって容易に弾性変形がなされ、そ
の先端のロック孔と相手側の第2のハウジングのロック
用凸部との係合を外すことができる。
[実施例] 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明に係るコネクタのロック機構の一実施例
を示し、対をなす第1のハウジング1と第2のハウジン
グ2とが結合され、この結合状態を第1のハウジング1
に組み込んだロッキングアーム3によってハウジング
1、2同志をロックした状態を示している。ロッキング
アーム3は第1のハウジング1の両側に対称的に2個取
り付けられているが、第1図にはその片側のみが示され
ている。第1のハウジング1は例えばガラス入りナイロ
ン等の耐熱性を有する合成樹脂材料で成型され、その内
部には電線を接続した適宜数の接続端子4が収容されて
いる。また、相手側の第2のハウジング2も同様な材料
で成型され、内部には接続端子4に着脱自在に嵌合され
る接続端子が備えられている。
ロッキングアーム3は第2図〜第5図に示すように、ば
ね性を有する金属板を打ち抜き成形して造られており、
その先端部には相手側の第2のハウジング2のロック用
凸部5に係合されるロック孔6が設けられ、それに続い
て第1のハウジング1の第1の支点部7に当接する中間
部8、次いでロック解除時に指頭等で押圧される押圧部
9、更に押圧部9から折り返された取付部10が形成さ
れ、この取付部10は第1のハウジング1の取付用溝11に
嵌合されている。取付部10は第1のハウジング1の挿脱
方向Aに対して抜け止めとなる抜止部12及び側面方向へ
の抜け止めとなる位置決め用孔13が設けられ、一方で第
1のハウジング1側には位置決め用孔13に嵌合する位置
決め用凸部14が設けられている。
また第1のハウジング1には、ロッキングアーム3の押
圧部9を矢印Pに示すように押圧したときの回動支点と
なる第2の支点部15が形成されている。なお、ロッキン
グアーム3の先端部16はロック用凸部5への乗り上げを
容易にするため若干外側に反り返った形状とされてお
り、押圧部9には滑り止め用突起17が形成されている。
また、第1のハウジング1には、ロッキングアーム3の
先端部16、中間部8を覆うカバー部1′が設けられ、カ
バー部1′の一部には第1の支点部7に対向してロッキ
ングアーム3の支点部の浮き上がりを防止する挟着部18
が設けられ、更に第2のハウジング2と当接する個所に
はシリコンゴム等のコネクタシール19が挿入されてい
る。
取付用溝11はロッキングアーム3の取付部10を側面方
向、つまり第1図の紙面と直交する方向から挿入できる
ように第1のハウジング1の側方に開口されており、こ
の取付用溝11から挿入されたロッキングアーム3は、そ
の弾性変形を利用して嵌合された位置決め用孔13と位置
決め用凸部14によって所定の位置に固定されると共に、
側面方向への抜け止めとされる。この状態では、ロッキ
ングアーム3は抜止部12、位置決め用孔13及び位置決め
用凸部14によって挿脱方向Aにも側面方向にも抜け止め
が施されている。
以上の構成により、第1のハウジング1が相手側の第2
のハウジング2と結合する際には、第2のハウジング2
を第1のハウジング1に押し込むと、ロッキングアーム
3の弾性変形により先端部16が第2のハウジング2のロ
ック用凸部5に乗り上げた後に、ロック用凸部5にロッ
ク孔6が嵌まり込んで第1図に示すような状態になり、
ハウジング1、2同志の結合状態がロックされる。
ロック状態を解除するときは、両側のロッキングアーム
3の押圧部9を指で矢印Pのように押圧すれば、ロッキ
ングアーム3は第1の支点部7において挟着部18により
挟着され、この支点部7、第2の支点部15を支点とする
てこ作用により仮想線3′のように変形し、ロック孔6
とロック用凸部5との係合が外れるため、そのまま双方
のハウジングを引き離すことができる。
なお、上述の実施例において、ロッキングアーム3の全
長に又は部分的に、リブのような長手方向の凸条を設け
てその剛性を補強することもできるし、またロッキング
アーム3全体、とりわけ取付部10の形状は種々の変形が
可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るコネクタのロック機構
は、2つの支点部を中心とするてこ作用を利用して、コ
ネクタのロックを小さな力で容易に解除することがで
き、またロッキングアームをハウジングの取付用溝に側
面方向から挿入して取り付けることにより自動挿入する
ことができるため、ロッキングアームの組込作業を能率
良く行うことが可能となり、コストダウンを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るコネクタのロック機構の実施例を示
し、第1図はロック状態の断面図、第2図はロッキング
アームの平面図、第3図は正面図、第4図は底面図、第
5図は側面図である。 符号1は第1のハウジング、2は第2のハウジング、3
はロッキングアーム、4は接続端子、5はロック用凸
部、6はロック孔、7は第1の支点部、8は中間部、9
は押圧部、10は取付部、11は取付用溝、12は抜止部、13
は位置決め用孔、14は位置決め用凸部、15は第2の支点
部、17は滑り止め用突起、18は挟着部、19はコネクタシ
ールである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のハウジングに固定したばね性を有す
    る金属板から成るロッキングアームによって、第2のハ
    ウジングとの結合を保持するコネクタのロック機構にお
    いて、前記ロッキングアームは、前記第2のハウジング
    のロック用凸部に結合するロック孔を設けた先端部に続
    く中間部と、該中間部に続く押圧部及び該押圧部から折
    り返した取付部とを有し、該取付部は前記第1のハウジ
    ングの挿脱方向に対して抜け止めとなる抜止部と位置決
    め用孔とを有し、前記第1のハウジングは、前記ロッキ
    ングアームの先端部及び中間部を覆うカバー部と、前記
    第1のハウジングの側面方向から前記取付部を挿入可能
    とする取付用溝と、前記取付部に設けた位置決め用孔に
    係合し前記ロックアームの側面方向への抜け出しを防止
    する位置決め用凸部と、前記押圧部を押圧したとき前記
    中間部を挟着して支持する第1の支点部と前記取付部を
    支持する第2の支点部とを有することを特徴とするコネ
    クタのロック機構。
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