JP3580167B2 - コネクタ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ構造に関し、詳しくは、例えば、相手コネクタの結合穴内に挿入したときに、弾性変形された可動片が弾性復帰することにより、係合して結合を維持するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電線を束ねたワイヤーハーネスの末端などに取り付けたコネクタを、例えば、相手側のコネクタに開口する挿入穴内に挿入して結合させることにより、電線間のすべての導通を完了し得るようにすることが行われている。
【0003】
この種のコネクタ構造としては、例えば、図9に示すように、相手側のコネクタC(図10に図示)の結合穴H内に挿入して結合するコネクタ本体11に、コネクタ本体11の挿入方向先端側に配置された基部12aにより該挿入方向後端側をコネクタ本体11に接離可能に片持ち保持されるとともにコネクタCの係合穴hに係合する突起12bを形成された可動片12を一体成形したものがある。
【0004】
このコネクタ構造では、図10(a)に示すように弾性変形させる可動片12が、結合穴H内へ挿入したときに図10(b)に示すように弾性復帰して突起12bが係合穴hに係合することにより、コネクタ本体11と結合穴Hとの結合を保持して、ロック手段として機能するようになっている。
【0005】
なお、図中12cは、可動片12の挿入方向後端側に形成されている枠形状部であり、枠形状部12cは、コネクタ本体11を結合穴H内に挿脱する際に押さえる部位として機能し、結合時には結合穴Hの縁から外部に露出するようになっており、枠形状に形成するのは突起12bの壁を転写する金型ピンの抜き穴を確保するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のコネクタ構造にあっては、可動片12は外部に露出しているため、流通過程や、他のコネクタなどの部品と共に保管されているときに、図11に示すように、外部からの負荷による弾性変形を維持されることによって弾性復帰不能に変形してしまい、結合穴Hに挿入不能になったり、結合穴Hとの係合不能あるいは係合力の低下などが発生して、ロック手段として機能させることができなくなってしまう。
【0007】
この不具合の発生を防止するために、図12に示すように可動片12先端の枠形状部12cを挟む位置に保護壁13を立設したり、図13に示すようにコネクタ本体11に形成した溝11a内に可動片12を埋め込むようにしたり、図14に示すように枠形状部12cとコネクタ本体11との間の開放端に介装部品14を狭持させるようにすることによって、可動片12が他の部品との当接による外部からの負荷によって変形されることを防止することが考えられる。
【0008】
しかし、保護壁13や溝11aにより保護する手段では結合穴Hからロックを解除して外す際に枠形状部12cを直接指で押さえることができずに道具が必要になってしまい、介装部品14を狭持させる手段では無駄な別部品が必要になるとともにその管理が煩雑であるという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、コネクタ本体の結合穴内への挿入に伴って可動片の保護を解除する部材を一体成形することにより、余分な工程や部品を増加させることのない、可動片の保護を実現して、安価で使い勝手のよいコネクタ構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、結合穴内に挿入して結合するコネクタ本体と、コネクタ本体を結合穴内に挿入する際に弾性変形した後に弾性復帰して該結合穴内に係合することによりコネクタ本体と結合穴との結合を保持する可動片と、を備えるコネクタ構造であって、コネクタ本体の可動片に隣接する位置で、コネクタ本体の挿入前には外部からの負荷による可動片の弾性変形を制限する一方、コネクタ本体を挿入する際には結合穴の縁に当接して該結合穴内に挿入可能に倒れ外部からの負荷による可動片の弾性変形の制限を解除する保護片を、コネクタ本体と一体成形するとともに、前記コネクタ本体に、倒れる前記保護片を収容する収容部を形成し、前記可動片は、前記コネクタ本体の挿入方向後端側に対面して接離可能に該コネクタ本体の挿入方向先端側の基部により片持ち支持される一方、前記保護片は、前記コネクタ本体と前記可動片との接離する空間の間隔と同じ厚さに形成されるとともに前記空間内に介装されて前記可動片の弾性変形を制限する介装部を有し、前記結合穴の縁に当接して倒れたときに前記介装部が前記可動片と前記コネクタ本体との間の空間から離脱することを特徴とするものである。
【0011】
この請求項1に記載の発明では、可動片は、使用前には隣接する保護片により外部負荷による弾性変形が制限され、コネクタ本体の結合穴内への挿入時には当接する結合穴の縁によりその保護片が倒されて弾性変形の制限が解除される。したがって、可動片を弾性変形させることなく保管することができ、使用時には結合穴への挿入を妨げられることがなく、結合後にも可動片を容易に弾性変形させて結合穴から外すことができる。また、保護片はコネクタ本体と一体成形するので、別部品として組立・管理する必要がない。
【0013】
また、請求項1に記載の発明では、コネクタ本体の結合穴内への挿入時に倒される保護片は、コネクタ本体の収容部に収容される。したがって、コネクタ本体と略同一の断面形状に開口する結合穴であっても、その挿入を妨げられることがない。
【0015】
また、請求項1に記載の発明では、片持ち構造の可動片は、開放端側に保護片の介装部が位置して使用前の弾性変形を制限され、コネクタ本体の結合穴内への挿入時に保護片が倒されることにより介装部がその開放端から離脱して弾性変形の制限が解除される。したがって、片持ち構造の可動片の開放端側に介装部が位置するように保護片をコネクタ本体と一体成形することにより、成形したそのままの姿で保管・使用することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記保護片は、結合穴の縁に当接して倒れる部分を引き起こして介装部を離脱位置から引き戻し可動片とコネクタ本体との間の空間内に位置させる組立構造に構成したことを特徴とするものである。
【0017】
この請求項2に記載の発明では、組立構造の保護片を倒して介装部を片持ち構造の可動片の開放端側から離脱位置に位置させ、この後にその保護片を引き戻す(引き起こす)ことにより介装部を可動片の開放端側に位置させることができる。したがって、成形の制約を少なくすることができ、成形金型を安価に作製することができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記保護片は、コネクタ本体を挿入する際に可動片の両側方側に対応する結合穴の縁の部位に当接して、該結合穴内に挿入可能に倒れる部分を有することを特徴とするものである。
【0019】
この請求項3に記載の発明では、使用前には両側に隣接する保護片により可動片の外部負荷による弾性変形が制限され、コネクタ本体の結合穴内への挿入時には可動片の両側で結合穴の縁に当接して保護片が倒される。したがって、保護片には結合穴の縁との当接を含む外部負荷を均等に加えられ、可動片の弾性変形の制限・解除が安定してなされる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記保護片は、結合穴の縁に当接して該結合穴内に挿入可能に倒れる部分を、コネクタ本体の挿入方向先端より後端側に後退した位置に形成したことを特徴とするものである。
【0021】
この請求項4に記載の発明では、コネクタ本体の結合穴内への挿入を開始してから、保護片が結合穴の縁に当接して倒される。したがって、コネクタ本体の結合穴への挿入を容易にすることができる。
【0022】
ここで、前記可動片は、保護片と共にコネクタ本体に一体成形してもよく、また、金属材料などにより形成してコネクタ本体に取り付けるものであってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明に係るコネクタ構造の第1実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、上述した従来技術と同様な構成には同一の符号を付して説明する。
【0024】
図1および図2において、10は従来技術で説明したメスコネクタCの結合穴H内に挿入して結合するオスコネクタであり、コネクタ10は、コネクタ本体11および可動片12と共に保護片20を樹脂材料により一体成形されて作製されている。
【0025】
コネクタ本体11には、片持ちされた可動片12と平行に隣接する溝(収容部)21が刻設されている。
【0026】
保護片20は、板形状部22、延長部23および肉厚部(介装部)24を有しており、板形状部22は、コネクタ本体11の挿入側先端面の溝21に対応する部分を上方に延長して該溝21と相似形状に形成され、延長部23は、該板形状部22を延在方向に延長して形成され、肉厚部24は該延長部23を可動片12側に延長して可動片12とコネクタ本体11の間(空間)の間隔程度の厚さtに形成されている。
【0027】
また、板形状部22は、溝21方向に屈曲することを許容する第1ヒンジ25をコネクタ本体11との境界に設けられていると共に、延長部23の長さ程度コネクタ本体11から離隔する位置に同様の方向に屈曲することを許容する第2ヒンジ26が設けられている。
【0028】
したがって、コネクタ10は、コネクタ本体11、可動片12および保護片20を、移動駒の必要のない一方向のみに可動する金型により安価に一体成形することができ、別部品として組立・管理する必要もない。
【0029】
そして、この成形後のコネクタ10は、図3に示すように、保護片20を第1ヒンジ25で屈曲させて板形状部22の全面をコネクタ本体11の溝21内に収容することにより、延長部23と肉厚部24とをコネクタ本体11の後端側から外部に離脱する状態にすることができ、この後に、図4に示すように、板形状部22を第2ヒンジ26で屈曲させつつ第1ヒンジ25を復帰させるように引き戻して第1、第2ヒンジ25、26間の板形状部22を引き起こすことにより、肉厚部24を可動片12とコネクタ本体11の空間に位置させ保管・使用可能な状態にすることができる、組立構造に作製されている。なお、このとき、肉厚部24を可動片12の弾性力によりコネクタ本体11との間で狭持させるのが、当該肉厚部24が自由にその開放端から逃げてしまうことを制限することができて好適である。
【0030】
したがって、保護片20を倒して組み立てることにより、片持ち構造の可動片12の開放端に肉厚部24を位置させることができ、この状態でコネクタ10を保管することにより、他の部品により可動片12が押されたとしても弾性変形することを制限することができる。
【0031】
また、このコネクタ10は、使用時には、図5に示すように、従来技術で説明したものと同様の使い勝手で、相手側のコネクタCの結合穴H内にコネクタ本体11を挿入するだけで、保護片20の板形状部22は結合穴Hの縁に当接して第1ヒンジ25を屈曲されつつ第2ヒンジ26が復帰して平板形状になり、図3に示すように、肉厚部24が可動片12とコネクタ本体11の間の開放端から離脱するとともに、板形状部22の全面がコネクタ本体11の溝21内に収容される状態となってコネクタ本体11の形状の一部となる。
【0032】
したがって、コネクタ本体11は保護片20により妨げられることなくコネクタCの結合穴H内に挿入することができ、その挿入を完了したときには弾性変形した可動片12が弾性復帰してコネクタCの係合穴hに突起12bを係合ロックさせて結合状態を維持することができる。また、コネクタ10をコネクタCから外す際には、枠形状部12cを押さえて、保護片20の肉厚部24に妨げられることなく可動片12を弾性変形させることができ、その可動片12の突起12bとコネクタCの係合穴hとの係合を解除し外すことができる。
【0033】
なお、保護片20の肉厚部24は、コネクタ本体11の挿入作業に伴って可動片12との間から離脱させてもよく、また、挿入前に予め離脱させた状態としておいてもよいことはいうまでもない。
【0034】
このように本実施形態においては、コネクタ10の保護片20は、第1、第2ヒンジ25、26の屈曲により肉厚部24を可動片12とコネクタ本体11との間の開放端に位置させる組立構造にしたので、簡易な金型により成形可能に容易に設計することができ、成形コストが高くついてしまうことがない。また、コネクタ10は、組み立てた状態で保管することにより、可動片12が他の部品との接触により弾性変形したままの形状となってしまうことを防止することができ、使用時には可動片12とコネクタ本体11との間の開放端から肉厚部24を容易に離脱させるとともに板形状部22を溝21内に収容してコネクタCへ挿入し可動片12によりロックさせることができ、コネクタCに保護片20用の収装空間を形成するなどの設計変更をする必要がない。
【0035】
次に、図6は本発明に係るコネクタ構造の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
【0036】
図6において、30はコネクタ本体11および可動片12と共に樹脂材料により一体成形される保護片であり、保護片30は、コネクタ本体11の溝21と共に可動片12の両側方に設けられており、板形状部22は第1、第2ヒンジ25、26を有するとともに、その先端には可動片12とコネクタ本体11の間の間隔程度の厚さtとなるように肉厚に形成した双方の延長部33を連結して肉厚部34を形成されている。
【0037】
したがって、保護片30は、可動片12の両側で隣接してその先端を連結させた肉厚部34をコネクタ本体11との間の開放端に位置させて可動片12の弾性変形を制限することができ、可動片12に加えられる他の部品が接触することによる負荷を両側で受けることができる。
【0038】
このように本実施形態においては、上述実施形態における作用効果に加えて、両側に隣接する保護片30先端の双方を連結させた肉厚部34により可動片12を均等に受け止めて弾性変形することを安定した状態で制限することができる。したがって、信頼性をより向上させることができる。
【0039】
次に、図7は本発明に係るコネクタ構造の第3実施形態を示す図である。
【0040】
図7において、40はコネクタ本体11および可動片12と共に樹脂材料により一体成形される保護片であり、保護片40は、コネクタ本体11の溝41と共にコネクタCへの挿入方向先端から後端側に後退させた位置に形成されており、このため溝41と共に板形状部42も短めに形成されている。
【0041】
したがって、保護片40は、コネクタ本体11をコネクタC内へ挿入するために位置合わせする際には板形状部42が結合穴Hの縁に当接することがなく、その挿入を開始してから倒れるようにすることができる。
【0042】
このように本実施形態においては、上述実施形態における作用効果に加えて、保護片40を倒してコネクタ本体11内に収容させる動作を遅らせることができ、コネクタ本体11を結合穴Hに容易に挿入することができる。したがって、作業性を向上させることができる。
【0043】
次に、図8は本発明に係るコネクタ構造の第4実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、第2実施形態に適用した場合に相当するが、他の実施形態に適用してもよいことは言うまでもない。
【0044】
図8において、50はコネクタ本体11および可動片12と共に樹脂材料により一体成形される保護片であり、保護片50は、ヒンジを設けることなく容易に屈曲可能に幅狭に形成された可撓形状部52を可動片12の両側方に設けられており、可撓形状部52の先端には双方の延長部53を連結して可動片12とコネクタ本体11の間の間隔程度の厚さtとなるように肉厚に形成した肉厚部54を形成されている。
【0045】
したがって、保護片50は、可動片12に両側で隣接して双方を連結させた肉厚部34をコネクタ本体11との間の開放端に位置させた状態で成形するように設計されており、組み立てることなく保管・使用することができる。
【0046】
このように本実施形態においては、上述実施形態における作用効果に加えて、組立作業を省くことができ、成形したまま保管・管理することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、使用前に可動片の弾性変形を制限する保護片を、コネクタ本体の結合穴内への挿入により倒してその弾性変形の制限を解除するので、可動片の機能を損なうことなく、保管することができるとともに、特に他の工程を増加させることなく使用することができる。また、この保護片はコネクタ本体と一体成形するので、取り付け工程や部品を増加させることがない。
【0048】
この保護片を倒したときにはコネクタ本体に収容することにより、略同一断面形状に開口する結合穴でも、設計変更することなく、結合させることができる。
【0049】
さらに、保護片を可動片の両側に隣接させることにより、安定した可動片の弾性変形の制限・解除を実現することができ、また、保護片をコネクタ本体の挿入方向先端より後端側に後退させることにより、コネクタ本体を結合穴に容易に挿入することができる。
【0050】
また、可動片が片持ち構造の場合には、保護片を倒したときに離脱する介装部をその可動片の開放端側に位置させることにより、可動片の弾性変形を制限・解除するようにしてもよい。その保護片を成形構造にしたときには成形したまま保管・使用することができ、組立構造にしたときには安価に成形することができる。
【0051】
したがって、安価で使い勝手のよいコネクタ構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ構造の第1実施形態の全体構成を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその上面図、(c)その側面図である。
【図2】その成形品を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図である。
【図3】その組立途中を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図である。
【図4】その組立品を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図である。
【図5】その使用を説明する斜視図である。
【図6】本発明に係るコネクタ構造の第2実施形態を示す図であり、その全体構成を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るコネクタ構造の第3実施形態を示す図であり、その全体構成を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るコネクタ構造の第4実施形態を示す図であり、その全体構成を示す斜視図である。
【図9】その従来技術を説明する斜視図である。
【図10】その使用を説明する図であり、(a)はその結合途中を示す一部断面図、(b)はその結合状態を示す一部断面図である。
【図11】その課題を説明する斜視図である。
【図12】その課題の解消手段の一例を説明する斜視図である。
【図13】その課題の解消手段の一例を説明する斜視図である。
【図14】その課題の解消手段の一例を説明する側面図である。
【符号の説明】
11 コネクタ本体
12 可動片
12a 基部
12b 突起
20、30、40、50 保護片
21、41 溝(収容部)
22、42 板形状部
23、33、53 延長部
24、34、54 肉厚部
25、26 ヒンジ
52 可撓形状部
C コネクタ
H 結合穴
h 係合穴
Claims (4)
- 結合穴内に挿入して結合するコネクタ本体と、コネクタ本体を結合穴内に挿入する際に弾性変形した後に弾性復帰して該結合穴内に係合することによりコネクタ本体と結合穴との結合を保持する可動片と、を備えるコネクタ構造であって、
コネクタ本体の可動片に隣接する位置で、コネクタ本体の挿入前には外部からの負荷による可動片の弾性変形を制限する一方、コネクタ本体を挿入する際には結合穴の縁に当接して該結合穴内に挿入可能に倒れ外部からの負荷による可動片の弾性変形の制限を解除する保護片を、コネクタ本体と一体成形するとともに、
前記コネクタ本体に、倒れる前記保護片を収容する収容部を形成し、
前記可動片は、前記コネクタ本体の挿入方向後端側に対面して接離可能に該コネクタ本体の挿入方向先端側の基部により片持ち支持される一方、
前記保護片は、前記コネクタ本体と前記可動片との接離する空間の間隔と同じ厚さに形成されるとともに前記空間内に介装されて前記可動片の弾性変形を制限する介装部を有し、前記結合穴の縁に当接して倒れたときに前記介装部が前記可動片と前記コネクタ本体との間の空間から離脱することを特徴とするコネクタ構造。 - 前記保護片は、結合穴の縁に当接して倒れる部分を引き起こして介装部を離脱位置から引き戻し可動片とコネクタ本体との間の空間内に位置させる組立構造に構成したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造。
- 前記保護片は、コネクタ本体を挿入する際に可動片の両側方側に対応する結合穴の縁の部位に当接して、該結合穴内に挿入可能に倒れる部分を有することを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ構造。
- 前記保護片は、結合穴の縁に当接して該結合穴内に挿入可能に倒れる部分を、コネクタ本体の挿入方向先端より後端側に後退した位置に形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコネクタ構造。
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