JPH0754615Y2 - フユーエルデリバリパイプ - Google Patents

フユーエルデリバリパイプ

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JPH0754615Y2
JPH0754615Y2 JP5195789U JP5195789U JPH0754615Y2 JP H0754615 Y2 JPH0754615 Y2 JP H0754615Y2 JP 5195789 U JP5195789 U JP 5195789U JP 5195789 U JP5195789 U JP 5195789U JP H0754615 Y2 JPH0754615 Y2 JP H0754615Y2
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JP
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main pipe
fuel
pipe
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flange portion
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勝志 鷲巣
一儀 滝川
健 松本
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Usui Co Ltd
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Usui Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料噴射式自動車用エンジンの燃料加圧ポン
プから送給された燃料をエンジンの各吸気通路あるいは
各気筒に燃料インジエクタ(噴射ノズル)を介して供給
するためのフユーエルデリバリパイプの改良に関する。
(従来の技術) 一般に、断面が角形のフユーエルデリバリパイプは第4
図に示すような形状に作られており、長手方向に延伸す
る主管61が断面角形の鋼管で形成され、その一端側には
燃料入口に通じる導入管67が、他端側には余った燃料の
出口に通じる戻り管68がそれぞれ銅ろう付けにより接続
されている。これらの管67,68の各内面には防錆あるい
は燃料の劣化防止用のニッケルメッキが施されている。
主管61の中間部には、燃料噴射ノズルの導入軸を受入れ
るための複数のインジエクタホルダー64が主管61の下面
側にあたる壁面に一定の間隔をおいて穿設された開口部
に接続部分を銅ろう付けして固定されている。これらの
インジエクタホルダーはエンジンのシリンダ内にのぞむ
各噴射ノズルの取付方向に対し正確な角度で合致させな
ければならず、インジエクタホルダー相互の間隔もまた
噴射ノズル相互の間隔と完全に一致するように高い位置
精度で固定しなければならない。
実開昭57-84362号「燃料噴射式内燃機関のデリバリパイ
プ」にも同種のフユーエルデリバリパイプが図示され、
プロジエクシヨン溶接による接合品と、アルミニウム合
金による一体成形品(ダイカスト)とが例示されてい
る。
上述した従来例のうち溶接構造によるものは、ろう付け
や溶接部分が熱影響を受けて変形し、寸法精度に狂いを
生じやすく、製品全数を入念に検査しなければならな
い。検査で不合格になったものは修正が不可能であり、
歩留まりが低下してコストが上昇する。また溶接後に表
面処理を施さなければならないが、表面に凹凸が多いた
め表面処理の作業が煩雑となり均一な品質に仕上げるこ
とが難しい。
一方、アルミダイカスト製品では、型の抜き勾配を付け
るために肉厚が増加して機械加工に時間を要すること
や、複雑な形状を作ることが困難であり、設計変更をす
る際の自由度が少ない等の欠点がある。また、巣などの
鋳造欠陥が発生するのを予測することができず、検査す
ることも難しいため品質の保証に不安があった。
実開昭58-144068号「フユーエルデリバリパイプ」で
は、パイプ本体を樹脂でモールド成形しソケットを一体
化する手法が提案されているが、全体を樹脂で一体成形
するには型の製作や中子の抜き取りなどが容易でなく、
取付後に剛性が不足して燃料洩れによる火災のおそれが
ある等の欠点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、燃料洩れがないように確実なシールを
達成できるフユーエルデリバリパイプを提供することに
ある。
本考案の他の目的は、フユーエルデリバリパイプの表面
処理の品質を安定化させて、歩留まりの向上とコストの
低減を図ることにある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案の前述した目的は、内部に燃料通路を有しその断
面が角形に形成されている主管と、この主管に固定され
その一端で燃料噴射ノズルの導入軸を受入れる複数のイ
ンジエクタホルダーとを備えて成るフユーエルデリバリ
パイプにおいて、インジエクタホルダーが筒形部分とフ
ランジ部分と一対の脚部とを有し、前記フランジ部分の
底面が主管の側壁の一面上に着座し、前記一対の脚部の
それぞれが前記主管の一面に隣接する対向側壁上に着座
しかつそれぞれの先端に設けられた爪状突起が主管の縁
に係合して保持され、前記フランジ部分の底面と主管と
の間にシール部材が挿入されて成るフユーエルデリバリ
パイプによって達成される。
かかる構成に基づき、本考案によれば主管とインジエク
タホルダーとの間にシール部材が介在することにより完
全な気密が保持されて燃料が洩れるおそれがない。主管
やインジエクタホルダーはメッキ済みの部品を使用する
ことができ、組付け時にはほとんど溶接の必要がないの
で、品質が安定しコストが低下する。主管とインジエク
タホルダーとを係合凹部と係合突起を用いてかみ合わせ
るようにすれば、主管に対するインジエクタホルダーの
位置決めが確実になされることになり、後でスポット溶
接などを追加した際にも位置がずれるおそれがない。イ
ンジエクタホルダー全体は、切削、鍛造、プレス、パー
ツフオーマー等を用いた標準的な機械加工のほか、樹脂
の射出成形やアルミダイカスト等で作ることもでき、コ
ストをさらに削減することが可能になる等、各種の利点
が得られる。
本考案の他の特徴及び利点は、添付図面の実施例を参照
した以下の記載により明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、本考案の好適な実施例によるフユーエルデリ
バリパイプを一部省略し噴射ノズルを受入れる側から見
た状態で表わしており、図示を省略した部分は第4図に
示す構造と同様になっている。第2図及び第3図は、フ
ユーエルデリバリパイプを製作する場合の向きを表わし
ているため、インジエクタホルダー(ソケット)が上向
きに取付けられているが、実際にエンジンに取付けられ
る時は第4図のような向きになってインジエクタホルダ
ーは下向きに取付けられることを理解されたい。
第1図において、長手方向に延伸する角形断面の主管1
の一面にインジエクタホルダー4(2個のみ図示)が取
付けられ、インジエクタホルダー4は、第2図、第3図
に示すように、燃料噴射ノズルの導入軸(図示せず)を
受入れる筒形部分41と、長方形のフランジ部分42と、フ
ランジ部分42の両端からそれぞれ筒形部分41と反対方向
に延伸する一対の脚部43,44とで一体に構成されてい
る。筒形部分41の内部は主管に設けられた開口部11を通
じて燃料通路2と連通している。フランジ部分42は長方
形以外の形状にすることもできる。
第2図は主管1とインジエクタホルダー4とが結合され
た状態を表わし、第3図はそれぞれを分解した状態で表
わしている。これらの図から明らかなように、インジエ
クタホルダー4のフランジ部分42の下面51は主管1の壁
面21上に着座しており、一対の脚部43,44はそれぞれ壁
面21に隣接する対向壁面22,23上に着座しかつそれぞれ
の先端に設けられた爪状突起45,46が主管1の角縁に引
っ掛かって保持されている。フランジ部分42の下面51に
はOリング溝52が形成され、その中にOリング12が挿入
されて、インジエクタホルダー4と主管1との間をシー
ルしている。Oリング12の代りにガスケットのような平
坦なシール部材を用いることもできる。
第3図A,Bは、インジエクタホルダー4と主管1を分解
した状態で表わしている。図に示すように、主管1の側
壁22,23にはそれぞれ中央付近に凹部27,28が刻設され、
一方これに対応してインジエクタホルダー4の脚部43,4
4の内側にそれぞれ係合突起47,48が突設されており、第
2図に示すように両者を連結するとこれらの係合部分が
かみ合ってロツクされ、両者が位置決めされるようにな
っている。なお、側壁22,23の側に係合突起を突設し、
脚部43,44の内側に凹部を形成してもよい。
かくして、第1図乃至第3図の構造によれば、主管1と
インジエクタホルダー4とを結合した際に両者の間にO
リング12が介在しているため、完全な気密が保持されて
燃料が洩れるおそれがない。主管1やインジエクタホル
ダー4はメッキ済みの部品を使用することができるか
ら、表面処理の品質が安定しコストが低下する。主管1
とインジエクタホルダー4とは係合凹部と係合突起を用
いてかみ合わせられているので、主管1に対するインジ
エクタホルダー4の位置決めが確実になされ、従来のよ
うにろう付け溶接をした際の熱影響による変形のおそれ
もない。インジエクタホルダー4全体は、切削、鍛造、
プレス、パーツフオーマー等を用いた標準的な機械加工
のほか、樹脂の射出成形やアルミダイカスト等で作るこ
ともでき、コストをさらに削減することが可能になる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く、本考案によれば主管とソケッ
トの間にシール部材が介在することにより完全な気密が
保持されて燃料が洩れるおそれがない。構成部品はメッ
キ済みの部品を使用することができるので、従来のよう
な組付け時の溶接による熱影響に基因した変形もなく、
品質が安定してコストが低下する。インジエクタホルダ
ーは前述したように標準的な機械加工のほか樹脂の射出
成形やアルミダイカストで作ることもでき、コストをさ
らに削減することが可能になる等、その実用的価値には
顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるフユーエルデリバリパイプを表わ
す一部を破断した平面図、第2図は第1図の線II-IIに
沿う縦断面図、第3図は第2図のインジエクタホルダー
と主管とを分解して示す縦断面図、第4図は従来のフユ
ーエルデリバリパイプの全体を表わす斜視図である。 1……主管、2……燃料通路 4……インジエクタホルダー 12……シール部材 21,22,23,24……壁部 27,28……凹部 41……筒形部分、42……フランジ部分 43,44……脚部 45,46……爪状突起 47,48……係合突起 51……底面、52……溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に燃料通路を有しその断面が角形に形
    成されている主管と、この主管に固定されその一端で燃
    料噴射ノズルの導入軸を受入れる複数のインジエクタホ
    ルダーとを備えて成るフユーエルデリバリパイプにおい
    て、 前記インジエクタホルダーが筒形部分とフランジ部分と
    一対の脚部とを有し、前記フランジ部分の底面が前記主
    管の側壁の一面上に着座し、前記一対の脚部のそれぞれ
    が前記主管の一面に隣接する対向側壁上に着座しかつそ
    れぞれの先端に設けられた爪状突起が主管の縁に係合し
    て保持され、前記フランジ部分の底面と主管との間にシ
    ール部材が挿入されていることを特徴とするフユーエル
    デリバリパイプ。
  2. 【請求項2】前記主管の対向側壁上にそれぞれ係合手段
    が形成され、前記脚部のそれぞれに形成された係合手段
    とかみ合ってロツクされるようになっている請求項1記
    載のフユーエルデリバリパイプ。
JP5195789U 1989-05-06 1989-05-06 フユーエルデリバリパイプ Expired - Fee Related JPH0754615Y2 (ja)

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