JPH0754179Y2 - 物品の移載装置 - Google Patents

物品の移載装置

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JPH0754179Y2
JPH0754179Y2 JP1988165767U JP16576788U JPH0754179Y2 JP H0754179 Y2 JPH0754179 Y2 JP H0754179Y2 JP 1988165767 U JP1988165767 U JP 1988165767U JP 16576788 U JP16576788 U JP 16576788U JP H0754179 Y2 JPH0754179 Y2 JP H0754179Y2
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conveyor
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基樹 伊奈
勉 松丸
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、瓶、箱、パック等の容器からなる物品の移
載装置、特に、仕分けるべき物品を収納した回収容器を
搬送する回収容器搬送コンベヤと、この回収容器搬送コ
ンベヤに設けられた、回収容器の位置固定装置と、この
位置固定装置により固定された回収容器から物品を取出
し、取出された物品を他の物品搬送コンベヤに移載する
アンケーサーとからなる物品の移載装置に関するもので
ある。従来の技術 従来、牛乳パック等の物品を仕分ける際には、プラスチ
ック製の回収容器に入っている物品を手で取出して別の
集品容器に仕分けるようにしてるが、このような作業
は、物品が相当に重いことや冷却されていることのため
に、重労働に相当し、長時間続けることは困難であっ
た。
したがって、このような作業の機械化の一環として、回
収容器の位置固定装置を有する回収容器搬送コンベヤ
と、回収容器から瓶体を取出し、取出された物品を他の
物品搬送コンベヤに移載するアンケーサーとからなる瓶
体の移載装置が既に知られている(実公昭59−11048号
公報参照。)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、既に知られている瓶体の移載装置にあっ
ては、高速で作動させる場合、特に、アンケーサーが瓶
体を回収容器から取出すときや物品搬送コンベヤに移載
するときに、瓶体が倒れたり、落下することがあり、装
置の速度を上げることが困難で、この作業効率は期待さ
れるほどではなかった。
したがって、この考案は、このような従来の移載装置の
欠陥を解消し、高速で作動する場合にも、瓶、箱および
パック等の物品が倒れたり、落下したりすることのな
い、作業効率を向上させることのできる物品の移載装置
を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この考案は、仕分けるべき
物品を収納した回収容器を搬送する回収容器搬送コンベ
ヤと、この回収容器搬送コンベヤに設けられた、回収容
器の位置固定装置と、この位置固定装置により固定され
た回収容器から物品を取出し、取出された物品を他の物
品搬送コンベヤに移載するアンケーサーとからなる物品
の移載装置において、前記アンケーサーを、駆動源から
水平クランクアームを介して水平方向に駆動されるスラ
イドフレームと、このスライドフレームに支持された、
駆動源からクランクアームを介して上下方向に駆動され
るリフトフレームと、このリフトフレームに取り付けら
れたクランプ装置およびクランプ拡張縮小装置とから構
成し、前記スライドフレーム、リフトフレームおよびク
ランプ拡張縮小装置の各運動を各クランクアームの死点
付近において開始および終結されるように設定し、それ
によって回収容器から物品を倒すことなく、取出した
り、解放したりするものである。
作用 アンケーサーが、駆動源から水平クランクアームを介し
て水平方向に駆動されるスライドフレームと、このスラ
イドフレームに支持された、駆動源からクランクアーム
を介して上下方向に駆動されるリフトフレームと、この
リフトフレームに取り付けられたクランプ装置およびク
ランプ拡張縮小装置とからなり、スライドフレーム、リ
フトフレームおよびクランプ拡張縮小装置の各運動が各
クランクアームの死点付近、すなわち、最も低速状態に
おいて開始および終結されるように設定しているので、
物品を把持したり、解放したりという運動をするクラン
プ装置、および把持されている物品の相互間の間隔を拡
張または縮小するクランプ拡張縮小装置が、スライドフ
レームの水平方向の運動およびリフトフレームの上下方
向の運動の最も低速時に作動し、回収容器における物品
の把持および物品搬送コンベヤ上での物品の解放を正確
かつ確実に行うことができ、さらに、把持された物品の
持ち上げや水平方向への移送の開始および終結を低速時
に行うことにより、物品の慣性抵抗を小さくすることが
できる。したがって、装置全体の速度を上げても、物品
の把持、持ち上げ、移動および解放の際に物品を倒した
り、落下させることがなく、作業効率を向上することが
できる。
実施例 図面の第1図および第2図には、この考案の実施例であ
る移載装置10をピッキング装置2と組み合わせた仕分け
装置1が示されている。物品の仕分けは、この考案の実
施例である移載装置10の回収容器搬送コンベヤ11により
搬送されるプラスチック製の回収容器Aから物品を取出
し、他の物品搬送コンベヤに移載し、ピッキング装置2
により集品容器搬送コンベヤ7上の集品容器B内に仕分
けして収納するものである。
この考案の実施例である物品の移載装置10は、複数の物
品aが収納されている回収容器Aを搬送する回収容器搬
送コンベヤ11と、この回収容器搬送コンベヤ上で回収容
器Aを固定保持する回収容器位置固定装置15と、回収容
器Aから物品aを取出し、他の物品搬送コンベヤ14に移
載するアンケーサー2とからなっている。
この実施例においては、物品aとして牛乳パックの例が
示され、この牛乳パックはプラスチック製回収容器A内
に3×4列に12個が密に詰められている。回収容器搬送
コンベヤ11は、ローラコンベヤやベルトコンベヤで構成
されている通常のコンベヤ装置であり、その左右両側に
は、回収容器Aのためのガイド16が設けられている。
回収容器Aが所定位置に運ばれてきた時に、その回収容
器Aをその位置に固定保持するための位置固定装置15が
回収容器搬送コンベヤ11に設けられている。この回収容
器Aの位置固定装置15は、第1図から第3図に示される
ように、回収容器搬送コンベヤの一方の側に固定された
受板21と、この受板21と対向して他方の側に設けられた
可動の押板22と、この押板22の端部に設けられたストッ
パ24と、この押板22を搬送コンベヤを横切る方向に押し
出すピストンシリンダ装置23とからなっている。今、回
収容器搬送コンベヤ11上を運ばれて来た回収容器Aは、
押板22のストッパ24に係合して停止され、ピストンシリ
ンダ装置23の作動による押板22の押出しにより受板21に
押し付けられる。したがって、回収容器Aは、押板22の
ストッパ24により流れ方向の位置を定められ、押板22の
押出しにより幅方向の位置が定められるが、これらの位
置は後述のアンケーサー12の位置を考慮して予め定めて
おくものである。なお、ピストンシリンダ装置23のピス
トンが押板22の中央に固着されている場合には、回収容
器搬送コンベヤ11のガイド16等に固定されたブラケット
25に支持されてスライドできるスライドロッド26をピス
トンの両側に等距離で設け、押板22が搬送コンベヤを横
切る方向に正確に押出されるようにするのがよい。ま
た、この回収容器の位置固定装置15には、必要により物
品aの存在を確認するためのセンサ、例えば光電センサ
を設けるのが好適である。
所定位置に固定保持されている回収容器Aから物品aを
取出し、他の搬送コンベヤに移載するためにアンケーサ
ー12が構成されている。アンケーサー12は、物品aを列
毎に把持するクランプ装置17と、このクランプ装置17に
よって把持された列をなす物品aの間の間隔を拡張した
り縮小したするためのクランプ拡張縮小装置18と、これ
らクランプ装置17とクランプ拡張縮小装置18とが取り付
けられ、昇降装置19により上下方向に駆動されるリフト
フレーム27と、このリフトフレーム27を支持し、走行装
置20により水平方向に駆動されるスライドフレーム28と
からなっている。
クランプ装置17は、第4図〜第9図に示されるように、
リフトフレーム27に水平方向に間隔を置いて並列して移
動可能に支持された溝形鋼のようなクランプ拡張ガイド
32と、このクランプ拡張ガイド32に設けられた、複数個
の平行開閉チャック30とから構成されている。
各平行開閉チャック30に取り付けられたクランプ31およ
びクランプガイド33は、牛乳パックに多少の位置ずれが
あっても、牛乳パックの上端部を確実に把持できるよう
に形成されている。また、クランプガイド33は、第6図
に示されるように、電磁的に作動する平行開閉チャック
30のクランプ取付部にボルト34a、34bによって取り付け
られ、一方の取付用ボルト34aの先端がクランプ31の取
付部に対して凹状となり、他方の取付用ボルト34bの先
端が凸状となっており、凸状の先端が凹状の部分に整合
して把持力を向上できるようになっている。
クランプ拡張縮小装置18は、第4図、第7図および第8
図に示されるように、リフトフレーム27に間隔を置いて
平行に取り付けられた一対のスライドバー36に沿って滑
動可能に取付支持された複数個のクランプ拡張ガイド32
の、最も外側のクランプ拡張ガイド32の両外側に設けら
れた一対のクランプ拡張シリンダ35と、これら外側の2
つのクランプ拡張ガイド32間に設けられた引張ばね37
と、中央の2つのクランプ拡張ガイド32間に設けられた
圧縮ばね38と、拡張された時の各クランプ拡張ガイド32
のための、リフトフレーム27に取り付けられたストッパ
39とからなっている。
なお、中央の2つのクランプ拡張ガイド32のための圧縮
ばね38は、内側の2つのクランプ拡張ガイド32を貫通橋
絡する軸40に巻回されて、両端が2つのクランプ拡張ガ
イド32の外側の壁部に係止されたつる巻ばねが好適であ
る。また、引張ばね37の両端は、外側のクランプ拡張ガ
イド32の外側の壁と2番目のクランプ拡張ガイド32の外
側の壁とにそれぞれ係止されたつる巻ばねが好適であ
る。
クランプ拡張縮小装置18において、外側のクランプ拡張
ガイド32に連結されたクランプ拡張シリンダ35が拡張方
向にそれぞれ作動されると、外側のクランプ拡張ガイド
32が拡張方向に動かされ、また、中間のクランプ拡張ガ
イド32は圧縮ばね32によって拡張方向に動かされ、外側
および中間のクランプ拡張ガイド32が、それぞれ各スト
ッパ39まで拡張できるようになっている。
また、縮小の時は、クランプ拡張シリンダが縮小方向に
作動し、外側のクランプ拡張ガイド32が中間のクランプ
拡張ガイド32に当たり、その力によって中間のクランプ
拡張ガイド32が縮小方向に動かされて、全クランプ拡張
ガイド32が良好に縮小作動できるようになっている。
クランプ装置17が設けられているリフトフレーム27を上
下方向に駆動する昇降装置19は、第1図、第9図および
第10図に示されるように、リフトフレーム27に軸受を介
してその下端が連結された昇降ロッド41と、この昇降ロ
ッド41の上端にその一端が枢着されたクランクアーム42
と、このクランクアームの他端が固着された回転軸44を
有するロータリアクチュエータ43とからなり、この駆動
源であるロータリアクチュエータ43はスライドフレーム
28に固着されたスタンド45に設けられている。すなわ
ち、昇降装置19はスライドフレーム28に支持されてい
る。
今、駆動源であるロータリアクチュエータ43の作動によ
りその回転軸44が回転すると、この回転軸44に一端が取
り付けられたクランクアーム42が回動するので、このク
ランクアーム42の他端に枢着されている昇降ロッド41が
昇降され、この昇降ロッド41の下端が枢着されているリ
フトフレーム27が昇降される。
このリフトフレーム27の昇降をバランス良くかつ直線状
に行わせるために、リフトフレーム27を一対の垂直に延
びるスライドプレート29に沿って案内するようにバラン
ス・ガイド装置46が設けられている。
すなわち、バランス・ガイド装置46は、左右一対のスラ
イドプレート29の内側中央または左右両側に縦方向に設
けられたガイドレール47と、このガイドレール47に係合
し、リフトフレーム27を上下方向に案内するためにリフ
トフレーム27に設けられたスライダ48と、スライドフレ
ーム28の両側に2個宛設けられた、ブラケット50により
回転可能に支承されたスプロケット49と、各スプロケッ
ト49に掛けられ、一端がリフトフレーム27に固着された
チエン51の他端に吊り下げられたウエイト52とから構成
されていて、ウエイト52の上下方向の動きを案内するよ
うに一対宛のガイド53がスライドプレート29の内側に設
けられると共に、ガイド53を被うべくウエイトカバー54
が設けられている。
スライドフレーム28とこのスライドフレーム28に固着さ
れているスライドプレート29を水平方向に移動させるた
めの走行装置20は、第1図および第11、12図に示される
ように、スライドフレーム28に一端が枢着された水平作
動ロッド56と、この水平作動ロッド56の他端に一端が枢
着された水平クランクアーム57と、水平クランクアーム
57の他端が固着された回転軸58と、この回転軸58に取付
けられた傘歯車59と噛合う傘歯車60が設けられた(回収
容器搬送コンベヤのフレームに設けられている)減速機
付電動機61とから構成されていて、駆動源である減速機
付電動機61の作動によって傘歯車59、60を介して回転軸
58が回転されると、回転軸58に取付けられた水平クラン
クアーム57が回動されて、この水平クランクアーム57に
よって水平作動ロッド56が水平方向に作動され、従っ
て、この水平作動ロッド56が枢着されたスライドフレー
ム28とスライドプレート29が物品搬送コンベヤ14のフレ
ームなどに固着された水平レール62に支持案内されて水
平方向に移動される。このスライドフレーム28とスライ
ドプレート29の正確な水平方向の移動を案内するため
に、一対の垂直なスライドプレート29の外側には、水平
横方向に移動可能に水平レール62に沿って回転するガイ
ドローラ65を有するスライダ64からなるガイド装置63が
設けられている。
また、アンケーサー12によって物品aが回収容器Aから
取出される時に、物品aの揺れを防止するようにパック
押え装置70が、第4、9および10図に示されるように、
スライドプレート29間に設けられている。このパック押
え装置70は、スライドプレート29間に取付けられたロッ
ド72にその両端が回動可能に支持された押え部材71と、
この押え部材71を上向きに回動するように付勢するため
のばね73と、リフトフレーム27に取付けられた押え部材
抑制用のドグ74(第10図)とから成っていて、リフトフ
レーム27に設けられたクランプ装置17が物品aを把持し
てスライドプレート29間を上昇する時にドグ74が押え部
材71から外れるので、押え部材71はばね73の作用によっ
て上方に回動し、クランプ装置17によって把持された最
も外側の物品aを押えるほゞ水平な位置(第4、10図)
にストッパ75によって位置固定され、物品aの外側への
揺れを防止すると共に、スライドフレーム28が水平方向
に移動し、クランプ装置のクランプ31から物品を解放す
る際にも、物品aが転倒しないように支持している。
このようにして、アンケーサー12によて回収容器Aから
取出された物品aは物品搬送コンベヤ14上に移載され
る。、物品搬送コンベヤ14の入口側には第1、13図に示
される様にゲート装置76が設けられていて、物品搬送コ
ンベヤ14に移載された物品aの列を2列から1列に変え
て、物品搬送コンベヤ14の出口側のピッキング装置2
(第1図)に移送するようになっている。すなわち、物
品搬送コンベヤ14は4列に搬送方向に分けられていて、
中央の2列のコンベヤ区分に開閉自在なゲート77が設け
られると共に、これら中央のコンベヤ区分から両外側に
物品を案内するガイドレール78が設けられている。ま
た、中央のゲート77は一対のシリンダ79によって開閉さ
れるようになっている。従って、物品搬送コンベヤ14の
入口側に載置された物品aは先ず両外側の物品aが夫々
両側のコンベヤ区分に沿って搬送され、この時に中央の
2列の物品aはゲート77が閉じられているために停止さ
れて物品aは滞留されており、両側の物品aが所定距離
搬送された時にゲート77が開いて中央の滞留されていた
2列の物品aが搬送されて物品aの列の変更が行われ
る。所定の列の変更された物品aは、物品搬送コンベヤ
14の出口側の周知の通常のピッキング装置2によって集
品容器B内に所定の数の物品aが入れられて集品され
る。この場合に、集品容器Bは4個まで同時に集品が行
われるようになっている。
すなわち、ピッキング装置2は両外側のコンベヤ区分上
を移送されて来る物品aを、固定された受け板3に対し
て可動の押し板4を押圧シリンダ5によって押圧して物
品aを受け板3と押し板4間に挟持しながら、これを下
の集品容器B内に滑り落として、所定の数の物品aを集
品容器B内に入れて集品するものである。物品aのこの
様な集品、すなわちピッキングは物品搬送コンベヤ14の
両側コンベヤ区分に各々一組または二組宛設けられたピ
ッキング用の固定の受け板3および可動の押し板4によ
って適宜行われるもので、図には二組のピッキング用の
押し板3、4が図示されており、同時に4個の集品容器
Bの集品を行うことが出来るようになっている。勿論、
ピッキング装置は周知の他の適宜な構成のものを用いる
ことが出来る。
かくして、各集品容器B内に所定の数の物品aが夫々集
品された集品容器Bは集品容器搬送コンベヤ7によって
適宜搬送され、搬出口に搬送されるようになっている。
上述のように構成されたこの考案の、瓶や箱およびパッ
ク等の物品の移載装置10によれば、第1図に示される如
くピッキング装置2と組合せられた仕分け装置1におい
て、先ず牛乳パックのような物品aを収納した回収容器
Aは、回収容器搬送コンベヤ11によりガイド16に沿って
送られて来て、所定位置の回収容器位置固定装置15のス
トッパー24に当たって停止させられ、次いで、回収容器
位置固定装置15の一方の側の押板22を対向する他方の側
の受板21に向って押出すことによって、回収容器Aは押
板22と受板21の間に挟持して保持される(第1、3
図)。次いで、この所定位置に保持された回収容器Aに
対してアンケーサー12のリフトフレーム27に設けられた
クランプ装置17が昇降装置19(第9、10図)の作動によ
って降下されて、このクランプ装置17の電磁的に作動す
る平行開閉チャック30に取り付けられた各クランプ31お
よびクランプガイド33が回収容器A内の牛乳パックの上
端をしっかりと把持し、昇降装置19によってクランプ装
置17が上昇されてすべての牛乳パックが同時に回収容器
Aから取出される(第4、5図)。
この時のクランプ装置17が設けられたリフトフレーム27
の昇降はクランクアーム42を介して行われるように構成
され、クランクアーム42が低速になる下死点付近でクラ
ンプ装置17のクランプ31およびクランプガイド33による
牛乳パックの把持を行うように設定されているので、物
品である牛乳パックに位置ずれがあっても平行開閉チャ
ック30に取付けられた湾曲面を有するクランプガイド33
で確実に引き寄せ、クランプ31により把持できるばかり
でなく、把持された物品の持ち上げの際の慣性抵抗も小
さい。また、持ち上げの終点はクランクアーム42が低速
になる上死点付近に設定されているので、停止の際の物
品aの慣性抵抗も小さく、牛乳パックの脱落が生じな
い。
また、クランプ装置17と昇降装置19によって牛乳パック
を回収容器Aから隣接する次の物品搬送コンベヤの高さ
まで持ち上げ、昇降装置19のクランクアーム42が上死点
に来た状態でクランプ拡張縮小装置18の一対のクランプ
拡張シリンダ35を拡張方向に作動し、両外側のクランプ
拡張ガイド32が外側に拡張されて、この両外側のクラン
プ拡張ガイド32の拡張に伴って引張ばね37によって中間
の2つのクランプ拡張ガイド32も引張られて円滑に各ス
トッパー39まで拡張され、牛乳パックの各列を等間隔に
拡げて物品相互間の干渉をなくし、物品搬送コンベヤ14
への牛乳パックの移載を確実なものにすることが出来る
(第8図)。なお、スライドフレーム29が移動して牛乳
パックの解放された後は、クランプ拡張シリンダ35が縮
小方向に作動されて両外側のクランプ拡張ガイド32が中
間のクランプ拡張ガイド32に当たり、その力によって中
間のクランプ拡張ガイド32が縮小方向に動かされて全ク
ランプ拡張ガイド32が縮小状態に作動される。
把持された牛乳パックを回収容器Aから持ち上げる時に
は、パック押え装置70が作動位置に回動して把持した牛
乳パックの揺れを防止すると共に、把持された牛乳パッ
クを水平移動しながらクランプ装置17から解放する際に
も、このパック押え装置70は牛乳パックを倒れないよう
に支持するものである(第5図)。
このようにして、全牛乳パックがアンケーサー12のクラ
ンプ装置17によって把持されて回収容器Aから取出さ
れ、昇降装置19のクランクアーム42が上死点にある状態
(停止する場合がある)において、走行装置20(第11、
12図)の減速機電動機61によって水平クランクアーム57
を介して水平作動ロッド56が作動されて、スライドプレ
ート29と一体になったスライドフレーム28が水平横方向
に移動され、従ってスライドプレート29が水平レール62
に沿って移動される。このスライドフレーム28の走行装
置20による移動に際しても、走行装置20による移動開始
および移動終了が水平クランクアーム57の死点で行われ
るように設定しているので、移動開始時および移動終了
時の慣性抵抗による牛乳パックの脱落を防止でき、クラ
ンプ装置17の解放による物品搬送コンベヤ14上への物品
a、すなわち牛乳パックの移載に際して物品aを倒さな
いように確実に行うことが出来る。
かくして、物品aである牛乳パックが物品搬送コンベヤ
14の入口側のゲート装置76の処に移動されて来たなら
ば、アンケーサー12のクランプ装置17が解放作動されて
物品aが解放され、物品搬送コンベヤ14の各コンベヤ区
分上に整列して相互干渉しないように間隔を置いて牛乳
パックの移載が行われる。
第1、13図に示される様に、4列の搬送方向に分けられ
た物品搬送コンベヤ14に移載された物品aである牛乳パ
ックは、中央の2列のコンベヤ区分のゲート77が閉じら
れているために中央2列の物品aはこゝで滞留されて、
両外側2列のコンベヤ区分の物品aが先ず搬送されて、
所定時間後にゲート77が開かれて滞留されていた中央2
列の物品aが搬送されてガイドレール78によって外側の
コンベヤ区分に合流され、4列から2列に物品aの列が
変更される。このようにして列が変更された物品aは、
物品搬送コンベヤ14の出口側のピッキング装置2によっ
て所定の数の牛乳パックが集品容器B内に入れられ、集
品容器搬送コンベヤ7によって搬出口へと搬送される。
考案の効果 この考案によれば、物品の把持、持ち上げ、水平方向の
移動および解放をクランクアームの死点付近の最も低速
状態で開始および終結するように設定しているので、物
品の把持および解放を正確かつ確実に行うことができる
ばかりでなく、物品の持ち上げや移動の開始や終結の際
の慣性抵抗が小さく、物品の落下や倒れることがなく、
物品の移載作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の物品の移載装置をピッキング装置と
組合せて成る仕分け装置の概要図、第2図は第1図の仕
分け装置の端面図、第3図は回収容器搬送コンベヤの平
面図、第4図はアンケーサーのクランプ装置の概要図、
第5図は物品移載の際の回収容器搬送コンベヤおよび物
品搬送コンベヤの端面図、第6図はクランプ装置のクラ
ンプ部分の拡大部分図、第7図および第8図はクランプ
拡張縮小装置を縮小および拡張した状態で夫々示す部分
概要図、第9図および第10図はアンケーサーの昇降装置
の側面図および端面図、第11図および第12図はアンケー
サーの走行装置の平面図および端面図、第13図は物品搬
送コンベヤの平面概要図である。 図中、1:仕分け装置、2:ピッキング装置、3、4:押し
板、5:シリンダ、7:集品容器搬送コンベヤ、10:移載装
置、11:回収容器搬送コンベヤ、12:アンケーサー、14:
物品搬送コンベヤ、15:回収容器位置固定装置、16:ガイ
ド、17:クランプ装置、18:クランプ拡張縮小装置、19:
昇降装置、20:走行装置、21:受板、22:押板、23:ピスト
ンシリンダ装置、24:ストッパ、25:ブラケット、26:ス
ライダロッド、27:リフトフレーム、28:スライドフレー
ム、29:スライドプレート、30:平行開閉チャック、31:
クランプ、32:クランプ拡張ガイド、33:クランプガイ
ド、35:クランプ拡張シリンダ、36:スライドバー、37:
引張ばね、38:圧縮ばね、39、75:ストッパ、41:昇降ロ
ッド、42:クランクアーム、43:ロータリアクチュエー
タ、44、58:回転軸、45:スタンド、46:バランス・ガイ
ド装置、47、78:ガイドレール、48、64:スライダ、49:
スプロケット、50:ブラケット、51:チエン、52:ウエイ
ト、53:ガイド、54:ウエイトカバー、56:水平作動ロッ
ド、57:水平クランクアーム、59、60:傘歯車、61:減速
機付電動機、62:水平レール、63:ガイド装置、65:ガイ
ドローラ、70:パック押え装置、71:押え部材、72:ロッ
ド、73:ばね、74:ドグ、76:ゲート装置、77:ゲート、A:
回収容器、B:集品容器、a:物品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕分けるべき物品を収納した回収容器を搬
    送する回収容器搬送コンベヤと、この回収容器搬送コン
    ベヤに設けられた、回収容器の位置固定装置と、この位
    置固定装置により固定された回収容器から物品を取出
    し、取出された物品を隣接する他の物品搬送コンベヤに
    移載するアンケーサーとからなる物品の移載装置におい
    て、前記アンケーサーを、駆動源から水平クランクアー
    ムを介して水平方向に駆動されるスライドフレームと、
    このスライドフレームに支持された、駆動源からクラン
    クアームを介して上下方向に駆動されるリフトフレーム
    と、このリフトフレームに取り付けられたクランプ装置
    およびクランプ拡張縮小装置とから構成し、前記スライ
    ドフレーム、リフトフレームおよびクランプ拡張縮小装
    置の各運動を各クランクアームの死点付近において開始
    および終結されるように設定し、それによって回収容器
    から物品を倒すことなく、取出したり、解放したりする
    ことを特徴とする物品の移載装置。
JP1988165767U 1988-12-23 1988-12-23 物品の移載装置 Expired - Lifetime JPH0754179Y2 (ja)

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