JPH0754142B2 - 走行車両の油圧操作式変速装置 - Google Patents

走行車両の油圧操作式変速装置

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JPH0754142B2
JPH0754142B2 JP4247089A JP4247089A JPH0754142B2 JP H0754142 B2 JPH0754142 B2 JP H0754142B2 JP 4247089 A JP4247089 A JP 4247089A JP 4247089 A JP4247089 A JP 4247089A JP H0754142 B2 JPH0754142 B2 JP H0754142B2
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JP
Japan
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transmission
case
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hydraulic
clutch
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宗之 河瀬
次延 氏田
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の変速用油圧クラッチをミッションケー
スに内装し、変速用油圧クラッチを選択操作するクラッ
チ操作装置と、ミッションケース内の潤滑油を前記変速
用油圧クラッチの作動油としてクラッチ操作装置に供給
する循環油路とを設け、前記クラッチ操作装置で選択し
た前記変速用油圧クラッチの断続操作でギア変速する走
行車両の油圧操作式変速装置に関する。
〔従来の技術〕
従来は、接当面に油路形成用の切り欠き溝を形成した配
管プレートをミッションケースの外壁に取り付け、ミッ
ションケースの外壁を利用してミッションケースと配管
プレートとの合わせ面に油路を形成し、この油路をミッ
ションケースの下部と前記クラッチ操作装置との間に接
続して前記循環油路としていた(例えば、実開昭59−94
643号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
変速用油圧クラッチの断続操作でギア変速する前記走行
車両の油圧操作式変速装置は、走行装置の駆動負荷が大
きい場合にクラッチが発熱し、作動油として利用してい
る潤滑油の温度を異常に上昇させて種々の障害を招く問
題がある。そのために、従来技術の構成を駆動負荷の大
きな走行車両に採用する場合は、潤滑油冷却のためのオ
イルクーラを特別に搭載する必要があった。
本発明は、従来技術の有する以上の問題点を解決するも
のであり、その目的は、既存の構成を利用して前記潤滑
油の温度上昇を抑制した走行車両の油圧操作式変速装置
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は前記油圧操作式
変速装置において、前記循環油路を前記ミッションケー
ス内と連通する車軸ケースの外端側部分と前記クラッチ
操作装置との間に接続したものである。
〔作用〕
ミッションケース内の潤滑油は、ミッションケース内と
連通する車軸ケース内に導かれ、車軸ケース内と循環油
路とを通ってクラッチ操作装置に至り、変速用油圧クラ
ッチを経て再びミッションケース内に還元される。この
経路の途中に位置する前記車軸ケースは、細い筒状であ
るから内部空間に対する表面積が大きく、有効な放熱面
として作用して油温の異常上昇を抑制する。
〔発明の効果〕
したがって、本発明の構成によれば駆動負荷の大きな走
行車両であっても従来のようなオイルクーラーを搭載す
る必要がなく、全体構成を簡略化できる効果が得られ
る。
〔実施例〕
本発明の実施例を、走行車両の一例としてのコンバイン
に適用した場合について図面を参照しながら説明する。
第6図はコンバインの平面図を示し、クローラ走行装置
(10)上に脱穀装置(11)とグレンタンク(12)を搭載
し、その前部に横スライドによってクローラ走行装置
(10)との相対位置を変更できる刈取前処理装置(13)
を昇降自在に連接してある。
第1図はコンバインのミッションケース(M)内の伝導
系を概略的に示したものである。図面に示す通り、エン
ジン(E)の駆動力はテンションクラッチ(1)を介し
て入力軸(2)にベルト伝導される。入力軸(2)に与
えられた駆動力の一部は、高低二段のギア変速装置
(3)を介してPTO軸(4)に伝達される。前記入力軸
(2)に与えられた駆動力は更に、3段の副ギア変速装
置(5)と、前進3段で後進1段の主変速装置(7)
と、走行クラッチ(8)を経て左右のクローラ車軸
(9)に伝達される。前記主変速装置は(7)は、各変
速段を構成する常咬ギア対の伝導軸に多板式の変速用油
圧クラッチ(6a),(6b),(6c),(6d)を組み込
み、これら変速用油圧クラッチ(6a)〜(6d)に択一的
に圧油を供給して変速するように構成してある。
主変速装置(7)の変速用油圧クラッチ(6a)〜(6d)
は、ミッションケース(M)内の潤滑油を作動油として
利用するもので、そのためのクラッチ操作装置(14)が
第2図に示してある。すなわち、前記入力軸(2)の一
端側にトロコイド形式の油圧ポンプ(P)を取り付け、
この油圧ポンプ(P)によりミッションケース(M)内
の潤滑油をロータリーバルブ(15)を介して前記第一乃
至第四の変速用油圧クラッチ(6a)〜(6d)に選択的に
供給するように構成してある。図中の符号(16)はアキ
ュムレータ示し、高圧リリーフ弁(17)とともにミッシ
ョンケース(M)内に設けてある。又、符号(19)は前
記ロータリーバルブ(15)が中立のときの排油の一部を
第一乃至第四の変速用油圧クラッチ(6a)〜(6d)に冷
却用として供給するためにミッションケース(M)内に
設けた低圧リリーフ弁を示し、符号(18)はストレーナ
を示している。
以上の構成において、前記ミッションケース(M)内の
潤滑油を前記変速用油圧クラッチ(6a)〜(6d)の作動
油として前記クラッチ操作装置(14)に供給する循環油
路の具体構成は次のようになっている。
すなわち、変速用油圧クラッチ(6a)〜(6d)作動用の
圧油は、伝導軸を貫通して形成した油路(図外)を通じ
て軸端から供給される。この軸端側の油路と、先に説明
した油圧ポンプ(P)、ロータリーバルブ(15)、アキ
ュムレータ(16)、高圧リリーフ弁(17)、低圧リリー
フ弁(19)、及びストレーナ(18)は、接当面に油路形
成用の切り欠き溝を形成した配管プレート(20)をミッ
ションケース(M)の外壁に取り付け、ミッションケー
ス(M)の外壁を利用してミッションケース(M)と配
管プレート(20)との合わせ面に形成される油路を介し
て接続してある。この配管プレート(20)の前記ストレ
ーナ(18)に至る流路(A)と、ミッションケース
(M)の下端に連接したクローラ走行装置(10)の車軸
ケース(21)外端側部分との間には循環パイプ(22)が
接続してある。この循環パイプ(22)は、障害物との接
当を回避するために車軸ケース(21)の進行方向背面に
沿って配置してある。また、車軸ケース(21)の外端側
部分には液溜用の膨出部(21a)が形成してある。
したがって、ミッションケース(M)内の潤滑油は車軸
(9)と車軸ケース(21)との間を通り、循環パイプ
(22)によって外部に導き出されて配管プレート(20)
の前記流路(A)に供給され、前記ストレーナ(18)や
油圧ポンプ(P)を備えたクラッチ操作装置(14)と変
速用油圧クラッチ(6a)〜(6d)を経てミッションケー
ス(M)内に還元され、車軸ケース(21)と循環パイプ
(22)を通過するときに放熱して冷却される。この車軸
ケース(21)と循環パイプ(22)が位置する箇所はラジ
エータファン(F)による冷却風の通過経路にあたる。
尚、実施例では一方の車軸ケース(21)のみを油冷却用
に利用しているが左右の車軸ケースを利用してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図はミッションケース内の伝導系統を示す概略正面
図、第2図は変速用油圧クラッチを操作するための油圧
回路図、第3図はミッションケースの側面図、第4図は
車軸ケースの横断平面図、第5図はミッションケースへ
の配管プレートの取り付けを示す分解斜視図、第6図は
コンバインの平面図である。 (6a〜6d)……変速用油圧クラッチ、(14)……クラッ
チ操作装置、(21)……車軸ケース、(M)……ミッシ
ョンケース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の変速用油圧クラッチ(6a〜6d)をミ
    ッションケース(M)に内装し、変速用油圧クラッチ
    (6a〜6d)を選択操作するクラッチ操作装置(14)と、
    ミッションケース(M)内の潤滑油を前記変速用油圧ク
    ラッチ(6a〜6d)の作動油としてクラッチ操作装置(1
    4)に供給する循環油路とを設け、前記クラッチ操作装
    置(14)で選択した前記変速用油圧クラッチ(6a〜6d)
    の断続操作でギア変速する走行車両の油圧操作式変速装
    置において、前記循環油路を前記ミッションケース
    (M)内と連通する車軸ケース(21)の外端側部分と前
    記クラッチ操作装置(14)との間に接続したことを特徴
    とする走行車両の油圧操作式変速装置。
JP4247089A 1989-02-22 1989-02-22 走行車両の油圧操作式変速装置 Expired - Lifetime JPH0754142B2 (ja)

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JPH02221760A JPH02221760A (ja) 1990-09-04
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