JPH0753975Y2 - 印字ギヤツプ調整装置 - Google Patents

印字ギヤツプ調整装置

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JPH0753975Y2
JPH0753975Y2 JP372388U JP372388U JPH0753975Y2 JP H0753975 Y2 JPH0753975 Y2 JP H0753975Y2 JP 372388 U JP372388 U JP 372388U JP 372388 U JP372388 U JP 372388U JP H0753975 Y2 JPH0753975 Y2 JP H0753975Y2
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JP
Japan
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platen
arc surface
guide plate
radius
eccentric cam
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JP372388U
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JPH01108754U (ja
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千宙 小坂
昌弘 秋山
康伸 寺尾
肇 山本
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Tec Corp
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Tec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、プラテンと印字ヘツドとの間のギヤツプを
調整する印字ギヤツプ調整装置に関する。
従来の技術 従来、相対向する側板に、印字ヘツドとプラテンに対向
する案内板とが搭載されたキヤリアを摺動自在に嵌合保
持するキヤリアシヤフトをプラテンから離反する方向に
付勢して進退自在に装着し、キヤリアシヤフトの両端に
連結されたローラに当接する偏心カムをステツプモータ
に連結して側板に回転自在に装着し、ステツプモータを
一方向へ回転させて偏心カムでローラを押圧してキヤリ
アシヤフトをプラテン側に進出させ、これにより、キヤ
リアに固定した案内板でプラテン上の用紙を圧接し、な
おもステツプモータを駆動し続けて脱調させ、この脱調
の経過に伴う回転速度の変化をエンコーダと検出回路と
により検出して脱調時期を検出し、この検出時からステ
ツプモータを一定パルス逆転させてキヤリアシヤフトを
キヤリアとともに進退させ、これにより、用紙の枚数や
厚さに応じて印字ヘツドとプラテンとのギヤツプを自動
的に調整するようにした印字ギヤツプ調整装置がある。
考案が解決しようとする問題点 しかし、ステツプモータの脱調を検出するために、エン
コーダと検出回路とを必要とするので構造が複雑化す
る。また、偏心カムの単位回転角に対する回転中心から
外周面までの半径の増加率は一定で、第4図に示すよう
に、横軸に偏心カムの回転角をとり、縦軸に半径の変化
をとると、回転角に対する半径の変化は直線で示され
る。
すなわち、偏心カムを正転させてキヤリアに固定した案
内板でプラテン上の用紙を押圧し、ステツプモータが脱
調した位置をa又はbとし、この時点からステツプモー
タをnパルス逆転させて偏心カムを反転させ、キヤリア
シヤフトをキヤリアとともにプラテンから後退させた位
置をa″又はb″とすると、aないしa″の距離及びb
ないしb″がプラテン上の用紙と印字ヘツドとの間のギ
ヤツプになる。但し、キヤリアシヤフト及びキヤリアは
薄い紙の場合の方がプラテンに対して接近することにな
り、aが薄い用紙の場合、bが厚い用紙又は用紙の枚数
が多い場合である。すなわち、案内板を用紙に圧接させ
てから案内板を後退させる距離は用紙の厚さや枚数に関
係なく一定である。したがつて、厚い用紙や用紙の枚数
が多い場合は用紙の抵抗があり、実質的に用紙と印字ヘ
ツドとの間のギヤツプが少なくなり、印字品質に影響す
る問題がある。
問題点を解決するための手段 この考案は、相対向する側板に、印字ヘツドとプラテン
に対向する案内板とが搭載されたキヤリアを摺動自在に
嵌合保持するキヤリアシヤフトをプラテンから離反する
方向に付勢して進退自在に装着し、前記キヤリアシヤフ
トの両端に連結されたローラに当接して前記案内板が前
記プラテンに当接する位置から所定量離反する位置まで
前記キヤリアシヤフトを進退させる偏心カムをステツプ
モータに連結して前記側板に回転自在に装着し、前記ス
テツプモータを駆動して前記案内板を前記プラテン上の
用紙に圧接させて前記ステツプモータを停止させた後に
そのステツプモータを逆転させて前記印字ヘツドと前記
プラテンとのギヤツプを調整するようにした印字ギヤツ
プ調整位置において、前記偏心カムの外周面に、回転中
心からの半径が最小となる位置から一定角度の範囲にわ
たり単位回転角に対する半径の増加率が大きな第一の弧
面と、この第一の弧面の終端位置から一定角度の範囲に
わたり単位回転角に対する半径の増加率が前記第一の弧
面の半径の増加率より少なく前記案内板が前記プラテン
にセツトされた用紙に当接する位置を含む第二の弧面と
を連続させて形成したことを特徴とする。
作用 したがつて、プラテンから案内板を離反させた状態で用
紙をセツトし、ステツプモータを一方向に回転すると、
ローラは偏心カムの第一の弧面から第二の弧面に向けて
押圧され、キヤリア上の案内板が用紙を圧接した時点で
ステツプモータが脱調し、この脱調した後も一定パルス
駆動されてから停止する。次に、印字ギヤツプに相当す
る一定のパルス数をもつてステツプモータを逆転する
と、ローラは偏心カムの第二の弧面から第一の弧面に向
けて受けられ、セツトされて用紙の厚さに応じていずれ
かの弧面で受けられた状態になる。セツトされた用紙が
厚みなり又は枚数が多くなるに従いローラの停止位置は
第一の弧面の回転中心からの半径が最小となる位置に近
づくことになり、ステツプモータの停止位置からの駆動
パルスの数が一定であつても用紙が厚くなり又は枚数が
多くなるに従いキヤリアの後退距離が多くなり、印字ギ
ヤツプが補正される。
実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説
明する。1は相対向する側板で、これらの側板1にはプ
ラテン2と直交する方向に長い長孔3が形成されている
とともに軸受4が固定されている。長孔3にはキヤリア
シヤフト5が摺動自在に嵌合され、軸受4にはキヤリア
ガイドシヤフト6が回転自在に嵌合されている。キヤリ
アシヤフト5に摺動自在に嵌合されたキヤリア7の前方
には印字ヘツド8と案内板であるカードホルダ9とが固
定され、後方にはキヤリアガイドシヤフト6上を転動す
るガイドローラ10が回転自在に取付けられている。ま
た、キヤリアガイドシヤフト6には、両端に位置する偏
心カム11と一端に位置するギヤ12とが固定され、このギ
ヤ12はステツプモータ13に直結されたギヤ14に噛合され
ている。そして、これらの偏心カム11の外周面には、回
転中心からの半径が最小となる位置Aから位置Bに至る
一定角度の範囲にわたり単位回転角に対する半径の増加
率が大きな第一の弧面15と、この第一の弧面15の終端位
置Bから位置Cに至る一定角度の範囲にわたり単位回転
角に対する半径の増加率が第一の弧面15の半径の増加率
より少ない第二の弧面16と、突部17とが連続されて形成
されている。第1図における一点鎖線のサークル11a
は、第一の弧面15と第二の弧面16とを対比するために偏
心カム11の回転中心を半径とする円である。
すなわち、第3図に示すように、横軸に偏心カム11の回
転角をとり、縦軸に偏心カム11の半径の変化をとり、偏
心カム11の単位回転角に対する半径の変化を示すと、A
からBの間が半径の増加率の大きい第一の弧面15におけ
る半径の変化率、BからCの間が第二の弧面16における
半径の変化率である。
次いで、左右の側板1には外側に突出する案内軸18が立
設され、これらの案内軸18にそれぞれ摺動自在に嵌合さ
れる長孔19を有する左右一対の可動体20が設けられ、こ
れらの可動体20の一端にはキヤリアシヤフト5の両端が
保持され、キヤリアシヤフト5の両端と案内軸18とにス
プリング21を張設することにより可動体20が偏心カム11
側に付勢されている。さらに、可動体20の他端には偏心
カム11に接触するローラ22が回転自在に支承されてい
る。なお、第一の弧面15及び第二の弧面16の端部と突部
17とを結ぶ曲率半径はローラ22の半径と略一致するよう
に設定されている。
このような構成において、まず、プラテン2に用紙をセ
ツトしない状態でステツプモータ13を一方向に回転さ
せ、最初は偏心カム11の第一の弧面15によりローラ22を
押圧し、続いて第二の弧面16によりローラ22を押し、案
内板9をプラテン2に当接させる。この当接によりステ
ツプモータ13が脱調するが、その後ステツプモータ13を
逆転させ、偏心カム11を反転させることにより、スプリ
ング21の付勢力により可動体20を復帰させる。これによ
り、キヤリアシヤフト5とキヤリア7とがプラテン2か
ら離反し、第一の弧面15と突部17との間でローラ22を受
け止めたところでステツプモータ13が脱調する。この時
のプラテン2と印字ヘツド8との間隔は最大である。
この状態で、プラテン2の外周面に用紙がセツトされ
る。そして、前述したように、パルス数に余裕をもつて
ステツプモータ13を一方向に回転させ、最初は偏心カム
11の第一の弧面15によりローラ22を押圧し、続いて第二
の弧面16によりローラ22を押し、案内板9をプラテン2
上の用紙に当接させる。この場合、薄い用紙程偏心カム
11がローラ22を押圧する部分は半径が最大となるC位置
に近づく。この当接によりステツプモータ13が脱調する
が、この脱調する時に偏心カム11がローラ22を押圧する
部分は、第3図に示すように、薄い用紙の時にはa、厚
い用紙又は用紙の枚数が多い時にはbである。その後ス
テツプモータ13を所望の印字ギヤツプに相当するパルス
数nをもつて逆転させ、偏心カム11を反転させることに
より、スプリング21の付勢力により可動体20を復帰させ
る。この時、最終的に偏心カム11がローラ22を受ける部
分は、薄い用紙の場合にa′であり、厚い用紙又は用紙
の枚数が多い場合にb′である。これにより、キヤリア
シヤフト5とキヤリア7とがプラテン2から離反し、用
紙と印字ヘツド8との間に印字ギヤツプが形成される。
このようにキヤリア7がプラテン2から離反する過程で
は、ローラ22はまず偏心カム11の第二の弧面16に受けら
れ、続いて第一の弧面15に受けられ、偏心カム11の単位
回転角に対する第二の弧面16の半径の減少率より第一の
弧面15の半径の減少率の方が大きくなり、したがつて、
用紙が厚くなり又は枚数が多くなるに従いキヤリア7の
後退距離が多くなり、印字ギヤツプが補正される。これ
により、用紙の厚さや枚数が変化しても、用紙と印字ヘ
ツド8との実質的ギヤツプを一定にすることができる。
第3図には点線をもつて従来の偏心カムの回転角と半径
との関係を重ねて示すが、印字ギヤツプの補正量は、薄
い用紙の場合に であり、厚い用紙又は用紙の枚数が多い場合に である。
考案の効果 この考案は上述のように構成したので、プラテンから案
内板を離反させた状態で用紙をセツトし、ステツプモー
タを一方向に回転すると、ローラは偏心カムの第一の弧
面から第二の弧面に向けて押圧され、キヤリア上の案内
板が用紙を圧接した時点でステツプモータが脱調し、こ
の脱調した後も一定パルス駆動されてから停止し、次
に、印字ギヤツプに相当する一定のパルス数をもつてス
テツプモータを逆転すると、ローラは偏心カムの第二の
弧面から第一の弧面に向けて受けられ、セツトされた用
紙の厚さに応じていずれかの弧面で受けられた状態にな
り、セツトされた用紙が厚くなり又は枚数が多くなるに
従いローラの停止位置は第一の弧面の回転中心からの半
径が最小となる位置に近づくことになり、ステツプモー
タの停止位置からの駆動パルスの数が一定であつても用
紙が厚くなり又は枚数が多くなるに従いキヤリアの後退
距離が多くなり、印字ギヤツプを補正することができ、
しかも、ステツプモータの脱調を検出するためにエンコ
ーダや検出回路を不要にすることができ、これにより、
コストダウンを図ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は側面図、第2図は斜視図、第3図は偏心カ
ムの回転角と半径との関係を示すグラフ、第4図は従来
の偏心カムの回転角と半径との関係を示すグラフであ
る。 2……プラテン、5……キヤリアシヤフト、7……キヤ
リア、8……印字ヘツド、9……案内板、11……偏心カ
ム、13……ステツプモータ、15……第一の弧面、16……
第二の弧面、22……ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する側板に、印字ヘツドとプラテン
    に対向する案内板とが搭載されたキヤリアを摺動自在に
    嵌合保持するキヤリアシヤフトをプラテンから離反する
    方向に付勢して進退自在に装着し、前記キヤリアシヤフ
    トの両端に連結されたローラに当接して前記案内板が前
    記プラテンに当接する位置から所定量離反する位置まで
    前記キヤリアシヤフトを進退させる偏心カムをステツプ
    モータに連結して前記側板に回転自在に装着し、前記ス
    テツプモータを駆動して前記案内板を前記プラテン上の
    用紙に圧接させて前記ステツプモータを停止させた後に
    そのステツプモータを逆転させて前記印字ヘツドと前記
    プラテンとのギヤツプを調整するようにした印字ギヤツ
    プ調整装置において、前記偏心カムの外周面に、回転中
    心からの半径が最小となる位置から一定角度の範囲にわ
    たり単位回転角に対する半径の増加率が大きな第一の弧
    面と、この第一の弧面の終端位置から一定角度の範囲に
    わたり単位回転角に対する半径の増加率が前記第一の弧
    面の半径の増加率より少なく前記案内板が前記プラテン
    にセツトされた用紙に当接する位置を含む第二の弧面と
    を連続させて形成したことを特徴とする印字ギヤツプ調
    整装置。
JP372388U 1988-01-14 1988-01-14 印字ギヤツプ調整装置 Expired - Lifetime JPH0753975Y2 (ja)

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JPH01108754U JPH01108754U (ja) 1989-07-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2691998B2 (ja) * 1988-11-26 1997-12-17 富士通株式会社 印字ヘッドと用紙間のギャップ設定方法

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JPH01108754U (ja) 1989-07-24

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