JPH075381Y2 - 衝撃吸収ロバーバルを有する電子天秤 - Google Patents

衝撃吸収ロバーバルを有する電子天秤

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JPH075381Y2
JPH075381Y2 JP1988092531U JP9253188U JPH075381Y2 JP H075381 Y2 JPH075381 Y2 JP H075381Y2 JP 1988092531 U JP1988092531 U JP 1988092531U JP 9253188 U JP9253188 U JP 9253188U JP H075381 Y2 JPH075381 Y2 JP H075381Y2
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恭平 大山
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁平衡式の秤量装置に係り、特に衝撃吸収機
構に改良を加えた電子天秤に関する。
〔従来の技術〕
電子天秤は、秤量物の荷重による荷重伝達機構の微小な
変位を検出し、この変位がゼロとなるように電磁力を利
用した復元力を加えて再び自動的に平衡するような作動
を行う自動サーボ機構を有している。この機構における
帰還電流は加えられた荷重に比例したものとなるので、
この電流を測定することによりって加えられた荷重を測
定することをその原理としている。
電子天秤は以上の原理により極めて微小な量の測定が可
能となるが、測定を可能とするために荷重を伝達する機
構、この機構により伝達された荷重を平衡させる機構等
も非常に精密に構成してある。このため、秤量以上の荷
重が加わったりするとその機構に狂いが生じたり、場合
によっては破壊されてしまう。特に秤量皿に秤量物を落
下させた場合には、瞬間的に秤量物の何倍もの荷重が装
置に加わり、装置の破壊につながる危険性が極めて大き
い。このため最近の装置では、この瞬間的な大荷重から
装置を保護するため、何らかの衝撃吸収機構が設置され
ていることが多い。
以下電子天秤の機構の概略を説明し、従来型衝撃吸収機
構の説明に至る。
第3図において、符号1は上部副桿、2はこの上部副桿
1に平行に位置した下部副桿であり、両者1及び2の一
端は電磁部本体を構成するフレーム3に対して板バネ
4、5を介して各々接続している。一方これら上下の副
桿の他端に対しては前記板バネと同様の板バネ7、8を
介して浮枠6が接続しており、以上の上下副桿1、2、
フレーム3及び浮枠6によりロバーバル機構を構成して
いる。
一方フレーム3内には電磁部本体が収容されている。こ
の電子部本体は、ヨーク9と、ヨーク9内に配置したマ
グネット10と、このマグネット10の上部に位置するポー
ルピース11と、ポールピース11の周囲に配置したボビン
13と、このボビン13に形成したコイル12とから成ってい
る。またボビン13はビーム14に固定してあり、ビーム14
と共に変位するようになっている。ビーム14は前記フレ
ーム3に取り付けた板バネ15に接続しており、この板バ
ネ15を支点として揺動するようになっている。
以上に示した構成において、後述する過程を経て浮枠6
に加えられた秤量物の荷重は吊りバンド17を介してビー
ム14に伝達される。この際前記ロバーバル機構はビーム
14の変位を正確に案内する作用を果たす。ビーム14は加
えられた荷重により支点15を中心として揺動しようとす
る。この変位は位置センサ(図示せず)により検出さ
れ、ビームの変位を平衡させるようにコイル12に電磁力
を発生させる。この際の電力を測定することにより秤量
物の荷重を正確に測定する。
〔考案が解決しようとする課題〕
次にこの機構を瞬間的な大荷重から防護するための機構
について説明する。
18は接続部材19を介して浮枠6と接続する皿受であり、
秤量皿はこの皿受19に載置される。20は秤量皿であり、
この秤量皿20の裏面の四隅に衝撃吸収部材が配置してあ
る。21は衝撃吸収部材を示し、内部にはコイルバネ22が
収納してある。通常は秤量皿20に載置された秤量物の荷
重はこの衝撃吸収部材21、皿受18、接続部材19を介して
浮枠6に伝達され、前述の方法により荷重が測定される
ことになる。
次に瞬間的な大荷重が加わった場合には衝撃吸収部材21
内のコイルバネ22によりその荷重を吸収するようになっ
ている。然しこの構成は瞬間的な荷重を吸収するには比
較的高い効果を発揮するものの、次のような問題があ
る。
即ち、秤量皿20の四隅を弾性体であるコイルバネにより
支えているため、秤量皿中央から偏心して秤量物を配置
すると秤量皿20が傾いてしまい、皿受18及び浮枠6に対
して秤量物の荷重の一部が捩じり応力として伝達される
などの理由により正しい測定が不可能となってしまう。
また衝撃吸収機構は、コイルバネのストローク分を確保
する必要上、その大きさをあまり小さくすることはでき
ず、秤量皿を載置すると秤量装置全体が背の高いものと
なり外観上も問題である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上の問題点に鑑み構成したものであり、秤量
皿側に衝撃吸収機構を設置する従来構成に代えて、装置
内部に衝撃吸収機構(ショックアブソーバ)を配置し、
かつその機構をロバーバル機構とすることにより偏荷重
が加わっても秤量皿が傾かず正確な測定を可能とするよ
うにした装置である。
〔作用〕
秤量皿に加わった衝撃は衝撃吸収機構であるロバーバル
機構により吸収されて荷重伝達経路のうち、浮枠以降に
この大荷重が伝達されるのを防止する。通常の荷重測定
時にはこのロバーバル機構は作用せず、単なる荷重伝達
部材として作用し、かつ偏荷重が加わってもこのロバー
バル機構により秤量皿が傾くの防止し、常時適正な荷重
測定を可能にする。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参考に具体的に説明する。
なお、第3図と同一符号は同一部分を示す。
第1図及び第2図において、符号30は荷重伝達機構であ
るロバーバル機構の一部を構成する浮枠6の両側に取り
付けた接続部材である。矢印31は一端をこの接続部材30
に取り付けた衝撃吸収機構たるロバーバル機構を示す。
なお前述の荷重伝達機構の案内を行うロバーバル機構と
区別するためこのロバーバル機構を「衝撃吸収ロバーバ
ル」と称し、前記案内を行う装置本体のロバーバル機構
は「本体ロバーバル」と以下称する。
次にこの衝撃吸収ロバーバル31の構成を詳細に説明す
る。32および33は平行に配置した板バネであり、両板バ
ネ32、33の一端は取り付け部材34により前記接続部材30
側に固定してある。また他端は支持部材35を取り付けて
ある。これら上下の板バネ32、33、を取り付け部材34及
び支持部材35によりロバーバル機構(衝撃吸収ロバーバ
ル)を構成し、かつこの衝撃吸収ロバーバル31のうち支
持部材35は皿受36を支持するようになっている。また上
下の板バネ32、33に対しては取り付け部材34及び支持部
材35の近傍に薄肉部32a、33aを形成し、予め設定してあ
る以上の荷重が加わった場合に衝撃吸収ロバーバル全体
がロバーバル機構として適正に作動するようにしてあ
る。
以上のように構成した衝撃吸収ロバーバル31は第2図に
示すように浮枠6の両側に各々配置してある。次の秤量
皿37はこの皿受36に載置するだけで、別段衝撃吸収機構
は設けていない。図示の構成では支持ピン38を介して皿
受36に載置するようになっているが、このような支持部
を全く設けずに直接皿受36に載置してもよい。
以上に示した構成において、秤量皿37に載置された秤量
物の荷重は皿受36、支持部材35、上下の板バネ32、33、
取り付け部材34、接続部材30を介して本体ロバーバルの
浮枠6に至り、かつビーム14に伝達されて電磁的平衡が
加えられ、荷重の測定が行われる。即ち、通常の荷重測
定の場合には、衝撃吸収ロバーバル31は全く変形しない
で単なる荷重伝達部材として機能し、秤量物の荷重を本
体側ロバーバルに伝達する装置として作用する。
次に秤量皿に物を落下させる等して秤量皿に瞬間的に大
荷重が加わると、その荷重は皿受け36、衝撃吸収ロバー
バルの支持部材35を介して上下の板バネ32、33に対して
曲げ応力として作用する。この結果衝撃吸収機構は変形
してロバーバルとして作用し、瞬間的な荷重を吸収する
ことによって本体側ロバーバルにこの荷重が伝達される
のを防止する。これにより装置本体の狂い、破壊が生じ
るのを防止する。
なお、通常の荷重測定時に、秤量皿37の中心から偏心し
た位置に秤量物を配置しても、一対の衝撃吸収ロバーバ
ルはロバーバル機構本来の機能に基づきその変位を適正
に案内するため皿の傾きは殆ど生ぜず四隅誤差は殆どな
く、適正な荷重測定が可能である。
また、どの程度の衝撃からこの衝撃吸収機構をロバーバ
ルとして作動させるかは衝撃吸収ロバーバルの上下の板
バネの弾性を調節するすることにより容易に達成され
る。
〔効果〕
本考案は以上にその構成を具体的に説明したように、本
体側ロバーバル機構に案内される荷重伝達機構と秤量皿
等の秤量物の荷重負荷部との間に、案内機能と衝撃吸収
機能の両方を有する衝撃吸収ロバーバル機構が独立して
一対配置されているので、通常の荷重測定時には例え偏
荷重を加えても各衝撃吸収ロバーバルが案内機構として
作用し、荷重伝達機構には正確な荷重が伝達されて正確
な重量測定が可能となる。
また予め設定した以上の瞬間的大荷重が加わるとロバー
バル機構として作用して変形して、その荷重を吸収し、
本体側の機構に狂いが生じたり、破壊されたりするのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電子天秤の荷重伝達機構
の縦断面図、第2図は第1図のA−A線による断面図、
第3図は従来の瞬間荷重吸収機構を示す図である。 6……浮枠、14……ビーム、18、36……皿受け、20、37
……秤量皿、30……接続部材、31……衝撃吸収ロバーバ
ル、32、33……板バネ、34……取り付け部材、35……支
持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に平行に配置されかつ一端がフレーム
    に取り付けられた一対の副桿、及びこれら一対の副桿の
    他端に設けられた浮枠により案内機構としてのロバーバ
    ル機構が構成され、浮枠に負荷された測定対象の荷重は
    このロバーバル機構に案内されて電磁部に伝達されるよ
    う構成した電子天秤において、前記浮枠の両側には平行
    する一対の板バネがそれぞれ取り付けられ、かつこれら
    各板バネの他端には支持部材がそれぞれ設けられること
    により一対の衝撃吸収ロバーバルが前記案内機構として
    のロバーバル機構と平行にそれぞれ形成され、秤量皿が
    載置される皿受けは前記衝撃吸収ロバーバルの一部を成
    す一対の支持部材により支持されることにより、偏荷重
    による秤量皿の傾きの防止と衝撃吸収とを両立するよう
    構成したことを特徴とする衝撃吸収ロバーバルを有する
    電子天秤。
JP1988092531U 1988-07-14 1988-07-14 衝撃吸収ロバーバルを有する電子天秤 Expired - Lifetime JPH075381Y2 (ja)

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JPH0214041U JPH0214041U (ja) 1990-01-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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