JPH07533B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH07533B2
JPH07533B2 JP5321586A JP5321586A JPH07533B2 JP H07533 B2 JPH07533 B2 JP H07533B2 JP 5321586 A JP5321586 A JP 5321586A JP 5321586 A JP5321586 A JP 5321586A JP H07533 B2 JPH07533 B2 JP H07533B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、無機顔料の表面が水溶性コラーゲンまたはそ
の誘導体と後記特定のアニオン性高分子とからなる複合
体によって被覆された被覆顔料を配合した非水系の化粧
料に関する。更に詳しくは、肌へのなじみや密着性が良
好で、化粧くずれし難く、しっとりとしたうるおいのあ
る肌を保持し、肌荒れを防止し得る等の優れた効果を与
え得る非水系の化粧料に関する。
(従来の技術) 従来、化粧料用の顔料として、例えばタルク,カオリ
ン,マイカ,セリサイト,雲母チタン,酸化チタン等、
種々の無機顔料が使用されているが、顔料表面の極性が
皮膚表面の極性とかけはなれていることや顔料自身に水
分保持能が無いために、かかる無機顔料を配合した化粧
料(例えばパウダーファンデーション,プレストパウダ
ー,ホホ紅,パウダーアイシャドウ,フェースパウダ
ー,ベビーパウダー等)は、肌へのなじみや密着性がわ
るい欠点があった。また、その化粧料は、化粧塗布膜に
水分保持力が無いために、秋,冬の乾燥した季節には肌
がカサついたり、粉が浮き上る欠点があった。
また無機顔料の肌への密着性を改良するために、無機顔
料の表面を金属石鹸により被覆した被覆顔料を配合する
ことが従来より行なわれている。
しかしながら、金属石鹸被覆顔料は、表面の親水性−親
油性のバランスが親油性に偏りすぎて吸油量が著しく少
ないために、打型製品(例えば、パウダーファンデーシ
ョン,パウダーアイシャドウ,ホホ紅等)の場合は、配
合し得る油性バインダーの量が著しく少なくなって、ソ
フト感の向上が困難となる他、ケーキ表面におけるテカ
リ(光沢ムラ)の発生等の問題が生じる。また水使用タ
イプのパウダーファンデーションに金属石鹸被覆顔料を
配合すると撥水性は向上する反面、水分保持能は低下
し、しっとりとした良好な感触を与えることができな
い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来技術の難点を悉く改良したものであっ
て、発明の目的とするところは、肌へのなじみ,密着
性,化粧もち等が良好で、肌の水分を保持し、肌荒れを
防止し得る非水系の化粧料を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の上記目的は、無機顔料の表面が、平均分子量10
万以上70万以下の水溶性コラーゲンまたはその誘導体
と、ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,アルギン酸,
ペクチン酸,カラギーナンからなる群から選択されたア
ニオン性高分子とからなる複合体によって被覆されてい
る被覆顔料を配分してなる非水系の化粧料によって達成
される。
本発明に使用する前記の被覆顔料は、基体を構成してい
る無機顔料の表面が平均分子量10万以上70万以下の水溶
性コラーゲンまたはその誘導体と、前記のアニオン性高
分子とからなる複合体の被膜によって実質的に被覆され
ており、その被覆状態は通常実質的に均一である。
被覆顔料の基体を構成している無機顔料としては、例え
ば、タルク,カオリン,マイカ,セリサイト,硫酸バリ
ウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,石コウ,ケ
イ酸アルミニウム,ケイ酸マグネシウム,酸化チタン,
ベンガラ,黄酸化鉄,黒酸化鉄,紺青,群青,亜鉛華,
雲母チタン等を挙げることができる。
前記の水溶性コラーゲンは、子牛,子豚,子羊の皮膚か
ら抽出された蛋白質で、3本のポリペプチド鎖がらせん
状に束になった形で存在し、水分保持能に優れ、抗原性
が極めて少ない安全性の高いものである。
水溶性コラーゲンは、前記動物の皮膚から弱酸性または
弱アルカリ性の水溶液、あるいは中性塩の水溶液で抽出
するか、または前記動物の皮膚を酸性条件下にペプシン
で処理し、分子架橋を切断した後、酸水溶液で抽出する
ことによって得られる。
前記の水溶性コラーゲン誘導体としては、水溶性コラー
ゲンのカルボキシル基をメチルエステル化したメチルエ
ステル化コラーゲン、やエチルエステル化したエチルエ
ステル化コラーゲン等を挙げることができる。
水溶性コラーゲンまたはその誘導体の平均分子量は前記
の如く、10万以上70万以下である。平均分子量が10万よ
りも小さくなると被覆顔料の粒子が凝集しやすく、皮膚
への密着性がわるくなるので好ましくない。また平均分
子量が70万よりも大きくなると肌にしっとりとした良い
感触を与えることができない。
水溶性コラーゲンまたはその誘導体と複合体を構成して
いるアニオン性高分子は、ヒアルロン酸,コンドロイチ
ン硫酸,アルギン酸,ペクチン酸またはカラギーナンで
ある。
被覆顔料において、基体の無機顔料の表面を被覆してい
る、水溶性コラーゲンまたはその誘導体と前記アニオン
性高分子とからなる複合体の量(付着量)は、無機顔料
の重量を基準として0.1〜10重量%、好ましくは0.4〜5
重量%である。0.1重量%よりも少ない場合は本発明の
前記効果が低下し、10重量%よりも多くなると被覆顔料
の粒子同士が凝集や固化を起こしやすく、またそれを配
合した化粧料の伸びがわるくなりやすい。
前記の被覆顔料は、下記の如くして製造される。平均分
子量が10万以上70万以下の水溶性コラーゲンが溶解して
おり、かつ無機顔料が分散しているPH5.5以下の該コラ
ーゲン水溶液に、攪拌下にアニオン性高分子(但しヒア
ルロン酸,コンドロイチン硫酸を除く)のナトリウム塩
またはカリウム塩の水溶液を添加してPHを3.0以上5.5以
下に調整することによって、水溶性コラーゲンと前記ア
ニオン性高分子とからなる複合体が形成され、無機顔料
の表面に沈着する。
アニオン性高分子が、ヒアルロン酸またはコンドロイチ
ン硫酸の場合は、それらのナトリウム塩またはカリウム
塩の水溶液を添加後、更にエチルアルコール,アセトン
等の水混和性有機溶剤を添加することによって、前記複
合体の無機顔料表面への沈着を助長,促進させる。
水溶性コラーゲンの誘導体が、メチルエステル化コラー
ゲン,エチルエステル化コラーゲン等のエステル化コラ
ーゲンの場合は、エステル化コラーゲンが溶解してお
り、かつ無機顔料が分散している系のPHが9.0以下であ
る点およびアニオン性高分子の塩の水溶液を添加してPH
を3.0以上9.0以下に調整する以外は、上記水溶性コラー
ゲンとの場合と同様にして製造することができる。
水溶性コラーゲンおよびエステル化コラーゲンの等電点
はそれぞれ約9.0および約11.0である。これらのコラー
ゲンは、その等電点以下のPH領域では正電荷を帯びてお
り、アニオン性高分子の負電荷と電気的な相互作用によ
り複合体を形成する。
この複合体は、水相から相分離すると同時に無機顔料の
表面に沈着して、無機顔料の粒子表面は複合体により被
覆される。
尚、前記の複合体の形成に使用する、水溶性コラーゲン
またはその誘導体とアニオン性高分子の塩の量(使用
量)は、重量比として通常1:2〜2:1の範囲内である。
本発明の化粧料における被覆顔料の使用量(配合量)
は、パウダー状の化粧料の場合は1〜100重量%(重量
%は組成物の重量基準)、ケーキ状の化粧料および練物
化粧料の場合は配合する全粉体の重量を基準として1〜
100重量%である。
本発明の化粧料において、被覆顔料と併用し得る顔料と
しては、前記の無機顔料や有機顔料が挙げられる。
本発明の化粧料に配合し得る他の基材としては、油性物
質,多価アルコール,糖類,金属石鹸類,界面活性剤,
シリコン油,紫外線吸収剤,防腐剤,香料等を挙げるこ
とができる。
前記の油性物質としては、例えば、液状,ペースト状ま
たは固形の炭化水素類,油脂類,合成トリグリセリド
類,高級脂肪酸,高級アルコール,合成エステル油,ワ
ックス類等が挙げられる。
尚、本発明に使用する水溶性コラーゲンまたはその誘導
体と前記アニオン性高分子とからなる複合体によって被
覆された被覆顔料を、乳化型ファンデーション等の水を
含有する化粧料に配合することもできる。
本発明の非水系の化粧料は、フェースパウダー,ベビー
パウダー,アフターシェーブパウダー,アイシャドウ等
のパウダー状化粧料、パウダーファンデーション,パン
ケーキ,アイシャドウ,ホホ紅等のケーキ状化粧料、油
性ファンデーション,ホホ紅等の練り物化粧料に適用さ
れる。
(本発明の効果) (1) 本発明に使用する被覆顔料は、皮膚に対する親
和性,付着性が良好でかつ水分保持能(保湿性)が高い
ので、これを配合した本発明の化粧料は、肌へのなじみ
や密着性が良好で、化粧くずれし難く、しっとりとした
うるおいのある肌を保持し、肌荒れを防止し得る等、そ
の特異性は著しく、商品価値は極めて高い。
(実施例) 以下、実施例について説明する。
実施例に記載の部とは重量部を、%とは重量%を意味す
る。実施例に示したパウダーファンデーションの官能テ
スト、プレストパウダーの官能テスト、油性ファンデー
ションの官能テストの各試験法は下記の通りである。
(1) パウダーファンデーションの官能テストパウダ
ーファンデーションをスポンジパフで塗布し、塗布着後
に、皮膚への密着性、しっとりした感触を評価し、塗布
4時間後にしっとりした感触の持続性、化粧もちの良さ
を評価した。テストは女子20人のパネラーによって1週
間行なった。評価点数は各試験項目において良いを5
点,やや良いを4点,普通を3点,ややわるいを2点,
わるいを1点として合計し、20人の平均点を算出して表
示した。
(2) パウダーファンデーションの肌荒れ防止能テス
ト パウダーファンデーションA,Bを11月下旬〜12月中旬の2
0日間長期連用テストした。Aを用いるパネラー20名、
Bを用いるパネラー20名としいずれも肌荒れをおこしや
すいドライスキンの人をパネラーに選んだ。使用方法
は、同一条件とするため下地クリームを用いた後パウダ
ーファンデーションをスポンジで塗布した。20日後、肌
荒れを防いだ、を5点,肌荒れをやや防いだ、を3点,
肌荒れを防がなかった、を1点として合計し、20人の平
均点を算出して表示した。
(3) プレストパウダーの官能テスト 乳化型ファンデーションを顔全面に塗布した後、プレス
トパウダーをパウで塗布し、塗布直後に皮膚への密着
性,仕上り効果,しっとりとした感触を評価し、また塗
布4時間後にしっとりした感触の持続性,化粧もちの良
さを評価した。その他の評価方法等はパウダーファンデ
ーションの官能テストの場合と同じ。
(4) 油性ファンデーションの官能テスト パウダーファンデーションの代りに油性ファンデーショ
ンを使用する他は、パウダーファンデーションの官能テ
ストの場合と同様に行う。
実施例1 (1) 被覆顔料の製造 セリサイト1000部を精製水5000部の中に均一分散した分
散液に、平均分子量30万の水溶性コラーゲンの1%水溶
液1000部を添加し、攪拌下に10%酢酸水溶液でPHを3.0
に調整する。その後、攪拌下に高分子量のヒアルロン酸
ナトリウム(平均分子量100万)の1%水溶液1000部を
添加し1N水酸化ナトリウム水溶液を加えPHを4.0にし、
ついでエタノール4000部を加えコラーゲンBとヒアルロ
ン酸とからなる複合体を顔料(セリサイト)の表面上に
沈着させる。次にこのサスペンジョンを遠心過し、水
洗した後、エタノールで洗浄し、室温下で減圧乾燥後、
流動型ミキサーで粉砕して、セリサイトの表面が前記の
コラーゲンとヒアルロン酸とからなる複合体(以下、複
合体Aという)で被覆された被覆顔料(複合体Aの付着
量は1.8%)(以下、複合体A被覆セリサイトという)
の微粉末を得た。
またセリサイトの代りに、タルクおよび酸化チタンを使
用する他は、前記同様に行なって、複合体A被覆タルク
(複合体Aの付着量は1.9%)と複合体A被覆酸化チタ
ン(複合体Aの付着量は1.8%)を得た。
(2) パウダーファンデーションの調製 流動型ミキサーの中に、前記(1)で得られた複合体A
被覆セリサイト64.7部と複合体A被覆タルク5部と複合
体A被覆酸化チタン15部と、ベンガラ1部と黄酸化鉄3
部と黒酸化鉄0.3部を入れて、10分間攪拌下に混合した
後、これにスクワラン8部とワセリン3部と香料適量部
からなる混合物(70℃)を徐々に添加し、その後10分間
攪拌を続けた。次にこれを取り出し、粉砕した後、40メ
ッシュのふるいを通し、金皿にプレス充填して製品を得
た。
得られた本発明のパウダーファンデーションの官能テス
トを前記の如く行なった。
本発明によるパウダーファンデーションは下地クリーム
を用いなくても良好な使用感と効果を与えることができ
る。すなわちその評価点は、皮膚への密着性が4.9点,
しっとりした感触が4.8点,しっとりした感触の持続性
が4.7点,化粧もちの良さが4.6点であった。
また肌荒れ防止能テストの結果は5.0点で、肌荒れをや
や認れる〜認めるの人が皆無であった。この結果から明
らかなように、パウダーファンデーションの性能におい
て、後記の比較例1,比較例2よりも優れており、本発明
化粧料の作用効果の特異性は著しい。
比較例1 複合体A被覆セリサイト,複合体A被覆タルク,複合体
A被覆酸化チタンの代りに、未処理(通常)のセリサイ
ト,タルク,酸化チタンを使用する他は、実施例1の
(2)と同様に行なって、比較のパウダーファンデーシ
ョンを調製した。得られたファンデーションの官能テス
トを行なった結果、その評価点は、皮膚への密着性が2.
8点,しっとりした感触が2.9点,しっとりした感触の持
続性が3.1点,化粧もちの良さが3.2点であった。肌荒れ
防止能テストの結果は3.1点であった。
比較例2 複合体A被覆セリサイト64.7部,複合体A被覆タルク5
部,複合体A被覆酸化チタン15部の代りに、セリサイト
63.4部,タルク4.9部,酸化チタン14.7部,前記コラー
ゲンの粉末0.85部,ヒアルロン酸ナトリウム0.85部を使
用する他は実施例1の(2)と同様に行なって、比較の
パウダーファンデーションを調製した。このパウダーフ
ァンデーションの官能テストを前記の如く行なった結
果、その評価点は、皮膚への密着性は2.8点,しっとり
した感触が3.0点,しっとりした感触の持続性は2.8点,
化粧もちの良さが2.9点であった。
また肌荒れ防止能テストの結果は3.4点であった。
実施例2 (1) 被覆顔料の製造 マイカ1000部を精製水5000部の中に均一分散した分散液
に、平均分子量30万のメチルエステル化コラーゲンの1
%水溶液2500部を添加し、攪拌する。次いでコンドロイ
チン硫酸ナトリウムの1%水溶液1500部を添加した。PH
は6.5であった。
その後エタノール4000部を加える。かくしてメチルエス
テル化コラーゲンとコンドロイチン酸とからなる複合体
を顔料(マイカ)の表面上に沈着させる。以下実施例1
の(1)と同様に過,水洗,エタノール洗浄,乾燥,
粉砕してメチルエステル化コラーゲンとコンドロイチン
硫酸とからなる複合体(以下、複合体Bという)で被覆
された被覆顔料(複合体Bの付着量は3.8%)(以下、
複合体B被覆マイカという)の微粉末を得た。マイカの
代りに、酸化チタン,カオリンを使用する他は前記と同
様に行ない、複合体B被覆酸化チタン(複合体Bの付着
量は4.0%)および複合体B被覆カオリン(複合体Bの
付着量は3.9%)を得た。
(2) プレストパウダーの調製 前記(1)で得られた複合体B被覆マイカ56.8部と複合
体B被覆酸化チタン3部と複合体B被覆カオリン33部と
ベンガラ0.7部と黄酸化鉄1.5部をミキサーに入れて10分
間攪拌して混合した後、これに、スクワラン5部と香料
適量部との混合物を添加し、引続き10分間攪拌して混合
した。その後この混合物を取り出し、粉砕し、金皿にプ
レス充填して製品とする。
得られた本発明のプレストパウダーの官能テストを前記
の如く行なった結果、その評価点は、皮膚への密着性が
4.8点,仕上がり効果が4.5点,しっとりした感触は4.7
点,しっとりした感触の持続性が4.6点,化粧もちの良
さは4.6点であった。このように本発明のプレストパウ
ダーの性能は後記比較例3よりも優れており、複合体B
被覆顔料の作用,効果の特異性は著しい。
比較例3 複合体B被覆マイカ,複合体B被覆酸化チタン,複合体
B被覆カオリンの代りに、未処理(通常)のマイカ,酸
化チタン,カオリンを使用する他は、実施例2の(2)
と同様に行なって比較のプレストパウダーを調製した。
得られたプレストパウダーの官能テストを前記の如く行
なった結果、その評価点は、皮膚への密着性が3.1点,
仕上がり効果が3.0点,しっとりした感触が2.7点,しっ
とりした感触の持続性が3.1点,化粧もちの良さが2.9点
であった。
実施例3 (1) 被覆顔料の製造 雲母チタン1000部を精製水5000部の中に均一分散した分
散液に分子量60万の水溶性コラーゲンの1%水溶液500
部を添加し5%クエン酸を攪拌下に加え、PHを8.5に調
整する。
次いで、アルギン酸ナトリウムの1%水溶液1000部を添
加した後1N水酸化ナトリウム水溶液でPHを4.5に調整す
ることにより水溶性コラーゲンとアルギン酸とからなる
複合体を雲母チタンの表面に沈着させる。以下実施例1
(1)と同様に過,洗浄,乾燥,粉砕して水溶性コラ
ーゲン−アルギン酸複合体(以下、複合体Cという)被
覆雲母チタン(複合体Cの付着量は1.5%)の微粉末を
得た。
雲母チタンの代りにマイカ,タルクを使用する他は、前
記と同様に行なって、複合体C被覆マイカ(複合体C付
着量は1.4%)、複合体C被覆タルク(複合体C付着量
は1.5%)を得た。
(2) パウダーアイシャドウの調製 前記で得た複合体C被覆雲母チタン30部と複合体C被覆
マイカ35.5部と複合体C被覆タルク15部と紺青10部と黒
酸化鉄2部とをミキサーに入れ10分間混合した後、この
混合物の中に、流動パラフィン7.5部と香料適量部とか
らなる混合物を添加して均一に混合する。次にこの混合
物を取り出し、40メッシュのふるいを通し、金皿にプレ
ス充填して製品とする。
得られた本発明のパウダーアイシャドウの実用テストを
専門検査員3人によって行なった結果、皮膚への密着
性,化粧もちが良好で、粉っぽさのないしっとりした良
好な感触を与えた。
実施例4 (1) 被覆顔料の製造 セリサイト1000部を精製水5000部の中に均一分散した分
散液に、平均分子量30万のエチルエステル化コラーゲン
の1%水溶液50部を添加し、攪拌下にカラギーナンの1
%水溶液50部を添加し、5%酢酸ナトリウム水溶液を加
えPHを8.0に調整する。以下実施例1(1)と同様に
過,洗浄,乾燥,粉砕してエチルエステル化コラーゲン
とカラギーナンとからなる複合体(以下、複合体Dとい
う)で被覆されたセリサイトの微粉末(複合体Dの付着
量は1.0%)を得る。
セリサイトの代りにタルク,雲母チタンを使用する他は
前記と同様に行なって、複合体D被覆タルク(複合体D
の付着量は0.9%)および複合体D被覆雲母チタン(複
合体Dの付着量1.0%)を得た。
(2) ホホ紅の調製 前記(1)で得られた複合体D被覆セリサイト46.5部と
複合体D被覆タルク20部とベンガラ5部と赤色226を1
部とからなる混合物をミキサーに入れ、15分間攪拌し
た。この均一混合物の中に、ワセリン2.5部と流動パラ
フィン5部と香料適量部と防腐剤適量部とからなる均一
溶融混合物を徐々に添加して、10分間攪拌した後、これ
を取り出し、60メッシュのふるいを通し、金皿にプレス
充填して製品とする。
得られた本発明のホホ紅の実用テストを専門検査員3人
によって行なった結果、肌へのなじみ,密着性,仕上が
り効果,化粧もちが良好で、肌にしっとりした良好な感
触を与えた。
実施例5 (1) 被覆顔料の製造 精製水4000部とエタノール1000部とからなる混合液の中
に、タルク1000部を均一分散させる。この分散液の中に
攪拌下、平均分子量15万の水溶性コラーゲンの1%水溶
液25部とペクチン酸(ナトリウム体)の1%水溶液25部
を加え、10%リンゴ酸の添加によりPHを5.0に調製し
た。以下実施例1(1)と同様に過,洗浄,乾燥,粉
砕してコラーゲン−ペクチン酸複合体(複合体Eとい
う)被覆タルク(複合体Eの付着量は0.5%)を得た。
またタルクの代りに、セリサイト,酸化チタンを使用す
る他は、前記同様に行なって、複合体E被覆セリサイト
(複合体Eの付着量は0.5%)および複合体E被覆炭化
チタン(複合体Eの付着量は0.5%)を得た。
(2) 油性ファンデーションの調製 前記(1)で得られた複合体E被覆タルク15部と複合体
E被覆酸化チタン12.5部と複合体E被覆セリサイト13部
とベンガラ0.4部と黄酸化鉄1.5部と黒酸化鉄0.1部との
均一混合物を、流動パラフィン28.5部とミリスチン酸イ
ソプロピル15部とオゾケライト7部とマイクロクリスタ
リンワックス7部とからなる溶融混合物(80℃)の中に
添加してロールミルで混練後、再び溶融し、脱泡し、香
料適量部を添加後、容器に流し込み、放冷して製品とす
る。
得られた油性ファンデーションの官能テストを前記の如
く行なった結果、その評価点は、皮膚への密着性が4.7
点,仕上がり効果が4.8点,しっとりした感触が4.7点,
しっとりした感触の持続性が4.8点,化粧もちの良さが
4.6点であった。このように本発明の化粧料の作用効果
の特異性は著しい。
実施例6 (1) 被覆顔料の製造 コンドロイチン硫酸ナトリウムの代りに、低分子量(分
子量8万)のヒアルロン酸ナトリウムを用いる他は実施
例2の(1)と同様にして、メチルエステル化コラーゲ
ン−ヒアルロン酸複合体(以下、複合体Fという)被覆
マイカ(複合体Fの付着量は3.9%)を得た。
マイカの代りにタルク,酸化チタンを使用する他は前記
同様に行なって、複合体F被覆タルク(複合体Fの付着
量4.0%)および複合体F被覆酸化チタン(複合体Fの
付着量3.9%)を得た。
(2) フェースパウダーの調製 前記(1)で得られた複合体F被覆マイカ25部と複合体
F被覆タルク71部と複合体F被覆酸化チタン8部とベン
ガラ0.5部と黄酸化鉄0.5部とをミキサーに入れて10分間
攪拌混合した後、この均一混合物の中に香料適量部を添
加して5分間攪拌混合した。次いでこの混合物を取り出
して80メッシュのふるいを通して容器に充填して製品と
した。
得られた本発明のフェースパウダーを専門検査員3人に
よって実用テストを行なった結果、肌へのなじみ,密着
性,仕上がり効果,化粧もちが良好で肌にしっとりした
良好な感触を与えた。
実施例7 (1) 被覆顔料の製造 高分子量のヒアルロン酸ナトリウムの代りにコンドロイ
チン硫酸ナトリウムを用い、セリサイトの代りにマイカ
を用いる他は実施例1の(1)と同様にして、コラーゲ
ン−コンドロイチン硫酸複合体(以下、複合体Gとい
う)被覆マイカ(複合体Gの付着量は1.8%)を得た。
マイカの代りにタルク,酸化チタンを使用する他は前記
と同様に行なって、複合体G被覆タルク(複合体Gの付
着量は1.9%)および複合体G被覆酸化チタン(複合体
Gの付着量2.0%)を得た。
(2) フェースパウダーの調製 前記(1)で得られた複合体G被覆マイカ25部と複合体
G被覆タルク71部と複合体G被覆酸化チタン3部とベン
ガラ0.5部と黄酸化鉄0.5部とをミキサーに入れて10分間
攪拌混合した後、この均一混合物の中に香料適量部を添
加して5分間攪拌混合した。次いでこの混合物を取り出
して80メッシュのふるいを通して容器に充填して製品と
した。
得られた本発明のフェースパウダーを専門検査員3人に
よって実用テストを行なった結果、肌へのなじみ,密着
性,仕上がり効果,化粧もちが良好で肌にしっとりした
良好な感触を与えた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機顔料の表面が、平均分子量10万以上70
    万以下の水溶性コラーゲンまたはその誘導体と、ヒアル
    ロン酸,コンドロイチン硫酸,アルギン酸,ペクチン
    酸,カラギーナンからなる群から選択されたアニオン性
    高分子とからなる複合体によって被覆されている被覆顔
    料を配合してなる非水系の化粧料。
  2. 【請求項2】前記の水溶性コラーゲン誘導体が、メチル
    エステル化コラーゲンまたはエチルエステル化コラーゲ
    ンである、特許請求の範囲第(1)項記載の非水系の化
    粧料。
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