JPH0753232B2 - 撹拌用回転体及び撹拌装置 - Google Patents

撹拌用回転体及び撹拌装置

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JPH0753232B2
JPH0753232B2 JP3160256A JP16025691A JPH0753232B2 JP H0753232 B2 JPH0753232 B2 JP H0753232B2 JP 3160256 A JP3160256 A JP 3160256A JP 16025691 A JP16025691 A JP 16025691A JP H0753232 B2 JPH0753232 B2 JP H0753232B2
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screen
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薫 亀山
義史 綾塚
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三菱化成エンジニアリング株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/18Stationary reactors having moving elements inside
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/30Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
    • B29B7/34Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices
    • B29B7/38Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary
    • B29B7/40Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft
    • B29B7/401Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft having a casing closely surrounding the rotor, e.g. with a plunger for feeding the material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01J2219/19Details relating to the geometry of the reactor
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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高分子材料の溶解、分
散、釈解及びキレート反応の促進、あるいは高粘性液の
撹拌、混合さらには粉体の分散、混合等に好適に用いら
れる撹拌用回転体及び撹拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撹拌装置のひとつとして、槽体内に撹拌
用回転体を挿入設置したものがある。この撹拌翼として
は低粘性液の乱流撹拌に適するものと、高粘性液の撹拌
に適するものとに大別される。低粘性液の乱流撹拌に適
するものとしては、タービン、ファンタービン、湾曲羽
根タービンなどが知られている。また、高粘性液の撹拌
翼としては、多段翼、アンカー型又は馬蹄型翼、一重リ
ボン、二重リボン、スクリュー等が知られている。
【0003】なお、撹拌時の乱流を促進するために槽体
内に邪魔板を設置することも知られている。上記槽体と
しては、通常の場合平断面形状が円形となるものが使用
されている。
【0004】上記従来の撹拌用回転体及び撹拌装置にあ
っては、高分子材料を急速に溶解することができなかっ
た。例えば高分子のペレットやシート切断物を有機溶剤
に溶解させる場合、ペレットや切断物はその表面から徐
々に溶けることになり、溶解に極めて長い時間がかか
る。また、殊にシート切断物などにあってはそれらが回
転軸や撹拌翼に絡まり、撹拌効果が減殺され、回転体が
停止することになる。
【0005】更に、高分子材料がある程度溶解し始める
と溶剤の粘性は急速に高まるのであるが、従来の撹拌翼
及び撹拌装置では粘性の高い液が回転体と共回りし易い
ので、撹拌が殆どなされなくなる。
【0006】なお、槽体内に邪魔板を設けた場合、低粘
性の場合にあっては乱流化が促進されるが、高粘性液の
場合にあっては、邪魔板よりも槽体中心側の領域におい
て高粘性液が回転軸と共回りし、槽体内壁に沿った部分
では液が滞留してしまう。
【0007】このようなことから、従来の撹拌用回転体
及び撹拌装置によっては、高分子材料の溶解或は分散等
には極めて長い時間を要するのみならず、その目的を達
成できなかった。
【0008】また、従来の撹拌用回転体及び撹拌装置で
は、回転体が材料に与える切断力ないし剪断力が小さい
ので、高分子材料等の釈解はできなかった。従来は釈解
をするためには、ロール又はバンバリーミキサー等が使
用されていた。このように、ロール等の使用が必要なた
め、所要動力も大きなものとなっていた。
【0009】このような問題点を解決したものとして、
本出願人は、特開平1−63026号において、回転軸
と、該回転軸に固設された枠体と、該枠体に張られた複
数の金属細線とを有する撹拌用回転体と、それを備えた
撹拌装置を提案した。
【0010】かかる特開平1−63026号の撹拌用回
転体は、これを回転させると多数の金属細線が液体を切
るようにして回転する。そして、高分子材料のペレット
やシート切断物等はこの金属細線により強い切断力ない
し剪断力を受けるようになり、該材料が液と接触する面
積が拡大し、急速な溶解が可能となる。
【0011】また、金属細線が高分子材料と衝突したり
その表面を擦ることにより、大きなメカノケミストリー
効果が生じ、高分子材料の釈解が行なわれるようにな
る。
【0012】なお、同様にして混和性を有する2以上の
液体を急速に混合したり、非混和性の液体や微細粉末を
液体中に分散させるのも極めて迅速に行なうことが可能
となる。
【0013】さらに、この回転体は、液との接触面積も
小さいので、撹拌所要動力も小さくて済む。
【0014】特開平1−63026号の撹拌装置では、
槽体が非円形断面形状とされているので、円形断面の槽
体に比べて乱流化が促進される。そして、高粘性液であ
っても回転体と共回りしたりすることがなく、邪魔板を
設けた場合のように局部的な液の滞留も生じない。
【0015】又、溶液が金属細線により、強い切断力な
いし剪断力を受け、活性化されキレート反応の促進が顕
著に表われる。
【0016】このように、溶解、分散、釈解、キレート
反応等の作用が同一槽内において、連続的かつ短時間に
行なわれる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−63026
号において、金属酸化物、金属水酸化物等の脱水ケーキ
をその1次粒子にまで液中で分散する場合には、浮遊す
る分散前の粗大ケーキが撹拌用回転体に張設されている
金属細線に激しく衝突することになり、長期間の運転に
よりこの金属細線が破損に至るケースがあった。
【0018】また、特開平1−63026号では、ゴム
等の高分子材料の溶解を行なう場合に一段と溶解性能を
高めることが期待されている。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の撹拌用回転体
は、回転軸と、該回転軸に固設された枠体と、該枠体に
取り付けられたスクリーンとを有してなり、該スクリー
ンは平行又は格子状に配置された金属の線状体を備えて
なり、該線状体は、その長手方向と垂直な断面におい
て、回転方向の前縁側が鋭角となっていることを特徴と
するものである。
【0020】請求項2の撹拌用回転体は、前記線状体の
前記断面形状が三角形、四角形又は五角形であるもので
ある。
【0021】請求項3の撹拌装置は、容器内に撹拌用回
転体を設けた撹拌装置において、該容器は非円形の平断
面形状を有し、該撹拌用回転体は、請求項1に記載の撹
拌用回転体であることを特徴とするものである。
【0022】請求項4の撹拌用回転体は、回転軸と、該
回転軸に固設された枠体と、該枠体に取り付けられたス
クリーンとを有してなり、該スクリーンは平行又は格子
状に配置された金属の線状体を備えてなり、該線状体
は、その長手方向と垂直な断面において、回転方向の前
縁側が平面の方形断面形状となっていることを特徴とす
るものである。
【0023】請求項5の撹拌装置は、容器内に撹拌用回
転体を設けた撹拌装置において、該撹拌用回転体は請求
項4に記載の撹拌用回転体であることを特徴とするもの
である。
【0024】
【作用】請求項1の撹拌用回転体は、回転方向の前縁側
が鋭角となった金属線状体を枠体に取り付けたものであ
る。撹拌に際し、この金属線状体がケーキ等に衝突する
と、金属線状体の鋭い前縁がケーキ等を鋭く剪断するた
め、金属線状体にはそれ程大きな反力が加えられない。
このため、スクリーンの耐久性が向上する。
【0025】請求項2の撹拌用回転体によると、スクリ
ーンの耐久性が確実に向上される。
【0026】請求項3の撹拌装置にあっては、かかる撹
拌用回転体を備えているため、効率良く撹拌や分散を行
なうことができ、装置の耐久性も高い。
【0027】請求項4の撹拌用回転体及び請求項5の撹
拌装置によると、ゴム等の高分子材料の溶解をきわめて
効率良く行なえることが見出された。
【0028】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係る撹拌用回転体とそれ
を備えた撹拌装置を示す断面図である。また第2図は第
1図のII−II線に沿う断面図、第3図は金属線状体の拡
大断面図である。
【0029】符号10は槽体であって、本実施例にあっ
ては平断面形状が四角形であり、かつ下方に向かってす
ぼまる形状のものである。該槽体10の底部には液排出
用の配管12が接続され、該配管12にはバルブ14が
設けられている。また、槽体10の上面には蓋体16が
被せられており、該蓋体16には高分子材料等の投入管
18が接続されている。符号20は該投入管18に被せ
られたキャップである。
【0030】この槽体10内には回転体22が挿入され
ている。この回転体22は、回転軸24と、該回転軸に
固設された枠体26と、該枠体に張られた多数の金属線
状体27よりなるスクリーン28とを備えている。ここ
で用いられている金属線状体27は、第2図及び第3図
の如く回転方向の前縁側が尖った三角形断面形状のもの
である。
【0031】本実施例では、枠体26は槽体10と相似
形状のものであり、下方に向かってすぼまる形状とされ
ている。また、枠体26は中間支え30を備えている。
【0032】回転軸24の下端には複数枚例えば3枚の
かき上げ用プロペラ32が取り付けられている。回転軸
24の上端は前記蓋体16を貫通して上方に延在してお
り、その途中部分が軸受34を介して蓋体16に枢支さ
れている。回転軸24の上端は軸継手36を介して可変
速モータ38に連結されている。該可変速モータ38は
支持部材40によって蓋体16に支持されている。
【0033】このように構成された撹拌用回転体及び撹
拌装置において、槽体10内に例えば有機溶剤を注入
し、投入管18から高分子材料のペレットや切断物を投
入し、モータ38の回転を開始し、徐々にその回転速度
を増大させると、槽体10内の液と高分子材料とが撹拌
される。この回転体22の回転開始に伴なって、スクリ
ーン28の金属線状体27が槽体10内の液体や高分子
材料を切るようにして回転する。これにより、高分子材
料は金属線状体27により切断ないし剪断されると共
に、高分子材料の表面が金属線状体27で擦られる。こ
れにより、高分子材料と有機溶剤との接触面積が急速に
拡大すると共に、高分子材料の表面近傍の濃度が低減さ
れるようになり、急速な溶解が行なわれる。
【0034】また、金属線状体27が高分子材料と衝突
したりその表面を擦ることにより、大きなメカノケミス
トリー効果が生じ、高分子材料の釈解が行なわれる。さ
らに金属線状体27による強い切断力ないし剪断力によ
り溶液が活性化され、キレート反応が顕著に促進され
る。
【0035】しかして、この金属線状体27は、回転方
向前縁側が尖っているため、高分子材料は速やかに金属
線状体27で剪断される。また、この際に金属線状体2
7が受ける反力もきわめて小さく、金属線状体27の損
傷が防止され、高耐久性のものとなる。
【0036】この回転体22は、槽体10内の液との接
触面積(スクリーン28の全表面積、枠体26の表面積
及び回転軸24の表面積の和)も従来のスクリューやリ
ボン式の撹拌翼等に比べ遥かに小さいので撹拌所要動力
も小さくなる。
【0037】この撹拌装置においては、槽体10が四角
形断面形状であるので、内部の液の乱流化が促進され
る。これにより、高粘性液であっても回転体22と共回
りせず、また槽体10内に局部的な液の滞留も生じな
い。
【0038】殊に本実施例においては、回転体22の下
端にプロペラ32が設けられており、回転体22を回転
することにより槽体10内の液がかき上げられるように
して一層強力な撹拌が行なわれ、極めて短時間での溶
解、分散、釈解、キレート反応等が行なわれる。
【0039】また、本実施例では槽体10が下方に向か
ってすぼまる形状となっているので、槽体10において
は上下で撹拌効果が異なり、種々の材料についても好適
な撹拌を行なうことが可能となる。
【0040】本実施例では金属線状体27を縦横に張設
しているが、特に分散を目的とする場合は、縦方向のみ
又は横方向のみであっても良い。
【0041】上記実施例では、三角形断面形状の金属線
状体27が示されているが、第4、5図に示す五角形断
面形状の金属線状体27A、27Bなどであっても良
い。
【0042】第3〜5図において、金属線状体の回転方
向の長さをb、それと直交方向の幅をaとしたときに、
b/aは1〜5とりわけ1.5〜3とするのが好まし
い。aは1mm以上、とりわけ1.1〜10mmが好ま
しい。
【0043】第1図に示したスクリーン28において、
金属線状体27の水平方向のピッチは1.5mm以上と
りわけ1.5〜20mmが好ましい。上下方向のピッチ
は特に限定されない。(縦方向に張られた金属線状体を
補強できる限り、どのような値であっても良い。)第6
図はゴム等の高分子材料の溶解に好適なスクリーンを構
成する金属線状体27Cの断面図である。この金属線状
体27Cは長方形状であり、短辺を回転方向前縁側とし
て配置するのが抵抗を減らして溶解効率を高める点から
して好ましい。長辺と短辺の比d/cは約3〜15が好
ましい。cは3〜5mmが好ましい。
【0044】上記実施例では、金属線状体はメッシュ状
とされているが、本発明では金属線状体を一方向に多数
平行に張るようにしても良い。この場合、金属線状体は
上下方向に張っても良く、横方向や斜め方向に張っても
良い。金属線状体同志の間隙は50mm以下程度とする
のが好適である。このように多数の金属線状体を細かく
張ることにより、種々の効果が高いものとなる。なお、
この金属線状体同志の間隙が小さ過ぎると回転体22の
回転抵抗が大きくなるので、撹拌する液等の性状に応じ
て目開きを適宜選定するのが好ましい。
【0045】上記実施例では、槽体10は四角形断面形
状であるが、この槽体は非円形の平断面形状であれば良
く、五角形その他の多角形或いは楕円形等の形状ともし
得る。また、1個の槽体に2個以上の回転体を設置する
ようにしても良い。
【0046】また、槽体10は下方にすぼまる形状の
外、上方にすぼまる形状としても良い。また、上下に渡
って同じ大きさとしても良い。
【0047】枠体10は、上記実施例では直径方向に2
枚設けられているが、3枚以上設けても良い。3枚以上
設ける場合には軸体24に対しその周方向に等分位とな
るように設ける。
【0048】上記実施例ではプロペラ32は回転軸24
の下端に設けられているが、枠体26を設けている回転
軸途中部分に設けても良い。また、中間支え30を翼型
断面形状としても良い。
【0049】次に実験例について説明する。
【0050】実験例1(本発明例) 図示の装置諸元を次のように設定し、金属水酸化物脱水
ケーキ(含水率30%。にぎりこぶし大)の水中への分
散を行なった。なお、目標とした分散後の濃度は20〜
30wt%である。
【0051】槽体10の平断面形状 正方形 槽体10の容積 500リットル 金属線状体の材質 SUS304 金属線状体の断面形状 三角形(a:1.52mm,b:
2.54mm,b/a=1.7 ) 金属線状体の水平方向のピッチ 6.5mm 金属線状体の上下方向のピッチ 30mm 回転数 225rpm 平均滞留時間 約7分 この結果、長期間にわたって安定して運転を行なうこと
ができた。
【0052】実験例2(比較例) 金属線状体の代わりにTyler 標準ふるい8メッシュの配
置となるように金属線を張設した。これ以外は実験例1
と同様にして分散を行なったところ、金属線状体に変形
が生じた。
【0053】実験例3(本発明例) 金属線状体として第6図に示すものを採用し、クロロプ
レンゴム(一辺30mm程度のもの)をトルエンに溶解
させた。なお、第6図のcは3mm、dは30mmとし
た。金属線状体の水平方向のピッチは50mm、上下方
向のピッチは60mmとした。スクリーンの回転数は1
70rpmとした。その他は実験例1と同様である。そ
の結果、長期間にわたって安定して溶解を行なうことが
できた。
【0054】実験例4(比較例) 実実験例3において、金属線状体を金属線(実験例2と
同じ。)を採用したところ、比較的短時間で金属線状体
が破損した。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の撹拌用回転
体及び撹拌装置によれば、高分子材料の急速な溶解や釈
解及びキレート反応が可能であり、液体や固体粒子の分
散、高粘性液の撹拌、混合等も迅速に行なうことができ
る。また、粉末同志の混合にも使用できる。
【0056】本発明の撹拌用回転体及び撹拌装置は、そ
の回転駆動に要する動力消費も著しく少なくて足り、各
種の材料の処理時間が短縮されると共に、動力コストも
低いところから、処理コストが著しく低いものとされ
る。
【0057】請求項1、2、4の撹拌用回転体は耐久性
に優れる。また、請求項1、2の撹拌用回転体は分散に
好適であり、請求項4の撹拌用回転体はゴム等の高分子
材料の溶解に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】第2図は第1図II−II線に沿う平断面図であ
る。
【図3】第3図は金属線状体の断面図である。
【図4】第4図は金属線状体の断面図である。
【図5】第5図は金属線状体の断面図である。
【図6】第6図は金属線状体の断面図である。
【符号の説明】
10 槽体 22 回転体 24 回転軸 26 枠体 27,27A,27B,27C 金属線状体 28 スクリーン 32 プロペラ 38 可変速モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、該回転軸に固設された枠体
    と、該枠体に取り付けられたスクリーンとを有してな
    り、該スクリーンは平行又は格子状に配置された金属の
    線状体を備えてなり、該線状体は、その長手方向と垂直
    な断面において、回転方向の前縁側が鋭角となっている
    ことを特徴とする撹拌用回転体。
  2. 【請求項2】 前記線状体の前記断面形状が三角形、四
    角形又は五角形である請求項1に記載の撹拌用回転体。
  3. 【請求項3】 容器内に撹拌用回転体を設けた撹拌装置
    において、該容器は非円形の平断面形状を有し、該撹拌
    用回転体は、請求項1に記載の撹拌用回転体であること
    を特徴とする撹拌装置。
  4. 【請求項4】 回転軸と、該回転軸に固設された枠体
    と、該枠体に取り付けられたスクリーンとを有してな
    り、該スクリーンは平行又は格子状に配置された金属の
    線状体を備えてなり、該線状体は、その長手方向と垂直
    な断面において、回転方向の前縁側が平面の方形断面形
    状となっていることを特徴とする撹拌用回転体。
  5. 【請求項5】 容器内に撹拌用回転体を設けた撹拌装置
    において、該撹拌用回転体は請求項4に記載の撹拌用回
    転体であることを特徴とする撹拌装置。
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CN112203755A (zh) 2019-04-15 2021-01-08 M技术株式会社 搅拌机
CN111514840B (zh) * 2020-05-14 2021-10-22 绍兴上虞联谊化工有限公司 一种水处理用的聚合双酸铝铁的生产工艺

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