JPH0753196Y2 - デイスク駆動装置用筐体 - Google Patents

デイスク駆動装置用筐体

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JPH0753196Y2
JPH0753196Y2 JP19206787U JP19206787U JPH0753196Y2 JP H0753196 Y2 JPH0753196 Y2 JP H0753196Y2 JP 19206787 U JP19206787 U JP 19206787U JP 19206787 U JP19206787 U JP 19206787U JP H0753196 Y2 JPH0753196 Y2 JP H0753196Y2
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JP
Japan
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double
wiring board
printed wiring
sided printed
disk drive
Prior art date
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JP19206787U
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JPH0197496U (ja
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岸  徹
孝 斉藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は記録媒体である磁気ディスクおよび磁気ヘッド
などの駆動部を密封収納するディスク駆動装置用筐体に
関する。
(従来の技術) 一般に知られているように、例えば記録媒体としてハー
ドディスクを用いるハードディスク駆動装置(HDD装
置)は、回転を停止している記録媒体(デイスク)の表
面に当接している磁気ヘッドが、ディスクの高速回転に
よって生じる空気流によって僅かに浮上する、所謂コン
タクトスタート・ストップ方式が採用されている。
そして、このようなコンタクトスタート・ストップ方式
における磁気ヘッドのディスク表面からの浮上量は、一
般に、0.3〜0.4μm程度であるため、この磁気ヘッドと
ディスク表面との微小隙間に煙の粒子程度の大きさの塵
埃が入り込むと、上記磁気ヘッドによりディスク表面に
損傷が与えられ、情報の安定した記録再生が不可能とな
るものである。このため、回転駆動されるディスクおよ
びこのディスク上を走査する磁気ヘッドなどの駆動部
は、エンクロージャ(筐体)内に密封状態で収納されて
いる必要がある。
また、磁気ヘッドとトラック間に位置ズレが発生しない
ように、駆動部などに使用される機構部品の加工精度お
よび組立て精度はμm単位に極めて高精度に維持する必
要がある。
第2図は従来構成になるディスク駆動装置用筐体の分解
斜視図、第3図は筐体本体の組立て状態を示す縦断側面
図である。
第2図に示す如く、14は鉄板を基材とする両面プリント
配線基板であり、これは例えば冷間圧延鋼板(SPCD)な
どの鉄板をベースとして上限面に形成したガラス、エポ
キシなどの絶縁層を介して形成された銅箔によって所定
の回路パターンが形成されて、所定の線膨脹係数(例え
ば1.1×105/℃)を備えている。この両面プリント配線
基板14の上下面には、各種の回路部品15が実装されると
共に、上面に機構部となるディスク駆動装置16が搭載さ
れている。
即ち、ディスク駆動装置16は、ディスク2を回転駆動す
るスピンドルモータ17と、板ばねなどの弾性手段20,20
を介してディスク2と相対向している上下一対の磁気ヘ
ッド21,21を備えたヘッド移送機構18と、このヘッド移
送機構18を駆動するアクセスモータ19とより大略構成さ
れている。
ヘッド移送機構18の一側に設けたラックギヤ22はアクセ
スモータの回転軸に固定されたピニオンギヤ22と噛合す
る。従って、アクセスモータ19の回転力はピニオンギヤ
23を介してラックギヤ22に伝達されることにより、ヘッ
ド移送機構18はスライドユニット24によって規制された
状態でX1,X2両方向に移動し、回転するディスク2上を
一体の磁気ヘッド21,21が相対的に走査して記録または
再生を行なう。
25は鉄製のトップカバー26と両面プリント配線基板14と
の間に介挿されるポリフェレンサルファイド樹脂(PPS
樹脂)より形成された矩形状の枠体である。このPPS樹
脂は親和性に優れているため、これを基材として例えば
カーボン繊維、ガラス繊維等を混合してその配合比を調
整することにより、線膨脹係数を任意に変えることが出
来る。また、この枠体25は、上記配合比を調整すること
により、この枠体25は、上記配合比を調整することによ
り両面プリント配線基板14の線膨脹係数(1.1×105
℃)と略同一となるようにしてある。
また、トップカバー26は両面プリント配線基板14上の駆
動部を封止するように椀型に形成されており、上記両面
プリント配線基板14およびPPS樹脂製の枠体25と略同一
の線膨脹係数を有する例えば冷間圧延鋼板(SPCE)より
なる。
この両面プリント配線基板14上にPPS樹脂製の枠体25を
載置し、この枠体25の段差部25aとトップカバー26とを
嵌合することにより構成されるディスク駆動装置16の筐
体本体27は、複数個のねじ28,29により第3図に示す如
く一体的に組立てられて、内部の機構要素は外部より密
閉状態で収納されるものである。
このように各機構部品の線膨脹係数を略一致させてディ
スク駆動装置16を密封した筐体本体27は、コンピュータ
の外部記憶装置として機器に組込まれて使用される場合
など、環境温度の変化に対しても一方のみが歪んで変形
してしまうようなことはない。従って、両面プリント配
線基板14には歪みが生じるようなことはなく、高精度に
組立てられたディスク駆動部の精度が常に維持されるた
め、記録または再生時、磁気ヘッド21,21とディスク2
との高さ位置が変化することがなく安定した記録または
再生を行ない得る。また、筐体本体27を形成する際、枠
体25の段差部25aとトップカバー26の嵌合部、および両
面プリント配線基板14と枠体25を固定するねじ28の固定
部に、揮発性の少ない変性アクリル系の嫌気性UV接着剤
を使用することにより、経時変化によりこの接着剤の表
面部のシール性が劣化しても、嫌気性の作用により筐体
本体27のシール効果が維持されて、ディスク駆動部16は
外部より完全に遮断されるものとなる。
(考案が解決すべき問題点) 上述の如き従来のディスク駆動装置用筐体においては、
筐体内を外部から完全に遮断するために形状の異なる複
数種類のねじ28,29や特別な枠体25が必要となり、部品
点数が多く複雑な構造となるため組立て作業が煩雑であ
るとともに、コストアップの原因となる。
また、環境温度の変化による筐体の歪が生じないように
するために、上記枠体25の線膨脹係数をトップカバー26
等の他の構成部品の線膨脹係数と略一致させなければな
らず、上述のような特別な材質のものを用いる必要があ
り、しかも歪を完全になくすことは困難であった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述の如き実情に鑑みてなされたものであり、
上述のような枠体を必要とせず、簡単な構造で外部から
の完全な遮断状態が得られる密封構造のディスク駆動装
置用筐体を提供することを目的とする。
そして、本考案はこの目的を達成するために、回転駆動
する記録媒体(例えば、直径が89〜91mm程度の円盤状の
ディスク)上を磁気ヘッドが相対的に走査するよう形成
されたディスク駆動部を備えると共に、上下面に回路パ
ターンがそれぞれ形成され、この上下面に回路部品を実
装した鉄板を基材とする両面プリント配線基板と、この
両面プリント配線基板上の前記ディスク駆動部を外部か
ら密封するトップカバーとから筐体本体を構成し、上記
両面プリント配線基板の表面に当接する上記トップカバ
ーの周縁の外側に略椀形の取付け片を一体的に形成し、
この取付け片と上記両面プリント配線基板とをねじにて
螺着することにより上記トップカバーの周縁を両面プリ
ント配線基板に圧接させるとともに、上記取付け面と両
面プリント配線基板との間に形成される空隙にパッキン
を介在させたことを特徴とするディスク駆動装置用筐体
を提供するものである。
(実施例) 以下、本考案に係るディスク駆動装置用筐体の好適な一
実施例を第1図を用いて詳細に説明する。
なお、説明の便宜上先に示した部材と同一な部材には同
じ符号を付して説明を省略する。
本実施例に係るディスク駆動装置用筐体は、前述の如き
鉄製の両面プリント配線基板14とプレス成形等によって
形成された同じく鉄製のトップカバー1とから構成され
ており、このトップカバー1は上記両面プリント配線基
板14の表面に配設された直径が90mmのディスクを回転駆
動するとともに、このディスクへの信号の記録再生を行
なうディスク駆動装置や回路部品を密封して外部から遮
断する。
なお、両面プリント配線基板14とトップカバーは互いに
線膨脹係数が略等しい材質にて形成されています。
すなわち、上記トップカバー1の周縁1aは両面プリント
配線基板14の表面に圧接してこのトップカバー1と両面
プリント配線基板14とで区画されるエンクロージャ内部
を外部から遮断する。
また、このトップカバー1の周縁1aの外側には第1図に
示すように略椀を伏せたような形状の取付け片1bが全周
に亙って、例えばプレス加工にて一体的に形成されてお
り、この取付け片1bの略中央部には雌ねじ孔1cが刻設さ
れている。
そして、この雌ねじ孔1cには、上記両面プリント配線基
板14に穿設された貫通孔14aに基板下より挿入されたタ
ッピングスクリュー2が螺着されており、このタッピン
グスクリュー2を締め付けることにより上記トップカバ
ー1の周縁1aを両面プリント配線基板14の表面に圧接さ
せることができるようになっている。
また、上記タッピングスクリュー2にはラバーチューブ
パッキン3が嵌着されており、タッピングスクリュー2
の螺進に伴なうこのラバーチューブパッキン3の圧接拡
径によって上記貫通孔14aが確実に密封されるととも
に、このタッピングスクリュー2が不用意に緩まないよ
うになっている。
さらに、上記取付け片1bと両面プリント配線基板14の表
面との間に形成される空隙にはゴム製のパッキン4が全
周に亙って介在されており、上記タッピングスクリュー
2の螺進に伴なってこのパッキン4が上記空隙を閉塞す
る。
これにより、このパッキン4によってもトップカバー1
の内部が外部から確実に遮断される。
また、本実施例においては、上記取付け片1bの外周に垂
下片1dが形成されており、この垂下片1dの内側に上記両
面プリント配線基板14が嵌着されるようになっている。
これにより、本実施例においては上記両面プリント配線
基板14がトップカバー1の周縁1a及び垂下片1dとの2箇
所にて当接して図中上方及び左右方向への相対移動が規
制されるためこれらトップカバー1と両面プリント配線
基板14との組み付け作業時の位置合わせが容易になると
ともに、組付け状態も安定する。
(考案の効果) 上述の説明から明らかなように、本考案によれば単一の
ねじによる螺着によりトップカバーの周縁とプリント基
板とを圧接することができるとともに、パッキンによっ
て取付け片と両面プリント配線基板との間の空隙を確実
に閉塞することができるため筐体内部を外部から略完全
に遮断することができる。
また、筐体を構成する両面プリント配線基板及びトップ
カバーはいずれも鉄製であり、線膨脹係数が等しいため
環境温度の変化による両面プリント配線基板の歪もほと
んど発生しない。
さらに、本考案によれば従来のような特別な枠体が不要
になるため組み付け作業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るディスク駆動装置用筐体の一実施
例を示す要部側断面図、第2図は従来のディスク駆動装
置用筐体の分解斜視図、第3図は同じく要部側断面図で
ある。 1……トップカバー、1a……周縁、1b……取付け片、2
……ねじ(タッピングスクリュー)、4……パッキン、
14……両面プリント配線基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動する記録媒体上を磁気ヘッドが相
    対的に走査するよう形成されたディスク駆動部を備える
    と共に、上下面に回路パターンがそれぞれ形成され、こ
    の上下面に回路部品を実装した鉄板を基材とする両面プ
    リント配線基板と、この両面プリント配線基板上の前記
    ディスク駆動部を外部から密封するトップカバーとから
    筐体本体を構成し、 上記両面プリント配線基板の表面に当接する上記トップ
    カバーの周縁の外側に略椀形の取付け片を一体的に形成
    し、この取付け片と上記両面プリント配線基板とをねじ
    にて螺着することにより上記トップカバーの周縁を両面
    プリント配線基板に圧接させるとともに、上記取付け片
    と両面プリント配線基板との間に形成される空隙にパッ
    キンを介在させたことを特徴とするディスク駆動装置用
    筐体。
JP19206787U 1987-12-18 1987-12-18 デイスク駆動装置用筐体 Expired - Lifetime JPH0753196Y2 (ja)

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JPH0197496U JPH0197496U (ja) 1989-06-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0759697B2 (ja) * 1990-03-09 1995-06-28 信越化学工業株式会社 ハードディスク装置用カバー・パッキン組立体
JPH0791530B2 (ja) * 1990-04-26 1995-10-04 信越化学工業株式会社 ハードディスク装置用カバー・スポンジパッキン組立体
JP2007073125A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気記録再生装置

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