JPH0753054Y2 - ズームレンズ鏡胴の光軸振れ防止装置 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴の光軸振れ防止装置

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JPH0753054Y2
JPH0753054Y2 JP1988155826U JP15582688U JPH0753054Y2 JP H0753054 Y2 JPH0753054 Y2 JP H0753054Y2 JP 1988155826 U JP1988155826 U JP 1988155826U JP 15582688 U JP15582688 U JP 15582688U JP H0753054 Y2 JPH0753054 Y2 JP H0753054Y2
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frame
barrel
lens barrel
moving
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清二 亀岡
秀寿 柳平
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、写真撮影用カメラ、小形撮影機、ビデオカ
メラ、複写機、引伸機などの光学機器に利用するところ
のズームレンズ鏡胴に関し、特に、カム筒の回動がTele
またはWideのズーム位置でストッパーにより停止される
ことによって生ずる光軸振れを防止するための装置に係
る。
「従来の技術」 ズームレンズ鏡胴は、周囲に沿った細長いカム孔を有す
るカム筒と、上記カム孔に突入させたカムフォロアを固
着すると共に、上記カム筒に内装させて変倍用レンズと
補正用レンズとを支持させた各々の移動筒とを備え、上
記カム筒を回動駆動することによって各移動筒を光軸方
向に移動させ光学的な変倍をする構成のものが多い。
具体的には、モータ駆動ユニットにより駆動するように
したカム筒が設けられ、移動筒と移動枠がこのカム筒に
内装されており、これら移動筒と移動枠の各々が固定筒
に案内されながらカム筒の回動に連動されて光軸方向に
移動する構成となっている。
また、この種のズームレンズ鏡胴は、焦点整合用の光学
系を支持させた移動枠を設け、上記カム筒とは別のモー
タ駆動ユニットによってこの移動枠を移動させて合焦制
御する構成としたもの、さらには、プログラムレンズシ
ヤッタを備えた構成のものなどがある。
一方、最近では、カム筒、移動筒、移動枠などの各部品
を合成樹脂材を使って金型成形したズームレンズ鏡胴が
開発されている。この種のズームレンズ鏡胴は固定筒を
切欠いて、この切欠部に移動枠の周囲部分を遊嵌させる
ようにしたコンパクトな構成となっている。
「考案が解決しようとする課題」 モータ駆動ユニットでカム筒を駆動する構成の、いわゆ
るパワーズームタイプのズームレンズ鏡胴では、レンズ
径に比べて鏡胴の各円筒枠の肉厚を大きくし、その上各
円筒枠を重ねるように嵌合させて高い剛性の構造となる
ように設計されている。しかしながら、カム筒の回動が
TeleまたはWideのズーム位置でストッパーにより強制的
に停止される関係で、ストッパーによる停止力とモータ
駆動ユニットによる駆動力との相互力が働き、その結
果、円筒枠がよじれ、光学系の光軸が振れるという問題
がある。
この問題はフイルムでの像面の片ボケ、一眼レフカメラ
のファインダーの像振れなどとして現われる。
カム筒がTeleまたはWideのズーム位置に回動したとき、
モータ駆動ユニットに備えられたフリクションが働く構
成としたものが多いが、各円筒枠の摩擦やレンズ群の荷
重などに勝る動力伝達力が必要となることから、このフ
リクションのスリップトルクが可成り大きく設定されて
おり、このことが上記した問題を引き起す一つの原因と
なっている。
この問題を解決するため、鏡胴を受ける先端部に植毛布
地などを貼付けているが抵抗を伴い電力消費が多くなる
ため好ましい手段ではない。
上記したような問題は、固定筒に嵌合する移動筒が進出
する程、つまり、固定筒との嵌合長さが短くなるほど生
じ易く、また、合成樹脂製の各部品からなるズームレン
ズ鏡胴に起り易い。
本考案は上記した実情にかんがみ、TeleまたはWideのズ
ーム位置での鏡胴枠のよじれなどの偏向動作による光軸
振れを簡単な構成によって防止することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本考案では、第1の考案
として、モータ駆動ユニットによって駆動されるカム枠
に連動され、固定枠に案内されながら光軸方向に移動す
る移動枠を備え、この移動枠に支持された光学系の変位
によって光学的に変倍する構成のズームレンズ鏡胴にお
いて、光学系をTeleまたはWideのズーム位置に変位させ
たとき、上記カム枠の回動を停止するストッパーに加わ
る力と、上記モータ駆動ユニットによるカム枠の駆動力
伝達部に加わる力とが合成されて鏡胴径方向となる合成
力の作用方向に合せて形成した突出部を、上記固定枠と
この固定枠周囲に備えた鏡胴固定部との間に設け、この
突出部により上記合成力を受け止める構成としたことを
特徴とする光軸振れ防止装置を提案する。
第2の考案として、カム枠のカムに固定枠に設けた固定
ピンが対接し、このカム枠がモータ駆動ユニットによっ
て駆動されて回動しながら光軸方向に移動し、さらに、
カム枠の回動と移動に連動して光軸方向に進退する移動
枠を備え、この移動枠に支持された光学系の変位によっ
て光学的に変倍する構成のズームレンズ鏡胴において、
光学系をTeleまたはWideのズーム位置に変位させたと
き、上記カム枠の回動を停止するストッパーに加わる力
と、上記モータ駆動ユニットによるカム枠の駆動力伝達
部に加わる力とが合成されて鏡胴径方向となる合成力の
作用方向に合せた位置或いはその近くに上記固定ピンを
設け、この固定ピンの先端をカム筒周囲に設けた鏡胴固
定部に当接させ、または固着させて上記合成力を受け止
める構成としたことを特徴とする光軸振れ防止装置を提
案する。
「作用」 TeleまたはWideのズーム位置に達すると、カム枠に加わ
るストッパーの回動停止力と、モータ駆動ユニットによ
る駆動力との合成力が鏡胴径方向の力となって固定筒や
移動筒に作用するが、上記合成力の方向の固定枠と鏡胴
固定部との間に突出部が設けてあるため、この突出部の
支持作用によって固定筒や移動筒の偏向動作が防止さ
れ、光軸振れが発生しない。
また、カム枠が固定ピンにしたがって光軸方向に移動す
る構成のズームレンズ鏡胴の場合には、上記した合成力
方向に当る固定枠表面に設けた固定ピンの先端が鏡胴固
定部に圧接し、また、この鏡胴固定部との固着により、
上記合成力に対抗するため、固定枠及び移動筒などの鏡
胴枠の偏向動作が防止され、光軸振れが生じない。
「実施例」 次に、本考案の実施例について図面に沿って説明する。
先ず、第1図を参照しながらズームレンズ鏡胴の各部品
について説明する。
固定枠11は、後端部に一体形成したフランジ部11aをレ
ンズ地板41に取り付けて固定するもので、これには先端
部分を残して筒軸方向に長く形成した幅広の切欠孔11
b、11c、11dが周囲方向に等間隔に設けてある。これら
切欠孔11b、11c、11dは下段に示す第1、第2移動枠1
5、16を移動筒12に連結させるためのもので、その後方
側は解放してあり、また、各々の切欠孔の孔幅に合わせ
た弧状形の切込溝11e、11f、11gがフランジ部11aに設け
てある。なお、切欠溝11eの溝縁に設けた凹部11hは焦点
整合用のカム筒14の回動範囲を定めるストッパー30cを
差し入れる部所である。また、この固定枠11の先端寄り
に設けた中仕切部11iには固定レンズL2を嵌着したセル
枠17をねじ止めし、さらに、この先端やや中寄りの外周
囲には3つのカム用固定ピン18a、18b、18cを周囲方向
等間隔に固着する。
その他、この固定枠11には、第1移動枠15に押動勢力を
与えるスプリングを受け止めするための3つのスプリン
グ受部11mを先端部に設けると共に、移動筒12のキー凸
条部を摺動させるための3本のキー条溝11nが筒軸方向
に沿うように外周面に設けてある。
移動筒12は、2つのカム筒13、14を前後に位置させてバ
ヨネット連結させる弧状の凸条部12a、12bとを備えてい
る。これら凸条部12a、12bは移動筒12の中央より後方寄
りの外面位置に狭い間隔をおいて周囲方向に平行するよ
うに一体に設けてある。
また、この移動筒12の先端部内径には雌ヘリコイドねじ
12cが形成してあり、このヘリコイドねじ12cに対して、
セル枠19に形成した雄ヘリコイドねじ19aを螺合して移
動レンズL1(対物レンズ)を取り付ける構成としてあ
る。なお、移動筒12の先端にはヘリコイドねじ12cに合
わせて傾斜させた3つの長孔12dを設けてあるが、これ
はシフト調整用のもので、調整後にこの長孔12dより小
ねじ20を差し込みセル枠19の各々対応したタップ19bに
ねじ込み固定させる。
さらに、この移動筒12には各種の逃げ孔が設けてある。
凸条部12aより前側に形成した直進孔12e、12fのうち、
長い方の直進孔12eは上記した固定枠11の固定ピン18a、
18b、18cを貫通させるように周囲3個所に設けた逃げ孔
で、短い方の直進孔12fは後述する第1移動枠15のカム
フォロア23a、23b、23cを貫通させるように周囲3個所
に設けた逃げ孔である。凸条部12bより後側に形成した
直進孔12gは後述する第2移動枠16のカムフォロア26a、
26b、26cを貫通させる逃げ孔で、これも周囲3個所に設
けてある。その他、上記移動筒12には、後述するところ
のフイルター枠21の位置決め溝12h、このフイルター枠2
1を小ねじ22をもって固着するためのタップ12i、後述す
るばね受け枠30を固着するための3つの小孔12jを設け
ると共に、この移動筒12の内面には第1、第2移動枠1
5、16を摺動させるための摺動溝が筒軸方向に沿って平
行に形成してある。
フイルター枠21は、移動筒12の前部外面に嵌め合せ、そ
の内部に設けた凸部21aを位置決め溝12hに嵌合させた
後、小ねじ22をねじ孔21bを通して移動筒12のタップ12i
にねじ込んで固着する。なお、21cは次に述べるカム筒1
3の回動範囲を決めるストッパーである。
ズーミング用のカム筒13には、固定枠11の固定ピン18
a、18b、18cを突入させる3つの第1のカム孔13aと、第
1移動枠15のカムフォロア23a、23b、23cを突入させる
3つの第2のカム孔13bとの各々を周囲方向に沿って等
間隔に形成し、さらに、カム筒13には後端から中程に曲
げた逆くの字形の駆動ギヤ13cが設けてある。
また、上記カム筒13の後端部周囲には、上記した移動筒
12の凸条部12aを嵌合させてバヨネット構造を形成する
ために、内周に形成した弧形の3つの凹部とこの凹部に
形成して周囲方向に位置をずらせた3つの弧状細孔13d
とが設けてある。なお、このカム筒13の前端部内周に設
けた弧形の切込部13eは回動範囲を定めるものである。
また、凸条部12aの端に鉤部12a1を形成し、この鉤部12a
1をカム筒13の一方向回転のストッパーとすることによ
って、カムフォロアとカムとの基準点がだしやすくな
る。
焦点整合用のカム筒14は、3つのカム孔14aを周囲方向
に等間隔に形成したもので、その後端部には駆動ギヤ14
bを設けると共に、前端部周囲には、移動筒12の凸条部1
2bを嵌合させてバヨネット構造を構成するため、弧状細
孔14cとこの細孔14cに対して位置をずらせて前端内周に
設けた弧形凹部とが形成してある。なお、このカム筒14
は後端部内周に沿って形成した弧状形の切込部によって
回動範囲を定める構成としてある。
第1移動枠15は、中央部に移動レンズL3を止着した円形
板で、その円径が固定枠11の筒内径に比べて僅か小さく
形成してあり、また、円形板の周縁には3つの摺動腕15
aが等間隔に一体形成してある。これら摺動腕15aは移動
レンズL3の光軸方向に平行させてあり、固定枠11の切欠
孔11b、11c、11dを通って移動筒12の内面に設けた摺動
溝に嵌合させる。
カムフォロア23a、23b、23cは各々の摺動腕15aに固着し
てあり、既に述べた通り、これらのカムフォロア23a、2
3b、23cが移動筒12の各直進孔12fを通ってカム筒13に設
けた各々の第2のカム孔13bに突入する。
この第1移動枠15は、前面側に固着した細径状の3本の
案内杆24と、これらの案内杆24を挿入させた3つのスプ
リング25とによって常時後方への押動力を受けるように
なっている。なお、各案内杆24の一端は固定枠11のスプ
リング受部11mを貫通させ、スプリング25はこのスプリ
ング受部11mによって受け止めする。
第2移動枠16は、上記した第1移動枠15とほぼ同様の形
態のものであるが、その中央部には移動レンズL4(焦点
整合用レンズ)を保持するレンズ保持筒16bが設けてあ
る。
この第2移動枠16の円形板周囲に等間隔にもうけた3つ
の摺動腕16aは、固定枠11の切欠部11b、11c、11dを通っ
て移動筒12内面の摺動溝に嵌合させる。
また、各摺動腕16aにはカムフォロア26a、26b、26cを固
着し、これらカムフォロア26a、26b、26cが移動筒12の
直進孔12gを貫通してカム筒14の各々のカム孔14aに突入
するようにしてある。
上記第2移動枠16の前側には、プログラムレンズシヤッ
タ28がねじ止めされる。
上記第2移動枠16にはスプリング29によって前方向への
押動勢力を与える。
スプリング29は第2移動枠16と後枠としてのばね受枠30
との間に設けるが、このばね受枠30は円形板の周囲部か
ら3つの位置決め腕30aを等間隔に突出させると共に中
央部に形成した円形凹部に光を通過させる孔部30bを備
えた形態のもので、これにはカム筒14の回動範囲を決め
るストッパー30cが一体形成してある。
このばね受枠30は、各々の位置決め腕30aを移動筒12内
面の摺動溝(第1移動枠15の摺動腕15aを嵌合させた
溝)に嵌合させるようにして移動筒12の後端に固着す
る。すなわち、小径の弾性リング31と小ねじ32をカム筒
14の小孔14eより挿入し、弾性リング31を移動筒12の小
孔12j内に位置させるようにして小ねじ32を位置決め腕3
0aにねじ込み固定する。
この場合、ストッパー30cがフランジ部11aの凹部11h内
を通ってカム筒14の後端周囲に形成した弧状の切込部を
突入するようにする。
上記レンズ地板41は、撮影光を通過させる中央孔41a
と、この中央孔41aの孔縁に切込み形成した切込溝41bと
を備え、さらに、この切込溝41bの直後に位置させるよ
うにしたほぼ三角形断面のガイド部41cが形成してあ
る。このレンズ地板41は、固定枠11のフランジ部11aの
裏側に取り付けるが、この取り付けに当っては、レンズ
地板41とフランジ部11aとの間に座金42、43を挟み込む
ようにしてねじ44をもってねじ止めする。
なお、座金42、43はこれらの厚さを変えてフランジバッ
クを調整するものであり、また、レンズ地板41の切込溝
41bとガイド部41cはレンズ鏡胴とカメラ本体とを電気接
続するプリント配線基板を通す部所である。
次に、上記した各部品の組み立てについて説明する。
先ず、移動筒12の前側よりその外周面にカム筒13を嵌め
合せる。このとき、移動筒12の凸条部12aをカム筒13の
弧状細孔13dに嵌合させるようにして公知のバョネット
構造とし、カム筒13を筒軸回り方向に回動自在に連結す
る。
次に移動筒12の後側よりその外周面にカム筒14を嵌め合
せる。この場合には、移動筒12の凸条部12bをカム筒14
の弧状細孔14cに嵌合させるようにして、カム筒13と同
様にバョネット構造として回動自在に連結する。
カム筒13、14を連結した移動筒12は固定枠11の前側より
その外周面に嵌め合せる。この場合、移動筒12内面に設
けてあるキー凸条部(キー条溝11nに対応するように移
動筒内面に設けてある)が固定枠11のキー条溝11nを摺
動するように嵌合させて移動筒12の周囲方向の位置を定
める。
その後、第1移動枠15に固着した案内杆24の各々にスプ
リング25を差し入れた状態で、この第1移動枠15を固定
枠11の後方より挿入する。この挿入に当っては、摺動腕
15aの各々を固定枠11の切欠孔11b、11c、11dの間に位置
させるようにして、これら摺動腕15aを移動筒12の内面
に設けられている各々の摺動溝に嵌合させる。また、案
内杆24の先端部は固定枠11のスプリング受部11mより前
方に突き出るようにする。
このように挿入した第1移動枠15に対しては、カム筒13
の各々の第2のカム孔13bと移動筒12の各直進孔12fとを
通したカムフォロア23a、23b、23cを各々摺動腕15aに固
着する。
また、固定ピン18a、18b、18cはカム筒13の各々の第1
のカム孔13aと移動筒12の各直進孔12eとを通して固定枠
11に固着する。続いて、第2移動枠16を同様に固定枠11
の後方より挿入させるが、これにはプログラムレンズシ
ヤッタ28をその駆動制御装置と共に予め取り付けてお
く。
この第2移動枠16についても各摺動腕16aが固定枠11の
切欠部11b、11c、11d内に位置させるようにする。
すなわち、これら各摺動腕16aは第1移動枠15の各々の
摺動腕15aに対して平行させるようにして移動筒12内面
の摺動溝に挿入する。
このように挿入した第2移動枠16に対しては、カム筒14
の各々のカム孔14aと移動筒12の各直進孔12gを通したカ
ムフォロア26a、26b、26cを各々の摺動腕16aに固着す
る。なお、移動筒12内面に形成した摺動腕15aを挿入す
る摺動溝は直進孔12fを通り、摺動腕16aを挿入する摺動
溝は直進孔12gを通るように形成してある。
次に、スプリング29を挿入してからばね受枠30を移動筒
12の後端に固着する。
この場合には、第1移動枠15の摺動腕15aを挿入した移
動筒12内面の摺動溝に対して各々の位置決め腕30aを嵌
合させるようにし、既に述べたように、カム筒14の小孔
14eより差し入れた弾性リング31と小ねじ32とによって
固着する。
ばね受枠30を固着すると、カム筒14の後端周囲に形成し
た弧状切込部内にストッパー30cが突入しカム筒14の回
動範囲が定まる。
続いて、セル枠17を固定枠11の中仕切部11iにねじ止め
し、さらに移動筒12の先端にセル枠19をヘリコイドねじ
(12c、19a)を螺合させて取り付ける。この取り付けに
際しては、セル枠19を適度に回動させてシフト調整した
後に小ねじ20をねじ込んで固着する。
また、フイルター枠21を移動筒12の前側外周面に嵌め合
せて固着する。このフイルター枠21は凸部21aを移動筒1
2の位置決め溝12hに嵌合させ、ねじ孔21bから小ねじ22
を差し込んでねじ止めする。
このようにフイルター枠21を固着すると、そのストッパ
ー21cがカム筒13の切込部13eに突入し、カム筒13の回動
範囲を定めるようになる。
最後に、レンズ地板41を固定枠11のフランジ部11aに取
り付ける。この場合、既に述べたように座金42、43を挟
んでバック調整を行なう。
上記のように組み立てたズームレンズ鏡胴は第2図に示
す断面構造のものとなる。
なお、この図面は、上半分をWideのズーム位置に、下半
分をTeleのズーム位置に各々動作した状態を示す。
この図において、50は鏡胴カバーで、その後端部分がレ
ンズ地板41の上方腕部41d(第1図参照)とこの地板41
の下部41e(第1図参照)にねじ止めしてある。
上記鏡胴カバー50は、起立部50aより前方が円筒形で、
それより後方が上側に切欠きを有する断面弧状形となっ
ており、このカバー50には上記起立部50aと対向させた
直立部を有する取付部体51を一体的に設け、この取付部
体51にズーミング用モータ52が取付けてある。
モータ52は各連動歯車とピニオン53、フォトインタプラ
タなどと共にモータ駆動ユニットを構成している。
部分的に示してあるピニオン53はズーミング用のカム筒
13の駆動ギヤ13cに噛合している。なお、上記した鏡胴
カバー50の上方にはセルフタイマーLEDが、その下方に
は電池室や発光器用コンデンサの収納室が各々設けられ
ている。
一方、焦点整合用モータ54がフランジ部11aに一体的に
設けた取付部体55に取り付けてある。このモータ54は各
連動歯車とピニオン56、フォトインタプラタなどと共に
モータ駆動ユニットを形成している。
部分的に示したピニオン56は焦点整合用カム筒14の駆動
ギヤ14bに噛合している。
上記したズームレンズ鏡胴の動作について説明する。
第2図の上半分に示すWideのズーム位置にある状態で、
カム筒13を正面から見て左回動させるようにモータ駆動
ユニットによって駆動すると、第1のカム孔13aの各カ
ム面が固定枠11に固着した固定ピン18a、18b、18cに対
接しながら進むため、このカム筒13が前方向に移動す
る。なお、カム筒13は駆動ギヤ13cに噛合させたピニオ
ン53によって回動駆動されることは既に述べたところで
ある。
移動筒12はカム筒13とバヨネット連結してあるので、カ
ム筒13と一緒に非回動のまま前方向に移動する。この場
合、直進孔12eが逃げ孔として働く。
また、カム筒14は移動筒12にバヨネット連結してあるた
め、カム筒13が上記のように移動することにより、非回
動のまま移動筒12と共に前方向に移動する。
第1移動枠15はカム筒13の回動により、各々の第2のカ
ム孔13bに突入しているカムフォロア23a、23b、23cが押
動されるため、第2のカム孔13bの形状とカム筒13の移
動にしたがつて前方向に進出する。
第2移動枠16はカム筒14が非回動のままで移動するか
ら、このカム筒14と一緒に前方向に進出することにな
る。
第1図の下半分は上記のズーミング動作にしたがってTe
leのズーム位置に移行した状態を示している。
なお、上記したズーミング動作過程では、スプリング25
の押動勢力が、第1移動枠15、カムフォロア(23a、23
b、23c)、第2のカム孔13bのカム面を介してカム筒13
に加わり、このカム筒13を後方に押動するように作用し
ている。したがつて、上記のようにWideからTeleに向か
ってズーミングされるときには、カムフォロア23a、23
b、23cが第2のカム孔13bの右側壁に押動されて進み、
第1移動枠15を前進させ、スプリング25を縮圧するよう
になる。
TeleからWideのズーム位置に向かってズーミングする場
合は、モータ52を逆回転させてカム筒13を上記とは逆方
向に回動駆動させる。これにより、カム筒13が後方へ移
動するから、このカム筒13と共に移動筒12及びカム筒14
が非回動のままで後退する。
したがって、第2移動枠16がカム筒14と一体的に後退す
ると共に、第1移動枠15がスプリング25によって押動さ
れ、そのカムフォロア23a、23b、23cが第2のカム孔13b
のカム面に接しながらカム筒13の逆回動にしたがって後
退し、最終的にWideのズーム位置に戻る。
焦点の整合はカム筒14を回動駆動させる。なお、カム筒
14は駆動ギヤ14bに噛合させたモータ駆動ユニットのピ
ニオン56によって回動駆動される。
カム筒14を回動させると、第2移動枠16のみが非回動で
進退する。例えば、正面から見てカム筒14を左方向に回
動すると、各カム孔14aのカム面によってカムフォロア2
6a、26b、26cが押動され、第2移動枠16が後退し合焦制
御する。カム筒14は上記したようにズーミング動作によ
って移動筒12と共に移動するので、ズーミングの各々の
動作段階でこのカム筒14を回動駆動することより上記同
様に第2移動枠16を進退させて合焦制御することができ
る。
また、第2移動枠16はスプリング29により前方向へ押動
勢力を受けているため、合焦動作過程では、カムフォロ
ア26a、26b、26cが各々のカム孔14aの左側壁をカム面と
して押動されるようになる。
一方、上記したようにズーミング動作したとき、Teleの
ズーム位置ではカム筒13が第3図のTの左回動位置でス
トッパー21cによって強制的に回動停止される。
また、モータ52はフォトインタプラタより出力信号がで
なくなったことで過負荷となったことを検出したカメラ
本体側の制御回路の動作によって停止制御されるため、
カム筒13が上記したように回動停止された時点ではモー
タ52の駆動力がカム筒13に加わっている。
また、鏡動枠のよじれの反発力で駆動ギヤ13cが逆回動
し、鏡胴枠がある程度戻る。このため、一眼レフカメラ
の場合にはファインダーの像が動く。
モータ駆動ユニットの連動系にはフリクションが設けて
あり、カム筒13の回動がストッパーによって停止された
以後はこのカム筒13に加わるモータ駆動ユニットの駆動
力をスリップさせて吸収するように構成してあるが、ピ
ニオン53には、カム筒13、移動筒12及び第1移動枠15な
どを駆動する比較的に大きな荷重がかかるため、上記し
たフリクションのスリップトルクを大きく設定しなけれ
ばならない。
その結果、カム筒13が回動位置Tで停止されるとき、ス
トッパー21cによる停止力Tsと、ピニオン53より加わる
モータ駆動ユニットの駆動力Tpとの合成力Tspが第3図
に示すように、光軸に対して横向きとなるように現われ
る。
この合成力Tspは、カム筒13や移動筒12などの鏡胴枠を
偏向させるように作用するが、この実施例では、合成力
Tspの方向に固定ピン18cが設けてあり、この固定ピン18
cの先端が鏡胴固定部となっている鏡胴カバー50の内面
に当接するため、合成力Tspによる鏡胴枠のよじれなど
が生じない。
また、Wideのズーム位置ではカム筒13の右回動が移動筒
12の鉤部12a1によって第3図のW位置で停止される。
そのため、上記とは同様にストッパー21cの停止力Wsと
モータ駆動ユニットの駆動力Wpとの合成力Wspが現われ
る。この合成力Wspによる鏡胴枠の偏向は固定ピン18bの
先端が鏡胴カバー50の内面に当接することによって防止
される。
また、レンズ地板41と鏡胴カバー50との止め方によっ
て、或いはこれら両者の部品形状によって決まる剛性に
よって上記した合成力Tsp、Wspの方向をある程度ずらす
ことができる。実際には、合成力Wspが図示する位置よ
り固定ピン18b側に寄せるようにしてある。
このように、固定枠11に固着した固定ピン18b、18cをカ
ム筒13より僅か突出させ、これらピン18b、18cの先端を
鏡胴カバー50の内面に当接させるようにすれば、カム筒
13がTeleまたはWideのズーム位置で強制的に回動停止さ
れても、鏡胴枠のよじれ等の偏向が防止され、光学系の
光軸振れが発生しない。
なお、固定ピン18b、18cの先端は鏡胴カバー50内面に対
して僅かな間隙であってもよい。一方、固定ピン18b、1
8cはその先端部を鏡胴カバー50に固着させてもよい。こ
の場合には、座金42、43の厚さを変えたときにその固着
部位置を変える必要があるから、鏡胴カバー50には光軸
方向を長軸とする楕円孔を設け、この楕円孔に弾性リン
グを挿入し、固定ピンの先端部をねじ止めする。すなわ
ち、ばね受枠30を止める弾性リング31、ねじ32と同じ方
法で固着することができる。
また、本実施例では、固定ピン18b、18cと鏡胴カバー50
を利用した構成としてあるので、特に、光軸振れの防止
手段として別部材を設ける必要がない。
なお、焦点整合用のカム筒14がストッパーによって回動
停止される場合にも、ストッパーによる停止力と駆動力
とがカム筒14に加わるが、ピニオン56の負荷が大きくな
いことから、モータ駆動ユニットに備えたフリクション
のスリップトルクを小さく設定することができ、その結
果、カム筒14を回動停止させたときの光軸振れがほとん
ど発生しない。
上記実施例では、カム筒13が回動しながら光軸方向に移
動するタイプのズームレンズ鏡胴について説明したが、
カム筒が移動しないズームレンズ鏡胴について実施する
場合には、第4図に一例として示したように構成する。
上半部分の断面図として示した第4図のズームレンズ鏡
胴は、カム筒60が光軸方向に対して固定され、図示位置
でモータ駆動ユニットによって回動駆動される。そし
て、移動筒61及び移動枠62がカム筒60の回動に連動さ
れ、固定枠63に案内されながら光軸方向に進退する構成
となっている。
さらに、この実施例では、固定枠63に突出ピン64を設け
ると共に、この突出ピン64の先端部をカメラ地板に設け
た鏡胴固定部65に当接し、また、接近させてある。
なお、突出ピン64の先端を鏡胴固定部65にねじ止めして
もよい。
また、L41、L43は移動筒61と一体的に移動するレンズ
群、L42は移動枠62に備えたレンズ群である。
なお、突出ピン64は、カム筒60がTeleまたはWideのズー
ム位置でストッパーにより回動停止されたときに現われ
る上記実施例同様の合成力Tsp、Wspの方向に合せて2個
用意する。また、これらの突出ピン64は鏡胴固定部65に
設けても同様の効果が得られる。
「考案の効果」 上記した通り、本考案に係るズームレンズ鏡胴は、カム
枠がストッパーによって停止された場合に、停止力と駆
動力との合成力による鏡胴枠の偏向動作が固定枠と鏡胴
固定部との間に設けた突出部によって防止されるため、
Tele或いはWideのズーム位置での光軸振れがほとんど生
じない。
また、固定枠に固定ピンを設け、カム枠をこの固定ピン
を利用して回動させながら光軸方向に移動させるタイプ
のズームレンズ鏡胴では、固定ピン先端を鏡胴固定部に
当接させる構成とすることで、上記したところの鏡胴枠
の偏向動作が防止でき、ストッパーによるカム枠の回動
停止時の光軸振れ手段として別途に備える必要がなく実
用的に有利である。
特に、各部品が合成樹脂材の成形品からなるズームレン
ズ鏡胴では、鏡胴枠が剛性不足となりがちであることか
ら上記した光軸振れの影響を受け易いが、本考案によれ
ば、このようなズームレンズ鏡胴であっても簡単な防止
手段によってその問題が解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すズームレンズ鏡胴の分
解斜視図、第2図は上半分をWideのズーム動作状態を、
下半分をTeleのズーム動作状態を示した上記ズームレン
ズ鏡胴の胴軸方向に切断した簡略的な断面図、第3図は
上記ズームレンズ鏡胴の胴径方向に切断した簡略的な断
面図、第4図は他の実施例であるズームレンズ鏡胴の上
半部分を示す簡略的な断面図である。 11……固定枠 12……移動筒 12e……ストッパーとして作用する鉤部 13……ズーミング用のカム筒 13c……駆動ギヤ 13e……切込部 14……焦点整合用のカム筒 14b……駆動ギヤ 15……第1移動枠 16……第2移動枠 18a〜18c……固定ピン 21……フィルター枠 21c……ストッパー 23a〜23c……カムフォロア 26a〜26c……カムフォロア 30……ばね受枠 41……レンズ地板 52……ズーミング用のモータ 53……ズーミング用のピニオン 54……焦点整合用のモータ 56……焦点整合用のピニオン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ駆動ユニットによって駆動されるカ
    ム枠に連動され、固定枠に案内されながら光軸方向に移
    動する移動枠を備え、この移動枠に支持された光学系の
    変位によって光学的に変倍する構成のズームレンズ鏡胴
    において、光学系をTeleまたはWideのズーム位置に変位
    させたとき、上記カム枠の回動を停止するストッパーに
    加わる力と、上記モータ駆動ユニットによるカム枠の駆
    動力伝達部に加わる力とが合成されて鏡胴径方向となる
    合成力の作用方向に合せて形成した突出部を、上記固定
    枠とこの固定枠周囲に備えた鏡胴固定部との間に設け、
    この突出部により上記合成力を受け止める構成としたこ
    とを特徴とする光軸振れ防止装置。
  2. 【請求項2】カム枠のカムに固定枠に設けた固定ピンが
    対接し、このカム枠がモータ駆動ユニットによって駆動
    されて回動しながら光軸方向に移動し、さらに、カム枠
    の回動と移動に連動して光軸方向に進退する移動枠を備
    え、この移動枠に支持された光学系の変位によって光学
    的に変倍する構成のズームレンズ鏡胴において、光学系
    をTeleまたはWideのズーム位置に変位させたとき、上記
    カム枠の回動を停止するストッパーに加わる力と、上記
    モータ駆動ユニットによるカム枠の駆動力伝達部に加わ
    る力とが合成されて鏡胴径方向となる合成力の作用方向
    に合せた位置或いはその近くに上記固定ピンを設け、こ
    の固定ピンの先端をカム筒周囲に設けた鏡胴固定部に当
    接させ、または固着させて上記合成力を受け止める構成
    としたことを特徴とする光軸振れ防止装置。
JP1988155826U 1988-11-30 1988-11-30 ズームレンズ鏡胴の光軸振れ防止装置 Expired - Lifetime JPH0753054Y2 (ja)

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