JPH0752853Y2 - 壁面等の目地構造 - Google Patents

壁面等の目地構造

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JPH0752853Y2
JPH0752853Y2 JP1991000048U JP4891U JPH0752853Y2 JP H0752853 Y2 JPH0752853 Y2 JP H0752853Y2 JP 1991000048 U JP1991000048 U JP 1991000048U JP 4891 U JP4891 U JP 4891U JP H0752853 Y2 JPH0752853 Y2 JP H0752853Y2
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joint
groove
joint material
fixed
joint groove
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JP1991000048U
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Inventor
猛 大石
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猛 大石
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、壁面の目地溝や内装
壁面、扉等の飾縁を仕上げるための目地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、室内の壁面をクロス張りで仕上
げる場合、図5の如く、壁面に適当な間隔で目地溝を設
け、この目地溝内にクロスの端部を折込んだ後、目地材
1を嵌込み、クロスの端部処理と装飾性の向上を図るこ
とが行なわれている。
【0003】また、室内の装飾や扉2の装飾を行なうた
めに、室内のコーナ部分や扉2の表面に溝を設け、この
溝内に目地材1を嵌込んで固定することが行なわれてい
る。
【0004】ところで、従来の目地材は、図6に示すよ
うに、目地材1を真鍮の角軸材で形成し、この目地材1
の背面に打込針3を埋込状に突設し、壁面等に形成した
溝4内に目地材1を嵌込み、打込針3を溝4の底部に打
込むことによって固定する構造になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の目地材
1は真鍮製であるため、重量的に重く、直線状の長尺物
を輸送したり現場に搬入するのは極めて困難である。
【0006】また、真鍮製の目地材1はコスト的に高く
つくと共に、重量が重いため打込針3による固定では強
度的に弱く、扉2の飾材として用いた場合、開閉時の衝
撃や扉のたわみによって簡単に脱落するという危険性が
ある。
【0007】そこで、この考案は、軽量で変形性に優れ
た目地材を用い、輸送や現場への搬入が容易でコスト的
に安価であり、施工が簡単に能率よく行なえる壁面等の
目地構造を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この考案は、胴縁に固定する取付板の両側に
前面側へ向けて屈曲する間隔保持壁を対向状に設け、胴
縁に張設した内装板間に両間隔保持壁で目地溝を形成す
磁性プレートと、前記目地溝内に嵌装する可撓性の目
地材と、前記目地材の背面側に固定したゴム磁石とから
なり、目地溝内に嵌挿した目地材を磁石と磁性プレート
の吸着によって固定するようにした構成を採用したもの
である。
【0009】
【作用】目地溝の底部に磁性プレートを固定しておき、
目地溝内に目地材を嵌挿すると、目地材の背面に固定し
た磁石が磁性プレートに吸着し、目地溝内に沿って目地
材を固定することができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面の図1乃
至図4に基づいて説明する。
【0011】図1は壁面の内装に使用した目地構造を示
し、胴縁11に張設した内装板12間に適当な間隔で目
地溝13を形成し、内装板12の表面に張設したクロス
14の端部が目地溝13内に折込んで収納されている。
【0012】上記目地溝13を処理する目地構造は、目
地溝13の底部に固定した磁性プレート15と、目地溝
13内に嵌挿する長尺の目地材16と、この目地材16
の背面側に固定した磁石17とからなり、磁石17を磁
性プレート15に吸着させることにより、目地溝13内
に目地材16を固定化するようになっている。
【0013】前記磁性プレート15は、図2に示すよう
に、磁性金属板を用い、上下に長い取付板18の両側に
前面側へ向けて屈曲する間隔保持壁19、19を対向状
に折曲げ連成し、取付板18に釘の打込孔20を設けた
構造を有し、両間隔保持壁19、19の間隔によって隣
接する内装板12、12間に所定幅の目地溝13を形成
することができる。
【0014】前記目地材16は、可撓性のある各種合成
樹脂を用い、目地溝13内に嵌合する幅と厚みの断面形
状に形成され、図3のようにその表面を別体の外装膜2
1によって仕上げるか、図4のように目地材16を直接
着色したり表面を塗装することによって、表面が金色等
装飾性のある状態に仕上げられている。
【0015】上記目地材16の背面に固定する磁石17
は、図3のように目地材16の長さ方向に沿って長尺の
磁石17を全長に埋設してもよいし、図4の如く、短尺
の磁石17を目地材16の背面に適当な間隔で間歇的に
埋設してもよい。
【0016】この磁石17には、ゴム磁石を用いると、
目地材16の可撓性を阻害しないと共に、軽量化にも有
利である。なお、磁石17は目地材16に接着や焼付
け、一体モールド等の手段で固定化される。
【0017】この考案の目地構造は上記のような構成で
あり、図1の如く、胴縁11に内装板12を張設すると
き、所定の間隔ごとに磁性プレート15を胴縁11に対
して釘で固定し、隣接する内装板12の端部を間隔保持
壁19、19に当接させることにより所定幅の目地溝1
3を形成する。
【0018】従って、間隔保持壁19、19の間隔の異
なる磁性プレート15を用意しておけば、必要とする幅
の目地溝13を形成することができる。
【0019】前記内装板12の表面に張設したクロス1
4の端部を目地溝13内に折り込んで納めた状態で、目
地溝13内に一方の端部から溝幅に応じた目地材16を
押込んで行けば、目地材16は背面に埋設した磁石17
が磁性プレート15に吸着し、目地材16が目地溝13
内に固定化される。
【0020】目地材16を目地溝13の全長にわたって
嵌挿すれば、図1に示すように、目地材16はクロス1
4の端部を目地溝13内に押圧固定化し、目地の処理が
完成することになり、目地材16の表面に施した装飾性
によって目地を美しく仕上げることになる。
【0021】なお、目地処理を施す壁面の構造は図1の
ようなものに限定されるものではなく、例えば防音断熱
壁や下地不要ですて張りを張設したような壁でもよく、
壁面板の張設作業時に、壁面板間への磁性プレートの配
置を並行して行なえばよい。
【0022】また、図示実施例は内装壁面の目地処理を
示したが、例えば室内コーナ部分や扉における飾縁に
も、磁性プレート15と目地材16を用いて装飾処理が
行なえ、この場合磁性プレート15は溝内に納まる程度
の平板を用いればよい。
【0023】
【効果】以上のように、この考案によると、目地材の背
面に磁石を固定し、目地溝内に嵌挿した目地材を、目地
溝の底部に固定した磁性プレートに磁石を吸着させるこ
とによって固定するようにしたので、目地材を目地溝内
に嵌挿するだけで取付けることができ、目地や飾縁の処
理が極めて簡単に能率よく行なえる。
【0024】また、目地材は可撓性を有すると共に、ゴ
ム磁石を用いたため、目地材を嵩低く丸めることがで
き、輸送や現場への搬入が容易に行なえると共に、現場
での切断や屈曲状の配置も簡単に行なえる。
【0025】更に、目地材合成樹脂を使用し、かつゴ
ム磁石を用いることによって目地材の軽量化が図れ、扉
の飾縁のように衝撃やたわみを受ける部分でも脱落する
ことがなく安全である。また、磁性プレートの間隔保持
壁によって内装板間に目地溝を形成するので、目地溝の
幅を一定化することができ、目地材と目地溝の組み合せ
精度が向上し、仕上りの美しい目地を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】目地構造の使用例を示す断面図
【図2】磁性プレートの斜視図
【図3】目地材の斜視図
【図4】目地材の他の例を示す斜視図
【図5】室内壁面の目地状態を示す斜視図
【図6】従来の目地構造を示す断面図
【符号の説明】
13 目地溝 15 磁性プレート 16 目地材 17 磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴縁に固定する取付板の両側に前面側へ
    向けて屈曲する間隔保持壁を対向状に設け、胴縁に張設
    した内装板間に両間隔保持壁で目地溝を形成する磁性プ
    レートと、前記目地溝内に嵌装する可撓性の目地材と、
    前記目地材の背面側に固定したゴム磁石とからなり、目
    地溝内に嵌挿した目地材を磁石と磁性プレートの吸着に
    よって固定するようにした壁面等の目地構造。
JP1991000048U 1991-01-07 1991-01-07 壁面等の目地構造 Expired - Lifetime JPH0752853Y2 (ja)

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JPH0494028U JPH0494028U (ja) 1992-08-14
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JP2009293236A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Panefuri Kogyo Kk 化粧目地材及びその製造方法

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JP7023464B2 (ja) * 2019-07-11 2022-02-22 ニチレイマグネット株式会社 磁性有目地壁

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