JPH0752715Y2 - 物干し器 - Google Patents
物干し器Info
- Publication number
- JPH0752715Y2 JPH0752715Y2 JP1992081943U JP8194392U JPH0752715Y2 JP H0752715 Y2 JPH0752715 Y2 JP H0752715Y2 JP 1992081943 U JP1992081943 U JP 1992081943U JP 8194392 U JP8194392 U JP 8194392U JP H0752715 Y2 JPH0752715 Y2 JP H0752715Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clothes
- clothesline
- protrusion
- drying
- laundry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の物干し部を有
し、容易に展開及び縮小可能な物干し器に関する。
し、容易に展開及び縮小可能な物干し器に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】同一水平面内
に、多数の棒状の物干し部を、放射状に、或は平行に配
置して各物干し部に洗濯物等を掛けて干すことができる
ようにし、且つそれらの物干し部を折り畳んでコンパク
ト化することができるように構成された物干し器が従来
種々市販されている。
に、多数の棒状の物干し部を、放射状に、或は平行に配
置して各物干し部に洗濯物等を掛けて干すことができる
ようにし、且つそれらの物干し部を折り畳んでコンパク
ト化することができるように構成された物干し器が従来
種々市販されている。
【0003】しかしながら、従来のこの種の物干し器で
は、物干し部に掛けた隣接する洗濯物同士が全く重なり
合ってしまい、乾燥効率の点で改善の余地を有してい
た。
は、物干し部に掛けた隣接する洗濯物同士が全く重なり
合ってしまい、乾燥効率の点で改善の余地を有してい
た。
【0004】本考案は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、各物干し部の展開及び縮小並びにその状態の維
持を容易に行い得ると共に、展開した物干し部に洗濯物
等を掛けて効率良く干すことができる物干し器を提供す
ることにある。
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、各物干し部の展開及び縮小並びにその状態の維
持を容易に行い得ると共に、展開した物干し部に洗濯物
等を掛けて効率良く干すことができる物干し器を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の物干し器は、一定の回動軸線を中心として
それぞれ回動し得るように上下に配列された複数の物干
し部を有する物干し器であって、上下に隣接する任意の
物干し部の一方に、他方の物干し部に向かって突起する
突起部が設けられ、その他方の物干し部には、弾性的変
形により前記突起部が周方向に乗越え得る突部が設けら
れると共に、その突部の周方向両側において突部との間
に突起部を保持し得る第1当接部及び第2当接部が設け
られることにより、任意の物干し部とその下方に隣接す
る物干し部とが、前者が後者に対し一定方向にほぼ0度
と任意角度との間の回動が可能なように連係しており、
上下に連続する任意数の物干し部のうち上端の物干し部
を、下端の物干し部に対し相対的に前記一定方向に回動
させることにより、それらの連続する物干し部が螺旋状
に展開され、上端の物干し部を、下端の物干し部に対し
相対的に逆方向に回動させることにより、それらの物干
し部がほぼ直線状に整列するものとしている。
に、本考案の物干し器は、一定の回動軸線を中心として
それぞれ回動し得るように上下に配列された複数の物干
し部を有する物干し器であって、上下に隣接する任意の
物干し部の一方に、他方の物干し部に向かって突起する
突起部が設けられ、その他方の物干し部には、弾性的変
形により前記突起部が周方向に乗越え得る突部が設けら
れると共に、その突部の周方向両側において突部との間
に突起部を保持し得る第1当接部及び第2当接部が設け
られることにより、任意の物干し部とその下方に隣接す
る物干し部とが、前者が後者に対し一定方向にほぼ0度
と任意角度との間の回動が可能なように連係しており、
上下に連続する任意数の物干し部のうち上端の物干し部
を、下端の物干し部に対し相対的に前記一定方向に回動
させることにより、それらの連続する物干し部が螺旋状
に展開され、上端の物干し部を、下端の物干し部に対し
相対的に逆方向に回動させることにより、それらの物干
し部がほぼ直線状に整列するものとしている。
【0006】
【作用】上下に配列された複数の各物干し部が、一定の
回動軸線を中心としてそれぞれ回動し得る。上下に隣接
する任意の物干し部の一方に設けられた突起部が、他方
の物干し部に設けられた第1当接部と第2当接部のうち
一方と突部との間に保持された状態で、上下物干し部の
なす角度はほぼ0度である。その状態から、一方の物干
し部を他方の物干し部に対し相対的に一定方向に回動さ
せることにより、弾性的変形により突起部が突部を周方
向に乗越え、他方の当接部と突部との間に突起部が保持
されて一定方向にある角度をなす状態とすることができ
る。従って任意の物干し部とその下方に隣接する物干し
部とがなす角度は、ほぼ0度であるか、前者が後者に対
し一定方向に任意のある角度をとるかの何れかである。
回動軸線を中心としてそれぞれ回動し得る。上下に隣接
する任意の物干し部の一方に設けられた突起部が、他方
の物干し部に設けられた第1当接部と第2当接部のうち
一方と突部との間に保持された状態で、上下物干し部の
なす角度はほぼ0度である。その状態から、一方の物干
し部を他方の物干し部に対し相対的に一定方向に回動さ
せることにより、弾性的変形により突起部が突部を周方
向に乗越え、他方の当接部と突部との間に突起部が保持
されて一定方向にある角度をなす状態とすることができ
る。従って任意の物干し部とその下方に隣接する物干し
部とがなす角度は、ほぼ0度であるか、前者が後者に対
し一定方向に任意のある角度をとるかの何れかである。
【0007】そのためある物干し部を前記一定方向に回
動させると、先ずその下方に隣接する物干し部との間の
角度がある角度に拡がってその角度が維持される。その
後回動を継続すると、その角度を維持しつつ、前記下方
側の物干し部と更にその下方に隣接する物干し部との間
の角度がある角度に拡がる。更に回動を継続させれば、
順次各物干し部とその下方に隣接する物干し部との間の
角度がそれぞれ設定された角度に拡がる。従って上下に
連続する任意数の物干し部のうち上端の物干し部を、下
端の物干し部に対し相対的に前記一定方向に回動させる
ことにより、それらの連続する物干し部を螺旋状に展開
してそれを維持することができ、それによって周方向及
び上下方向に互いにずれた状態の各物干し部に洗濯物等
を掛けて干すことができる。
動させると、先ずその下方に隣接する物干し部との間の
角度がある角度に拡がってその角度が維持される。その
後回動を継続すると、その角度を維持しつつ、前記下方
側の物干し部と更にその下方に隣接する物干し部との間
の角度がある角度に拡がる。更に回動を継続させれば、
順次各物干し部とその下方に隣接する物干し部との間の
角度がそれぞれ設定された角度に拡がる。従って上下に
連続する任意数の物干し部のうち上端の物干し部を、下
端の物干し部に対し相対的に前記一定方向に回動させる
ことにより、それらの連続する物干し部を螺旋状に展開
してそれを維持することができ、それによって周方向及
び上下方向に互いにずれた状態の各物干し部に洗濯物等
を掛けて干すことができる。
【0008】また前記のように螺旋状に展開した物干し
部のうちあるものを、その下方の物干し部に対し前記と
逆方向に回動させると、順次各物干し部とその下方に隣
接する物干し部との間の角度がほぼ0度となってそれが
維持される。従って、螺旋状に展開した前記上端の物干
し部を、下端の物干し部に対し相対的に逆方向に回動さ
せることにより、それらの物干し部を上下にほぼ直線状
に整列させてそれを維持することができる。
部のうちあるものを、その下方の物干し部に対し前記と
逆方向に回動させると、順次各物干し部とその下方に隣
接する物干し部との間の角度がほぼ0度となってそれが
維持される。従って、螺旋状に展開した前記上端の物干
し部を、下端の物干し部に対し相対的に逆方向に回動さ
せることにより、それらの物干し部を上下にほぼ直線状
に整列させてそれを維持することができる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図1乃至図9は、本考案の1実施例としての物干し
器についてのものであって、そのうち図1は物干し部材
を展開した状態の斜視図、図2乃至図8は物干し部材に
関するものである。図2はその平面図、図3は、図2の
要部拡大図、図4は、図3のXIX-XIX 線断面図、図5は
その正面図、図6はその底面図、図7は、図2における
XXII−XXII線要部拡大断面図、図8は、図5におけるXX
III-XXIII 線拡大断面図である。図9は、固定環状部材
の平面図である。
る。図1乃至図9は、本考案の1実施例としての物干し
器についてのものであって、そのうち図1は物干し部材
を展開した状態の斜視図、図2乃至図8は物干し部材に
関するものである。図2はその平面図、図3は、図2の
要部拡大図、図4は、図3のXIX-XIX 線断面図、図5は
その正面図、図6はその底面図、図7は、図2における
XXII−XXII線要部拡大断面図、図8は、図5におけるXX
III-XXIII 線拡大断面図である。図9は、固定環状部材
の平面図である。
【0010】平行に相対する一対の支柱10の下端部
を、両支柱10に直交した状態で下連結棒12が連結し
ている。また各支柱10の上端部には、一対の張出腕9
4が、両側張出状態と垂直起立状態(図示せず。)との
間で矢印で示すように約90度に亙り回動可能な状態で
支持されている。相対する張出腕94の先端部間には、
それぞれ上連結パイプ96が架設され、各上連結パイプ
96には、ハンガー98が掛けられている。そして、両
支柱10、下連結棒12、張出腕94及び両上連結パイ
プ96により、基枠Fが構成されている。
を、両支柱10に直交した状態で下連結棒12が連結し
ている。また各支柱10の上端部には、一対の張出腕9
4が、両側張出状態と垂直起立状態(図示せず。)との
間で矢印で示すように約90度に亙り回動可能な状態で
支持されている。相対する張出腕94の先端部間には、
それぞれ上連結パイプ96が架設され、各上連結パイプ
96には、ハンガー98が掛けられている。そして、両
支柱10、下連結棒12、張出腕94及び両上連結パイ
プ96により、基枠Fが構成されている。
【0011】各支柱10の下端部には、それぞれ一対の
脚部材16が設けられている。各脚部材16は、環状の
脚部材基部16aが支柱10に外嵌されることにより、
2点鎖線で示されるように下連結棒12に沿うように閉
じて折り畳んだ状態と、実線で示されるように下連結棒
12に直交してT字形状をなすように拡開した状態と、
2点鎖線で示されるように更に外側へ回動して一対の脚
部材16と下連結棒12とがY字形状をなす状態との間
で約100度に亙って回動可能なように構成されてい
る。何れの状態においても、脚部材基部16aを締付け
部材18により下端部材20との間に締付けることによ
り、その脚部材16を固定することができ、締付け部材
18の締付け解除により、脚部材16の固定を解除し得
る。全脚部材16を拡開状態で固定することにより、支
柱10が被載置面に対し垂直状をなす状態で基枠Fが起
立支持される。特に、一対の脚部材16と下連結棒12
とがY字形状をなすように固定すると、両側方のみなら
ず前後方向に対しても効果的に転倒が防止される。
脚部材16が設けられている。各脚部材16は、環状の
脚部材基部16aが支柱10に外嵌されることにより、
2点鎖線で示されるように下連結棒12に沿うように閉
じて折り畳んだ状態と、実線で示されるように下連結棒
12に直交してT字形状をなすように拡開した状態と、
2点鎖線で示されるように更に外側へ回動して一対の脚
部材16と下連結棒12とがY字形状をなす状態との間
で約100度に亙って回動可能なように構成されてい
る。何れの状態においても、脚部材基部16aを締付け
部材18により下端部材20との間に締付けることによ
り、その脚部材16を固定することができ、締付け部材
18の締付け解除により、脚部材16の固定を解除し得
る。全脚部材16を拡開状態で固定することにより、支
柱10が被載置面に対し垂直状をなす状態で基枠Fが起
立支持される。特に、一対の脚部材16と下連結棒12
とがY字形状をなすように固定すると、両側方のみなら
ず前後方向に対しても効果的に転倒が防止される。
【0012】両支柱10の上下中間位置に支持体26の
両端部が固定されることにより、両支柱10に直交する
ように、その支持体26が架設されている。支持体26
の軸線方向における一定間隔おきに、8本の片持腕28
の基部が支持されている。片持腕28は、その基部を中
心として、支持体26の軸線に直交するように図1にお
ける左側へ張り出した水平状態(実線)と、両支柱10
を結ぶ直線に沿う垂直起立状態(2点鎖線)との間で回
動可能なように設けられている。
両端部が固定されることにより、両支柱10に直交する
ように、その支持体26が架設されている。支持体26
の軸線方向における一定間隔おきに、8本の片持腕28
の基部が支持されている。片持腕28は、その基部を中
心として、支持体26の軸線に直交するように図1にお
ける左側へ張り出した水平状態(実線)と、両支柱10
を結ぶ直線に沿う垂直起立状態(2点鎖線)との間で回
動可能なように設けられている。
【0013】支持体26の両端部の上段において、両支
柱10に腕支持部材30が固定されている。各腕支持部
材30は、図1における各支柱10の右側に、支持腕3
2の基部を回動自在に保持する保持部30aを有する。
この保持部30a内に、支持腕32の基部が回動自在に
保持されることにより、支持腕32は、図1における右
側へ張り出した水平状態と、両支柱10に沿う垂直起立
状態との間で回動可能なものとなっている。両支持腕3
2間には、支持腕32の軸線方向における一定間隔おき
に、支持体26に対し略平行状をなす4本の横棒36が
並列支持されている。
柱10に腕支持部材30が固定されている。各腕支持部
材30は、図1における各支柱10の右側に、支持腕3
2の基部を回動自在に保持する保持部30aを有する。
この保持部30a内に、支持腕32の基部が回動自在に
保持されることにより、支持腕32は、図1における右
側へ張り出した水平状態と、両支柱10に沿う垂直起立
状態との間で回動可能なものとなっている。両支持腕3
2間には、支持腕32の軸線方向における一定間隔おき
に、支持体26に対し略平行状をなす4本の横棒36が
並列支持されている。
【0014】図1に実線で示されるように支持腕32が
水平張出状態をとる場合、支持腕32の基部下面が腕支
持部材30の水平支持部30bに支持され、図1に2点
鎖線で示されるように支持腕32が垂直起立状態をとる
場合、図1に実線で示された支持腕32における基部上
面が、腕支持部材30の垂直支持部30cに支持され
る。
水平張出状態をとる場合、支持腕32の基部下面が腕支
持部材30の水平支持部30bに支持され、図1に2点
鎖線で示されるように支持腕32が垂直起立状態をとる
場合、図1に実線で示された支持腕32における基部上
面が、腕支持部材30の垂直支持部30cに支持され
る。
【0015】各片持腕28は、水平張出状態において支
持体26の軸線に直交するように図1における左側へ張
り出し、各横棒36は、支持腕32が水平に張り出した
状態において、支持腕32の軸線方向における一定間隔
おきに、支持体26に対し略平行状をなす。各片持腕2
8と各横棒36は直交するので、洗濯物等の被乾燥物を
片持腕28及び横棒36に掛けた場合、全体として、被
乾燥物に対する風通しが良くなり、乾燥効率が良い。
持体26の軸線に直交するように図1における左側へ張
り出し、各横棒36は、支持腕32が水平に張り出した
状態において、支持腕32の軸線方向における一定間隔
おきに、支持体26に対し略平行状をなす。各片持腕2
8と各横棒36は直交するので、洗濯物等の被乾燥物を
片持腕28及び横棒36に掛けた場合、全体として、被
乾燥物に対する風通しが良くなり、乾燥効率が良い。
【0016】支持腕32及び横棒36は片持腕28に対
し上段に位置するので、張出状態において、片持腕28
には例えば通常のタオル等の比較的丈の短い被乾燥物
を、横棒36には例えばバスタオル等の比較的丈が長い
被乾燥物を掛けて乾燥させることができ、それぞれに掛
けられた被乾燥物全体としての風通しもより良いものと
なる。また片持腕28は、先端側が自由端であるから、
被乾燥物の着脱がより容易であり、横棒36は、両端部
が支持腕32に支持されているので、比較的丈が長いも
の等の比較的重い被乾燥物をより確りと支持することが
できる。
し上段に位置するので、張出状態において、片持腕28
には例えば通常のタオル等の比較的丈の短い被乾燥物
を、横棒36には例えばバスタオル等の比較的丈が長い
被乾燥物を掛けて乾燥させることができ、それぞれに掛
けられた被乾燥物全体としての風通しもより良いものと
なる。また片持腕28は、先端側が自由端であるから、
被乾燥物の着脱がより容易であり、横棒36は、両端部
が支持腕32に支持されているので、比較的丈が長いも
の等の比較的重い被乾燥物をより確りと支持することが
できる。
【0017】図1における右側の上連結パイプ96に掛
けられた複数のハンガー98には、張出状態の支持腕3
2に支持された横棒36までの長さの被乾燥物をかけて
吊り下げることができる。また図1における左側の上連
結パイプ96に掛けられたハンガー98には、張出状態
の片持腕28おけるまでの長さの被乾燥物をかけて吊り
下げることができる。
けられた複数のハンガー98には、張出状態の支持腕3
2に支持された横棒36までの長さの被乾燥物をかけて
吊り下げることができる。また図1における左側の上連
結パイプ96に掛けられたハンガー98には、張出状態
の片持腕28おけるまでの長さの被乾燥物をかけて吊り
下げることができる。
【0018】物干し部材100は、主として、円筒状基
部102と、その円筒状基部102の側面から半径方向
外方に若干上向きに突出する物干し腕104からなる。
部102と、その円筒状基部102の側面から半径方向
外方に若干上向きに突出する物干し腕104からなる。
【0019】物干し腕104は、全体として、図8に示
されるように上板106が上に凸の状態に湾曲した断面
略T字形の棒状をなす。物干し腕104の基端部よりも
やや前方には、上板106の上面との間に被乾燥物等を
弾性的に挟圧保持するための前向きの舌片108が設け
られている。また物干し腕104の先端部には、同じく
上板106の上面との間に被乾燥物等を弾性的に挟圧保
持するための、後向きの舌片110が設けられている。
されるように上板106が上に凸の状態に湾曲した断面
略T字形の棒状をなす。物干し腕104の基端部よりも
やや前方には、上板106の上面との間に被乾燥物等を
弾性的に挟圧保持するための前向きの舌片108が設け
られている。また物干し腕104の先端部には、同じく
上板106の上面との間に被乾燥物等を弾性的に挟圧保
持するための、後向きの舌片110が設けられている。
【0020】円筒状基部102における環状の上面部の
内側に、支持腕32の軸線に一致する直径から時計回り
(図17において)に中心角約32度、反時計回りに中
心角約10度の範囲に亙る一対の切欠部112が設けら
れている。そして各切欠部112の外周壁部における周
方向中央部には、約10度中心角の突部114が設けら
れている。また円筒状基部102における環状の下面の
内周部には、物干し腕104の軸線に一致する直径を中
心として約10度中心角に亙る突起部116が設けられ
ている。
内側に、支持腕32の軸線に一致する直径から時計回り
(図17において)に中心角約32度、反時計回りに中
心角約10度の範囲に亙る一対の切欠部112が設けら
れている。そして各切欠部112の外周壁部における周
方向中央部には、約10度中心角の突部114が設けら
れている。また円筒状基部102における環状の下面の
内周部には、物干し腕104の軸線に一致する直径を中
心として約10度中心角に亙る突起部116が設けられ
ている。
【0021】各支柱10における腕支持部材30の上方
に、固定環状部材118が外嵌固定されている。この固
定環状部材118の上面部の内側には、両支柱10を結
ぶ直線に一致する直径上の2つの位置から時計回り(上
から見た場合。)に約105度に亙り、一対の切欠円弧
部120が設けられている。そして各切欠円弧部120
の外周壁部における周方向両端部には、各側壁122・
124(当接部)との間に約16度中心角を隔てて約1
0度中心角の突部126・128が設けられている。
に、固定環状部材118が外嵌固定されている。この固
定環状部材118の上面部の内側には、両支柱10を結
ぶ直線に一致する直径上の2つの位置から時計回り(上
から見た場合。)に約105度に亙り、一対の切欠円弧
部120が設けられている。そして各切欠円弧部120
の外周壁部における周方向両端部には、各側壁122・
124(当接部)との間に約16度中心角を隔てて約1
0度中心角の突部126・128が設けられている。
【0022】8個の同一の物干し部材100が、この固
定環状部材118の上側に上下に連続した状態で、支柱
10に対し回動可能に外嵌されている。各物干し部材1
00は、円筒状基部102下方の突起部116が、その
下の物干し部材100の円筒状基部102上部の切欠部
112又は固定環状部材118の切欠円弧部120に嵌
合した状態となっている。
定環状部材118の上側に上下に連続した状態で、支柱
10に対し回動可能に外嵌されている。各物干し部材1
00は、円筒状基部102下方の突起部116が、その
下の物干し部材100の円筒状基部102上部の切欠部
112又は固定環状部材118の切欠円弧部120に嵌
合した状態となっている。
【0023】切欠部112に嵌合した突起部116がと
る位置は、切欠部112の突部の左右何れかの側の位置
である。突起部116が物干し腕104の軸線に交差す
る位置A(図3)にある場合は、上下物干し部材100
の物干し腕104が、円筒状基部102を中心とする同
一半径上に整列する。また、突起部116が他方の位置
B(図3)にある場合は、図2の2点鎖線に示すよう
に、上側の物干し腕104は下側の物干し腕104に対
し時計回りに約22.5度中心角回動した位置をとる。
る位置は、切欠部112の突部の左右何れかの側の位置
である。突起部116が物干し腕104の軸線に交差す
る位置A(図3)にある場合は、上下物干し部材100
の物干し腕104が、円筒状基部102を中心とする同
一半径上に整列する。また、突起部116が他方の位置
B(図3)にある場合は、図2の2点鎖線に示すよう
に、上側の物干し腕104は下側の物干し腕104に対
し時計回りに約22.5度中心角回動した位置をとる。
【0024】また、最下部の物干し部材100の突起部
116が切欠円弧部120に嵌合した状態でとる位置
は、各突起部116と各側壁122・124との間に保
持された両位置か、両突起部126・128間の位置の
何れかである。
116が切欠円弧部120に嵌合した状態でとる位置
は、各突起部116と各側壁122・124との間に保
持された両位置か、両突起部126・128間の位置の
何れかである。
【0025】図1に実線で示された螺旋状展開状態から
2点鎖線で示されるように全物干し部材100を縮形状
態に整列させるには、次のように行う。
2点鎖線で示されるように全物干し部材100を縮形状
態に整列させるには、次のように行う。
【0026】最上部の物干し部材100uを最下部の物
干し部材100bに対し反時計回り(上方から見た場
合。)に回動させると、任意の上側の物干し部材100
の突起部116がその下の物干し部材100の突部を反
時計回りに押しながら、或は突起部116が、突部11
4を乗り越えて切欠部112における側壁130を反時
計回りに押して、全ての物干し部材100が上から順に
反時計回りに回動する。最下部の物干し部材100b
は、その突起部116が突部128を乗り越えると、9
0度回動を開始し、突起部116が他方の突部126を
乗り越えると、その物干し腕104が2点鎖線で示され
る位置に達した状態で、その突起部116が切欠円弧部
120の他方の側壁122に突き当たり、最下部の物干
し部材100はそれ以上の回動を停止して突部126と
側壁122の間に保持される。
干し部材100bに対し反時計回り(上方から見た場
合。)に回動させると、任意の上側の物干し部材100
の突起部116がその下の物干し部材100の突部を反
時計回りに押しながら、或は突起部116が、突部11
4を乗り越えて切欠部112における側壁130を反時
計回りに押して、全ての物干し部材100が上から順に
反時計回りに回動する。最下部の物干し部材100b
は、その突起部116が突部128を乗り越えると、9
0度回動を開始し、突起部116が他方の突部126を
乗り越えると、その物干し腕104が2点鎖線で示され
る位置に達した状態で、その突起部116が切欠円弧部
120の他方の側壁122に突き当たり、最下部の物干
し部材100はそれ以上の回動を停止して突部126と
側壁122の間に保持される。
【0027】その上方の物干し部材100は、突起部1
16が下側の突部114を乗り越えていれば、それ以上
回動せずにそのまま整列し、各切欠部112における位
置Aに突起部116が位置した状態で、その整列が維持
される。また、突起部116が下側の物干し部材100
の突部114を乗り越えていなければ、下方の物干し部
材100の突起部116から順に突部114を乗り越
え、最終的に全物干し部材100がほぼ同一半径上に
(ほぼ直線状に)整列する。
16が下側の突部114を乗り越えていれば、それ以上
回動せずにそのまま整列し、各切欠部112における位
置Aに突起部116が位置した状態で、その整列が維持
される。また、突起部116が下側の物干し部材100
の突部114を乗り越えていなければ、下方の物干し部
材100の突起部116から順に突部114を乗り越
え、最終的に全物干し部材100がほぼ同一半径上に
(ほぼ直線状に)整列する。
【0028】逆に、図1に2点鎖線で示された整列状態
から最上部の物干し部材100uを最下部の物干し部材
100bに対し時計回りに回動させると、最下部以外の
各物干し部材100の突起部116は、それぞれ突部1
14を乗り越え、側壁132を押し、物干し腕104
が、その下側に隣接する物干し部材100の物干し腕1
04に対し時計回りに約22.5度ずつ回動した状態で
螺旋状に展開する。そして各切欠部112の位置Bに突
起部116が位置した状態で、その螺旋状展開が維持さ
れる。
から最上部の物干し部材100uを最下部の物干し部材
100bに対し時計回りに回動させると、最下部以外の
各物干し部材100の突起部116は、それぞれ突部1
14を乗り越え、側壁132を押し、物干し腕104
が、その下側に隣接する物干し部材100の物干し腕1
04に対し時計回りに約22.5度ずつ回動した状態で
螺旋状に展開する。そして各切欠部112の位置Bに突
起部116が位置した状態で、その螺旋状展開が維持さ
れる。
【0029】最下部の物干し部材100bの突起部11
6は、90度回動して切欠円弧部120の両突部126
・128を乗り越え、図1における支柱10の右側へ張
り出した状態で、突部128と側壁124との間に保持
される。
6は、90度回動して切欠円弧部120の両突部126
・128を乗り越え、図1における支柱10の右側へ張
り出した状態で、突部128と側壁124との間に保持
される。
【0030】物干し腕104を展開状態とすれば、周方
向及び上下方向に互いにずれた状態の各物干し腕104
に洗濯物等を掛けて効率良く干すことができる。
向及び上下方向に互いにずれた状態の各物干し腕104
に洗濯物等を掛けて効率良く干すことができる。
【0031】不使用時には、物干し腕104を整列状態
とし、片持腕28及び支持腕32を垂直起立状態とし、
更に全脚部材16を閉じて折り畳んだ状態で固定するこ
とにより、全体を薄くコンパクトにして収納に備えるこ
とができる。
とし、片持腕28及び支持腕32を垂直起立状態とし、
更に全脚部材16を閉じて折り畳んだ状態で固定するこ
とにより、全体を薄くコンパクトにして収納に備えるこ
とができる。
【0032】この例では、物干し部材を片持腕や横棒等
と組合せた物干し器として示されているが、例えば、脚
部によって支持される1本の支柱に複数の物干し部材が
螺旋状展開及び整列可能な状態で外嵌してなる物干し器
とすることなども可能である。
と組合せた物干し器として示されているが、例えば、脚
部によって支持される1本の支柱に複数の物干し部材が
螺旋状展開及び整列可能な状態で外嵌してなる物干し器
とすることなども可能である。
【0033】
【考案の効果】本発明の物干し器では、上下に連続する
任意数の物干し部のうち上端の物干し部を、下端の物干
し部に対し相対的に一定方向に回動させることにより、
それらを容易に螺旋状に展開してそれを維持することが
でき、周方向及び上下方向に互いにずれたそれらの物干
し部に 洗濯物等を掛けて効率良く干すことができる。
そして螺旋状に展開した前記上端の物干し部を、下端の
物干し部に対し相対的に逆方向に回動させることによ
り、それらの物干し部を上下にほぼ直線状に整列させて
容易にコンパクトに縮小し、それを維持することができ
る。
任意数の物干し部のうち上端の物干し部を、下端の物干
し部に対し相対的に一定方向に回動させることにより、
それらを容易に螺旋状に展開してそれを維持することが
でき、周方向及び上下方向に互いにずれたそれらの物干
し部に 洗濯物等を掛けて効率良く干すことができる。
そして螺旋状に展開した前記上端の物干し部を、下端の
物干し部に対し相対的に逆方向に回動させることによ
り、それらの物干し部を上下にほぼ直線状に整列させて
容易にコンパクトに縮小し、それを維持することができ
る。
【図1】物干し器の斜視図である。
【図2】物干し部材の平面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図3におけるXIX-XIX 線断面図である。
【図5】物干し部材の正面図である。
【図6】物干し部材の底面図である。
【図7】図2におけるXXII−XXII線要部拡大断面図であ
る。
る。
【図8】図5におけるXXIII-XXIII 線拡大断面図であ
る。
る。
【図9】固定環状部材の平面図である。
10 支柱 32 支持腕 100 物干し部材 102 円筒状基部 102 円筒状基部 104 物干し腕 112 切欠部 116 突起部 118 固定環状部材
Claims (1)
- 【請求項1】一定の回動軸線を中心としてそれぞれ回動
し得るように上下に配列された複数の物干し部を有する
物干し器であって、 上下に隣接する任意の物干し部の一方に、他方の物干し
部に向かって突起する突起部が設けられ、 その他方の物干し部には、弾性的変形により前記突起部
が周方向に乗越え得る突部が設けられると共に、その突
部の周方向両側において突部との間に突起部を保持し得
る第1当接部及び第2当接部が設けられることにより、
任意の物干し部とその下方に隣接する物干し部とが、前
者が後者に対し一定方向にほぼ0度と任意角度との間の
回動が可能なように連係しており、 上下に連続する任意数の物干し部のうち上端の物干し部
を、下端の物干し部に対し相対的に前記一定方向に回動
させることにより、それらの連続する物干し部が螺旋状
に展開され、上端の物干し部を、下端の物干し部に対し
相対的に逆方向に回動させることにより、それらの物干
し部がほぼ直線状に整列することを特徴とする物干し
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081943U JPH0752715Y2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 物干し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081943U JPH0752715Y2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 物干し器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638893U JPH0638893U (ja) | 1994-05-24 |
JPH0752715Y2 true JPH0752715Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=13760589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992081943U Expired - Lifetime JPH0752715Y2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 物干し器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752715Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108679949A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-10-19 | 鹿文骏 | 一种学生公寓楼自动晾晒装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS516258A (ja) * | 1974-07-04 | 1976-01-19 | Sumitomo Chemical Co | |
JPS5261128A (en) * | 1975-11-14 | 1977-05-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Method of finishing internal circumference face of centrifugally castet pipe |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP1992081943U patent/JPH0752715Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0638893U (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |