JPH0752671Y2 - 飲料製造機 - Google Patents

飲料製造機

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JPH0752671Y2
JPH0752671Y2 JP1987083592U JP8359287U JPH0752671Y2 JP H0752671 Y2 JPH0752671 Y2 JP H0752671Y2 JP 1987083592 U JP1987083592 U JP 1987083592U JP 8359287 U JP8359287 U JP 8359287U JP H0752671 Y2 JPH0752671 Y2 JP H0752671Y2
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JP
Japan
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heater
upper container
turned
hot water
switch
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典男 竹山
富夫 堀田
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/04Coffee-making apparatus with rising pipes
    • A47J31/043Vacuum-type coffee-making apparatus with rising pipes in which hot water is passed to the upper bowl in which the ground coffee is placed and subsequently the heat source is cut-off and the water is sucked through the filter by the vacuum in the lower bowl
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/44Parts or details or accessories of beverage-making apparatus
    • A47J31/52Alarm-clock-controlled mechanisms for coffee- or tea-making apparatus ; Timers for coffee- or tea-making apparatus; Electronic control devices for coffee- or tea-making apparatus

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、いわゆるサイフォン式の飲料製造機に関す
る。
(従来の技術) 従来のサイフォン式飲料製造機としては、例えば第6図
に示すようなコーヒー製造機が周知である。この種のコ
ーヒー製造機は、ヒータ1の上方に、フラスコ状の下部
容器3を配置すると共に、この下部容器3の上方に上部
容器4を配置し、この上部容器4の底部に下向きに設け
た通水管5を下部容器3内に挿入して両者を気密に連結
すると共に、上部容器4の底部に設けたフィルタ6によ
って通水管5の上部開口を覆った構成である。このもの
では、予め下部容器3と上部容器4に夫々水とコーヒー
粉を収容した上で、ヒータ1によって下部容器3内の水
を加熱して熱湯化すると、下部容器3の内圧が蒸気によ
って上昇し、それによって下部容器3内の湯が通水管5
及びフィルタ6を通じて上部容器4内に押し上げられ、
上部容器4内のコーヒー粉を湯で浸してコーヒーのエキ
スが抽出される。その後、ヒータ1への通電を断つと、
下部容器3が冷めることによって下部容器3の内圧が低
下するため、上部容器4内のコーヒー液がフィルタ6に
より濾過されつつ下部容器3内に流下する。この後、下
部容器3から上部容器4を取外して下部容器3内のコー
ヒー液を適宜コーヒーカップに注いで飲用に供するもの
である。
しかしながら、上記従来構成のものでは、上部容器4内
でコーヒー粉が湯で浸されている時間を、使用者が見計
らってヒータ1を断電するという煩わしい操作を行わな
ければならず、使い勝手が頗る悪かった。
そこで、ヒータの断電を自動化すべく、上部容器4の外
周面に温度センサを接触させるように設け、上部容器4
内に湯が上昇して上部容器4の外周面の温度が所定温度
以上になったことを、前記温度センサにより検知した時
点で、ヒータ1を断電するように構成することが考えら
れている。
ところで、上部容器4内でコーヒー粉が湯で浸されてい
る時間を変えることによって、抽出するコーヒー液の濃
度・風味等を変えることができるということは、一般に
良く知られている事実であるが、上述のように構成した
場合、上部容器4内に湯が上昇してからヒータ1を断電
するまでの時間(コーヒー粉が湯で浸されている時間)
が、常に同じようになってしまうため、濃度や風味が同
じようなコーヒー液しか抽出できなかった。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、ヒータの断電を自動化すべく、上部容
器の外周面に接触させた温度センサの検出信号に基い
て、一律にヒータを断電する構成とすると、使い勝手が
良くなる反面、上部容器内でコーヒー粉等の原料が湯で
浸されている時間が、常に同じようになってしまうた
め、濃度や風味が同じような飲料しか抽出できず、近年
の嗜好の多様化に応えることができなかった。
本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
従ってその目的は、使い勝手を良くし得ると同時に、抽
出する飲料の濃度・風味等を使用者の好みに応じて調節
できる飲料製造機を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の飲料製造機は、ヒータにより加熱される貯水可
能な下部容器と、この下部容器と通水管及びフィルタを
通じて連通しコーヒー粉等の原料を収容する上部容器と
を備え、前記下部容器の加熱時における内圧上昇によっ
て内部の湯を前記通水管を通して前記上部容器内に上昇
させて飲料を抽出するものにおいて、前記上部容器に接
触する温度センサを有し該上部容器が所定温度に達した
ことを該温度センサにより検出したときに動作する湯検
知手段と、濃度セレクトスイッチを備え前記湯検知手段
の動作時点から前記ヒータを断電するまでの時間を該濃
度セレクトスイッチの操作に応じて調節するヒータ断電
時期調節手段と、前記上部容器と接触し得るように設け
られ該上部容器が所定状態にセットされたときにオンし
所定状態にセットされないときにオフする安全スイッチ
と、商用交流電源から前記ヒータへの通電路中に設けら
れたリレースイッチと、このリレースイッチをオンオフ
するためのリレー駆動コイルを備え前記安全スイッチの
オンに基づいて該リレー駆動コイルを通電して前記リレ
ースイッチを閉成し前記安全スイッチのオフに基づいて
該リレー駆動コイルを断電して前記リレースイッチを開
放するリレー駆動手段とを備え、前記湯検知手段、ヒー
タ断電時期調節手段およびリレー駆動手段を、商用交流
電源より低い定電圧を出力する定電圧電源回路を備えた
制御回路により構成し、この制御回路に前記安全スイッ
チを接続したことを特徴とするものである。
(作用) ヒータにより熱湯化された湯が上部容器内に上昇する
と、その湯の上昇が湯検知手段によって検知され、その
検知時点から設定時間後にヒータが自動的に断電され
る。このときの設定時間を、予めヒータ断電時期調節手
段によって調節しておけば、上部容器内で原料が湯で浸
される時間を使用者の好みに応じて調節することができ
る。
(実施例) 以下、本考案をコーヒー製造機に適用した一実施例につ
いて、第1図乃至第5図に基いて説明する。11はコーヒ
ー製造機の本体ケースで、その右側下部に設けたヒータ
受台12には、ヒータ13を配設すると共に、ヒータ受台12
の右側方部には支軸14を上向きに突設している。15は例
えば耐熱ガラスによりフラスコ状に形成した下部容器
で、その首部に取手16をバンド締めしている。そして、
取手16の下部に下向きに形成した支持穴17を、前記支軸
14に挿入することによって、下部容器15を水平旋回可能
に支持してヒータ13の上方に位置させている。18は例え
ば耐熱ガラスにより形成した上部容器で、その底部に下
向きに一体に形成した通水管19を、下部容器15内に挿入
すると共に、該通水管19の上端外周部に嵌着したパッキ
ン20を、下部容器15の上端内周部に嵌合することによっ
て、上部容器18を下部容器15に気密に連結保持させてい
る。そして、上部容器18の底部に設けたフィルタ21によ
って通水管19の上端開口を覆っている。一方、本体ケー
ス11の左側上部には、ミルケース22を着脱可能に配設す
ると共に、このミルケース22の下方にミルモータ23を配
設し、このミルモータ23によってミルケース22内のカッ
タ24を回転させる。そして、ミルケース22の右側面部に
は、コーヒー粉を上部容器18側に通過させるための粉フ
ィルタ25を設けると共に、コーヒー粉を上部容器18内に
導くためのガイド24aを形成し、このガイド24a及びミル
ケース22の上面開口にキャップ26を被せている。また、
本体ケース11の上端には蓋27を設けると共に、この蓋27
の開閉に連動して作動する蓋スイッチ28を設けている。
一方、29は下部容器15の左側方に配設した冷却ファン
で、この冷却ファン29を、ヒータ13の断電と同時に起動
して下部容器15を冷却するようになっている。30は上部
容器18内への湯の上昇を検知するための温度センサで、
例えば負の温度特性を有するサーミスタから成る。この
温度センサ30は、上部容器18の下部外周面に斜め下方か
ら接触するように、本体ケース11のセンサ支持部31に支
持され、且つばね32によって斜め上方に付勢されてい
る。また、本体ケース11の操作パネル33には、ミル運転
時間を設定するタイマー34の操作摘み34a、運転開始用
のスタートボタン35、抽出中の表示をするネオンランプ
36、抽出するコーヒー液の濃度を「レギュラー」と「マ
イルド」の二段階に切換える濃度セレクトスイッチ37等
を設けている。
一方、電気回路の概略構成を示す第2図において、38は
100Vの商用交流電源からヒータ13への通電路中に設けた
常開形のリレースイッチ、39は冷却ファン29のファンモ
ータ29aへの通電路中に設けたタイマースイッチで、こ
れらタイマースイッチ39及びリレースイッチ38は制御回
路40によって駆動される。41は安全スイッチで、この安
全スイッチ41は前記センサ支持部31に温度センサ30と共
に前記上部容器18と接触し得るように設けられて、上部
容器18が正しくセットされたときにオンする構成となっ
ている。そして、この安全スイッチ41は、電気回路にお
いては、後述する定電圧電源回路43からヒータ通断電用
のリレー駆動回路61への給電路に設けられており、もっ
て、この安全スイッチ41は、上部容器18が所定状態(正
しい状態)にセットされたときにオンして前記ヒータ13
への通電を可能とし所定状態にセットされないときにオ
フして前記ヒータ13への通電を禁止するようになってい
る。42は抽出完了時に鳴動されるブザーである。尚、タ
イマー34で駆動されるカムスイッチ34bによって、通電
をミルモータ23側と制御回路40側とに切換えるようにな
っている。
そして、上記制御回路40の具体的構成を第3図に基いて
説明するに、43は定電圧電源回路で、10Vと24Vの直流電
圧を出力する。44は分圧回路45からの基準電圧V1温度セ
ンサ30からの温度信号Vtとを比較するコンパレータで、
上部容器18内に湯が上昇して温度センサ30の検出温度で
ある上部容器18の外周面の温度が所定温度T1以上になっ
たときに、V1≦Vtとなってコンパレータ44の出力がロー
レベルに反転する。これら温度センサ30、分圧回路45及
びコンパレータ44から湯検知手段たる湯検知回路46が構
成されている。一方、48は4つのトランジスタ49乃至52
と1つのサイリスタ53等を備えて成る再加熱防止回路
で、湯検知回路46のコンパレータ44の出力がローレベル
に反転したときに、トランジスタ52を1回だけオンさせ
るように構成され、以って抽出完了後暫らく放置されて
コンパレータ44の出力がハイレベルに復帰したときに、
再度ヒータ13に通電されてしまうことを防止する。54は
ヒータ断電時期調節手段たるヒータ断電時期調節回路
で、上部容器18内への湯の上昇を検知した時点(コンパ
レータ44の出力がローレベルに反転した時点)からヒー
タ13を断電するまでの時間を調節するものである。この
場合、ヒータ断電時期調節回路54は、濃度セレクトスイ
ッチ37、CRタイマー55、分圧回路56、コンパレータ57等
から構成されている。そのうち、CRタイマー55は、2つ
の抵抗58,59とコンデンサ60を直列に接続して成り、一
方の抵抗58に濃度セレクトスイッチ37を並列に設けると
共に、他方の抵抗59とコンデンサ60との間の共通接続点
aにトランジスタ52のコレクタを接続している。そし
て、分圧回路56からの基準電圧V2と、CRタイマー55の共
通接続点aからの充電電圧V3がコンパレータ57で比較さ
れ、V2≦V3になったときにコンパレータ57の出力がロー
レベルに反転する。斯かるヒータ断電時期調節回路54に
おいて、濃度セレクトスイッチ37を「マイルド」に切換
える(オンする)と、CRタイマー55の一方の抵抗58が短
絡されて、CRタイマー55の時定数が短くなり、例えば30
秒の遅延タイマーとして機能する一方、濃度セレクトス
イッチ37を「レギュラー」に切換える(オフする)と、
抵抗58の短絡が解除されて、CRタイマー55の時定数が長
くなり、例えば60秒の遅延タイマーとして機能する。61
はトランジスタ62とリレー駆動コイル63等から成るとこ
ろのリレー駆動手段たるリレー駆動回路で、コンパレー
タ57の出力がローレベルに反転したときにトランジスタ
62がオフしてリレー駆動コイル63への通電が断たれる。
そして、リレー駆動コイル63の断電により、リレースイ
ッチ38(第2図参照)がオフされてヒータ13が断電され
ると共に、タイマースイッチ39が作動してファンモータ
29aに所定時間通電される構成となっている。64はヒー
タ13が断電されたときにブザー42を間欠的に鳴動させる
ためのブザー駆動回路で、3つのトランジスタ65乃至6
7、コンデンサ68、分圧回路69、コンパレータ70等から
構成されている。この場合、コンパレータ57の出力信号
によってトランジスタ65がオン・オフされ、分圧回路69
からの基準電圧V4と、コンデンサ68の端子電圧V5がコン
パレータ70で比較される。そして、コンデンサ68は、コ
ンパレータ70の帰還抵抗71との間でCRタイマーを作り、
例えば1秒間隔で充放電を繰返して、トランジスタ66,6
7をオン・オフさせ、ブザー42を間欠的に鳴動させる。
以上のように構成した制御回路40の各部の電圧波形を第
4図に示し、また、その制御アルゴリズムを第5図に示
している。
次に、上記構成の作用について説明する。ミルケース22
と下部容器15内に、夫々コーヒー豆と水を入れ、上部容
器18及び下部容器15を正しくセットした上で濃度セレク
トスイッチ37を「レギュラー」又は「マイルド」にセッ
トすると共に、タイマー34の操作摘み34aを回動操作し
て、スタートボタン35を押圧すると、ミルモータ23が起
動してカッタ24が回転し、ミルケース22内のコーヒー豆
が粉砕される。この粉砕時、生成されたコーヒー粉は、
回転遠心力により粉フィルタ25から順次排出されて上部
容器18内に落下収容される。その後、タイマー34の計時
動作が終了すると、操作摘み34aの位置が自動的に「サ
イフォン」の位置にまで回動し、ミルモータ23が断電さ
れて停止する一方、制御回路40に通電される。この時点
で、温度センサ30による上部容器18の温度検知が開始さ
れると共に、次のように制御回路40が動作してヒータ13
への通電が開始される。即ち、当初は、上部容器18の温
度が未だ高くなっていないため、負特性の温度センサ30
の抵抗値は大きく、温度信号Vtが基準電圧V1よりも低
い。このため、コンパレータ44からハイレベル信号が出
力されてトランジスタ49,50がオンし、トランジスタ51
及びサイリスタ53がオフ状態を維持してトランジスタ52
がオンとなる。これにより、コンデンサ60が短絡される
ため、コンパレータ57の入力電圧V2,V3がV2>V3となっ
てコンパレータ57からハイレベル信号が出力される。こ
のとき、上部容器18が正しくセットされていることで安
全スイッチ41はオンしているから、トランジスタ62に定
電圧電源回路43から電源が与えられおり、トランジスタ
62がオンする。これによって、リレー駆動コイル63に通
電されて、リレー38がオンし、ヒータ13への通電が開始
されて下部容器15内の水が加熱される。但し、上部容器
18が正しくセットされていないときは、温度センサ30の
近傍の安全スイッチ41がオンされず、リレー駆動コイル
63への通電が阻止され、もってヒータ13への通電が禁止
される。一方、下部容器15内の水が加熱されて熱湯化す
ると、下部容器15の内圧が蒸気によって高められ、やが
てその内圧によって下部容器15内の湯が通水管19及びフ
ィルタ21を通じて押し上げられ、上部容器18内で湯がコ
ーヒー粉を浸してコーヒーのエキスを抽出する。
而して、上部容器18内に湯が上昇すると、上部容器18の
外周面の温度が上昇し、これに伴って温度センサ30の抵
抗値が低下する。これにより、温度センサ30側からコン
パレータ44に入力される温度信号Vtの電圧が次第に高く
なり、上部容器18の外周面の温度が所定温度T1以上にな
ったところで、Vt≧V1になってコンパレータ44の出力が
ローレベルに反転する。これに伴って、トランジスタ4
9,50がオフしてトランジスタ51がオンするため、サイリ
スタ53にゲート電流が流れてこのサイリスタ53がオン
し、トランジスタ52がオフする。これにより、コンデン
サ60への充電が開始され、その充電電圧V3が次第に上昇
する。その後、充電電圧V3が基準電圧V2を越えると、コ
ンパレータ57の出力がローレベルに反転してトランジス
タ62がオフし、リレー駆動コイル63への通電が断たれ
て、リレー38がオフし、ヒータ13が断電される。この場
合、コンデンサ60の充電電圧V3が基準電圧V2にまで上昇
する時間は、濃度セレクトスイッチ37を「レギュラー」
とした場合と「マイルド」とした場合とでは相違する。
即ち、濃度セレクトスイッチ37を「マイルド」に切換え
る(オンする)と、CRタイマー55の一方の抵抗58が短絡
されて、CRタイマー55の時定数が短くなり、例えば30秒
の遅延タイマーとして機能する。一方、濃度セレクトス
イッチ37を「レギュラー」に切換える(オフする)と、
抵抗58の短絡が解除されて、CRタイマー55の時定数が長
くなり、例えば60秒の遅延タイマーとして機能する。こ
のように、濃度セレクトスイッチ37を切換えることによ
って、ヒータ13の断電時期を早めたり、遅くしたりする
ことができる。そして、ヒータ13の断電と同時に、タイ
マースイッチ39が作動してファンモータ29aに通電さ
れ、冷却ファン29が回転して下部容器15を冷却する。こ
れにより、下部容器15の内圧が低下して、上部容器18内
のコーヒー液がフィルタ21により濾過されつつ下部容器
15内に流下し貯溜される。この場合、「マイルド」で
は、「レギュラー」よりも30秒早くヒータ13が断電され
るため、上部容器18内でコーヒー粉が湯で浸される時間
が約30秒短くなり、その分、抽出するコーヒー液の濃度
が薄くなってあっさりした味になる。反対に、「レギュ
ラー」では、コーヒー粉が湯で浸される時間が「マイル
ド」よりも約30秒長くなり、その分、コーヒー液の濃度
が濃くなる。尚、ヒータ13が断電される(コンパレータ
57の出力がローレベルに反転する)と同時に、ブザー駆
動回路64のトランジスタ65がオフするから、これ以後、
コンデンサ68が充放電を繰返してコンパレータ70の出力
が例えば1秒間隔でハイレベルとローレベルに切換わ
り、これによってトランジスタ66,67がオン・オフを繰
返してブザー42が「ピーッ」「ピーッ」「ピーッ」…と
間欠的に鳴動し、使用者に抽出完了を報知する。
上記実施例によれば、ヒータ断電時期調節回路54の濃度
セレクトスイッチ37を切換操作することによって、上部
容器18内への湯の上昇を検知した時点からヒータ13を断
電するまでの時間(コーヒー粉が湯で浸される時間)を
調節できるから、抽出するコーヒー液の濃度・風味等を
使用者の好みに応じて調節できて、近年の嗜好の多様化
に十分に対応できる。この場合、湯の上昇を、上部容器
18に接触させた温度センサ30を備えた湯検知回路46にて
検知するから、ほぼ直接的に湯そのものを検出できて湯
の上昇を正確に検知できる。そして、上述の断電までの
時間は、湯の上昇が正確に検知された時点すなわちこの
湯検知回路46の温度センサ30の検出温度が所定温度とな
った時点から計測されるから、断電時期が常に正確に計
測されることとなり、誤差の少ない調節が図れる。しか
も、ヒータ13の断電が制御回路40によって自動的になさ
れるから、使い勝手も頗る良い。
また、上記実施例によれば、安全スイッチ41を上部容器
18と接触し得るように設け、この安全スイッチ41により
該上部容器18が所定状態にセットされたときにオンして
ヒータ13への通電を可能とし所定状態にセットされない
ときにオフしてヒータ13への通電を禁止するようにした
から、次の効果を得ることができます。
すなわち、上部容器18が正しくセットされている状態で
は、温度センサ30も上部容器18と正規の状態で接触して
おり、この結果、温度センサ30の感温特性も所期のもの
が得られる。しかし、上部容器18が正しくセットされて
いない状態では、温度センサ30も上部容器18と正規の状
態で接触しておらず、この結果、温度センサ30の感温特
性も所期のものが得られず、温度センサ30による温度検
出に誤差が生じ、結局、湯検知回路46の動作時点が、湯
の上昇時点とずれる虞がある。
しかるに本実施例によれば、上述したように上部容器18
が所定状態にセットされたときに安全スイッチ41がオン
してヒータ13への通電を可能とするから、温度センサ30
が所期の温度特性を示すような上部容器18との接触状態
のときに、すなわち湯検知回路46が誤差なく動作すると
きにその動作によりヒータ断電時期調節回路54によりヒ
ータ13が断電されるようになり、適正で且つ確実なヒー
タ断電時期を検出できるものである。また、安全スイッ
チ41は、上部容器18が所定状態にセットされないときに
オフして前記ヒータ13への通電を禁止するから、温度セ
ンサ30の感温特性が所期通りに得られないことが予測さ
れるときには最初からヒータ13には通電されないように
なり、不適正な状態でのヒータ13への通電および湯検知
回路46の動作ひいてはヒータ断電時期調節回路54の動作
を防止でき、総じて、上部容器18の不適正なセット状態
では湯検知回路46及びヒータ断電時期調節回路54の機能
を停止し、上部容器18の適正なセット状態でのみ湯検知
回路46及びヒータ断電時期調節回路54を機能させ得る。
この結果、上部容器18が正しくセットされない状態で
(温度センサ30と上部容器18との接触が不完全な状態
で)ヒータ13が長時間発熱し続けるといった事態を未然
に回避できる。
また、上記実施例では、再加熱防止回路48を設けたの
で、ヒータ13が一旦断電された後再度ヒータ13に通電さ
れてしまうことを防止できる。即ち、抽出完了後長時間
放置しておくと、上部容器18が冷めて温度センサ30から
の温度信号Vtの電圧が再び基準電圧V1よりも低くなっ
て、コンパレータ44の出力が再びハイレベルに転ずるこ
とがある。しかしながら、この場合でも、再加熱防止回
路48のサイリスタ53が引続きオン状態を維持するから、
トランジスタ52,62が引続きオフ状態を維持して、リレ
ー駆動コイル63への再通電を阻止し、ヒータ13への再通
電が阻止される。さらに本実施例によれば、温度センサ
30を備えた湯検知回路46、濃度セレクトスイッチ37を備
えたヒータ断電時期調節回路54およびリレー駆動回路61
を、商用交流電源より低い定電圧を出力する定電圧電源
回路43を備えた制御回路40により構成しているから、制
御系の回路構成をユニット化することができて、構成の
簡単化に寄与できる。さらにまた、上部容器18のセット
を検出する安全スイッチ41を制御回路40に接続し、商用
交流電源からヒータ13への通電路中にはリレースイッチ
38を設けた構成であるから、安全性の向上に寄与できる
ようになる。
すなわち、安全スイッチ41は上部容器18のセットを検出
する必要性から、この上部容器18のセット位置に近接し
て設けられる事情にあり、この場合、安全スイッチ41は
使用者にとっても手が触れやすいところとなる。ここ
で、仮に、安全スイッチ41が、商用交流電源からヒータ
13への通電路中に設けられているとすると、100V電源が
給電されたスイッチが触れやすいものとなってしまう。
しかるに本実施例では、商用交流電源からヒータ13への
通電路中にはリレースイッチ38を設け、安全スイッチ41
は制御回路40に接続して定電圧電源回路43からの低い電
圧部分で使用するようにしたから、安全なものとなる。
尚、上記実施例では、濃度セレクトスイッチ37の操作に
よって、抽出するコーヒー液の濃度(ヒータ13の断電時
期)を2段階に切換え得るように構成したが、3段階以
上に若しくは連続的に調節できるように構成しても良
い。
その他、本考案は、ミル機構がない抽出専用のコーヒー
抽出器にも適用でき、更にはコーヒーに限らず紅茶等の
他の飲料を抽出するものについても同様に適用して実施
できる。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、上部容器に接
触する温度センサを有し該上部容器が所定温度に達した
ことを該温度センサにより検出したときに動作する湯検
知手段と、濃度セレクトスイッチを備え前記湯検知手段
の動作時点から前記ヒータを断電するまでの時間を調節
するヒータ断電時期調節手段とを設けたので、ヒータ断
電時期調節手段によって、抽出するコーヒー液の濃度・
風味等を使用者の好みに応じて調節でき、この場合、上
部容器に接触しこの上部容器が所定温度に達したときに
動作する湯検知手段の動作をもって湯の上昇を検知する
から、ほぼ直接的に湯そのものを検出できて湯の上昇を
正確に検知でき、これにより、断電時期が常に正確に計
測され、誤差の少ない調節を図ることができ、しかもヒ
ータを断電する手間が省けて使い勝手を良くし得、さら
には、上部容器と接触し得るように設けられ該上部容器
が所定状態にセットされたときにオンして前記ヒータへ
の通電を可能とし所定状態にセットされないときにオフ
して前記ヒータへの通電を禁止する安全スイッチを備え
ているから、湯検知手段及びヒータ断電時期調節手段が
適正な条件下でのみ動作することを保証することがで
き、上部容器の不適正なセット状態では、換言すれば湯
検知誤差が予測されるような場合では湯検知手段及びヒ
ータ断電時期調節手段の機能を停止でき、上部容器の適
正なセット状態でのみ、換言すれば湯検知が確実になさ
れる場合にのみ湯検知手段及びヒータ断電時期調節手段
を機能させ得て、湯検知手段及びヒータ断電時期調節手
段の誤動作を確実に防止でき、また、温度センサを備え
た湯検知手段、濃度セレクトスイッチを備えたヒータ断
電時期調節手段およびリレー駆動手段を、商用交流電源
より低い定電圧を出力する定電圧電源回路を備えた制御
回路により構成しているから、制御系の回路構成をユニ
ット化することができて、構成の簡単化に寄与でき、さ
らにまた、上部容器のセットを検出する前記安全スイッ
チを制御回路に接続し、商用交流電源からヒータへの通
電路中にリレースイッチを設けた構成であるから、使用
者の手に触れがちな安全スイッチは低い電圧の回路構成
に含まれることになり、安全性の向上に寄与できるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案をコーヒー製造機に適用した
一実施例を示したもので、第1図は部分的に破断して示
す全体の正面図、第2図は全体の電気的概略構成を示す
回路図、第3図は制御回路の電気回路図、第4図は制御
回路の各部分の電圧波形図、第5図は制御アルゴリズム
を示す図であり、そして第6図は従来例を示した全体の
斜視図である。 図面中、13はヒータ、15は下部容器、18は上部容器、19
は通水管、21はフィルタ、30は温度センサ、37は濃度セ
レクトスイッチ、40は制御回路、41は安全スイッチ、46
は湯検知回路(湯検知手段)、48は再加熱防止回路、54
はヒータ断電時期調節回路(ヒータ断電時期調節手
段)、61はリレー駆動回路、64はブザー駆動回路であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−112518(JP,A) 特開 昭54−114374(JP,A) 実開 昭59−165113(JP,U) 実開 昭60−188528(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータにより加熱される貯水可能な下部容
    器と、この下部容器と通水管及びフィルタを通じて連通
    しコーヒー粉等の原料を収容する上部容器とを備え、前
    記下部容器の加熱時における内圧上昇によって内部の湯
    を前記通水管を通して前記上部容器内に上昇させて飲料
    を抽出するものにおいて、前記上部容器に接触する温度
    センサを有し該上部容器が所定温度に達したことを該温
    度センサにより検出したときに動作する湯検知手段と、
    濃度セレクトスイッチを備え前記湯検知手段の動作時点
    から前記ヒータを断電するまでの時間を該濃度セレクト
    スイッチの操作に応じて調節するヒータ断電時期調節手
    段と、前記上部容器と接触し得るように設けられ該上部
    容器が所定状態にセットされたときにオンし所定状態に
    セットされないときにオフする安全スイッチと、商用交
    流電源から前記ヒータへの通電路中に設けられたリレー
    スイッチと、このリレースイッチをオンオフするための
    リレー駆動コイルを備え前記安全スイッチのオンに基づ
    いて該リレー駆動コイルを通電して前記リレースイッチ
    を閉成し前記安全スイッチのオフに基づいて該リレー駆
    動コイルを断電して前記リレースイッチを開放するリレ
    ー駆動手段とを備え、前記湯検知手段、ヒータ断電時期
    調節手段およびリレー駆動手段を、商用交流電源より低
    い定電圧を出力する定電圧電源回路を備えた制御回路に
    より構成し、この制御回路に前記安全スイッチを接続し
    たことを特徴とする飲料製造機。
JP1987083592U 1987-05-29 1987-05-29 飲料製造機 Expired - Lifetime JPH0752671Y2 (ja)

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JPS63192922U JPS63192922U (ja) 1988-12-13
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JPS54114374A (en) * 1978-02-25 1979-09-06 Shimazu Kk Coffee extractor
JPS59165113U (ja) * 1983-04-20 1984-11-06 タイガー魔法瓶株式会社 サイフオン式電気抽出器
JPH0712332B2 (ja) * 1985-11-08 1995-02-15 株式会社東芝 飲料製造機

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Publication number Publication date
JPS63192922U (ja) 1988-12-13
KR890022496U (ko) 1989-12-01
KR930002370Y1 (ko) 1993-05-10

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