JPH0752496B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0752496B2
JPH0752496B2 JP1285378A JP28537889A JPH0752496B2 JP H0752496 B2 JPH0752496 B2 JP H0752496B2 JP 1285378 A JP1285378 A JP 1285378A JP 28537889 A JP28537889 A JP 28537889A JP H0752496 B2 JPH0752496 B2 JP H0752496B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、記録媒体として磁気テープを使用するマルチ
トトラックの磁気記録再生装置に関し、特に、狭トラッ
ク幅による高速、高密度且つ大容量の記録再生を高精度
のトラッキング制御を維持しながら行うことができる磁
気記録再生装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、オーディオ装置として使用される磁気記録再生装
置では、回転ヘッドを備えたものを除くと、通常、トラ
ック数と記録ヘッド或いはこの記録ヘッドと対をなす再
生ヘッドの数とが等しい構成となっている。上記のトラ
ック数とは、テープ走行方向に平行に形成されたデータ
トラックの総数を指す。上記のような磁気記録再生装置
では、磁気テープと磁気ヘッドとの相対位置を規制する
手段を備えており、その構成としては、固定された磁気
ヘッドに対して、磁気テープの上下端をガイドする1対
のフランジが形成されたガイドポスト等をテープ走行経
路に設け、テープの上下変動を規制するのが最も一般的
である。
一方、情報処理システムのバックアップ用記憶装置であ
って、一般にカセットストリーマと呼ばれている多トラ
ックの磁気記録再生装置では、サーペンタイン方式と呼
ばれる記録再生方式が取られている。従来のサーペンタ
イン方式は、テープを一方向に走行させた場合に記録お
よび再生を行う一組の記録ヘッドおよび再生ヘッドと、
テープを他方向に走行させ場合に記録および再生を行う
他の一組の記録ヘッドおよび再生ヘッドが、それぞれ、
複数トラックに対応し得るようになっており、磁気テー
プに情報を記録する際、複数トラックに対して同時に記
録するのではなく、磁気テープを一方向および他方向へ
走行させて1トラックずつ順次記録或いは再生していく
ものである。この動作の際には、上記2組の記録ヘッド
と再生ヘッドを磁気テープの幅方向へ移動させることに
よりトラックの切り換えが行われると共に、所望のトラ
ック位置への磁気テープの位置決めが行われる。このヘ
ッド・テープ相対位置規制手段としては、例えば特開昭
62-183019号公報に開示されているように、前述のフラ
ンジ類による規制に加え、ステッピングモータによる開
ループ制御でのヘッド位置決め技術が知られている。
又、近年、薄膜磁気ヘッドの発達に伴いヘッド数の多い
コンビネーションヘッドが開発され、マルチトラック磁
気記録再生装置はさらなる高密度化が可能となってい
る。このような装置では、トラック幅の狭い記録を行う
ことができ、許容オフトラック量も小さくなっている。
従って、高精度のトラッキング制御を行うために、テー
プ・ヘッド相対位置規制手段としては、前述のフランジ
類による磁気テープの上下変動の規制に加えて、テープ
幅方向に磁気ヘッドを移動させるヘッド駆動手段を併用
し、磁気ヘッドのウェービングに対して磁気ヘッドを追
従制御してゆく構成が採用されている。
このような装置の一例としては、記録ヘッド或いはこの
記録ヘッドと対をなす再生ヘッドの数とトラック数とが
等しい固定ヘッドデジタルオーディオテープレコーダが
ある。同装置では、例えば信学技報EA83-56、信学技報E
A81-64およびシャープ技報1984-28に開示されているよ
うに、磁気テープ上に記録されたサーボ専用トラックを
テープ幅方向に並設された2個の再生ヘッドにてトレー
スし、その再生出力を比較して追従制御することによっ
て、磁気ヘッドと磁気テープの相対位置を規制する構成
となっている。
その他のテープ・ヘッド相対位置規制手段の例として
は、ヘッド数とトラック数とが等しい磁気記録再生装置
において、磁気テープ端部と磁気ヘッドとの相対位置を
磁気的に検出する構成が、特公昭63-64811号公報に開示
されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、フランジを有するガイドポストによるテープ
・ヘッド相対位置規制手段では、磁気テープの上下端を
ガイドポストのフランジに接触させることにより磁気テ
ープの上下運動を防止するものであるから、上下の両フ
ランジ間距離よりも広い幅の磁気テープが走行する場合
には、磁気テープの上下端に機械的なストレスが加わ
り、上下端を損傷させる恐れがある。従って、上記の規
制手段では、磁気テープ端部の損傷を回避しなければな
らない関係から、数十μm程度の規制幅が限界であり、
許容オフトラック量が十数〜数十μm程度の高密度磁気
記録再生装置出では、上記のフランジ類により磁気テー
プの変動を規制するだけでは不十分である。
更に高記録密度化する場合、磁気ヘッドのトラック幅を
狭くすることにより磁気テープのトラックを狭くするこ
とは可能であるが、薄膜ヘッドの集積には限界があるた
め、ある程度以上にはトラックピッチを小さくすること
はできない。又、ヘッド数を増加させることは回路規制
の大型化につながり、コストアップを招来する。従っ
て、トラックピッチ数が数十μm、トラック数が数十か
ら数百の高密度磁気記録再生装置では、ヘッド数とトラ
ック数とが等しい構成とすることは困難である。
次に、マルチトラック磁気記録再生装置で従来のサーペ
ンタイン方式を採用したカセットストリーマは、磁気ヘ
ッドをテープ幅方向に移動させて多数トラックに対する
記録および再生を行う構成であるから、トラックピッチ
が小さくなり、トラック数が増加した場合であっても、
磁気ヘッドを多数回移動させることにより対応すること
が可能である。従って、薄膜ヘッドの集積化に対して障
害がない。
しかしながら、例えばトラックピッチが数十μmとなっ
た場合、当然トラック幅も数十μmとなり、許容オフト
ラック量も十数〜数μmとなってくる。このようになる
と、フランジ類による規制と、ステッピングモータによ
り開ループ制御とによるテープ・ヘッド相対位置規制手
段では、上記の許容オフトラック量に対応することがで
きない。
そこで、磁気ヘッドと磁気テープとの相対位置をセンサ
によって検出し、検出信号によってヘッド駆動手段をフ
ードバック制御して、磁気ヘッドのトラッキング制御を
行い、上記の許容オフトラック量の問題に対応すること
が考えられる。
ところが、上記のような数μmのトラッキング制御を実
現するためには、磁気ヘッドの支持機構、磁気ヘッドの
推力源、磁気ヘッドへの推力伝達機構および磁気テープ
と磁気ヘッド間の相対位置検出センサに高精度なものが
要求される。しかし、ステッピングモータ等の回転モー
タを利用した推力源、回転モータの回転運動を直線運動
に変換するため機械機構、軸受支持機構等を備えた従来
のヘッド駆動手段は、構造が複雑であるのみならず、不
感帯が大きく、制御精度が期待できない。更に、従来、
平行板バネによる磁気ヘッドの支持機構を採用した場合
であっても、磁気ヘッドを一方側の板バネに固定してい
たり、或いは、上記のように磁気ヘッドの推力源の回転
運動を直線運動に変換する機械機構に磁気ヘッドの支持
機構が接続されている関係から、2次共振の影響でゲイ
ンの高いフィードバック制御が難しい。
又、前述の固定ヘッドディジタルオーディオテープレコ
ーダで採用されているようなサーボトラックによるトラ
ッキング制御をサーペンタイン方式で行うためには、多
数のサーボトラックが必要となるのに加えて、サーボト
ラックへの記録精度が問題となってくるので、この方式
によってもさらなる高密度記録に対応することができな
いものである。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、サ
ーペンタイン方式の磁気記録再生装置において、ヘッド
駆動手段に対して高精度のサーボ制御が実現でき、更に
は、磁気テープと磁気ヘッドとの相対位置規制手段とし
てのフランジ類や、磁気テープに設けたサーボトラック
等を必要とすることなく、コンビネーションヘッドを高
精度に位置決めするトラッキング制御を行いつつ、高
速、高密度且つ大容量の記録再生を行うことができる磁
気記録再生装置を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る磁気記録再生装置は、磁気テープのトラッ
ク数より少ない個数の記録ヘッドと再生ヘッドとを備え
たコンビネーションヘッドを磁気テープの幅方向に移動
させて全トラックに対する記録或いは再生を行う基本構
成となっており、基端部が固定され先端部が自由にされ
た板バネであって且つ当該先端部に支持部材を介してコ
ンビネーションヘッドが取り付けられた2枚の平行板バ
ネと、トラックを切り換えるべくコンビネーションヘッ
ドを磁気テープの幅方向に移動させるための推力を発生
するボイスコイル形リニアモータと、前記支持部材とコ
ンビネーションヘッドとの双方で構成される可動部とボ
イスコイル形リニアモータの可動子との間を連結する部
材であって且つボイスコイル形リニアモータの推力を前
記可動部の重心の近傍に通すべく伝達させる連結部材と
を具備していることを特徴としている。しかもコンビネ
ーションヘッドと磁気テープとの相対位置を光学的に検
出するセンサーを有し、当該センサーの出力信号に基づ
いて、ボイスコイル形リニアモータの推力を調節し、コ
ンビネーションヘッドと磁気テープとの相対位置を一定
に保たせるための閉ループ制御を行うようにする。
〈作用〉 基端部が固定され先端部が自由にされた2枚の平行板バ
ネの先端部にコンビネーションヘッドが支持部材を介し
て取り付けたので、支持部材とコンビネーションヘッド
との双方で構成される可動部の2次共振周波数が低くな
る。コンビネーションヘッドを移動させるに当たり不感
帯と摩擦負荷を無視できるボイスコイル形リニアモータ
を用い、ボイスコイル形リニアモータの推力が可動部の
重心の近傍を通るように構成したので、コンビネーショ
ンヘッドを移動させる機構に非線形特性がなくなり位相
遅れも小さくなる。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を説明する。
本実施例は、それぞれの数が磁気テープのトラック数よ
り少ない記録ヘッドと再生ヘッドとを備えたコンビネー
ションヘッドを、複数のトラックをテープ走行方向に各
々平行に形成した磁気テープの走行方向に1回走行させ
ることによって同時に複数のトラックに対する記録或い
は再生を行うと共に、コンビネーションヘッドをヘッド
駆動手段で磁気テープの幅方向に移動させるトラック切
り換え動作によって全トラックに対する記録或いは再生
を行うサーペンタイン方式の磁気記録再生装置の一例で
ある。
まず、このサーペンタイン方式の概要を第3図によって
説明する。同図において、磁気テープ21の走行方向を
X、磁気テープ21の幅方向をYとする。磁気テープ21に
はトラック群22が形成され、このトラック群22は、Y方
向に等ピッチaで16個のトラックT1〜T16を有してい
る。上記のトラック群22に対しては、一体をなすそれぞ
れ4個の記録ヘッドW1〜W4および再生ヘッドR1〜R4を備
えたコンビネーションヘッド23が配されている。記録ヘ
ッドW1〜W4はそれぞれ等ピッチb(b=4a)でY方向に
並設され、各再生ヘッドR1〜R4は対応する記録ヘッドW1
〜W4と対をなしてX方向或いは−X方向に並設されてい
る。これら対をなす記録ヘッドW1〜W4と再生ヘッドR1
R4同士はY方向の配設位置毎に入れ代わった状態で、交
互に配されている。
記録或いは再生動作の際、上記のコンビネーションヘッ
ド23は、まず第3図に示す位置に駆動される。即ち、こ
の位置においては、記録ヘッドW1および再生ヘッドR1
中心がトラックT1の中心と一致しており、同様に、記録
ヘッドW2と再生ヘッドR2の中心がトラックT5の中心と、
記録ヘッドW3と再生ヘッドR3の中心がトラックT9の中心
と、記録ヘッドW4と再生ヘッドR4の中心がトラックT13
の中心と一致している。次に、各ヘッドと各トラックと
の上記相対位置を保持しながら、記録の場合には、磁気
テープ21をX方向に走行させ、記録ヘッドW1およびW3
てトラックT1およびT9を同時に記録するテープエンドま
での記録を終えると、今度は−X方向に磁気テープ21を
走行させ、記録ヘッドW2およびW4によってトラックT5
よびT13を同時に記録する。そして、テープエンドまで
の記録を終了後、コンビネーションヘッド23を−Y方向
にaだけ移動させ、記録ヘッドW1および再生ヘッドR1
中心がトラックT2の中心と一致するように配する。この
相対位置を保持しながら、再び磁気テープ21をX方向に
走行させ、記録ヘッドW1およびW3にてトラックT2および
T10への記録を終えると、今度は−X方向に磁気テープ2
1を走行させ、記録ヘッドW2およびW4によってトラックT
6およびT14への記録を行う。以下同様にして、全てのト
ラックT1〜T16に対する記録を行う。なお、上述の例で
は、トラック数16に対して再生ヘッドおよび記録ヘッド
の数がそれぞれ4であるから、磁気テープ21とコンビネ
ーションヘッド23との相対位置は4ポジションとなる。
次に、第1図、第2図、第4図および第5図を参照して
本実施例の磁気記録再生装置を説明する。第1図は本実
施例の斜視図であって、第1図(a)は磁気テープを装
着していない状態を、又、第1図(b)は磁気テープを
装着した状態を示す。
磁気テープ1への記録再生を行うコンビネーションヘッ
ド3は、コンビネーションヘッド3の支持部材であるホ
ルダ4に取り付けられている。そして、コンビネーショ
ンヘッド3の近傍には、磁気テープ1の上下端の位置を
検出する受光素子群5、6もホルダ4に固定されてい
る。即ち、コンビネーションヘッド3、受光素子群5、
6およびホルダ4は一体となて可動部16を構成してお
り、ホルダ4は、一端が固定部8に固定され平行に配置
された平行板バネ7aと7bの他端の自由端同士の間に取り
付けられている。なお、固定部8は磁気記録再生装置の
図示しないメインフレームに取り付けられている。又、
コンビネーションヘッド3を磁気テープ1の幅方向に移
動させるヘッド駆動手段としては、摩擦負荷と不感帯の
無いボイスコイル形リニアモータ15を使用している。ボ
イスコイル形リニアモータ15は、前記メインフレームに
固定された角型ヨーク構造の磁気回路11と、推力を発生
するコイル10とを備えており、前記可動部16は、コイル
10の動きに連動し、且つ、コイル10に発生する推力が可
動部16の重心の近傍を通るように、可動部16とコイル10
との連結部材であるボビン9によってコイル10に連結さ
れている。なお、11a、11bはボイスコイル形リニアモー
タ15の磁石であり、11cはコイル10が外挿されている中
央磁極であり、11dは外側磁極である。11eは中央磁極11
c、外側磁極11dおよび外側磁極11dに対向した図示しな
い外側磁極のそれぞれの端部に密接した共通磁極であっ
て、磁気回路11の閉回路を作ってコンビネーションヘッ
ド3が磁気回路11の漏洩磁束の影響を受けないようにし
ている。従って、コンビネーションヘッド3と磁気テー
プ1に対するボイスコイル形リニアモータ15の漏洩磁束
の影響を十数0eに低減することができる。更に、前記メ
インフレームには、磁気テープ1を挟んで受光素子群
5、6と反対側に位置する発光素子12と、コンビネーシ
ョンヘッド3の両側に位置し磁気テープ1をガイドする
固定ガイド13a、13bとが取り付けられている。
以上のように構成すると、平行板バネ支持で問題となる
2次共振の影響が少なくなる。第4図(a)、(b)は
2次共振の影響を説明するものである。第4図(a)は
第1図に示した平行板バネ支持構造のバネ系の伝達特性
で、同図に示すように、1次共振周波数30Hzに対し、2
次共振周波数は1.2kHzとなる。この特性であれば、位相
補償等のサーボコントロールを施すことによって、カッ
トオフ周波数500Hz程度の閉ループサーボが可能とな
り、例えば100Hzのテープウェービングに対して、約−2
0〜−30dBの圧縮率での追従制御が期待できる。コンビ
ネーションヘッド3およびホルダ4を平行板バネ7a、7b
間に支持しない場合の一例が第4図(b)であって、2
次共振周波数が約450Hzであるから、閉ループサーボを
行う場合、カットオフ周波数が低くなるばかりでなく、
サーボゲインも小さくなり追従性の良いトラッキング制
御が困難となる。
そして、コンビネーションヘッド3の駆動にボイスコイ
ル形リニアモータ15を使用し、又、その発生推力が可動
部16の重心の近傍を通るようにしているので、コンビネ
ーションヘッド3の駆動に対して高精度のサーボ制御を
行うことができる。
第2図は本実施例のトラッキング制御の構成を説明する
ものである。同図に示すように、磁気テープ1は、Y方
向に等ピッチで形成された48個のトラックT1〜T48から
なるトラック群2を有している。本実施例においては、
磁気テープ1の幅cは、1/4インチ、トラックピッチは1
20μmに設定されている。コンビネーションヘッド3は
一体をなすそれぞれ16個の記録ヘッドW1〜W16および再
生ヘッドR1〜R16を備えている。各記録ヘッドW1〜W16
360μmピッチでY方向に並設され、各再生ヘッドR1〜R
16は対応する記録ヘッドW1〜W16と対をなしてX方向或
いは−X方向に並設されている。これら対をなす記録ヘ
ッドW1〜W16および再生ヘッドR1〜R16同士はY方向の配
置位置毎に入れ代わった状態で交互に配されている。
このようなコンビネーションヘッド3では、磁気テープ
1をX方向に走行させているときには、8個の記録ヘッ
ドW2n-1(n=1〜8)にて記録を行い、磁気テープ1
を−X方向に走行させているときには、8個の記録ヘッ
ドW2n(n=1〜8)にて記録を行う構成である。更
に、磁気テープ1が1往復する毎に、コンビネーション
ヘッド3が−Y方向へ駆動されて、磁気テープ1との相
対位置を3回変えることにより、全部で48のトラックT1
〜T48に対しての記録再生を行い得るようになってい
る。又、ホルダ4には、磁気テープ1の+Y方向端部と
対応する部位に、3個の受光素子Da1〜Da3からなる一端
部側の受光素子群5が設けられ、−Y方向端部と対応す
る部位に、同様に3個の受光素子Db1〜Db3からなる他端
部側の受光素子群6が設けられている。これら受光素子
群5、6の受光素子数が3であることは、コンビネーシ
ョンヘッド3の例えば1対をなす記録ヘッドW1および再
生ヘッドR1が移動し得る範囲のトラックT1〜T3の数に対
応したものである。受光素子Da1〜Da3、Db1〜Db3は単位
受光面積当たりの出力レベルが同一であり、ホルダ4に
よりコンビネーションヘッド3と一体に設けられている
ことにより、コンビネーションヘッド3の±Y方向への
移動に伴って移動するようになっている。受光素子Da1
〜Da3、Db1〜Db3は磁気テープ1のトラックピッチと同
ピッチ(120μm)で配され、且つ受光素子Da1とDb1
は磁気テープ1の幅(1/4インチ)だけY方向にずれた
位置に配され、且つコンビネーションヘッド3の例えば
記録ヘッドW1および再生ヘッドR1がトラックT1の位置に
あるとき、受光素子Da1とDb1の中心が磁気テープ1の±
Y方向の端部と一致する位置に配されている。
以上のような構成とすれば、例えば全てのトラックT1
T48を再生する場合、まず、磁気テープ1をX方向に走
行させているときには、受光素子Da1とDb1との出力の差
が0となるようにヘッド駆動手段をフードバック制御し
て高精度のトラッキング制御を行いながら、8個の再生
ヘッドR(2n-1)(n=1〜8)にて8個のトラックT
(6n-5)(n=1〜8)の再生を行い、磁気テープ1の終
端までの再生が終了すると、今度は磁気テープ1を−X
方向に走行させ、同じく受光素子Da1とDb1との出力の差
が0となるようにフードバック制御しながら、8個の再
生ヘッドR2n-1(n=1〜8)にて8個のトラックT1〜T
(6n-3)(n=1〜8)の再生を行う。以下同様にして、
トラックの切り換え動作およびトラックの追従動作が行
われ、全トラックT1〜T48の再生が完了する。上記の動
作は記録動作においても同様である。
〈発明の効果〉 以上、本発明に係る磁気記録再生装置による場合、コン
ビネーションヘッド等の2次共振周波数が低いことか
ら、コンビネーションヘッドの位置決め制御を行う上で
のループゲインを大きくすることができる。しかもコン
ビネーションヘッドを移動させる機構に非線形特性がな
く、位相遅れも小さいことから、高精度で応答性の高い
位置決め制御が可能となる。しかもコンビネーションヘ
ッドと磁気テープとの相対位置を一定に保たせる制御を
行うと、フランジが形成されたガイドポストや磁気テー
プに設けたサーボトラック等も不要となるので、高速・
高密度且つ大容量の磁気記録再生を行う上で非常に大き
な意義がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を説明するための図
面であって、第1図(a)は磁気テープを装着していな
い状態の斜視図、第1図(b)は磁気テープを装着した
状態の斜視図、第2図はトラッキング制御の構成の説明
図、第3図はサーペンタイン方式による記録と再生を説
明する説明図である。第4図は磁気ヘッドに対する平行
板バネの2次共振の影響を説明するものであって、第4
図(a)は第1図に示した平行板バネ支持構造のバネ系
の伝達特性を示し、第4図(b)はコンビネーションヘ
ッドおよびホルダを平行板バネの間に配置しない場合の
一例のバネ系の伝達特性を示し、横軸が周波数、縦軸が
ゲインを表す。 1、21……磁気テープ、3、23……コンビネーションヘ
ッド、7a、7b……平行板バネ、9……ボビン、15……ボ
イスコイル形リニアモータ、16……可動部、R1〜R16
…再生ヘッド、T1〜T48……トラック、W1〜W16……記録
ヘッド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープのトラック数より少ない個数の
    記録ヘッドと再生ヘッドとを備えたコンビネーションヘ
    ッドを磁気テープの幅方向に移動させて全トラックに対
    する記録或いは再生を行う磁気記録再生装置において、
    基端部が固定され先端部が自由にされた板バネであって
    且つ当該先端部に支持部材を介してコンビネーションヘ
    ッドが取り付けられた2枚の平行板バネと、トラックを
    切り換えるべくコンビネーションヘッドを磁気テープの
    幅方向に移動させるための推力を発生するボイスコイル
    形リニアモータと、前記支持部材とコンビネーションヘ
    ッドとの双方で構成される可動部とボイスコイル形リニ
    アモータの可動子との間を連結する部材であって且つボ
    イスコイル形リニアモータの推力を前記可動部の重心の
    近傍に通すべく伝達させる連結部材とを具備しているこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】コンビネーションヘッドと磁気テープとの
    相対位置を光学的に検出するセンサーを有し、当該セン
    サーの出力信号に基づいて、ボイスコイル形リニアモー
    タの推力を調節し、コンビネーションヘッドと磁気テー
    プとの相対位置を一定に保たせるための閉ループ制御を
    行う請求項1記載の磁気記録再生装置。
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JPS4875618U (ja) * 1971-12-11 1973-09-19
JPS5334881B2 (ja) * 1974-02-28 1978-09-22

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JPH03147513A (ja) 1991-06-24

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