JP2577081B2 - 磁気記録再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のトラッキング制御装置

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JP2577081B2 JP8170889A JP8170889A JP2577081B2 JP 2577081 B2 JP2577081 B2 JP 2577081B2 JP 8170889 A JP8170889 A JP 8170889A JP 8170889 A JP8170889 A JP 8170889A JP 2577081 B2 JP2577081 B2 JP 2577081B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録媒体として磁気テープを使用するマル
チトラックの磁気記録再生装置に供されるトラッキング
制御装置に関し、特に、狭トラック幅による高速、高密
度かつ大容量の記録再生を行う磁気記録再生装置のトラ
ッキング制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、オーディオ装置として使用される磁気記録再生
装置では、回転ヘッドを備えたものを除くと、通常、ト
ラック数とヘッド数とが等しい構成となっている。上記
のトラック数とは、テープ走行方向に平行に形成された
データトラックの総数を指し、ヘッド数とは、記録ヘッ
ド、再生ヘッドあるいは録再ヘッド等の磁気ヘッドを一
体的に有するコンビネーションヘッド中の磁気ヘッドの
数を指し、以下同様である。上記のような磁気記録再生
装置では、磁気テープと磁気ヘッドとの相対位置を規制
するテープ・ヘッド相対位置規制手段を備えており、そ
の構成としては、磁気テープの上下端をガイドする一対
のフランジが形成されたガイドポスト等をテープ走行経
路に設けたものが最も一般的である。
一方、情報処理システムのバックアップ用記憶装置で
あって、一般にカセットストリーマと呼ばれている多ト
ラックの磁気記録再生装置では、記録トラック数よりヘ
ッド数が少ない構成のサーペンタイン方式と呼ばれる記
録方式が取られている。サーペンタイン方式は、テープ
走行方向の順方向用と逆方向用とからなる少なくとも2
組の記録および再生ヘッドを備え、個々の記録および再
生ヘッドがそれぞれ複数トラックに対応し得るようにな
っており、磁気テープに情報を記録する際、複数トラッ
クに対して同時に記録するのではなく、磁気テープを順
方向および逆方向へ走行させて1トラックずつ順次記録
していくものである。この動作の際には、上記2組の磁
気ヘッドをテープ幅方向へ移動させることによりトラッ
クの切り換えが行われると共に、所望のトラック位置へ
の磁気ヘッドの位置決めが行われる。このヘッド・テー
プ相対位置規制手段としては、例えば特開昭62−183019
号公報に開示されているように、前述のフランジ類によ
る規制に加え、ステッピングモータによる開ループ制御
でのヘッド位置決め技術が知られている。
また、近年、薄膜磁気ヘッドの発達に伴いヘッド数の
多いコンビネーションヘッドが開発され、マルチトラッ
ク磁気記録再生装置はさらなる高密度化が可能となって
いる。このような装置では、トラック幅の狭い記録を行
うことができ、許容オフトラック量も小さくなってい
る。従って、テープ・ヘッド相対位置規制手段として
は、前述のフランジによる既製構造に加えて、磁気ヘッ
ドと磁気テープまたはトラックとの相対位置検出手段
と、テープ幅方向に磁気ヘッドを移動させるヘッド駆動
手段とにより、磁気テープのウェービングに対して磁気
ヘッドを追随制御していく構成が採用されている。
このような装置の一例としては、ヘッド数とトラック
数とが等しい固定ヘッドディジタルオーディオテープレ
コーダがある。同装置では、例えば信学技報EA83−56、
信学技報EA81−64およびシャープ技報1984−28に開示さ
れているように、磁気テープ上に記録されたサーボ専用
トラックをテープ幅方向に並設された2個の再生ヘッド
にてトレースし、その再生出力を比較して追随制御する
ことにより、磁気ヘッドと磁気テープとの相対位置を規
制する構成となっている。
その他のテープ・ヘッド相対位置規制手段の例として
は、ヘッド数とトラック数とが等しい磁気記録再生装置
において、磁気テープ端部と磁気ヘッドとの相対位置を
光学的または磁気的に検出する構成が、特公昭63−6481
1号公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、フランジを有するガイドポストによるテー
プ・ヘッド相対位置規制手段では、磁気テープの上下端
をガイドポストのフランジに接触させることにより磁気
テープの上下運動を防止するものであるため、上下の両
フランジ間距離よりも広い幅の磁気テープが走行する場
合には、磁気テープの上下端に機械的なストレスが加わ
り、上下端を損傷させる虞がある。従って、上記の規制
手段では、磁気テープ端部の損傷を回避しなければなら
ない関係から、数十μm程度の規制幅が限界である。従
って、許容オフトラック量が十数〜数十μm程度の高密
度磁気記録再生装置では、上記のフランジ類により磁気
テープの変動を規制するだけでは不十分である。
次に、従来の固定ヘッドディジタルオーディオテープ
レコーダ等のマルチトラック磁気記録再生装置では、ト
ラックピッチが数百μm程度であったため、薄膜ヘッド
を採用することにより、磁気テープの複数トラックに対
応する記録および再生ヘッドが一体となったコンビネー
ションヘッドを構成することが可能であった。
しかしながら、さらに高記録密度化する場合、磁気ヘ
ッドのギャップ幅を狭くすることによりトラック幅を狭
くすることは可能であるが、薄膜ヘッドの集積には限界
があるため、ある程度以上にはトラックピッチを小さく
することができない。また、ヘッド数を増加させること
は回路規模の大型化につながり、コストアップを招来す
る。従って、トラックピッチが数十μm、トラック数が
数十〜数百の高密度磁気記録再生装置は、ヘッド数とト
ラック数とが等しい構成では達成するのが困難である。
次に、サーペンタイン方式のカセットストリーマにみ
られるようなマルチトラック磁気記録再生装置では、少
数の磁気ヘッドをテープ幅方向へ移動させて多数トラッ
クに対する記録および再生を行う構成であるから、トラ
ックピッチが小さくなり、トラック数が増加した場合で
あっても、磁気ヘッドを多数回移動させることにより対
応することが可能である。従って、薄膜ヘッドの集積化
に対しては障害がない。
しかしながら、例えばトラックピッチが数十μmとな
った場合、当然トラック幅も数十μmとなり、許容オフ
トラック量も十数〜数μmとなってくる。このようにな
ると、フランジ類による規制と、ステッピングモータ開
ループ制御とによるテープ・ヘッド相対位置規制手段で
は、上記の許容オフトラック量に対応することができな
い。
そこで、磁気ヘッドと磁気テープとの相対位置センサ
とヘッド駆動手段とによるフィードバック制御によりト
ラッキング制御を行い、上記の許容オフトラック量の問
題に対応することが考えられる。
ところが、トラック数が多くヘッド数が少ない構成で
は、トラック切り換え動作時に数百μm〜数mmの移動が
必要であり、トラッキング制御には分解能が数μmの相
対位置センサを必要とする。このため、前述の固定ヘッ
ドディジタルオーディオテープレコーダで採用されてい
るようなテープエッジ検出によるフィードバックサーボ
では、センサのダイナミックレンジが60dB程度必要とな
り、コストおよび精度の面で実現困難となる。また、サ
ーボトラックによるトラッキング制御を行うためには、
多数のサーボトラックが必要となるのに加えて、サーボ
トラックへの記録が問題となってくるため、この方式に
よってもさらなる高密度記録に対応することができない
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、請求項第1項の発明に
係る磁気記録再生装置のトラッキング制御装置は、テー
プ走行方向に形成された磁気テープ上のトラック数より
も少ない数の磁気ヘッドを有するコンビネーションヘッ
ドと、このコンビネーションヘッドを磁気テープの幅方
向に順次移動させて記録もしくは再生時のトラック切り
換えを行うヘッド駆動手段とを備える磁気記録再生装置
において、磁気テープの幅方向の一端部側に発光手段が
設けられると共に、この発光手段に対向させて第1受光
素子と第2受光素子とが上記のコンビネーションヘッド
に一体に設けられ、第1受光素子は、磁気テープの一端
部より外側に設けられ、コンビネーションヘッドの移動
範囲の全体にわたって受光面積が一定のSa1であり、発
光手段からの光が入射して一定の出力レベルEa1を出力
する一方、第2受光素子は、コンビネーションヘッドの
移動位置により受光面が部分的に磁気テープの一端部と
交差して覆われる状態となり、磁気テープの一端部より
外側に存する受光面積Sb1の変化量がコンビネーション
ヘッドの移動量に比例する形状で設けられ、上記の受光
面積Sa1と受光面積Sb1とは、Sb1≧n×Sa1(nは正の整
数)の関係を有し、上記のヘッド駆動手段は、コンビネ
ーションヘッドの各移動位置を、発光手段からの受光面
積Sb1への入射光に応じた第2受光素子の出力レベルEb1
と第1受光素子の上記出力レベルEa1との比が、Eb1=m
×Ea1(1≦m≦n mは整数)となるように制御する
ことを特徴としている。
請求項第2項の発明に係る磁気記録再生装置のトラッ
キング制御装置は、テープ走行方向に形成された磁気テ
ープ上のトラック数よりも少ない数の磁気ヘッドを有す
るコンビネーションヘッドと、このコンビネーションヘ
ッドを磁気テープの幅方向に順次移動させて記録もしく
は再生時のトラック切り換えを行うヘッド駆動手段とを
備える磁気記録再生装置において、磁気テープの幅方向
の一端部側に、発光手段と、この発光手段に対向して位
置する第I受光素子および第II受光素子とが設けられる
と共に、第1窓と第2窓とを有するスリット板が上記第
I・II受光素子と発光手段との間に延びる形状で上記の
コンビネーションヘッドに一体に設けられ、第1窓は、
コンビネーションヘッドの移動範囲の全体にわたって第
I受光素子の受光面積が一定のSa2となり、発光手段か
らの光が第1窓を透過して第I受光素子に入射すること
によりこの第I受光素子から一定の出力レベルEa2が出
力されるように、磁気テープの一端部より外側に設けら
れる一方、第2窓は、コンビネーションヘッドの移動位
置により部分的に磁気テープの一端部として交差して覆
われる状態となり、磁気テープの一端部より外側に存す
る部分による第II受光素子の受光面積Sb2の変化量がコ
ンビネーションヘッドの移動量に比例する形状で設けら
れ、さらに、第1窓と第2窓とは、コンビネーションヘ
ッドの上記磁気ヘッドが磁気テープの各トラック位置に
配されたときの上記受光面積Sb2と受光面積Sa2との比
が、Sb2≧n×Sa2(nは正の整数)となるように設定さ
れ、上記のヘッド駆動手段は、コンビネーションヘッド
の各移動位置を、発光手段からの受光面積Sb2への入射
光に応じた第II受光素子の出力レベルEb2と第I受光素
子の上記出力レベルEa2との比が、Eb2=m×Ea2(1≦
m≦n mは整数)となるように制御することを特徴と
している。
〔作 用〕
請求項第1項の構成によれば、第2受光素子において
は、その全体の受光領域のうち、発光手段からの光が磁
気テープによって遮られている部分以外の領域、すなわ
ち、磁気テープの一端部より外側に突き出している領域
が、発光手段からの光が入射する受光領域となり、この
領域の面積、すなわち、受光面積Sb1に応じた出力レベ
ルEb1の信号が出力される。そして、コンビネーション
ヘッドが移動する場合、その移動量に、上記の受光面積
Sb1の変化量が比例する。
したがって、コンビネーションヘッドを所定の位置に
位置決めする場合、その位置決め位置に対応する第2受
光素子からの出力レベルEb1を求めておくことで、この
出力レベルEb1に基づいてコンビネーションヘッドの位
置決めを制御することが可能となる。
すなわち、コンビネーションヘッドをヘッド駆動手段
にて移動させて、磁気テープの所定のトラックの再生や
記録を行う場合、上記の受光面積Sb1の変化に応じた出
力レベルEb1を検出し、この出力レベルEb1と、第1受光
素子の出力レベルEa1との比が、磁気テープの所定のト
ラックに対応したEb1=m×Ea1(1≦m≦n mは整
数)となるように制御することで、磁気ヘッドが上記の
所定のトラック上に位置決めされ、また、テープ走行の
変動に追従させることが可能になる。
しかも、上記では、第1受光素子の出力レベルEa1
基準とし、この出力レベルEa1と、第2受光素子の出力
レベルEb1との比に基づいて制御するようになっている
ので、例えば周囲温度の影響による両受光素子の出力特
性の変化や、発光手段での発光特性の変化等が生じたと
しても、温度等の影響を受けることなく、安定した位置
制御を行うことができる。
上記のような構成では、数μm程度のトラック追従制
御と、数百μm〜数mmのトラック切り換え動作とを一つ
のヘッド駆動手段にて行うことが可能となり、トラック
ピッチが数十μm、トラック数が数十〜数百である高精
度かつ大容量磁気記録再生を実現することが可能であ
る。
尚、第1および第2受光素子の位置決め精度は、これ
ら両受光素子を半導体技術にて作製することにより問題
はなく、精度の良い位置センサを得ることができる。
請求項第2項の構成によれば、第II受光素子に対し、
発光手段からの光は、第2窓における磁気テープで遮ら
れている部分以外の開口部分を透過して入射する。この
ため、第II受光素子の出力レベルEb2は、上記の開口部
分に対応する受光面積Sb2に応じるものとなる。そし
て、コンビネーションヘッドが移動する場合、その移動
量に、上記の受光面積Sb2の変化量が比例する。
したがって、前記とほぼ同様に、第II受光素子の出力
レベルEb2を検出し、この出力レベルEb2と、第I受光素
子の出力レベルEa2との比が、磁気テープの所定のトラ
ックに対応したEb2=m×Ea2(1≦m≦n mは整数)
となるように制御することで、磁気ヘッドが上記の所定
のトラック上に位置決めされ、また、テープ走行の変動
に追従させることが可能になる。
この場合、第I受光素子の出力レベルEa2を基準と
し、この出力レベルEa2と、第II受光素子の出力レベルE
b2との比に基づいて制御するようになっているので、前
記同様に、周囲の温度変化等の影響を受けることなく、
安定した位置制御を行うことができる。
また、上記のような構成では、前述の磁気記録再生装
置と同様の高精度かつ大容量磁気記録再生を実現するこ
とが可能である。
尚、スリット板における第1窓と第2窓との位置決め
精度は、これら両窓をエッチング技術にて作製すること
により問題はなく、精度の良い位置センサを得ることが
できる。
〔実施例1〕 本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて以
下に説明する。
本磁気記録再生装置は磁気テープのトラック数よりも
少ない数の磁気ヘッドにて記録再生を行うサーペンタイ
ン方式となっている。先ず、同方式の概略を第3図によ
り説明する。同図において、磁気テープ21の走行方向を
X、磁気テープ21の幅方向をYとする。磁気テープ21に
はトラック群22が形成され、このトラック群22は、Y方
向に等ピッチaで16個のトラックT1〜T16を有してい
る。上記のトラック群22に対しては、一体をなすそれぞ
れ4個の記録ヘッドW1〜W4および再生ヘッドR1〜R4を備
えたコンビネーションヘッド23が配されている。記録ヘ
ッドW1〜W4はそれぞれ等ピッチb(b=4a)でY方向に
並設され、各再生ヘッドR1〜R4は対応する記録ヘッドW1
〜W4と対をなしてX方向あるいは−X方向に並設されて
いる。これら対をなす記録ヘッドW1〜W4と再生ヘッドR1
〜R4同士はY方向の配設位置毎に入れ代わった状態で、
交互に配されている。
記録あるいは再生動作の際、上記のコンビネーション
ヘッド23は、先ず第3図に示す位置に駆動される。即
ち、記録ヘッドW1および再生ヘッドR1の中心がトラック
T1の中心と一致し、同様に、記録ヘッドW2と再生ヘッド
R2とトラックT5との中心、記録ヘッドW3と再生ヘッドR3
とトラックT9との中心、および記録ヘッドW4と再生ヘッ
ドR4とトラックT13との中心がそれぞれ一致する位置で
ある。次に、この相対位置を保持しながら、記録の場合
には、磁気テープ21をX方向に走行させ、記録ヘッドW1
およびW3にてトラックT1およびT9を同時に記録する。テ
ープエンドまでの記録を終えると、今度は−X方向に磁
気テープ21を走行させ、記録ヘッドW2およびW4によって
トラックT5およびT13を同時に記録する。そして、テー
プエンドまでの記録終了後、コンビネーションヘッド23
を−Y方向へaだけ移動させ、記録ヘッドW1および再生
ヘッドR1の中心がトラックT2の中心と一致するように配
する。この相対位置を保持しながら、再び磁気テープ21
をX方向に走行させ、記録ヘッドW1およびW3にてトラッ
クT2およびT10への記録を行う。。テープエンドまでの
記録を終えると、今度は−X方向に磁気テープ21を走行
させ、記録ヘッドW2およびW4によってトラックT6および
T14への記録を行う。以下同様にして、全てのトラックT
1〜T16に対する記録を行う。尚、上述の例では、トラッ
ク数16に対して再生ヘッドおよび記録ヘッドの数がそれ
ぞれ4であるから、磁気テープ21とコンビネーションヘ
ッド23との相対位置は4ポジションとなる。
次に、第1図および第2図により本発明の磁気記録再
生装置のトラッキング制御装置を説明する。
磁気記録再生装置は、第1図および第2図(a)
(b)に示すように、磁気テープ1への記録再生を行う
コンビネーションヘッド3を備え、このコンビネーショ
ンヘッド3には受光素子保持部材4が一体に設けられて
いる。
上記の磁気テープ1は、第1図に示すように、Y方向
に等ピッチで形成された48個のトラックT1〜T48からな
るトラック群2を有している。本実施例においては、磁
気テープ1の幅Cは1/4inch、トラックピッチは120μm
に設定されている。
コンビネーションヘッド3は一体をなすそれぞれ8個
の磁気ヘッドW1〜W8および再生ヘッドR1〜R8を備えてい
る。各記録ヘッドW1〜W8はそれぞれ720μmピッチでY
方向に並設され、各再生ヘッドR1〜R8は対応する記録ヘ
ッドW1〜W8と対をなしてX方向あるいは−X方向に並設
されている。これら対をなす記録ヘッドW1〜W8と再生ヘ
ッドR1〜R8同士はY方向の配設位置毎に入れ代わった状
態で、交互に配されている。このようなコンビネーショ
ンヘッド3では、磁気テープ1をX方向に走行させてい
るときには、4個の記録ヘッドW1・W3・W5・W7にて記録
を行い、磁気テープ1を−X方向に走行させているとき
には、4個の磁気ヘッドW2・W4・W6・W8にて記録行う構
成である。さらに、磁気テープ1が1往復する毎に、コ
ンビネーションヘッド3が−Y方向へ駆動されて、磁気
テープ1との6個所の相対位置をとることにより、全48
のトラックT1〜T48に対しての記録再生を行い得るよう
になっている。
また、受光素子保持部材4には、磁気テープ1の−Y
方向端部付近に対応する部位に、第1受光素子である基
準出力用の受光素子5aと第2受光素子である相対位置検
出用の受光素子5bとが設けられている。これら受光素子
5aおよび5bは、受光素子保持部材4がコンビネーション
ヘッド3と一体に設けられていることにより、コンビネ
ーションヘッド3の±Y方向への移動に伴って移動する
ようになっている。受光素子5aの受光面は、Y方向の幅
e1がトラックT1〜T48と同一幅の120μmに設定され、X
方向の幅が十分な出力を得ることのできる適当な幅fに
設定されている。受光素子5bは受光素子5aと近接して設
けられ、その受光面は、X方向の幅がfに設定され、Y
方向の幅e2がe2≧720μmとなる適当な幅に設定されて
いる。尚、両受光素子5a・5bの単位受光面積当たりの出
力レベルは同一である。基準出力用の受光素子5aは磁気
テープ1の陰にならない位置に設けられている。相対位
置検出用の受光素子5bは、記録ヘッドW1および再生ヘッ
ドR1がトラックT1位置にあるとき、−Y方向端部が磁気
テープ1の−Y方向端部から露出するように設けられ、
コンビネーションヘッド3の−Y方向への移動に伴って
磁気テープ1の陰から露出する受光面の面積が大きくな
るように構成されている。そして、コンビネーションヘ
ッド3が磁気テープ1との各相対位置へ移動したとき
に、受光素子5aの出力Ea1と受光素子5bの出力Eb1との関
係が、 Eb1=m×Ea1(1≦m mは正の整数) となるように構成されている。上記の数値mは、コンビ
ネーションヘッド3の例えば再生ヘッドR1と、この再生
ヘッドR1が移動し得る範囲の複数のトラックT1〜T6との
各相対位置に対応し、この各相対位置毎に異なるものと
して設定されている。即ち、本実施例においては、例え
ば記録ヘッドW1が、トラックT1、T2、T3、T4、T5、T6
各位置に移動しているとき、それぞれ、Eb1=Ea1、Eb1
=2Ea1、Eb1=3Ea1、Eb1=4Ea1、Eb1=5Ea1、Eb1=6Ea1
の関係となるように構成されている。
上記の受光素子5a・5bは図示しないヘッド駆動手段と
接続されている。このヘッド駆動手段は、受光素子5a・
5bからの出力Ea1・Eb1の関係が、上述した関係のEb1
m×Ea1となるように、フィードバック制御によりコン
ビネーションヘッド3を磁気テープ1の±Y方向へ駆動
し、磁気テープ1とコンビネーションヘッド3との相対
位置を上述した所定の一定位置に保持する構成となって
いる。
磁気テープ1の−Y方向端部側を介して上記の受光素
子5a・5bと対向する部位には、第2図(a)に示すよう
に、十分な光量の光を受光素子5a・5b方向へ照射し得る
発光手段6が設けられている。
上記の構成において、例えば磁気記録再生装置の再生
動作時であって、トラックT1・T13・T25・T37を初めと
して全てのトラックT1〜T48を再生する場合、コンビネ
ーションヘッド3は、ヘッド駆動手段に駆動されて、再
生ヘッドR1とトラックT1、再生ヘッドR3とトラック
T13、再生ヘッドR5とトラックT25、再生ヘッドR7とトラ
ックT37とが各々対応する磁気テープ1との相対位置へ
移動する。このとき、ヘッド駆動手段は、フィードバッ
ク制御により、受光素子5aの出力Ea1と受光素子5bの出
力Eb1との関係が、 Eb1=Ea1 となるように、コンビネーションヘッド3を移動させる
と共に、磁気テープ1のウェービングにコンビネーショ
ンヘッド3を追従させて、磁気テープ1とコンビネーシ
ョンヘッド3との相対位置が一定に保持されるようにコ
ンビネーションヘッド3を駆動する。従って、コンビネ
ーションヘッド3と磁気テープ1との相対位置は、正確
な位置に保持される。この状態において、磁気テープ1
をX方向へ走行させると、再生ヘッドR1・R3・R5・R7
よりトラックT1・T13・T25・T37の再生が行われる。そ
して、磁気テープ1の終端迄の再生が終了すると、今度
は磁気テープ1を−X方向へ走行させ、再生ヘッドR2
R4・R6・R8によりトラックT7・T19・T31・T43の再生が
行われる。
このようにして1往復の再生が終了すると、コンビネ
ーションヘッド3は、ヘッド駆動手段により、再生ヘッ
ドR1とトラックT2、再生ヘッドR3とトラックT14、再生
ヘッドR5とトラックT26、再生ヘッドR7とトラックT38
が各々対応する磁気テープ1との相対位置へ移動され
る。このとき、ヘッド駆動手段は、フィードバック制御
により、受光素子5aの出力Ea1と受光素子5bの出力Eb1
の関係が、 Eb1=2Ea1 となるように、コンビネーションヘッド3を移動させ
る。この状態において、磁気テープ1をX方向へ走行さ
せると、再生ヘッドR1・R3・R5・R7によりトラックT2
T14・T26・T38の再生が行われる。その後、磁気テープ
1を−X方向へ走行させてトラックT8・T20・T32・T44
の再生が行われる。以下同様の動作を繰替えし、磁気テ
ープ1を合計6往復させることにより、全てのトラック
T1〜T48の再生が行われる。上記の動作は記録動作にお
いても同様である。
尚、ホトダイオード等の受光素子および発光ダイオー
ド等の発光手段は、一般に周囲温度の影響により出力変
動しがちであるが、本トラッキング制御装置では、磁気
テープ1とコンビネーションヘッド3との各相対位置に
おいて、相対位置検出用の受光素子5bの出力Ea1が基準
出力用の受光素子5aの出力Eb1の整数倍となるように制
御する構成としているので、温度の影響を受けることな
く、安定した位置制御を行うことが可能である。
また、受光素子5a・5bの位置は、上記の実施例に示し
たように、磁気テープ1の−Y方向端部側に設けられて
いる構成に限定されることなく、磁気テープ1の+Y方
向端部側に設けられ、コンビネーションヘッド3の−Y
方向への移動により、受光素子5bの受光面の露出量が減
少していく構成とすることも可能である。これは、下記
の実施例においても同様である。
〔実施例2〕 本発明の他の実施例を第4図および第5図に基づいて
以下に説明する。尚、説明の便宜上、前記の実施例の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の符
号を付記し、その説明を省略する。
磁気記録再生装置は、第4図および第5図(a)
(b)に示すように、磁気テープ1への記録再生を行う
コンビネーションヘッド3を備え、このコンビネーショ
ンヘッド3にはスリット板7が一体に設けられている。
磁気テープ1とコンビネーションヘッド3との構成は前
記の実施例1と同一である。
スリット板7の磁気テープ1側とは反対側には、コン
ビネーションヘッド8およびスリット板7とは別体に、
受光素子保持部材4が固設されている。この受光素子保
持部材4には、磁気テープ1の−Y方向端部付近に対応
する部位に、第I受光素子である基準出力用の受光素子
8aと第II受光素子である相対位置検出用の受光素子8bと
がX方向に並設されている。これら受光素子8a・8aの受
光面はその大部分が磁気テープ1の−Y方向端部よりも
さらに−Y方向に位置している。また、受光素子8a・8b
の受光面は、X方向の幅lHが、後述する基準用窓7aおよ
び相対位置検出用窓7bのX方向の開口幅fよりも大き
く、Y方向の幅lVが、相対位置検出用窓7bのY方向の開
口幅e2よりも大きくなっている。尚、両受光素子8a・8b
の単位受光面積当たりの出力レベルは同一である。
上記のスリット板7には、第1窓としての基準用窓7a
と第2窓としての相対位置検出用窓7bとが開口されてい
る。基準用窓7aは、Y方向の開口幅e1がトラックT1〜T
48と同一幅の120μmに設定され、X方向の開口幅が受
光素子8aから十分な出力を得ることのできる適当な幅f
に設定されている。相対位置検出用窓7bは基準用窓7aと
近接して形成され、その開口幅は、X方向の幅がfに設
定され、Y方向の幅e2がe2≧720μmとなる適当な幅に
設定されている。基準用窓7aは、磁気テープ1の陰にな
らない位置に設けられ、かつコンビネーションヘッド3
のY方向への移動に伴ってY方向へ移動したときに、全
移動範囲にわたって受光素子8aの受光面内に存在し得る
位置に形成されている。相対位置検出用窓7bは例えば記
録ヘッドW1および再生ヘッドR1がトラックT1位置にある
ときに、−Y方向端部が磁気テープ1の−Y方向端部か
ら露出するように設けられ、コンビネーションヘッド3
の−Y方向への移動に伴って磁気テープ1の陰から露出
する開口面積が大きくなると共に、受光素子8aの受光面
の露出面積を増加させていくように構成されている。そ
して、コンビネーションヘッド3が磁気テープ1との各
相対位置へ移動したときに、基準用窓7aを通過した光に
よる受光素子8aの出力Ea2と、相対位置検出用窓7bを通
過した光による受光素子8bの出力Eb2との関係が、 Eb2=m×Ea2(1≦m mは正の整数) となるように構成されている。上記の数値mは、コンビ
ネーションヘッド3の例えば再生ヘッドR1と、この再生
ヘッドR1が移動し得る範囲の複数のトラックT1〜T6との
各相対位置に対応し、この各対応位置毎に異なるものと
して設定されている。即ち、本実施例においては、例え
ば記録ヘッドW1が、トラックT1、T2、T3、T4、T5、T6
各位置に移動しているとき、それぞれ、Eb2=Ea2、Eb2
=2Ea2、Eb2=3Ea2、Eb2=4Ea2、Eb2=5Ea2、Eb2=6Ea2
の関係となるように構成されている。
上記の受光素子8a・8bは、移動手段としての図示しな
いヘッド駆動手段と接続されている。このヘッド駆動手
段は、受光素子8a・8bからの出力Ea2・Eb2の関係が、上
述した関係のEb2=m×Ea2となるように、フィードバッ
ク制御によりコンビネーションヘッド3を磁気テープ1
の±Y方向へ駆動し、磁気テープ1とコンビネーション
ヘッド3との相対位置を上述した所定の一定位置に保持
する構成となっている。
磁気テープ1の−Y方向端部側を介してスリット板7
の基準用窓7aおよび相対位置検出用窓7bと対向する部位
には、第5図(a)に示すように、発光手段6が設けら
れている。
上記の構成において、例えば磁気記録再生装置の再生
動作時であって、トラックT1・T13・T25・T37を初めと
して全てのトラックT1〜T48を再生する場合、コンビネ
ーションヘッド3は、ヘッド駆動手段に駆動されて、再
生ヘッドR1とトラックT1、再生ヘッドR3とトラック
T13、再生ヘッドR5とトラックT25、再生ヘッドR7とトラ
ックT37とが各々対応する磁気テープ1との相対位置へ
移動する。このとき、ヘッド駆動手段は、フィードバッ
ク制御により、受光素子5aの出力Ea2と受光素子5bの出
力Eb2との関係が、 Eb2=Ea2 となるように、コンビネーションヘッド3を移動させる
と共に、磁気テープ1のウェービングにコンビネーショ
ンヘッド3を追従させて、磁気テープ1とコンビネーシ
ョンヘッド3との相対位置が一定に保持されるようにコ
ンビネーションヘッド3を駆動する。そして、磁気テー
プ1のX方向への走行により、トラックT1・T13・T25
T37の再生が行われ、−X方向への走行により、トラッ
クT7・T19・T31・T43の再生が行われる。
次に、1往復の再生が終了した後、ヘッド駆動手段
は、フィードバック制御により、受光素子5aの出力5a2
と受光素子5bの出力Eb2との関係が、 Eb2=2Ea2 となるように、コンビネーションヘッド3を移動させ
る。この状態での再生動作では、磁気テープ1のX方向
への走行により、トラックT2・T14・T26・T38の再生が
行われ、−X方向への走行により、ラックT8・T20
T32.T44の再生が行われる。以下同様にして全てのトラ
ックT1〜T48の再生が行われる。上記の動作は記録動作
においても同様である。
上記の実施例では、磁気テープ1の−Y方向端部側と
基準用窓7aおよび相対位置検出用窓7bとを通過して受光
素子8a・8bへ入射した光の光量を検出し、受光素子8bの
出力Eb2が受光素子8aの出力Ea2の整数倍となるように制
御することにより磁気テープ1とコンビネーションヘッ
ド3との相対位置を制御しているので、実施例1と同様
のトラッキング制御を行うことができる。このとき、本
実施例では、コンビネーションヘッド3と一体にスリッ
ト板7が移動する構成であるから、実施例1と比較して
移動部の重量軽減を図ることができる。
また、実施例1の構成と同様、温度の影響を受けるこ
となく、安定した位置制御を行うことが可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項第1項の発明に係る磁気記録再
生装置のトラッキング制御装置は、磁気テープの幅方向
の一端部側に発光手段が設けられると共に、この発光手
段に対向させて第1受光素子と第2受光素子とが上記の
コンビネーションヘッドに一体に設けられ、第1受光素
子は、磁気テープの一端部より外側に設けられ、コンビ
ネーションヘッドの移動範囲の全体にわたって受光面積
が一定のSa1であり、発光手段からの光が入射して一定
の出力レベルEa1を出力する一方、第2受光素子は、コ
ンビネーションヘッドの移動位置により受光面が部分的
に磁気データの一端部と交差して覆われる状態となり、
磁気テープの一端部より外側に存する受光面積Sb1の変
化量がコンビネーションヘッドの移動量に比例する形状
で設けられ、上記の受光面積Sa1と受光面積Sb1とは、Sb
1≧n×Sa1(nは正の整数)の関係を有し、上記のヘッ
ド駆動手段は、コンビンネーションヘッドの各移動位置
を、発光手段からの受光面積Sb1への入射光に応じた第
2受光素子の出力レベルEb1と第1受光素子の上記出力
レベルEa1との比が、Eb1=m×Ea1(1≦m≦n mは
整数)となるように制御する構成である。
それゆえ、低コストの構成により、かつ温度変化に起
因する相対位置検出出力の変動の影響を受けることな
く、磁気テープとコンビネーションヘッドとの各相対位
置を高精度で検出することが可能となり、高精度のトラ
ッキング制御が可能である。従って、高精度かつ大容量
の磁気記録再生を実現することが可能であるという効果
を奏する。
請求項第2項の発明に係る磁気記録再生装置のトラッ
キング制御装置は、磁気テープの幅方向の一端部側に、
発光手段と、この発光手段に対向して位置する第I受光
素子および第II受光素子とが設けられると共に、第1窓
と第2窓とを有するスリット板が上記第I・II受光素子
と発光素子との間に延びる形状で上記のコンビネーショ
ンヘッドに一体に設けられ、第1窓は、コンビネーショ
ンヘッドの移動範囲の全体にわたって第I受光素子の受
光面積が一定のSa2となり、発光手段からの光が第1窓
を透過して第I受光素子に入射することによりこの第I
受光素子から一定の出力レベルEa2が出力されるよう
に、磁気テープの一端部より外側に設けられる一方、第
2窓は、コンビネーションヘッドの移動位置により部分
的に磁気テープの一端部と交差して覆われる状態とな
り、磁気テープの一端部より外側に存する部分による第
II受光素子の受光面積Sb2の変化量がコンビネーション
ヘッドの移動量に比例する形状で設けられ、さらに、第
1窓と第2窓とは、コンビネーションヘッドの上記磁気
ヘッドが磁気テープの各トラック位置に配されたときの
上記受光面積Sb2と受光面積Sa2との比が、Sb2≧n×Sa2
(nは正の整数)となるように設定され、上記のヘッド
駆動手段は、コンビネーションヘッドの各移動位置を、
発光手段からの受光面積Sb2への入射光に応じた第II受
光素子の出力レベルEb2と第I受光素子の上記出力レベ
ルEa2との比が、Eb2=m×Ea2(1≦m≦n mは整
数)となるように制御する構成である。
それゆえ、請求項第1項の構成と同様の効果を得るこ
とができると共に、コンビネーションヘッドとスリット
板とが一体となって移動する構成により、請求項第1項
の構成と比較して移動部の重量が軽減されている高精度
かつ大容量の磁気記録再生を実現することが可能である
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図は磁気テープとコンビネーションヘッドと受光素
子との位置関係を示す正面図である。 第2図(a)は磁気テープとコンビネーションヘッドと
受光素子保持部材との位置関係を示す概略の平面図であ
る。 第2図(b)は同正面である。 第3図は本磁気記録再生装置の記録および再生方式の説
明に供される磁気テープおよびコンビネーションヘッド
の概略の正面図である。 第4図ないし第5図は本発明の他の実施例を示すもので
ある。 第4図は磁気テープとコンビネーションヘッドと受光素
子と基準用窓および相対位置検出用窓との位置関係を示
す正面図である。 第5図(a)は磁気テープとコンビネーションヘッドと
受光素子保持部材とスリット板との位置関係を示す概略
の平面図である。 第5図(b)は同正面である。 1は磁気テープ、2はトラック群、3はコンビネーショ
ンヘッド、4は受光素子保持部材、5aは受光素子(第1
受光素子)、5bは受光素子(第2受光素子)、6は発光
手段、7はスリット板、7aは基準用窓(第1窓)、7bは
相対位置検出用窓(第2窓)、8aは受光素子(第I受光
素子)、8bは受光素子(第II受光素子)である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ走行方向に形成された磁気テープ上
    のトラック数よりも少ない数の磁気ヘッドを有するコン
    ビネーションヘッドと、このコンビネーションヘッドを
    磁気テープの幅方向に順次移動させて記録もしくは再生
    時のトラック切り換えを行うヘッド駆動手段とを備える
    磁気記録再生装置において、 磁気テープの幅方向の一端部側に発光手段が設けられる
    と共に、この発光手段に対向させて第1受光素子と第2
    受光素子とが上記のコンビネーションヘッドに一体に設
    けられ、 第1受光素子は、磁気テープの一端部より外側に設けら
    れ、コンビネーションヘッドの移動範囲の全体にわたっ
    て受光面積が一定のSa1であり、発光手段からの光が入
    射して一定の出力レベルEa1を出力する一方、 第2受光素子は、コンビネーションヘッドの移動位置に
    より受光面が部分的に磁気テープの一端部と交差して覆
    われる状態となり、磁気テープの一端部より外側に存す
    る受光面積Sb1の変化量がコンビネーションヘッドの移
    動量に比例する形状で設けられ、 上記の受光面積Sa1と受光面積Sb1とは、 Sb1≧n×Sa1(nは正の整数) の関係を有し、 上記のヘッド駆動手段は、コンビネーションヘッドの各
    移動位置を、発光手段からの受光面積Sb1への入射光に
    応じた第2受光素子の出力レベルEb1と第1受光素子の
    上記出力レベルEa1との比が、 Eb1=m×Ea1(1≦m≦n mは整数) となるように制御することを特徴とする磁気記録再生装
    置のトラッキング制御装置。
  2. 【請求項2】テープ走行方向に形成された磁気テープ上
    のトラック数よりも少ない数の磁気ヘッドを有するコン
    ビネーションヘッドと、このコンビネーションヘッドを
    磁気テープの幅方向に順次移動させて記録もしくは再生
    時のトラック切り換えを行うヘッド駆動手段とを備える
    磁気記録再生装置において、 磁気テープの幅方向の一端部側に、発光手段と、この発
    光手段に対向して位置する第I受光素子および第II受光
    素子とが設けられると共に、 第1窓と第2窓とを有するスリット板が上記第I・II受
    光素子と発光手段との間に延びる形状で上記のコンビネ
    ーションヘッドに一体に設けられ、 第1窓は、コンビネーションヘッドの移動範囲の全体に
    わたって第I受光素子の受光面積が一定のSa2となり、
    発光手段からの光が第1窓を透過して第I受光素子に入
    射することによりこの第I受光素子から一定の出力レベ
    ルEa2が出力されるように、磁気テープの一端部より外
    側に設けられる一方、 第2窓は、コンビネーションヘッドの移動位置により部
    分的に磁気テープの一端部と交差して覆われる状態とな
    り、磁気テープの一端部より外側に存する部分による第
    II受光素子の受光面積Sb2の変化量がコンビネーション
    ヘッドの移動量に比例する形状で設けられ、 さらに、第1窓と第2窓とは、コンビネーションヘッド
    の上記磁気ヘッドが磁気テープの各トラック位置に配さ
    れたときの上記受光面積Sb2と受光面積Sa2との比が、 Sb2≧n×Sa2(nは正の整数) となるように設定され、 上記のヘッド駆動手段は、コンビネーションヘッドの各
    移動位置を、発光手段からの受光面積Sb2への入射光に
    応じた第II受光素子の出力レベルEb2と第I受光素子の
    上記出力レベルEa2との比が、 Eb2=m×Ea2(1≦m≦n mは整数) となるように制御することを特徴とする磁気記録再生装
    置のトラッキング制御装置。
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