JP2518346B2 - 磁気記録装置およびそのトラックアクセス方式 - Google Patents

磁気記録装置およびそのトラックアクセス方式

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JP2518346B2
JP2518346B2 JP6088188A JP6088188A JP2518346B2 JP 2518346 B2 JP2518346 B2 JP 2518346B2 JP 6088188 A JP6088188 A JP 6088188A JP 6088188 A JP6088188 A JP 6088188A JP 2518346 B2 JP2518346 B2 JP 2518346B2
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    • G11B5/488Disposition of heads

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マルチトラック磁気ヘッドを用い、高速か
つ正確にトラックアクセスが可能な磁気記録装置に関す
る。
〔従来技術〕
磁気ディスク装置、磁気テープ装置、フロッピーディ
スク装置などの磁気記録装置の高速アクセス化、大容量
化を進める上で、多数の磁気ヘッド素子を一つのスライ
ダに搭載したマルチトラック磁気ヘッドは、一つの有力
な手段である。なぜなら、マルチトラック磁気ヘッドに
おいては、1回の位置決めで、磁気記録媒体上の複数の
トラックに複数のヘッドを同時にアクセスさせることが
可能であり、1トラックあたりのアクセス時間を減少さ
せることができるからである。また、磁気記録媒体上の
トラックピッチが磁気ヘッド素子のピッチで決定される
ため、トラックピッチが固定される。従って、トラック
ピッチのゆらぎを位置決め誤差に見込む必要がなくなる
ため、トラックピッチを縮めることが可能である。
第5図は、従来提案されてきたマルチトラック磁気ヘ
ッドおよびそのトラックアクセス方式を示す平面図であ
る。1はマルチトラック磁気ヘッド、2は磁気記録媒
体、3は磁気ヨーク、4はコイル、10,20,…80はデータ
ヘッド素子、90はサーボヘッド素子、101,201,…801は
データトラック、901,902はサーボトラックである。第
5図に示すマルチトラック磁気ヘッド1には、1個のサ
ーボヘッド素子90と8個のデータヘッド素子10〜80が搭
載されている。サーボヘッド素子90はサーボトラック90
1および902の信号の読み取り、サーボトラック901から
の信号とサーボトラック902からの信号から算出される
トラッキングエラー信号が0になるようにマルチトラッ
ク磁気ヘッド1を位置決めする。結果として、サーボヘ
ッド素子90は、サーボトラック901とサーボトラック902
の中央に位置決めされる。この時、各データヘッド素子
10〜80は、それぞれデータトラック101〜801に位置決め
される。よって、この状態で、磁気記録媒体上2の8個
のトラックに情報を記録再生することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第5図に示すマルチトラック磁気ヘッド1およびその
トラックアクセス方式においては、シーク動作時のサー
ボ信号の再生に問題がある。すなわち、サーボトラック
901は8本のデータトラック101〜801間に挾まれている
ため、別のサーボトラックに移動する際にはサーボ信号
を連続的に得ることができない。従って、シーク動作時
には、移動する目的トラックの位置を予め推定するサー
ボ方式が必要である。このため、目的トラックの位置を
推定するための信号処理回路、たとえば、シーク速度と
シーク時間の積から移動長を算出する回路が余分に必要
である。また、推定値と現実の値の誤差が必ず存在する
ので、この誤差を補正し、正しいトラック位置にヘッド
を位置決めするために、余分な時間が消費される。よっ
て、高速アクセス動作が期待できなかった。もし、目的
トラックの位置を推定するための信号処理回路を簡略化
し、推定値と現実の値の誤差を小さく押さえようとすれ
ば、データトラックの数に対して、サーボトラックの数
の比率を多くする必要があった。この比率は、望ましく
は1対1にもなり、磁気記録媒体面に対してサーボトラ
ックの占める面積が非常に大きくなるので、大容量化に
対して極めて不利であった。
また、第5図において、各データヘッド素子のピッチ
は、コイル4を巻く空間を確保するために、磁気ヨーク
3の幅に対してかなり広くなる。従って、ヘッド素子の
ピッチはデータトラック101〜801の幅より大きくなり、
データトラック間の間隔が広がる。よって、磁気記録媒
体2の面を有効に利用することができない。この傾向
は、ヘッドから高出力を得ようとしてコイル巻数を増加
させるほど顕著になるので、高トラック密度化に対して
不利になっていた。
本発明の目的は、以上のような従来技術の欠点を解決
した、高速アクセスが可能で大容量化が実現できる磁気
記録装置およびそのトラックアクセス方式を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、 (イ)(a) 記録用ヘッド素子と再生用ヘッド素子が
素子中心間隔Lで交互に配置されたN個(N:複数)のデ
ータヘッド素子、および (b) 前記データヘッド素子最近接のものに対して素
子中心間隔D(D〉2L)で配置された少なくとも1個の
サーボヘッド素子 から構成されるマルチトラック磁気ヘッドと、 (ロ)(a) それぞれがトラック中心間隔Pで配置さ
れた隣接したM個(M:複数)のデータトラックから構成
され、周期Lで繰り返し配置されたN−1個のデータ領
域、および (b) トラック中心間隔Pで配置された隣接した2M+
1個のサーボトラックの集合体から構成され、最近接デ
ータ領域内の最近接データトラックと該データトラック
に最近接したサーボトラック間のトラック中心間隔W
(W=D−L+P/2)で配置された少なくとも1個のサ
ーボ領域 を一組とする単位記録領域が繰り返し配置されている磁
気記録媒体と、 (ハ) 前記磁気記録媒体上で、トラックを横切る方向
に前記マルチトラック磁気ヘッドをステップ状に移動さ
せるトラックシークを行なう磁気ヘッド移動機構と、 (ニ) 前記磁気記録媒体上でトラックを横切る方向に
前記マルチトラック磁気ヘッドを連続的に移動させるト
ラックシークを行なう磁気ヘッド移動機構と、 を備えたことを特徴とする磁気記録装置が得られ、さら
に、前記サーボトラックヘッド素子から再生されるトラ
ッキングエラー信号が0になるように、前記連続的にト
ラックシークを行う磁気ヘッド移動機構を制御して、前
記磁気記録媒体上の隣接する2個の前記データ領域中か
ら選択した前記データトラックに前記データヘッド素子
の前記記録用ヘッド素子あるいは前記再生用ヘッド素子
を追従させ、また、前記ステップ状にトラックシークを
行う磁気ヘッド移動機構を用いて、前記単位記録領域の
幅より大きな周期で前記マルチトラック磁気ヘッドを移
動させることを特徴とする、請求項1記載の磁気記録装
置のトラックアクセス方式が得られる。
〔作用〕
本発明は、マルチトラック磁気ヘッド素子のピッチよ
り狭い範囲で行う連続的なトラックシークと、マルチト
ラック磁気ヘッド素子全体より広い周期で行うステップ
状シークの組合せにより、磁気記録装置の高速、大容量
化を実現する。
第4図は、本発明の原理を示す模式図であり、8は記
録ヘッド素子の連続的トラックシーク範囲、9は再生ヘ
ッド素子の連続的トラックシーク範囲、10は単位記録領
域、11,21,…51は記録ヘッド素子、12,…42は再生ヘッ
ド素子、100,200,…800はデータ領域、900はサーボ領
域、101,102,…108,201,202,…208,…801,802,…808は
データトラック、901,902,…917はサーボトラックであ
る、記録ヘッド素子11,21,…51および再生ヘッド素子1
2,…42を総称して、データヘッド素子と呼ぶ。Lはデー
タヘッド素子の素子中心間隔、Pはデータトラックのト
ラック中心間隔、Dはサーボヘッド素子とこのサーボヘ
ッド素子に最近接したデータヘッド素子の素子中心間隔
であり、磁気記録媒体2上のデータ領域の間隔はLに等
しい。マルチトラック磁気ヘッド1上には、1個のサー
ボヘッド素子90と9個のデータヘッド素子がある。ま
た、磁気記録媒体2上の単位記録領域10中には、それぞ
れ8個のデータトラックの集合体からなる8個のデータ
領域と、17個のサーボトラックからなるサーボ領域があ
る。
第4図において、サーボ領域900内の隣接した2個の
サーボトラックからサーボヘッド素子90により再生され
るトラッキングエラー信号を用いて、サーボヘッド素子
90を2個のサーボトラックの境界に位置決めしたとき、
各データヘッド素子11〜51が各データ領域100〜800内の
データトラック101〜109,201,209,…801〜809のいずれ
か一つのトラックにそれぞれ位置決めされるよう、位置
決めに用いる2個のサーボトラックの境界と位置決めさ
れるデータトラック中心の間隔は、サーボヘッド素子90
と各データヘッド素子11〜51の素子中心間隔に等しい。
たとえば、データトラック101のトラック中心とサーボ
トラック908と909の境界間の長さは、サーボトラック素
子90と記録ヘッド素子11の素子中心間隔に等しい。よっ
て、サーボヘッド素子90がサーボトラック908と909の境
界に位置決めされたとき、記録ヘッド素子11がデータト
ラック101にアクセスされる。同様に、再生ヘッド素子1
2はデータトラック201、記録ヘッド素子21は、データト
ラック301にそれぞれアクセスされる。また、サーボ領
域900には、単一データトラック領域内のデータトラッ
ク数の2倍より1個多いサーボトラックがあり、このサ
ーボ領域900にサーボヘッド素子を追従させることによ
り、サーボヘッド素子はデータ領域のデータヘッド素子
の中心間隔Lの2倍移動する。従って、各データヘッド
素子は、それぞれ2個のデータ領域にまたがってアクセ
スされる。すなわち、交互に配置された記録ヘッド素子
と再生ヘッド素子の連続的トラックシーク範囲8および
9は各データ領域でオーバーラップするので、選択した
データトラックに記録ヘッド素子と再生ヘッド素子の両
方をアクセスすることができる。
以上の関係より、データ領域の周期Q、サーボ領域に
最近接したデータトラックと該データトラックに最近接
したサーボトラック間のトラック中心間隔Wについて、
データヘッド素子の素子中心間隔L、データトラックの
トラック中心間隔P、サーボヘッド素子とこのサーボヘ
ッド素子に最近接したデータヘッド素子の素子中心間隔
D、ひとつのデータ領域あたりのデータトラックの数M
を用いて表現すると、それぞれ、 Q=P W=D−L+P/2 となる。ここで、P/2を加える理由は、サーボヘッド素
子90がサーボトラック901〜917の境界に位置決めされる
のに対して、データヘッド素子11〜51はデータトラック
の中心に位置決めされるためである。
尚、記録ヘッド素子11がデータ領域100〜800の周期L
の2倍移動しても、サーボ領域900上にアクセスされる
ことがないよう、サーボヘッド10とサーボヘッド10に最
も近接した記録ヘッド素子11の素子中心間隔は、データ
領域100〜800の周期Lの2倍より大きい。また、マルチ
トラック磁気ヘッド12上の両端のデータヘッド素子(第
4図においては記録ヘッド素子11および51)は、1個の
データ領域のみにアクセスされる。従って、全てのデー
タ領域100〜800に記録,再生双方のデータヘッド素子11
〜51をアクセスするために、データヘッド素子11〜51の
数(9個)は、データ領域100〜800の数(8個)より1
個多い。
このようなサーボ領域の幅の範囲内でのデータトラッ
クへのアクセス時には、トラックシーク時にサーボ信号
が連続的に得られるので、高速かつ正確なトラックアク
セスが可能である。さらに、一対の記録ヘッド素子と再
生ヘッド素子で16個のデータトラックにアクセスするこ
とができるので、各データトラックすべてに対応するデ
ータヘッド素子は必要ない。従って、各データヘッドの
ビッチに対する制約は大幅に軽減され、各データヘッド
のピッチが高トラック密度化に対する制限要因とはなら
ない。
また、マルチトラック磁気ヘッド素子全体より広い周
期のトラックアクセスに対しては、単位記録領域10より
多きな周期でステップ状シークを行う。サーボトラック
901〜917は互いに隣接しているので、その幅の和は、サ
ーボヘッド素子のトラック幅よりも十分広い。従って、
単純なステップ状シークで多少の移動誤差があっても、
サーボヘッド素子を何れかのサーボトラックにアクセス
させることができる。よって、目的とするトラック位置
を推定するための複雑な信号処理は不要である。
〔実施例〕
第1図は、本発明による第1の実施例における磁気記
録媒体およびマルチトラック磁気ヘッドを示す平面図で
ある。第1図において、5は磁気抵抗効果素子である。
マルチトラック磁気ヘッド1には、データヘッド素子と
して、5個の記録ヘッド素子11,21,…51と4個の再生ヘ
ッド素子12,…42が素子中心間隔100μmで交互に配置さ
れて搭載され、さらに、1個のサーボヘッド素子90が搭
載されている。サーボヘッド素子90と、サーボヘッド素
子に最も近接した記録ヘッド素子11の素子中心間隔は21
0μmであり、データヘッド素子の素子中心間隔の2倍
より大きい。磁気記録媒体2上には、磁気ヘッド素子に
対応して、1個のサーボ領域900と8個のデータ領域100
〜800がある。サーボ領域900は、幅10μmの17個のサー
ボトラック901〜917の集合体である。サーボヘッド素子
90の磁気ヨーク3の幅は、サーボトラック901〜917の周
期の2倍の20μmである。データ領域100〜800は、それ
ぞれ幅8μm、周期10μmの8個のデータトラック101
〜108,201〜208,301〜308,……,801〜808の集合体であ
り、データヘッド素子11〜51と等しい周期100μmで配
置されている。サーボ領域に最も近接したデータトラッ
ク101と、データ領域に最も近接したサーボトラック917
のトラック中心間隔は、サーボヘッド素子90と記録ヘッ
ド素子11の素子中心間隔210μmから、データ領域100〜
800の幅(80μm)を引き、トラックピッチの半分の長
さ(5μm)を加えた135μmである。データトラック
間のガードバンドはそれぞれ2μmである。記録ヘッド
素子11〜51の磁気ヨーク3の幅および再生ヘッド素子12
〜42の検出幅はいずれも8μmであり、データトラック
の幅に等しい。データ領域100〜800の間には、それぞれ
幅20μmのガードバンドを設ける。
次に、第1図を用いて、第1の実施例のトラックアク
セス方式を説明する。サーボヘッド素子90のトラック幅
はサーボトラックの幅の2倍であるので、サーボヘッド
素子90は2個のサーボトラックからの信号を再生する。
両者の信号振幅の差の信号、すなわちトラッキングエラ
ー信号が0になるように、後述の連続的なトラックシー
クを行うアクチュエータが制御され、サーボヘッド素子
90が2個のサーボトラックの境界に位置決めされる。記
録ヘッド素子11〜51および再生ヘッド素子12〜42は、サ
ーボヘッド素子90の位置決めにより、それぞれのデータ
領域の選択されたデータトラック101〜810の中央に同時
に位置決めされる。たとえば、第1図に示すように、サ
ーボヘッド素子90がサーボトラック908と909の境界に位
置決めされたとき、記録ヘッド素子11,21,…はそれぞれ
データトラック101,301,…に、再生ヘッド素子12,…42
はデータトラック201,…801にそれぞれ位置決めされ
る。また、サーボヘッド素子90がサーボトラック901と9
02の中央に位置決めされたとき、記録ヘッド素子21,…5
1はデータトラック201,…801に、再生ヘッド素子12,…4
2はデータトラック101,…701にそれぞれ位置決めされ
る。以上のように、記録ヘッド素子11,21,…51および再
生ヘッド素子12,…42は2個のデータトラックにまたが
ってアクセスされる。この関係を表1に示す。表1にお
いて、データ領域100の記録再生は記録ヘッド素子11と
再生ヘッド素子12により行われ、データ領域200の記録
再生は、記録ヘッド素子21と再生ヘッド素子12により行
われる。
以下同様に、データ領域800まで、隣接するデータヘ
ッド素子が2個のデータ領域にまたがってアクセスさ
れ、記録再生を行う。
以上の連続的なトラックシーク時には、常にサーボ信
号がサーボヘッド素子により再生されるので、正確な位
置決めを行なうことができる。また、1回の位置決めで
同時に8個のデータトラックに記録,再生を行なえるの
で、1トラックあたりのアクセス時間を大幅に減少させ
ることができる。
第1図に示す第1の実施例のマルチトラック磁気ヘッ
ド1は、薄膜磁気ヘッドである。記録ヘッド素子11〜51
において、コイル4は、銅を用い、めっき法により作製
する。厚さは2.5μm、コイル巻数は5ターンである。
コイル4の上側および下側にコイル4を挾んで配置され
ている磁気ヨーク3は、NiFeを用い、めっき法による作
製する。磁気ヨーク3の厚さは上側,下側とも3μmで
ある。磁気ヘッドのギャップはSiO2で作製する。ギャッ
プ長は1μmである。また、再生ヘッド素子12〜42にお
いて、磁気抵抗効果素子5には、NiFeを用いる。磁気抵
抗効果素子5の上側および下側(図には示されていな
い)には、NiFeを用いた厚さ1μmの磁気シールドを設
け、再生分解能を高める。磁気シールドと磁気抵抗効果
素子5間のギャップは、0.3μmである。
第2図は、本発明の第1の実施例における磁気ヘッド
移動機構を示す斜視図であり、6はピエゾアクチュエー
タ、7はステップモータである。第2図において、連続
的なトラックシークは、ピエゾアクチュエータ6を用い
て行い、ステップ状のトラックシークはステップモータ
7を用いて行う。ピエゾアクチュエータは、印加電圧に
よりその形状が変化する素子であり、ここで用いた素子
は、100Vの電圧印加に対して、1mmの変位が得られる。
シーク動作時には、0〜10Vの電圧を印加し、0〜100μ
mの範囲でマルチトラック磁気ヘッド1の連続シークを
行う。また、ステップモータ7は、1回転で500μmの
変位が得られるリードスクリュー機構に接続されてい
る。ステップ状シーク時には、2回転ずつ回転させ、1m
mステップでマルチトラック磁気ヘッド1を移動させ
る。このステップ状シークはサーボ信号を用いないで行
われるが、単位記録領域10中のサーボ領域900の幅は、
複数のサーボトラックの幅の和であり、サーボヘッド素
子のトラック幅よりも十分広い。従って、ステップ状シ
ークで多少の移動誤差があっても、サーボヘッド素子を
いずれかのサーボトラックに位置決めすることができ
る。サーボヘッド素子がどのサーボトラックに位置決め
されたかを知るためには、サーボトラックにトラック番
号を記録しておくか、そのサーボトラックにより選択さ
れるデータトラックのうち、、少なくともいずれか一つ
にトラック番号を記録しておけばよい。
第1の実施例の磁気記録装置を用いて、マルチトラッ
ク磁気ヘッドのトラックアクセスを行うと、記録再生動
作上、特に問題となるクロストークの増加やエラーレー
トの悪化等を引き起こす程の位置決め誤差は認められな
い。さらに、連続的なトラックアクセス状態において、
シーク時間は極めて短く、高速アクセス動作が可能であ
る。
第3図は、本発明による第2の実施例における磁気記
録媒体およびマルチトラック磁気ヘッドを示す平面図で
ある。第3図において、11,…41は記録ヘッド素子、12,
22,…52は再生ヘッド素子である。本実施例において
は、マルチトラック磁気ヘッド1に、4個の記録ヘッド
素子11〜41と5個の再生ヘッド素子12〜42が交互に配置
されていること以外は、第1の実施例と同一の構成であ
る。
第3図において、第2の実施例のトラックアクセス方
式は次の通りである。サーボヘッド素子90は、2個のサ
ーボトラックからの信号を再生する。両者の信号振幅の
差の信号、すなわちトラッキングエラー信号が0になる
ように、前述の連続的なトラックシークを行うアクチュ
エータが制御され、サーボヘッド素子90が位置決めされ
る。記録ヘッド素子11〜41および再生ヘッド素子12〜52
は、サーボヘッド素子90の位置決めにより、それぞれの
データ領域の選択されたデータトラック101〜810の同時
に位置決めされる。たとえば、第3図に示すように、サ
ーボヘッド素子90がサーボトラック908と909の中央に位
置決めされたとき、記録ヘッド素子11,…41はそれぞれ
データトラック201,401,…801に、再生ヘッド素子12,2
2,…42はデータトラック101,301,…701にそれぞれ位置
決めされる。また、サーボヘッド素子90がサーボトラッ
ク901と902の中央に位置決めされたとき、記録ヘッド素
子11,…41はデータトラック101,301,…701に、再生ヘッ
ド素子22,…52はデータトラック201,401,…801にそれぞ
れ位置決めされる。以上のように、記録ヘッド素子11,4
1および再生ヘッド素子12,22,…52は2個のデータトラ
ックにまたがってアクセスされる。この関係を表2に示
す。表2において、データ領域100の記録再生は記録ヘ
ッド素子11と再生ヘッド素子12により行われ、データ領
域200の記録再生は、記録ヘッド素子11と再生ヘッド素
子22により行われる。以下同様に、データ領域800ま
で、隣接するデータヘッド素子が2個のデータ領域にま
たがってアクセスされ、記録再生を行う。
本実施例の連続的なトラックシーク時においても、常
にサーボ信号がサーボヘッド素子により再生されるの
で、正確な位置決めを行なうことができる。また、1回
の位置決めで同時に8個のデータトラックに記録,再生
を行なえるので、トラックあたりのアクセス時間を大幅
に減少させることができる。
第2の実施例において、磁気ヘッドの移動機構および
ステップ状シークの方式は第1の実施例と同一である。
第2の実施例の磁気記録装置を用いて、マルチトラッ
ク磁気ヘッドのトラックアクセスを行うと、記録再生動
作上、特に問題となるクロストークの増加やエラーレー
トの悪化等を引き起こす程の位置決め誤差は認められな
い。さらに、連続的なトラックアクセス状態において、
シーク時間は極めて短く、高速アクセス動作が可能であ
る。
尚、以上の実施例においては、単位記録領域中にデー
タ領域が8個、各データ領域中にデータトラックが8個
ある場合について示したが、本発明がデータトラックの
数およびデータ領域の数で限定されないことは言うまで
もない。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明による磁気記録装置およびその
トラックアクセス方式によれば、正確な位置決め精度と
高速トラックアクセスが可能であり、磁気記録装置の記
録密度を大幅に増加させ、また、情報のスループットを
高めることができるので、その効果は甚だ大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1の実施例におけるマルチトラ
ック磁気ヘッドと磁気記録媒体を示す平面図、第2図は
本発明による第1の実施例におけるヘッド移動機構を示
す斜視図、第3図は本発明による第2の実施例における
マルチトラック磁気ヘッドと磁気記録媒体を示す平面
図、第4図は本発明の原理を示す模式図、第5図は従来
のマルチトラック磁気ヘッドおよびそのトラックアクセ
ス方式を示す平面図である。 1はマルチトラック磁気ヘッド、2は磁気記録媒体、3
は磁気ヨーク、4はコイル、5は磁気抵抗効果素子、6
はピエゾアクチユエータ、7はステップモータ、8は連
続的トラックシークの範囲、9はステップ状トラックシ
ークの範囲、10,20,…80はデータヘッド素子、90はサー
ボヘッド素子、100,200,…800はデータ領域、101,102,
…810はデータトラック、900はサーボ領域、901,902,…
911はサーボトラックである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)(a)記録用ヘッド素子と再生用ヘ
    ッド素子が素子中心間隔Lで交互に配置されたN個(N:
    複数)のデータヘッド素子、および (b)前記データヘッド素子最近接のものに対して素子
    中心間隔D(D〉2L)で配置された少なくとも1個のサ
    ーボヘッド素子から構成されるマルチトラック磁気ヘッ
    ドと、 (ロ)(a)それぞれがトラック中心間隔Pで配置され
    た隣接したM個(M:複数)のデータトラックから構成さ
    れ、周期Lで繰り返し配置されたN−1個のデータ領
    域、および (b)トラック中心間隔Pで配置された隣接した2M+1
    個のサーボトラックの集合体から構成され、最近接デー
    タ領域内の最近接データトラックと該データトラックに
    最近接したサーボトラック間のトラック中心間隔W(W
    =D−L+P/2)で配置された少なくとも1個のサーボ
    領域 を一組とする単位記録領域が繰り返し配置されている磁
    気記録媒体と、 (ハ) 前記磁気記録媒体上で、トラックを横切る方向
    に前記マルチトラック磁気ヘッドをステップ状に移動さ
    せるトラックシークを行なう磁気ヘッド移動機構と、 (ニ) 前記磁気記録媒体上でトラックを横切る方向に
    前記マルチトラック磁気ヘッドを連続的に移動させるト
    ラックシークを行なう磁気ヘッド移動機構と、 を備えたことを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】前記サーボトラックヘッド素子から再生さ
    れるトラッキングエラー信号が0になるように、前記連
    続的にトラックシークを行う磁気ヘッド移動機構を制御
    して、前記磁気記録媒体上の隣接する2個の前記データ
    領域中から選択した前記データトラックに前記データヘ
    ッド素子の前記記録用ヘッド素子あるいは前記再生用ヘ
    ッド素子を追従させ、また、前記ステップ状にトラック
    シークを行う磁気ヘッド移動機構を用いて、前記単位記
    録領域の幅より大きな周期で前記マルチトラック磁気ヘ
    ッドを移動させることを特徴とする、請求項1記載の磁
    気記録装置のトラックアクセス方式。
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