JPH0752439Y2 - 排気系のマウントラバ - Google Patents

排気系のマウントラバ

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JPH0752439Y2
JPH0752439Y2 JP12788189U JP12788189U JPH0752439Y2 JP H0752439 Y2 JPH0752439 Y2 JP H0752439Y2 JP 12788189 U JP12788189 U JP 12788189U JP 12788189 U JP12788189 U JP 12788189U JP H0752439 Y2 JPH0752439 Y2 JP H0752439Y2
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JP
Japan
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mount
exhaust system
mount rubber
mule
rubber
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JP12788189U
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JPH0369337U (ja
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正志 長島
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の排気系を弾性支持するマウントラバ
に係り、特に、複数のバネ常数を兼ね備えた排気系のマ
ウントラバに関する。
[従来の技術] 自動車の排気系はフロントパイプ、センタパイプ、マフ
ラおよびリヤパイプ等とから構成され、それ等はマウン
トラバを介し、ボディ側に支持される。マウントラバは
排気系の各部の動きを規制し、振動を低減して周辺の部
材と排気系各部との干渉を防止すると共に、振動に伴う
騒音を低減するために設けられるものである。しかしな
がら、排気系は前記したように、フロントパイプからリ
ヤパイプに向かって細長に配設されるため、その各部を
前記マウントラバで勝手に弾性支持すると、局部的に無
理な力が作用し、排気系の各部の耐久性を低下させる問
題点が生ずる。そのため排気系の各部を支持するマウン
トラバはその部位に見合った適正なバネ常数を有するマ
ウントラバを選定して装着する必要がある。すなわち、
従来は、自動車の排気系にはバネ常数の相異する数種類
のマウントラバを使用する必要があった。
第2図および第3図はその一例を示すものである。
第2図において、マウントラバ1aは適宜厚みの小判状の
ラバ本体2aから形成され、対峙する両端縁には係止ロッ
ド13,14が挿通される取り付け孔3a,4bが貫通形成され
る。その中央部には比較的大巾のH字形の貫通溝15が形
成される。貫通溝15により、取り付け孔3a,4aを結ぶ方
向に沿って引っ張り力又は圧縮力が作用すると、ラバ本
体2aが所定のバネ常数に従って変形し、弾性力を生じさ
せるように機能するものである。
第3図に示すマウントラバ1bは、マウントラバ1aと同様
に、ラバ本体2bに取り付け孔5a,6aを形成するが、中央
部にはマウントラバ1aよりも細巾のH字形の貫通溝16が
形成される。マウントラバ1bは溝巾が小さい分だけマウ
ントラバ1aよりも高いバネ常数を有するものとなる。
以上のように、バネ常数のそれぞれ異なるマウントラバ
1a,1b等を排気系のフロントパイプ、センタパイプ、マ
フラおよびリヤパイプ等に装着し、排気系全体が均一に
弾性支持されるように配設する。それにより排気系全体
の振動の低減と、耐久性を向上するようにしている。
第4図はマウントラバ1aでマフラ17を弾性支持している
状態を示す。すなわち、センタパイプ18とリヤパイプ19
との間に介設されるマフラ17には係止ロッド14,14が固
定される。またボディ20側にも係止ロッド13,13aがそれ
ぞれ固定される。マウントラバ1aの取り付け孔3a,4aに
は、ボディ20側の係止ロッド13,13aおよびマフラ17側の
係止ロッド14,14aがそれぞれ挿通される。従って、マフ
ラ17はマウントラバ1aを介してボディ20側に弾性支持さ
れることになる。
マウントラバとしては第2図および第3図に示したよう
なものが従来より使用されているが、その公知の従来技
術として実開昭58−39317号公報および実開昭62−11191
8号公報に開示するものがある。
実開昭58−39317号公報に示すマウントラバは、ラバ本
体の周縁を、補強繊維コードを埋設したベルト状ゴム弾
性拘束部材で囲み、中央部には、H字形空間部を貫通形
成し、かつ周縁近傍に三ヶ月状空間部を貫通形成したも
のからなる。以上の構造により、防振性能と耐久性の両
特性を両立するようにしたものである。
また、実開昭62−111918号公報に開示するマウントラバ
は、前記した第2図および第3図に示すマウントラバ1
a,1bと近似する形状の空間部をラバ本体の中央に貫通形
成するものから形成される。
[考案が解決しようとする課題] 以上に説明したように、マウントラバは排気系の各部に
無理な力が作用しないように、各部位に見合ったバネ常
数を有するもので各部を弾性支持することが必要であ
る。
一方、マウントラバとしては前記したように、各種形状
のものがあるが、いずれもその取り付け孔を結ぶ方向に
おいて一定のバネ常数を有するものから形成されてい
る。実開昭58−39317号公報に開示するマウントラバ
も、前記したように複雑な形状をしているが、その取り
付け孔を結ぶ方向におけるバネ常数は一定のものであ
る。従って、実際のマウントラバの装着作業において
は、マウントラバ1a,1bのような数種類のマウントラバ
を用意し、排気系の各部位に装着しなければならない。
勿論、自動車の機種が異なればマウントラバも変る。従
って、多種類のマウントラバを準備しなければならず、
部品管理に多くの手間を必要とすると共に、装着時には
取り付けミスの起らないように注意する必要があり、作
業効率を低下させる問題点が生ずる。また、実際のマウ
ントラバの装着作業においては、それぞれのマウントラ
バが収納されている保管箱の中から所望のマウントラバ
をそれぞれ取り出さねばならず、取り扱いが煩雑とな
り、マウントラバ誤装着が発生し易い問題点が生ずる。
本考案は、以上の問題点を解決するもので、マウントラ
バの種類を低減させ、単一なマウントラバにより排気系
の各部位を弾性支持し得るようにすることにより、部品
管理の単純化,作業効率の向上および品質の安定化を確
保し得る排気系のマウントラバを提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本考案は、以上の目的を達成するために、排気系側に固
定される係止ロッドとボディ側に固定される係止ロッド
とが挿入される1対の取り付け孔を有し、前記排気系側
とボディ側との間に介設されて前記排気系を弾性支持す
るマウントラバであって、前記1対の取り付け孔を単一
のラバ部材内に複数組配設すると共に、その中央部に、
前記1対の取り付け孔を結ぶ方向のバネ常数がそれぞれ
変化する貫通模様溝を設けてなる排気系のマウントラバ
を構成するものである。
[作用] 各対の取り付け孔を結ぶ方向において異なるバネ常数を
有するようにマウントラバが形成されているため、排気
系の各部位にマウントラバを装着する場合には、所望の
バネ常数を有する1対の取り付け孔を選定し、その取り
付け孔に係止ロッドを挿通すればよい。従って、装着作
業は容易となり、作業効率が向上すると共に、誤装着の
発生頻度が低下する。更に、マウントラバの部品点数が
低減するため、部品管理が単純化される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
本実施例は、互いに直交する方向において異ったバネ常
数を有するマウントラバ1について説明する。
第1図に示すように、四方向にふくらみを有する適宜厚
みの平板状のラバ本体2の一方の対峙するふくらみの部
分には、取り付け孔3と取り付け孔4とが貫通形成さ
れ、他方の対峙するふくらみの部分には、取り付け孔5
と取り付け孔6とが貫通形成される。取り付け孔3と取
り付け孔4とを結ぶ方向(以下、説明の都合上、3,4方
向という)と取り付け孔5と取り付け孔6とを結ぶ方向
(以下、説明の都合上5,6方向という)とは互いに直交
する。
ラバ本体2の中央部には、貫通模様溝7が貫通形成され
る。貫通模様溝7は3,4方向に沿う細巾の溝8と、その
両端において5,6方向と平行に図の左右に延びる細巾の
溝9,9と、5,6方向に沿う太巾の溝10と、その両端におい
て3,4方向と平行に図の上下に延びる太巾の溝11,11とか
ら形成される。なお、溝8と溝10とは交差して中央孔12
を形成する。すなわち、貫通模様溝7は細巾のH字形の
溝と太巾のH字形の溝とを互いに直交させたような模様
の溝から形成される。
以上の構造のマウントラバ1において、3,4方向に力を
加えると、マウントラバ1は主に太巾のH字形の溝に相
当する溝10,11により決まるバネ常数で変位する。従っ
て、第2図に示したマウントラバ1aとほぼ同様な機能を
有するものとなる。勿論、実際上は溝8,9も影響するた
め、マウントラバ1の3,4方向のバネ常数をマウントラ
バ1aの3a,4a方向と一致させるためには溝10,11および溝
8,9の溝巾,形状を理論的および実験的に設定する必要
がある。
一方、5,6方向に力を加えるとマウントラバ1は主に細
巾のH字形の溝に相当する溝8,9によって決まるバネ常
数で変化することになる。
以上のように、単一のマウントラバ1であっても、取り
付け方向を変えることにより特性を変えることが可能に
なる。例えばセンタパイプ18を弾性支持する場合にはマ
ウントラバ1の取り付け孔3,4を使用して装着し、マフ
ラ17の場合はマウントラバ1を90°回転させて取り付け
孔5,6を使用して装着し、更に、リヤパイプ19は取り付
け孔3,4を使用してマウントラバ1を装着するようにす
ることが出来る。従って、装着作業が簡単化することに
なる。
本実施例においては、貫通模様溝7を図示のように、互
いに直交する太目と細目のH字形の溝を組み合わせたも
のから形成したが、この形状に限定するものではない。
また、実施例では二方向のみバネ常数が相異する貫通模
様溝7を採用したが、本考案はそれに限定するものでな
く、複数個の取り付け孔を設けると共に、貫通模様溝の
形状を変化させ、該取り付け孔の方向においてそれぞれ
相異するバネ常数を有する形状の貫通模様溝も含まれ
る。例えば、溝巾の異なるH字形の溝を45°だけずらし
て4組配設するものや、溝巾の相異する溝を複数個配列
するもの等が上げられる。
[考案の効果] 本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。
1)従来のマウントラバ装着作業のように排気系の各部
位毎に異なったマウントラバを使用する必要がなく、単
一のマウントラバの取り付け方向を変化させながら装着
すればよいため、装着作業が極めて容易なものとなり、
作業効率を向上することが出来る。
2)装着作業時において、それぞれ種類の異なるマウン
トラバを収納している保管箱から必要なマウントラバを
取り出して取り付ける必要がないため、作業が単純化す
ると共に、誤装着が発生せず、品質の安定化が図れる。
3)マウントラバの部品点数が少なくなるため、部品管
理がやり易くなり、かつ部品収納スペースも節約され
る。
4)貫通模様溝はマウントラバの成形時に同時に形成さ
れるもので、コスト的には従来のものと変らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図および第3
図は従来のマウントラバの斜視図、第4図は従来のマウ
ントラバを排気系のマフラまわりに装着した構造を示す
一部側面図である。 1……マウントラバ、2……ラバ本体、3,4,5,6……取
り付け孔、7……貫通模様溝、8,9,10,11……溝、13,14
……係止ロッド、17……マフラ、18……センタパイプ、
19……リヤパイプ、20……ボディ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気系側に固定される係止ロッドとボディ
    側に固定される係止ロッドとが挿入される1対の取り付
    け孔を有し、前記排気系側とボディ側との間に介設され
    て前記排気系を弾性支持するマウントラバであって、前
    記1対の取り付け孔を単一のラバ部材内に複数組配設す
    ると共に、その中央部に、前記1対の取り付け孔を結ぶ
    方向のバネ常数がそれぞれ変化する貫通模様溝を設ける
    ことを特徴とする排気系のマウントラバ。
JP12788189U 1989-11-02 1989-11-02 排気系のマウントラバ Expired - Lifetime JPH0752439Y2 (ja)

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