JPH0752376Y2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH0752376Y2
JPH0752376Y2 JP1987156839U JP15683987U JPH0752376Y2 JP H0752376 Y2 JPH0752376 Y2 JP H0752376Y2 JP 1987156839 U JP1987156839 U JP 1987156839U JP 15683987 U JP15683987 U JP 15683987U JP H0752376 Y2 JPH0752376 Y2 JP H0752376Y2
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JP
Japan
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chamber
passage
combustion engine
internal combustion
valve
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JP1987156839U
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JPH0161437U (ja
Inventor
英二 三嶋
光正 松本
篤 伊藤
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関の吸気マニホールドにおけるチャン
バーに、これに取付くスロットルボデーを介して吸気を
導入するようにした吸気装置の改良に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
先行技術としての実開昭59-40557号公報は、内燃機関の
吸気マニホールドに設けたチャンバーに、エアクリーナ
からの主吸気通路にスロットル弁を該スロットル弁に対
するバイパス通路に冷間(内燃機関が所定の温度に暖ま
っていない状態)時等におけるアイドルアップ用のエア
弁を各々設けたスロットルボデーを、略水平横向きにし
て接続して成る吸気装置を提案している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この先行技術の吸気装置は、エア弁付きバイパ
ス通路を、主吸気通路の上側に設けたものであるから、
高さが高くなると言う問題がある。
そこで、この問題を解消するには、前記エア弁付きバイ
パス通路を、主吸気通路の下側に設ければ良いが、かく
構成すると、以下に述べるような問題がある。
すなわち、冬季等のように気温が低いときにおける内燃
機関の停止中などの場合において、主吸気通路内におけ
る空気から結露した水分、及び、吸気マニホールドのチ
ャンバー内においてブローバイガスから結露した水分
が、開状態のエア弁における弁座口の部分に溜って氷結
するから、バイパス通路が閉塞され、次に内燃機関を低
温指導するときに、このバイパス通路から充分な量の空
気を供給することができないと言う事態が発生するので
あった。
本考案は、スロットルボデーにおけるバイパス通路を主
吸気通路より下側にした場合における前記の問題を簡単
な構成によって解消することを技術的課題とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するため本考案は、内燃機関の吸
気マニホールドにおけるチャンバーに接合したスロット
ルボデーに、エアクリーナからの主吸気通路を略水平横
向きに形成して該主吸気通路内にスロットル弁を設ける
と共に、内燃機関における冷却水温に関連し当該冷却水
温が低いときにおいて開くようにしたアイドルアップ用
エア弁を備えたバイパス通路を、前記スロットル弁を迂
回するように形成して成る吸気装置において、前記バイ
パス通路を、前記主吸気通路の下側を当該主吸気通路と
略平行に延びて前記チャンバーに連通するように構成し
て、このバイパス通路内に、前記アイドルアップ用エア
弁を、その軸線を当該バイパス通路と略平行にし、且
つ、当該エア弁における弁座口を前記チャンバーに向か
うように設ける一方、前記チャンバーにおける内底面に
は、当該内底面及び前記弁座口の内底面よりも凹ませた
凹所を、当該凹所がチャンバーに対する前記スロットル
ボデーの接合面に開口するように形成すると言う構成に
した。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、エア弁付きのバイパス通路を主
吸気通路よりも下側に設けることによって、高さを低く
したものでありながら、冬季等のように気温が低いとき
における内燃機関の停止中などの場合において、吸気マ
ニホールドのチャンバー内においてブローバイガスから
結露した水分は、チャンバーの内底面に設けた凹所に入
ってここに溜められることになり、また、主吸気通路内
において空気から結露した水分は、前記エア弁が開いて
いることにより、その弁座口を越えて、これまた、前記
凹所に入ってここに溜められることになるから、前記エ
ア弁における弁座口の部分に、当該弁座口を塞ぐように
氷結する水分を、少なくすることができるのである。ま
た前記凹所に溜った水分は、内燃機関の運転後において
バイパス通路及び主吸気通路のうちいずれか一方又は両
方から導入される空気によって、或いは、スロットル弁
及びエア弁が全閉したときの吸気負圧によって、内燃機
関の方向に吸い出されるのである。
従って、本考案によると、スロットルボデーを、そのエ
ア弁付きバイパス通路をスロットル弁付き主吸気通路よ
りも下側にして吸気マニホールドにおけるチャンバーに
接続した場合に、内燃機関の低温状態での運転停止中に
おいて、前記エア弁における弁座口が結露水の氷結によ
って閉塞されることを、チャンバーに形成した凹所によ
って、確実に防止できるのである。
しかも、本考案は、前記凹所を、当該凹所がチャンバー
に対するスロットルボデーの接合面に開口するように形
成したことにより、この凹所を、チャンバーを備えた吸
気マニホールドを鋳造によって製作するときにおいて同
時に形成することができるから、凹所を形成することに
コストのアップを招来することがないのであり、その
上、前記凹所を、吸気マニホールドにおけるチャンバー
側に形成したことにより、この凹所を、スロットルボデ
ーの大型化を招来することなく大きくすることができる
効果をも有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明するに、図に
おいて符号1は、多気筒内燃機関を、符号2は、該内燃
機関1に対する慣性過給式の吸気マニホールドを各々示
し、該吸気マニホールド2は、気筒列の方向に延びるチ
ャンバー3と、該チャンバー3と各気筒との間を各々独
立して接続する吸気通路4,5,6とによって構成され、そ
の各吸気通路4,5,6には、各々燃料噴射弁7,8,9が設けら
れている。
符号10は、スロットルボデーを示し、該スロットルボデ
ー10は、スロットル弁12を内蔵した主吸気通路11が設け
られていると共に、前記スロットル弁12に対するバイパ
ス通路14が、当該主吸気通路11と略平行に延びて前記チ
ャンバー3に連通するように設けられ、このバイパス通
路14内には、チャンバー15内に入口16から流入したのち
出口(図示せず)から流出する冷却水の温度が低いとき
ばね17にて弁座口18を開き冷却水の温度が高くなると前
記ばね17に抗して弁座口18を閉じるようにしたワックス
タイプのエア弁14が、その軸線を当該バイパス通路と略
平行にし、且つ、その弁座口18を前記チャンバー3に向
かうようにして設けられており、また、前記主吸気通路
11の入口側には、エアクリーナ(図示せず)からのホー
ス状の吸気管路19が接続されている。
更に、前記スロットルボデー10は、これを略水平横向き
にし、且つ、前記バイパス通路13を主吸気通路11よりも
下側に位置するようにして、前記吸気マニホールド2に
おけるチャンバー3の吸気入口部20に対して、複数本の
ボルト21の締結にて接合されている。
そして、前記チャンバー3における内底面3aには、当該
内底面3a、及び前記弁座口18の内底面よりも凹ませた凹
所22を、当該凹所22がチャンバー3に対する前記スロッ
トルボデー10の接合面に開口するように形成する構成に
する。
すると、冬季等のように気温が低いときにおける内燃機
関の停止中などの場合に、吸気マニホールド2のチャン
バー3内においてブローバイガスから結露した水分は、
チャンバー3の内底面3aに設けた凹所22に入ってここに
溜められることになり、また、主吸気通路10内において
空気から結露した水分は、前記エア弁14が開いているこ
とにより、その弁座口18を越えて、これまた、前記凹所
に入ってここに溜められることになるから、前記エア弁
14における弁座口18の部分に、当該弁座口18を塞ぐよう
に氷結する水分の量を少なくすることができるのであ
る。
なお、符号23は、燃料ポンプ(図示せず)からの前記各
燃料噴射弁7,8,9に分配するための燃料デリバリ管を示
す、また、前記吸気マニホールド2のチャンバー3にお
ける吸気入口部20には、前記スロットルボデー10におけ
る主吸気通路11の内径と略同なじ内径Dの円形の主吸気
通路用通孔24と、前記エア弁15における弁座口18の内径
より大きく前記主吸気通路用通孔24の内径Dよりも小さ
い幅寸法Sで上下方向に延びる矩形状のバイパス通路用
通路15とが、互いに連通するようにして形成されてい
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案の要部を
示す図で第4図のI−I視拡大断面図、第2図は第1図
のII-II視断面図、第3図は第1図のIII-III視断面図、
第4図は内燃機関の平面図、第5図は第4図のV−V視
断面図である。 1……内燃機関、2……吸気マニホールド、3……チャ
ンバー、4,5,6……吸気通路、10……スロットルボデ
ー、11……主吸気通路、12……スロットル弁、13……バ
イパス通路、14……エア弁、3a……チャンバーの内底
面、22……凹所。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−142440(JP,U) 実開 昭61−130736(JP,U) 実開 昭57−58(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気マニホールドにおけるチャ
    ンバーに接合したスロットルボデーに、エアクリーナか
    らの主吸気通路を略水平横向きに形成して該主吸気通路
    内にスロットル弁を設けると共に、内燃機関における冷
    却水温に関連し当該冷却水温が低いときにおいて開くよ
    うにしたアイドルアップ用エア弁を備えたバイパス通路
    を、前記スロットル弁を迂回するように形成して成る吸
    気装置において、前記バイパス通路を、前記主吸気通路
    の下側を当該主吸気通路と略平行に延びて前記チャンバ
    ーに連通するように構成して、このバイパス通路内に、
    前記アイドルアップ用エア弁を、その軸線を当該バイパ
    ス通路と略平行にし、且つ、当該エア弁における弁座口
    を前記チャンバーに向かうように設ける一方、前記チャ
    ンバーにおける内底面には、当該内底面及び前記弁座口
    の内底面よりも凹ませた凹所を、当該凹所がチャンバー
    に対する前記スロットルボデーの接合面に開口するよう
    に形成したことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
JP1987156839U 1987-10-14 1987-10-14 内燃機関の吸気装置 Expired - Lifetime JPH0752376Y2 (ja)

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JPH0161437U JPH0161437U (ja) 1989-04-19
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JPS5758U (ja) * 1980-06-02 1982-01-05
JPS595856A (ja) * 1982-07-01 1984-01-12 Nippon Denso Co Ltd エンジンの補助空気供給装置
JPS59142440U (ja) * 1983-08-02 1984-09-22 愛三工業株式会社 燃料噴射装置付内燃機関の吸気筒
JPS61130736U (ja) * 1985-02-04 1986-08-15

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