JPH0752369Y2 - 2サイクルエンジン用燃料タンクの液量計 - Google Patents
2サイクルエンジン用燃料タンクの液量計Info
- Publication number
- JPH0752369Y2 JPH0752369Y2 JP7385290U JP7385290U JPH0752369Y2 JP H0752369 Y2 JPH0752369 Y2 JP H0752369Y2 JP 7385290 U JP7385290 U JP 7385290U JP 7385290 U JP7385290 U JP 7385290U JP H0752369 Y2 JPH0752369 Y2 JP H0752369Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel tank
- rod portion
- fuel
- cycle engine
- return pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Level Indicators Using A Float (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、刈払機等に装備される2サイクルエンジン
の燃料タンク内の液量を検知する液量計に関するもので
ある。
の燃料タンク内の液量を検知する液量計に関するもので
ある。
刈払機等に装備される2サイクルエンジンの燃料タンク
内の液量を検知する従来技術は次の通りである。
内の液量を検知する従来技術は次の通りである。
(a)透明管が、下端を燃料タンクの下部へ連通させ
て、燃料タンクの外部に配設され、透明管内の燃料の高
さを視認する。
て、燃料タンクの外部に配設され、透明管内の燃料の高
さを視認する。
(b)燃料タンクを透明及び半透明の材料として、燃料
タンクの壁部を通して燃料タンク内の燃料の高さを視認
する。
タンクの壁部を通して燃料タンク内の燃料の高さを視認
する。
従来技術(a)の場合には、燃料が透明であるので、透
明管内の燃料の高さが視認し難い。
明管内の燃料の高さが視認し難い。
従来技術(b)の場合には、ブロー成形の樹脂製燃料タ
ンクは使用に連れて変色し易く、燃料タンクを通して内
部の燃料の高さが視認し難くなる。また、最近の傾向と
しては、燃料タンクが白色以外の赤、青、黒等の色で着
色されることが多くなり、その場合も、燃料タンクを通
しての燃料の高さの視認がしずらい。
ンクは使用に連れて変色し易く、燃料タンクを通して内
部の燃料の高さが視認し難くなる。また、最近の傾向と
しては、燃料タンクが白色以外の赤、青、黒等の色で着
色されることが多くなり、その場合も、燃料タンクを通
しての燃料の高さの視認がしずらい。
この考案の目的は、支障なく燃料タンク内の燃料量を視
認することができる2サイクルエンジン用燃料タンクの
液量計を提供することである。
認することができる2サイクルエンジン用燃料タンクの
液量計を提供することである。
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
明する。
この考案の前提となる2サイクルエンジン(10)では、
気化器(28)とエンジン本体(16)とは燃料タンク(1
2)の上側に配設される。そして、余剰燃料は戻し管路
(40)を経て気化器(28)から燃料タンク戻される。
気化器(28)とエンジン本体(16)とは燃料タンク(1
2)の上側に配設される。そして、余剰燃料は戻し管路
(40)を経て気化器(28)から燃料タンク戻される。
これを前提として、この考案の2サイクルエンジン(1
0)用燃料タンク(12)の液量計では、戻し管路(40)
は、鉛直方向へ延びるとともに、透明である。燃料タン
ク(12)内の液面に浮く浮子(44)は、戻し管路(40)
の内径より小さい径で戻し管路(40)内に挿通されて上
下方向へ案内される棒部(50)を有している。空気通路
(52)は、棒部(50)に形成されて、棒部(50)の上下
の端部を相互に連通する。
0)用燃料タンク(12)の液量計では、戻し管路(40)
は、鉛直方向へ延びるとともに、透明である。燃料タン
ク(12)内の液面に浮く浮子(44)は、戻し管路(40)
の内径より小さい径で戻し管路(40)内に挿通されて上
下方向へ案内される棒部(50)を有している。空気通路
(52)は、棒部(50)に形成されて、棒部(50)の上下
の端部を相互に連通する。
浮子(44)の棒部(50)は、戻し管路(40)の内径より
小さい径であるので、下側からの戻し管路(40)への棒
部(50)の挿入にもかかわらず、棒部(50)の周部と戻
し管路(40)の内周との間には間隙が残される。余剰燃
料は、気化器(28)より落下し、棒部(50)の周部と戻
し管路(40)の内周との間の間隙を経て、燃料タンク
(12)へ導入される。空気通路(52)は、棒部(50)の
上下の端部を相互に連通し、これにより、棒部(50)の
上方側は燃料タンク(12)の上部と等圧に維持される。
浮子(44)は、燃料タンク(12)内の燃料(14)に浮
き、戻し管路(40)により棒部(50)を上下方向へ案内
されつつ、燃料タンク(12)内の液面の上下動に応じて
上下動する。この結果、戻し管路(40)における棒部
(50)の高さは燃料タンク(12)内の燃料(14)のレベ
ルに対応する。燃料タンク(12)内の燃料(14)の量は
戻し管路(40)の外部より視認される棒部(50)の高さ
から検知される。
小さい径であるので、下側からの戻し管路(40)への棒
部(50)の挿入にもかかわらず、棒部(50)の周部と戻
し管路(40)の内周との間には間隙が残される。余剰燃
料は、気化器(28)より落下し、棒部(50)の周部と戻
し管路(40)の内周との間の間隙を経て、燃料タンク
(12)へ導入される。空気通路(52)は、棒部(50)の
上下の端部を相互に連通し、これにより、棒部(50)の
上方側は燃料タンク(12)の上部と等圧に維持される。
浮子(44)は、燃料タンク(12)内の燃料(14)に浮
き、戻し管路(40)により棒部(50)を上下方向へ案内
されつつ、燃料タンク(12)内の液面の上下動に応じて
上下動する。この結果、戻し管路(40)における棒部
(50)の高さは燃料タンク(12)内の燃料(14)のレベ
ルに対応する。燃料タンク(12)内の燃料(14)の量は
戻し管路(40)の外部より視認される棒部(50)の高さ
から検知される。
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
図面は2サイクルエンジン10の液量計を含む範囲を示す
図である。この2サイクルエンジン10は例えば刈払機の
動力部に使用される。燃料タンク12は、2サイクルエン
ジン10の運転に使用される混合油14を内部に貯蔵する。
エンジン本体16は、燃料タンク12の上面に載設されるよ
うに、燃料タンク12に固定され、クランクケース18とシ
リンダ20とを有している。クランク軸22は回転自在にク
ランクケース18に配設され、ピストン24はシリンダ20内
に摺設され、コンロッド26は、クランク軸22とピストン
24とを連結し、ピストン24の往復動をクランク軸22の回
転運動へ変換する。気化器28は、燃料タンク12より上側
の位置においてインシュレータ30を介してエンジン本体
16の側部に結合される。クリーナケース32は、インシュ
レータ30とは反対側において気化器28に結合し、気化器
28へ空気を導入する。吸入管34は、上端部において気化
器28の吸入口36に装着され、下端部において燃料タンク
12内の底部へ達し、ストレーナ38を装着されている。燃
料タンク12内の混合油14は、2サイクルエンジン10の運
転に伴って気化器28内に発生する負圧により吸引され
て、ストレーナ38及び吸入管34を経て気化器28へ導かれ
る。戻し管40は、内部を容易に視認可能な程度に透明で
あり、鉛直方向へ延び、気化器28の下部の余剰口42と燃
料タンク12の上部とを接続し、余剰の混合油14を気化器
28から燃料タンク12へ導く。浮子44は、燃料タンク12内
の混合油14の液面にほぼ位置する膨出部46と、膨出部46
より下方へ延びる下側棒部48と、膨出部46より上方へ延
びる上側棒部50とを一体的に有している。上側棒部50
は、戻し管40の内径より小さい径を有し、戻し管40によ
り鉛直方向へ案内自在に戻し管40内へ下側から挿入され
る。通孔52は、上側棒部50の中心線に沿って上側棒部50
内を延び、両端において上側棒部50の上下の端部の周部
に開口し、上側棒部50より上の戻し管40内の空間を燃料
タンク12内の上部の空間と等圧、すなわち大気圧に維持
する。
図である。この2サイクルエンジン10は例えば刈払機の
動力部に使用される。燃料タンク12は、2サイクルエン
ジン10の運転に使用される混合油14を内部に貯蔵する。
エンジン本体16は、燃料タンク12の上面に載設されるよ
うに、燃料タンク12に固定され、クランクケース18とシ
リンダ20とを有している。クランク軸22は回転自在にク
ランクケース18に配設され、ピストン24はシリンダ20内
に摺設され、コンロッド26は、クランク軸22とピストン
24とを連結し、ピストン24の往復動をクランク軸22の回
転運動へ変換する。気化器28は、燃料タンク12より上側
の位置においてインシュレータ30を介してエンジン本体
16の側部に結合される。クリーナケース32は、インシュ
レータ30とは反対側において気化器28に結合し、気化器
28へ空気を導入する。吸入管34は、上端部において気化
器28の吸入口36に装着され、下端部において燃料タンク
12内の底部へ達し、ストレーナ38を装着されている。燃
料タンク12内の混合油14は、2サイクルエンジン10の運
転に伴って気化器28内に発生する負圧により吸引され
て、ストレーナ38及び吸入管34を経て気化器28へ導かれ
る。戻し管40は、内部を容易に視認可能な程度に透明で
あり、鉛直方向へ延び、気化器28の下部の余剰口42と燃
料タンク12の上部とを接続し、余剰の混合油14を気化器
28から燃料タンク12へ導く。浮子44は、燃料タンク12内
の混合油14の液面にほぼ位置する膨出部46と、膨出部46
より下方へ延びる下側棒部48と、膨出部46より上方へ延
びる上側棒部50とを一体的に有している。上側棒部50
は、戻し管40の内径より小さい径を有し、戻し管40によ
り鉛直方向へ案内自在に戻し管40内へ下側から挿入され
る。通孔52は、上側棒部50の中心線に沿って上側棒部50
内を延び、両端において上側棒部50の上下の端部の周部
に開口し、上側棒部50より上の戻し管40内の空間を燃料
タンク12内の上部の空間と等圧、すなわち大気圧に維持
する。
実施例の作用について説明する。
浮子44の上側棒部50は、戻し管40の内径より小さい径で
あるので、下側からの戻し管40への上側棒部50の挿入に
もかかわらず、上側棒部50の周部と戻し管40の内周との
間には間隙が残される。余剰の混合油14は、気化器28の
余剰口42より落下し、上側棒部50の周部と戻し管40の内
周との間を経て、燃料タンク12へ導入される。上側棒部
50の上方側は、通孔52を介して燃料タンク12の上部と等
圧に維持される。浮子44は、戻し管40において上側棒部
50を上下方向へ案内されつつ、燃料タンク12内の混合油
14に浮き、液面の上昇に応じて上下動する。この結果、
戻し管40における上側棒部50の高さは燃料タンク12内の
混合油14のレベルに対応したものとなる。燃料タンク12
内の混合油14のレベル又は量は戻し管40の外部より戻し
管40内における上側棒部50の位置を視認することにより
を検知することができる。
あるので、下側からの戻し管40への上側棒部50の挿入に
もかかわらず、上側棒部50の周部と戻し管40の内周との
間には間隙が残される。余剰の混合油14は、気化器28の
余剰口42より落下し、上側棒部50の周部と戻し管40の内
周との間を経て、燃料タンク12へ導入される。上側棒部
50の上方側は、通孔52を介して燃料タンク12の上部と等
圧に維持される。浮子44は、戻し管40において上側棒部
50を上下方向へ案内されつつ、燃料タンク12内の混合油
14に浮き、液面の上昇に応じて上下動する。この結果、
戻し管40における上側棒部50の高さは燃料タンク12内の
混合油14のレベルに対応したものとなる。燃料タンク12
内の混合油14のレベル又は量は戻し管40の外部より戻し
管40内における上側棒部50の位置を視認することにより
を検知することができる。
図示の実施例では、空気通路52が上側棒部50の内部に形
成されているが、空気通路は上側棒部50の周部に形成さ
れた溝等であってもよい。
成されているが、空気通路は上側棒部50の周部に形成さ
れた溝等であってもよい。
この考案では、透明の戻し管路内へ挿通された浮子の棒
部の高さを戻し管路の外部から視認して、燃料タンク内
の燃料の量を検知する。したがって、燃料の色が薄い場
合や燃料タンクの変色及び着色にもかかわらず、視認が
容易となる。
部の高さを戻し管路の外部から視認して、燃料タンク内
の燃料の量を検知する。したがって、燃料の色が薄い場
合や燃料タンクの変色及び着色にもかかわらず、視認が
容易となる。
この考案では、液量計の部品として、従来より既にあっ
た戻し管路が利用されるので、部品点数を抑制すること
ができる。
た戻し管路が利用されるので、部品点数を抑制すること
ができる。
この考案では、空気通路が、浮子の棒部に形成されて、
棒部より上部の空間を燃料タンク内における液面より上
の空間と等圧に維持するので、2サイクルエンジンの運
転中、戻し管路における余剰燃料の落下にもかかわら
ず、棒部を燃料タンク内の燃料レベルに応じて円滑に上
下動させることができる。
棒部より上部の空間を燃料タンク内における液面より上
の空間と等圧に維持するので、2サイクルエンジンの運
転中、戻し管路における余剰燃料の落下にもかかわら
ず、棒部を燃料タンク内の燃料レベルに応じて円滑に上
下動させることができる。
図面は2サイクルエンジンの液量計を含む範囲を示す図
である。 10……2サイクルエンジン、12……燃料タンク、14……
混合油(燃料)、16……エンジン本体、28……気化器、
40……戻し管(戻し管路)、44……浮子、50……上側棒
部(棒部)、52……通孔(空気通路)。
である。 10……2サイクルエンジン、12……燃料タンク、14……
混合油(燃料)、16……エンジン本体、28……気化器、
40……戻し管(戻し管路)、44……浮子、50……上側棒
部(棒部)、52……通孔(空気通路)。
Claims (1)
- 【請求項1】気化器(28)とエンジン本体(16)とが燃
料タンク(12)の上側に配設され、余剰燃料が戻し管路
(40)を経て前記気化器(28)から前記燃料タンク(1
2)へ戻される2サイクルエンジン(10)において、前
記戻し管路(40)は、鉛直方向へ延びるとともに、透明
であり、前記燃料タンク(12)内の液面に浮く浮子(4
4)は、前記戻し管路(40)の内径より小さい径で前記
戻し管路(40)内に挿通されて案内される棒部(50)を
有し、前記棒部(50)の上下の端部を相互に連通する空
気通路(52)が前記棒部(50)に形成されていることを
特徴とする2サイクルエンジン用燃料タンクの液量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7385290U JPH0752369Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 2サイクルエンジン用燃料タンクの液量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7385290U JPH0752369Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 2サイクルエンジン用燃料タンクの液量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0432252U JPH0432252U (ja) | 1992-03-16 |
JPH0752369Y2 true JPH0752369Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31613028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7385290U Expired - Lifetime JPH0752369Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 2サイクルエンジン用燃料タンクの液量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752369Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP7385290U patent/JPH0752369Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0432252U (ja) | 1992-03-16 |
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