JPH0752365Y2 - 汎用エンジンの停止装置 - Google Patents

汎用エンジンの停止装置

Info

Publication number
JPH0752365Y2
JPH0752365Y2 JP3661790U JP3661790U JPH0752365Y2 JP H0752365 Y2 JPH0752365 Y2 JP H0752365Y2 JP 3661790 U JP3661790 U JP 3661790U JP 3661790 U JP3661790 U JP 3661790U JP H0752365 Y2 JPH0752365 Y2 JP H0752365Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
engine
passage
valve
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3661790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03127070U (ja
Inventor
弘吉 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3661790U priority Critical patent/JPH0752365Y2/ja
Publication of JPH03127070U publication Critical patent/JPH03127070U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0752365Y2 publication Critical patent/JPH0752365Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は吸入空気バイパス通路を有した汎用エンジンの
停止装置に関する。
〔従来の技術〕
実公昭59-24841号公報に記載された従来装置を第5図に
ついて説明す。
6は気化器であって、該気化器6は燃料供給装置として
のベンチュリ7および燃料吐出ノズル8を備えた混合気
供給通路9を形成している。10はベンチュリ7の上流側
の混合気供給通路9に設けたチョーク弁、11はエアクリ
ーナである。尚、前記燃料吐出ノズル8には図示しない
フロートチヤンバーから燃料が供給されることは従来の
気化器と同様である。
12は前記混合気供給通路9における燃料吐出ノズル8の
下流側に装着された吸気絞弁13の弁軸であって、該弁軸
12に固着したアーム14とガバナアーム15の一端とをリン
クロツド16を介して連動させている。17はガバナアーム
15の他端とガバナレバー18とを結合するガバナスプリン
グ、19は前記ガバナレバー18を枢支するガバナ操作台で
あって、該操作台19にはガバナレバー18の低速側ストツ
パ20と高速側ストツパ21とが装着されている。
22はチョーク弁10、ベンチュリ7、燃料吐出ノズル8お
よび吸気絞弁13をバイパスして混合気供給通路9の下流
端近傍とエアクリーナ11のクリーンサイドとを連通させ
る空気供給通路であって、混合気供給通路9に対して実
質的に並列に接続されている。23は上記空気供給通路22
の下流端に設けられた開閉弁であって、その弁軸24に固
着したアーム25の先端に装着した金具26と気化器ケース
に設けたフツク27との間に張設したスプリング28で全開
保持されている。29は図示しない移動農機のハンドル部
に装着されたコントロールレバーであって、停止位置を
始端として低速位置を経て高速位置まで手動で回動操作
されるようになっている。尚、このコントロールレバー
29は、任意の位置に回動係止されるものである。30は一
端をコントロールレバー29のカム部に係合させたコント
ロールインナーワイヤであって、その他端部を前記ガバ
ナレバー18および金具26に摺動自在に挿通させている。
31はコントロールアウターワイヤである。32はガバナレ
バー18に対向してコントロールインナーワイヤ30に挿着
固定した係合金具であって、該係合金具32はコントロー
ルレバー29を停止位置に操作してインナーワイヤ30を一
杯に戻した時は低速側ストツパ20に衝接係止されている
ガバナレバー18との間に遊びが形成され、コントロール
レバー29を低速位置(アイドリング位置)に操作した時
に始めてガバナレバー18に当接し、以後はコントロール
レバー29を高速側に操作するに伴ってガバナレバー18を
低速側から高速側に押圧回動させるように構成されてい
る。
又、前記インナーワイヤ30の先端に固着した係合金具33
と前記金具26との間には前記スプリング28よりも強いス
プリング34が張設されている。従って、コントロールレ
バー29を停止位置に操作してスプリング34を自由状態に
すると、金具26がスプリング28の張力で引き寄せられて
開閉弁23を全開する。又、コントロールレバー29を停止
位置から低速(アイドリング)位置に近づけてインナー
ワイヤ30を次第に引き寄せると、スプリング34の張力が
次第に強くなり、開閉弁23を開弁保持させていたスプリ
ング28との張力の関係が逆転して開閉弁23の開度が次第
に小さくなり低速位置で全閉する。そして、コントロー
ルレバー29を低速位置から高速位置までの間に操作した
時は開閉弁23が全閉を保持する。尚、この低速位置から
高速位置までの間の操作に際しては、スプリング34が撓
曲してコントロールインナーワイヤ30の移動量を吸収す
るので、開閉弁23の弁軸24に固着したアーム25はストツ
パ35に当接係止され続ける。なお、開閉弁23には、図示
してないが全開ストツパが設けられている。
次に、作用について説明する。エンジンを始動する場合
は、ハンドル部に装着したコントロールレバー29を低速
位置から高速位置までの間の適当な位置に回動操作し、
必要に応じてチョーク弁10を操作する。この操作によっ
て、前記コントロールレバー29の回動位置に応じた量だ
けコントロールインナーワイヤ30が引かれるため、該ワ
イヤ30に装着した係合金具32がガバナレバー18を低速位
置から高速位置までの間に押し寄せ回動させる。又、イ
ンナーワイヤ30の先端に装着した係合金具33も引き寄せ
られるため、スプリング34を介して金具26がスプリング
28に抗して押され、空気供給通路22に嵌着した開閉弁23
を全開させておる。従って、この状態では、気化器6の
ベンチュリ7を通過して燃料吐出ノズル8から燃料が供
給された混合気のみがエンジンのシリンダ内に吸入され
るため、従来同様に始動し、運転する。
又、エンジンの運転中は、コントロールレバー29が低速
位置から高速位置までの間に必ず操作されているので、
従来同様に、吸気絞弁13で調整された混合気のみがエン
ジンに供給される。
すなわち、エンジンの始動時および運転中は、開閉弁23
が全閉保持されているので、従来の気化器の場合と同様
に所定空燃比の混合気がエンジンに供給されるのであ
る。
一方、エンジンを停止させる場合は、コントロールレバ
ー29を停止位置まで戻す。この操作によってインナーワ
イヤ30が一杯に戻されるので、係合金具32がガバナレバ
ー18から離れると共に、スプリング34が自由状態とな
る。従って、ガバナレバー18は低速側ストツパ20に当接
係止されるため、吸気絞弁13は全閉する。又、前記のよ
うにスプリング34が自由状態となると、金具26がスプリ
ング28で引き戻されてアーム25および弁軸24を介して開
閉弁23を全開させる。このように、吸気絞弁13が全閉
(アイドリング開度)となると、混合気供給通路9の抵
抗が増加する。他方、開閉弁23が全開となると、空気供
給通路22の抵抗が少くなるので、エンジンにはエアクリ
ーナ11のクリーンサイドから空気供給通路22を通って空
気が大量に供給される。従って、シリンダ内には可燃限
界以下の極めて空燃比の薄い混合気、又は空気のみが供
給されるため、シリンダ内では熱面着火が防止されてラ
ンオン現象が発生せず、かつ、マフラー内ではアフタバ
ーニング現象の発生する惧れも全くない。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の従来技術は、ランオン現象及びアフタバーニング
の防止については一応の効果を有するものの、装着の構
造、作動が複雑であり、コスト的にも高価となり、かつ
作動も各部の精度やリンク系の変形等により不確実とな
る場合もあり、信頼性にも欠ける等の問題点を有する。
本考案は、これらの問題点を解消し、エンジン停止時の
ランオン及びアフタバーニング現象を完全に防止できる
汎用エンジンの停止装置を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図に示す如く、気化器6とシリンダヘツド又はシリ
ンダブロツクの吸入フランジ2との中間部に設置され
た、エンジンからの熱伝導を遮断するヒートインシュレ
ータ又は吸入管51の吸気通路中央部付近に、通路方向に
対し直角方向に回動可能なロータリバルブ50を設ける。
同ロータリバルブ50はメイン通路50-1とバイパス通路50
-2とを有し、通常運転時には、メイン通路が吸気通路の
方向と同一となり、停止時に該バルブ50を90°回動させ
ると、吸気通路が塞がれ、バイパス通路50-2がヒートイ
ンシュレータ又は吸入管51に設けられた吸気バイパス通
路入り口51-1及びバイパス管22と連通するように構成す
る。またロータリバルブ50の回動時にエンジンの点火一
次線を接地させる電気停止スイツチを設ける。
〔作用〕
エンジンの運転時には、第1図に示す如く吸気通路は何
ら障害が無く、吸入空気はエアクリーナ11を通過後a〜
a′〜a″〜aを通り、通常の運転を可能としてい
る。
停止時には、ロータリバルブ50と一体となった停止スイ
ツチ52を回動させることにより、エンジンの点火電流を
遮断すると共に、第2図に示す如く気化器6からの吸気
通路を塞ぎ、燃料混合空気がエンジン燃焼室へ流入する
のを完全に遮断し、別に設けられた吸気バイパス管22を
通じエアクリーナ11を通過したクリーンエアをb〜b′
〜b″〜bの通路にてエンジン燃焼室へ導くことによ
り、燃焼室内での熱面着火によるランオン現象及びマフ
ラー内部着火によるアフターバーンの発生を完全に防止
できる。又、これらの機能を気化器と吸入ポート間のイ
ンシュレータ又は吸入管に設置した1コのロータリバル
ブの回動によってのみ可能とした為簡単な構造で確実な
性能を有する。
〔実施例〕
第1〜4図に本考案による一実施例を示し、2は吸気フ
ランジ、6は気化器、9は混合気供給通路、11はエアク
リーナ、22は吸入空気バイパス通路、50はロータリバル
ブ、50-1は横穴、50-2はバイパス通路、51はヒートイン
シュレータ、52は停止スイツチである。
第1図はエンジンの運転時の操作部の断面図を示し、第
2図は停止操作を行った時の同部断面図を示す。
通常運転時は、第4図に示す如く停止スイツチ52はON状
態であり、点火コイル100により発電された電気エネル
ギーにより、点火プラグ101は点火されている。
停止スイツチ52は、ロータリバルブ50と一体となる様構
成され、時計回り方向に回動可能にヒートインシュレー
タ51に組込まれる。ロータリバルブ50は内部通路と外部
とが確実にシールされ、二次空気等が入らぬ様取り付け
られている。またロータリバルブ50は、第2図,3図に示
す如く、気化器6と吸気フランジ2の間の吸気通路径と
同一内径の横穴50-1と該横穴50-1に対し直角方向にあい
たバイパス通路50-2を有している。(第3図参照) ヒートインシュレータ51にはバイパス通路用接手51-1
が、内部吸気通路と連通するように、該ロータリバルブ
50の回動中心線上近くに設けられており、該バイパス通
路用接手51-1は、エアクリーナ11のクリーンサイドに挿
入され気化器をバイパスして吸入空気を送るバイパス管
22と接続されている。
従ってロータリバルブ50は、エンジンの運転時には、第
1図に示す如く、吸入空気は通常の流れであり、停止時
には、気化器からの吸入空気を遮断し、バイパスした空
気をヒートインシュレータ内部を通しエンジン燃焼室へ
供給すると共に、点火コイルの一次電流を接地すること
により電気停止を行う。
従ってエンジン燃焼室内へは燃料の混らない空気のみが
供給され、停止時のランオン現象及びアフタバーニング
を完全に防止できる。
〔考案の効果〕
本考案による汎用エンジンの停止装置は気化器出口部下
流に、エンジンの停止スイツチ操作と連動して、混合気
吸入通路を遮断し、同時に気化器通路をバイパスしてエ
アクリーナのクリーンサイドより気化器下流へと接続さ
れた吸入空気バイパス通路を開放するロータリバルブを
設け、エンジンの停止操作時には同ロータリバルブ及び
バイパス通路を介して燃焼室内へ燃料の混らない空気の
みが供給されるようにしたことにより、次の効果を有す
る。
エンジン停止時に、エンジン燃焼室内へは燃料の混らな
い空気のみが供給され、停止時のランオン現象及びアフ
タバーニングを完全に防止できる。また本装置は、簡
単、小型な構造であり、更に低コスト、高性能を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエンジン停止装置のエンジン運転
時の吸入空気通路部の断面図、第2図は同上のエンジン
停止時の吸入空気通路部の断面図、第3図は同上のロー
タリバルブの斜視図、第4図は第1図の操作部の外観
図、第5図は従来装置の概略図である。 6……気化器、9……混合気供給通路 11……エアクリーナ、22……吸入空気バイパス通路 50……ロータリバルブ、50-1……横穴 50-2……バイパス通路、51……ヒートインシュレータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化器出口部下流に、エンジンの停止スイ
    ツチ操作と連動して、混合気吸入通路を遮断し、同時に
    気化器通路をバイパスしてエアクリーナのクリーンサイ
    ドより気化器下流へと接続された吸入空気バイパス通路
    を開放するロータリバルブを設け、エンジンの停止操作
    時には同ロータリバルブ及びバイパス通路を介して燃焼
    室内ヘ燃料の混らない空気のみが供給されるようにした
    ことを特徴とする汎用エンジンの停止装置。
JP3661790U 1990-04-06 1990-04-06 汎用エンジンの停止装置 Expired - Lifetime JPH0752365Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3661790U JPH0752365Y2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 汎用エンジンの停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3661790U JPH0752365Y2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 汎用エンジンの停止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03127070U JPH03127070U (ja) 1991-12-20
JPH0752365Y2 true JPH0752365Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31543005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3661790U Expired - Lifetime JPH0752365Y2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 汎用エンジンの停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752365Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03127070U (ja) 1991-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004176634A (ja) 層状掃気用気化器
US7628387B1 (en) Engine air/fuel mixing apparatus
US2982275A (en) Carburetor control
JP4989942B2 (ja) 気化器
SE502893C2 (sv) Anordning för reglering av en förgasare för en förbränningsmotor
US6848405B1 (en) Self-relieving choke starting system for a combustion engine carburetor
JPH0752365Y2 (ja) 汎用エンジンの停止装置
JPH0256508B2 (ja)
WO2020083306A1 (zh) 汽油机的自动风门控制系统及汽油机
JP2005155525A (ja) 手動チョーク機構を具えた気化器
JP2003239807A (ja) 層状掃気内燃機関用蝶型絞り弁式気化器
JP3880650B2 (ja) 携帯作業装置の内燃機関用のキャブレター
JPH082440Y2 (ja) 発動発電機のエンジン停止装置
US4182297A (en) Heat control system for a two-cycle engine
JPH0649879Y2 (ja) 気化器のフアーストアイドル装置
JPS5924841Y2 (ja) 移動農機のエンジン吸気供給装置
US2956791A (en) Carburetor
JPS5851393Y2 (ja) 内燃機関の燃料蒸気処理装置
US1894354A (en) Carburetor
JP2528245Y2 (ja) エンジン停止装置
JP2539082Y2 (ja) ロータリスロットル弁式気化器における始動操作機構
JPH01187326A (ja) ガスエンジンの空燃混合器
JPS6143966Y2 (ja)
JP3213727B2 (ja) 手動式エンジンの始動燃料供給装置
JPS6131167Y2 (ja)