JPH0752307Y2 - 車両用錠装置 - Google Patents

車両用錠装置

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JPH0752307Y2
JPH0752307Y2 JP289393U JP289393U JPH0752307Y2 JP H0752307 Y2 JPH0752307 Y2 JP H0752307Y2 JP 289393 U JP289393 U JP 289393U JP 289393 U JP289393 U JP 289393U JP H0752307 Y2 JPH0752307 Y2 JP H0752307Y2
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JP
Japan
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hook
lock
vehicle
engaging
locking device
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JP289393U
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JPH0656422U (ja
Inventor
初夫 中井
Original Assignee
株式会社クローバー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自転車や自動二輪車
など(以下、単に「車両」という)の車輪部分に装着し
て車両の盗難を防止する車両用錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の錠装置として、一般にチ
ェン錠が用いられている。このチェン錠は、チェンの一
端にダイヤル錠のような錠機構が取り付けられた構造の
ものであり、チェンを車輪部分と車体部分との間に巻付
けた後、チェンの他端を前記錠機構に連結して施錠する
ようになっている。
【0003】ところがこのチェン錠の場合、チェンは複
数の金属輪を連結した構成のものであるから、簡易な切
断工具をもって容易に切断され、盗難防止に十分な威力
を発揮しない。
【0004】そこで近年、チェンを金属棒に代えた、図
6に示すような構成の車両用錠装置が製品化された。同
図の車両用錠装置は、錠機構9を内蔵した金属製の錠本
体1と、金属棒をU字状に折り曲げて形成されたフック
2とで構成される。前記錠本体1は、両端部の周面に一
対の係合凹部3,4を有し、一方の端面には鍵5を前記
錠機構9と挿脱させるための鍵穴6が設けられている。
【0005】前記フック2は、両端に前記錠本体1の各
係合凹部3,4に対して挿脱可能な係合突部7,8を備
えており、前記錠本体1の各係合凹部3,4には係合突
部7,8と係脱可能でありかつ前記錠機構9に連繋され
た係合カム軸10が径方向に配備されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記した構成の車両用
錠装置の場合、フック2は金属棒を曲げて形成されてい
るため、切断が容易でなく、盗難防止に威力を発揮する
が、このフック2はチェンのように自在に変形しないた
め、嵩張って取扱いや保管に不便であり、また車両に対
する着脱作業が円滑に行かず、それがため車体を傷付け
る場合があるなど、幾多の問題がある。
【0007】この考案は、上記問題に着目してなされた
もので、フックの切断が容易でなく、しかも可撓性があ
って嵩張らない取扱いおよび保管などに便利な車両用錠
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、フックと、
内部に錠機構を有する錠本体とを有し、前記錠本体に
は、前記フックの両端と係脱可能でありかつ前記錠機構
に連繋された係合部が設けられた車両用錠装置におい
て、前記フックは、複数個の金属棒を一列に連結して成
り、各金属棒は、一端に突片、他端に前記突片と向きが
異なる割溝をそれぞれ備え、各金属棒の割溝には、連結
すべき隣の金属棒の突片を係入してピン止めすることに
より、各金属棒間の連結部分を少なくとも2方向のう
ち、いずれか1方向へ屈曲可能に形成したものである。
【0009】
【作用】フックは複数の金属棒を連結して構成されてい
るので、切断が容易でなく、盗難防止に威力を発揮す
る。また金属棒間の各連結部は少なくとも2方向のう
ち、いずれか1方向へ屈曲可能であるので、自在に変形
できて取扱いや保管に便利であり、また車両に対する着
脱作業が円滑に行える。
【0010】
【実施例】図1は、この考案の一実施例にかかる車両用
錠装置の外観を示す。図示例の車両用錠装置は、フック
2の構造を除き、図6に示した従来例と同様の構成であ
り、金属製の錠本体1は、両端部の周面に同方向へ向く
一対の係合凹部3,4を備え、一方の端面には鍵5を挿
脱するための鍵穴6が設けてある。前記フック2は、両
端に係合突部7,8を備えており、係合突部7,8は錠
本体1の各係合凹部3,4に挿脱可能な径および長さに
形成されている。なお図示例の錠本体1は、真っ直ぐな
棒状体であるが、これに限らず、種々の形態のものを用
いることが可能である。
【0011】前記フック2の各係合突部7,8は、図2
に示すように、ほぼ半球面をなす先端面に割溝11を備
え、この割溝11の溝底部には割溝11の溝幅より大き
い直径の円形孔12が径方向に貫通して設けられてい
る。
【0012】前記錠本体1の鍵穴6の内側には、シリン
ダ錠のような公知の錠機構9が組み込まれている。この
錠機構9は、回動可能な筒状体を有し、この筒状体の端
面には前記鍵穴5に連通する鍵孔23が設けてある。前
記筒状体は、施錠時は回動が規制されており、鍵穴5を
介して筒状体の鍵孔23内に適正な鍵6が挿入されたと
き、筒状体の回動が許容される。
【0013】前記錠本体1の各係合凹部3,4の底部に
は、前記錠機構9の筒状体に連結された係合カム軸10
が軸回動可能に配備されている。前記係合カム軸10
は、図3(1)に示すように、断面形状が長円形に形成
されたものであって、短かい方の軸径R1は前記フック
2の割溝11の溝幅Wより小さく、長い方の軸径R2は
割溝11の溝幅Wより大きくかつ円形孔12の直径より
小さく設定されている。
【0014】前記係合カム軸10は、各係合凹部3,4
を径方向に横切っており、図3(1)に示す縦向きの状
態のときに錠本体1の各係合凹部3,4にフック2の各
係合突部7,8を挿入すると、係合カム軸10は係合突
部7,8の割溝11から円形孔12へ係入する。つぎに
鍵5を回動操作して係合カム軸10を図3(2)に示す
ように90度回動して横向きの状態に設定すると、係合
カム軸10は円形孔12に係合して抜止め状態となる。
【0015】図4および図5は、前記フック2の組立構
造を示す。このフック2は、複数個の金属棒13を一列
に連結し、両端位置の金属棒13に前記係合突部7,8
を連結または形成すると共に、その外周には柔軟で容易
に屈曲するスリーブ22が全長にわたって被せてある。
【0016】各金属棒13の一端には適当な厚みの突片
14が突設してあり、前記突片14の板面にはピン孔1
5が貫通して形成してある。各金属棒13の他端には前
記突片14の板厚に相当する溝幅を有しかつ突片14と
直交する方向を向いた割溝18が径中央に形成してあ
り、前記割溝18を挟む脚片16,17には前記突片1
4のピン孔15と直交する方向にピン孔19,20が貫
通して形成してある。
【0017】各金属棒13の割溝18には連結すべき隣
の金属棒13の突片14を係入し、この突片14のピン
孔15と各脚片16,17のピン孔19,20とを一致
させた状態でこれら連通するピン孔へピン21を挿入し
て、その両端をかしめることにより金属棒13,13間
が最大180度屈曲可能に連結される。
【0018】このような連結構造によると、金属棒1
3,13間の各連結部は直交する2方向に交互に屈曲可
能となるが、屈曲方向はこの実施例のように必ずしも2
方向である必要はなく、2方向以上であれば、3方向で
あっても、またそれ以上であってもよい。
【0019】上記構成の車両用錠装置は、不使用時は錠
本体1とフック2とを分離して保管する。この場合、フ
ック2は金属棒13,13間が2方向のうち、いずれか
1方向に屈曲可能であるので、折り畳むようにして屈曲
することにより、コンパクトな形態となる。
【0020】この車両用錠装置を使用する場合は、フッ
ク2を車輪部分と車体部分との間に引っ掛け、両端の係
合突部7,8を錠本体1の係合凹部3,4へ挿入する。
しかる後、鍵5を錠本体1の鍵穴6へ挿入して90度回
動操作すると、錠機構9の筒状体と係合カム軸10とが
一体回動して係合カム軸10が係合突部7,8の円形孔
12に係合する。これによりフック2と錠本体1とが一
体化されてフック2の抜取りが不能となり、鍵5を鍵穴
6より抜き取れば、係合状態が保持される。
【0021】
【考案の効果】この考案は上記のごとく、複数の金属棒
を一列に連結してフックを形成したから、フックを切断
することが容易でなく、盗難防止に威力を発揮する。ま
た金属棒間の各連結部は少なくとも2方向のうち、いず
れか1方向へ屈曲可能であるから、自在に変形でき、取
扱いや保管に便利であり、また車両に対する着脱作業を
円滑に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる車両用錠装置の外
観を示す斜面図である。
【図2】フックの外観を示す斜面図である。
【図3】錠本体とフックとの連結構造を示す説明図であ
る。
【図4】フックの構成を示す正面図である。
【図5】フックの組立構造を示す斜面図である。
【図6】従来の車両用錠装置の外観を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 錠本体 2 フック 3,4 係合突部 7,8 係合凹部 13 金属棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フックと、内部に錠機構を有する錠本体
    とを有し、前記錠本体には、前記フックの両端と係脱可
    能でありかつ前記錠機構に連繋された係合部が設けられ
    た車両用錠装置において、 前記フックは、複数個の金属棒を一列に連結して成り、
    各金属棒は、一端に突片、他端に前記突片と向きが異な
    る割溝をそれぞれ備え、各金属棒の割溝には、連結すべ
    き隣の金属棒の突片を係入してピン止めすることによ
    り、各金属棒間の連結部分を少なくとも2方向のうち、
    いずれか1方向へ屈曲可能に形成して成る車両用錠装
    置。
JP289393U 1993-01-07 1993-01-07 車両用錠装置 Expired - Lifetime JPH0752307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP289393U JPH0752307Y2 (ja) 1993-01-07 1993-01-07 車両用錠装置

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JP289393U JPH0752307Y2 (ja) 1993-01-07 1993-01-07 車両用錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0656422U JPH0656422U (ja) 1994-08-05
JPH0752307Y2 true JPH0752307Y2 (ja) 1995-11-29

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