JPH0752227Y2 - 排水溝構造および隙間内異物侵入防止材 - Google Patents

排水溝構造および隙間内異物侵入防止材

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JPH0752227Y2
JPH0752227Y2 JP1989085157U JP8515789U JPH0752227Y2 JP H0752227 Y2 JPH0752227 Y2 JP H0752227Y2 JP 1989085157 U JP1989085157 U JP 1989085157U JP 8515789 U JP8515789 U JP 8515789U JP H0752227 Y2 JPH0752227 Y2 JP H0752227Y2
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preventing
drainage
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佐一 栗林
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栗林 寛
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は排水溝構造および隙間内異物侵入防止材に関す
るものであり、特に道路沿いの側溝やその他の排水溝の
蓋が、取外し難くなることを防止し得る排水溝構造およ
び隙間内異物侵入防止材に関するものである。
〔従来技術〕 従来の側溝やその他の排水溝では、溝の各側壁部の上端
側すなわち開口端側に段付部を設け、この段付部にコン
クリート製等の溝蓋を載置して、溝の蓋をすると共に、
溝蓋の取外しを可能とするために段付部の側壁面と溝蓋
の側端面との間に若干の隙間が生ずるようにされるのが
通例である。
〔従来技術の問題点〕
ところが、前記隙間に土砂や小石等がはまり込み、堅く
押し込まれると掃除等溝蓋の取外しが必要な場合にその
取外しが非常に困難になる。特に、交通の激しい道路沿
いの側溝等では、車両の通行による土砂等の飛散や運搬
中の土砂等の落下も多いので、これらが前記隙間にはま
り込み、かつタイヤで踏みつけられて強く押し込まれる
結果、溝蓋の取外しが非常に困難になることが多い。こ
のような場合には、通常溝内にジッキを入れて、溝蓋を
下方から押し上げるようにして溝蓋の取外しが試みられ
るが、それでも溝蓋は仲々取外せず、ジッキの操作に大
きな力を必要とし、取外しは容易でない。そして、無理
に取外そうとすれば、溝蓋の側端部が欠けたり、溝の段
付部が破損したりするなどの問題点があった。
なお、コンクリート製等の溝蓋は重く取外しに力がいる
ので、簡単に持ち上げて取外しができるようにした器具
類が提案されてはいるが、これは前記隙間に何もはまり
込んでいない場合には使用できるが、小石等がはまり込
んでいる場合には溝蓋の取外しは困難で、前記問題点を
解決することはできないのが現状である。
本考案はこのような事情を背景としてなされたものであ
り、本考案の目的とするところは、溝蓋の側端部と溝の
段付部との隙間に土砂や小石等がはまり込むことを防止
し得る排水溝構造および隙間内異物侵入防止材を提供す
ることにある。
〔従来技術の問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような目的を達成するためになされたもの
であり、本考案の要旨とするところは、 A 対向する排水溝側壁部の各開口端側に段付部を設
け、排水溝より幅広の溝蓋を載置して蓋をするようにし
た排水溝構造において、段付部の略鉛直面の側壁面と溝
蓋の略鉛直面の側端面との間に上下方向に略平行な所定
の隙間を設けると共に、この隙間に隙間内異物侵入防止
材を着脱可能に配置し、しかも隙間内異物侵入防止材は
厚さが前記隙間の寸法と同じかもしくは小さくされ、か
つ上端部には隙間内異物侵入防止材自体の前記隙間内へ
の落下を防止すると共に隙間内に土砂等の流入を防止す
るための略T字形の係止頭部を形成させてなることを特
徴とする排水溝構造と、 B A項記載の隙間内異物侵入防止材において、前記略
T字形の係止頭部に接する基端側から下端側に向かうに
つれて厚さが薄くなるようにし、かつ前記段付部の側壁
面と前記溝蓋の側端面との隙間に配置したとき、下端側
に向かうにつれて両側壁面、側端面との間隙が大きくな
るようにされてなることを特徴とする隙間内異物侵入防
止材と、 C A項またはB項記載の隙間内異物侵入防止材におい
て、前記係止頭部の形成を部分的に中止してなる切欠部
を設けたことを特徴とする隙間内異物侵入防止材とを、 を構成したことにある。ここに「排水溝」とは雨水の排
水溝に限らず、生活排水等の排水溝も含むものである。
また「段付部の側壁面と溝蓋の側端面との間に所定の隙
間を設ける」とは、溝蓋の一方の側端面側に所定の隙間
がある場合と、溝蓋の両方の側端面側に所定の隙間があ
る場合の両方を含むものであり、「上下に略平行な所定
の隙間を設け」とは、略一定幅の隙間を略鉛直方向に設
けることを意味する。
〔作用〕
上記のように構成された本考案においては、隙間内異物
侵入防止材の上端側に形成された略T字形の係止頭部
は、溝の段付部と溝蓋の側端面との隙間に、土砂や小石
等がはまり込むのを防止するように働く。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図、第2図において、10は、道路沿いに設けられた
排水溝すなわち側溝であり、その両側壁部12、14の開口
端側すなわち上端側に形成された段付部16、18には、溝
蓋20がその両側端面と段付部16、18の側壁面との間に所
定の隙間19を生ずる状態に載置され、かつ溝蓋20の上面
と排水溝の側壁部12、14の上端面とが、ほぼ同一の高さ
に位置するようにされている。このような状態で、排水
溝10の蓋がされるが、さらに溝蓋20両側の隙間19には、
隙間内異物侵入防止材22が配置されている。なお、隙間
内異物侵入防止材を使用しない従来の排水溝構造におい
ても、溝蓋の両側に多少の隙間を生ずるようにされてい
るが、本実施例では、隙間19は従来例の隙間より大きく
して、隙間19内に配置されるべき隙間内異物侵入防止材
の厚さを厚くし一定の強度を維持すると共に隙間19内へ
の装填が容易になるようにされている。隙間内異物侵入
防止材は合成ゴム、プラスチック、その他適当な材質の
ものが使用される。
隙間内異物侵入防止材22は、第3図に示すように溝蓋20
の厚さより短くされると共に、上端部には略T字形の係
止頭部24が形成され、隙間内異物侵入防止材自体のずれ
落ちを防止すると共に隙間内に土砂や小石等が落ち込む
ことを防止するようにされている。そして、隙間内異物
侵入防止材22は、係止頭部24に接する基端側から下端側
に向かうにつれて厚さが薄くなるようにされている。な
お、基端側の厚味は、前記隙間の幅とほぼ同じか、もし
くは若干小さくなるようにされている。
また、隙間内異物侵入防止材22は適当な長さのものが使
用されるが、第2図、第4図に示すように係止頭部24の
一部が除去された状態の切欠部26が適当な間隔で設けら
れ、溝蓋20上や隣接する道路上の雨水等が係止頭部24に
よりせき止められて流れを阻害することがないようにさ
れている。なお、このような目的のためには、係止頭部
24の高さは、できるだけ低くすることが望ましい。切欠
部26付近には、第4図に示すように、針金や工具等で引
掛け得る小孔28が設けられ、隙間内異物侵入防止材22の
取外しが容易にできるようにされている。
上記実施例では、溝蓋20の両側に隙間19を設け、それぞ
れに隙間内異物侵入防止材22を使用するようにされてい
るが、これに代えて一方の隙間をなくし、他方の隙間に
1列に隙間内異物侵入防止材を配置するようにしてもよ
い。また、隙間内異物侵入防止材22の係止頭部24の断面
形状は、略T字形の範囲内において半円形のほか、台形
等種々の形状とすることも可能である。さらに、係止頭
部24に設ける小孔は係止頭部24を横切る方向に設けた
り、係止頭部24の長手方向に設けたりすることも可能で
ある。また、本考案は道路沿いの側溝に限らず生活排水
の排水溝にも適用可能である。
以上本考案の実施例について説明したが、本考案はこの
ような実施例に何等限定されるものではなく、本考案の
要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得
ることはもちろんである。〔考案の効果〕 本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
請求項1記載の排水溝構造によれば、隙間内異物侵入防
止材の係止頭部によって、溝蓋側端の隙間内に土砂や小
石等の異物がはまり込むことが防止され、排水溝の掃除
の際等に溝蓋の取外しが困難になることを回避できる。
請求項2記載の隙間内異物侵入防止材によれば、係止頭
部に接する基端側から下端側に向かうにつれて厚さが薄
くなるようにされているので、隙間内異物侵入防止材の
取外しが容易である。
請求項3記載の隙間内異物侵入防止材によれば、係止頭
部の一部が除去されているので、排水溝付近の地表面や
溝蓋上面における雨水等の流れを阻害することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は同実
施例の一部破断斜視図、第3図は第1図のA部拡大図、
第4図は同実施例に使用する部品の拡大斜視図である。 10……排水溝、12、14……側壁部 16、18……段付部、19……隙間 20……溝蓋、22……隙間内異物侵入防止材 24……係止頭部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する排水溝側壁部の各開口端側に段付
    部を設け、排水溝より幅広の溝蓋を載置して蓋をするよ
    うにした排水溝構造において、段付部の略鉛直面の側壁
    面と溝蓋の略鉛直面の側端面との間に上下方向に略平行
    な所定の隙間を設けると共に、この隙間に隙間内異物侵
    入防止材を着脱可能に配置し、しかも隙間内異物侵入防
    止材は厚さが前記隙間の寸法と同じかもしくは小さくさ
    れ、かつ上端部には隙間内異物侵入防止材自体の前記隙
    間内への落下を防止すると共に隙間内に土砂等の流入を
    防止するための略T字形の係止頭部を形成させてなるこ
    とを特徴とする排水溝構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の隙間内異物侵入防止材にお
    いて、前記略T字形の係止頭部に接する基端側から下端
    側に向かうにつれて厚さが薄くなるようにし、かつ前記
    段付部の側壁面と前記溝蓋の側端面との隙間に配置した
    とき、下端側に向かうにつれて両側壁面、側端面との間
    隙が大きくなるようにされてなることを特徴とする隙間
    内異物侵入防止材。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の隙間内異物
    侵入防止材において、前記係止頭部の形成を部分的に中
    止してなる切欠部を設けたことを特徴とする隙間内異物
    侵入防止材。
JP1989085157U 1989-07-19 1989-07-19 排水溝構造および隙間内異物侵入防止材 Expired - Lifetime JPH0752227Y2 (ja)

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JPH0325678U JPH0325678U (ja) 1991-03-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6096481U (ja) * 1983-12-05 1985-07-01 日本電信電話株式会社 ハンドホ−ル防水装置
JPS62176280U (ja) * 1986-04-26 1987-11-09

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