JPH0715882Y2 - 地表埋設用蓋付枠 - Google Patents

地表埋設用蓋付枠

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JPH0715882Y2
JPH0715882Y2 JP1989135861U JP13586189U JPH0715882Y2 JP H0715882 Y2 JPH0715882 Y2 JP H0715882Y2 JP 1989135861 U JP1989135861 U JP 1989135861U JP 13586189 U JP13586189 U JP 13586189U JP H0715882 Y2 JPH0715882 Y2 JP H0715882Y2
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frame
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burying
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JP1989135861U
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杉晃 草竹
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杉晃 草竹
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、仕切弁室や消火栓室、マンホール、桝等の埋
設枠体の上部に載置されてなる地表埋設用蓋付枠の改良
に関する。
(従来の技術) 本件考案の従来技術としては、本件出願人が出願してな
る実公昭61-29811号公報記載の考案が存在する。
この考案の趣旨は、第4図(イ)、(ロ)に示すよう
に、地表埋設用蓋付枠21を構成する蓋本体22の外周面の
一部に突起24を設け、且つ蓋受枠23の一部に前記突起24
が係入する溝25を刻設してなるもので、これにより蓋本
体22の不用意な回転を抑制してなるものである。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、この従来の地表埋設用蓋付枠21においては、
係合してなる突起24、溝25により蓋本体22の回転は防止
されてなるのであるが、突起24、溝25はそれぞれ上下方
向の全域に渡って形成されてなるため、浮き上がりによ
る離脱を防止するものではなかった。
又、従来の地表埋設用蓋付枠21においては、蓋本体22の
開閉作業時における掃除不足や、地表埋設用蓋付枠21上
を通過する車両等による蓋本体22の振動等により同図
(ハ)の状態から(ニ)に示すように、蓋本体22の下端
外周縁と蓋受枠23の蓋受部外周縁との間に土砂27が進入
して溜まってしまい、該土砂27によって蓋本体22が押し
上げられてしまうのである。
この蓋本体22の浮き上がりによって、該蓋本体22と蓋受
枠23との間に僅かな隙間が生じてガタツキ音を発生させ
たり、該隙間により一層土砂27等を進入し易くしてしま
う恐れがある他、特に長年経過した場合には一端浮き上
がった蓋本体22が土砂27を蓋受枠23に押しつけた状態で
前記振動を続け、且つ前後左右に摺動することにより蓋
受枠23を摩耗させて蓋本体22が落ち込んでしまうという
大なる問題点があった。
更に、地表埋設用蓋付枠21は前記突起24を蓋本体22の上
下幅全域に突設してなるため、地表埋設用蓋付枠21の上
面を略面一として蓋本体22を蓋受枠23に嵌合させるため
の、該蓋本体22の仕上げ作業時において、その下面は切
削できるが、外周側面は前記突起24が邪魔となり切削作
業が行えない。
また、蓋受枠23においては、L字形に形成される内壁の
全域を仕上げるため切削作業に時間がかかるとともに、
蓋受枠23と蓋本体22との嵌合時においては、上記蓋本体
22がその外周側面を切削していないものであるために、
仕上げ作業を施した蓋受枠23との側面間に不揃いな隙間
が生じることとなるから、該仕上げ作業が無駄になり、
且つ前記摩耗やガタツキ現象が発生する要因ともなって
いる。
本考案は上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、蓋本体の浮き上がりを防止してガタツ
キ等が生じず、また開閉容易な地表埋設用蓋付枠を提供
するところにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、地表埋設用蓋付枠の蓋本体や蓋受枠に浮き上
がり防止手段を具備させることにより、上記の課題を解
決せんとしてなされたものである。
すなわち、本考案は、蓋本体2が蓋受枠6上にその上面
が略面一に嵌合され、蓋本体2の下端外周縁に逃げ空所
5を形成すべく切り欠き部4が刻設された地表埋設用蓋
付枠において、該切り欠き部4の少なくとも一箇所以上
には突起体10が外周方向に突設されてなり蓋受枠6の少
なくとも一箇所以上には、前記突起体10を係入するため
の凹部11が形成されてなる地表埋設用蓋付枠である。
(作用) 上記構成からなる地表埋設用蓋付枠においては、切り欠
き部4から突設されてなる突起体10と蓋受枠6の凹部11
の係合により、いかなる場合においても蓋本体2の離
脱、回転防止が外れるとともに、蓋本体2の下端外周縁
に刻設されてなる切り欠き部4により、蓋受枠6の蓋受
部外周縁との間に逃げ空所5が形成されてなるために、
土砂27が蓋本体2と蓋受枠6との間に進入した際にも、
該土砂27は逃げ空所5内に収納されてしまうこととなる
ため蓋本体2の浮き上がり防止作用が得られ、従来のよ
うに蓋受枠6が摩耗損傷することがなく、従って上記双
方の作用をもって一層の安全確実な使用が行えるのであ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に沿って説明する。
第1図(イ)至乃至(ニ)において、2は略長方形形状
の蓋本体を示し、該蓋本体2の上方外周側面にはテーパ
ー面7が形成されてなるとともに、下方方向には環状脚
部3が突設形成され、その外周縁には略断面長方形形状
の切り欠き部4が形成されてなる。
10は、前記蓋本体2の切り欠き部4から外側方向に向か
って突設形成されてなる2個の突起体を示す。
6は、前記蓋本体2を外嵌状態にて載置させる蓋受枠を
示し、前記蓋本体2の環状脚部3を載置させるための受
部9がされ、該蓋受枠6の上方の内周縁にはテーパー面
7と合致するテーパー面8が形成されるとともに、受部
9とテーパー面8との連設部には溝12が周設され、且つ
テーパー8面の下方には、前記突起体10が係入するため
の2個の凹部11が形成されてなる。ここで、凹部11の底
部11aには、蓋受枠6の内周方向へ下る傾斜が付されて
なるものである。
又、この蓋本体2の閉塞時には、蓋本体2の切り欠き部
4によって蓋本体2の下端外周縁と、蓋受枠6との下方
周縁間に逃げ空所5が形成されてなる。
第1図(ホ)、(ヘ)において、▽印は、テーパー面
7、8、環状脚部3及び受部9の仕上げ作業に際しての
切削位置を示す。
尚、15は、銘柄としての防水性の表示プレートを示し、
地表埋設用蓋付枠1の下部に位置してなる埋設機器の仕
様や使用状態等の説明等を表示部16に表示して外部から
目視可能に構成されてなるもので、該表示プレート15
は、片方を蓋受枠6に、もう片方を蓋本体2に接続され
た鎖体17によって垂下されてなる。
本実施例は、以上の構成からなりその作用について説明
すれば、地表埋設用蓋付枠1の蓋本体2の閉塞時におい
て、該蓋本体2に形成されてなる突起体10は、切り欠き
部4から突設されて蓋受枠6の凹部11内に係合してなる
ために、例えば蓋本体2をそのまま上方向に持ち上げて
も前記係合は解除されることがないのである。
又、蓋本体2の開閉作業や振動等によって、例えば第1
図(ハ)に示すように、蓋本体2と蓋受枠6との間に土
砂27が進入したとしても、該土砂27は、蓋本体2に設け
た切り欠き部4によって形成されてなる逃げ空所5内に
収納されることとなるために、従来の地表埋設用蓋付枠
21のように蓋本体22が、該土砂27によって押し上げられ
て浮き上がるといったことがないのである。
このため、土砂27の進入が生じた際にも蓋本体2のガタ
ツキや摩耗による落ち込み等の心配がなく、極めて好適
な使用が行えるのである。
又、蓋本体2を開放する際には、突起体10の先端が蓋受
枠6の凹部11の底部11aに添って移動することとなり、
底部11aに溜まった土砂等を削り取りつつ蓋受枠6内へ
掻き落とすために、凹部11内に堆積物が生じることがな
く、蓋本体2の開閉作業が常に容易に行えるのである。
更に、製作面においては、逃げ空所5を設ける構造であ
るために、切削面積が従来の略半分で済み、この結果仕
上げ作業が短時間で行えるのである。
尚、上記実施例においては、地表埋設用蓋付枠1の形状
を長方形に形成してなるが、第2図(イ)至乃至(ハ)
に示すように円形でもよい。同図(ロ)においては、蓋
受枠6と蓋本体2との隙間から地表水と共に侵入した砂
塵等が蓋受枠6の溝12から凹部11の底部11aを経て地表
水と共に蓋受枠6内へ排除される状態を示す(二点鎖
線)。
又、第1図に示す長方形状の地表埋設用蓋付枠1におい
ては、突起体10と凹所11を長方形の長辺側に形成してな
るが、決してこれは条件ではなく、第3図(イ)、
(ロ)に示すように、長方形の短辺側に形成してもよ
く、また円形の地表埋設用蓋付枠1にあっても第3図
(ハ)至乃至(ホ)に示すように蓋受枠6の具体的な構
造も問うものではない。
又、突起体10と凹所11の詳細な形状や、その個数も限定
されない。
その他、本考案の細部の詳細は、考案の意図する範囲内
において自由に設計変更可能である。
(考案の効果) 叙上のように本考案は、蓋本体の切り欠き部から設けた
突起体が、蓋受枠に設けられた凹部に係合されてなる地
表埋設用蓋付枠であるために、該蓋本体の浮き上がりに
よって前記係合が解除されることがなく、いかなる条件
においても蓋本体の廻り止めや、離脱防止が確実に行え
る地表埋設用蓋付枠であるという格別なる効果を有する
に至った。
又、蓋受枠の受部に溝が周設され、且つ凹部の底部には
蓋受枠の内周方向へ下る傾斜が付されてなるために、蓋
受枠と蓋本体との隙間から地表水と共に砂塵等が侵入し
ても、該砂塵等を溝から凹部の底部を経て地表水と共に
蓋受枠内へ排除し滞留を防止する。しかも、蓋本体を開
放する際には、突起体の先端をもって凹部の底部に溜ま
った土砂等が蓋受枠内に掻き落とされるため、凹部内に
堆積物を生じることがなく、蓋本体の開閉が常にスムー
ズに行えるという優れた効果をも有する。
更に、蓋本体の下端外周縁に逃げ空所を形成することに
より、蓋本体と蓋受枠間に土砂等の進入が生じた際に
も、該土砂を逃げ空所内に収納して、蓋本体の浮き上が
りを生じさせないという有益な効果もある。
尚、製作面においても、逃げ空所を形成し、且つ突起体
は切り欠き部から突設されてなるため、該突起体を蓋本
体の上下幅全域に渡って突設してなる従来の地表埋設用
蓋付枠に比し、仕上げ面積が略半分に減少して遥かに作
業性が良好となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示し、(イ)は斜視図、
(ロ)はそのE−E断面図、(ハ)は(ロ)のF部拡大
図、(ニ)は(イ)のG部拡大断面図、(ホ)、(ヘ)
はその切削位置を示す要部拡大図。 第2図は他実施例を示し、(イ)は斜視図、(ロ)は蓋
受枠の要部拡大平面図、(ハ)は蓋本体の要部拡大平面
図。 第3図は他実施例を示し(イ)は角物の平面図、(ロ)
はそのH−H断面図、(ハ)は円形の蓋本体の平面図、
(ニ)、(ホ)はその嵌合状態を示す断面図。 第4図は従来例を示し、(イ)は平面図、(ロ)はその
I−I断面図、(ハ)、(ニ)はその要部断面図。 1……地表埋設用蓋付枠,2……蓋本体,4……切り欠き
部,5……逃げ空所 6……蓋受枠,7、8……テーパー面,9……受部,10……
突起体 11……凹部,11a……底部,12……溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋本体2が蓋受枠6上にその上面が略面一
    に嵌合され、蓋本体2の下端外周縁に逃げ空所5を形成
    すべく切り欠き部4が刻設された地表埋設用蓋付枠にお
    いて、該切り欠き部4の少なくとも一箇所以上には突起
    体10が外周方向に突設されてなり蓋受枠6の少なくとも
    一箇所以上には、前記突起体10を係入するための凹部11
    が形成されてなることを特徴とする地表埋設用蓋付枠。
JP1989135861U 1989-11-22 1989-11-22 地表埋設用蓋付枠 Expired - Lifetime JPH0715882Y2 (ja)

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JPH0376049U JPH0376049U (ja) 1991-07-30
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KR100396633B1 (ko) * 2000-01-06 2003-09-02 금비주철 주식회사 전기 통신용 맨홀인상크립
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