JPH0752173B2 - ポ−ラログラフ用電極製造方法 - Google Patents

ポ−ラログラフ用電極製造方法

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JPH0752173B2
JPH0752173B2 JP62043778A JP4377887A JPH0752173B2 JP H0752173 B2 JPH0752173 B2 JP H0752173B2 JP 62043778 A JP62043778 A JP 62043778A JP 4377887 A JP4377887 A JP 4377887A JP H0752173 B2 JPH0752173 B2 JP H0752173B2
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electrode
electrodes
polarographic
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polarographic electrode
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保広 永田
英隆 藤村
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は酸化、還元電極反応の限界拡散電流の大きさ
に基いて目的物質の濃度を測定するために使用されるポ
ーラログラフ用電極(中心電極に対して少なくとも1つ
の筒状電極を一体化してなる電極。以下同じ)を製造す
るための方法に関する。
<従来の技術> 従来からポーラログラフ用電極としては、 Pt等からなる中心電極、および中心電極と同心のAg
等からなる対向電極を有する2電極型のもの、および Pt等からなる中心電極、中心電極と同心のAg等から
なる比較電極、および中心電極と同心のPt、或はAg等か
らなるカウンタ電極を有する3電極型のもの 等が提供されている。
そして、上記2電極型のもの、および3電極型のもの
は、電極の数、および電極の性質が異なるのであるが、
基本的には、目的物質の濃度に対応する電流が電極に流
れるのであり、この電流信号を取出すことにより目的物
質の濃度を測定する点において互に同一であるから、以
下においては、上記2電極型のものについてのみ説明す
る。
上記2電極型のものは、酸素センサ、過酸化水素センサ
として実用に供されているのであり、目的物質の濃度を
酸素量、過酸化水素量に対応する電流信号として取出す
ことができる。そして、この場合において電極に流れる
電流としては、通常1mA以下の電流が殆どであり、一般
的には、nAオーダーの電流が問題とされるのである。
したがって、互に対向する電極間の絶縁を高くすること
が必要になり、また、ポーラログラフ用電極は水溶液中
で使用されるのであるから、電極間における高い水密性
を確保することが必要になる。
このような必要性を考慮して、従来は、電極間における
高い水密性、および絶縁性を確保するために、エポキシ
樹脂、或はガラスを電極間に介在させる構成が採用され
ていた。
<発明が解決しようとする問題点> 電極間にエポキシ樹脂を介在させることにより水密性、
および絶縁性を確保するようにした場合には、電極の熱
膨脹係数に起因する水密性の低下はないが、エポキシ樹
脂自体の水密性が余り高くないので、使用条件等によっ
ては水密性が不十分になってしまう可能性があるという
問題があるとともに、エポキシ樹脂自体の絶縁性が余り
高くないので、洩れ電流が比較的大きくなってしまい、
測定精度を余り高くすることができないという問題があ
る。
また、エポキシ樹脂が液体状である状態において電極を
位置決めしなければならないのであるから、電極同士の
相対位置関係を正確に設定することが殆ど不可能である
という問題もある。
逆に、電極間にガラスを介在させることにより高い水密
性、および絶縁性を確保するようにした場合には、洩れ
電流を小さいので、測定精度を高くすることができるの
であるが、電極の熱膨脹係数とガラスの熱膨脹係数とが
大幅に異なるため、ガラスが割れ易く、割れることによ
り、水密性を損なってしまうという問題がある。また、
この問題を解消させるために、第6図に示すように、熱
膨脹係数が大幅に異なる電極に対する接触面積を小さく
するとともに、熱膨脹係数の差を少しでも小さくするた
めに鉛ガラスを使用することにより、上記ガラスの割れ
を防止するようにしたものが提供されているが、構成が
複雑であるとともに、ガラスの厚み、電極に対する接触
位置等を非常に高い精度で設定する必要があるので、大
量生産を行なうことができず、手作業により製造される
だけであるから、生産性が悪くなるとともに、コストア
ップを招いてしまうという問題がある。
また、上記のような構成を採用した場合においても、温
度条件によっては、ガラスが割れてしまう可能性がある
という問題がある。
<発明の目的> この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
電極間における高い水密性、および絶縁性を簡単に達成
することができるポーラログラフ用電極製造方法を提供
することを目的としている。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するための、この発明のポーラログラ
フ用電極製造方法は、中心電極に対して少なくとも1つ
の筒状電極を一体化してなるポーラログラフ用電極を、
各電極間に絶縁材製の筒体を介挿し、各電極と筒体との
間に封止材料を介在させて全ての電極と筒体とを一体化
する方法である。
そして、上記筒体は、水に対する封止性を全く考慮する
必要がなく、単に高い絶縁性を有するものであればよい
から、例えば、鉛ガラスよりも絶縁性がよい石英ガラ
ス、安価なパイレックスガラス等からなるものが使用可
能である他、各種セラミックス、表面に脱フッ素処理を
施したフッ素樹脂等からなるものが使用可能である。
また、上記封止材料は、絶縁性を考慮する必要がなく、
単に水に対する高い封止性を有するものであればよいか
ら、例えば、エポキシ系の接着剤、シリコン系の接着剤
等が使用可能である。
但し、各電極、および筒体を予め長尺に形成しておい
て、一体化した後、所定長さに切断するようにしてもよ
い。
また、筒体の厚みが、隣合う電極同士の間隔よりも僅か
に小さく設定されていることが好ましい。
<作用> 以上のポーラログラフ用電極製造方法であれば、各電極
間に絶縁材製の筒体を介挿し、各電極と筒体との間に封
止材料を介在させた状態で、全ての電極と筒体とを一体
化することにより、中心電極に対して少なくとも1つの
筒状電極を一体化してなるポーラログラフ用電極を得る
ことができる。そして、各電極間の絶縁性については絶
縁材製の筒体により達成し、各電極間の水密性について
は封止材料により達成し、全体しとして絶縁性、および
水密性の双方の要求を充足するポーラログラフ用電極を
得ることができる。
また、各電極、および筒体を予め長尺に形成しておい
て、一体化した後、所定長さに切断するものである場合
には、多数のポーラログラフ用電極を製造するための工
程の大部分を共通化し、能率よく多数のポーラログラフ
用電極の製造を行なうことができる。
さらに、筒体の厚みが、隣合う電極同士の間隔よりも僅
かに小さく設定されている場合には、封止材料が介在さ
せられる空間を小さくすることができるのであるから、
特別の工程を必要とすることなく、電極同士の相対位置
関係を正確に設定することができる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図はこの発明のポーラログラフ用電極製造方法の一
実施例を概略的に示す図であり、Agからなる円筒状の対
向電極(3)の内部に順次絶縁性の筒体(2)、および
Ptからなる円柱状の中心電極(1)を挿通し、上記対向
電極(3)と筒体(2)との間、および上記筒体(2)
と中心電極(1)との間に少量の接着剤を注入すること
により、第2図に示すように、接着剤層(4)を介在さ
せた状態で中心電極(1)、筒体(2)、および対向電
極(3)を一体化することができる。
上記のようにして製造されたポーラログラフ用電極は、
中心電極(1)と対向電極(3)との間に接着剤層
(4)、および絶縁性の筒体(2)が介在させられてい
るのであるから、両電極間の絶縁性については筒体
(2)により高くすることができ、上記各電極(1)
(3)、および筒体(2)の熱膨脹係数の相違について
は接着剤層(4)により吸収させることができる。した
がって、上記筒体として高い絶縁性を有するガラスから
なるものを使用した場合でも、割れが生ずるおそれはな
くなる。また、水密性についても、接着剤として水に対
する封止性が良好なものを使用することができるので、
電極間における水密性を高くすることができる。この結
果、従来のものと比較して、ポーラログラフ用電極全体
としての特性を向上させることができるとともに、寿命
を長くすることができる。
また、両電極(1)(3)の間に位置する筒体(2)は
固体であるから、電極同士の相対位置がずれる要因は接
着剤層(4)のみになり、位置ずれし得る範囲を狭める
ことができるのであるから、電極同士の位置決め精度を
向上させることができ、ポーラロクラフ用電極相互間の
特性の均一性を高めることができる。
第3図は他の実施例を示す概略図、第4図は第3図に示
す方法により製造されたポーラログラフ用電極の構成を
示す縦断面図であり、上記実施例と異なる点は、筒状の
電極、絶縁性の筒体、および接着剤層が1つずつ増加し
ている点のみである。
したがって、この実施例の場合には、中心電極(1)、
比較電極(3′)、およびカウンタ電極(5)が、絶縁
性の筒体(2)、および接着剤層(4)を介在させた状
態で同心状に配列された3電極型のポーラログラフ用電
極を、高い絶縁性、および高い水密性を有する状態で製
造することができる。
第5図はさらに他の実施例を示す斜視図であり、第1図
に示す方法により、および第2図に示す溝成と同一のも
のを長尺の状態で製造しておき、必要な長さ毎に切断す
ることにより、最終的にポーラログラフ用電極を得るよ
うにしている。
したがって、この実施例の場合には、長尺の状態で製造
されたものを必要な長さ毎に切断することにより得られ
たポーラログラフ用電極の特性を均一化することができ
るとともに、同心状の一体化処理を共通化して一度に行
なうので、全体として工程の簡素化を達成することがで
きる。
<発明の効果> 以上のようにこの発明は、電極間の絶縁性、および水密
性を互に異なる材料により達成し、全体として絶縁性、
および水密性に優れたポーラログラフ用電極を製造する
のであるから、材料選択の余地が広がり、量産化に適し
た材料を比較的簡単に選択することができるとともに、
特別な工程を必要とせず、電極同士の相対位置関係を正
確に設定することができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のポーラログラフ用電極製造方法の一
実施例を概略的に示す図、 第2図は第1図の実施例により製造されたポーラログラ
フ用電極の構成を示す縦断面図、 第3図は他の実施例を示す概略図、 第4図は第3図の実施例により製造されたポーラログラ
フ用電極の構成を示す縦断面図、 第5図はさらに他の実施例を示す斜視図、 第6図は従来のポーラログラフ用電極の構成を示す縦断
面図。 (1)……中心電極、(2)……筒体、 (3)……対向電極、(3′)……比較電極、 (4)……接着剤層、(5)……カウンタ電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心電極に対して少なくとも1つの筒状電
    極を一体化してなるポーラログラフ電極を、各電極間に
    絶縁材製の筒体を介挿し、各電極と筒体との間に封止材
    料を介在させて全ての電極と筒体とを一体化することを
    特徴とするポーラログラフ用電極製造方法。
  2. 【請求項2】各電極、および筒体を予め長尺に形成して
    おいて、一体化した後、所定長さに切断する上記特許請
    求の範囲第1項記載のポーラログラフ用電極製造方法。
  3. 【請求項3】筒体の厚みが、隣合う電極同士の間隔より
    も僅かに小さく設定されている上記特許請求の範囲第1
    項記載のポーラログラフ用電極製造方法。
JP62043778A 1987-02-25 1987-02-25 ポ−ラログラフ用電極製造方法 Expired - Lifetime JPH0752173B2 (ja)

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