JPH0751836Y2 - テープ巻取装置 - Google Patents

テープ巻取装置

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JPH0751836Y2
JPH0751836Y2 JP1992081915U JP8191592U JPH0751836Y2 JP H0751836 Y2 JPH0751836 Y2 JP H0751836Y2 JP 1992081915 U JP1992081915 U JP 1992081915U JP 8191592 U JP8191592 U JP 8191592U JP H0751836 Y2 JPH0751836 Y2 JP H0751836Y2
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JP
Japan
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tape
reel
ring
cover
winding
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晃正 須田
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Suzuki Co Ltd
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Suzuki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテープ巻取装置に関し、
一層詳細には巻き取るテープの一端が掛止可能なリール
を備えるテープ巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、巻き取るテープの一端が掛止可能
なリールを備えるテープ巻取装置としては種々の装置が
知られている。例えば、特公平1−47918号公報に
開示される技術がある。このテープ巻取装置は電子部品
装着装置に組み込まれたものであり、電子部品が直列に
貼着されたベーステープと電子部品をカバーすべくベー
ステープの電子部品側に貼着されたカバーテープから成
る部品供給テープを前方へ送るテープ送り機構と、テー
プ送り機構により送られた部品供給テープからカバーテ
ープを剥離する剥離機構と、カバーテープの先端が掛止
可能であり、外周面に剥離されたカバーテープを巻き取
るリールと、リールを回転させるためのリール駆動機構
とから構成されている。このテープ巻取装置のリール近
傍の要部正面図を図3に示す。図3において、リール駆
動機構(不図示)がリール100を反時計方向へ回転さ
せると、先端が掛止部104に掛止されたカバーテープ
102がリール100外周面に順次巻き取られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のテープ巻取装置には次のような課題がある。上記
のカバーテープ102はある程度巻き取った後、カバー
テープ102をリール状部102aの状態でリール10
0から抜き取り、廃棄される。ところが、カバーテープ
102はしっかりとリール100に巻き取られるため、
極めて固く巻き取られてしまう。従って、巻き取られた
リール状部102aをリール100から抜き取るには大
きな力が必要になり、作業性向上の妨げになっていると
いう課題がある。従って、本考案は巻き取られたテープ
のリール状部をリールから容易に抜き取り可能なテープ
巻取装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次の構成を備える。すなわち、巻き取るテ
ープの一端が掛止可能なリールと、該リールに取り外し
可能に取り付けられたフランジと、内径が前記リールの
外径よりも若干大径に形 成されて前記リールの外周に
り外し可能に遊嵌されると共に、一端が前記リールに掛
止されたテープを外周面上に巻取可能な巻取リングとを
具備することを特徴とする。特に、電子部品装着装置等
に組み込まれるテープ巻取装置では、電子部品が直列に
貼着されたベーステープと前記電子部品をカバーすべく
前記ベーステープの電子部品側に貼着されたカバーテー
プから成る部品供給テープを前方へ送るテープ送り機構
と、該テープ送り機構により送られた前記部品供給テー
プから前記カバーテープを剥離する剥離機構と、前記カ
バーテープの先端が掛止可能なリールと、該リールに取
り外し可能に取り付けられたフランジと、内径が前記リ
ールの外径よりも若干大径に形成されて前記リールの外
周に取り外し可能に遊嵌されると共に、一端が前記リー
ルに掛止されたテープを外周面上に巻取可能な巻取リン
グと、前記リールを回転させるためのリール駆動機構と
を具備する。特に、上記の各テープ巻取装置において、
前記巻取リングは弾性変形可能な材料で形成するとよ
い。
【0005】
【作用】作用について説明する。巻取リングは、リール
の外周に遊嵌されると共に、一端がリールに掛止された
テープを外周面上に巻取可能なので、リールの回転に伴
いテープを外周面上に巻き取ることができる。巻き取っ
たテープが巻取リングの外周に固く巻き取られていて
も、巻取リングはリールの外周に遊嵌されているので、
テープは巻取リングごとリールから簡単に外れる。電子
部品装着装置等に組み込まれるテープ巻取装置において
も、カバーテープが巻取リングの外周に固く巻き取られ
ていても、巻取リングはリールの外周に遊嵌されている
ので、カバーテープは巻取リングごとリールから簡単に
外すことが可能となる。さらに、巻取リングを弾性変形
可能な材料で形成すると、巻き取ったテープから成るテ
ープリールから巻取リングを弾性変形させて容易に取り
外すことができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。なお、本実施例では、テープ巻取装
置として電子部品装着装置に組み込まれるテープ巻取装
置を例に挙げて説明する。図1には本実施例のテープ巻
取装置10の要部正面図を示す。図1において、12は
部品供給テープであり、例えばICチップ等の電子部品
(不図示)が直列に貼着されたベーステープ14(実線
で示す)と、電子部品をカバーすべくベーステープ14
の電子部品側(図1において上側)に貼着されたカバー
テープ16(一点鎖線で示す)から成る。部品供給テー
プ12は不図示の部品供給テープリールから供給され
る。リンク18a、18b、18cと、回動爪20と、
ギア22a等から成るテープ送り機構が部品供給テープ
12を前方へ送る(矢印A)。ギア22aの歯部はギア
22aの回転に伴い、部品供給テープ12のベーステー
プ14下面を引っ掛けるようにして前方へ送る。
【0007】24は剥離機構の一例である剥離部であ
り、平爪状に形成されている。剥離部24は、前記テー
プ送り機構により前方へ送られた部品供給テープ12か
らカバーテープ16を剥離すると共に、カバーテープ1
6を矢印B方向へ方向転換させる。26は部品取出部で
あり、開口部に形成されている。剥離部24でカバーテ
ープ16が剥離され、ベーステープ14上に露出した電
子部品が不図示の取出手段で取り出される。電子部品が
取り出されたベーステープ14は前方に送られ排出位置
へ排出される。28はリール(巻芯)であり、軸30と
一体に反時計方向のみに回動可能に設けられている。リ
ール28の基部32側端部にはギアフランジ34が固定
されている。ギアフランジ34は周縁がギアに形成さ
れ、リール28と一体に回動可能になっている。なお、
リール28のギアフランジ34と反対側の端部には取り
外し可能なフランジ(不図示)が取り付けられる。リー
ル28の外周面にはカバーテープ16の先端を掛止させ
るための掛止部36が形成されている。
【0008】リール28は、リンク18aと一体に形成
されたリンク18dと、リンク18eの先端に軸着さ
れ、ギアフランジ34と噛合しているギア22bと、
ンク18dと基部32との間に張設されたスプリング3
8等から成り、リール28を反時計方向へ所定量づつ回
動させるリール駆動機構により回動される。40は巻取
リングであり、弾性変形可能な合成樹脂(例えば6.6
ナイロン)でリング状に形成されている。巻取リング4
0の内径はリール28の外径より若干大径に形成され、
リール28の外周に遊嵌されている。カバーテープ16
の先端42は巻取リング40の端面とギアフランジ34
またはフランジ(不図示)の内面との間を通過してリー
ル28の掛止部36へ掛止可能になっている(図2参
照)。
【0009】続いて、動作について説明する。図1の状
態において、不図示の手段によりリンク18aが時計方
向へ所定角度回動すると、リンク18bが右方へ移動
し、リンク18c、回動爪20等がギア22aに沿って
反時計方向に転動する。このときギア22aは回動しな
い。 リンク18aの時計方向への回動に際し、リンク
8e、18dも同時に時計方向へ回動する。その際、リ
ール28ひいてはギアフランジ34は時計方向へ回動し
ないので、ギア22bがギアフランジ34の周縁を転動
する。
【0010】リンク18aの所定角度回動が解除される
とリンク18a、18b、18c、18dはスプリング
38の付勢力により従前位置へ戻る。リンク18cが従
前位置に戻る際回動爪20によりギア22aが回動し、
部品供給テープ12は前方へ所定長送られる。この部品
供給テープ12の送りにより電子部品を1個づつ部品取
出部26へ送る。その結果、電子部品は不図示の取出手
段で取り出される。 部品供給テープ12の送りに伴い、
予め先端42が図2のようにリール28の掛止部36へ
掛止されているカバーテープ16は、剥離部24でベー
ステープ14から剥離され矢印B方向へ方向転換する。
その際、スプリング38aによりリ ンク18eに反時計
方向の付勢力が働き、ギア22bはギアフランジ34を
反時計方向へ回動するよう付勢する。リール28および
軸30は反時計方向へは回動可能なので所定量反時計方
向へ回動する。このリール28回動によりカバーテープ
16は矢印B方向へテンションを与えられつつ引かれる
と共に、巻取リング40の外周面に巻き取られる(図2
の状態)。その際、巻取リング40は弾性変形可能では
あるが、カバーテープ16に与えられているテンション
に対抗可能な強度は保持しているのでカバーテープ16
を巻取可能である。
【0011】所定量を越えるカバーテープ16が巻取リ
ング40の外周にテープリール状に巻き取られると、カ
バーテープ16のリール状部16aをリール28から取
り外す必要がある。巻取リング40の内径はリール28
の外径より若干大径に形成され、リール28の外周に遊
嵌されているので、両者の間にはクリアランスC(図2
参照)が在り、カバーテープ16のリール状部16aは
巻取リング40ごとリール28から簡単に外すことがで
きる。カバーテープ16は巻取リング40ごと廃棄して
もよいし、巻取リング40は弾性変形可能なので、外力
を加えて変形させ、カバーテープ16のリール状部16
aから抜き取り、カバーテープ16のみ廃棄し、巻取リ
ング40は再使用するようにしてもよい。以上、本考案
の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上
述の実施例に限定されるのではなく、考案の精神を逸脱
しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんであ
る。
【0012】
【考案の効果】本考案に係るテープ巻取装置を用いる
と、巻取リングは、リールの外周に遊嵌されると共に、
一端がリールに掛止されたテープを外周面上に巻取可能
なので、リールの回転に伴いテープを外周面上に巻き取
ることができる。巻き取ったテープが巻取リングの外周
に固く巻き取られていても、巻取リングはリールの外周
に遊嵌されているので、テープは巻取リングごとリール
から簡単に外すことが可能となる。また、電子部品装着
装置等に組み込まれるテープ巻取装置においても、カバ
ーテープが巻取リングの外周に固く巻き取られていて
も、巻取リングはリールの外周に遊嵌されているので、
カバーテープは巻取リングごとリールから簡単に外すこ
とが可能となるので、巻き取ったカバーテープを除去す
る作業の能率を各段に向上させることができる。また、
巻取リングを弾性変形可能な材料で形成すると、巻き取
ったテープから成るテープリールから巻取リングを弾性
変形させて容易に取り外すことができるので、巻取リン
グの再使用も可能となる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るテープ巻取装置の実施例を示した
部分正面図。
【図2】実施例のテープ巻取装置のリール近傍を示した
拡大部分正面図。
【図3】従来のテープ巻取装置のリール近傍を示した部
分正面図。
【符号の説明】
10 テープ巻取装置 12 部品供給テープ 14 ベーステープ 16 カバーテープ 16a カバーテープのリール状部 18a、18b、18c、18d リンク 20 回動爪 22a、22a ギア 24 剥離部 28 リール 36 掛止部 38 スプリング 40 巻取リング 42 カバーテープ先端

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取るテープの一端が掛止可能なリー
    ルと、該リールに取り外し可能に取り付けられたフランジと、 内径が前記リールの外径よりも若干大径に形成されて
    記リールの外周に取り外し可能に遊嵌されると共に、一
    端が前記リールに掛止されたテープを外周面上に巻取可
    能な巻取リングとを具備することを特徴とするテープ巻
    取装置。
  2. 【請求項2】 電子部品が直列に貼着されたベーステー
    プと前記電子部品をカバーすべく前記ベーステープの電
    子部品側に貼着されたカバーテープから成る部品供給テ
    ープを前方へ送るテープ送り機構と、 該テープ送り機構により送られた前記部品供給テープか
    ら前記カバーテープを剥離する剥離機構と、 前記カバーテープの先端が掛止可能なリールと、該リールに取り外し可能に取り付けられたフランジと、 内径が前記リールの外径よりも若干大径に形成されて
    記リールの外周に取り外し可能に遊嵌されると共に、一
    端が前記リールに掛止されたテープを外周面上に巻取可
    能な巻取リングと、 前記リールを回転させるためのリール駆動機構とを具備
    することを特徴とするテープ巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記巻取リングは弾性変形可能な材料で
    形成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    のテープ巻取装置。
JP1992081915U 1992-11-02 1992-11-02 テープ巻取装置 Expired - Lifetime JPH0751836Y2 (ja)

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JPH0641199U JPH0641199U (ja) 1994-05-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4632903B2 (ja) * 2005-08-29 2011-02-16 パナソニック株式会社 巻き取り部及び部品供給装置の巻き取り部並びに部品供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8303816A (nl) * 1983-11-05 1985-06-03 Philips Nv Inrichting voor het toevoeren van in band verpakte electronische onderdelen naar een opneempositie.

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