JPH0751744A - コイル転倒防止装置 - Google Patents
コイル転倒防止装置Info
- Publication number
- JPH0751744A JPH0751744A JP20520893A JP20520893A JPH0751744A JP H0751744 A JPH0751744 A JP H0751744A JP 20520893 A JP20520893 A JP 20520893A JP 20520893 A JP20520893 A JP 20520893A JP H0751744 A JPH0751744 A JP H0751744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- arm
- fall
- overturn
- fall prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 台車本体（１）の中央部に設けられた、コイ
ル（Ｃ）の自重により変位するコイル検知レバー（２）
と、台車本体（１）の長手方向の両側にそれぞれ起倒可
能に設けられた転倒防止アーム（１２）と、コイル検知
レバー（２）の変位を転倒防止アーム（１２）の起倒運
動に変換する増速手段（５）とを備えたコイル転倒防止
装置。また、前記コイル検知レバー（２）と増速手段
（５）との間に、トルクが所定の大きさ以上になったと
きに変形するラバースプリング等の弾性手段（７）を設
けた前記コイル転倒防止装置。 【効果】 転倒防止アームが倒れた状態から立ち上がっ
てコイルを保持するので、コイルのハンドリングの際に
転倒防止アームが邪魔にならず、ハンドリングが容易に
なる。転倒防止アームの駆動力は、コイル検知レバーを
コイルの自重によって変位させることにより得るように
したので、動力が不要である。
ル（Ｃ）の自重により変位するコイル検知レバー（２）
と、台車本体（１）の長手方向の両側にそれぞれ起倒可
能に設けられた転倒防止アーム（１２）と、コイル検知
レバー（２）の変位を転倒防止アーム（１２）の起倒運
動に変換する増速手段（５）とを備えたコイル転倒防止
装置。また、前記コイル検知レバー（２）と増速手段
（５）との間に、トルクが所定の大きさ以上になったと
きに変形するラバースプリング等の弾性手段（７）を設
けた前記コイル転倒防止装置。 【効果】 転倒防止アームが倒れた状態から立ち上がっ
てコイルを保持するので、コイルのハンドリングの際に
転倒防止アームが邪魔にならず、ハンドリングが容易に
なる。転倒防止アームの駆動力は、コイル検知レバーを
コイルの自重によって変位させることにより得るように
したので、動力が不要である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状に巻き取られ
たストリップ、いわゆるコイルを台車で搬送する時に、
コイルが転倒することを防止する装置に関する。
たストリップ、いわゆるコイルを台車で搬送する時に、
コイルが転倒することを防止する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】熱延あるいは冷延工程で製造されたスト
リップは、大部分はコイルの形で成品として出荷され、
あるいは次工程材として各種ラインに搬送される。
リップは、大部分はコイルの形で成品として出荷され、
あるいは次工程材として各種ラインに搬送される。
【０００３】このようなコイルの搬送はコイル搬送台車
により行われるが、コイル搬送台車はコイルの下部２箇
所をＶ形スキッドで受けているだけであるので、台車の
急激な発進、停止によりコイルが転倒する恐れがあるた
め、徐行運転を余儀無くされ、搬送時間のロスが大きか
った。
により行われるが、コイル搬送台車はコイルの下部２箇
所をＶ形スキッドで受けているだけであるので、台車の
急激な発進、停止によりコイルが転倒する恐れがあるた
め、徐行運転を余儀無くされ、搬送時間のロスが大きか
った。
【０００４】特開平５−２１３号公報には、Ｖ形スキッ
ドに載置されるコイルの幅方向の両端部にコイル転倒防
止部材を立設して、コイル搬送台車の急激な発進、停止
を行ってもコイルが転倒しないようにしたものが記載さ
れている。
ドに載置されるコイルの幅方向の両端部にコイル転倒防
止部材を立設して、コイル搬送台車の急激な発進、停止
を行ってもコイルが転倒しないようにしたものが記載さ
れている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特開平
５−２１３号公報に記載された台車では、コイル転倒防
止部材がコイルの幅方向の両端部に固定されているの
で、コイルを台車に乗せたり、持ち上げるハンドリング
のときにコイル転倒防止部材が邪魔になり、作業が行い
にくいという問題があった。
５−２１３号公報に記載された台車では、コイル転倒防
止部材がコイルの幅方向の両端部に固定されているの
で、コイルを台車に乗せたり、持ち上げるハンドリング
のときにコイル転倒防止部材が邪魔になり、作業が行い
にくいという問題があった。
【０００６】本発明が解決すべき課題は、コイルのハン
ドリングの際に邪魔にならず、また外部の駆動装置も不
要なコイル転倒防止装置を提供することにある。
ドリングの際に邪魔にならず、また外部の駆動装置も不
要なコイル転倒防止装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のコイル転倒防止装置は、台車本体の中央部
に設けられた、コイルの自重により変位するコイル検知
レバーと、前記台車本体の長手方向の両側にそれぞれ起
倒可能に設けられた転倒防止アームと、前記コイル検知
レバーの変位を前記転倒防止アームの起倒運動に変換す
る増速手段とを備えたものである。
め、本発明のコイル転倒防止装置は、台車本体の中央部
に設けられた、コイルの自重により変位するコイル検知
レバーと、前記台車本体の長手方向の両側にそれぞれ起
倒可能に設けられた転倒防止アームと、前記コイル検知
レバーの変位を前記転倒防止アームの起倒運動に変換す
る増速手段とを備えたものである。
【０００８】このコイル転倒防止装置において、コイル
検知レバーと増速手段との間に、トルクが所定の大きさ
以上になったときに変形する弾性手段を設けコイルの幅
あるいは位置のずれに拘わらず所定の挟持力でコイルを
支持するようにすることができる。
検知レバーと増速手段との間に、トルクが所定の大きさ
以上になったときに変形する弾性手段を設けコイルの幅
あるいは位置のずれに拘わらず所定の挟持力でコイルを
支持するようにすることができる。
【０００９】
【作用】台車本体の中央部にコイルを乗せると、コイル
検知レバーがコイルの自重で変位し、その変位が増速手
段に伝達され、それまで倒れていた転倒防止アームが立
ち上がってコイルの端面に圧接し、コイルを安定に保持
する。また、弾性手段を設けることにより、転倒防止ア
ームによるコイルへの挟持力が一定以上になると弾性手
段でトルクを吸収し、それ以上転倒防止アームがコイル
端面を押し付けないようにする。
検知レバーがコイルの自重で変位し、その変位が増速手
段に伝達され、それまで倒れていた転倒防止アームが立
ち上がってコイルの端面に圧接し、コイルを安定に保持
する。また、弾性手段を設けることにより、転倒防止ア
ームによるコイルへの挟持力が一定以上になると弾性手
段でトルクを吸収し、それ以上転倒防止アームがコイル
端面を押し付けないようにする。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図１は本発明実施例の側面図、図２
は正面図、図３は平面図である。これらの図において、
１は台車本体、２は台車本体の中心部に設けた支持軸３
に一端を固定されたコイル検知レバー、４は同コイル検
知レバー２の先端に取り付けられてコイルの下端に当接
するコイル検知ローラ、５は増速機、６は復帰スプリン
グ、７は支持軸３と増速機５の入力軸との間に介設され
捩じれによる位置調整を行うラバースプリング、８は増
速機５の出力軸に取り付けられたプーリーである。
具体的に説明する。図１は本発明実施例の側面図、図２
は正面図、図３は平面図である。これらの図において、
１は台車本体、２は台車本体の中心部に設けた支持軸３
に一端を固定されたコイル検知レバー、４は同コイル検
知レバー２の先端に取り付けられてコイルの下端に当接
するコイル検知ローラ、５は増速機、６は復帰スプリン
グ、７は支持軸３と増速機５の入力軸との間に介設され
捩じれによる位置調整を行うラバースプリング、８は増
速機５の出力軸に取り付けられたプーリーである。
【００１１】プーリー８にはワイヤー９が巻き付けられ
ており、ワイヤー９の両端は、固定シーブ１０，１１を
経由して転倒防止アーム１２の基端部に固定されてい
る。転倒防止アーム１２の基端はガイド１４によって水
平方向に移動自在なガイドコマ１３に回動自在に取り付
けられており、さらに、転倒防止アーム１２の下端には
支えアーム１５が固定されている。この支えアーム１５
の先端は起倒ガイド１６に当接していて、転倒防止アー
ム１２がワイヤー９によって中央に移動させられるとき
に、倒れた状態から垂直に立ち上がるようになってい
る。
ており、ワイヤー９の両端は、固定シーブ１０，１１を
経由して転倒防止アーム１２の基端部に固定されてい
る。転倒防止アーム１２の基端はガイド１４によって水
平方向に移動自在なガイドコマ１３に回動自在に取り付
けられており、さらに、転倒防止アーム１２の下端には
支えアーム１５が固定されている。この支えアーム１５
の先端は起倒ガイド１６に当接していて、転倒防止アー
ム１２がワイヤー９によって中央に移動させられるとき
に、倒れた状態から垂直に立ち上がるようになってい
る。
【００１２】以上の構成の装置において、コイルを乗せ
ない状態では、復帰スプリング６の弾性力でコイル検知
レバー２は上昇した位置にあり、したがって、転倒防止
アーム１２は水平に倒れた状態である。次に、コイルＣ
をスタッカークレーン等で台車本体１の中央部に乗せる
と、コイルＣの下部がその自重でコイル検知ローラ４を
押下し、コイル検知レバー２が回動し、ラバースプリン
グ７を介して増速機５の入力軸を回転させる。この回転
は増速機５内部のギヤ群で増速される。例えば、コイル
検知レバー２のおよそ４５度の回転角をプーリー８の２
回転程度になるように１６倍の増速比とする。
ない状態では、復帰スプリング６の弾性力でコイル検知
レバー２は上昇した位置にあり、したがって、転倒防止
アーム１２は水平に倒れた状態である。次に、コイルＣ
をスタッカークレーン等で台車本体１の中央部に乗せる
と、コイルＣの下部がその自重でコイル検知ローラ４を
押下し、コイル検知レバー２が回動し、ラバースプリン
グ７を介して増速機５の入力軸を回転させる。この回転
は増速機５内部のギヤ群で増速される。例えば、コイル
検知レバー２のおよそ４５度の回転角をプーリー８の２
回転程度になるように１６倍の増速比とする。
【００１３】プーリー８が回転すると、それに巻き付け
られているワイヤー９が移動し、転倒防止アーム１２を
中央に向かって移動させる。このとき、支えアーム１５
と起倒ガイド１６との共働により、当初倒れていた転倒
防止アーム１２は次第に起き上がり、途中から垂直に立
った姿勢でコイルＣの端面に向かい、圧着する。コイル
Ｃは、台車本体１の両側の載置座１７に定置され、端面
は両側の転倒防止アーム１２に挟持された状態で保持さ
れる。
られているワイヤー９が移動し、転倒防止アーム１２を
中央に向かって移動させる。このとき、支えアーム１５
と起倒ガイド１６との共働により、当初倒れていた転倒
防止アーム１２は次第に起き上がり、途中から垂直に立
った姿勢でコイルＣの端面に向かい、圧着する。コイル
Ｃは、台車本体１の両側の載置座１７に定置され、端面
は両側の転倒防止アーム１２に挟持された状態で保持さ
れる。
【００１４】なお、コイルＣの幅は各種あり、またコイ
ルＣが台車本体１の中心からずれて載置されることがあ
るが、これは、支持軸３と増速機５の入力軸との間に介
設されたラバースプリング７の捩じれにより吸収される
ため、転倒防止アーム１２が当たるコイルＣの端面の位
置に拘わらず、転倒防止アーム１２は所定の圧接力でコ
イルＣを押圧保持することになる。
ルＣが台車本体１の中心からずれて載置されることがあ
るが、これは、支持軸３と増速機５の入力軸との間に介
設されたラバースプリング７の捩じれにより吸収される
ため、転倒防止アーム１２が当たるコイルＣの端面の位
置に拘わらず、転倒防止アーム１２は所定の圧接力でコ
イルＣを押圧保持することになる。
【００１５】積載されたコイルＣを台車本体１から持ち
上げるときは、スタッカークレーン等でコイルＣをコイ
ル検知ローラ４が離れる高さまで吊り上げれば、復帰ス
プリング６の復元力で転倒防止アーム１２は後退し、か
つ台車本体１内に退入するため、その後のコイルＣのハ
ンドリングを支障なく行うことができる。
上げるときは、スタッカークレーン等でコイルＣをコイ
ル検知ローラ４が離れる高さまで吊り上げれば、復帰ス
プリング６の復元力で転倒防止アーム１２は後退し、か
つ台車本体１内に退入するため、その後のコイルＣのハ
ンドリングを支障なく行うことができる。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、下
記の効果を奏する。
記の効果を奏する。
【００１７】 転倒防止アームが倒れた状態から立ち
上がってコイルを保持するので、コイルのハンドリング
の際に転倒防止アームが邪魔にならず、ハンドリングが
容易になる。
上がってコイルを保持するので、コイルのハンドリング
の際に転倒防止アームが邪魔にならず、ハンドリングが
容易になる。
【００１８】 転倒防止アームの駆動力は、コイル検
知レバーをコイルの自重によって変位させることにより
得るようにしたので、動力が不要であり、無人化を図る
ことが容易である。
知レバーをコイルの自重によって変位させることにより
得るようにしたので、動力が不要であり、無人化を図る
ことが容易である。
【図１】 本発明実施例の側面図である。
【図２】 同実施例の正面図である。
【図３】 同実施例の平面図である。
Ｃ コイル、１ 台車本体、２ コイル検知レバー、３
支持軸、４ コイル検知ローラ、５ 増速機、６ 復
帰スプリング、７ ラバースプリング（弾性手段）、８
プーリー、９ ワイヤー、１０，１１ 固定シーブ、
１２ 転倒防止アーム、１３ ガイドコマ、１４ ガイ
ド、１５ 支えアーム、１６ 起倒ガイド、１７ 載置
座
支持軸、４ コイル検知ローラ、５ 増速機、６ 復
帰スプリング、７ ラバースプリング（弾性手段）、８
プーリー、９ ワイヤー、１０，１１ 固定シーブ、
１２ 転倒防止アーム、１３ ガイドコマ、１４ ガイ
ド、１５ 支えアーム、１６ 起倒ガイド、１７ 載置
座
Claims (2)
- 【請求項１】 台車本体の中央部に設けられた、コイル
の自重により変位するコイル検知レバーと、前記台車本
体の長手方向の両側にそれぞれ起倒可能に設けられた転
倒防止アームと、前記コイル検知レバーの変位を前記転
倒防止アームの起倒運動に変換する増速手段とを備えた
ことを特徴とするコイル転倒防止装置。 - 【請求項２】 コイル検知レバーと増速手段との間に、
トルクが所定の大きさ以上になったときに変形する弾性
手段を設けたことを特徴とする請求項１記載のコイル転
倒防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20520893A JPH0751744A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | コイル転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20520893A JPH0751744A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | コイル転倒防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0751744A true JPH0751744A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16503194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20520893A Withdrawn JPH0751744A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | コイル転倒防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751744A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100862830B1 (ko) * | 2002-08-26 | 2008-10-13 | 주식회사 포스코 | 대차의 코일전복 방지장치 |
| JP2008247489A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Fuji Iron Works Co Ltd | 製品搬送における転倒防止装置 |
| JP2016050051A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-11 | 株式会社Ihi | 無人搬送車及びロール体搬送システム |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP20520893A patent/JPH0751744A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100862830B1 (ko) * | 2002-08-26 | 2008-10-13 | 주식회사 포스코 | 대차의 코일전복 방지장치 |
| JP2008247489A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Fuji Iron Works Co Ltd | 製品搬送における転倒防止装置 |
| JP2016050051A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-11 | 株式会社Ihi | 無人搬送車及びロール体搬送システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |