JPH0751711Y2 - 電力機器用操作装置の速度調整器 - Google Patents
電力機器用操作装置の速度調整器Info
- Publication number
- JPH0751711Y2 JPH0751711Y2 JP10628789U JP10628789U JPH0751711Y2 JP H0751711 Y2 JPH0751711 Y2 JP H0751711Y2 JP 10628789 U JP10628789 U JP 10628789U JP 10628789 U JP10628789 U JP 10628789U JP H0751711 Y2 JPH0751711 Y2 JP H0751711Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed regulator
- oil
- electric power
- power equipment
- operating devices
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、電力機器用操作装置の速度調整装置に関す
る。
る。
B.考案の概要 本考案は、上部の固定部にシリンダを下部の可動部にピ
ストンを設けてなる電力機器用操作装置の速度調整器に
おいて、前記可動部を受け皿状とし、性能に影響のない
範囲の漏れ油量を受けうるようにし、油が垂れ落ちるの
を防止すると共に受け皿より溢れた油によって異常が分
かるようにしたものである。
ストンを設けてなる電力機器用操作装置の速度調整器に
おいて、前記可動部を受け皿状とし、性能に影響のない
範囲の漏れ油量を受けうるようにし、油が垂れ落ちるの
を防止すると共に受け皿より溢れた油によって異常が分
かるようにしたものである。
C.従来の技術 従来、電力機器用操作装置の油圧式速度調整器は、第４
図に示すように、上部の固定部11に外筒14を一体に設け
ると共にその内部に速度調整用オリフィスを有するシリ
ンダ13を固定し、下部の可動部12にピストン15を取り付
け、外筒14の端部内側にシリンダ13の端部を塞ぐと共に
ピストン15との間をシールする軸受16を固定し、内部に
油18を入れて構成されている。なお、図中20は操作用ば
ね、30は速度調整器10を揺動可能に支持する固定軸受、
40は操作ばね用レバー、41は連結軸、42は極柱用レバ
ー、50は開閉器の極柱部を示す。
図に示すように、上部の固定部11に外筒14を一体に設け
ると共にその内部に速度調整用オリフィスを有するシリ
ンダ13を固定し、下部の可動部12にピストン15を取り付
け、外筒14の端部内側にシリンダ13の端部を塞ぐと共に
ピストン15との間をシールする軸受16を固定し、内部に
油18を入れて構成されている。なお、図中20は操作用ば
ね、30は速度調整器10を揺動可能に支持する固定軸受、
40は操作ばね用レバー、41は連結軸、42は極柱用レバ
ー、50は開閉器の極柱部を示す。
D.考案が解決しようとする課題 このような油圧式速度調整器は油漏れのないことを前提
として設計及び使用しているが、長年にわたるピストン
の往復運動による軸受16のパッキン17の摩耗等によって
性能に影響しない程度の油の滲みや漏れを生ずる。この
漏れた油は垂れ落ちて操作箱の下面に溜って汚したり、
電気部品の接点上に付着して不導通とする等の影響を及
ぼす。
として設計及び使用しているが、長年にわたるピストン
の往復運動による軸受16のパッキン17の摩耗等によって
性能に影響しない程度の油の滲みや漏れを生ずる。この
漏れた油は垂れ落ちて操作箱の下面に溜って汚したり、
電気部品の接点上に付着して不導通とする等の影響を及
ぼす。
これを防止するには、速度調整器を第５図に示すように
上下を逆さにして使用すれば油漏れはしににくくなる
が、シリンダ13を可動部12′側に配置することは、シリ
ンダ13、外筒14、軸受16等をレバー40で動かすことにな
り、第４図のピストン15を動かす場合に比し相当重いも
のを動かすことになる。このため、操作力を増加する必
要があり不利になる。
上下を逆さにして使用すれば油漏れはしににくくなる
が、シリンダ13を可動部12′側に配置することは、シリ
ンダ13、外筒14、軸受16等をレバー40で動かすことにな
り、第４図のピストン15を動かす場合に比し相当重いも
のを動かすことになる。このため、操作力を増加する必
要があり不利になる。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、漏れ
た油で操作箱を汚したり電気部品が油で不良となること
のない電力機器用操作装置の速度調整器を提供すること
にある。
てなされたものであり、その目的とするところは、漏れ
た油で操作箱を汚したり電気部品が油で不良となること
のない電力機器用操作装置の速度調整器を提供すること
にある。
E.課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案における電力機器用
操作装置の速度調整器は、上部の固定部にシリンダを下
部の可動部にピストンを設けてなる油圧式速度調整器に
おいて、前記可動部を受け皿状とし、性能に影響のない
範囲の漏れ油量を受けうるようにしたものである。
操作装置の速度調整器は、上部の固定部にシリンダを下
部の可動部にピストンを設けてなる油圧式速度調整器に
おいて、前記可動部を受け皿状とし、性能に影響のない
範囲の漏れ油量を受けうるようにしたものである。
F.作用 油圧式速度調整器の可動部を受け皿状としたので、内部
の油が滲み出てもこの受け皿状可動部で受けられ、油が
垂れ落ちることがない。
の油が滲み出てもこの受け皿状可動部で受けられ、油が
垂れ落ちることがない。
速度調整器の性能に悪影響を及ぼす程油が漏れた場合は
受け皿から溢れるので、異常油漏れが分かる。
受け皿から溢れるので、異常油漏れが分かる。
したがって、異常油漏れとなるまでは速度調整器として
の性能に悪影響がなく、かつ油が垂れ落ちることがない
ので、操作箱を汚したり接点の接触を不良とすることが
なく、安心して使用することができる。
の性能に悪影響がなく、かつ油が垂れ落ちることがない
ので、操作箱を汚したり接点の接触を不良とすることが
なく、安心して使用することができる。
G.実施例 実施例について図面を参照して説明する。
第１図及び第２図はばね蓄勢状態及び投入状態における
速度調整器の断面を示す。なお、前記従来第４図に示し
たものと同一部分は、同一符号を付してその重複する説
明を省略する。
速度調整器の断面を示す。なお、前記従来第４図に示し
たものと同一部分は、同一符号を付してその重複する説
明を省略する。
12Aはフランジ部12aを有する受け皿状可動部である。通
常速度調整器10は投入又は遮断状態にあり、第２図に示
すように傾斜しているので、軸受16より油が滲み出るよ
うなことがあれば、滲出油19は図示のように溜まる。
常速度調整器10は投入又は遮断状態にあり、第２図に示
すように傾斜しているので、軸受16より油が滲み出るよ
うなことがあれば、滲出油19は図示のように溜まる。
しかして、滲出油19量が速度調整器の性能に悪影響を及
ぼすことのない範囲では受け皿状可動部12Aより溢れ出
ることはない。滲出油19量が速度調整器の性能に悪影響
のある量に達すると矢印ａのように溢れて異常油漏れの
あることが分かる。
ぼすことのない範囲では受け皿状可動部12Aより溢れ出
ることはない。滲出油19量が速度調整器の性能に悪影響
のある量に達すると矢印ａのように溢れて異常油漏れの
あることが分かる。
上記実施例は蓄勢用ばね20と一体となった速度調整器に
関するものであるが、本考案は、第３図に示すように蓄
勢用ばねのない速度調整器にも適用しうることはいうま
でもない。
関するものであるが、本考案は、第３図に示すように蓄
勢用ばねのない速度調整器にも適用しうることはいうま
でもない。
H.考案の効果 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
する効果を奏する。
速度調整器の性能に悪影響を及ぼさない程度の油の
滲みに対して、操作箱を汚したり電気部品を油で不良と
することがない。また油の滲みは受け皿状可動部内に止
まっているので、ユーザーに不安感を与えることがな
い。
滲みに対して、操作箱を汚したり電気部品を油で不良と
することがない。また油の滲みは受け皿状可動部内に止
まっているので、ユーザーに不安感を与えることがな
い。
速度調整器の性能に悪影響を及ぼす程度の油量が漏
れた場合は、受け皿より油が溢れるので異常を検知でき
る。
れた場合は、受け皿より油が溢れるので異常を検知でき
る。
第１図は実施例にかかるばねを有する速度調整器のばね
蓄勢状態における断面図、第２図は同投入状態における
断面図、第３図は他の実施例にかかるばねを有しない速
度調整器の断面図、第４図は従来ばねを有する速度調整
器のばね蓄勢状態における断面図、第５図は同調整器を
上下逆さに使用した状態における断面図である。 10……速度調整器、11……固定部、12……可動部、12A
……受け皿状可動部、13……シリンダ、14……外筒、15
……ピストン、16……軸受、50……極柱部。
蓄勢状態における断面図、第２図は同投入状態における
断面図、第３図は他の実施例にかかるばねを有しない速
度調整器の断面図、第４図は従来ばねを有する速度調整
器のばね蓄勢状態における断面図、第５図は同調整器を
上下逆さに使用した状態における断面図である。 10……速度調整器、11……固定部、12……可動部、12A
……受け皿状可動部、13……シリンダ、14……外筒、15
……ピストン、16……軸受、50……極柱部。
Claims (1)
- 【請求項１】上部の固定部にシリンダを下部の可動部に
ピストンを設けてなる油圧式速度調整器において、 前記可動部を受け皿状とし、性能に影響のない範囲の漏
れ油量を受けうるようにしたことを特徴とする電力機器
用操作装置の速度調整器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10628789U JPH0751711Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 電力機器用操作装置の速度調整器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10628789U JPH0751711Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 電力機器用操作装置の速度調整器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0344841U JPH0344841U (ja) | 1991-04-25 |
| JPH0751711Y2 true JPH0751711Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31655024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10628789U Expired - Lifetime JPH0751711Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 電力機器用操作装置の速度調整器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751711Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2576754B2 (ja) * | 1993-03-22 | 1997-01-29 | 金三鋼業株式会社 | 溝蓋用構造材の製造方法 |
| JP4542834B2 (ja) * | 2004-06-21 | 2010-09-15 | 株式会社藤井合金製作所 | プラグキャップ |
| JP4845150B2 (ja) * | 2008-10-31 | 2011-12-28 | 大阪瓦斯株式会社 | 管接続具 |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP10628789U patent/JPH0751711Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0344841U (ja) | 1991-04-25 |
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