JPH0751648A - フレキシブルコンテナクリーニング装置 - Google Patents

フレキシブルコンテナクリーニング装置

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JPH0751648A
JPH0751648A JP22214393A JP22214393A JPH0751648A JP H0751648 A JPH0751648 A JP H0751648A JP 22214393 A JP22214393 A JP 22214393A JP 22214393 A JP22214393 A JP 22214393A JP H0751648 A JPH0751648 A JP H0751648A
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whip
suction
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Tetsuo Mitani
哲雄 三谷
Shuji Aoki
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Toyo Hitec KK
Nippon Tokushu Rozai KK
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Toyo Hitec KK
Nippon Tokushu Rozai KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フレキシブルコンテナをほうきな
どの叩き具を手にもって叩くことなく、当該フレキシブ
ルコンテナを短時間で高能率にフレキシブルコンテナ
クリーニングを行える上、フレキシブルコンテナのクリ
ーニング作業の環境を大幅に改善したフレキシブルコン
テナクリーニング装置を提供することを目的とするもの
である。 【構成】 本発明は、フレキシブルコンテナの一端開口
部を装着する装着管と、この装着管に空気を送る送風機
と、一端部のみが上記装着管に支持され、他端が開放さ
れた可撓性を有するホイップ管と、このホイップ管に圧
縮空気を供給する圧縮空気源と、フレキシブルコンテナ
の他端開口部から空気を吸引する吸引路と、この吸引路
の端末に接続される集塵機と、吸引路及び集塵機を経て
空気を吸引する吸引装置とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体や粒体の輸送用通
い袋として使用されるフレコンバックのクリーニングに
好適に用いられるフレコンバッククリーニング装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、粉末冶金工業、セラミックス工
業、フェライト工業、資源産業、プラスチック工業、触
媒工業、色材工業、農薬工業、洗剤工業、医薬品工業、
化粧品工業、食品工業、飼料加工業、バイオ関連産業及
び廃棄物処理産業などにおいては、粉体や粒体をフレコ
ンバックと呼ばれる両端を開閉できるバックに詰めて輸
送し、空になったフレコンバックを回収して繰り返し使
用している。
【0003】この場合、空になったフレコンバック内に
は、先に充填していた粉体や粒体が付着しているので、
次に粉体や粒体を充填する前にはその内部の残留物を除
去するクリーニング作業が行なわれる。
【0004】従来、このフレコンバックのクリーニング
作業は、例えばフレコンバックを吊り下げて、作業員が
ほうきなど、先端がフレコンバックを傷つける恐れのな
い叩き具を手にもってフレコンバックを叩き、残留物を
フレコンバックの下端の開口部から落下させる作業が行
われている。
【0005】また、特に成分管理が厳格に行なわれ、残
留物の残留を嫌う特定の粉末冶金工業、セラミックス工
業、触媒工業、色材工業、農薬工業、医薬品工業、化粧
品工業、食品工業及びバイオ関連産業で取り扱われる特
定の粉体や粒体、特に食品工業や医薬品工業などで取り
扱われる特定の粉体や粒体においては、不純物の混入、
いわゆるコンタミネーションを嫌うために、更に内部を
洗浄液や水によって洗っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この作
業は、フレコンバックの下端の開口部から落下する残留
物が周囲に飛散するので、作業環境が悪く、又、作業時
間も1袋当たり十数分程度の時間を必要としている上、
防塵マスクをして作業を行うため呼吸を行い難く、しか
も重労働であるので同一人が長時間に亘って作業を行う
ことができないのである。
【0007】本発明は、上記技術的課題を一挙に解消す
るために完成されたものであって、フレコンバックをほ
うきなどの叩き具を手にもって叩くことなく、当該フレ
コンバックを短時間で高能率にフレコンバックのクリー
ニングを行える上、フレコンバックのクリーニング作業
の環境を大幅に改善したフレコンバッククリーニング装
置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフレコンバック
クリーニング装置は、上記の目的を達成するため、フレ
コンバックの一端開口部を装着する装着管と、この装着
管に空気を送る送風機と、一端部のみが上記装着管に支
持され、他端が開放された可撓性を有するホイップ管
と、このホイップ管に圧縮空気を供給する圧縮空気源
と、フレコンバックの他端開口部から空気を吸引する吸
引路と、この吸引路の端末に接続される集塵機と、吸引
路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置とを備える
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明を更に詳細に説明すれば以下の通り
である。本発明のフレコンバッククリーニング装置は、
フレコンバックを横向きに支持するように、つまり空気
がフレコンバック内を横方向に流れるように設置されて
いても良いが、フレコンバックの取り付けや取り外しを
容易にし、しかもフレコンバック内の残留物を落下、除
去を容易にして作業効率を向上するために、フレコンバ
ックを上下方向に支持するように、つまり空気がフレコ
ンバック内を上下方向に流れるように設置するのが望ま
しい。
【0010】即ち、本発明のフレコンバッククリーニン
グ装置においては、当該フレコンバッククリーニング装
置が上下方向に立設されており、フレコンバックの上端
開口部を装着する上装着管と、この上装着管に空気を送
る送風機と、一端部のみが上記上装着管に支持され、他
端が開放された可撓性を有するホイップ管と、このホイ
ップ管に圧縮空気を供給する圧縮空気源と、フレコンバ
ックの下端開口部から空気を吸引する吸引路と、この吸
引路の端末に接続される集塵機と、吸引路及び集塵機を
経て空気を吸引する吸引装置とを備えるものも、至極有
益である。
【0011】この場合、ホイップ管の一端部のみを上装
着管に支持するのに代えて、ホイップ管の一端部のみを
フレコンバックの下端開口部に支持するとともに、他端
を開放し、このホイップ管に圧縮空気を供給する圧縮空
気源を備えるように構成しても良いのである。
【0012】つまり、ホイップ管は、その一端部のみが
上記上装着管に支持され、他端が開放されていても良
く、或いはこれに代えて、逆に、ホイップ管の一端部の
みをフレコンバックの下端開口部に支持するとともに、
他端を開放し、このホイップ管に圧縮空気を供給する圧
縮空気源を備えるように構成しても良いのである。
【0013】又、このホイップ管は、圧縮空気を供給す
ることにより、当該ホイップ管が、例えば鞭のように激
しくフレコンバック内を叩いて残留物を落下させるもの
であり、従って、ホイップ管は一本だけでなく、複数本
取り付けても良いのである。
【0014】更に、本発明のフレコンバッククリーニン
グ装置においては、ホイップ管に圧縮空気を供給するの
に代えて、ホイップ管に窒素ガスなどの不活性ガスを供
給する不活性ガス供給装置を備えていることにより、空
気、特に酸素の残存を嫌う粉体や粒体の輸送用通い袋と
して使用されるフレコンバックのクリーニングに好適に
用いられるのである。
【0015】本発明のフレコンバッククリーニング装置
において、ホイップ管に圧縮空気を供給するのに代え
て、ホイップ管に加圧水を供給する加圧水供給源と、フ
レコンバックの他端開口部から水を分離して空気のみを
吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接続される集塵
機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置
とを備えることにより、フレコンバックのクリーニング
の際に水洗いができるので、特定の粉末冶金工業、セラ
ミックス工業、触媒工業、色材工業、農薬工業、医薬品
工業、化粧品工業、食品工業及びバイオ関連産業で取り
扱われる特定の粉体や粒体、特に食品工業や医薬品工業
などで取り扱われる特定の粉体や粒体のクリーニングに
最適である。この場合、この洗浄水を循環して再利用で
きるようにしても良いのである。
【0016】上記フレコンバックは、一般に粉体あるい
は粒体を包装するため、通気性のないシート、例えばナ
イロン基布の片面或いは両面を軟質塩化ビニル或いはク
ロロプレンなどの合成ゴムでコーティングしたり、これ
らの物質で形成されたシートで二重或いは三重のシート
で作られ、上端と下端とに開口部を有し、又、上部にク
レーンやホイストで吊り上げるために吊り帯が設けられ
ている。
【0017】上記上装着管等の装着管は横断面が円形、
四角形又は楕円形等の筒形に形成され、フレコンバック
の上端開口部の内側に突入させた後、例えば尾錠を備え
る締め付け具、ベルトなどによってフレコンバックの上
端部を締め付けることによりフレコンバックが装着され
る。また、必要に応じてフレコンバックの吊り帯が装着
管に引っ掛けられる。
【0018】上記送風機の送風量、或いは吸引装置の吸
引量は、特に限定されるものではなく、又、一定に保持
してもよいが、例えば毎分20〜100m3、特に毎分3
0〜70m3の範囲で周期的に送風量を増減したり、吸引
路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置の吸引量
を、例えば毎分20〜100m3、特に毎分30〜70m3
の範囲で周期的に増減するように制御して、装着管に装
着されたフレコンバックを膨らませたり縮ませたりして
当該フレコンバックを急激に躍らせることができる。
【0019】上記ホイップ管は装着管に装着されたフレ
コンバックの外側に配置してもよいが、後述するホイッ
プ管の鞭打ち作用を効率よくするため、装着管に装着さ
れたフレコンバックの内側に配置することが好ましい。
【0020】上記圧縮空気源は、このホイップ管に圧縮
空気を供給するように構成してあればよく、例えば2〜
10kg/cm2程度の工場圧縮空気配管設備、特に5kg/c
m2程度の工場圧縮空気配管設備が利用される。
【0021】又、このホイップ管は、上述のように、圧
縮空気を供給することにより、当該ホイップ管が、例え
ば鞭のように激しくフレコンバック内を叩いて残留物を
落下させるものであり、従って、ホイップ管は一本だけ
でなく、複数本取り付けても良いのである。
【0022】更に、本発明のフレコンバッククリーニン
グ装置においては、ホイップ管に圧縮空気を供給するの
に代えて、ホイップ管に窒素ガスなどの不活性ガスを供
給する不活性ガス供給装置を備えていることにより、空
気、特に酸素の残存を嫌う粉体や粒体、例えば酸化性の
粉体や粒体或いは粉塵爆発性の粉体や粒体の輸送用通い
袋として使用されるフレコンバックのクリーニングに好
適に用いられるのである。この場合、この不活性ガスの
圧力は、例えば2〜10kg/cm2程度のものが利用され
る。
【0023】又、この際には、窒素ガスなどの不活性ガ
スの消費量を減じて当該不活性ガスを有効に利用するた
めに、集塵機からの不活性ガス(回収ガス)を送風機、更
に所望によりクリーニング室へ循環し、繰り返し使用す
ることが望ましい。
【0024】本発明のフレコンバッククリーニング装置
において、ホイップ管に圧縮空気を供給するのに代え
て、ホイップ管に加圧水を供給する加圧水供給源と、フ
レコンバックの他端開口部から水を分離して空気のみを
吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接続される集塵
機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置
とを備えることにより、フレコンバックのクリーニング
の際に水洗いができるので、特定の粉末冶金工業、セラ
ミックス工業、触媒工業、色材工業、農薬工業、医薬品
工業、化粧品工業、食品工業及びバイオ関連産業で取り
扱われる特定の粉体や粒体、特に食品工業や医薬品工業
などで取り扱われる特定の粉体や粒体のクリーニングに
最適である。
【0025】この場合、この洗浄水を循環して再利用で
きるようにしても良いのである。又、この加圧水の圧力
はフレコンバックの洗浄を効果的に行える範囲であれば
特に限定されるものではないが、具体的には、例えば
0.5〜3kg/cm2程度のものが利用される。
【0026】本発明において、上記吸引路は、フレコン
バック内の残留物を集塵機に吸引させるため、その始端
部がフレコンバックの下端開口部に接続される。もちろ
ん、フレコンバックの下方に始端開口を臨ませてフレコ
ンバックの外側面から落下する粉塵を合わせて集塵機に
吸引させるように構成してもよい。
【0027】また、この吸引路にはダンパを介在させ、
ダンパの開閉度を周期的に変化させることにより、フレ
コンバックを膨らませたり縮ませたりすることができ
る。
【0028】上記集塵装置は、吸引路から吸引した空気
中の塵埃を収集できるように構成してあればよく、例え
ば電気集塵機、湿式集塵機などを用いることができる
が、構成が簡単でランニングコストが安価なバッグフィ
ルター式集塵機を用いることが推奨される。
【0029】本発明において、上記装着管を進退させる
進退駆動装置を設けることが可能であり、この進退駆動
装置によって装着管を進退させることにより、寸法が異
なる複数種類のフレコンバックのクリーニングが可能に
なるとともに、クリーニング中に装着管を進退させるこ
とにより、残留物のフレコンバックからの分離を助長す
ることができる。
【0030】また、本発明において、上記装着管及び吸
引路の始端部と、これら装着管と吸引路の始端部との間
に装着されるフレコンバックとを囲撓するクリーニング
室が設けられるとともに、このクリーニング室内の空気
を上記集塵機に導く室内空気吸引路とを備える場合に
は、フレコンバックの外側に付着していた残留物やフレ
コンバックの下端開口部から漏れた塵埃がクリーニング
室かと外に飛散することを防止できるとともに、クリー
ニング室内の塵埃を集塵機に導いて収集することができ
る。
【0031】
【作用】本発明のフレコンバッククリーニング装置は、
上記構成を有し、フレコンバックの一端開口部を装着管
に装着し、送風機でフレコンバック内に風を送りながら
周期的に送風量を増減したり、吸引路及び集塵機を経て
空気を吸引する吸引装置の吸引量を周期的に増減するよ
うに制御して、装着管に装着されたフレコンバックを膨
らませたり縮ませたりして当該フレコンバックを急激に
躍らせたり、ホイップ管に圧縮空気を供給すると、ホイ
ップ管が他端から吹き出す空気の反動で不規則に躍り、
フレコンバックに打ち付けられ、フレコンバックの付着
した残留物を叩き落とす。
【0032】このように、フレコンバックの躍動やフレ
コンバック内でホイップ管によって叩き落とされた残留
物は他端開口部から吸引路を介して集塵機に吸引され、
集塵機に集められる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るフレコンバッ
ククリーニング装置を図面に基づいて具体的に説明する
が、本発明はこの実施例によって限定されるものではな
く、この明細書全体の及び図面の記載事項に基づいて明
らかになる本発明の範囲に広くわたって適用されるもの
である。
【0034】図1は、本発明の一実施例に係るフレコン
バッククリーニング装置の構成図であり、このフレコン
バッククリーニング装置は、上下方向に立設されてい
る。
【0035】図1において、このフレコンバッククリー
ニング装置は、フレコンバック1の上端開口部2を装着
する上装着管3と、この上装着管3に空気を送る送風機
4と、一端部のみが上装着管3に支持され、他端が開放
された可撓性を有するホイップ管5と、ホイップ管5に
圧縮空気を供給する圧縮空気源6と、フレコンバック1
の下端開口部7から空気を吸引する吸引路8と、この吸
引路8の端末に接続される集塵機9と、吸引路8及び集
塵機9を経て空気を吸引する吸引装置10とを備える。
【0036】上記フレコンバック1は、一般に粉体ある
いは粒体を包装するため、通気性のないシート、例えば
ナイロン基布の片面或いは両面を軟質塩化ビニルあるい
はクロロプレンなどの合成ゴムでコーティングしたり、
これらの物質で形成されたシートで二重或いは三重のシ
ートで作られ、上端と下端とに開口部2、7を有し、
又、図示はしないが上部にクレーンやホイストで吊り上
げるために一対の吊り帯が設けられている。
【0037】上記上装着管3は、この実施例では円筒形
に形成され、フレコンバック1の上端開口部2の内側に
突入させた後、例えば尾錠を備える締め付け具、ベルト
などの締結具12によってフレコンバック1の上端部を
締め付けることによりフレコンバック1が装着される。
また、必要に応じてフレコンバック1の吊り帯が上装着
管3の外周部に引っ掛けられる。
【0038】更に、この実施例では、サイズが異なる複
数種類のフレコンバック1のクリーニングができ、しか
も、後述するホイップ管5の鞭打ち作用を助長するとと
もに、フレコンバック1自体を振動させてフレコンバッ
ク1から残留物を払い落とさせるために、例えば2本の
シリンダからなる進退駆動装置12を介して昇降可能に
設けられている。
【0039】上記送風機4の送風量は特に限定されるも
のではないく、又、一定に保持してもよいが、ここで
は、例えば毎分30〜70m3の範囲で周期的に送風量を
増減するように制御して、上装着管3に装着されたフレ
コンバック1を膨らませたり縮ませたりするように構成
している。
【0040】上記ホイップ管5は圧縮空気源6の端末に
設けたユニオン継手13を介して一端部のみが上装着管
3に支持される。
【0041】又、上記ホイップ管5は、上装着管3に装
着されたフレコンバック1の外側に配置してもよいが、
後述するホイップ管5の鞭打ち作用を効率よくするた
め、上装着管3に装着されたフレコンバック1の内側に
配置している。また、ホイップ管5の本数は1〜3本あ
れば十分であり、この場合、ホイップ管5の長さが異な
るものを複数用いても良いのであり、この実施例では1
本のホイップ管5を設けている。
【0042】上記圧縮空気源6は、このホイップ管5に
圧縮空気を供給するように構成してあればよく、ここで
は、供給圧が5kg/cm2程度の工場圧縮空気配管設備が
利用される。
【0043】上記吸引路8は、フレコンバック1内の残
留物を集塵機9に吸引させるため、その始端部がフレコ
ンバック1の下端開口部7が被せられる下装着管14を
備える。フレコンバック1の下端開口部7はこの下装着
管14に上端開口部2と同様に締結具11によって固定
してもよいが、ここでは、作業時間を短縮するため、単
に下装着管14に上から被せるだけに止めている。
【0044】又、吸引路8の始端部には、フレコンバッ
ク1の外表面から落下する塵埃を吸引路8に吸引させる
ため、下装着管14を含み、これよりも大きく上向きに
開口する集塵ボックス15が設けてある。
【0045】更に、この吸引路8の途中にはダンパ16
が設けられ、このダンパ16の開閉度を変化させること
により、吸引路8の空気流量を例えば毎分30〜100
m3程度の範囲で周期的に変化させるようにしている。
【0046】上記集塵装置9は、吸引路8から吸引した
空気中の塵埃を収集できるように構成してあればよく、
例えば電気集塵機、湿式集塵機などを用いることができ
るが、ここでは、構成が簡単でランニングコストが安価
なバッグフィルター式集塵機が用いられる。
【0047】上記吸引装置10は、集塵機9の上に直結
され、集塵機9を介して吸引路8内の空気を吸引する。
【0048】このフレコンバッククリーニング装置にお
いては、必要に応じて、上記上装着管3及び吸引路8の
始端部と、これら上装着管3と吸引路8の始端部との間
に装着されるフレコンバック1とを囲撓するクリーニン
グ室17が設けられている。
【0049】又、このクリーニング室17内の空気を上
記集塵機9に導く室内空気吸引路18が設けられ、この
室内空気吸引路18に自動開閉される自動ダンパー19
が設けられる。
【0050】更に、必要に応じて、集塵機9の集塵ボッ
クス20を吸引路8に連通させる補助吸引路21が設け
られ、集塵ボックス20内で舞い立って塵埃を必要に応
じて再び集塵機9に送り返すようにしている。
【0051】又、この実施例において、所望により、上
記ホイップ管5は開閉弁23を介して窒素ガス供給装置
に接続され、吸引装置10の吐出口が三方弁24により
大気放出路25と還流路26とに接続切替えできるよう
にしている。又この還流路26は送風機4の吸入口に接
続される。
【0052】そして、嫌酸素(空気)性、還元性、或い
は、爆発性の粉体や粒体の輸送用のフレコンバックのク
リーニングを行う時には、圧縮空気源6からの圧縮空気
の供給を停止するとともに、開閉弁23を開弁して2〜
10kg/cm2程度の圧力の窒素ガスをホイップ管5
に供給すると共に、送風機4に窒素ガスを供給するよう
にしている。
【0053】又、この時には、吸引装置10の吐出口を
三方弁24で還流路26側に接続し、窒素ガスを送風機
4に吸入させて、上装着管3からフレコンバック1内に
還流し、窒素ガスの消費量を低減して当該窒素ガスを有
効に利用するように構成している。
【0054】なお、このクリーニング室17の一面には
自動開閉される図示しないシャッターが設けられ、フレ
コンバック1を上装着管3に装着した後、送風機4の始
動及び圧縮空気供給源6からの圧縮空気の供給を開始す
る前にこのシャッターを閉じ、また、送風機4の停止及
び圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を停止した後に
このシャッターを開くことにより、クリーニング作業中
にフレコンバック1から飛散する塵埃がクリーニング室
17の外部に飛散しないようにしている。
【0055】この場合において、嫌酸素(空気)性、還元
性、或いは、爆発性の粉体や粒体の輸送用のフレコンバ
ックのクリーニングを行う時には、このクリーニング室
17に窒素ガスを供給しても良いのである。
【0056】次に、このフレコンバッククリーニング装
置を用い、圧縮空気でフレコンバック1のクリーニング
する場合の作業の説明をする。
【0057】まず、これからクリーニングするフレコン
バック1をクリーニング室17内に持ち込み、その上端
開口部2を上装着管3に装着する。次に、下端開口部7
を下装着管14に被せる。上装着管3は予め最下位まで
下げてあり、寸法が大きいフレコンバック1の場合に
は、この後、上装着管6を上昇させる。
【0058】この後、作業者はクリーニング室17から
退室し、シャッターを閉じてから、送風機4と吸引装置
10とを始動させるとともに、ホイップ管5に圧縮空気
を供給する。
【0059】送風機4の送風量は、この場合、毎分30
〜70m3の範囲で周期的に増減され、これによってフレ
コンバック1が膨らんだり縮んだりする。これによりフ
レコンバック1が振動し、フレコンバック1に付着した
残留物などが振り落とされる。
【0060】又、上記ホイップ管5は圧縮空気が下端か
ら吹き出る反動によってフレコンバック1内で不規則に
踊り、フレコンバック1を鞭打つように叩き、フレコン
バック1に付着した残留物が払い落とされることにな
る。
【0061】このホイップ管5の鞭打ち作用によってフ
レコンバック1が叩かれるとともに、上記のフレコンバ
ック1が膨らんだり縮んだりすることにより、効率よく
フレコンバック1に付着していた残留物等が払い落とさ
れ、下端開口部7から吸引路8に吸引され、例えば1〜
3分程度でフレコンバック1のクリーニングが終了す
る。
【0062】又、このフレコンバック1のクリーニング
の間に室内空気吸引路18の自動ダンパー19を開か
せ、クリーニング室17内の塵埃を室内空気吸引路18
及び吸引路8を介して集塵機9に導き、クリーニング室
17内を清浄にする。
【0063】この自動ダンパー19の開閉により、吸引
路8の空気の流量は、例えば毎分30〜100m3の範囲
で増減し、これによってフレコンバック1を膨らませた
り縮ませたりすることが助長され、フレコンバック1の
クリーニング効果が高められる。従って、大型のフレコ
ンバック1の場合には、この自動ダンパー19の開閉を
2〜3回繰り返すことが好ましい。
【0064】このフレコンバック1のクリーニングの終
了すると、送風機4及び吸引装置10が停止されるとと
もに、圧縮空気源6からの圧縮空気の供給が停止され、
必要に応じて上装着管3を最下位に下ろしてからシャッ
ターが開かれる。
【0065】この後、作業員がクリーニング室17に入
り、クリーニング済のフレコンバック1とこれからクリ
ーニングするフレコンバック1とを取替え、上記と同様
の手順が繰り返えされることになる。
【0066】なお、上記の手順は例えばマイクロコンピ
ュータによって自動プログラム制御することができ、こ
の場合、作業者はフレコンバック1を交換するためにク
リーニング室への出入りし、出た後にスタートボタンを
押せば、次にフレコンバック1を交換するまで待機して
おればよい。又、作業員数もフレコンバック1の交換に
必要な1人で十分であり、しかも作業者はフレコンバッ
ク1を交換するためにのみクリーニング室へ出入りし、
出た後にスタートボタンを押せばよいから、粉塵を吸引
することがなく、労働衛生上、優れた作業環境を実現で
きるのである。
【0067】この実施例では、フレコンバック1が縦に
装着されるようにしているが、上装着管3と吸引路8の
始端部とを互いに横向きに対向させ、フレコンバック1
を横向けに装着できるようにすることも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、送風機でフレコンバックの内部に風を送ってフレコ
ンバックを膨らませ、またホイップ管を踊らせてフレコ
ンバックに鞭のように打ち当てることにより、効率良く
フレコンバックに付着している残留物などを払い落とす
ことができる。
【0069】しかも、フレコンバック内に払い落とされ
た塵埃は、吸引路を経て集塵機に集塵されるので、周囲
への塵埃の飛散が格段に少なくなり、作業環境の衛生性
を高めることができる。
【0070】本発明において、特に上記装着管を進退さ
せる進退駆動装置を設ける場合には、寸法の異なる複数
種類のフレコンバックのクリーニングを行うことができ
るとともに、クリーニング中に上装着管を進退させるこ
とにより、残留物のフレコンバックからの分離を助長す
ることができる。
【0071】又、本発明において、特に上記送風機の風
量を所定の範囲内で増減させる手段を設ける場合には、
クリーニング中にフレコンバックを膨らませたり縮ませ
たりして、フレコンバックからの残留物の払い落としを
助長することができ、クリーニングの能率を一層高める
ことができる。
【0072】更に、本発明において、特に上記吸引路の
風量を所定の範囲内で増減させる手段を設ける場合に
は、フレコンバックから吸引される風量を増減させるこ
とにより、クリーニング中にフレコンバックを膨らませ
たり縮ませたりして、フレコンバックからの残留物など
の払い落としを助長することができ、クリーニングの能
率を更に一層高めることができる。
【0073】加えて、本発明において、特に上記装着管
及び吸引路の始端部と、これら上装着管と吸引路の始端
部との間に装着されるフレコンバックとを囲撓するクリ
ーニング室が設けられるとともに、このクリーニング室
内の空気を上記集塵機に導く室内空気吸引路とを備える
場合には、クリーニング室によって周囲への塵埃の飛散
が一層確実に防止されるとともに、クリーニング室内の
塵埃を集塵機に集塵するので、クリーニング室内の塵埃
量が少なくなり、作業環境の衛生性が一層高められる。
【0074】更に、本発明のフレコンバッククリーニン
グ装置においては、ホイップ管に圧縮空気を供給するの
に代えて、ホイップ管に窒素ガスなどの不活性ガスを供
給する不活性ガス供給装置を備えていることにより、空
気、特に酸素の残存を嫌う粉体や粒体の輸送用通い袋と
して使用されるフレコンバックのクリーニングに好適に
用いられるのである。
【0075】本発明のフレコンバッククリーニング装置
において、ホイップ管に圧縮空気を供給するのに代え
て、ホイップ管に加圧水を供給する加圧水供給源と、フ
レコンバックの他端開口部から水を分離して空気のみを
吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接続される集塵
機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置
とを備えることにより、フレコンバックのクリーニング
の際に水洗いができるので、特定の粉末冶金工業、セラ
ミックス工業、触媒工業、色材工業、農薬工業、医薬品
工業、化粧品工業、食品工業及びバイオ関連産業で取り
扱われる特定の粉体や粒体、特に食品工業や医薬品工業
などで取り扱われる特定の粉体や粒体のクリーニングに
最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係るフレコンバッ
ククリーニング装置の構成図である。
【符号の説明】
1 フレコンバック 2 上端開口部 3 上装着管 4 送風機 5 ホイップ管 6 圧縮空気供給源 7 下端開口部 8 吸引路 9 集塵機 10 吸引装置 17 クリーニング室 18 室内空気吸引路 19 自動ダンパー
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月2日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 フレキシブルコンテナクリーニング装
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体や粒体の輸送用通
い袋として使用されるフレキシブルコンテナのクリーニ
ングに好適に用いられるフレキシブルコンテナクリーニ
ング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、粉末冶金工業、セラミックス工
業、フェライト工業、資源産業、プラスチック工業、触
媒工業、色材工業、農薬工業、洗剤工業、医薬品工業、
化粧品工業、食品工業、飼料加工業、バイオ関連産業及
び廃棄物処理産業などにおいては、粉体や粒体をフレキ
シブルコンテナと呼ばれる両端を開閉できるバックに詰
めて輸送し、空になったフレキシブルコンテナを回収し
て繰り返し使用している。
【0003】この場合、空になったフレキシブルコンテ
内には、先に充填していた粉体や粒体が付着している
ので、次に粉体や粒体を充填する前にはその内部の残留
物を除去するクリーニング作業が行なわれる。
【0004】従来、このフレキシブルコンテナのクリー
ニング作業は、例えばフレキシブルコンテナを吊り下げ
て、作業員がほうきなど、先端がフレキシブルコンテナ
を傷つける恐れのない叩き具を手にもってフレキシブル
コンテナを叩き、残留物をフレキシブルコンテナの下端
の開口部から落下させる作業が行われている。
【0005】また、特に成分管理が厳格に行なわれ、残
留物の残留を嫌う特定の粉末冶金工業、セラミックス工
業、触媒工業、色材工業、農薬工業、医薬品工業、化粧
品工業、食品工業及びバイオ関連産業で取り扱われる特
定の粉体や粒体、特に食品工業や医薬品工業などで取り
扱われる特定の粉体や粒体においては、不純物の混入、
いわゆるコンタミネーションを嫌うために、更に内部を
洗浄液や水によって洗っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この作
業は、フレキシブルコンテナの下端の開口部から落下す
る残留物が周囲に飛散するので、作業環境が悪く、又、
作業時間も1袋当たり十数分程度の時間を必要としてい
る上、防塵マスクをして作業を行うため呼吸を行い難
く、しかも重労働であるので同一人が長時間に亘って作
業を行うことができないのである。
【0007】本発明は、上記技術的課題を一挙に解消す
るために完成されたものであって、フレキシブルコンテ
ナをほうきなどの叩き具を手にもって叩くことなく、当
フレキシブルコンテナを短時間で高能率にフレキシブ
ルコンテナのクリーニングを行える上、フレキシブルコ
ンテナのクリーニング作業の環境を大幅に改善したフレ
キシブルコンテナクリーニング装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブルコ
ンテナクリーニング装置は、上記の目的を達成するた
め、フレキシブルコンテナの一端開口部を装着する装着
管と、この装着管に空気を送る送風機と、一端部のみが
上記装着管に支持され、他端が開放された可撓性を有す
るホイップ管と、このホイップ管に圧縮空気を供給する
圧縮空気源と、フレキシブルコンテナの他端開口部から
空気を吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接続され
る集塵機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引する吸
引装置とを備えることを特徴とするものである。
【0009】本発明を更に詳細に説明すれば以下の通り
である。本発明のフレキシブルコンテナクリーニング装
置は、フレキシブルコンテナを横向きに支持するよう
に、つまり空気がフレキシブルコンテナ内を横方向に流
れるように設置されていても良いが、フレキシブルコン
テナの取り付けや取り外しを容易にし、しかもフレキシ
ブルコンテナ内の残留物を落下、除去を容易にして作業
効率を向上するために、フレキシブルコンテナを上下方
向に支持するように、つまり空気がフレキシブルコンテ
内を上下方向に流れるように設置するのが望ましい。
【0010】即ち、本発明のフレキシブルコンテナクリ
ーニング装置においては、当該フレキシブルコンテナ
リーニング装置が上下方向に立設されており、フレキシ
ブルコンテナの上端開口部を装着する上装着管と、この
上装着管に空気を送る送風機と、一端部のみが上記上装
着管に支持され、他端が開放された可撓性を有するホイ
ップ管と、このホイップ管に圧縮空気を供給する圧縮空
気源と、フレキシブルコンテナの下端開口部から空気を
吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接続される集塵
機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置
とを備えるものも、至極有益である。
【0011】この場合、ホイップ管の一端部のみを上装
着管に支持するのに代えて、ホイップ管の一端部のみを
フレキシブルコンテナの下端開口部に支持するととも
に、他端を開放し、このホイップ管に圧縮空気を供給す
る圧縮空気源を備えるように構成しても良いのである。
【0012】つまり、ホイップ管は、その一端部のみが
上記上装着管に支持され、他端が開放されていても良
く、或いはこれに代えて、逆に、ホイップ管の一端部の
みをフレキシブルコンテナの下端開口部に支持するとと
もに、他端を開放し、このホイップ管に圧縮空気を供給
する圧縮空気源を備えるように構成しても良いのであ
る。
【0013】又、このホイップ管は、圧縮空気を供給す
ることにより、当該ホイップ管が、例えば鞭のように激
しくフレキシブルコンテナ内を叩いて残留物を落下させ
るものであり、従って、ホイップ管は一本だけでなく、
複数本取り付けても良いのである。
【0014】更に、本発明のフレキシブルコンテナクリ
ーニング装置においては、ホイップ管に圧縮空気を供給
するのに代えて、ホイップ管に窒素ガスなどの不活性ガ
スを供給する不活性ガス供給装置を備えていることによ
り、空気、特に酸素の残存を嫌う粉体や粒体の輸送用通
い袋として使用されるフレキシブルコンテナのクリーニ
ングに好適に用いられるのである。
【0015】本発明のフレキシブルコンテナクリーニン
グ装置において、ホイップ管に圧縮空気を供給するのに
代えて、ホイップ管に加圧水を供給する加圧水供給源
と、フレキシブルコンテナの他端開口部から水を分離し
て空気のみを吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接
続される集塵機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引
する吸引装置とを備えることにより、フレキシブルコン
テナのクリーニングの際に水洗いができるので、特定の
粉末冶金工業、セラミックス工業、触媒工業、色材工
業、農薬工業、医薬品工業、化粧品工業、食品工業及び
バイオ関連産業で取り扱われる特定の粉体や粒体、特に
食品工業や医薬品工業などで取り扱われる特定の粉体や
粒体のクリーニングに最適である。この場合、この洗浄
水を循環して再利用できるようにしても良いのである。
【0016】上記フレキシブルコンテナは、一般に粉体
あるいは粒体を包装するため、通気性のないシート、例
えばナイロン基布の片面或いは両面を軟質塩化ビニル或
いはクロロプレンなどの合成ゴムでコーティングした
り、これらの物質で形成されたシートで二重或いは三重
のシートで作られ、上端と下端とに開口部を有し、又、
上部にクレーンやホイストで吊り上げるために吊り帯が
設けられている。
【0017】上記上装着管等の装着管は横断面が円形、
四角形又は楕円形等の筒形に形成され、フレキシブルコ
ンテナの上端開口部の内側に突入させた後、例えば尾錠
を備える締め付け具、ベルトなどによってフレキシブル
コンテナの上端部を締め付けることによりフレキシブル
コンテナが装着される。また、必要に応じてフレキシブ
ルコンテナの吊り帯が装着管に引っ掛けられる。
【0018】上記送風機の送風量、或いは吸引装置の吸
引量は、特に限定されるものではなく、又、一定に保持
してもよいが、例えば毎分20〜100m3、特に毎分3
0〜70m3の範囲で周期的に送風量を増減したり、吸引
路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置の吸引量
を、例えば毎分20〜100m3、特に毎分30〜70m3
の範囲で周期的に増減するように制御して、装着管に装
着されたフレキシブルコンテナを膨らませたり縮ませた
りして当該フレキシブルコンテナを急激に躍らせること
ができる。
【0019】上記ホイップ管は装着管に装着されたフレ
キシブルコンテナの外側に配置してもよいが、後述する
ホイップ管の鞭打ち作用を効率よくするため、装着管に
装着されたフレキシブルコンテナの内側に配置すること
が好ましい。
【0020】上記圧縮空気源は、このホイップ管に圧縮
空気を供給するように構成してあればよく、例えば2〜
10kg/cm2程度の工場圧縮空気配管設備、特に5kg/c
m2程度の工場圧縮空気配管設備が利用される。
【0021】又、このホイップ管は、上述のように、圧
縮空気を供給することにより、当該ホイップ管が、例え
ば鞭のように激しくフレキシブルコンテナ内を叩いて残
留物を落下させるものであり、従って、ホイップ管は一
本だけでなく、複数本取り付けても良いのである。
【0022】更に、本発明のフレキシブルコンテナクリ
ーニング装置においては、ホイップ管に圧縮空気を供給
するのに代えて、ホイップ管に窒素ガスなどの不活性ガ
スを供給する不活性ガス供給装置を備えていることによ
り、空気、特に酸素の残存を嫌う粉体や粒体、例えば酸
化性の粉体や粒体或いは粉塵爆発性の粉体や粒体の輸送
用通い袋として使用されるフレキシブルコンテナのクリ
ーニングに好適に用いられるのである。この場合、この
不活性ガスの圧力は、例えば2〜10kg/cm2程度のも
のが利用される。
【0023】又、この際には、窒素ガスなどの不活性ガ
スの消費量を減じて当該不活性ガスを有効に利用するた
めに、集塵機からの不活性ガス(回収ガス)を送風機、更
に所望によりクリーニング室へ循環し、繰り返し使用す
ることが望ましい。
【0024】本発明のフレキシブルコンテナクリーニン
グ装置において、ホイップ管に圧縮空気を供給するのに
代えて、ホイップ管に加圧水を供給する加圧水供給源
と、フレキシブルコンテナの他端開口部から水を分離し
て空気のみを吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接
続される集塵機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引
する吸引装置とを備えることにより、フレキシブルコン
テナのクリーニングの際に水洗いができるので、特定の
粉末冶金工業、セラミックス工業、触媒工業、色材工
業、農薬工業、医薬品工業、化粧品工業、食品工業及び
バイオ関連産業で取り扱われる特定の粉体や粒体、特に
食品工業や医薬品工業などで取り扱われる特定の粉体や
粒体のクリーニングに最適である。
【0025】この場合、この洗浄水を循環して再利用で
きるようにしても良いのである。又、この加圧水の圧力
フレキシブルコンテナの洗浄を効果的に行える範囲で
あれば特に限定されるものではないが、具体的には、例
えば0.5〜3kg/cm2程度のものが利用される。
【0026】本発明において、上記吸引路は、フレキシ
ブルコンテナ内の残留物を集塵機に吸引させるため、そ
の始端部がフレキシブルコンテナの下端開口部に接続さ
れる。もちろん、フレキシブルコンテナの下方に始端開
口を臨ませてフレキシブルコンテナの外側面から落下す
る粉塵を合わせて集塵機に吸引させるように構成しても
よい。
【0027】また、この吸引路にはダンパを介在させ、
ダンパの開閉度を周期的に変化させることにより、フレ
キシブルコンテナを膨らませたり縮ませたりすることが
できる。
【0028】上記集塵装置は、吸引路から吸引した空気
中の塵埃を収集できるように構成してあればよく、例え
ば電気集塵機、湿式集塵機などを用いることができる
が、構成が簡単でランニングコストが安価なバッグフィ
ルター式集塵機を用いることが推奨される。
【0029】本発明において、上記装着管を進退させる
進退駆動装置を設けることが可能であり、この進退駆動
装置によって装着管を進退させることにより、寸法が異
なる複数種類のフレキシブルコンテナのクリーニングが
可能になるとともに、クリーニング中に装着管を進退さ
せることにより、残留物のフレキシブルコンテナからの
分離を助長することができる。
【0030】また、本発明において、上記装着管及び吸
引路の始端部と、これら装着管と吸引路の始端部との間
に装着されるフレキシブルコンテナとを囲撓するクリー
ニング室が設けられるとともに、このクリーニング室内
の空気を上記集塵機に導く室内空気吸引路とを備える場
合には、フレキシブルコンテナの外側に付着していた残
留物やフレキシブルコンテナの下端開口部から漏れた塵
埃がクリーニング室かと外に飛散することを防止できる
とともに、クリーニング室内の塵埃を集塵機に導いて収
集することができる。
【0031】
【作用】本発明のフレキシブルコンテナクリーニング装
置は、上記構成を有し、フレキシブルコンテナの一端開
口部を装着管に装着し、送風機でフレキシブルコンテナ
内に風を送りながら周期的に送風量を増減したり、吸引
路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置の吸引量を
周期的に増減するように制御して、装着管に装着された
フレキシブルコンテナを膨らませたり縮ませたりして当
フレキシブルコンテナを急激に躍らせたり、ホイップ
管に圧縮空気を供給すると、ホイップ管が他端から吹き
出す空気の反動で不規則に躍り、フレキシブルコンテナ
に打ち付けられ、フレキシブルコンテナの付着した残留
物を叩き落とす。
【0032】このように、フレキシブルコンテナの躍動
フレキシブルコンテナ内でホイップ管によって叩き落
とされた残留物は他端開口部から吸引路を介して集塵機
に吸引され、集塵機に集められる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るフレキシブル
コンテナクリーニング装置を図面に基づいて具体的に説
明するが、本発明はこの実施例によって限定されるもの
ではなく、この明細書全体の及び図面の記載事項に基づ
いて明らかになる本発明の範囲に広くわたって適用され
るものである。
【0034】図1は、本発明の一実施例に係るフレキシ
ブルコンテナクリーニング装置の構成図であり、この
レキシブルコンテナクリーニング装置は、上下方向に立
設されている。
【0035】図1において、このフレキシブルコンテナ
クリーニング装置は、フレキシブルコンテナ1の上端開
口部2を装着する上装着管3と、この上装着管3に空気
を送る送風機4と、一端部のみが上装着管3に支持さ
れ、他端が開放された可撓性を有するホイップ管5と、
ホイップ管5に圧縮空気を供給する圧縮空気源6と、
レキシブルコンテナ1の下端開口部7から空気を吸引す
る吸引路8と、この吸引路8の端末に接続される集塵機
9と、吸引路8及び集塵機9を経て空気を吸引する吸引
装置10とを備える。
【0036】上記フレキシブルコンテナ1は、一般に粉
体あるいは粒体を包装するため、通気性のないシート、
例えばナイロン基布の片面或いは両面を軟質塩化ビニル
あるいはクロロプレンなどの合成ゴムでコーティングし
たり、これらの物質で形成されたシートで二重或いは三
重のシートで作られ、上端と下端とに開口部2、7を有
し、又、図示はしないが上部にクレーンやホイストで吊
り上げるために一対の吊り帯が設けられている。
【0037】上記上装着管3は、この実施例では円筒形
に形成され、フレキシブルコンテナ1の上端開口部2の
内側に突入させた後、例えば尾錠を備える締め付け具、
ベルトなどの締結具12によってフレキシブルコンテナ
1の上端部を締め付けることによりフレキシブルコンテ
1が装着される。また、必要に応じてフレキシブルコ
ンテナ1の吊り帯が上装着管3の外周部に引っ掛けられ
る。
【0038】更に、この実施例では、サイズが異なる複
数種類のフレキシブルコンテナ1のクリーニングがで
き、しかも、後述するホイップ管5の鞭打ち作用を助長
するとともに、フレキシブルコンテナ1自体を振動させ
フレキシブルコンテナ1から残留物を払い落とさせる
ために、例えば2本のシリンダからなる進退駆動装置1
2を介して昇降可能に設けられている。
【0039】上記送風機4の送風量は特に限定されるも
のではないく、又、一定に保持してもよいが、ここで
は、例えば毎分30〜70m3の範囲で周期的に送風量を
増減するように制御して、上装着管3に装着されたフレ
キシブルコンテナ1を膨らませたり縮ませたりするよう
に構成している。
【0040】上記ホイップ管5は圧縮空気源6の端末に
設けたユニオン継手13を介して一端部のみが上装着管
3に支持される。
【0041】又、上記ホイップ管5は、上装着管3に装
着されたフレキシブルコンテナ1の外側に配置してもよ
いが、後述するホイップ管5の鞭打ち作用を効率よくす
るため、上装着管3に装着されたフレキシブルコンテナ
1の内側に配置している。また、ホイップ管5の本数は
1〜3本あれば十分であり、この場合、ホイップ管5の
長さが異なるものを複数用いても良いのであり、この実
施例では1本のホイップ管5を設けている。
【0042】上記圧縮空気源6は、このホイップ管5に
圧縮空気を供給するように構成してあればよく、ここで
は、供給圧が5kg/cm2程度の工場圧縮空気配管設備が
利用される。
【0043】上記吸引路8は、フレキシブルコンテナ
内の残留物を集塵機9に吸引させるため、その始端部が
フレキシブルコンテナ1の下端開口部7が被せられる下
装着管14を備える。フレキシブルコンテナ1の下端開
口部7はこの下装着管14に上端開口部2と同様に締結
具11によって固定してもよいが、ここでは、作業時間
を短縮するため、単に下装着管14に上から被せるだけ
に止めている。
【0044】又、吸引路8の始端部には、フレキシブル
コンテナ1の外表面から落下する塵埃を吸引路8に吸引
させるため、下装着管14を含み、これよりも大きく上
向きに開口する集塵ボックス15が設けてある。
【0045】更に、この吸引路8の途中にはダンパ16
が設けられ、このダンパ16の開閉度を変化させること
により、吸引路8の空気流量を例えば毎分30〜100
m3程度の範囲で周期的に変化させるようにしている。
【0046】上記集塵装置9は、吸引路8から吸引した
空気中の塵埃を収集できるように構成してあればよく、
例えば電気集塵機、湿式集塵機などを用いることができ
るが、ここでは、構成が簡単でランニングコストが安価
なバッグフィルター式集塵機が用いられる。
【0047】上記吸引装置10は、集塵機9の上に直結
され、集塵機9を介して吸引路8内の空気を吸引する。
【0048】このフレキシブルコンテナクリーニング装
置においては、必要に応じて、上記上装着管3及び吸引
路8の始端部と、これら上装着管3と吸引路8の始端部
との間に装着されるフレキシブルコンテナ1とを囲撓す
るクリーニング室17が設けられている。
【0049】又、このクリーニング室17内の空気を上
記集塵機9に導く室内空気吸引路18が設けられ、この
室内空気吸引路18に自動開閉される自動ダンパー19
が設けられる。
【0050】更に、必要に応じて、集塵機9の集塵ボッ
クス20を吸引路8に連通させる補助吸引路21が設け
られ、集塵ボックス20内で舞い立って塵埃を必要に応
じて再び集塵機9に送り返すようにしている。
【0051】又、この実施例において、所望により、上
記ホイップ管5は開閉弁23を介して窒素ガス供給装置
に接続され、吸引装置10の吐出口が三方弁24により
大気放出路25と還流路26とに接続切替えできるよう
にしている。又この還流路26は送風機4の吸入口に接
続される。
【0052】そして、嫌酸素(空気)性、還元性、或い
は、爆発性の粉体や粒体の輸送用のフレキシブルコンテ
のクリーニングを行う時には、圧縮空気源6からの圧
縮空気の供給を停止するとともに、開閉弁23を開弁し
て2〜10kg/cm2程度の圧力の窒素ガスをホイッ
プ管5に供給すると共に、送風機4に窒素ガスを供給す
るようにしている。
【0053】又、この時には、吸引装置10の吐出口を
三方弁24で還流路26側に接続し、窒素ガスを送風機
4に吸入させて、上装着管3からフレキシブルコンテナ
1内に還流し、窒素ガスの消費量を低減して当該窒素ガ
スを有効に利用するように構成している。
【0054】なお、このクリーニング室17の一面には
自動開閉される図示しないシャッターが設けられ、フレ
キシブルコンテナ1を上装着管3に装着した後、送風機
4の始動及び圧縮空気供給源6からの圧縮空気の供給を
開始する前にこのシャッターを閉じ、また、送風機4の
停止及び圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を停止し
た後にこのシャッターを開くことにより、クリーニング
作業中にフレキシブルコンテナ1から飛散する塵埃がク
リーニング室17の外部に飛散しないようにしている。
【0055】この場合において、嫌酸素(空気)性、還元
性、或いは、爆発性の粉体や粒体の輸送用のフレキシブ
ルコンテナのクリーニングを行う時には、このクリーニ
ング室17に窒素ガスを供給しても良いのである。
【0056】次に、このフレキシブルコンテナクリーニ
ング装置を用い、圧縮空気でフレキシブルコンテナ1の
クリーニングする場合の作業の説明をする。
【0057】まず、これからクリーニングするフレキシ
ブルコンテナ1をクリーニング室17内に持ち込み、そ
の上端開口部2を上装着管3に装着する。次に、下端開
口部7を下装着管14に被せる。上装着管3は予め最下
位まで下げてあり、寸法が大きいフレキシブルコンテナ
1の場合には、この後、上装着管6を上昇させる。
【0058】この後、作業者はクリーニング室17から
退室し、シャッターを閉じてから、送風機4と吸引装置
10とを始動させるとともに、ホイップ管5に圧縮空気
を供給する。
【0059】送風機4の送風量は、この場合、毎分30
〜70m3の範囲で周期的に増減され、これによってフレ
キシブルコンテナ1が膨らんだり縮んだりする。これに
よりフレキシブルコンテナ1が振動し、フレキシブルコ
ンテナ1に付着した残留物などが振り落とされる。
【0060】又、上記ホイップ管5は圧縮空気が下端か
ら吹き出る反動によってフレキシブルコンテナ1内で不
規則に踊り、フレキシブルコンテナ1を鞭打つように叩
き、フレキシブルコンテナ1に付着した残留物が払い落
とされることになる。
【0061】このホイップ管5の鞭打ち作用によって
レキシブルコンテナ1が叩かれるとともに、上記のフレ
キシブルコンテナ1が膨らんだり縮んだりすることによ
り、効率よくフレキシブルコンテナ1に付着していた残
留物等が払い落とされ、下端開口部7から吸引路8に吸
引され、例えば1〜3分程度でフレキシブルコンテナ
のクリーニングが終了する。
【0062】又、このフレキシブルコンテナ1のクリー
ニングの間に室内空気吸引路18の自動ダンパー19を
開かせ、クリーニング室17内の塵埃を室内空気吸引路
18及び吸引路8を介して集塵機9に導き、クリーニン
グ室17内を清浄にする。
【0063】この自動ダンパー19の開閉により、吸引
路8の空気の流量は、例えば毎分30〜100m3の範囲
で増減し、これによってフレキシブルコンテナ1を膨ら
ませたり縮ませたりすることが助長され、フレキシブル
コンテナ1のクリーニング効果が高められる。従って、
大型のフレキシブルコンテナ1の場合には、この自動ダ
ンパー19の開閉を2〜3回繰り返すことが好ましい。
【0064】このフレキシブルコンテナ1のクリーニン
グの終了すると、送風機4及び吸引装置10が停止され
るとともに、圧縮空気源6からの圧縮空気の供給が停止
され、必要に応じて上装着管3を最下位に下ろしてから
シャッターが開かれる。
【0065】この後、作業員がクリーニング室17に入
り、クリーニング済のフレキシブルコンテナ1とこれか
らクリーニングするフレキシブルコンテナ1とを取替
え、上記と同様の手順が繰り返えされることになる。
【0066】なお、上記の手順は例えばマイクロコンピ
ュータによって自動プログラム制御することができ、こ
の場合、作業者はフレキシブルコンテナ1を交換するた
めにクリーニング室への出入りし、出た後にスタートボ
タンを押せば、次にフレキシブルコンテナ1を交換する
まで待機しておればよい。又、作業員数もフレキシブル
コンテナ1の交換に必要な1人で十分であり、しかも作
業者はフレキシブルコンテナ1を交換するためにのみク
リーニング室へ出入りし、出た後にスタートボタンを押
せばよいから、粉塵を吸引することがなく、労働衛生
上、優れた作業環境を実現できるのである。
【0067】この実施例では、フレキシブルコンテナ
が縦に装着されるようにしているが、上装着管3と吸引
路8の始端部とを互いに横向きに対向させ、フレキシブ
ルコンテナ1を横向けに装着できるようにすることも可
能である。
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、送風機でフレキシブルコンテナの内部に風を送って
フレキシブルコンテナを膨らませ、またホイップ管を踊
らせてフレキシブルコンテナに鞭のように打ち当てるこ
とにより、効率良くフレキシブルコンテナに付着してい
る残留物などを払い落とすことができる。
【0069】しかも、フレキシブルコンテナ内に払い落
とされた塵埃は、吸引路を経て集塵機に集塵されるの
で、周囲への塵埃の飛散が格段に少なくなり、作業環境
の衛生性を高めることができる。
【0070】本発明において、特に上記装着管を進退さ
せる進退駆動装置を設ける場合には、寸法の異なる複数
種類のフレキシブルコンテナのクリーニングを行うこと
ができるとともに、クリーニング中に上装着管を進退さ
せることにより、残留物のフレキシブルコンテナからの
分離を助長することができる。
【0071】又、本発明において、特に上記送風機の風
量を所定の範囲内で増減させる手段を設ける場合には、
クリーニング中にフレキシブルコンテナを膨らませたり
縮ませたりして、フレキシブルコンテナからの残留物の
払い落としを助長することができ、クリーニングの能率
を一層高めることができる。
【0072】更に、本発明において、特に上記吸引路の
風量を所定の範囲内で増減させる手段を設ける場合に
は、フレキシブルコンテナから吸引される風量を増減さ
せることにより、クリーニング中にフレキシブルコンテ
を膨らませたり縮ませたりして、フレキシブルコンテ
からの残留物などの払い落としを助長することがで
き、クリーニングの能率を更に一層高めることができ
る。
【0073】加えて、本発明において、特に上記装着管
及び吸引路の始端部と、これら上装着管と吸引路の始端
部との間に装着されるフレキシブルコンテナとを囲撓す
るクリーニング室が設けられるとともに、このクリーニ
ング室内の空気を上記集塵機に導く室内空気吸引路とを
備える場合には、クリーニング室によって周囲への塵埃
の飛散が一層確実に防止されるとともに、クリーニング
室内の塵埃を集塵機に集塵するので、クリーニング室内
の塵埃量が少なくなり、作業環境の衛生性が一層高めら
れる。
【0074】更に、本発明のフレキシブルコンテナクリ
ーニング装置においては、ホイップ管に圧縮空気を供給
するのに代えて、ホイップ管に窒素ガスなどの不活性ガ
スを供給する不活性ガス供給装置を備えていることによ
り、空気、特に酸素の残存を嫌う粉体や粒体の輸送用通
い袋として使用されるフレキシブルコンテナのクリーニ
ングに好適に用いられるのである。
【0075】本発明のフレキシブルコンテナクリーニン
グ装置において、ホイップ管に圧縮空気を供給するのに
代えて、ホイップ管に加圧水を供給する加圧水供給源
と、フレキシブルコンテナの他端開口部から水を分離し
て空気のみを吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接
続される集塵機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引
する吸引装置とを備えることにより、フレキシブルコン
テナのクリーニングの際に水洗いができるので、特定の
粉末冶金工業、セラミックス工業、触媒工業、色材工
業、農薬工業、医薬品工業、化粧品工業、食品工業及び
バイオ関連産業で取り扱われる特定の粉体や粒体、特に
食品工業や医薬品工業などで取り扱われる特定の粉体や
粒体のクリーニングに最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係るフレキシブル
コンテナクリーニング装置の構成図である。
【符号の説明】 1 フレキシブルコンテナ 2 上端開口部 3 上装着管 4 送風機 5 ホイップ管 6 圧縮空気供給源 7 下端開口部 8 吸引路 9 集塵機 10 吸引装置 17 クリーニング室 18 室内空気吸引路 19 自動ダンパー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレコンバックの一端開口部を装着する
    装着管と、この装着管に空気を送る送風機と、一端部の
    みが上記装着管に支持され、他端が開放された可撓性を
    有するホイップ管と、このホイップ管に圧縮空気を供給
    する圧縮空気源と、フレコンバックの他端開口部から空
    気を吸引する吸引路と、この吸引路の端末に接続される
    集塵機と、吸引路及び集塵機を経て空気を吸引する吸引
    装置とを備えることを特徴とするフレコンバッククリー
    ニング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフレコンバッククリー
    ニング装置が上下方向に立設されており、フレコンバッ
    クの上端開口部を装着する上装着管と、この上装着管に
    空気を送る送風機と、一端部のみが上記上装着管に支持
    され、他端が開放された可撓性を有するホイップ管と、
    このホイップ管に圧縮空気を供給する圧縮空気源と、フ
    レコンバックの下端開口部から空気を吸引する吸引路
    と、この吸引路の端末に接続される集塵機と、吸引路及
    び集塵機を経て空気を吸引する吸引装置とを備えること
    を特徴とするフレコンバッククリーニング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のフレコンバッククリー
    ニング装置において、ホイップ管の一端部のみを上装着
    管に支持するのに代えて、ホイップ管の一端部のみをフ
    レコンバックの下端開口部に支持するとともに、他端を
    開放し、このホイップ管に圧縮空気を供給する圧縮空気
    源を備えているフレコンバッククリーニング装置。
  4. 【請求項4】 装着管を進退させる進退駆動装置が設け
    られる請求項2又は3に記載のフレコンバッククリーニ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 送風機の風量を所定の範囲内で増減させ
    る手段を設けている請求項1ないし4のいずれかに記載
    のフレコンバッククリーニング装置。
  6. 【請求項6】 吸引路の風量を所定の範囲内で増減させ
    る手段を設けている請求項1ないし5のいずれかに記載
    のフレコンバッククリーニング装置。
  7. 【請求項7】 装着管及び吸引路の始端部と、これら装
    着管と吸引路の始端部との間に装着されるフレコンバッ
    クとを囲撓するクリーニング室が設けられるとともに、
    このクリーニング室内の空気を集塵機に導く室内空気吸
    引路とを備えている請求項1ないし6のいずれかに記載
    のフレコンバッククリーニング装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のフ
    レコンバッククリーニング装置において、ホイップ管に
    圧縮空気を供給するのに代えて、ホイップ管に窒素ガス
    などの不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置を備え
    ているフレコンバッククリーニング装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載のフ
    レコンバッククリーニング装置において、ホイップ管に
    圧縮空気を供給するのに代えて、ホイップ管に加圧水を
    供給する加圧水供給源と、フレコンバックの他端開口部
    から水を分離して空気のみを吸引する吸引路と、この吸
    引路の端末に接続される集塵機と、吸引路及び集塵機を
    経て空気を吸引する吸引装置とを備えるフレコンバック
    クリーニング装置。
  10. 【請求項10】 水を循環して再利用できるようにした
    請求項9に記載のフレコンバッククリーニング装置。
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