JP2000176395A - フレキシブルコンテナの洗浄方法およびそのための洗浄装置 - Google Patents

フレキシブルコンテナの洗浄方法およびそのための洗浄装置

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JP2000176395A
JP2000176395A JP10353550A JP35355098A JP2000176395A JP 2000176395 A JP2000176395 A JP 2000176395A JP 10353550 A JP10353550 A JP 10353550A JP 35355098 A JP35355098 A JP 35355098A JP 2000176395 A JP2000176395 A JP 2000176395A
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flexible container
cleaning
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nozzle
end opening
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JP10353550A
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English (en)
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Masahiro Mori
正 博 森
Masaaki Nakae
江 正 秋 中
Toshihiko Tanaka
中 敏 彦 田
Shizuo Oki
木 静 雄 大
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C0SMOS SANGYO KK
Original Assignee
C0SMOS SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内外部を完全に洗浄でき、異物の混入を防止
し、簡単、迅速に洗浄を行なうことができ、乾燥効率が
良好なフレキシブルコンテナの洗浄方法並びに洗浄装
置。 【解決手段】 フレキシブルコンテナ下端開口部に僅か
に間隙をおいて膨らませ用底板を配置し、上端開口よ
り、膨らませ用気体を内部に供給してフレキシブルコン
テナを膨らまし、膨らんだ状態で外面に設けられた吊持
用紐部材をフレキシブルコンテナより上方に位置させ、
膨らましが完了後に、フレキシブルコンテナ側部に外方
より叩き振動を与え内外面に付着した粉粒体を払い落と
し、内面、外面上肩、外側面および外部底口面を内面洗
浄用ノズル、外面上肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズル
および外部底口洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射して
洗浄し、膨らませ用底板を下端開口部から離反させ、膨
らませ用気体の供給を停止して、洗浄用ノズルより洗浄
用液体を噴射して洗浄し、吊持用紐部材を降下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体または粒状体
(以下、単に「粉粒体」と言う)を収納、運搬するため
に用いられる可撓性の袋状の容器、所謂「フレキシブル
コンテナ」の洗浄方法およびそのために洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、穀類、飼料、ポリオ
レフィンペレットなどの合成樹脂材料などの各種の粉粒
体を収納、運搬するために、フレキシブルコンテナが広
範に用いられている。
【0003】このフレキシブルコンテナは、例えば、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂などの材料から製
造されており、比較的柔軟で可撓性を有しており(変形
可能で)、上下両端が開口した形状であり、これら上下
の開口部は、紐などの結束部材によって開閉自在な構造
となっている。
【0004】このような構造のフレキシブルコンテナに
粉粒体を収納、運搬する際には、下端側の開口部を結束
して閉止し、上端側の開口部を開放したままで、上端側
の開口部を介して粉粒体を導入、充填した後、上端側の
開口部を結束して閉止し、又はパースチャックによって
閉止してフレキシブルコンテナを運搬している。また、
運搬終了後、フレキシブルコンテナに収容された粉粒体
を取り出すには、下端側の開口部の結束を解除して、下
端側の開口部を開放して粉粒体を排出している。
【0005】なお、これらの収納、運搬、排出の際に
は、フレキシブルコンテナの外面に取付られた吊持用紐
部材にクレーンのフックやフォークリフトの爪を係止す
ることによって吊り上げ、フレキシブルコンテナを所定
位置に保持するようにしている。
【0006】ところで、フレキシブルコンテナ内に収納
する粉粒体の種類、用途などによっては、フレキシブル
コンテナを繰り返し使用する場合がある。このような繰
り返し使用されるフレキシブルコンテナでは、前述のよ
うにフレキシブルコンテナの内部に収容した粉粒体を排
出した後、次の新たな粉粒体を収容する前に、粉粒体の
種類、用途などによっては異物の混入を防止するため
に、フレキシブルコンテナの内部、必要に応じて外部を
洗浄しなければならない。
【0007】従来から行なわれている洗浄の方法として
は、特公平7−4588号に開示されるような方法が提
案されている。この洗浄方法は、図9に示したように、
フレキシブルコンテナ202の下端開口部204を支持
板210にやや弛んだ状態で当接し、フレキシブルコン
テナ202の上端開口部206から空気を導入してフレ
キシブルコンテナ202を膨らませつつ、このフレキシ
ブルコンテナ202の内部に挿入した内部洗浄ノズル2
20から洗浄液を噴射し、このフレキシブルコンテナの
内面を洗浄するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗浄方法では、フレキシブルコンテナ202
の内部に挿入した内部洗浄ノズル220から洗浄液によ
る噴射作用によってのみ、フレキシブルコンテナ202
の内部を洗浄するものであるので、例えば、樹脂などの
付着力の強い粉粒体などその種類によっては、フレキシ
ブルコンテナを十分に洗浄することができず、内部に以
前に処理した粉粒体が残るおそれがある。また、この洗
浄方法では、フレキシブルコンテナ202の内面をある
程度洗浄できるものの、外表面に付着する粉粒体や塵埃
などを除去するのは困難である。
【0009】このようにフレキシブルコンテナ内外表面
に残存する粉粒体などの付着物を完全に除去するために
は、多量の洗浄液にて流し出す必要がある。しかもそれ
でも樹脂等にあっては完全に除去できず、コスト的にも
作業能率的にも不利となっている。
【0010】また、従来の洗浄方法では、このような洗
浄液による洗浄を行った後に次行程である乾燥工程にお
いて、フレキシブルコンテナ内外表面に残存する洗浄液
を乾燥しているが、洗浄液が常温の水、薬液などの洗浄
液であるので、フレキシブルコンテナの表面に水滴とし
て残存し、たとえ水切りを行ったとしても表面積の小さ
な水滴が残存することになるため、乾燥効率が良好でな
く、乾燥に長時間を要することとなっていた。このこと
は、特に、フレキシブルコンテナの外面に取付られた吊
持用紐部材に洗浄液が付着、浸水した際には、非常に乾
燥しにくく、乾燥効率が良好でなく、乾燥に時間を要す
ることになっていた。
【0011】本発明は、このような実情を考慮して、フ
レキシブルコンテナの内外部を完全に洗浄でき、異物の
混入を完全に防止し、簡単、迅速に洗浄作業を行なうこ
とができ、しかも、次行程である乾燥の際にも乾燥効率
が良好なフレキシブルコンテナの洗浄方法並びに洗浄装
置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
技術の課題および目的を達成するために発明なされたも
のであって、本発明に係るフレキシブルコンテナの洗浄
方法は、上下両端が開口した可撓性の袋状のフレキシブ
ルコンテナを洗浄するための洗浄方法であって、前記フ
レキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙をおいて
膨らませ用底板を配置して、フレキシブルコンテナの上
端開口より、膨らませ用気体をフレキシブルコンテナ内
部に供給して、フレキシブルコンテナを膨らまし、前記
フレキシブルコンテナの膨らましが完了した後に、フレ
キシブルコンテナ側部に外方より叩き振動を与えること
により、フレキシブルコンテナ内外面に付着した粉粒体
を払い落とし、前記フレキシブルコンテナの内面、外面
上肩、外側面および外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用
ノズル、外面上肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよ
び外部底口洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄
し、前記膨らませ用底板をフレキシブルコンテナの下端
開口部から離反させるとともに、膨らませ用気体の供給
を停止して、洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射してフ
レキシブルコンテナの少なくとも内面を洗浄することを
特徴とする。
【0013】また、本発明に係るフレキシブルコンテナ
の洗浄装置は、上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
キシブルコンテナを洗浄するための洗浄装置であって、
前記フレキシブルコンテナの下端開口部に対向して上下
移動可能に配置された膨らませ用底板と、前記フレキシ
ブルコンテナの上端開口より、膨らませ用気体をフレキ
シブルコンテナ内部に供給する膨らませ用気体供給装置
と、前記フレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動
を与える外部叩き装置と、前記フレキシブルコンテナの
上端開口よりフレキシブルコンテナ内部に導入可能で、
フレキシブルコンテナ内部を上下移動可能で、前記フレ
キシブルコンテナの内面を洗浄する内面洗浄用ノズル
と、前記フレキシブルコンテナの外面上肩を洗浄する外
面上肩洗浄用ノズルと、前記フレキシブルコンテナの外
側面を洗浄する外側面洗浄ノズルと、前記フレキシブル
コンテナ外部底口面を洗浄する外部底口洗浄用ノズルと
を備えたフレキシブルコンテナの洗浄装置であって、前
記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙をお
いて膨らませ用底板を配置して、膨らませ用気体供給装
置を介して、フレキシブルコンテナの上端開口より、膨
らませ用気体をフレキシブルコンテナ内部に供給して、
フレキシブルコンテナを膨らまし、前記フレキシブルコ
ンテナの膨らましが完了した後に、外部叩き装置によっ
てフレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動を与え
ることにより、フレキシブルコンテナ内外面に付着した
粉粒体を払い落とし、前記フレキシブルコンテナの内
面、外面上肩、外側面および外部底口面をそれぞれ、内
面洗浄用ノズル、外面上肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノ
ズルおよび外部底口洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射
して洗浄し、前記膨らませ用底板をフレキシブルコンテ
ナの下端開口部から離反させるとともに、膨らませ用気
体供給装置からの膨らませ用気体の供給を停止して、洗
浄用ノズルより洗浄用液体を噴射してフレキシブルコン
テナの少なくとも内面を洗浄するように構成されている
ことを特徴とする。
【0014】このように構成することによって、フレキ
シブルコンテナを膨らませた状態で、外部叩き装置によ
ってフレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動を与
えるので、物理的な力によって、フレキシブルコンテナ
内外面に付着した粒度が粗い粉粒体を落下させることが
できる。
【0015】そして、その後の内面洗浄用ノズル、外面
上肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗
浄用ノズルより洗浄用液体を噴射によって、フレキシブ
ルコンテナの内面、外面上肩、外側面および外部底口面
などフレキシブルコンテナの内外面表面全体にわたって
付着する粒状物を、洗浄ノズルによる噴射作用によって
除去することができる。
【0016】しかも、その後に、膨らませ用底板をフレ
キシブルコンテナの下端開口部から離反させ、膨らませ
用気体供給装置からの膨らませ用気体の供給を停止し
て、フレキシブルコンテナの膨らましを解除した後に、
洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射してフレキシブルコ
ンテナの少なくとも内面を洗浄するので、フレキシブル
コンテナ内部に残存する粉粒体が、フレキシブルコンテ
ナの下端開口部から完全に洗浄除去できるとともに、フ
レキシブルコンテナの外面の粉粒体をも完全に除去する
ことが可能である。
【0017】従って、このように叩き振動による粗異物
の洗浄作用、ならびに洗浄ノズルからの洗浄液の噴射に
よる残存粒状物のフレキシブルコンテナ内外表面全体の
洗浄作用、ならびに膨らましを解除した状態での洗浄ノ
ズルからの洗浄液の噴射による少なくともフレキシブル
コンテナ内面の洗浄除去作用という三重の洗浄作用によ
って、フレキシブルコンテナ内外表面に残存する粉粒体
などの付着物を完全に除去することができ、コスト的に
も作業能率的にも優れている。
【0018】また、本発明に係るフレキシブルコンテナ
の洗浄方法は、上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
キシブルコンテナを洗浄するための洗浄方法であって、
前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
おいて膨らませ用底板を配置して、フレキシブルコンテ
ナの上端開口より、膨らませ用気体をフレキシブルコン
テナ内部に供給して、フレキシブルコンテナを膨らま
し、前記フレキシブルコンテナの内面、外面上肩、外側
面および外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用ノズル、外
面上肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口
洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄するに際し
て、フレキシブルコンテナの外面に設けられたフレキシ
ブルコンテナ吊持用紐部材を、フレキシブルコンテナよ
り上方に位置させて洗浄を行うことを特徴とする。
【0019】さらに、本発明に係るフレキシブルコンテ
ナの洗浄装置は、上下両端が開口した可撓性の袋状のフ
レキシブルコンテナを洗浄するための洗浄装置であっ
て、前記フレキシブルコンテナの下端開口部に対向して
上下移動可能に配置された膨らませ用底板と、前記フレ
キシブルコンテナの上端開口より、膨らませ用気体をフ
レキシブルコンテナ内部に供給する膨らませ用気体供給
装置と、前記フレキシブルコンテナの外面に設けられた
フレキシブルコンテナ吊持用紐部材を上下に移動させる
吊持用紐部材昇降装置と、前記フレキシブルコンテナの
上端開口よりフレキシブルコンテナ内部に導入可能で、
フレキシブルコンテナ内部を上下移動可能で、前記フレ
キシブルコンテナの内面を洗浄する内面洗浄用ノズル
と、前記フレキシブルコンテナの外面上肩を洗浄する外
面上肩洗浄用ノズルと、前記フレキシブルコンテナの外
側面を洗浄する外側面洗浄ノズルと、前記フレキシブル
コンテナ外部底口面を洗浄する外部底口洗浄用ノズルと
を備えたフレキシブルコンテナの洗浄装置であって、前
記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙をお
いて膨らませ用底板を配置して、膨らませ用気体供給装
置を介して、フレキシブルコンテナの上端開口より、膨
らませ用気体をフレキシブルコンテナ内部に供給して、
フレキシブルコンテナを膨らまし、前記フレキシブルコ
ンテナの内面、外面上肩、外側面および外部底口面をそ
れぞれ、内面洗浄用ノズル、外面上肩洗浄用ノズル、外
側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄用ノズルより洗浄用
液体を噴射して洗浄するに際して、フレキシブルコンテ
ナの外面に設けられたフレキシブルコンテナ吊持用紐部
材を、吊持用紐部材昇降装置によってフレキシブルコン
テナより上方に位置させて洗浄を行うように構成されて
いることを特徴とする。
【0020】このようにフレキシブルコンテナを膨らま
せた状態で、内面洗浄用ノズル、外面上肩洗浄用ノズ
ル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄用ノズルより
洗浄用液体を噴射して、フレキシブルコンテナの内面、
外面上肩、外側面および外部底口面などフレキシブルコ
ンテナの内外面表面全体にわたって付着する粒状物を、
洗浄ノズルによる噴射作用によって除去できる。
【0021】しかも、この洗浄ノズルによる洗浄の際
に、フレキシブルコンテナの外面に設けられたフレキシ
ブルコンテナ吊持用紐部材を、吊持用紐部材昇降装置に
よってフレキシブルコンテナより上方に位置させて洗浄
を行うので、フレキシブルコンテナの外面に取付られた
吊持用紐部材に洗浄液が付着、浸水することが少なく、
次工程でのフレキシブルコンテナの乾燥の際にも、非常
に乾燥しやすく、乾燥効率が良好で、短時間で乾燥する
ことが可能となる。
【0022】また、本発明に係るフレキシブルコンテナ
の洗浄方法は、上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
キシブルコンテナを洗浄するための洗浄方法であって、
前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
おいて膨らませ用底板を配置して、フレキシブルコンテ
ナの上端開口より、膨らませ用気体をフレキシブルコン
テナ内部に供給して、フレキシブルコンテナを膨らま
し、前記フレキシブルコンテナが膨らんだ状態で、フレ
キシブルコンテナの外面に設けられたフレキシブルコン
テナ吊持用紐部材を、フレキシブルコンテナより上方に
位置させ、前記フレキシブルコンテナの膨らましが完了
した後に、フレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振
動を与えることにより、フレキシブルコンテナ内外面に
付着した粉粒体を払い落とし、前記フレキシブルコンテ
ナの内面、外面上肩、外側面および外部底口面をそれぞ
れ、内面洗浄用ノズル、外面上肩洗浄用ノズル、外側面
洗浄ノズルおよび外部底口洗浄用ノズルより洗浄用液体
を噴射して洗浄し、前記膨らませ用底板をフレキシブル
コンテナの下端開口部から離反させるとともに、膨らま
せ用気体の供給を停止して、洗浄用ノズルより洗浄用液
体を噴射してフレキシブルコンテナの少なくとも内面を
洗浄し、その後、フレキシブルコンテナ吊持用紐部材を
降下させることを特徴とする。
【0023】さらに、本発明に係るフレキシブルコンテ
ナの洗浄装置は、上下両端が開口した可撓性の袋状のフ
レキシブルコンテナを洗浄するための洗浄装置であっ
て、前記フレキシブルコンテナの下端開口部に対向して
上下移動可能に配置された膨らませ用底板と、前記フレ
キシブルコンテナの上端開口より、膨らませ用気体をフ
レキシブルコンテナ内部に供給する膨らませ用気体供給
装置と、前記フレキシブルコンテナ側部に外方より叩き
振動を与える外部叩き装置と、前記フレキシブルコンテ
ナの外面に設けられたフレキシブルコンテナ吊持用紐部
材を上下に移動させる吊持用紐部材昇降装置と、前記フ
レキシブルコンテナの上端開口よりフレキシブルコンテ
ナ内部に導入可能で、フレキシブルコンテナ内部を上下
移動可能で、前記フレキシブルコンテナの内面を洗浄す
る内面洗浄用ノズルと、前記フレキシブルコンテナの外
面上肩を洗浄する外面上肩洗浄用ノズルと、前記フレキ
シブルコンテナの外側面を洗浄する外側面洗浄ノズル
と、前記フレキシブルコンテナ外部底口面を洗浄する外
部底口洗浄用ノズルとを備えたフレキシブルコンテナの
洗浄装置であって、前記フレキシブルコンテナの下端開
口部に僅かに間隙をおいて膨らませ用底板を配置して、
膨らませ用気体供給装置を介して、フレキシブルコンテ
ナの上端開口より、膨らませ用気体をフレキシブルコン
テナ内部に供給して、フレキシブルコンテナを膨らま
し、前記フレキシブルコンテナが膨らんだ状態で、フレ
キシブルコンテナの外面に設けられたフレキシブルコン
テナ吊持用紐部材を、吊持用紐部材昇降装置によってフ
レキシブルコンテナより上方に位置させ、前記フレキシ
ブルコンテナの膨らましが完了した後に、外部叩き装置
によってフレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動
を与えることにより、フレキシブルコンテナ内外面に付
着した粉粒体を払い落とし、前記フレキシブルコンテナ
の内面、外面上肩、外側面および外部底口面をそれぞ
れ、内面洗浄用ノズル、外面上肩洗浄用ノズル、外側面
洗浄ノズルおよび外部底口洗浄用ノズルより洗浄用液体
を噴射して洗浄し、前記膨らませ用底板をフレキシブル
コンテナの下端開口部から離反させるとともに、膨らま
せ用気体の供給を停止して、洗浄用ノズルより洗浄用液
体を噴射してフレキシブルコンテナの少なくとも内面を
洗浄し、その後、吊持用紐部材昇降装置によってフレキ
シブルコンテナ吊持用紐部材を降下させるように構成さ
れていることを特徴とする。
【0024】このように構成することによって、このよ
うに叩き振動による粗異物の洗浄、ならびに洗浄ノスル
からの洗浄液の噴射による残存粒状物のフレキシブルコ
ンテナ内外表面全体の洗浄、ならびに膨らましを解除し
た状態での洗浄ノズルからの洗浄液の噴射による少なく
ともフレキシブルコンテナ内面の洗浄の際には、フレキ
シブルコンテナの外面に設けられたフレキシブルコンテ
ナ吊持用紐部材が、吊持用紐部材昇降装置によってフレ
キシブルコンテナより上方に位置させて洗浄を行うよう
になっている。
【0025】従って、フレキシブルコンテナの外面に取
付られた吊持用紐部材に、粗異物などの異物が付着する
ことなく、洗浄液が付着、浸水することが少なく、次工
程でのフレキシブルコンテナの乾燥の際にも、非常に乾
燥しやすく、乾燥効率が良好で、短時間で乾燥すること
が可能となる。
【0026】しかも、この場合にも、叩き振動による粗
異物の洗浄作用(一次洗浄)、洗浄ノスルからの洗浄液
の噴射によるフレキシブルコンテナ内外表面全体の洗浄
作用(二次洗浄前半)、ならびに膨らましを解除した状
態での洗浄ノズルからの洗浄液の噴射による少なくとも
フレキシブルコンテナ内面の洗浄除去作用(二次洗浄後
半)という三重の洗浄作用によって、フレキシブルコン
テナ内外表面に残存する粉粒体などの付着物を完全に除
去することができ、コスト的にも作業能率的にも優れて
いる。
【0027】また、フレキシブルコンテナの洗浄方法フ
レキシブルコンテナの洗浄装置は、前記洗浄用液体が、
温水状態の洗浄用液体であることを特徴とする。すなわ
ち、洗浄用ノズルから噴射される洗浄液の温度が温水状
態のように高い温度の状態であれば、その洗浄作用が強
く、しかも、フレキシブルコンテナ表面への付着した洗
浄用液体は、表面張力が低下した状態であるので、水滴
状態から薄膜状に広がった状態となり、フレキシブルコ
ンテナ内外面を伝わって降下する。これにより、フレキ
シブルコンテナ表面に洗浄用液体が残存しにくく、洗浄
効果が高い。
【0028】また、洗浄後にフレキシブルコンテナの表
面に残存する洗浄用液体は、表面張力が低下した状態で
あるので、水滴状態から薄膜状に広がった状態となり、
その表面積が大きいため、次工程の乾燥工程において受
熱面積が大きくなり乾燥しやすくなり、乾燥時間を短縮
することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフレキシブルコン
テナの洗浄方法およびフレキシブルコンテナの洗浄装置
の実施の形態(実施例)について、添付図面に基づいて
説明する。
【0030】図1は、本発明のフレキシブルコンテナの
洗浄装置を示す概略説明図である。図1において、10
は全体で本発明に係るフレキシブルコンテナの洗浄装置
(以下、単に「洗浄装置」と言う)を示しており、洗浄
装置10は、フレキシブルコンテナ20を洗浄するため
のものである。
【0031】フレキシブルコンテナ20は、例えば、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂などの材料から製
造されており、比較的柔軟で可撓性を有しており(変形
可能であり)、上下両端が開口した袋形状で、これら上
下の開口部は、紐などの結束部材によって開閉自在な構
造となっている。
【0032】すなわち、フレキシブルコンテナ20は、
図1に示したように、四角筒形状の本体胴部21と、そ
の上部に形成された上部円筒部22と、本体胴部21の
下部に形成された1枚又は複数枚の下円筒部23と、下
円筒部23の外側に形成された下円筒部外カバー部24
と、上円筒部22の上端に接続された上端開口部を構成
する上口部25とを備えており、この上口部25は、例
えば、がま口状に開閉可能な構造となっている。一方、
下円筒部23には、下端開口部26を有し、図示しない
紐などの結束部材によって、下円筒部外カバー部24と
ともに結束することによって、下端開口部26を閉止す
るようになっている。
【0033】なお、このフレキシブルコンテナ20の形
状は、上記したような形状に限定されるものではなく、
例えば、本体胴部21を四角筒形状ではなく、円筒形状
にするなど種々の形状のフレキシブルコンテナを用いる
ことが可能である。
【0034】フレキシブルコンテナ20の下円筒部23
の下端側の開口部26の結束を解除して、下端側の開口
部26を開放してフレキシブルコンテナに収容された粉
粒体を排出したフレキシブルコンテナ20は、上口部2
5をチャックなどの固定装置(図示せず)により開口状
態を維持するように把持され、固定装置が装着された搬
送チェーンコンベアなどの搬送装置12によって搬送さ
れるようになっている。なお、この搬送装置12は、チ
ェーンコンベアに限らず、クレーンなど種々の搬送装置
を用いることができる。
【0035】この搬送装置12によって洗浄装置10の
所定位置に搬送されて停止したフレキシブルコンテナ2
0の下方側には、下円筒部23の下端側の開口部26に
対向するように、膨らませ用底板30が膨らませ用底板
昇降装置35によって、上下移動可能に配置されてい
る。この膨らませ用底板30を上下移動可能にする膨ら
ませ用底板昇降装置35の構成としては、図1に示した
ように、固定台座部31に第1腕部材32と第2腕部材
33の一端をリンク結合するとともに、その中央部でを
十字形状に相互に交差するようにリンク部34でリンク
結合し、これらの第1腕部材32と第2腕部材33の他
端を膨らませ用底板30にリンク結合している。そし
て、これらの腕部材32,33に別途接続した図示しな
い空気圧シリンダ(図示せず)などによって伸張、収縮
することにより、膨らませ用底板30がフレキシブルコ
ンテナ20の下円筒部23の下端側の開口部26に対し
て上下移動可能に構成されている。
【0036】なお、この膨らませ用底板昇降装置35の
構成としては、このような構造に何ら限定されるもので
はなく、例えば、空気圧シリンダのピストンに直接膨ら
ませ用底板30を接続して上下移動可能に構成するもの
などその他の構造であってもよいことは勿論である。
【0037】一方、洗浄装置10の所定位置に搬送され
たフレキシブルコンテナ20の上方側には、上口部25
に対向するように、空気供給装置40が配置されてい
る。この空気供給装置40は、空気発生装置41で製造
した膨らませ用気体としての空気を、ブロワー42によ
り空気供給ライン43を介して空気供給ノズル44に供
給できるように構成されている。なお、図1中、45は
この空気の供給を調整するための空気制御用バルブであ
る。また、膨らませ用気体としては、空気以外にも、例
えば、窒素ガスなどの不活性ガスなどその他の気体を用
いることも可能である。
【0038】この膨らませ用底板30を、膨らませ用底
板昇降装置35によって上方に移動させて、フレキシブ
ルコンテナ20の下端開口部26に僅かに間隙をおい
て、好ましくは、7〜12mm、より好ましくは10m
m程度の間隙をおいて配置する。そして、フレキシブル
コンテナ20の上端開口、すなわち、上口部25より、
膨らませ用気体をフレキシブルコンテナ20内部に供給
して、フレキシブルコンテナを背圧によって膨らませる
ようになっている。
【0039】また、洗浄装置10の所定位置に搬送され
たフレキシブルコンテナ20の側方には、外部叩き装置
50が配置されている。この外部叩き装置50は、モー
タなどの回転駆動装置51に接続された回転駆動軸52
と、回転駆動軸52の上下方向に一定間隔離間して連結
された複数の板状の叩き部材53とから構成されてお
り、回転駆動装置51の駆動によって、叩き部材53が
回転して、フレキシブルコンテナ20の側部に外方より
物理的な叩き振動を与えることによって、フレキシブル
コンテナ20の内外表面に付着した粉粒体を払い落とす
ようになっている。
【0040】なお、この外部叩き装置50は、フレキシ
ブルコンテナ20の側方に、1箇所に設けてもよいが、
叩き振動による粗異物の払い落とし効果を考慮すれば、
フレキシブルコンテナ20の側方に複数箇所、例えば、
フレキシブルコンテナ20の側面に4箇所設けるのが望
ましい。
【0041】また、叩き部材53の形状は、図1のよう
に板状とする他、例えば棒状、櫛刃状など種々の形状と
することが可能であり、特に限定されるものではない。
一方、洗浄装置10の所定位置に搬送されたフレキシブ
ルコンテナ20の上方側には、上口部25に対向するよ
うに、内面洗浄用ノズル装置60が配置されている。
【0042】この内面洗浄用ノズル装置60には、内面
洗浄ノズル昇降装置61と、これに接続され連通管62
を備えており、その先端に内面洗浄ノズル63が取付け
られている。これにより、フレキシブルコンテナ20の
上口部25を介して、連通管62をフレキシブルコンテ
ナの内部に上方より挿通して上下移動することにより、
内面洗浄ノズル63からの洗浄用液体により、フレキシ
ブルコンテナ20の内面27全体を洗浄することができ
るように構成されている。
【0043】この場合、内面洗浄ノズル63は、噴出す
る洗浄用液体の反動により回転可能な構造のもの、また
は固定式のものを問わないが、その周面全体から水、薬
液、洗浄液などの洗浄用液体を噴出すように構成された
ものであることが好ましい。
【0044】また、内面洗浄ノズル昇降装置61の構成
は、特に限定されるものではなく、例えば、図示しない
が流体圧シリンダあるいはモータ等を駆動源として、連
通管62に接続したガイド部材がレールなどの案内部材
沿って上下に摺動するような構成にすればよい。なお、
この際、リミットスイッチや、リードスイッチ、位置セ
ンサーなどの検知装置を設けておき、上下移動距離を調
整するようにするのが好ましい。
【0045】さらに、洗浄装置10の所定位置に搬送さ
れたフレキシブルコンテナ20の外面上肩部28の上方
には、外面上肩洗浄用ノズル70が配置されている。こ
の外面上肩洗浄用ノズル70には、図示しないが、フレ
キシブルコンテナ20の外面上肩部28全体に満遍なく
洗浄用液体を噴出できるように、複数のノズル71が、
一定間隔離間して配置されている。
【0046】また、フレキシブルコンテナ20の側方に
は、外側面洗浄ノズル80が配置されており、この外側
面洗浄ノズル80には、複数のノズル81が上下方向に
一定間隔離間して配設されており、フレキシブルコンテ
ナ20の外側面29へ洗浄用液体を噴出して洗浄するよ
うに構成されている。なお、この外側面洗浄ノズル80
は、フレキシブルコンテナ20の外側面29への洗浄効
果を考慮すれば、フレキシブルコンテナ20の側方に複
数箇所、例えば、図2に示したように、フレキシブルコ
ンテナ20の側面に対して、4箇所設けるのが望まし
い。
【0047】さらに、膨らませ用底板30には、図1お
よび図3に示したように、外部底口洗浄用ノズル90
が、膨らませ用底板30の上面に貫通して設けられてお
り、フレキシブルコンテナ20の下円筒部23、下円筒
部外カバー部24などの外部底口面へ洗浄用液体を噴出
して洗浄するように構成されている。
【0048】なお、これらの内面洗浄用ノズル装置6
0、外面上肩洗浄用ノズル70、外側面洗浄ノズル8
0、ならびに外部底口洗浄用ノズル90へは、洗浄用液
体供給装置100から、ポンプ101により洗浄用液体
供給ライン102を介してそれぞれ分岐接続された内面
洗浄用供給ライン103、外面上肩洗浄用ライン10
4、外側面洗浄用供給ライン105、ならびに外部底口
洗浄用供給ライン106から、洗浄用液体が供給される
ようになっている。
【0049】なお、図1中、107〜110はそれぞ
れ、内面洗浄用ノズル装置60、内面洗浄ノズル63、
外面上肩洗浄用ノズル70、外側面洗浄ノズル80、な
らびに外部底口洗浄用ノズル90へ洗浄用液体への供給
を制御する制御バルブである。
【0050】この場合、洗浄用液体供給装置100から
供給される洗浄用液体としては、水、薬液、洗浄液など
が使用可能であり、また、これらを混ぜて使用するなど
してもがよく特に限定されるものではない。また、この
洗浄用液体は、温水状態の洗浄用液体、好ましくは、2
5〜70℃であるのが望ましい。これは、洗浄用ノズル
から噴射される洗浄液の温度が温水状態のように高い温
度の状態であれば、その洗浄作用が強く、しかも、フレ
キシブルコンテナ表面への付着した洗浄用液体は、表面
張力が低下した状態であるので、水滴状態から薄膜状に
広がった状態となり、フレキシブルコンテナ内外面を伝
わって降下する。これにより、フレキシブルコンテナ表
面に洗浄用液体が残存しにくく、洗浄効果が高くなるか
らである。
【0051】また、洗浄後にフレキシブルコンテナの表
面に残存する洗浄用液体は、表面張力が低下した状態で
あるので、水滴状態から薄膜状に広がった状態となり、
その表面積が大きいため、次工程の乾燥工程において受
熱面積が大きくなり乾燥しやすくなり、乾燥時間を短縮
することが可能となるからである。
【0052】一方、フレキシブルコンテナ20の外面に
は、クレーンのフックやフォークリフトの爪を係止し
て、フレキシブルコンテナ20を吊り上げるための、吊
持用紐部材20’が設けられているが、洗浄の際に、こ
の吊持用紐部材20’を上下に移動させるための吊持用
紐部材昇降装置120が、フレキシブルコンテナ20の
側方に配置されている。この吊持用紐部材昇降装置12
0は、図1に示したように、吊持用紐部材20’を係止
するためのフック部材121を備えており、これが上下
移動するように構成されている。なお、この吊持用紐部
材昇降装置120の構成は、特に限定されるものではな
く、例えば、図示しないが流体圧シリンダあるいはモー
タ等を駆動源としてフック部材121がレールなどの案
内部材沿って上下に摺動するような構成にすればよい。
なお、この際、リミットスイッチや、リードスイッチ、
位置センサーなどの検知装置を設けておき、上下移動距
離を調整するようにするのが好ましい。
【0053】以上のような、構成部材は、制御装置11
2に電気的に接続されており、予め設定、記憶されたプ
ログラムに基づいて制御されるようになっている。この
ように構成される本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
装置を用いてフレキシブルコンテナを洗浄する方法につ
いて、以下に、模式的に示した図4〜図8に基づいて説
明する。
【0054】図1および図4に示したように、フレキシ
ブルコンテナ20の下円筒部23の下端側の開口部26
の結束を解除して、下端側の開口部26を開放してフレ
キシブルコンテナに収容された粉粒体を排出したフレキ
シブルコンテナ20は、上口部25の開口状態を維持す
るようにチャックなどの固定装置により把持されて、搬
送装置12によって、洗浄装置10の所定位置まで搬送
されて停止される。
【0055】なお、この状態では、フレキシブルコンテ
ナ20の内面27には、粉粒体の粒度の比較的粗い粗異
物Aと細かい粉粒体Bとが付着した状態のままである。
なお、この際、粗異物の一部は、膨らませ用底板30上
へ自然落下しているものもある。
【0056】このように、フレキシブルコンテナ20
が、洗浄装置10の所定位置に搬送されて停止された段
階で、膨らませ用底板昇降装置35を駆動して、膨らま
せ用底板30を上方に移動させて、フレキシブルコンテ
ナ20の下端開口部26に僅かに間隙をおいて配置す
る。
【0057】そして、この状態で、空気供給装置40を
作動させて、空気制御用バルブ45を開弁することによ
って、空気発生装置41で製造した膨らませ用気体とし
ての空気を、空気供給ノズル44を介して、フレキシブ
ルコンテナ20の上端開口、すなわち、上口部25よ
り、膨らませ用気体をフレキシブルコンテナ20内部に
供給して、フレキシブルコンテナ20を背圧によって膨
らませる(図5参照)。なお、この際、フレキシブルコ
ンテナ20が膨らむにつれて、膨らませ用底板30とフ
レキシブルコンテナ20の下端開口部26との間の間隙
が大きくならないように、膨らませ用底板昇降装置35
を駆動して、膨らませ用底板30を上方に膨らみ状態に
応じて徐々に移動させる。また、この際、粗異物の一部
は、膨らませ用底板30上へこのフレキシブルコンテナ
20の膨らまし動作、空気供給などによって落下するも
のもある。
【0058】そして、吊持用紐部材昇降装置120を作
動させて、フック部材121を吊持用紐部材20’に係
止して、上方向に移動させることによって、フレキシブ
ルコンテナ20よりも上方に位置させる。これにより、
下記に説明する一次洗浄および二次洗浄の際に、フレキ
シブルコンテナの外面に設けられたフレキシブルコンテ
ナ吊持用紐部材を、吊持用紐部材昇降装置によってフレ
キシブルコンテナより上方に位置させて洗浄を行うの
で、フレキシブルコンテナの外面に取付られた吊持用紐
部材に、粉粒体、洗浄液が付着、浸水することが少な
く、次工程でのフレキシブルコンテナの乾燥の際にも、
非常に乾燥しやすくなる。
【0059】この状態、すなわち、フレキシブルコンテ
ナ20の上口部25より膨らませ用気体をフレキシブル
コンテナ20内部に供給し続けて、図6に示したよう
に、フレキシブルコンテナ20を膨らませた状態で、外
部叩き装置50の回転駆動装置51を駆動することによ
って、叩き部材53を回転させることによって、フレキ
シブルコンテナ20の側部に外方より物理的な叩き振動
を与えることによって、フレキシブルコンテナ20の内
外表面に付着した粉粒体A、B、特に粗異物Aを払い落
とす、一次洗浄を一定時間行う。
【0060】この場合には、図6に示したように、叩き
振動によって払い落とされた粉粒体はA、Bはその一部
が、フレキシブルコンテナ20の底部内面に落下した状
態(C)となっている。
【0061】なお、この一次洗浄の時間は、粉粒体の種
類などによって、適宜選択すればよく、特に限定される
ものではないが、10秒程度実施するのが望ましい。次
に、このような外部叩き装置50を駆動させて、一定時
間フレキシブルコンテナ20の側部に外方より物理的な
叩き振動を与えて、フレキシブルコンテナ20の内外表
面に付着した粉粒体を払い落とす一次洗浄を実施した後
に洗浄用液体による二次洗浄を実施する。
【0062】この二次洗浄は、二次洗浄前半と後半の二
段階に分かれている。すなわち、二次洗浄前半段階で
は、図7に示したように、制御バルブ107を開弁し
て、内面洗浄用ノズル装置60を作動させて、内面洗浄
ノズル昇降装置61により連通管62を、フレキシブル
コンテナ20の上口部25を介して上方より挿通して上
下移動させて、内面洗浄ノズル63からの洗浄用液体の
噴出により、フレキシブルコンテナ20の内面27全体
を洗浄する。
【0063】この際、制御バルブ108を開弁して、フ
レキシブルコンテナ20の外面上肩部28の上方に配置
された外面上肩洗浄用ノズル70を作動させて、ノズル
71からの洗浄用液体の噴出により、フレキシブルコン
テナ20の外面上肩部28全体を洗浄する。
【0064】また、制御バルブ109を開弁して、フレ
キシブルコンテナ20の側方に配置された外側面洗浄ノ
ズル80を作動させて、ノズル81からの洗浄用液体の
噴出により、フレキシブルコンテナ20の外側面29全
体を洗浄する。
【0065】さらに、膨らませ用底板30配置された外
部底口洗浄用ノズル90を作動させて、外部底口洗浄用
ノズル90からの洗浄用液体の噴出により、フレキシブ
ルコンテナ20の下円筒部23、下円筒部外カバー部2
4などの外部底口面全体を洗浄する。
【0066】なお、この場合、これらの洗浄ノズルによ
る洗浄操作を同時に行うことも可能であるが、作動時間
をずらして、例えば、フレキシブルコンテナの上方から
下方へと洗浄するように、内面洗浄ノズル63を上方か
ら下方へと移動させるとともに、外面上肩洗浄用ノズル
70、外側面洗浄ノズル80、外部底口洗浄用ノズル9
0の順に作動させれば洗浄効果がよくなり好ましい。し
かしながら、この作動順は適宜変更可能である。また、
内面洗浄ノズル63を上方から下方へと複数回往復移動
することも可能である。さらに、これらの洗浄ノズルの
うち、例えば、外側面洗浄ノズル80のノズル81を上
方のノズル81から順に下方のノズル81へと時間をず
らして作動させることも勿論可能である。
【0067】なお、この二次洗浄前半段階の時間は、粉
粒体の種類などによって、適宜選択すればよく、特に限
定されるものではないが、好ましくは5〜60秒、より
好ましくは10秒程度実施するのが望ましい。
【0068】このような二次洗浄前半段階によって、フ
レキシブルコンテナ20の内外表面に付着した粒状物は
ほぼ完全に洗浄除去される。特に、フレキシブルコンテ
ナ20の底部内面に落下した粉粒体はA、Bは、ほぼ完
全にこの洗浄により除去され、フレキシブルコンテナ2
0の下円筒部23の開口部26近傍に集積されている
(D)。しかしながら、フレキシブルコンテナ20の底
部内面に落下した粉粒体のごく一部がフレキシブルコン
テナ20の底部内面隅角部に残存した状態(E)となっ
ている。
【0069】このように二次洗浄前半段階が終了した
後、図8に示したように、空気制御用バルブ45を閉弁
することによって、空気発生装置41からの空気の供給
を停止するとともに、膨らませ用底板昇降装置35を駆
動して、膨らませ用底板30を下方に移動させて、フレ
キシブルコンテナ20の下端開口部26から離反させる
ことにより、膨らませ用底板30とフレキシブルコンテ
ナ20の下端開口部26との間に距離をおき、フレキシ
ブルコンテナ20の膨らましを解除する。
【0070】これにより、フレキシブルコンテナ20の
下円筒部23の開口部26近傍に集積され粉粒体Dは、
膨らませ用底板30に集積されフレキシブルコンテナ外
部へと排出される。また、フレキシブルコンテナ20の
底部内面隅角部に残存した粉粒体Eが、フレキシブルコ
ンテナ20の底部が下方に傾斜することになるので、下
円筒部23の開口部26を介して膨らませ用底板30上
に落下することになり、フレキシブルコンテナ外部へと
排出される。
【0071】この際、図8に示したように、内面洗浄ノ
ズル63からの洗浄用液体の噴出を継続することによ
り、このフレキシブルコンテナ20の内面の洗浄作用が
促進されることになる。
【0072】この場合、外面上肩洗浄用ノズル70、外
側面洗浄ノズル80、および外部底口洗浄用ノズル90
を作動させて、フレキシブルコンテナ20の外面の洗浄
を同時に継続することも勿論可能である。
【0073】また、膨らませ用底板30に集積され粉粒
体は、別途、エアーノズルなどの吹きつけなど、または
洗浄水とともに流出させて、廃棄したり、適宜選別回収
して再生利用される。
【0074】このように、二次洗浄後半段階が終了した
フレキシブルコンテナ20は、吊持用紐部材昇降装置1
20を作動させて、フック部材121を吊持用紐部材2
0’に係止した状態で、下方向に移動させることによっ
て、フレキシブルコンテナ20よりも下方に降下させ、
その係止を解除する。
【0075】その後、フレキシブルコンテナ20は、搬
送装置12によって、洗浄装置10から搬出され、次行
程である水切り工程、乾燥工程などに連続的に搬送され
るようになっており、洗浄装置10には、再び新しい洗
浄すべきフレキシブルコンテナ20が搬送装置12によ
って搬入されるようになっており、上記したサイクルが
繰り返し連続的に実施されるようになっている。
【0076】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、種々に改変することが可能である。
たとえば、本発明において、洗浄用液体による洗浄の際
に、水洗い、薬液洗い、および濯ぎ洗いをサイクル的に
行なってもよく、これを制御装置110により制御して
自動的に実施するようにすれば、洗浄効率がいっそう向
上することになる。
【0077】
【発明の効果】本発明のフレキシブルコンテナの洗浄方
法およびフレキシブルコンテナの洗浄装置によれば、フ
レキシブルコンテナを膨らませた状態で、外部叩き装置
によってフレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動
を与えるので、物理的な力によって、フレキシブルコン
テナ内外面に付着した粒度が粗い粉粒体を落下させるこ
とができる。
【0078】そして、その後の内面洗浄用ノズル、外面
上肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗
浄用ノズルより洗浄用液体を噴射によって、フレキシブ
ルコンテナの内面、外面上肩、外側面および外部底口面
などフレキシブルコンテナの内外面表面全体にわたって
付着する粒状物を、洗浄ノズルによる噴射作用によって
除去することができる。
【0079】しかも、その後に、膨らませ用底板をフレ
キシブルコンテナの下端開口部から離反させ、膨らませ
用気体供給装置からの膨らませ用気体の供給を停止し
て、フレキシブルコンテナの膨らましを解除した後に、
洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射してフレキシブルコ
ンテナの少なくとも内面を洗浄するので、フレキシブル
コンテナ内部に残存する粉粒体が、フレキシブルコンテ
ナの下端開口部から完全に洗浄除去できるとともに、フ
レキシブルコンテナの外面の粉粒体をも完全に除去する
ことが可能である。
【0080】従って、このように叩き振動による粗異物
の洗浄作用、ならびに洗浄ノスルからの洗浄液の噴射に
よる残存粒状物のフレキシブルコンテナ内外表面全体の
洗浄作用、ならびに膨らましを解除した状態での洗浄ノ
ズルからの洗浄液の噴射による少なくともフレキシブル
コンテナ内面の洗浄除去作用という三重の洗浄作用によ
って、フレキシブルコンテナ内外表面に残存する粉粒体
などの付着物を完全に除去することができ、コスト的に
も作業能率的にも優れている。
【0081】また、この洗浄ノズルによる洗浄の際に、
フレキシブルコンテナの外面に設けられたフレキシブル
コンテナ吊持用紐部材を、吊持用紐部材昇降装置によっ
てフレキシブルコンテナより上方に位置させて洗浄を行
うので、フレキシブルコンテナの外面に取付られた吊持
用紐部材に洗浄液が付着、浸水することが少なく、次工
程でのフレキシブルコンテナの乾燥の際にも、非常に乾
燥しやすく、乾燥効率が良好で、短時間で乾燥すること
が可能となる。
【0082】さらに、洗浄用ノズルから噴射される洗浄
液の温度が温水状態のように高い温度の状態であるの
で、その洗浄作用が強く、しかも、フレキシブルコンテ
ナ表面への付着した洗浄用液体は、表面張力が低下した
状態であるので、水滴状態から薄膜状に広がった状態と
なり、フレキシブルコンテナ内外面を伝わって降下す
る。これにより、フレキシブルコンテナ表面に洗浄用液
体が残存しにくく、洗浄効果が高い。
【0083】また、洗浄後にフレキシブルコンテナの表
面に残存する洗浄用液体は、表面張力が低下した状態で
あるので、水滴状態から薄膜状に広がった状態となり、
その表面積が大きいため、次工程の乾燥工程において受
熱面積が大きくなり乾燥しやすくなり、乾燥時間を短縮
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
装置を示す概略説明図である。
【図2】図2は、本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
装置の外側面洗浄ノズルの配置を説明する概略平面図で
ある。
【図3】図3は、膨らませ用底板の拡大上面図である。
【図4】図4は、本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
方法を示す概略説明図である。
【図5】図5は、本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
方法を示す概略説明図である。
【図6】図6は、本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
方法を示す概略説明図である。
【図7】図7は、本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
方法を示す概略説明図である。
【図8】図8は、本発明のフレキシブルコンテナの洗浄
方法を示す概略説明図である。
【図9】図9は、従来のフレキシブルコンテナの洗浄方
法を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10 洗浄装置 12 搬送装置 20 フレキシブルコンテナ 20’吊持用紐部材 21 本体胴部 22 上円筒部 22 上部円筒部 23 下円筒部 24 下円筒部外カバー部 25 上口部 26 下端開口部 27 内面 28 外面上肩部 29 外側面 30 膨らませ用底板 31 固定台座部 32 腕部材 33 腕部材 34 リンク部 35 膨らませ用底板昇降装置 40 空気供給装置 41 空気発生装置 42 ポンプ 43 空気供給ライン 44 空気供給ノズル 45 空気制御用バルブ 51 回転駆動装置 52 回転駆動軸 60 内面洗浄用ノズル装置 61 内面洗浄ノズル昇降装置 62 連通管 63 内面洗浄ノズル 32,33 腕部材 70 外面上肩洗浄用ノズル 71 ノズル 80 外側面洗浄ノズル 81 ノズル 90 外部底口洗浄用ノズル 100 洗浄用液体供給装置 101 ポンプ 102 洗浄用液体供給ライン 103 内面洗浄用供給ライン 104 外面上肩洗浄用ライン 105 外側面洗浄用供給ライン 106 外部底口洗浄用供給ライン 110 制御装置 120 吊持用紐部材昇降装置 121 フック部材 202 フレキシブルコンテナ 204 下端開口部 206 上端開口部 210 支持板 220 内部洗浄ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田 中 敏 彦 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石化エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大 木 静 雄 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石化エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA30 AB42 BA04 BA23 BB25 BB26 BB47 BC05 CC03 CD42 3E070 AA31 AB11 FA06 QA08 RA02 RA07 WJ10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
    キシブルコンテナを洗浄するための洗浄方法であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
    おいて膨らませ用底板を配置して、フレキシブルコンテ
    ナの上端開口より、膨らませ用気体をフレキシブルコン
    テナ内部に供給して、フレキシブルコンテナを膨らま
    し、 前記フレキシブルコンテナの膨らましが完了した後に、
    フレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動を与える
    ことにより、フレキシブルコンテナ内外面に付着した粉
    粒体を払い落とし、 前記フレキシブルコンテナの内面、外面上肩、外側面お
    よび外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用ノズル、外面上
    肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄
    用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄し、 前記膨らませ用底板をフレキシブルコンテナの下端開口
    部から離反させるとともに、膨らませ用気体の供給を停
    止して、洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射してフレキ
    シブルコンテナの少なくとも内面を洗浄することを特徴
    とするフレキシブルコンテナの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
    キシブルコンテナを洗浄するための洗浄方法であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
    おいて膨らませ用底板を配置して、フレキシブルコンテ
    ナの上端開口より、膨らませ用気体をフレキシブルコン
    テナ内部に供給して、フレキシブルコンテナを膨らま
    し、 前記フレキシブルコンテナの内面、外面上肩、外側面お
    よび外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用ノズル、外面上
    肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄
    用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄するに際して、
    フレキシブルコンテナの外面に設けられたフレキシブル
    コンテナ吊持用紐部材を、フレキシブルコンテナより上
    方に位置させて洗浄を行うことを特徴とするレキシブル
    コンテナの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
    キシブルコンテナを洗浄するための洗浄方法であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
    おいて膨らませ用底板を配置して、フレキシブルコンテ
    ナの上端開口より、膨らませ用気体をフレキシブルコン
    テナ内部に供給して、フレキシブルコンテナを膨らま
    し、 前記フレキシブルコンテナが膨らんだ状態で、フレキシ
    ブルコンテナの外面に設けられたフレキシブルコンテナ
    吊持用紐部材を、フレキシブルコンテナより上方に位置
    させ、 前記フレキシブルコンテナの膨らましが完了した後に、
    フレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動を与える
    ことにより、フレキシブルコンテナ内外面に付着した粉
    粒体を払い落とし、 前記フレキシブルコンテナの内面、外面上肩、外側面お
    よび外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用ノズル、外面上
    肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄
    用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄し、 前記膨らませ用底板をフレキシブルコンテナの下端開口
    部から離反させるとともに、膨らませ用気体の供給を停
    止して、洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射してフレキ
    シブルコンテナの少なくとも内面を洗浄し、 その後、フレキシブルコンテナ吊持用紐部材を降下させ
    ることを特徴とするフレキシブルコンテナの洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記洗浄用液体が、温水状態の洗浄用液
    体であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載のフレキシブルコンテナの洗浄方法。
  5. 【請求項5】 上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
    キシブルコンテナを洗浄するための洗浄装置であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に対向して上下
    移動可能に配置された膨らませ用底板と、 前記フレキシブルコンテナの上端開口より、膨らませ用
    気体をフレキシブルコンテナ内部に供給する膨らませ用
    気体供給装置と、 前記フレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動を与
    える外部叩き装置と、 前記フレキシブルコンテナの上端開口よりフレキシブル
    コンテナ内部に導入可能で、フレキシブルコンテナ内部
    を上下移動可能で、前記フレキシブルコンテナの内面を
    洗浄する内面洗浄用ノズルと、 前記フレキシブルコンテナの外面上肩を洗浄する外面上
    肩洗浄用ノズルと、 前記フレキシブルコンテナの外側面を洗浄する外側面洗
    浄ノズルと、 前記フレキシブルコンテナ外部底口面を洗浄する外部底
    口洗浄用ノズルとを備えたフレキシブルコンテナの洗浄
    装置であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
    おいて膨らませ用底板を配置して、膨らませ用気体供給
    装置を介して、フレキシブルコンテナの上端開口より、
    膨らませ用気体をフレキシブルコンテナ内部に供給し
    て、フレキシブルコンテナを膨らまし、 前記フレキシブルコンテナの膨らましが完了した後に、
    外部叩き装置によってフレキシブルコンテナ側部に外方
    より叩き振動を与えることにより、フレキシブルコンテ
    ナ内外面に付着した粉粒体を払い落とし、 前記フレキシブルコンテナの内面、外面上肩、外側面お
    よび外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用ノズル、外面上
    肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄
    用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄し、 前記膨らませ用底板をフレキシブルコンテナの下端開口
    部から離反させるとともに、膨らませ用気体供給装置か
    らの膨らませ用気体の供給を停止して、洗浄用ノズルよ
    り洗浄用液体を噴射してフレキシブルコンテナの少なく
    とも内面を洗浄するように構成されていることを特徴と
    するフレキシブルコンテナの洗浄装置。
  6. 【請求項6】 上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
    キシブルコンテナを洗浄するための洗浄装置であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に対向して上下
    移動可能に配置された膨らませ用底板と、 前記フレキシブルコンテナの上端開口より、膨らませ用
    気体をフレキシブルコンテナ内部に供給する膨らませ用
    気体供給装置と、 前記フレキシブルコンテナの外面に設けられたフレキシ
    ブルコンテナ吊持用紐部材を上下に移動させる吊持用紐
    部材昇降装置と、 前記フレキシブルコンテナの上端開口よりフレキシブル
    コンテナ内部に導入可能で、フレキシブルコンテナ内部
    を上下移動可能で、前記フレキシブルコンテナの内面を
    洗浄する内面洗浄用ノズルと、 前記フレキシブルコンテナの外面上肩を洗浄する外面上
    肩洗浄用ノズルと、 前記フレキシブルコンテナの外側面を洗浄する外側面洗
    浄ノズルと、 前記フレキシブルコンテナ外部底口面を洗浄する外部底
    口洗浄用ノズルとを備えたフレキシブルコンテナの洗浄
    装置であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
    おいて膨らませ用底板を配置して、膨らませ用気体供給
    装置を介して、フレキシブルコンテナの上端開口より、
    膨らませ用気体をフレキシブルコンテナ内部に供給し
    て、フレキシブルコンテナを膨らまし、 前記フレキシブルコンテナの内面、外面上肩、外側面お
    よび外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用ノズル、外面上
    肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄
    用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄するに際して、
    フレキシブルコンテナの外面に設けられたフレキシブル
    コンテナ吊持用紐部材を、吊持用紐部材昇降装置によっ
    てフレキシブルコンテナより上方に位置させて洗浄を行
    うように構成されていることを特徴とするフレキシブル
    コンテナの洗浄装置。
  7. 【請求項7】 上下両端が開口した可撓性の袋状のフレ
    キシブルコンテナを洗浄するための洗浄装置であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に対向して上下
    移動可能に配置された膨らませ用底板と、 前記フレキシブルコンテナの上端開口より、膨らませ用
    気体をフレキシブルコンテナ内部に供給する膨らませ用
    気体供給装置と、 前記フレキシブルコンテナ側部に外方より叩き振動を与
    える外部叩き装置と、 前記フレキシブルコンテナの外面に設けられたフレキシ
    ブルコンテナ吊持用紐部材を上下に移動させる吊持用紐
    部材昇降装置と、 前記フレキシブルコンテナの上端開口よりフレキシブル
    コンテナ内部に導入可能で、フレキシブルコンテナ内部
    を上下移動可能で、前記フレキシブルコンテナの内面を
    洗浄する内面洗浄用ノズルと、 前記フレキシブルコンテナの外面上肩を洗浄する外面上
    肩洗浄用ノズルと、 前記フレキシブルコンテナの外側面を洗浄する外側面洗
    浄ノズルと、 前記フレキシブルコンテナ外部底口面を洗浄する外部底
    口洗浄用ノズルとを備えたフレキシブルコンテナの洗浄
    装置であって、 前記フレキシブルコンテナの下端開口部に僅かに間隙を
    おいて膨らませ用底板を配置して、膨らませ用気体供給
    装置を介して、フレキシブルコンテナの上端開口より、
    膨らませ用気体をフレキシブルコンテナ内部に供給し
    て、フレキシブルコンテナを膨らまし、 前記フレキシブルコンテナが膨らんだ状態で、フレキシ
    ブルコンテナの外面に設けられたフレキシブルコンテナ
    吊持用紐部材を、吊持用紐部材昇降装置によってフレキ
    シブルコンテナより上方に位置させ、 前記フレキシブルコンテナの膨らましが完了した後に、
    外部叩き装置によってフレキシブルコンテナ側部に外方
    より叩き振動を与えることにより、フレキシブルコンテ
    ナ内外面に付着した粉粒体を払い落とし、 前記フレキシブルコンテナの内面、外面上肩、外側面お
    よび外部底口面をそれぞれ、内面洗浄用ノズル、外面上
    肩洗浄用ノズル、外側面洗浄ノズルおよび外部底口洗浄
    用ノズルより洗浄用液体を噴射して洗浄し、 前記膨らませ用底板をフレキシブルコンテナの下端開口
    部から離反させるとともに、膨らませ用気体の供給を停
    止して、洗浄用ノズルより洗浄用液体を噴射してフレキ
    シブルコンテナの少なくとも内面を洗浄し、 その後、吊持用紐部材昇降装置によってフレキシブルコ
    ンテナ吊持用紐部材を降下させるように構成されている
    ことを特徴とするフレキシブルコンテナの洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄用液体が、温水状態の洗浄用液
    体であることを特徴とする請求項5から7のいずれかに
    記載のフレキシブルコンテナの洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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