JP2003285016A - 容器洗浄装置及び容器洗浄方法 - Google Patents

容器洗浄装置及び容器洗浄方法

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JP2003285016A
JP2003285016A JP2002090803A JP2002090803A JP2003285016A JP 2003285016 A JP2003285016 A JP 2003285016A JP 2002090803 A JP2002090803 A JP 2002090803A JP 2002090803 A JP2002090803 A JP 2002090803A JP 2003285016 A JP2003285016 A JP 2003285016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧品などに用いられる皿状容器等の外面に
付着している汚れを除去する能力に優れ、かつ、作業を
機械的にかつ簡便に行うことができる容器洗浄装置及び
容器洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 内容物が充填された容器体の外面を洗浄
する容器洗浄装置であって、該容器体を載置し、かつ洗
浄流体が通過可能な空隙を有する保持板と、該容器体の
開口部を密閉する密閉手段と、該容器体の外面に対し洗
浄流体を噴射する洗浄手段を有することを特徴とする容
器洗浄装置及び該装置を用いる容器洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器洗浄装置及び
容器洗浄方法に関する。更に詳細には、化粧品などに用
いられる皿状容器等の外面に付着している汚れを除去す
る能力に優れ、かつ、作業を機械的にかつ簡便に行うこ
とができる容器洗浄装置及び容器洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファンデーション、メークアッ
プ化粧料等の粉末化粧料等(以下、「化粧料」とする)
は、化粧料を充填した皿状容器をコンパクトのような外
装容器体に取り付け、必要であれば皿状容器の上にシー
ト等を被せて製品とされる。その一方で、当該化粧料を
皿状容器に充填する際には、容器の底面や側面等の外面
に化粧料の粉が付着して汚れてしまうことが多いため、
化粧料を充填した後に、別途容器の洗浄工程を設ける必
要があった。
【0003】この洗浄は、ハケやブラシ、または加圧エ
アーの吹きつけ等により汚れを除去する方法が一般的で
あるが、作業として非常に面倒なものであり、かつ人力
による作業であるので、確実に汚れを除去することが難
しかった。
【0004】また、一般に用いられる水等の液体を用い
て洗浄する手段は、化粧料が既に充填された後では、水
等が化粧料中に混入し、商品価値が損なわれてしまうと
いうおそれがあるため、採用が困難であった。また、水
に代えて有機溶剤を使う方法も考えられるが、内容物に
悪影響を与える場合が多く、この方法もまた、化粧料が
入った容器を洗浄する方法としては好ましいものではな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、化粧料が充填された皿状容器
の底面や側面等の容器外面に付着している汚れを、人力
を用いずに簡便に除去することができる容器洗浄装置及
び容器洗浄方法の提供をその課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、内容物が充
填された皿状容器の外面を洗浄する手段について鋭意検
討を行った結果、容器体の開口部を密閉した後に、容器
体外面を洗浄流体により洗浄することにより、充填され
た内容物に影響を与えず、容器の外面の汚れを機械的に
簡便に洗浄でき、しかも優れた洗浄効果が得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、内容物が充填された容
器体の外面を洗浄する容器洗浄装置であって、該容器体
を載置し、かつ洗浄流体が通過可能な空隙を有する保持
板と、該容器体の開口部を密閉する密閉手段と、該容器
体の外面に対し洗浄流体を噴射する洗浄手段を有するこ
とを特徴とする容器洗浄装置を提供するものである。
【0008】また、本発明は、内容物が充填された容器
体の外面を洗浄する容器洗浄方法であって、該容器体の
開口部を密閉状態とした後、該容器体の外面に対して洗
浄流体を噴射し、洗浄することを特徴とする容器洗浄方
法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る容器洗浄装置
について、そのいくつかの態様を示す図面を用いて詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明の容器洗浄装置の一態様を
示す概略図であり、図2はその断面図である。図中、1
は容器洗浄装置、2は容器体、3は保持板、4は密閉手
段、4aは弾性体、5は洗浄手段、6は基台、7は吐出
孔、8は導気部、9は洗浄流体供給管をそれぞれ示す。
【0011】本発明の容器洗浄装置1は、図1及び図2
から明らかなように、容器体2を載置する保持板3と、
該容器体2の開口部側を密閉する密閉手段4及び該容器
体2の外面を洗浄する洗浄手段5から構成されるもので
ある。
【0012】保持板3は、容器体2の開口部を上にして
置くことができ、上に設置された密閉手段で容器体2の
開口部を密閉する際に底部を支える機能を有するととも
に、下方に位置する洗浄手段5の吐出口7から噴射され
る液体や空気等の洗浄流体を通過させる空隙を有するも
のである。
【0013】従って、保持板3は、一定の大きさの空隙
を有しながら、容器体2を密閉手段4とで挟み込んで密
着固定することのできる程度の強度を有することが必要
である。このため、保持板3としては、例えば、ステン
レス等の金属の材質の、網目状、格子状、はしご状の部
材や、いわゆるパンチングメタルのような多数の孔を有
する部材等で構成することが好ましい。この保持板3の
一態様を図3に示す。
【0014】次に、密閉手段4は、保持板3の上部に配
置され、下方に移動させることにより、容器体2の上側
開口部を密閉状態とし、洗浄工程において、該容器体2
の外面部を液体等の洗浄流体を噴射、洗浄する際に、容
器体2内へ洗浄流体が侵入することを防止するものであ
る。
【0015】従って、密閉手段4は、容器体2の開口部
との密閉性を高めるため、少なくとも容器体2の開口部
と接する面は、弾性体4aを用いて構成することが好ま
しく、また、そのため容器体2に充填された内容物の上
面は弾性体4との接触を避けるため、開口部より若干下
方に位置させることが好ましい。このような弾性体4a
の例としては、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フルオ
ロシリコーンゴム、天然ゴム、合成ゴムまたはこれらの
発泡体等が挙げられる。これらの弾性体4aは、無機フ
ィラーや加硫剤、可塑剤などの添加剤を含有していても
よい。
【0016】また、密閉手段4は、その内部に導気部8
が設けられており、該導気部8を通じて加減圧装置(図
示せず)と連通されている。このような構造を採ること
により、例えば、密閉手段4と容器体2の開口部を密閉
させる場合には、当該導気部8を通じて減圧し、密閉度
を高めると共に、これらを離す場合には、当該導気部8
より加圧し、容器体内に充填された化粧料と洗浄流体で
ある液体との接触を防ぐことが可能となる。
【0017】すなわち、本発明の容器洗浄装置1は、密
閉手段4で容器体2の開口部を密閉状態にしながら洗浄
作業を行うのであるが、洗浄作業が終了した後、密閉手
段4と容器体2の開口部とを開放状態とする際に、容器
体2の開口部周囲に付着している水滴が容器の内部に侵
入する可能性がある。そのため、本発明の容器洗浄装置
1は、導気部8を通じ、容器体2上部(化粧料が充填さ
れていない部分)を加圧状態にした後、密閉手段4と容
器体2の開口部を開放状態とすることにより、容器体2
の開口部周囲に付着する水滴を外側へ吹き飛ばし、容器
体内に充填された化粧料と洗浄流体である液体との接触
を防ぐことが可能となるのである。この加圧空気の供給
量及び供給圧力については、容器体2の形状や大きさ、
容積等を考慮して、適宜決定することができる。
【0018】さらに、洗浄手段5は、容器体2の外面に
洗浄流体を噴射してその外面を洗浄する働きを有するも
のである。この洗浄手段5は、洗浄流体供給管9と結合
された吐出孔7を有し、この吐出孔7から吐出される洗
浄流体により、容器体2の外面の洗浄を行う。この洗浄
手段5は、一般には保持板3の下部に設けられ、固定さ
れたものであっても良いが、より好ましい洗浄性能を得
るためには、回転等運動可能であるものが好ましい。
【0019】図4に洗浄手段5の一態様を示す。この態
様の洗浄手段5は、回転軸5aに、吐液桿5bが取り付
けられた構造であり、吐液桿5bの先端には前記吐出孔
7が設けられている。吐出孔7の形状は、特に制約され
るものではないが、本図に示されるように、吐出される
洗浄流体が拡散し、微水滴ないし霧状となる形状であれ
ば、容器体2の外面(底面部及び側面部)の全面に対し
て、まんべんなく洗浄流体を噴射、洗浄することができ
るので好ましい。また、吐液桿5bに設けられる吐出孔
7の平均吐出方向を、上記図に示すように水平面に対し
て斜め方向に向ければ、その吐出時の力により、吐液桿
5bが自動的に回転軸5aを中心に回転するので、より
好ましい洗浄効果を得ることができる。
【0020】上記洗浄手段5で用いられる洗浄流体とし
ては、精製水、水道水等の水や湯、アルカリイオン水を
はじめ、セッケン水、合成洗剤溶液等の洗浄剤溶液な
ど、容器体に対して洗浄効果を有する種々の液体を挙げ
ることができる。また、これらの液体に、ガラスビー
ズ、重曹、コルク等の粒状物を含有させれば、洗浄効果
をさらに高めることができるので好ましい。
【0021】更に、洗浄手段5で用いられる洗浄流体と
して、空気等の気体を利用することもできる。この気体
による洗浄は、必要により、液体による容器体2の外面
の洗浄後に残存する液滴を除去するために行われる。こ
の気体は、空気供給ポンプ等の気体供給ポンプ(図示せ
ず)により供給される。
【0022】なお、図4に示す洗浄手段5では、吐出孔
7が2つの、比較的小型のものを示したが、この大きさ
や形状あるいは吐出孔7の数がこれに限られないことは
いうまでもない。すなわち、洗浄手段5の形状は、容器
体2の底面の大きさやその形状等に対応させて、丸形、
正方形、多角形等の任意の形状とすることができるし、
1個または3個以上の吐出孔7を形成することもでき
る。また、後記するように、洗浄手段5を固定とし、容
器体2が、例えば保持板3及び密閉手段4とともに移動
する構成とすることも可能である。
【0023】なお、図示しないが、本容器洗浄装置1の
周囲には、飛散防止カバーを設けておけば、液体や空気
を噴射する際の噴射物(洗浄流体)や汚れが飛び散るの
を防ぐことができるため好ましい。
【0024】また、これも図示しないが、本発明の容器
洗浄装置1は、洗浄手段5を容器体2の下部の他に、容
器体2の周囲にも設置することができる。このようにす
れば、特に容器体2の側面部の洗浄効果が高められるた
め好ましい。
【0025】次に、上記説明した態様の容器洗浄装置の
作動状態について、その概略説明図である図5を用いて
説明する。
【0026】まず、図5(a)に示すように、化粧料を
充填した容器体2を矢印方向から搬入し、保持板3に容
器体2の開口部が上になるように載置する。次に、容器
体2の上方に位置する密閉手段4を下降させ、密閉手段
4の下面に設けられた弾性体4aと、容器体2の開口部
を接触させ、保持板3と共に挟み込むことにより密閉状
態とする。
【0027】このように、密閉手段4と容器体2の開口
部が密閉された状態となった後、図5(b)に示すよう
に、液体供給ポンプ(図示せず)から洗浄流体として水
を供給し、これを洗浄手段5に設けられた吐出孔7から
吐出、洗浄する。この際、2ヶ所の吐出孔7から水が吐
出する圧力により、回転軸5aを中心として吐出桿5b
が回転し、容器体2の外面に対して水がまんべんなく噴
射される。この水の噴射により、付着していた汚れは水
とともに流し落とされる。
【0028】容器体2の外面に付着した汚れが完全に除
去されたことを確認した後、液体供給ポンプからの水の
供給を止め、図5(c)に示すように、空気供給ポンプ
(図示せず)から空気13を供給し、吐出孔7から空気
を吐出する。この際、図5(b)と同様に、空気の圧力
により吐出桿5bが回転し、容器体2の外面に対して、
空気がまんべんなく噴射される結果、容器体2の外面に
付着していた水滴が容器体2から除去される。
【0029】容器体2外面から水滴を除去した後、図5
(d)に示すように、導気部5を通じて密閉手段4に圧
力ポンプ6(図示せず)から、容器体2の上部に加圧空
気が送り込まれる。次いで、図5(e)のようにして密
閉手段4を上昇させ、容器体2の開口部を開放状態にす
ると、容器体2の内側に圧力をかけた状態で開放される
ため、容器体2の開口部周囲に付着していた水滴は、外
側に吹き飛ばされ、容器体2の内部には侵入することは
ない。
【0030】最後に、図5の(f)に示すように洗浄が
終わった容器体2を取り出し、必要があれば更に乾燥工
程に移動させる。
【0031】以上説明した実施態様においては、一つの
容器体に対して一つの保持板、密閉手段及び洗浄手段を
用いた例であるが、本発明はこれに限定されるものでな
く、保持板3や密閉手段4が複数存在し、容器体2の搬
送を行ないながら洗浄、乾燥等を行うことも可能であ
る。以下に、このような実施態様を示す。
【0032】図6は、本発明の容器洗浄装置の別の実施
態様を示す図である。ここで、2から4は上記と同じで
あり、10は容器洗浄装置、11は駆動軸、12はスラ
イドシャフト、13は移動固定カム、14は腕木、15
は入りコンベア、16は出口コンベア、17は飛散防止
カバーである。
【0033】本実施態様の容器洗浄装置10は、保持板
3と密閉手段4が共に駆動軸11を中心として、同期周
回し、容器体2を搬送しながらその洗浄、乾燥を終了さ
せるロータリータイプの装置である。この装置では、密
閉手段4は腕木14を介してスライドシャフト12と連
接されており、また、このスライドシャフト12は、移
動固定カム13に従って上下する機構となっている。ま
た、保持板3も、ドーナツ形状で、駆動軸11を中心に
周回するので、密閉手段4と同期する。
【0034】この態様の装置では、まず、化粧料が充填
された容器体2は、入りコンベア15から装置内に搬入
され、ゆっくりと回転移動する保持板3に載せられる。
次いで、ゆっくりと回転するスライドシャフト12に連
接された密閉手段4が、固定カム13に従って下降し、
容器体2の開口部は密閉される。その後、下方に設けら
れた洗浄手段(図示せず)により洗浄流体(液体)が容
器体2の底部および側面部に吐出され、洗浄が行われ
る。
【0035】この液体による洗浄終了後、上記洗浄手段
の先に設けられた洗浄手段(図示せず)より洗浄流体
(気体)が吐出され、容器体2に付着した水滴を除去す
る。最後に、スライドシャフト12および腕木14に設
けられた通気管(図示せず)を通して、密閉手段4の導
気部に加圧空気を導入し、密閉手段4の開放と共に容器
体2の開口部周囲に付着した水滴を吹き飛ばした後、乾
燥に付され、保持板3から出口コンベア16に移り、排
出される。なお、出口コンベア16と入りコンベア15
の間において、密閉手段4の弾性体4aの表面に空気を
吹き付け、残存する水分を予め除去しておくこともでき
る。
【0036】本態様の装置の動作は、殆ど上記したもの
と同じであるが、保持板3と密閉手段4が同期して移動
することや、洗浄手段5等が固定されている点において
相違する。また、洗浄手段5が溶液を用いるものと空気
を用いるものに分かれている点でも相違する。そして、
本態様の装置において、複数の液体による洗浄手段を用
い、それらで例えば異なる溶液(例えば界面活性剤液と
水)を用いて洗浄すれば、洗浄効率をさらに高めること
ができる
【0037】更にまた、図7は、本発明の容器洗浄装置
のもう一つの実施態様を示す正面図である。ここで、2
から4は前記とおなじであり、20は容器洗浄装置、2
1aおよび21bは液体噴射器(洗浄手段)、22は空
気噴射器(洗浄手段)、23は保持板用駆動装置、24
は密閉手段用駆動装置、25はガイドローラー、26は
押さえ板である。
【0038】本実施態様の装置20は、ベルト状の保持
板3と密閉手段4を同期して動かすコンベアタイプの洗
浄装置であり、ベルト状の保持板3と密閉手段4は、そ
れらの駆動装置23および24の回転数を調整すること
等により、容器体2を搬送しながら外面の洗浄を行うも
のである。また、洗浄、乾燥には、液体噴射器21aお
よび21bと空気噴射器22を用いる。
【0039】本態様の洗浄装置20では、ベルト状の保
持板3および密閉手段4を用いて容器体2の開口部を密
閉しなければならないので、そのための工夫が必要であ
る。まず、ベルト状の保持板3は、密閉手段4との間で
容器体2をしっかり密閉するためにある程度の剛性が必
要であると共に、回転するベルトでなければならず、か
つ空隙が必要である。このような条件を満たすために、
例えば、空隙のあるステンレス部材等を組合せて屈曲可
能に作成したベルトを保持板3として用い、本装置の密
閉手段4と対向する部分のみ進行方法両側に設けたガイ
ドレールにより、これを保持する等の手段を講じる必要
がある。
【0040】一方、密閉手段4も、ある程度の強い弾性
を有する材料、例えば硬質ゴムで調製し、必要に応じ、
容器体2との接触面に軟質ゴムを貼ったり、また、保持
板3と対向する部分の上側に押さえ板26を設けるなど
して、密閉効果を高めることが好ましい。
【0041】本態様の装置20の作動状態は、次の通り
である。すなわち、図7の太い矢印方向から、化粧料が
充填された容器体2を装置内に搬入する。この容器体2
は、小ガイドローラー25bの部分で、保持板3と密閉
手段4に挟み込まれ、開口部が密閉される。次に、この
容器体2は、Aの洗浄ゾーンで液体噴射器21aにより
洗浄される。ここで使用される洗浄液は、界面活性剤等
を含む洗浄剤であることが好ましい。更に、Aの洗浄ゾ
ーンで洗浄された容器体は、Bの洗浄ゾーンへと移り、
ここで液体噴射器21bにより、例えば温水により洗浄
される。その後、容器体2は、乾燥ゾーンCに移動し、
ここで空気噴射器22により水滴除去および乾燥が行わ
れる。その後、容器体2の開口部から、密閉手段4が開
放され、洗浄が完了する。なお、上記の洗浄、乾燥工程
においては、密閉手段4の上に設けた押さえ板26によ
り、密閉度を高める。
【0042】以上説明した本発明の洗浄装置により、化
粧料が充填された容器体、例えば皿状容器、広口びん型
容器等の各種容器体の外側のみの洗浄が可能となる。な
お、本発明を化粧料等内容物が存在しない容器体の洗浄
にも適用できることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】本発明の容器洗浄装置は、機械的に、し
かも容器内の内容物に悪影響を与える有機溶剤を用いず
に、極めて簡便に化粧料容器等の容器体の外側に付着し
た化粧料の粉等の汚れを洗浄効果良く除去することがで
きるものである。
【0044】従って、本発明の容器洗浄装置及び容器洗
浄方法は、ファンデーション、粉白粉、アイカラー、チ
ークカラー等の固形粉末化粧料等、種々の粉末化粧料を
充填した後の容器体を洗浄することのできる洗浄装置及
び洗浄方法として有利に使用することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器洗浄装置の一実施態様を示す概
略図である。
【図2】 本発明の容器洗浄装置において、密閉手段に
より容器体を密閉した状態の断面図である。
【図3】 保持板の一例を示す図である。
【図4】 洗浄手段の一例を示す図である
【図5】 本発明の容器洗浄装置の作動状態の流れを示
した概略図である。
【図6】 本発明の容器洗浄装置の別の実施態様を示す
概略図である。
【図7】 本発明の容器洗浄装置のもう一つの実施態様
を示す概略図である。
【符号の説明】
1、10および20 … … 容器洗浄装置 2 … … 容器体 3 … … 保持板 4 … … 密閉手段 4a … … 弾性体 5 … … 洗浄手段 5a … … 回転軸 5b … … 吐液桿 6 … … 基台 7 … … 吐出孔 8 … … 導気部 9 … … 洗浄流体供給管 11 … … 駆動軸 12 … … スライドシャフト 13 … … 移動固定カム 14 … … 腕木 15 … … 入りコンベア 16 … … 出口コンベア 17 … … 飛散防止カバー 21aおよび21b … … 液体噴射器 22 … … 空気噴射器 23 … … 保持板用駆動装置 24 … … 密閉手段用駆動装置 25 … … ガイドローラー 25b … … 小ガイドローラー 26 … … 押さえ板 以 上

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物が充填された容器体の外面を洗浄
    する容器洗浄装置であって、該容器体を載置し、かつ洗
    浄流体が通過可能な空隙を有する保持板と、該容器体の
    開口部を密閉する密閉手段と、該容器体の外面に対し洗
    浄流体を噴射する洗浄手段を有することを特徴とする容
    器洗浄装置。
  2. 【請求項2】 密閉手段が容器体の内部を加圧すること
    ができるものである請求項第1項記載の容器洗浄装置。
  3. 【請求項3】 容器体の内部に対する加圧が、容器体の
    内部に対して空気を導入して行うものである請求項第2
    項記載の容器洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗浄手段からの洗浄流体の噴射を容器体
    の下部から行うものである請求項第1項ないし第3項の
    何れかの項記載の容器洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄手段が回転可能である請求項第4項
    記載の容器洗浄装置。
  6. 【請求項6】 洗浄流体が容器体の斜め方向から噴射さ
    れるものである請求項第4項または第5項記載の容器洗
    浄装置。
  7. 【請求項7】 洗浄流体を容器体に対して斜めに噴射す
    る手段が、噴射体に設けられる吐出孔を斜めに向けて行
    うものである請求項第6項記載の容器洗浄装置。
  8. 【請求項8】 洗浄流体が液体である請求項第1項ない
    し第7項の何れかの項記載の容器洗浄装置。
  9. 【請求項9】 洗浄流体が液体及び気体であり、液体の
    洗浄流体を噴射して容器体を洗浄した後、気体の洗浄流
    体を噴射して容器体外面に付着している液滴を除去する
    ことを特徴とする請求項第1項ないし第7項の何れかの
    項記載の容器洗浄装置。
  10. 【請求項10】 液体が、水、湯、アルカリイオン水、
    洗浄剤溶液よりなる群から選ばれたものである請求項第
    8項または第9項記載の容器洗浄装置。
  11. 【請求項11】 液体が、ガラスビーズ、重曹、コルク
    よりなる群から選ばれる粒状物を含有するものである請
    求項第8項ないし第10項の何れかに記載の容器洗浄装
    置。
  12. 【請求項12】 密閉手段の少なくとも容器体の開口部
    と接する部分が弾性体で構成されるものである請求項第
    1項ないし第11項の何れかの項記載の容器洗浄装置。
  13. 【請求項13】 弾性体が、ウレタン樹脂、シリコーン
    樹脂、フルオロシリコーンゴム、天然ゴム、合成ゴムま
    たはこれらの発泡体から選ばれたものからなる請求項第
    12項記載の容器洗浄装置。
  14. 【請求項14】 保持板と密閉手段が協動して容器体を
    搬送するものである請求項第1項ないし第13項の何れ
    かの項記載の容器洗浄装置。
  15. 【請求項15】 周囲に飛散防止カバーを設けたもので
    ある請求項第1項ないし第14項の何れかの項記載の容
    器洗浄装置。
  16. 【請求項16】 容器体が皿状容器である請求項第1項
    記載ないし第14項何れかの項記載の容器洗浄装置。
  17. 【請求項17】 容器体に充填された内容物が粉末化粧
    料である請求項第1項ないし第16項の何れかの項記載
    の容器洗浄装置。
  18. 【請求項18】 粉末化粧料が固形粉末化粧料である請
    求項第17項記載の容器洗浄装置。
  19. 【請求項19】 内容物が充填された容器体の外面を洗
    浄する容器洗浄方法であって、該容器体の開口部を密閉
    状態とした後、該容器体の外面に対して洗浄流体を噴射
    し、洗浄することを特徴とする容器洗浄方法。
  20. 【請求項20】 容器体を洗浄した後、該容器体の開口
    部の密閉状態を開放する際に、該容器体の内部に空気を
    導入して加圧しながら開放状態とすることを特徴とする
    請求項第19項記載の容器洗浄方法。
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