JP3703668B2 - 容器口の洗浄方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、収容液充填後の容器口汚れの洗浄方法に関する。特に、容器口に合わせてキャップシェルをローラで成形するタイプのロールオンピルファープルーフキャップ(以下ROPPキャップという)に適した容器口の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ねじ等の形状を持つ容器口にROPPキャップをキャッピングする場合、未成形キャップシェルを容器口に被せた後、ねじ切りローラー、ロックローラーなどにより、容器口に合わせてキャップを成形し、キャッピングを行う。このとき、収容液を容器に充填するための充填ノズルが容器に接近する時、あるいは、充填を終えてノズルが容器から離隔する時に、充填ノズルより液垂れが生ずることが有り、それが容器口に付着することがある。また、収容液がビール、発泡酒等発し易いものである場合、例えばビールでは、容器に充填後、密閉する直前に容器口付近に残る空寸部の空気を追い出すため、充填後に強制的に発させて容器口から泡を溢れさせる操作を行うが、その溢れた泡が容器口に付着する。
【0003】
この付着は、特に糖分を多く含む収容液(甘味料入り清涼飲料等)では、キャップの固着の原因となる場合があり、開栓し難くなる。
【0004】
従来、この容器口への収容液固着に関しては、図4に示すように、洗浄のための小孔40aを設けたキャップシェル40を用いる。収容液を充填し、続いてキャッピングをした後に洗浄水を矢印Xのように噴霧して洗浄することが行われていた。なお、図4は、従来の容器口、ここでは、壜口付近の断面図を模式的に示した縦断面図である。41は、キャップシェルに接着されているシール材、42は、壜口である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記洗浄方法では、キャッピングをした上で微少な小孔を通じて容器口の付着物を洗い流すため、多量の洗浄水と洗浄時間とを必要とし、その洗浄工程が長くなってしまい、洗浄設備を設置するスペースも広くしなければならない。
【0006】
そこで、本発明は、容器口に付着した収容液を確実かつ短時間に洗浄する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、容器に収容液を充填後、シール部を有するキャップシェルを、前記容器の容器口に被せて容器口を密閉し、当該密閉状態を維持しつつ、前記キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入し洗浄した後、ローラーにより容器口に合わせてキャップシェルを成形することとして容器口の収容液を確実かつ短時間に除去できるものとした。
【0008】
また、キャップシェルによる容器口の密閉状態を維持するために被せたキャップシェルの天面を押さえることにより、洗浄液の容器への流入を阻止することができる。
【0009】
また、キャップシェルが、シール部周辺付近に排気孔を有することとすれば、洗浄の効果はさらに確となる。
【0010】
また、キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入する洗浄が、キャッピングマシン上で行われることとすると工程を確実で短いものとすることができる。
【0011】
さらに、キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入する洗浄が、キャッピングマシン手前の搬送装置上で行われることとすれば、キャッピングマシンの変更なしに容易に工程に必要な装置の配置ができる。
【0012】
また、収容液を充填した容器の容器口にシール部を有するキャップシェルを被冠する手段(シール部が容器口を密閉する)と、該キャップシェルの被冠状態を維持する手段と、前記キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入させる手段とを少なくとも具備し、前記キャップシェルの被冠状態を維持しつつつ、洗浄液を流入させて容器口を洗浄するようにした容器口の洗浄装置として、容器口の収容液を確実かつ短時間に除去できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図示例と共に説明する。この実施の態様はビールなどの発泡性の収容液を壜に収容する場合についてのものである。図1は、容器口とキャップシェルと、それらの組み合わせ状態を示す説明用図面で、(a)は、容器口、ここでは壜口の付近の正面図、(b)は、成形前のキャップシェルの正面図、(c) は、壜口にキャップシェルを被せてローラーにより成形している状態の断面図である。図2は、洗浄状態を示す壜口付近の説明用断面図である。図3は、容器への収容液の充填からキャッピングまでの装置の配置を模式的に示す配置説明図である。
【0014】
ここでの壜口20は、図1(a)に示すように、ねじ口である。図3で上方から見た壜口20を丸で示している。充填機入口コンベアー1に載せられた容器は、その壜口20のみを示すが、次々に矢印Aの方向に送られ、矢印Bのように回転する充填機入口スターホイール2により充填機3に送られる。充填機3では、収容液、ここではビールが、壜口20から次々に充填される、その後、壜口の上部に残る空寸部の空気を追い出すため、強制的に発泡させ壜口から泡をあふれさせる。この状態にした後、矢印D方向に回転する充填機出口スターホイール4により、充填機キャッパーコンベアー5に送られる。充填機キャッパーコンベアー5の領域Sの範囲で図1(b)に示す成形前のキャップシェル30をその頭部のシール部31を壜口最先端に合わせて図2のように被せ、キャップシェル30の天面を、充填機キャッパーコンベアー5に沿って壜口と共に移動する押え34によって押さえる。その後、図2に示す矢印Kのように、キャップシェル下端の隙間から洗浄液を流入し、壜口周りへの付着収容液を洗浄する。この場合、キャップシェル30天面の押え34によりシール部31が壜口20と密着しているため洗浄水が容器内に入ることはない。またキャップシェル30のシール部31周辺付近に図2に示す小孔(排気口)30aを設けると矢印Lのように矢印Kからの洗浄液を排出できるので、洗浄が効果的に出来る。なお図1(b)では、この小孔は図示していない。なお、シール部31により壜口20を密閉する方法は、上記天面押え34に限らない。
【0015】
この領域Sの範囲における洗浄工程の所要時間は2〜10秒程度である。ちなみに先に説明した従来方式では、洗浄工程の所要時間は3〜5分程度かかる。
【0016】
上記のようにして洗浄された、キャップシェル30を付けた壜は、矢印F方向に回転するキャッパー入口スターホイール6により、矢印G方向に回転するキャッピングマシン(キャッパー)7に送られる。キャッパー7では、壜口20は回転しながら送られており、図1(c)に示すように、キャップシェル30が横方向から出てくるねじ切ローラー35により押されて、壜口20に押し付けられねじが形成される。同様に、キャップシェル30の下端部は、横方向から出てくるロックローラー36に押されて壜口20に固定される。図2の点線32及び図1(c)は、キャップシェル30の成形された後の状態を示している。キャッパー7によってキャッピングを完了した壜は矢印H方向に回転するキャッパー出口スターホイール8のよりI方向に動くキャッパー出口コンベアー9に乗せられ、梱包工程に送られる。
【0017】
上記の実施の形態では、キャップッシェル30の壜口20への載置と壜口20周辺の洗浄とを図3の領域Sで行うものであったが、キャッパー7の領域Tにこの工程のための機構を設けて、引き続いて、ローラーによるキャップッシェルの成形を行えば、押え34の移動範囲は短くて済み機構が単純に出来る。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、キャップッシェルを壜口に被せて押え、キャップッシェルの成形前にキャップッシェル下端隙間から洗浄を行うため、容器口の収容液を確実かつ短時間除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態についてのもので、容器口とキャップシェルと、それらの組み合わせ状態を示す説明用図面である。(a)は、容器口、ここでは壜口の付近の正面図、(b)は、成形前のキャップシェルの正面図、(c)は、壜口にキャップシェルを被せてローラーにより成形している状態の断面図である。
【図2】 図1の実施形態における、洗浄状態を示す壜口付近の説明用断面図である。
【図3】 図1の実施形態のための、容器への収容液の充填からキャッピングまでの装置の配置を模式的に示す配置説明図である。
【図4】 従来の容器口、ここでは、壜口付近の断面図を模式的に示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 充填機入口コンベアー、2 充填機入口スターホイール、3 充填機、4充填機出口スターホイール、5 充填機キャッパーコンベアー、6キャッパー入口スターホイール、7 キャッパー(キャッピングマシン)、8 キャッパー出口スターホイール、9 キャッパー出口コンベアー、20 壜口(容器口)、30 キャップシェル、31 シール部、32 成形後のキャップシェル形状、30a 排気口(小孔)、34 天面押え、35 ねじ切りローラー、36 ロックローラー、S 領域、T 領域。

Claims (6)

  1. 容器に収容液を充填後、シール部を有するキャップシェルを、前記容器の容器口に被せて容器口を密閉し、当該密閉状態を維持しつつ、前記キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入し洗浄した後、前記容器口に合わせてキャップシェルを成形することを特徴とする容器口の洗浄方法。
  2. 前記容器の容器口に前記キャップシールを被せて容器口を密閉し、前記キャップシェルをその天面を押さえることにより容器口の密閉を維持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の容器口の洗浄方法。
  3. 前記キャップシェルが、シール部周辺付近に排気孔を有することを特徴とする請求項1記載の容器口の洗浄方法。
  4. 前記キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入する洗浄が、キャッピングマシン上で行われることを特徴とする請求項1,2又は3記載の容器口の洗浄方法。
  5. 前記キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入する洗浄が、キャッピングマシン手前の搬送装置上で行われることを特徴とする請求項1,2又は3記載の容器口の洗浄方法。
  6. 収容液を充填した容器の容器口にシール部を有するキャップシェルを被冠する手段と、該キャップシェルの被冠状態を維持する手段と、前記キャップシェル下端の隙間より洗浄液を流入させる手段とを少なくとも具備し、前記キャップシェルの被冠状態を維持しつつ、洗浄液を流入させて容器口を洗浄するようにしたことを特徴とする容器口の洗浄装置。
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