JPH075145B2 - 緩衝用シ−ト - Google Patents
緩衝用シ−トInfo
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- JPH075145B2 JPH075145B2 JP60014646A JP1464685A JPH075145B2 JP H075145 B2 JPH075145 B2 JP H075145B2 JP 60014646 A JP60014646 A JP 60014646A JP 1464685 A JP1464685 A JP 1464685A JP H075145 B2 JPH075145 B2 JP H075145B2
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- JP
- Japan
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- sheet
- cushioning
- container
- cushioning sheet
- foamed
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、化粧料等の容器とともに個装箱内に収納され
る緩衝用シートに関する。
る緩衝用シートに関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 従来から、化粧料等の容器とともに個装箱内に収納され
る緩衝材として、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリウレタン等の発泡状シートが用いられて
いる。
る緩衝材として、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリウレタン等の発泡状シートが用いられて
いる。
しかしながら、この種の発泡状シートは、嵩高であると
ともに柔らかいという特性を有しているため、自動包装
機と適合し難く、手作業で個装箱に収納せざるをえず、
包装工程での作業能率を低減させる要因となっていた。
ともに柔らかいという特性を有しているため、自動包装
機と適合し難く、手作業で個装箱に収納せざるをえず、
包装工程での作業能率を低減させる要因となっていた。
そして、この発泡状シートは、化粧料等の容器とともに
個装箱に収納したときにかさばるばかりか、個装箱の外
形にも影響を与えるため、無駄を生じやすく、また外観
上も必ずしも満足することのできるものではなかった。
個装箱に収納したときにかさばるばかりか、個装箱の外
形にも影響を与えるため、無駄を生じやすく、また外観
上も必ずしも満足することのできるものではなかった。
更に、化粧料等の個装箱には、その使用方法、効能等の
説明文を印刷した使用書を収納するようになっており、
個装箱の中に容器、緩衝材、使用書の3つを収納しなけ
ればならないため、個装箱の組み立てから上記の収納ま
での工程が煩雑となり、使用書の挿入ミス等が発生する
おそれもあった。
説明文を印刷した使用書を収納するようになっており、
個装箱の中に容器、緩衝材、使用書の3つを収納しなけ
ればならないため、個装箱の組み立てから上記の収納ま
での工程が煩雑となり、使用書の挿入ミス等が発生する
おそれもあった。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであって、効
果的な緩衝作用を奏するとともに、使用書としての機能
を兼ね備え、自動包装機への適合性が良好であり、且つ
見た目も美しい緩衝用シートの提供を目的とするもので
ある。
果的な緩衝作用を奏するとともに、使用書としての機能
を兼ね備え、自動包装機への適合性が良好であり、且つ
見た目も美しい緩衝用シートの提供を目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の緩衝用シートは
次のような構成をとる。すなわち、厚み0.2〜0.5mm、重
さ50〜460g/m2のパルプシートからなり、一面側に、発
泡インクで印刷され加熱処理を施されることにより形成
された適宜形状の文字、図柄等の発泡層を有するととも
に、他面側には使用方法等の説明文が印刷され、上記一
面側を内側に向けて略コの字形状に折り曲げ加工された
状態で容器を被覆し個装箱内に収納されることを特徴と
するものである。
次のような構成をとる。すなわち、厚み0.2〜0.5mm、重
さ50〜460g/m2のパルプシートからなり、一面側に、発
泡インクで印刷され加熱処理を施されることにより形成
された適宜形状の文字、図柄等の発泡層を有するととも
に、他面側には使用方法等の説明文が印刷され、上記一
面側を内側に向けて略コの字形状に折り曲げ加工された
状態で容器を被覆し個装箱内に収納されることを特徴と
するものである。
(発明の具体的な構成) 本発明に係る緩衝用シートは、素材がパルプのシートで
あり、その厚みを0.2〜0.5mmの範囲内、重さを50〜460g
/m2の範囲内とするものである。すなわち、このパルプ
シートの厚み及び重さが上記の範囲を外れ、シートが薄
く軟らかくなりすぎると、個装箱への収納時等の取扱い
作業が行い難く、また発泡インクによる印刷後の加熱処
理における耐久性等の点で問題のあるものとなってしま
い、逆にシートが厚く硬くなりすぎると、従来のかさば
りの問題を解消することにならないばかりか、折り曲げ
加工に支障をきたすこととなり、更に材料コストが高く
なるという問題が生じるため、上記の範囲内に設定する
ことが必要とされるのである。
あり、その厚みを0.2〜0.5mmの範囲内、重さを50〜460g
/m2の範囲内とするものである。すなわち、このパルプ
シートの厚み及び重さが上記の範囲を外れ、シートが薄
く軟らかくなりすぎると、個装箱への収納時等の取扱い
作業が行い難く、また発泡インクによる印刷後の加熱処
理における耐久性等の点で問題のあるものとなってしま
い、逆にシートが厚く硬くなりすぎると、従来のかさば
りの問題を解消することにならないばかりか、折り曲げ
加工に支障をきたすこととなり、更に材料コストが高く
なるという問題が生じるため、上記の範囲内に設定する
ことが必要とされるのである。
また、発泡インクは、熱発泡性樹脂粒子と周知のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−ア
クリル酸エステル共重合体エマルジョン、ポリアクリル
酸エステルエマルジョン等の水性エマルジョン型プリン
トバインダーあるいは熱発泡性樹脂粒子を侵さない乾燥
性有機溶媒と熱可塑性樹脂とからなる有機溶媒型プリン
トバインダーとから構成される。
ン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−ア
クリル酸エステル共重合体エマルジョン、ポリアクリル
酸エステルエマルジョン等の水性エマルジョン型プリン
トバインダーあるいは熱発泡性樹脂粒子を侵さない乾燥
性有機溶媒と熱可塑性樹脂とからなる有機溶媒型プリン
トバインダーとから構成される。
上記熱発泡性樹脂粒子は、周知の膨張剤を内包あるいは
含有する気体透過性の低い熱可塑性樹脂の粒子であっ
て、その粒径は1〜500μ、好ましくは5〜100μであ
り、型状は略球状のものが好適である。また、膨張剤の
含有量は膨張剤が後記の低沸点液体膨張剤の場合は10〜
20重量%(以下、重量%をwt%と略記する)、分解型膨
張剤では20〜50wt%が好適である。
含有する気体透過性の低い熱可塑性樹脂の粒子であっ
て、その粒径は1〜500μ、好ましくは5〜100μであ
り、型状は略球状のものが好適である。また、膨張剤の
含有量は膨張剤が後記の低沸点液体膨張剤の場合は10〜
20重量%(以下、重量%をwt%と略記する)、分解型膨
張剤では20〜50wt%が好適である。
上記低沸点液体膨張剤には、プロパン、ブタン、イソブ
タン、ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン等の低分子炭化水素、トリクロルモノフル
オルメタン、ジクロルジフルオルメタン、ジクロルテト
ラフルオルエタン等のハロゲン化炭化水素及び石油エー
テル類等が適用され、分解型膨張剤では、2,2′−アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、アゾ
カルボン酸ジアルキルエステル、ジアゾアミノベンゼ
ン、パラトルエンスルホニルヒドラジド、重炭酸ナトリ
ウム、重炭酸アンモニウム等の化学的に熱分解してガス
を発生するものであって、必要により分解促進剤ととも
に適用される。
タン、ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン等の低分子炭化水素、トリクロルモノフル
オルメタン、ジクロルジフルオルメタン、ジクロルテト
ラフルオルエタン等のハロゲン化炭化水素及び石油エー
テル類等が適用され、分解型膨張剤では、2,2′−アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、アゾ
カルボン酸ジアルキルエステル、ジアゾアミノベンゼ
ン、パラトルエンスルホニルヒドラジド、重炭酸ナトリ
ウム、重炭酸アンモニウム等の化学的に熱分解してガス
を発生するものであって、必要により分解促進剤ととも
に適用される。
熱可塑性樹脂には、ポリ塩化ビニリデン系、ポリアクリ
ロニトリル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウ
レタン系、ポリカーボネート系等の気体透過性の低い重
合体樹脂が適用され、その他改質調整の目的で、ジビニ
ルベンゼン、メタアクリル酸のエステル類、アクリル酸
のエステル類、酢酸ビニル、塩化ビニル、スチレン等が
種々の重合開始剤、安定剤とともに適用される。
ロニトリル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウ
レタン系、ポリカーボネート系等の気体透過性の低い重
合体樹脂が適用され、その他改質調整の目的で、ジビニ
ルベンゼン、メタアクリル酸のエステル類、アクリル酸
のエステル類、酢酸ビニル、塩化ビニル、スチレン等が
種々の重合開始剤、安定剤とともに適用される。
前記熱発泡性樹脂粒子を得るには、例えば、低沸点液体
膨張剤と熱可塑性樹脂のモノマーとを混和し、加圧下で
けんだく重合すればよく、また分解型膨張剤と熱可塑性
樹脂とを溶媒中で混合溶解した後、非溶媒中で析出した
樹脂を粉砕すればよい。
膨張剤と熱可塑性樹脂のモノマーとを混和し、加圧下で
けんだく重合すればよく、また分解型膨張剤と熱可塑性
樹脂とを溶媒中で混合溶解した後、非溶媒中で析出した
樹脂を粉砕すればよい。
前記プリントバインダー中の樹脂の種類、樹脂分、及び
発泡性樹脂粒子のプリントバインダー中の含有量はシー
トとの接着性、発泡層の厚さ、発泡膜の強度等の特性に
より適宜調整される。一般に、プリントバインダー中の
樹脂分は20〜50wt%、発泡性樹脂粒子の含有量は10〜50
wt%が好適である。
発泡性樹脂粒子のプリントバインダー中の含有量はシー
トとの接着性、発泡層の厚さ、発泡膜の強度等の特性に
より適宜調整される。一般に、プリントバインダー中の
樹脂分は20〜50wt%、発泡性樹脂粒子の含有量は10〜50
wt%が好適である。
ここで、本発明において、特に好ましい発泡インクは、
膨張剤がブタン、イソブタン、ペンタン、イソペンタン
の少なくとも一種であり、熱可塑性樹脂が主成分として
塩化ビニリデンとアクリロニトリルとからなる共重合体
樹脂であって、膨張剤の含有量が10〜20wt%であるとと
もに粒径が5〜50μmの熱発泡性樹脂の粒子を適用し、
この粒子をエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
である水性エマルジョン型プリントバインダー中に20〜
50wt%含有したものである。
膨張剤がブタン、イソブタン、ペンタン、イソペンタン
の少なくとも一種であり、熱可塑性樹脂が主成分として
塩化ビニリデンとアクリロニトリルとからなる共重合体
樹脂であって、膨張剤の含有量が10〜20wt%であるとと
もに粒径が5〜50μmの熱発泡性樹脂の粒子を適用し、
この粒子をエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
である水性エマルジョン型プリントバインダー中に20〜
50wt%含有したものである。
上記熱発泡性樹脂粒子は、温度110〜140℃で5秒〜1分
間加熱すると、その粒径は4〜5倍に膨張するものであ
り、また熱収縮シートに印刷した上記発泡インクは、同
様にしてその厚さが5〜15倍に膨張するものである。
間加熱すると、その粒径は4〜5倍に膨張するものであ
り、また熱収縮シートに印刷した上記発泡インクは、同
様にしてその厚さが5〜15倍に膨張するものである。
なお、発泡インクは、以上の他に種々の色調を呈する顔
料、色素等の着色料、安定剤、粘度調整剤等を配合しう
るものである。
料、色素等の着色料、安定剤、粘度調整剤等を配合しう
るものである。
(実施例) 以下、実施例にて本発明を説明する。
実施例1 ファンデーションケーキAの容器を個装箱に収納する際
に用いる緩衝用シートを、以下のようにして製造した。
(第1図参照) まず、やや厚手のパルプ紙(260g/m2)であるシート
(1)の一面側に、ブタン(15wt%)を内包する粒径10
〜20μmの塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体
樹脂である熱発泡性樹脂粒子…30wt%と、エチレン酢酸
ビニル共重合体樹脂の水性エマルジョン(樹脂分40wt
%)…70wt%とからなる発泡インクを用いて、4個の
「A」という文字(2)を0.04〜0.05mmの厚さにスクリ
ーン印刷した後、温度140〜150℃の熱風トンネル中で15
〜20秒間加熱処理を施すことにより、厚さ0.4〜0.5mmの
発泡層からなる4個の「A」という文字(2)をシート
(1)の一面側に形成した。
に用いる緩衝用シートを、以下のようにして製造した。
(第1図参照) まず、やや厚手のパルプ紙(260g/m2)であるシート
(1)の一面側に、ブタン(15wt%)を内包する粒径10
〜20μmの塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体
樹脂である熱発泡性樹脂粒子…30wt%と、エチレン酢酸
ビニル共重合体樹脂の水性エマルジョン(樹脂分40wt
%)…70wt%とからなる発泡インクを用いて、4個の
「A」という文字(2)を0.04〜0.05mmの厚さにスクリ
ーン印刷した後、温度140〜150℃の熱風トンネル中で15
〜20秒間加熱処理を施すことにより、厚さ0.4〜0.5mmの
発泡層からなる4個の「A」という文字(2)をシート
(1)の一面側に形成した。
次いで、このシート(1)の他面側(第1図における裏
面側)に、ファンデーションケーキAの使用方法、効能
等の説明文(使用書)を印刷して、緩衝用シート(3)
を得た。
面側)に、ファンデーションケーキAの使用方法、効能
等の説明文(使用書)を印刷して、緩衝用シート(3)
を得た。
そして、この緩衝用シート(3)を、「A」という文字
の発泡層(2)が形成された一面側を内側に向けた状態
で略コの字状に折り曲げ加工した後、該コの字状の緩衝
用シート(3)でファンデーションケーキAの容器
(4)を被覆するようにして、両者を個装箱(5)に収
納した。
の発泡層(2)が形成された一面側を内側に向けた状態
で略コの字状に折り曲げ加工した後、該コの字状の緩衝
用シート(3)でファンデーションケーキAの容器
(4)を被覆するようにして、両者を個装箱(5)に収
納した。
この緩衝用シート(3)は、やや厚手の硬質のパルプ紙
を利用しているため、自動包装機への適合性は良好であ
り、特に、第2図に示すように、略コの字状に折り曲げ
加工された緩衝用シート(3)の折り曲げ部分を容器
(4)で押すようにしながら個装箱(5)の中にスムー
ズに収納することのできるものである。そして、上記の
ように構成された緩衝用シート(3)は、容器(4)と
の接触面である一面側に介在する発泡層(2)が効果的
な緩衝作用を奏し、且つその他面側には説明文が印刷さ
れており、使用書としての機能も兼ね備えるものであ
る。また、この緩衝用シート(3)は、ファンデーショ
ンケーキAのマーク「A」を発泡層(2)で立体的に形
成したものであり、従来の発泡状シートにはない特徴的
で美しい外観を呈するものとなっている。
を利用しているため、自動包装機への適合性は良好であ
り、特に、第2図に示すように、略コの字状に折り曲げ
加工された緩衝用シート(3)の折り曲げ部分を容器
(4)で押すようにしながら個装箱(5)の中にスムー
ズに収納することのできるものである。そして、上記の
ように構成された緩衝用シート(3)は、容器(4)と
の接触面である一面側に介在する発泡層(2)が効果的
な緩衝作用を奏し、且つその他面側には説明文が印刷さ
れており、使用書としての機能も兼ね備えるものであ
る。また、この緩衝用シート(3)は、ファンデーショ
ンケーキAのマーク「A」を発泡層(2)で立体的に形
成したものであり、従来の発泡状シートにはない特徴的
で美しい外観を呈するものとなっている。
実施例2 実施例1の熱発泡性樹脂粒子を、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル(40wt%)を含有する粒径10〜30μmの
アクリロニトリル−ブタジエン−メタアクリル酸メチル
共重合体樹脂に替えて、発泡層を形成する処理温度、時
間を120〜130℃、15〜20秒間とする他は実施例1と同様
にして、厚さ0.3〜0.4mmの発泡層からなる4個の「A」
という文字をパルプシートの一面側に形成せしめた。こ
の緩衝用シートも、実施例1と同様の作用効果を奏しう
るものとなった。
ブチロニトリル(40wt%)を含有する粒径10〜30μmの
アクリロニトリル−ブタジエン−メタアクリル酸メチル
共重合体樹脂に替えて、発泡層を形成する処理温度、時
間を120〜130℃、15〜20秒間とする他は実施例1と同様
にして、厚さ0.3〜0.4mmの発泡層からなる4個の「A」
という文字をパルプシートの一面側に形成せしめた。こ
の緩衝用シートも、実施例1と同様の作用効果を奏しう
るものとなった。
(発明の効果) 以上のように、本発明の緩衝用シートは、厚みが0.2〜
0.5mm、重さが50〜460g/m2の範囲内に設定されたパルプ
シートからなり、その一面側に、発泡インクで印刷され
加熱処理を施されることにより形成された適宜形状の文
字、図柄等の発泡層を有するとともに、他面側には使用
方法等の説明文が印刷され、上記一面側を内側に向けて
略コの字形状に折り曲げ加工された状態で容器を被覆し
個装箱内に収納されるようになっているものである。
0.5mm、重さが50〜460g/m2の範囲内に設定されたパルプ
シートからなり、その一面側に、発泡インクで印刷され
加熱処理を施されることにより形成された適宜形状の文
字、図柄等の発泡層を有するとともに、他面側には使用
方法等の説明文が印刷され、上記一面側を内側に向けて
略コの字形状に折り曲げ加工された状態で容器を被覆し
個装箱内に収納されるようになっているものである。
従って、所望の文字、図柄を立体的に発泡層で形成する
ことにより、美しい外観を呈し、且つ従来の発泡状シー
トのように嵩高とならずに効果的な緩衝作用を奏するも
のとすることができるため、個装箱の外形を小さくする
ことができる。また、パルプシートの厚みと重さとが上
記の特定範囲内に設定されており、且つ略コの字形状に
折り曲げ加工されて容器を被覆するようになっているた
め、自動包装機への適合性及び包装工程での作業性が良
好であり、作業工数面及び材料質面の両面からのコスト
ダウンを実現することができる。
ことにより、美しい外観を呈し、且つ従来の発泡状シー
トのように嵩高とならずに効果的な緩衝作用を奏するも
のとすることができるため、個装箱の外形を小さくする
ことができる。また、パルプシートの厚みと重さとが上
記の特定範囲内に設定されており、且つ略コの字形状に
折り曲げ加工されて容器を被覆するようになっているた
め、自動包装機への適合性及び包装工程での作業性が良
好であり、作業工数面及び材料質面の両面からのコスト
ダウンを実現することができる。
そして、この緩衝用シートは、シート自体に説明文が印
刷されており、緩衝材と使用書とを兼ねるものであるた
め、従来個別に個装箱に挿入されていた使用書を不要と
することができる。
刷されており、緩衝材と使用書とを兼ねるものであるた
め、従来個別に個装箱に挿入されていた使用書を不要と
することができる。
更に、この緩衝用シートは、製造が容易で安価に提供す
ることができ、その汎用性も極めて高いものである。
ることができ、その汎用性も極めて高いものである。
第1図は本発明の一実施例である緩衝用シートの斜視
図、第2図は同実施例の緩衝用シートで化粧料の容器を
被覆して個装箱に収納する工程の説明図である。 (1)…シート、(2)…「A」という文字(発泡
層)、(3)…緩衝用シート、(4)…容器、(5)…
個装箱。
図、第2図は同実施例の緩衝用シートで化粧料の容器を
被覆して個装箱に収納する工程の説明図である。 (1)…シート、(2)…「A」という文字(発泡
層)、(3)…緩衝用シート、(4)…容器、(5)…
個装箱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 原 慧 (56)参考文献 特開 昭50−109071(JP,A) 特開 昭53−34863(JP,A) 特開 昭56−143229(JP,A) 実開 昭52−73176(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】厚み0.2〜0.5mm、重さ50〜460g/m2のパル
プシートからなり、一面側に、発泡インクで印刷され加
熱処理を施されることにより形成された適宜形状の文
字、図柄等の発泡層を有するとともに、他面側には使用
方法等の説明文が印刷され、上記一面側を内側に向けて
略コの字形状に折り曲げ加工された状態で容器を被覆し
個装箱内に収納されることを特徴とする緩衝用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60014646A JPH075145B2 (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | 緩衝用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60014646A JPH075145B2 (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | 緩衝用シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61178865A JPS61178865A (ja) | 1986-08-11 |
JPH075145B2 true JPH075145B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=11866958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60014646A Expired - Lifetime JPH075145B2 (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | 緩衝用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075145B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010202242A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Kao Corp | 容器保持シート |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0518388U (ja) * | 1991-08-28 | 1993-03-09 | 東和産業株式会社 | 浴場用マツト |
JP4909692B2 (ja) * | 2006-09-25 | 2012-04-04 | 花王株式会社 | 緩衝材シート及び容器入り箱体 |
JP5416503B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2014-02-12 | 紀伊産業株式会社 | 化粧料容器 |
JP4891451B1 (ja) * | 2011-06-10 | 2012-03-07 | 藤沢紙工株式会社 | 包装体 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50109071A (ja) * | 1974-02-06 | 1975-08-27 | ||
JPS5273176U (ja) * | 1975-11-25 | 1977-06-01 | ||
US4094685A (en) * | 1976-07-23 | 1978-06-13 | Polymerics, Inc. | Expandable polymeric coating compositions |
JPS56143229A (en) * | 1980-04-11 | 1981-11-07 | Kanebo N S C Kk | Fine sphere expandable when heated |
-
1985
- 1985-01-28 JP JP60014646A patent/JPH075145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010202242A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Kao Corp | 容器保持シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61178865A (ja) | 1986-08-11 |
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