JP3130821U - 果実保護用緩衝材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器に収納した果実の保護を目的として果実と容器との間に装填される果実保護用緩衝材であって、熱可塑性樹脂発泡シートを裁断してなり、厚みが0.3〜3mm、見掛け密度が15〜70kg/m3であり、矩形状の底面保護部1aと、該底面保護部1aの周縁に折線部2を介して連接された4面の側面保護部1bとを有し、前記折線部2は貫通部2aと非貫通部2bとの連設により構成されていると共に折線部2の両端には前記貫通部2aが配設され、該果実保護用緩衝材1の四隅に底面保護部1aの角部を頂点として外周方向に向かって10〜60度の角度で開いた略V字状の切欠き3が形成されている果実保護用緩衝材1とした。
【選択図】 図1
Description
しかし、ウレタン発泡体は緩衝性には優れるが、厚みの薄いシート状のものが製造しにくく、厚いシートとなってしまう。そのため、ウレタン発泡体を折り曲げて容器内へ装填した場合、容器の形状どおりに保持できないといった問題点があり、果実の包装作業性に劣るものとなっていた。
また、不織布は逆に容器形状に馴染みやすいが、緩衝性には劣るという問題点を有していた。また、不織布は糸くずが発生しやすく、発生した糸くずが果実表面等に付着する虞もあった。
ここで、緩衝材1の厚みが薄すぎると緩衝性が低下し、厚すぎると容器への装填の際に折り曲げにくく、作業性が低下する。また、同様に緩衝材1の見掛け密度が大きすぎると緩衝性が低下すると共に、折り曲げにくくなるために作業性も低下する。一方、見掛け密度が小さすぎると発泡シート自体を製造することが難しくなる。かかる観点から、緩衝材1の厚みは0.5〜2.5mmが好ましく、0.5〜2mmが特に好ましい。また、見掛け密度は18〜40kg/m3が好ましく、20〜35kg/m3が特に好ましい。
この押出成形により製造された押出発泡シートには、その押出方向に沿ってコルゲートと呼ばれる山谷部が形成されるため、該押出発泡シートを裁断して本考案に係る果実保護用緩衝材1を形成するに際しては、該緩衝材1の長手方向が前記押出発泡シートの押出方向と平行になるように裁断することが、形成される緩衝材1の折り曲げ性の観点から好ましい。即ち、緩衝材1の長手方向が押出発泡シートの押出方向に直交するように裁断すると、山谷部の存在により緩衝材1が折り曲げにくくなるために、容器内への装填作業性が低下する。
上記底面保護部1aの形状寸法は、該緩衝材1が装填される容器の底壁と略同一の形状寸法に形成され、上記側面保護部1bの高さhは、容器の周壁の高さと略同一に形成される。また、側面保護部1bの周縁は、図示したように意匠性を考慮して波形状に裁断してもよい。
容器10としては、合成樹脂、段ボール等で形成された公知の種々の容器が使用できるが、イチゴ、イチジク、サクランボ等の果実の容器として、一般的に広く使用されているポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、その他の熱可塑性合成樹脂等からなる樹脂シートの真空成形又は圧空成形等の熱成形手段により形成された合成樹脂製の容器10が特に好適に使用することができる。
密度が922kg/m3である低密度ポリエチレンを押出発泡することにより製造された、厚み1mm、見掛け密度26kg/m3の低密度ポリエチレン押出発泡シートから、最大外寸法220mm×150mmの略矩形状の本考案に係る果実保護用緩衝材1を、その長手方向が発泡シートの押出方向と平行となるように裁断して形成した。周縁は、意匠性を考慮して波形状に裁断した。
裁断した緩衝材1には、170mm×100mmの矩形状の底面保護部1aと、該底面保護部1aの周縁に折線部2を介して連接された最大高さが25mmとなる4面の側面保護部1bが形成されている。
緩衝材1の厚みは1mmであり、見掛け密度は26kg/m3であった。
長辺側の折線部2は、その末端から15mmの切り込み、10mm間隔を開けて30mmの切り込み、15mmの間隔を開けて30mmの切り込み、15mmの間隔を開けて30mmの切り込み、さらに10mmの間隔を開けて末端まで15mmの切り込みを形成し、折線部に対する非貫通部の比率を29%とした。
短辺側の折線部2は、その末端から10mmの切り込み、15mm間隔を開けて20mmの切り込み、10mmの間隔を開けて20mmの切り込み、さらに15mmの間隔を開けて末端まで10mmの切り込みを形成し、折線部に対する非貫通部の比率を40%とした。
緩衝材1の四隅には、底面保護部1aの角部に達する頂部の角度が30度のV字状の切欠き3を形成した。
厚み0.25mmのOPSシート(二軸延伸ポリスチレンシート)を熱成形して形成された、底壁が170mm×100mmの略矩形状であり、周壁高さが25mmであるトレー状の容器10を使用した。
上記容器10に、上記本考案に係る果実保護用緩衝材1を装填し、続いて、大粒のイチゴKを緩衝材1を装填した容器10内にイチゴKが上下に重なり合わないように収納し、該容器10の全体をストレッチフィルムFにて覆った。
緩衝材1の容器10への装填作業性は非常に良好であった。
緩衝材1が適度なクッション性を有し、容器10の底壁のみならず周壁にも配置されているため、果実Kの傷みを効果的に防止することができるものであった。
1a 底面保護部
1b 側面保護部
2 折線部
2a 貫通部
2b 非貫通部
3 切欠き
10 容器
10a 底壁
10b 周壁
K 果実
F ストレッチフィルム
Claims (6)
- 果実と容器との間に装填される果実保護用緩衝材であって、熱可塑性樹脂発泡シートを裁断してなり、厚みが0.3〜3mm、見掛け密度が15〜70kg/m3であり、矩形状の底面保護部と、該底面保護部の周縁に折線部を介して連接された4面の側面保護部とを有し、前記折線部は貫通部と非貫通部との連設により構成されていると共に折線部の両端には前記貫通部が配設され、該果実保護用緩衝材の四隅には前記底面保護部の角部を頂点として外周方向に向かって10〜60度の角度で開いた略V字状の切欠きが形成されていることを特徴とする、果実保護用緩衝材。
- 上記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の果実保護用緩衝材
- 上記熱可塑性樹脂が、脂肪族ポリエステル系樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の果実保護用緩衝材
- 上記折線部を構成する貫通部が、折線部に沿って形成された直線状の切り込みであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の果実保護用緩衝材。
- 上記折線部の非貫通部の割合が20〜50%であり、かつ非貫通部の折線方向の長さが5mm以上であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の果実保護用緩衝材。
- 上記熱可塑性樹脂発泡シートが押出発泡シートからなり、果実保護用緩衝材の長手方向が該押出発泡シートの押出方向と平行になるように裁断されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の果実保護用緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000410U JP3130821U (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | 果実保護用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007000410U JP3130821U (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | 果実保護用緩衝材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3130821U true JP3130821U (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=43281657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007000410U Expired - Lifetime JP3130821U (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | 果実保護用緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3130821U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013039951A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Zenkoku Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai | 青果の包装方法及び青果の包装形態 |
-
2007
- 2007-01-29 JP JP2007000410U patent/JP3130821U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2013039951A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Zenkoku Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai | 青果の包装方法及び青果の包装形態 |
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