JPH0751224B2 - 静電粉体塗装用吊架金物 - Google Patents

静電粉体塗装用吊架金物

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JPH0751224B2
JPH0751224B2 JP62203696A JP20369687A JPH0751224B2 JP H0751224 B2 JPH0751224 B2 JP H0751224B2 JP 62203696 A JP62203696 A JP 62203696A JP 20369687 A JP20369687 A JP 20369687A JP H0751224 B2 JPH0751224 B2 JP H0751224B2
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JP
Japan
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coated
coating
powder coating
electrostatic powder
gun
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JP62203696A
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JPS6447464A (en
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辰夫 杉本
雅洋 山本
Original Assignee
小野田セメント株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は静電粉体吹付け装置に使用され、被塗物を吊
架・支持するための吊架金物に関するものである。
従来の技術 従来、静電粉体吹付け装置を使用する際は、被塗物は搬
送用ケーブルに吊り下げられ移動する吊架金物を介して
接地され、又静電粉体塗装用ガンを向けられており、こ
の塗装用ガンから懸濁せる粉体塗料を噴出し、これと同
時にガンの吐出口に直流高電圧を印加してコロナ放電を
させ、ガンから被塗物に至るイオン電流によつて前記粉
体塗料を荷電すると共に、この荷電された粉体塗料をガ
ンと被塗物との間に生ずる電界によるクーロン力で、被
塗物の表面に移送して層状に塗着し、しかる後、この状
態の被塗物を加熱して焼付けて塗膜をつくつている。
発明が解決しようとする問題点 この場合添付図面の第4図に示すように吊架金物11は導
線16により接地されているので、吊架金物の周辺付近に
はフアラデーケージ効果によつて塗装ガン5と被塗物4
との間に形成される電界14が入り込まない部分を生ずる
ので、吊架金物11と被塗物との接触部分の周辺の被塗物
の表面には未塗装部分Aが生じると共に、塗着効率も低
下する。
本発明の目的は上記フアラデーケージ効果を減少させ、
未塗装部分を生じないようにして均一な厚さに塗着する
とともに、塗着効率の低下を防止することにある。
問題点を解決するための手段 本発明は、静電粉体塗装用ガンにより塗装される被塗物
の被塗面に尖端部の接触部を当接せしめて該被塗物を支
持する静電粉体塗装用吊架金物であって、その尖端部
が、該被塗物の被塗面との接触部を除き、前記塗装用ガ
ンと同極性に帯電されて補助電極となる絶縁体で被覆さ
れていることを特徴とする静電粉体塗装用吊架金具、に
より前記目的を達成しようとするものである。
作用 上記のような構成としたので、塗装用ガンから被塗物に
流れるイオン電流により、吊架金物の尖端被覆部は塗装
用ガンと同極性に帯電されて補助電極となり、この部分
と、吊架金物の尖端部と被塗物との接触部付近の塗着面
との間に補助電界が形成される。
したがつて塗装用ガンから噴出した粉体塗料はイオン電
流によつて荷電され、電界の作用をうけて被塗物の面に
移送されると同時に、補助電界の作用を受けて、前記吊
架金物の尖端部と被塗物との接触部付近にも粉体塗料の
一部が移送される。
実施例 本発明の実施例を添付図面により説明すると、第1図に
示す如く、本発明の吊架金物1は材質が鉄で略コの字型
の形状となつており、搬送装置(図示省略)の搬送用ケ
ーブル2にフック3を介して吊架されるとともにその尖
端部1a部分で被塗物4を支持している。
被塗物4の塗装面に対向して静電粉体塗装用ガン5を移
動自在に設け、この塗装用ガン5には直流高圧電源6を
接続するとともに、粉体塗料供給源7を、パイプ8で連
結している。
吊架金物1の尖端部1aの部分は第2図に示すように、被
塗物4との接触部9を除いて、鉄心10の周囲をシリコン
チューブ15の絶縁体で被覆されており、鉄心10は導線16
により接地されている。
従つて塗装用ガン5から被塗物4に向かつて流れるイオ
ン電流により、シリコンチューブ15の絶縁体部分は、塗
装用ガン5と同極性に帯電されて補助電極となり、被塗
物4を吊架金物1が支持する部分、即ち、接触部9との
間に補助電界12を形成する。
このため塗装用ガン5からの噴出した粉体塗料13は塗装
用ガン5の吐出口付近に生ずるイオン電流によつて荷電
され、電圧がガンに吐出口付近にて約−40KWの電界14の
作用を受けて被塗物4の表面に移送され粉体層13aを形
成するとともにシリコンチューブ15の補助電柱部分に移
送された粉体塗料13は電圧が約−10KW程度の上記補助電
界12により、接触部9の周辺部塗着面に移送され、こゝ
に塗着されて粉体層13aを形成する。したがつて、この
状態の被塗物4を加熱して焼付けることにより、接触部
9付近には第3図に示すように塗膜部が出来て、未被膜
部分の発生を防止し、均一な塗膜を形成することが出来
る。
さらに又、粉体塗料のつきまわり性や、入り込み性が改
善され、塗着効率も向上する。
発明の効果 この発明は上述のように、静電粉体吹付け装置に使用さ
れる吊架金物の被塗物を支持する尖端部を、被塗物の塗
装面との接触部を除き、前記塗装用ガンと同極性に帯電
されて補助電極となる絶縁体で被覆するようにしたの
で、この部分が塗装ガンと電極性に帯電されて補助電極
となり、前記吊架金物の尖端部と被塗物との接触部周辺
付近との間に補助電界を形成して、上記接触部周辺部に
未塗装部分を生じることがなくなり、均一な厚さに塗着
されるようになるとともに、つきまわり性や入り込み性
も向上して塗着効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の概略図、第2図は本発明の尖
端部と被塗物とが接触する部分の縦断面図、第3図は、
同接触部分の焼付後の塗膜断面図、第4図は従来の吊架
金物の尖端部と被塗物とが接触する部分の縦断面図であ
る。 1……吊架金物 1a……同上の先端部 4……被塗物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電粉体塗装用ガンにより塗装される被塗
    物の被塗面に尖端部の接触部を当接せしめて該被塗物を
    支持する静電粉体塗装用吊架金物であって、その尖端部
    が、該被塗物の被塗面との接触部を除き、前記塗装用ガ
    ンと同極性に帯電されて補助電極となる絶縁体で被覆さ
    れていることを特徴とする静電粉体塗装用吊架金具。
JP62203696A 1987-08-17 1987-08-17 静電粉体塗装用吊架金物 Expired - Lifetime JPH0751224B2 (ja)

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JP62203696A JPH0751224B2 (ja) 1987-08-17 1987-08-17 静電粉体塗装用吊架金物

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JPS6447464A JPS6447464A (en) 1989-02-21
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