JPH0751149Y2 - スラリー溶液の処理装置 - Google Patents
スラリー溶液の処理装置Info
- Publication number
- JPH0751149Y2 JPH0751149Y2 JP1990006099U JP609990U JPH0751149Y2 JP H0751149 Y2 JPH0751149 Y2 JP H0751149Y2 JP 1990006099 U JP1990006099 U JP 1990006099U JP 609990 U JP609990 U JP 609990U JP H0751149 Y2 JPH0751149 Y2 JP H0751149Y2
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- JP
- Japan
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- stirring rod
- gas
- slurry solution
- gas supply
- supply pipe
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスラリー溶液中に気体を噴出して処理する装置
に関し、例えば湿式排煙脱硫装置の吸収液中に空気を供
給して、液中の亜硫酸塩を酸化する工程に適用できる処
理装置に関するものである。
に関し、例えば湿式排煙脱硫装置の吸収液中に空気を供
給して、液中の亜硫酸塩を酸化する工程に適用できる処
理装置に関するものである。
従来湿式排煙脱硫装置における生成亜硫酸塩を酸化する
処理装置としては、特願昭62-088947号（特開昭63-1716
26号）に示された方式がある。それを第４図によって説
明する。
処理装置としては、特願昭62-088947号（特開昭63-1716
26号）に示された方式がある。それを第４図によって説
明する。
液溜槽６には供給口７よりスラリー溶液10が供給されて
いる。該溶液中、下方に伸びる中空回転軸３の下端に水
平攪拌棒１が設けられており、該攪拌棒１の中程に垂直
に下方に伸びる気体噴射管２がその先端が攪拌棒１の下
方に突出した形で固定されており、気体噴射管２と中空
回転軸３とを連結管４で連通させ、中空回転軸３の上方
に設けた気体供給管８より中空回転軸３、連結管４及び
気体噴射管２を介して気体11がスラリー溶液10の中に噴
出される。一方、電動機９により回転される攪拌棒１は
その後方に気相域を形成し、上記気体噴射管２よりこの
気相域に気体11が供給される。
いる。該溶液中、下方に伸びる中空回転軸３の下端に水
平攪拌棒１が設けられており、該攪拌棒１の中程に垂直
に下方に伸びる気体噴射管２がその先端が攪拌棒１の下
方に突出した形で固定されており、気体噴射管２と中空
回転軸３とを連結管４で連通させ、中空回転軸３の上方
に設けた気体供給管８より中空回転軸３、連結管４及び
気体噴射管２を介して気体11がスラリー溶液10の中に噴
出される。一方、電動機９により回転される攪拌棒１は
その後方に気相域を形成し、上記気体噴射管２よりこの
気相域に気体11が供給される。
第５図は、第４図の装置において気泡の発生状況を説明
するための図である。気体噴射管２より気体を噴出しつ
つ、攪拌棒１を矢印Ａの方向に、例えば50〜150rpmの回
転速度で回転させると、攪拌棒１の後方背面全域にわた
り気相域16が形成され、気相域の終縁部17において気体
は分散され、大半は微細気泡18となる。
するための図である。気体噴射管２より気体を噴出しつ
つ、攪拌棒１を矢印Ａの方向に、例えば50〜150rpmの回
転速度で回転させると、攪拌棒１の後方背面全域にわた
り気相域16が形成され、気相域の終縁部17において気体
は分散され、大半は微細気泡18となる。
第４図に関して説明した従来の気液接触装置では気体を
吹き込むための送風機の動力が少なくないという問題点
があった。
吹き込むための送風機の動力が少なくないという問題点
があった。
そこで、本考案は上記技術水準に鑑み、気体を吹き込む
ための送風機の動力を低減できる装置を提供しようとす
るものである。
ための送風機の動力を低減できる装置を提供しようとす
るものである。
本考案は回転軸の下端に取り付けた攪拌棒と、該棒の後
方に形成されるスラリー溶液内の気相域に気体を供給す
る気体供給管とを有するスラリー溶液の処理装置におい
て、該気体供給管を前記攪拌棒を貫通させるとともに、
気体供給管の先端が攪拌棒の下方に突出しないように
し、かつ、気体供給管の先端を前記攪拌棒の外周と同一
の形状としてなることを特徴とするスラリー溶液の処理
装置である。
方に形成されるスラリー溶液内の気相域に気体を供給す
る気体供給管とを有するスラリー溶液の処理装置におい
て、該気体供給管を前記攪拌棒を貫通させるとともに、
気体供給管の先端が攪拌棒の下方に突出しないように
し、かつ、気体供給管の先端を前記攪拌棒の外周と同一
の形状としてなることを特徴とするスラリー溶液の処理
装置である。
本考案では、従来装置において攪拌棒の下方に突出して
いた気体噴出管の先端を攪拌棒の下方に突出しないよう
にし、かつ、攪拌棒外周と同一の形状とすることによっ
て、攪拌棒の断面がほぼ完全な円形となり、攪拌棒が回
転した時に流体との衝突によって生じる攪拌棒下部の負
圧を気体噴射管入口に有効に作用させることが可能とな
った。これにより、気体噴射管入口で生じた負圧相当分
が気体吹き込みの送風機の負荷を低減することになり、
送風機の動力の低減が可能となった。
いた気体噴出管の先端を攪拌棒の下方に突出しないよう
にし、かつ、攪拌棒外周と同一の形状とすることによっ
て、攪拌棒の断面がほぼ完全な円形となり、攪拌棒が回
転した時に流体との衝突によって生じる攪拌棒下部の負
圧を気体噴射管入口に有効に作用させることが可能とな
った。これにより、気体噴射管入口で生じた負圧相当分
が気体吹き込みの送風機の負荷を低減することになり、
送風機の動力の低減が可能となった。
以下、本考案の一具体例を第１図、第２図および第３図
によって説明する。
によって説明する。
第１図に示すように液溜槽６には供給口７よりスラリー
溶液10が供給されている。該液溜槽６内のスラリー溶液
中に下方に伸びる中空回転軸３の下端には水平の攪拌棒
１が設けられている。攪拌棒１の中程には攪拌棒１を貫
通して、気体噴射管２の先端は第２図および第３図に示
すように、攪拌棒１より下方へは突出していない構造と
なっているうえ、気体噴射管２の先端は攪拌棒１の外周
（通常は円型）と同一の形状を有しており、攪拌棒１の
近傍の流れを乱さない構造となっている。
溶液10が供給されている。該液溜槽６内のスラリー溶液
中に下方に伸びる中空回転軸３の下端には水平の攪拌棒
１が設けられている。攪拌棒１の中程には攪拌棒１を貫
通して、気体噴射管２の先端は第２図および第３図に示
すように、攪拌棒１より下方へは突出していない構造と
なっているうえ、気体噴射管２の先端は攪拌棒１の外周
（通常は円型）と同一の形状を有しており、攪拌棒１の
近傍の流れを乱さない構造となっている。
一方、気体噴射管２と中空回転軸３とを連結管４で連通
させ、中空回転軸３の上方に設けた気体供給口８より中
空回転軸３、連結管４および気体噴射管２をかいして、
気体11がスラリー溶液10の中に噴出される。そして、電
動機９により回転される攪拌棒１はその後方に空洞現象
による気相域を形成し、上記気体噴射管２より、この気
相域に気体11が供給される。
させ、中空回転軸３の上方に設けた気体供給口８より中
空回転軸３、連結管４および気体噴射管２をかいして、
気体11がスラリー溶液10の中に噴出される。そして、電
動機９により回転される攪拌棒１はその後方に空洞現象
による気相域を形成し、上記気体噴射管２より、この気
相域に気体11が供給される。
第２図は第１図の装置において、気泡の発生状況を説明
するための図、第３図は攪拌棒１と気体噴射管２の接続
関係を示す図である。
するための図、第３図は攪拌棒１と気体噴射管２の接続
関係を示す図である。
上記装置では従来の装置と異なり、攪拌棒１が回転した
時に流体との衝突により生じる攪拌棒下部の負圧を気体
噴射管２の入口に有効に作用させることが可能である。
時に流体との衝突により生じる攪拌棒下部の負圧を気体
噴射管２の入口に有効に作用させることが可能である。
本考案は以上説明したように、攪拌棒が回転した時に流
体との衝突により生じる攪拌棒下部の負圧を気体噴射管
入口に有効に作用させることが可能であり、気体吹き込
みのための送風機の動力を低減することが可能となる。
体との衝突により生じる攪拌棒下部の負圧を気体噴射管
入口に有効に作用させることが可能であり、気体吹き込
みのための送風機の動力を低減することが可能となる。
第１図は本考案の一実施例の全体を示す概略図、第２図
は本考案の一実施例の微細気泡の発生状態の説明図、第
３図は本考案の一実施例における攪拌棒と気体噴出管の
接続関係図、第４図は従来のスラリー溶液の処理装置の
一態様を示す概略図、第５図は第４図の従来装置の微細
気泡の発生状態の説明図である。 図において、1:攪拌棒、2:気体噴射管、3:中空回転軸、
4:連結管、6:液溜槽、7:スラリー溶液入口、8:気体供給
口、9:電動機
は本考案の一実施例の微細気泡の発生状態の説明図、第
３図は本考案の一実施例における攪拌棒と気体噴出管の
接続関係図、第４図は従来のスラリー溶液の処理装置の
一態様を示す概略図、第５図は第４図の従来装置の微細
気泡の発生状態の説明図である。 図において、1:攪拌棒、2:気体噴射管、3:中空回転軸、
4:連結管、6:液溜槽、7:スラリー溶液入口、8:気体供給
口、9:電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｊ 10/00 １０４ 8822−4Ｇ Ｃ０１Ｆ 11/46 １０２ 9040−4Ｇ (72)考案者 鬼塚 雅和 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−171626（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】回転軸の下端に取り付けた攪拌棒と、該棒
の後方に形成されるスラリー溶液内の気相域に気体を供
給する気体供給管とを有するスラリー溶液の処理装置に
おいて、該気体供給管を前記攪拌棒を貫通させるととも
に、気体供給管の先端が攪拌棒の下方に突出しないよう
にし、かつ、気体供給管の先端を前記攪拌棒の外周と同
一の形状としてなることを特徴とするスラリー溶液の処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990006099U JPH0751149Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | スラリー溶液の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990006099U JPH0751149Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | スラリー溶液の処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0398928U JPH0398928U (ja) | 1991-10-15 |
| JPH0751149Y2 true JPH0751149Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31509782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990006099U Expired - Fee Related JPH0751149Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | スラリー溶液の処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751149Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4773820B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-09-14 | 優 今泉 | マスク |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63171626A (ja) * | 1986-05-12 | 1988-07-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スラリ−溶液の処理装置 |
-
1990
- 1990-01-29 JP JP1990006099U patent/JPH0751149Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0398928U (ja) | 1991-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |