JP2706322B2 - 気液接触装置 - Google Patents

気液接触装置

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JP2706322B2
JP2706322B2 JP1182619A JP18261989A JP2706322B2 JP 2706322 B2 JP2706322 B2 JP 2706322B2 JP 1182619 A JP1182619 A JP 1182619A JP 18261989 A JP18261989 A JP 18261989A JP 2706322 B2 JP2706322 B2 JP 2706322B2
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淳 多谷
直彦 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液又はスラリー中に気体を噴出して気液接触
処理する気液接触装置に関し、例えば湿式排煙脱硫装置
における亜硫酸塩の酸化処理工程に有利に適用できる処
理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、湿式排煙脱硫装置における生成亜硫酸塩の酸化
処理装置として吸収液の液留槽の底部に多数の噴射孔を
有する空気供給管を配設し、またその上方にタービン翼
の撹拌機を設けることによって気液接触を促進し、酸化
を行なう方式と、中空回転軸に複数本の中空撹拌翼を取
付け、該翼に多数の気体噴射孔を開孔し、中空回転軸を
介して空気を供給しつつ回転させて酸化処理を行なう方
式とがある。
前者の方式は噴射孔から噴射される気体の大半が比較
的大径の気泡を形成し、上部に設けてある撹拌機での気
泡の細分化も十分に期待できないために気体の噴射孔の
孔径を小さくし、かつ、孔の数を多数設ける必要があっ
た。
これに対し、後者の方式は気体の吹き込み手段を撹拌
機に付設することにより、気泡の細分化及び液中への分
散を行なうもので、優れた気液接触効果を発揮するもの
である。
第4図は後者の方式による装置の概念図である。(実
開昭61−150047号公報参照)液留槽6には被処理液7が
供給口10から供給されており、一方、中空回転軸3には
多数の気体噴出孔20を開孔した中空撹拌棒21が取付けら
れている。該撹拌棒21は電動機9により回転され、気体
11は中空回転軸3及び中空撹拌棒21を介して気体噴出孔
20より噴出される。この装置は中空撹拌棒21の後方に形
成される気相域に気体を供給することで、該気相域の終
縁部における気体の千切れ現象により気泡を十分微細化
させることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記したように、従来の第4図に示す装置は回転中空
撹拌棒後方に形成する気相域の終縁部での気体の千切れ
現象により気泡を細分化することができ、気液接触効果
を向上させることができる効果を有する。しかしなが
ら、この装置で気液接触を行なう際には、中空撹拌棒の
中に気体噴射孔から被処理液のスプラッシュの侵入が避
けられず、中空撹拌棒内で乾燥折出したり気体噴射孔の
周囲にスケーリングが生じ、気体噴射孔の閉塞、あるい
は各中空撹拌棒内での析出量のアンバランスで振動を生
じ、ついには運転不能に陥る欠点があった。
本発明は上記技術水準に鑑み、スケーリングトラブル
を解消すると共に長期にわたって安定して、気液接触処
理を行なえる装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は液中に垂下された中空回転軸の下端に斜め下
方に傾けた複数板の撹拌翼を水平方向に取付け、該翼上
部にそれぞれ平板を接合し、該平板にはそれぞれに前記
中空回転軸と連通してなる気体供給管を取付け、該気体
供給管の先端開孔部は前記平板を貫通させるとともに該
気体供給管から噴射した気体は撹拌翼に向けて衝突した
のち液中に分散されるようにし、前記接合部を前方に回
転させるようにするとともに前記気体供給管は該接合部
より回転後方に設けてなる気液接触装置である。
〔作用〕
本発明によれば、液中への気体の供給に際して、噴射
される気体が一たん撹拌翼に衝突したのち液中に分散さ
せるようにしているため、液のスプラッシュの発生を防
止し、かつ、回転によって液流れの剥離によって平板と
斜め下方に傾むけた撹拌翼の背部に横方向のほヾ全長さ
にわたって形成されるキャビティ内に回転による液の流
れの乱れで生じた液滴が仮に飛び込んできても、翼面を
斜めに傾斜させているので円滑に液中に流れ戻るためス
ケーリングの発生が解消される。
〔実施例〕 本発明の一実施例である亜硫酸カルシウムスラリーの
気液接触処理による酸化実験における気液接触処理装置
を第1図ないし第3図を用いて説明する。
被処理液7が供給口10より液溜槽6に供給される。液
溜槽6内の被処理液7中に下方に垂下され、上部のロー
タリージョイント8部から気体11が供給される中空回転
軸3の下端には斜め下方に傾むけた撹拌翼1が複数板取
り付けられており、該撹拌翼1の上部には平板5が接合
され、該平板5のそれぞれに前記中空回転軸3と連通し
てなる気体供給管2が該平板5を貫通して下方に向けて
取付けてある。前記ロータリージョイント8部から供給
された気体は、中空回転軸3を介して気体供給管2の先
端より噴射され撹拌翼1に衝突するようにしてある。電
動機9によって撹拌翼1と平板5の接合部12を回転方向
前方になるようにして回転され、気体11は接合部12より
回転後方から噴射され、撹拌翼1の回転背面部1′へ衝
突したのち、撹拌翼下側1″と平板後端面5′で液の剥
離によって形成されるキャビティ15内を介して該キャビ
ティ終縁部16から微細気泡17として液中に分散される。
上記の気体の液中への分散状況を鳥瞰図として第2図
に、又撹拌翼部の縦断面図として第3図に示している。
気体供給管2の先端開口部2′から噴射された気体は、
撹拌翼1の背面部1′に衝突し撹拌翼1の下端1″と平
板後端面5′での液の剥離によって形成されるキャビテ
ィ15内に拡がり、該キャビティ15の終縁部16で微細な気
泡17となって液中に分散される。キャビティ15は撹拌翼
1の回転によって流れが剥離して撹拌翼1の背部1′が
負圧化することによって形成されるものであり、したが
って回転軸3近くの撹拌翼1の取付け部分では負圧の程
度が弱くなりキャビティ15は小さくなる。このため気体
供給管2の平板5への取付けは回転軸3から離れた部分
とすることが望ましい。
本発明装置が回転している間は気体供給管2内へのス
プラッシュの逆流はないが、本発明装置停止時には気体
供給口2′から液が逆流するため気体供給管2の回転中
空軸3との連通管4は斜めに傾斜をもたせ、次の運転時
に逆流した液が円滑に排出されるように配慮した。
(実験例) 第1図の態様をなす装置を用い、湿式排煙脱硫装置で
生成する亜硫酸カルシウムを含有する吸収液に空気を吹
き込んで酸化して石膏化する実験を行なった。液溜槽6
は幅が6m、奥行き4mで液位は4mとした。撹拌翼1は幅が
15cm、厚みが10mmのものを45゜に傾むけ回転幅3の中心
から1mの長さとして4枚取付けた。平板5は幅が12cm、
厚みが10mmのものを用いた。気体供給管2は内径22.7mm
φのものを撹拌翼1の先端部から200mm回転軸寄りの位
置へ取付けた。連通管4は15゜の傾斜をもたせ回転軸に
接続した。
処理条件はスラリーの温度約50℃、スラリー温度17wt
%(石膏として)、亜硫酸塩毎時3.5Kg molを回転数60r
pmで回転して処理し、酸化用の空気は毎時400m3N供給し
た。この運転条件で約1ケ月の運転を継続した。この間
の亜硫酸塩の酸化率は100%であり、約1ケ月運転のの
ち、液溜槽6を空にて点検した結果、気体供給管2内部
及び撹拌翼1のどこにもスケーリングの発生はなかっ
た。
(比較例) 第4図の態様をなす装置を用いて実施例と同様の処理
条件で試験を行なった。第1図との構造上の相違は撹拌
棒として、外径60.5mmφで、長さが1150mmの円管を4本
用い、それぞれの円管には直径8mmφの孔を1本当り8
ケ開孔した点である。
50時間運転後、装置本体に振動を発生し、運転を停止
した。この間の酸化率は100%であった。槽内のスラリ
ーを放出して開放点検したところ、第5図のように軟質
スケールと硬質スケールが撹拌棒円管内にみられ、気体
の噴射孔の2〜4個は硬質スケールで閉塞をきたしてお
り、噴射孔の直上部の円管内壁には硬質スケールがみら
れた。これは気体噴射時のスプラッシュが逆流して内壁
に付着してスケールになったと考えられる。
〔発明の効果〕
本発明気液接触装置によれば、気体供給部にスケール
の生成が防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の気液接触装置の概念図、第2図
は上記実施例の要部の斜視図、第3図は第2図のA−A
断面図、第4図は従来の気液接触装置の概念図、第5図
は第4図の装置を用いたときの撹拌用円管内でのスケー
ル発生状況を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖野 進 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−193635(JP,A) 特開 昭63−171626(JP,A) 特開 平1−258733(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液中に垂下された中空回転軸の下端に、斜
    め下方に傾むけた複数板の撹拌翼を水平方向に取付け、
    該翼上部にそれぞれ平板を接合し、該平板にはそれぞれ
    に前記中空回転軸と連通してなる気体供給管を取付け、
    該気体供給管の先端開孔部は前記平板を貫通させるとと
    もに該供給管から噴射した気体は撹拌翼に向けて衝突し
    たのち液中に分散されるようにし、前記撹拌翼と平板の
    接合部を前方に回転させるようにするとともに、前記気
    体供給管は該接合部より回転後方に設けてなることを特
    徴とする気液接触装置。
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