JPH0639240A - 湿式排煙脱硫装置 - Google Patents

湿式排煙脱硫装置

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JPH0639240A
JPH0639240A JP4199539A JP19953992A JPH0639240A JP H0639240 A JPH0639240 A JP H0639240A JP 4199539 A JP4199539 A JP 4199539A JP 19953992 A JP19953992 A JP 19953992A JP H0639240 A JPH0639240 A JP H0639240A
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JP
Japan
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storage tank
stirrer
angle
flue gas
wet flue
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JP4199539A
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English (en)
Inventor
Kunikatsu Yoshida
邦勝 吉田
Yasutsune Katsuta
康常 勝田
Hiroshi Ishizaka
浩 石坂
Naruhito Takamoto
成仁 高本
Hiroyuki Kako
宏行 加来
Hirobumi Yoshikawa
博文 吉川
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 底部に沈積する塊の生成を防いだ、保守点検
作業が迅速かつ容易な吸収液貯留槽を持つ湿式排煙脱硫
装置を提供すること。 【構成】 吸収液貯留槽2の側壁27に一以上の撹拌機
20を円周方向に間隔をおいて配置し、貯留槽水平断面
の中心を通り側壁27の撹拌機取り付け位置に至る直線
と、撹拌機20の撹拌翼回転軸22とがなす角度(θ)
を変化させて、一定時間間隔で特定の撹拌機20の角度
θを変化させるか、周期的に順次隣接する撹拌機20の
角度θを変化させる。こうして、貯留槽内の吸収液の流
動状態が一定時間毎、あるいは連続的に変化し、渦流1
8の中心に発生する下降流の位置も移動するため、下降
流衝突位置に沈積する生成物は塊28となるまもなく、
吸収液12の流れに同伴されるため、装置の運転の障害
とならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿式排煙脱硫装置に係
り、特に保守点検や運転操作を容易とする吸収液貯留槽
の構造に特徴を持つ湿式排煙脱硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ、加熱炉などの硫黄分を含む燃料
を燃焼させる装置から排出される排ガスには有害な硫黄
酸化物が含まれている。現在、排ガス中の硫黄酸化物を
除去する主流となっている浄化装置は湿式排煙脱硫装置
である。従来の湿式排煙脱硫装置の例を図5に示す。脱
硫塔1は、その内部にガス吸収部10を擁し、排ガス入
口3から流入した硫黄酸化物を含む排ガス16は、ガス
吸収部10を通る間に硫黄酸化物が除去されて、排ガス
出口4から浄化ガス17となって排出される。
【0003】脱硫塔1の下部は吸収液貯留槽2となって
おり、石灰石や石灰などの吸収剤と吸収生成物である石
膏や亜硫酸カルシムウなどとの混合物からなるスラリー
状の吸収液12が貯留されている。吸収液12は、吸収
液抜き出し管5、ポンプ6、ノズル配管7、ノズル8な
どからなる吸収液循環系統によりガス吸収部10に導か
れ、ノズル8から噴霧されて液滴11として落下する間
に排ガス16中の硫黄酸化物を吸収除去する。吸収液貯
留槽2内には、吸収生成物である亜硫酸カルシムウを石
膏に変えるために、酸化剤として空気を空気注入管13
から吹き込んでいる。また吸収液12の一部は循環系統
から脱水ライン9へ送られ、石膏が分離される。
【0004】図8に示すように吸収液貯留槽2の側壁2
7には、空気の吸収液12への速やかな溶解吸収を助長
するためと、吸収生成物の沈殿や吸収生成物塊28の生
成を防止するために撹拌機15a、15bが取り付けら
れている。大型ボイラなどに設置される湿式排煙脱硫装
置の吸収液貯留槽2は非常に大きなものであり、その中
の吸収液12を少ない動力で撹拌するのは容易ではな
い。一般には、図6に示すように、主として回転軸22
とその先端に取り付けた撹拌機23および他端のベース
に固定された電動機26からなる撹拌機15が複数台、
貯留槽2の周方向に配置される。さらに、撹拌機15の
取り付け位置P点を通る貯留槽水平断面の中心線40に
対して、回転軸22が一定角度(θ)だけ傾くように取
り付けられる。このような撹拌機15の取り付け状態に
おいては、吸収液貯留槽2内の吸収液12が貯留槽水平
断面の中心C点付近を中心とする単一の渦流18、19
を容易に形成し、いったん渦流18、19を形成した後
は少ない動力で吸収液12を撹拌、流動させる。撹拌機
15の取り付け位置P点においては、貯留槽側壁27を
撹拌機15の回転軸22が貫通しており、一般には図7
のように電動機26の回転軸22は貯留槽側壁27を貫
通する部分にパッキン31とパッキン押え32を備えた
固定シール部材35を用いてシールされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸収液
貯留槽内の吸収液は三次元的に流動しており、前述した
従来の吸収液12の貯留槽2の構造では、図8に示すよ
うに渦流19の中心部にあたる貯留槽水平断面の中心C
点付近に貯留槽上部の液面から底部へ至る下降流が存在
する。このため、中心C点の底部には石膏や亜硫酸カル
シウムなどからなる吸収生成物が沈積し、吸収生成物塊
28となる。吸収生成物塊28は、吸収液循環系統の閉
塞やスクリーングなどの流動障害の原因となるばかりで
なく、その除去作業には多大の労力を要し、脱硫塔保守
点検の際の作業能率を著しく低下させている。
【0006】上述のような問題点を解決する手段とし
て、図9〜図11に示す方法が提案されている。図9は
実開昭58−137422号、図10は実開昭58−1
37423号、図11は実開昭62−46420号で示
されているものである。図9の例は、吸収生成物が沈積
しやすい吸収液貯留槽2の底部の水平断面中心部まで吸
収液12の抜き出し管5を延長し、吸い込み口36a〜
36cを設けたものであり、貯留槽底部に沈降してくる
吸収生成物を吸い出して堆積を防ぐものである。しかし
ながら、吸い込み口36a〜36cの位置やサイズを適
正化する必要があり、技術的困難が伴う。図10の例
は、貯留槽底部中央部に山形部材37を置いたものであ
り、貯留槽底部中央部へ向かう下降流を貯留槽底部周辺
部へ向かわせ、撹拌機15a、15bで撹拌して、沈積
を防ぐものである。しかしながら、この方法でも吸収生
成物の沈積を完全に防ぐことはできず、山形部材上に吸
収生成物が堆積する。図11の例は、小孔39を設けた
山形部材38を貯留槽底部中央部に置き、小孔39から
酸化用の空気13を吹き込み、気泡14の撹拌効果によ
り山形部材38への吸収生成物の沈積を防ごうというも
のである。しかし、その効果は不十分であるばかりでな
く、小孔39の一部が閉塞するなどの新たな問題も発生
する。
【0007】また、上述の各従来例では、貯留槽2内の
吸収液12を除去する際に、貯留槽底部に残留する吸収
生成物に対してなんら対応することかできず、その除去
作業に多大な労力を要することに変わりない。
【0008】本発明の目的は、装置運転中にあっては、
吸収液貯留槽における石膏や亜硫酸カルシウムなどから
なる吸収生成物の沈積や、これに起因する吸収生成物塊
の生成を防ぎ、貯留槽内の吸収液の全量または大部分を
排出する停止操作時にあっては、貯留槽底部に残留する
吸収生成物の量を著しく減じることができ、保守点検作
業が迅速かつ容易な吸収液貯留槽を持つ湿式排煙脱硫装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、排ガスの入口と出
口を有し、供給された排ガスを吸収液と接触させて吸収
するガス吸収部と、吸収液の貯留槽と、貯留槽の吸収液
をガス吸収部へ導く循環系統からなり、前記吸収液貯留
槽の壁面に少なくとも一以上の撹拌翼を擁する撹拌機が
配置された吸収塔を備えた湿式排煙脱硫装置において、
該吸収塔の吸収液貯留槽水平断面の中心を通り貯留槽壁
面の撹拌機取り付け位置に至る直線と、前記撹拌機の撹
拌翼回転軸とがなす角度を変化させる撹拌機角度調整手
段を設けた湿式排煙脱硫装置である。
【0010】ここで、前記湿式排煙脱硫装置において、
前記吸収液貯留槽壁面に複数の撹拌機を配し、前記撹拌
機角度調整手段は一定時間間隔で特定の撹拌機の前記角
度を変化させることができる。また、前記吸収液貯留槽
壁面の周方向に複数の撹拌機を配し、前記撹拌機角度調
整手段は個々の撹拌機の前記角度を周期的に変化させる
と共に、個々の撹拌機の前記角度は隣接する撹拌機の角
度変化周期と略一致させ、その位相のみが隣接する撹拌
機間で順次ずれるようにしても良い。また、前記吸収液
貯留槽内の吸収液の全量または大部分を排出する停止操
作時に、前記撹拌機角度調整手段は一定時間間隔で特定
の撹拌機の前記角度を変化させても良い。さらに、前記
吸収液貯留槽内の吸収液の全量または大部分を排出する
停止操作時に、前記撹拌機角度調整手段は個々の撹拌機
の前記角度を周期的に変化させると共に、個々の撹拌機
の角度は隣接する撹拌機の角度変化周期と略一致させ、
その位相のみが隣接する撹拌機間で順次ずれるようにし
ても良い。
【0011】
【作用】本発明によれば、貯留槽内吸収液の流動状態が
一定時間毎、あるいは連続的に変化し、渦流の中心に発
生する下降流の位置も移動する。したがって、貯留槽底
部の下降流衝突位置に沈積する吸収生成物は固着した
り、吸収生成物塊となったりする間もまく、吸収液の流
れに同伴されるため、特定の領域に堆積したり、運転の
障害となる大きな吸収生成物塊を形成することがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。湿式排煙脱硫装置としての概略構成は図5に前
述した従来例と同じであり、本実施例になる吸収液貯留
槽を図1〜図3に示す。本発明では吸収液貯留槽2に複
数の角度可変機構付き撹拌機20a〜20fが取り付け
られている。本実施例では、貯留槽水平断面外周上の取
り付け間隔は等間隔であり、その位置をP1〜P6で示し
てある。角度可変機構付き撹拌機20a〜20fは、主
として摺動シール部材21、回転軸22、撹拌翼23、
駆動装置24、角度制御器25、電動機26からなる。
摺動シール部材21は図3に示すように、外面が球面状
または円柱状を呈しており、撹拌機の回転軸22が貫通
している。回転軸22の貫通部はパッキン31、パッキ
ン押さえ32でシールされている。摺動シール部材21
はパッキン33、押さえ部材34により、貯留槽側壁2
7に取り付けられている。図1に示す駆動装置24は回
転軸22と貯留槽水平断面の中心Cを通り貯留槽側壁2
7の撹拌機取り付け位置Pに至る直線とがなす角度θを
変化させるためのものであり、電動機26のベースに接
続され、電動機26の位置をP点を中心とする円周上で
変化させる。角度制御器25は角度設定信号41を受け
て、駆動装置24を動作させ、電動機26の位置を設
定、制御するものである。
【0013】本実施例はかかる構成であり、以下のよう
に作用する。通常運転時には従来例と同様に、前述した
撹拌機20a〜20fの角度θは同一に設定しておく。
この状態では吸収液貯留槽2内にはその中心点C付近を
中心とする単一の渦流18、19が形成され、少ない動
力で吸収液12を撹拌、流動させている。一定時間が経
過して、貯留槽中央底部に吸収生成物が沈積し、吸収生
成物塊28が生成し始めたら、複数台設置されている角
度可変機構付き撹拌機20a〜20fの中の特定の撹拌
機に角度変化信号を送り、角度θを変化させる。図1の
例ではP4およびP5の位置に配置された角度可変機構付
き撹拌機20dおよび20eの角度θを0度にして、撹
拌機回転軸22を吸収液貯留槽2の中心に向けている。
これにより、吸収液貯留槽2内の渦流18、19の中心
がC点からC’点へ移動する。そのため、図2に示すよ
うに、下降流が衝突して吸収生成物塊28が沈積してい
た場所は水平方向または上向きの流れに変わり、この流
れに同伴された吸収生成物塊28は吸収液貯流槽2の全
体に拡散されるように流動方向29に流動する。底部の
吸収生成物塊28が除去されたら、各度可変機構付き撹
拌機20d、20eの角度は元の角度θに戻して運転を
続ける。
【0014】本実施例では、複数台設置される撹拌機2
0の全部を角度可変機構付き撹拌機にする必要がなく、
特定の位置の撹拌機20のみ角度可変機構付き撹拌機と
すれば良いため、設備費が廉価となるばかりでなく、運
転操作も簡便になる。
【0015】なお、複数台設置される撹拌機20全部を
角度可変機構付き撹拌機にしておき、実際に角度変化を
行う撹拌機20を適宜選択するようにしておけば、貯留
槽底部全面にわたる吸収生成物塊28の除去に有効であ
る。
【0016】本発明の他の実施例は、図1に示したP1
〜P6の位置における角度可変機構付き撹拌機20a〜
20fの角度θを周期的に変化させるものである。この
場合、角度θの変化周期は全て等しくしておき、隣接す
る撹拌機20間でその位相をずらしておく。周期と位相
を適正に選択して、実際の渦流18、19の中心C’点
が貯留槽2の幾何学的な中心C点の周りを円運動するよ
うにする。また、本実施例では、吸収生成物の除去を連
続的に、かつ貯留槽底部全面にわたって行うことが可能
となる。
【0017】貯留槽底部の堆積物除去のために発生させ
る渦流は単一である必要はなく、図4のように複数の渦
流18を発生させても良い。このような渦流18は、例
えば以下のような撹拌機角度θの設定で発生させること
ができる。すなわち、図4においてP1点の撹拌機20
aは貯留槽2の幾何学的な中心C点に向ける。P1点に
隣接したP2点、P6点の各撹拌機20b、20fはそれ
ぞれP1点の方向に向ける。P3点の撹拌機20cはP2
点に向け、P5点の撹拌機20eはP6点に向ける。ま
た、P4点の撹拌機20dは停止させておく。このよう
な撹拌機20の角度設定によりC’点、C”点にそれぞ
れ中心をもつ二つの渦流18を発生させることができ、
渦流18が一つの場合よりもより迅速に吸収生成物の除
去を行うことができる。
【0018】本発明の別の実施例として、次のような操
作を採用することもできる。すなわち、貯留槽2内の吸
収液12の全量または大部分を排出する停止操作時に限
って、前述した実施例を適用することである。本発明の
適用を停止操作時に限定すれば、通常の運転操作は従来
と変わりなく、しかも貯留槽底部に残留する吸収生成物
の量を著しく減じることができるので、残留吸収生成物
の処理に要する労力を減ずることができ、保守点検作業
が迅速かつ容易となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、装置運転中にあって
は、吸収液貯留槽における石膏や亜硫酸カルシウムなど
からなる吸収生成物の沈積や、これに起因する吸収生成
物塊の生成を防ぎ、貯留槽内の吸収液の全量または大部
分を排出する停止操作時にあっては、貯留槽底部に残留
する吸収生成物の量を著しく減じることができ、保守点
検作業が迅速かつ容易となるなど、多大の効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例になる湿式排煙脱硫装置の
吸収液貯留槽の平面図である。
【図2】 図1のD−D’断面図である。
【図3】 本発明の一実施例における撹拌機取り付け部
の構造を示す図である。
【図4】 本発明の別の実施例になる湿式排煙脱硫装置
の吸収液貯留槽の平面図である。
【図5】 従来および本発明の湿式排煙脱硫装置を一般
的に説明する図である。
【図6】 従来の湿式排煙脱硫装置の吸収液貯留槽で図
5のA−A’断面図である。
【図7】 従来の湿式排煙脱硫装置の吸収液貯留槽にお
ける撹拌機取り付け部の構造を示す図である。
【図8】 図6のE−E’断面図である。
【図9】 従来の湿式排煙脱硫装置の吸収液貯留槽を示
す図である。
【図10】 従来の湿式排煙脱硫装置の吸収液貯留槽を
示す図である。
【図11】 従来の湿式排煙脱硫装置の吸収液貯留槽を
示す図である。
【符号の説明】
1…脱硫塔、2…吸収液貯留槽、5…吸収液抜き出し
管、12…吸収液、13…空気注入管、15…撹拌機、
18、19…渦流(吸収液流動方向)、20…角度可変
機構付撹拌機、21…摺動シール部材、22…回転軸、
23…撹拌翼、24…駆動装置、25…角度制御器、2
7…貯留槽側壁、28…吸収生成物塊、29…吸収生成
物塊流動方向、31、33…パッキン、32…パッキン
押え、34…押え部材、35…固定シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高本 成仁 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 加来 宏行 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 吉川 博文 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスの入口と出口を有し、供給された
    排ガスを吸収液と接触させて吸収するガス吸収部と、吸
    収液の貯留槽と、貯留槽の吸収液をガス吸収部へ導く循
    環系統からなり、前記吸収液貯留槽の壁面に少なくとも
    一以上の撹拌翼を擁する撹拌機が配置された吸収塔を備
    えた湿式排煙脱硫装置において、 該吸収塔の吸収液貯留槽水平断面の中心を通り貯留槽壁
    面の撹拌機取り付け位置に至る直線と、前記撹拌機の撹
    拌翼回転軸とがなす角度を変化させる撹拌機角度調整手
    段を設けたことを特徴とする湿式排煙脱硫装置。
  2. 【請求項2】 前記吸収液貯留槽壁面に複数の撹拌機を
    配し、前記撹拌機角度調整手段は一定時間間隔で特定の
    撹拌機の前記角度を変化させることを特徴とする請求項
    1記載の湿式排煙脱硫装置。
  3. 【請求項3】 前記吸収液貯留槽壁面の周方向に複数の
    撹拌機を配し、前記撹拌機角度調整手段は個々の撹拌機
    の前記角度を周期的に変化させると共に、個々の撹拌機
    の前記角度は隣接する撹拌機の角度変化周期と略一致さ
    せ、その位相のみが隣接する撹拌機間で順次ずれるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の湿式排煙脱硫装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸収液貯留槽内の吸収液の全量また
    は大部分を排出する停止操作時に、前記撹拌機角度調整
    手段は一定時間間隔で特定の撹拌機の前記角度を変化さ
    せることを特徴とする請求項2記載の湿式排煙脱硫装
    置。
  5. 【請求項5】 前記吸収液貯留槽内の吸収液の全量また
    は大部分を排出する停止操作時に、前記撹拌機角度調整
    手段は個々の撹拌機の前記角度を周期的に変化させると
    共に、個々の撹拌機の角度は隣接する撹拌機の角度変化
    周期と略一致させ、その位相のみが隣接する撹拌機間で
    順次ずれるようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    湿式排煙脱硫装置。
JP4199539A 1992-07-27 1992-07-27 湿式排煙脱硫装置 Pending JPH0639240A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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