JP2812387B2 - 回転ノズル装置 - Google Patents

回転ノズル装置

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JP2812387B2
JP2812387B2 JP8261245A JP26124596A JP2812387B2 JP 2812387 B2 JP2812387 B2 JP 2812387B2 JP 8261245 A JP8261245 A JP 8261245A JP 26124596 A JP26124596 A JP 26124596A JP 2812387 B2 JP2812387 B2 JP 2812387B2
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JP
Japan
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nozzle
rotating body
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rotary
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JP8261245A
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JPH1085632A (ja
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平三郎 佐々木
雅夫 中島
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Rix Corp
Nikken Lease Kogyo Co Ltd
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Rix Corp
Nikken Lease Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、さまざまな構造
物、壁面、車両等の洗浄や、吹き付け塗装、塗布、薬液
散布等に適用することができる、回転ノズル装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、さまざまな分野において、対
象物に所望流体(例えば、洗浄水)液を噴射して、噴射
効果を得る、噴射ノズルが広範に用いられている。かか
る噴射ノズルは、基本的には、適宜な圧送手段により、
流体をノズルチップに圧送し、噴射する構造としてい
る。また、このようなノズルチップを一面に複数並設し
て、ある程度の範囲に噴射流体が行き渡るようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
にしても、対象物が広い場合、満遍なく噴射効果を与え
るのは困難である。例えば、前者の単一ノズルの場合
は、ノズル自体を一方向に移動させながら、往復動作さ
せる手段を講ずる必要があるため、複雑な駆動機構が必
要となる。また、作業員自身が持って動かす場合にして
も、満遍なく噴射効果を与えるには、相当の熟練を要
し、大変な労力が強いられることとなる。一方、後者の
ノズルチップを一面に複数並設した構造のものでは、噴
射範囲が広がるものの、噴射範囲の中央近傍と、周辺と
において、噴射角度が異なるため、噴射効果にムラが生
じてしまい、結局、ある程度同じ箇所を繰り返し噴射す
る必要がある。本発明は、以上のような課題を改善する
ために提案されたものであって、さまざまな構造物、壁
面、車両等の洗浄や、吹き付け塗装、塗布等に適用する
ことができる、回転ノズル装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、噴出流体を導入して回転させながら
噴射するようにした回転ノズル装置において、支持台に
ノズル基部を取り付けて、このノズル基部に支持台下方
に突出するように、且つ回転駆動源により回転可能に回
転体を取り付け、前記ノズル基部からノズル基部内を通
って回転体に至るように噴出流体通路を有し、前記回転
体の外周側面に、放射線状に複数のノズルアームを着脱
可能に取り付けると共に、これらノズルアーム内に噴出
流体の通路を設けて回転体内の噴出流体通路に連通さ
せ、これらノズルアームの先端にそれぞれノズルチップ
を装着し、前記ノズルアームは、回転体の外周側面にお
ける取り付け箇所から所定寸法の、噴射範囲を決定する
水平部位を有して、このノズルアームの水平部位先端側
からノズルチップ装着箇所を、噴出流体の噴射方向が回
転体の回転中心方向に指向するように傾斜させると共
に、複数のノズルアームのうち、いくつかのノズルアー
ムの噴出流体の噴射方向を回転体の回転正方向に、残余
のノズルアームの噴出流体の噴射方向を回転負方向に所
定角度傾斜させる構成とした。また、前記複数のノズル
アームにおいて、隣り合うノズルアームの水平部位先端
側からノズルチップ装着箇所を、それぞれ回転体の回転
正方向と回転負方向に所定角度傾斜させて構成すること
ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる回転ノズル
装置について、一つの実施の形態を示し、添付の図面に
基づいて以下説明する。図1に回転ノズル装置1を示
し、この回転ノズル装置1は、適宜な支持台(図示省
略)に取り付けたノズル基部(図示省略)に、回転自在
に円筒状回転体2を取り付けて、ノズル基部の頂部側に
設けた導入口からノズル基部内を通って円筒状回転体に
至るように噴出流体通路3を形成する構成としている。
また、前記支持台には、円筒状回転体2に回転力を付与
する適宜な駆動手段(例えばモータおよび伝達機構等)
が設けられている。そして前記円筒状回転体2の外周側
面には、放射線状にノズルアーム4a、4b、4c、4
d、4e、4f、4g、4hがナットNによって着脱可
能に取り付けられている。これらノズルアーム4a〜4
hには噴出流体の通路5が形成され、円筒状回転体2内
の噴出流体通路3に連通している(図2参照)。前記ノ
ズルア−ム4a〜4hは、円筒状回転体2の外周側面に
おける取り付け箇所から噴射範囲を決定づけるように所
定距離水平状態にあり、先端側を前記水平部位に対して
所定角度(60度)、円筒状回転体2の回転軸側に向け
るようにしている。また、ノズルア−ム4aとノズルア
−ム4b、ノズルア−ム4cとノズルア−ム4d、……
…というように、2本ずつ互いに先端を近接するように
鉛直方向に対して所定角度(略30度)傾斜させてい
る。そしてこれらノズルア−ム4a〜4hの先端には、
それぞれノズルチップ6a、6b、6c、6d、6e、
6f、6g、6hが装着されている。なお、円筒状回転
体2に取り付けられるノズルア−ム4a〜4hおよびノ
ズルチップ6a〜6hの規格寸法、形状は、噴射対象物
によって、適宜選定し、取り付けるようにすることがで
きる。
【0006】以上のような回転ノズル装置1において、
ノズル基部の頂部側から噴出流体を導入し、ノズル基部
内を通って円筒状回転体2の噴出流体通路3に至らし
め、ノズルアーム4a〜4hの通路5を通ってノズルチ
ップ6a〜6hに噴出流体が供給された状態で、支持台
における駆動手段を起動して円筒状回転体2を回転させ
ると、噴出流体は円弧を描くように噴射対象物に当たる
(図3参照)。ここで、前記ノズルア−ム4a〜4h
は、先端側を水平部位に対して略60度、円筒状回転体
2の回転軸側に向けるようにしてあるので、ノズルア−
ム4a〜4hの水平部位によって決定づけられる噴射範
囲の端まで高角度(直角に近い)で噴出流体を当てるこ
とができる。また、前記ノズルア−ム4a〜4hの先端
側を水平部位に対して略60度円筒状回転体2の回転軸
側に向けたことにより、噴出流体を噴出範囲の中心側に
向かわせることができ、一層、ムラをなくすことができ
る。さらに、ノズルア−ム4a〜4hの先端側を、2本
ずつ互いに先端を近接するように鉛直方向に対して略3
0度傾斜させているので(図1、図4参照)、噴射対象
物表面に凹凸があっても、噴出流が、噴射対象物表面に
対して大きな角度(直角に近い)で当たるので、明確な
噴射効果が期待できる(図5参照)。
【0007】本発明にかかる回転ノズル装置1は、以上
のような効果を奏することができるので、さまざまな分
野での応用展開が期待できる。例えば、前記回転ノズル
装置1を、面積の広い対象物に適用した場合、噴射範囲
が明確に決まっているので、回転ノズル装置1を移動さ
せながら噴射しても、容易に満遍なく噴射効果を与える
ことができる。また、円筒状回転体2の回転機構のみで
よいので、軽量化が容易であり、作業員自身が持って動
かすような手動の洗浄装置(車両の洗車手段など)、塗
装装置としても有効である。
【0008】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば (1)噴射角度が高く、回転を伴う噴射により、噴射範
囲が明確になり、しかも回転体中心に向かって、噴射方
向を傾斜させることで、満遍なく噴射効果をもたらすこ
とができる。 (2)構造が単純であるので、軽量化が容易であり、作
業員自身が持って動かすような手動の装置に適用が可能
である。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転ノズル装置の一例を示す、
外観斜視説明図である。
【図2】図1に示す回転ノズル装置の一断面説明図であ
る。
【図3】本発明にかかる回転ノズル装置の噴射範囲の一
例を示した、模式的線図である。
【図4】本発明にかかる回転ノズル装置のノズルチップ
における噴射方向の一例を示した、模式的線図である。
【図5】本発明における回転ノズル装置の、噴射対象物
に対する噴射方向を示した、作用的断面説明図である。
【符号の説明】
1 回転ノズル装置 2 円筒状回転体 3 噴出流体通路 4a〜4h ノズルアーム 5 通路 6a〜6h ノズルチップ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−226215(JP,A) 特開 平8−218632(JP,A) 特開 平1−310757(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 3/00 - 3/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴出流体を導入して回転させながら噴
    射するようにした回転ノズル装置において、支持台にノ
    ズル基部を取り付けて、このノズル基部に支持台下方に
    突出するように、且つ回転駆動源により回転可能に回転
    体を取り付け、前記ノズル基部からノズル基部内を通っ
    て回転体に至るように噴出流体通路を有し、前記回転体
    の外周側面に、放射線状に複数のノズルアームを着脱可
    能に取り付けると共に、これらノズルアーム内に噴出流
    体の通路を設けて回転体内の噴出流体通路に連通させ、
    これらノズルアームの先端にそれぞれノズルチップを装
    着し、前記ノズルアームは、回転体の外周側面における
    取り付け箇所から所定寸法の、噴射範囲を決定する水平
    部位を有して、このノズルアームの水平部位先端側から
    ノズルチップ装着箇所を、噴出流体の噴射方向が回転体
    の回転中心方向に指向するように傾斜させると共に、複
    数のノズルアームのうち、いくつかのノズルアームの噴
    出流体の噴射方向を回転体の回転正方向に、残余のノズ
    ルアームの噴出流体の噴射方向を回転負方向に所定角度
    傾斜させる構成としたことを特徴とする回転ノズル装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数のノズルアームにおいて、隣
    り合うノズルアームの水平部位先端側からノズルチップ
    装着箇所を、それぞれ回転体の回転正方向と回転負方向
    に所定角度傾斜させて構成したことを特徴とする請求項
    1記載の回転ノズル装置。
JP8261245A 1996-09-10 1996-09-10 回転ノズル装置 Expired - Lifetime JP2812387B2 (ja)

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JPH1085632A JPH1085632A (ja) 1998-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015223390A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 酒井医療株式会社 自動洗髪装置及び入浴装置

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JP4778243B2 (ja) * 2005-01-27 2011-09-21 ケイミュー株式会社 基材の塗装方法

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JPH1085632A (ja) 1998-04-07

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